JPH0396693A

JPH0396693A - ロータリコンプレッサ

Info

Publication number: JPH0396693A
Application number: JP23341389A
Authority: JP
Inventors: Takashi Matsuzaka; 孝松坂
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-09-08
Filing date: 1989-09-08
Publication date: 1991-04-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、例えば、内側ケースとこの内側ケースを覆う
外側ケースとを有する二重ケース式のロータリコンブレ
ッサに関する。

（従来の技術）二重ケース式の密閉型コンブレッサは、例えば、実開昭
６３−５７３８４号公報に示すように公知であり、これ
は第５図に示すように構成されている。

すなわち、第５図に示すような密閉型ロータリコンブレ
ッサ１の外側ケース２の内部には、上端部が開口した内
部ケース３が収納されており、外側ケース２の内周面に
内側ケース開口端部３ａが接合し、内側ケース３の底部
３ｂにおいて、内側ケース３が外側ケース２に接合され
、支持されている。内側ケース３の内部において、その
下部には圧縮機構部４が設けられており、上部には電動
機部５が配設されている。そして、上記電動機部５は、
ステータ６が上記内側ケース３の内周面に嵌合して取り
付けられており、このステータ６の内側には上下方向に
軸心を持つ回転軸７があり、回転軸７の下端にはクラン
ク８が形成されている。

そして、これらのクランク８に対応する位置にはシリン
ダ９がそれぞれ配設されており、これらシリンダ９内に
位置するクランク８にはローラ１０が設けられている。

このローラ１０には上記シリンダ９に突設されたブレー
ドが当接されており、偏心されて回転するローラ１０と
シリンダ９との間で形成される圧縮室を仕切るようにな
っている。

また、外側ケース２と内側ケース３との間には、環状空
間部１３が設けられ、この環状空間部ｌ３には、圧縮機
構部４のシリンダ９に連通する内部吸込管１５が設けら
れている。なお１２は外部吸込管、２４は外部吐出管で
ある。

（発明が解決しようとする課題）ところで、第５図に示すように構威された二重ケース式
の密閉型ロータリコンプレッサは、圧縮機構部４を収納
した内側ケース３が外側ケース２に直接的に支持されて
いるために内側ケース３の振動が外側ケース２に伝達し
、騒音が発生しやすい。

また、内側ケース２内の圧縮機構部４に一端を接続した
内部吸込管１５の他端を環状空間部１３の上端に開口し
て設けたことによりアキュムレー夕として機能中させて
いるが、上記環状空間部１３の液冷媒等が上記内部吸込
管１５から侵入し、液ハンマを起こし、圧縮機が破損す
る恐れがある。

本発明は上記事情に着目しなされたもので、その目的と
するところは、アキュムレータとしての機能を持ち、し
かもコンプレッサの起動時、停止時および輸送時等によ
る振動によって内側ケースが外側ケースの内壁に衝突す
るのを防止することができる二重ケース式のコンブレッ
サを提供することにある。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段および作用）上記目的を達
成するために本発明は、圧縮機構部を収納した内側ケー
スとこの内側ケースを覆う外側ケースとを有し、内側ケ
ースは外側ケース下部に取り付けられた内部支持スプリ
ングにより弾性的に支持する。また、上記内側ケースと
上記外側ケースにより形成された環状空間部に、内側ケ
ース内の圧縮機構部に一端を接続し他端を上方に開口し
て環状空間部に突き出している内部吸込管を設け、この
内部吸込管の他端を覆うように、内側ケースの外周面に
内部リングを突設させたことにある。

環状空間部に吸込まれた冷媒は内部リングの上面に当り
、ここで気液分離されてアキュムレータとしての機能を
するとともに、内側ケースが横方向に振れたとき、内部
リングが外側ケースに当り、内部リングをストッパとし
て機能させる。

（実施例）以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図に基づいて説
明するが、従来と同一構成部分は同一符号を付してその
説明を省略する。

