JPH0396733A - エンジンのバランサ装置 - Google Patents

エンジンのバランサ装置

Info

Publication number
JPH0396733A
JPH0396733A JP23270989A JP23270989A JPH0396733A JP H0396733 A JPH0396733 A JP H0396733A JP 23270989 A JP23270989 A JP 23270989A JP 23270989 A JP23270989 A JP 23270989A JP H0396733 A JPH0396733 A JP H0396733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
pair
balance
balancer
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23270989A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukimasa Kai
志誠 甲斐
Kyugo Hamai
浜井 九五
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP23270989A priority Critical patent/JPH0396733A/ja
Publication of JPH0396733A publication Critical patent/JPH0396733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、エンジンのバランサ装置に関し、特に、2次
ローリングモーメントの低減化の技術に関する。
〈従来の技術〉 エンジンのバランサ装置として、従来、第5図に示すよ
うなものがある(特公昭54−17882号公報,特公
昭56−7536号公報,特公昭60−4384号公報
及び実公昭52−32802号公報等参照)。
即ち、図において、コネクティングロッド81の小端部
82は、直列4気筒のエンジン83のシリンダ84内を
摺動するピストン85に連結され、大端部86はクラン
ク軸87のクランクピン88に連結されている。クラン
ク軸87のクランクジャーナル89は、エンジン83に
形威された軸受90に支持されている。上側バランサ9
1と下側バランサ92は、クランク軸87の軸線方向と
略平行な回転中心を有し、かつシリンダ軸心方向に所定
距離変位して配置されて対をなしている。両バランサ9
1.92は、図示しないチェーン及びチェーンスプロケ
ット等を介してクランク軸87の2倍の回転速度で夫々
互いに逆方向に回転する。
この場合、上側バランサ91はクランク軸87と同一方
向に、下側バランサ92は逆方向に回転される。
かかる構威によると、バランサ91.92をシリング軸
心方向に所定距離l変位させて配置することにより、直
列4気筒のエンジン83の上下方向慣性力とローリング
モーメントを同時に低減することができる。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら上述のような従来のバランサ装置にあって
は、バランサ91.92をシリンダ軸心方向に所定距離
l変位させて配置しなければならないので、当該変位位
置が限定されエンジンのレイアウトを決定する際に制約
を受けることとなり、補機を含めたエンジン全体の小型
化、コンパクト化が要求される車両用エンジンのバラン
サ装置としては改善の余地があった。
尚、特開昭56−63148号公報に示されるエンジン
のバランサ装置にあっては、機関のシリンダ軸心に対し
てほぼ左右対称の位置に一対のバランスシャフトを設け
、該対をなすバランスシャフトに大きさの異なるバラン
スウェイトを取付ける構戒としているが、該異なるバラ
ンスウェイトに応じた別の起振力が発生するという問題
がある。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、重
心の角度位相の異なるバランスウェイトを、前記対をな
すバランスシャフトに取付ける構或を採用することによ
り、効果的な2次ローリングモーメント低減効果を得る
ことのでき、かつコンパクト化も達成し得るエンジンの
バランサ装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本発明のエンジンのバランサ装置は、機関の
シリンダ軸心に対してほぼ左右対称の位置でかつクラン
ク軸線に平行に一対のバランスシャフトを設け、該対を
なすバランスシャフトに互いに重心の角度位相の異なる
バランスウェイトを取付け、前記対をなすバランスシャ
フトを互いに逆転させると共にクランク軸の回転数の2
倍の回転数で回転するようクランク軸に連動させた構戒
とする。
〈作用〉 かかる構戒において、シリンダ軸心に対してほぼ左右対
称の位置に一対のバランスシャフトが設けられるのでコ
ンパクト化が図れ、また重心の角度位相の異なるバラン
スウェイトを前記バランスシャフトに取付けることによ
/)該角度位相によって、エンジンが発住する2次ロー
リングモーメントを相殺するような2次ローリングモー
メントが発生するので、如何なる運転条件においても、
エンジンの2次ローリングモーメントの低減化を充分に
図れることになる。
従って、車室内の騒音低減効果も満足のいくものとなり
、更には、エンジンのコンパクト化も容易に実行できる
ことになる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、コネクティングロッド3の小端部3a
は、直列4気筒のエンジンのシリンダ1内を摺動するピ
ストン2に連結され、大端部3bはクランク軸(図示せ
ず)のクランクビン4に連結されている。クランク軸の
クランクジャーナル5はエンジンに形成された軸受(図
示せず)に支持されている。
エンジンのクランク軸を間に挟んだ左右両側位置のうち
図の左側に第1のバランサ7aが配置され、右側には第
2のパランサ7bが配置されている。両バランサ7a,
7b夫々のバランサ軸7A,7Bは、夫々クランク軸の
軸線方向と略平行な回転中心を有し、かつシリンダ1の
軸心方向に所定距離変位して配置されて対をなしている
。両バランサ軸7A,7Bは、図示しないチェーン及び
チェーンスブロケット等を介してクランク軸の2倍の回
転速度で夫々互いに相反する方向に回転する。
尚、第1図中、9はオイルパン、10はオイルフィルタ
、11は燃焼室、12aは吸気バルブ、12bは排気バ
ルブ、13は吸気管、l4は排気管、15は吸気スロッ
トル、16はカムシャフト、17は燃料噴射弁、18は
点火プラグである。
ここで、前記一対のバランサ7a,7b夫々には、後述
する重心の角度位相の異なるバランスウェイトが夫々備
えられている。
上記重心の角度位相の異なるバランスウェイトとして、
本発明にかかる第1実施例として第2図及び第3図に示
すようなものがある。
即ち、第2図に示すように、エンジンのクランク軸を間
に挟んだ左右両側位置のうち図の左側に配置される第1
のバランサ7aは、クランク軸がθだけ回転した場合に
、垂直軸■より反時計方向に2θ回転した位置に該バラ
ンサ7aの重心が位置するようにバランスウェイトの取
付位置が設定されており、一方、右側に配置される第2
のバランサ7bは、クランク軸がθだけ回転した場合に
、垂直軸■より時計方向に(2θ+β)だけ回転した位
