JPH039753Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はパチンコ遊戯場において用いるパチ
ンコ機械に設けるパチンコ球の検出器取付装置に
関するものである。

従来の技術 従来、図示は省略するが、パチンコ機械の球の
落下樋の下部には球の検出器を設け、落下樋を通
つて落下する球を検出して計数する方法が行われ
ている。

考案が解決しようとする問題点 ところが上記検出器の装置には次のような問題
がある。それは前記落下樋は、特にアウト球の落
下樋は一般に短時間に比較的大量の球が落下する
ためセーフ球の落下樋よりも容量を大きく、即
ち、断面積を大きく形成されている。そしてその
断面形状の大きさは各パチンコ機械のメーカー毎
に異つており、統一されていない。

このため検出器をパチンコ機械に取付ける際、
その落下樋の部分に取付けようとすると、取付け
る部分の形状が異るため、各取付部に合致した取
付装置をそれぞれ製造しなければならず、取付装
置は多種類になり、その製造の費用が多額に上る
ことが避けられない。

この考案は、そのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、一つの装置によつ
て前記のような異なるメーカーの、落下樋の断面
形状及び、その大きさの種々異つたパチンコ機械
に一つの装置で共通に取付けることのできる、パ
チンコ球の検出器取付装置を提供することであ
る。

問題点を解決するための手段 この考案を実施例を示す図面について述べる
と、第１図〜第１１図において、一定方向に検出
器１をガイドするガイド部２を有する保持部３；
前記ガイド部２に設けた、前記検出器１を固定す
る固定部４及びこれに用いる固定部材５；前記ガ
イド部２に設けた、前記検出器１をガイド部２の
軸方向には移動自在に、ガイド部２の軸方向と交
る方向には移動不能に支持する支持部６；前記保
持部３に設けた、パチンコ機械に取付ける第一取
付部７；前記ガイド部２の支持部６に、移動自在
に設けられた、パチンコ球の検出器１；該検出器
１に設けられた、パチンコ機械に取付ける第二取
付部８から成ることを特徴とするパチンコ球の検
出器取付装置である。

作 用 第１図に示すように、前記検出器１を、支持部
６に、ガイド部２の軸方向に移動自在に、かつそ
の軸方向と交る方向には移動不能に支持させ、次
に第２図に示すように、まず第一取付部７を用い
てパチンコ球の樋１０の一側に取付け、次に前記
検出器１を移動させ、該検出器１を樋１０の下に
位置させ、前記第二取付部８を樋１０に固定す
る。そうして固定部材５を用いて検出器１を固定
部４に固定する。

実施例 前記第一、第二取付部７，８は図示のように鍵
状に曲げられた尖鋭部１１を持ち、その先端を一
般に合成樹脂により形成されている樋１０に突き
刺して設ける、又ガイド部２には第５図に示すう
に多数の穴１２が設けられてあり、又この穴１２
中につきぬけてばね状の爪１３が設けられてい
る。前記検出器１は第６図〜第８図に示すよう
に、無色透明な合成樹脂により形成されたケーシ
ング１４と、第９図及び第１０図に示すような黒
色に着色されたカバー15から成つており、そして
ケーシング１４に形成されたラチエツト１６が前
記爪１３に咬み合わされている。又前記ケーシン
グ１４の中央部の第一室１７には発光素子が収納
して設けられ、第二室１８には受光素子（いづれ
も図示省略）が設けられており、その発光素子か
ら発せられて受光素子に至る光が、パチンコ玉に
阻止され、受光素子から、受光により発せられて
いた電気信号が、遮断され、その遮断回数を図示
しないカウンタで計数するようになつている。第
１１図はケーシング１４にカバー１５を被せた場
合を示し、光は矢印Ａ１４のように発せられるよ
うになつている。発光素子、受光素子等に対する
破線等はいづれも図示を省略されている。なお、
１９はケーシング１４とカバー１５とを固定した
固定部材を示す。

又ケーシング１４とカバー１５を嵌着して一体
とした場合、第１図に示すように、前記支持部６
を収容する間隙２０ができるようになつている。

なお、第６図、第７図中２１は中間部、第１０
図における２２は該中間部２０に被さる凹部であ
る。

又２３（第１図）は発光素子及び受光素子につ
ながるソケツトであり、２４はリブを示す。又、
このリブ２４、凹部２２は十字状に交つて形成さ
れており、これによりカバー１５は四つの穴２５
を有することになり、この四つの穴２５に、樋１
０からパチンコ玉が落下するようになつている。

考案の効果 この考案は前記のように構成されたことにより
多数のパチンコ機械が、各メーカー毎にその玉の
落下樋の断面形状、及びその大きさが異つても、
きわめて容易にパチンコ玉の検出器１を取付ける
ことができる。従つて多数の種類のパチンコ機械
に対して、この装置によつて共用することができ
る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図はパチ
ンコ球の検出器取付装置の斜視図、第２図は同装
置の使用状態を示す図、第３図は同装置の部分の
斜視図、第４図は同装置の部分の側面図、第５図
は同装置の一部の斜視図、第６図は同装置のケー
シングの平面図、第７図は同底面図、第８図は同
断面図、第９図は同装置の、カバーの平面図、第
１０図は同カバーの断面図、第１１図はケーシン
グに被せたカバーの平面図である。 １……検出器、２……ガイド部、３……保持
部、４……固定部、５……固定部材、６……支持
部、７……第一取付部、８……第二取付部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一定方向に検出器１をガイドするガイド部２を
   有する保持部３；前記ガイド部２に設けた、前記
   検出器１を固定する固定部４及びこれに用いる固
   定部材５；前記ガイド部２に設けた、前記検出器
   １をガイド部２の軸方向には移動自在に、ガイド
   部２の軸方向と交る方向には移動不能に支持する
   支持部６；前記保持部３に設けた、パチンコ機械
   に取付ける第一取付部７；前記ガイド部２の支持
   部６に、移動自在に設けられた、パチンコ球の検
   出器１；該検出器１に設けられた、パチンコ機械
   に取付ける第二取付部８から成ることを特徴とす
   るパチンコ球の検出器取付装置。