置に該バランサ7bの重心が位置するようにバランスウ
ェイトの取付位置が設定されている。
次に、かかる構成の作用・効果について説明する。
尚、以下の説明については第3図を参照するものとする
先ず、夫々の往復運動部に関するモーメントは第1のパ
ランサ7aに関してはm.r.であるが、第2のバラン
サ7bに関しては前記位相差を考慮すると、   m+
+rm  +  ms+rm+   となる。
ピストン2の2次慣性力は、 FP =4Mprω”Azc o s 2θZ但し、 
M,:ピストン部質量 r:クランク半径 ω:角速度 θニクランク角 Az:1/λ+1/4λ3+・・・ λ:l/r(1:コンロッド長さ) Z:上下方向単位ベクトル また、バラノサにより発生する慣性力は、FB=−2m
mr+lω”C o s 2θZma+rg+ω”S 
i n (2θ一α+β)・sinβZ 但し、 ml1 r B1ω” S  I n  ( 2θ−α
+β)−cos βY m:往復運動部(カウンタウェイト) 質量 r:往復運動部(カウンタウェイト) 回転半径 ω:角速度 θ:クランク角 Y:前後方向単位ベクトル 添字B :第1のバランサ7a 添字B1:第1のバランサ7b となる。
従って、車体振動等に影響の大きい上下振動(Z或分)
を釣り合わせるためには、残留起振力FのZ方向につい
て考慮すればよい。
従って、前記F,とFllとの2式より、Fz = (
4MprAzc o s 2θ−2m++r++・co
s2θ ms+rm+s i n (2θ−α+β))Zが最小
となるようにすればよい。
次に、エンジンが発生する2次ローリングモーメンl−
M“は慣性力と爆発力のモーメンl−Mi,MCOMB
との総和となる。即ち、 M ’ 一M H + M COMI+であり、夫々 M,=4M,r”ω2B.s i n 2θMCOMl
=   K D”r (azs  i n2θ+bz’
cos2 θ) 但し、  D:シリンダ径 B2 :1/2+1/32λ4+・・・az,bz:図
示平均有効圧によって決まるハーモニック係数 またバランサが発生する2次モーメントM,は、M.=
−m..r.,,/−丁my +dgg  (Ll2C
 O S(2θ−α+β) ””  ms++rm+dgω”c o s 2θco
s(α一β)+m..r.,dlω2s i n2θs
in(α一β) 但し、 d,:クランク軸とバランサ軸との距離dly
:dlの戒分(第3図参照) d..:d.の戒分(第3図参照) となる。従って、合威される2次ローリングモーメント
Mは、 M=M’ +Mll =(4Mpr”ω”Bz  1’CD”r az+m.
+r.,d.ω”s i n (α−β))sin2θ
( πD2r bz+m++r+diω2C o s(
α一β))cos2θ となる。
ここで、sin(2θ−α+β) =sin20COS (α−β) cos2θsin(α一β) となるので、 4 MP r A2  2 m’s r *+ ms+
 r m+・sin(α−β)==O となるとき、前記残留起振力FのZ方向或分F2は最小
となる。
また、合威される2次ローリングモーメントMを、ねら
いとする運転領域においてOにすることで、エンジンが
発生する2次ローリングモーメントがバランサが発生す
る2次ローリングモーメントにより相殺されることにな
り、ある運転領域にマッチングして2次ローリングモー
メントの低減を図れることになる。
この結果、車室内の騒音低減効果も向上でき、かつバラ
ンサ装置のコンパクト化が達成でき、エンジン外装部品
の軽量化設計も効果的に実行できることになる。
また、本発明にかかる重心の角度位相の異なるバランス
ウェイトの第2実施例として第4図に示すようなものが
ある。
本実施例においては、エンジンのクランク軸を間に挟ん
だ左右両側位置のうち図の左側に配置される第1のバラ
ンサ27aは、クランク軸がθだけ回転した場合に、垂
直軸■より反時計方向に(2θ一β)回転した位置に該
バランサ27aの重心が位置するようにバランスウェイ
トの取付位置が設定されており、一方、右側に配置され
る第2のバランサ27bは、クランク軸がθだけ回転し
た場合に、垂直軸■より時計方向に(2θ+β)だけ回
転した位置に該バランサ27bの重心が位置するように
バランスウェイトの取付位置が設定されている。
即ち角度位相差を両方のバランサ27a,27bに均等
に振り分けたものである。
本第2実施例においても、第1実施例と同様の作用・効
果を奏するので、ここではその説明を省略する。
尚、上記実施例の構威は、本発明の構造的制約を示すも
のではなく、要は一対のバランサ夫々において互いに重
心の角度位相の異なるバランスウェイトを取付ける構戒
であれば良い。
又、上記実施例においては、両バランサ7a,7bは左
右対称、上下オフセット無しであったが、左右非対称、
上下オフセット有りでも、上記位相差を持たせることに
よりエンジン全体のバランスを保つことが可能となる。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係るバランサ装置による
と、一対のバランサ夫々において互いに重心の角度位相
の異なるバランスウェイトを取付ける構成として、該重
心の角度位相が異なることにより発生するアンバランス
量がエンジンの発生する2次ローリングモーメントを相
殺する2次ローリングモーメントを発生させる。もって
、一対のバランサにオフセット量を設けることなく、2
次ローリングモーメントを相殺することができる。
従って、車室内の騒音低減効果を向上できると共に、エ
ンジン全体のコンパクト化を図れる。
【図面の簡単な説明】
第■図は本発明に係るバランサ装置の一実施例を示すエ
ンジンの縦断面図、第2図は第1実施例として同上実施
例における重心の角度位相の異なるバランスウェイトの
セッティングを示す概略図、第3図は第l実施例におけ
る重心の角度位相が異なることによる作用を説明するた
めの図、第4図は第2実施例として重心の角度位相の異
なるバランスウェイトのセッティングを示す概略図、第
5図は従来のバランサ装置の概略図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 機関のシリンダ軸心に対してほぼ左右対称の位置でかつ
    クランク軸線に平行に一対のバランスシャフトを設け、
    該対をなすバランスシャフトに互いに重心の角度位相の
    異なるバランスウェイトを取付け、前記対をなすバラン
    スシャフトを互いに逆転させると共にクランク軸の回転
    数の2倍の回転数で回転するようクランク軸に連動させ
    たことを特徴とするエンジンのバランサ装置。
JP23270989A 1989-09-11 1989-09-11 エンジンのバランサ装置 Pending JPH0396733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23270989A JPH0396733A (ja) 1989-09-11 1989-09-11 エンジンのバランサ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23270989A JPH0396733A (ja) 1989-09-11 1989-09-11 エンジンのバランサ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0396733A true JPH0396733A (ja) 1991-04-22

Family

ID=16943552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23270989A Pending JPH0396733A (ja) 1989-09-11 1989-09-11 エンジンのバランサ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0396733A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145902A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 スズキ株式会社 多気筒エンジンユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018145902A (ja) * 2017-03-07 2018-09-20 スズキ株式会社 多気筒エンジンユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8757123B2 (en) Balancing an opposed-piston, opposed-cylinder engine
JPS6131332B2 (ja)
JPH0260886B2 (ja)
JPS6141034A (ja) V型8気筒四サイクル内燃機関
JPS62247132A (ja) V型6気筒エンジン
US4565169A (en) Balancer structure for three-cylinder engines
JPS5881250A (ja) V型多気筒内燃機関におけるバランシング構造
US4658777A (en) Balancer structure for three-cylinder engines
JP2870654B2 (ja) 並列2気筒4サイクルエンジン
US4519344A (en) V-type internal combustion engine
JPH0396733A (ja) エンジンのバランサ装置
JP3656921B2 (ja) 並列4気筒エンジンのクランク構造
JPS6123955Y2 (ja)
JP4587371B2 (ja) 並列多気筒4サイクルエンジン及び鞍乗型車両
JPH0776577B2 (ja) 自動二輪車用直列4気筒型エンジン
JPH0774661B2 (ja) V形8気筒機関のバランサ−装置
JPS60146934A (ja) 水平対向形3気筒エンジン
JPS5936759Y2 (ja) 4サイクル直列2シリンダエンジンの1次パランサ装置
JPS5837343A (ja) 直列3気筒エンジンの釣合装置
JPH074425A (ja) クランクシャフトのバランス構造
JPH02154832A (ja) エンジン用フライホイール
JPS6123956Y2 (ja)
JPH04307145A (ja) 車両用直列4気筒内燃機関におけるバランサ装置
JPS60208655A (ja) 内燃機関の振動防止装置
JPH0233898B2 (ja)