第１図は本発明の一実施例を示すもので、二重ケース式
のロータリコンブレッサを示す。

密閉型のロータリコンブレッサ１の外側ケース２は外部
支持グロメット１６により固定されている。また、内側
ケース３は外側ケース２の内部に収納され、内側ケース
支持台１７に複数の内部支持スプリング１８により弾性
的に支持される。上記内側ケース３の内部には第１の圧
縮機構部４ａと第２の圧縮機構１１４ｂとが設けられ、
これら両圧縮機構部４ａと４ｂのシリンダ９にはそれぞ
れ内部吸込管１５の一端部が接続されている。この内部
吸込管１５は内側ケース３の外周面に沿って上方へ折曲
されて突出しており、この内部吸込管１５の他端は環状
空間部１３に開口している。また内側ケース３の外周面
には内部リング１つが嵌合されている。この内部リング
１９は内側ケース３の外周面に鍔状に突出しており、こ
の外周縁部１９ａと外側ケース２の内周面との間には隙
間ｇが形成されている。さらに、内部リング１９の上面
部１９ｂには周方向に等間隔に複数個の連通孔２５が設
けられている。この連通孔２５は、まず内部リング１つ
の接線方向に対して直角なスリット２６を設け、このス
リット２６を境界として一方毎伸内部リング１つの一脅を上方へ、他方を下方へ膨出
成形することにより開口した斜め通路２７によって形成
されている。そして、上記連通孔２５と２５との間に位
置する内部リング１９の下面に近接して、上記内部吸込
管１５の開口部１５ａが位置している。

したがって、ロータリコンプレッサ１の運転に伴って外
部吸込管１２から外側ケース２の内部に吸込まれた冷媒
と冷凍機油の混合ガスは環状空間部１３の内部の内部リ
ング１つに当たる。内部リング１９には複数個の連通孔
２５が設けられているため、冷媒中の油分は連通孔２５
を通過して流れ落ち、外側ケース２の油溜り部１４に貯
溜される。一方、冷媒中のガス分は内部吸込管１５の開
口部１５ａから第１、第２の圧縮機構部４ａ，４ｂのシ
リンダ９内へ吸込まれて圧縮される。両圧縮機構部４　
ａ　ｓ　４　ｂによって圧縮された混合ガスは内部吐出
管２３、外部吐出管２４を介して外側ケース２の外部へ
吐出され冷凍サイクルへ供給される。また、内部リング
１つによって分離された油溜り部１４に貯溜された冷凍
機油は油吸上管２２により両圧縮機構部４ａ，４ｂのシ
リンダ９に供給される。

また、前述のように構成された二重ケース式の口−タリ
コンプレッサ１は、内側ケース３に内部リング１つが嵌
合され、環状空間部１３に鍔状に突出している。したが
って、ロータリコンプレッサ１を起動時、停止時および
輸送時に内側ケース３が横方向に振動しても内部リング
１つが外側ケース２の内壁に当ってストツパとしての役
目を果たし、内側ケース３が外側ケース２に衝突するの
を防止できる。この結果、内部支持スプリング１８、内
部吐出管２３、電源供給ターミナル２１および給電線２
０等の折損や外れを防止できる。

［発明の効果］以上説明したように本発明は、圧縮機構部を設けた内側
ケースと外側ケースにより形成された環状空間部に、内
側ケース内の圧縮機構部に一端を接続した内部吸込管を
設け、この内部吸込管の他端の開口部を覆うように、内
側ケースの外周面に内部リングを突設したことを特徴と
する。

したがって、内部リングがアキュムレー夕としての機能
を果たし、コンブレッサの外部にアキュムレータを設け
たものに比べ、設置スペースが少ない。また内部リング
は、コンブレッサの起動時、停止時および輻送時におけ
る内側ケースが外側ケースに当るのを防止するストッパ
としての役目を果たし、吐出管、その他の部品の破損や
外れを防止できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の一実施例を示すもので、第１
図は内部リングを有する二重ケース式のロータリコンプ
レッサの断面図、第２図は内部リングの正面図、第３図
は第２図に示す■−■線に沿った断面図、第４図は第２
図に示すＩＶ−ＩＶ線ある。１・・・ロータリコンプレッサ、２・・・外側ケース、
３・・・内側ケース、４・・・圧縮機構部、１３・・・
環状空間部、１５・・・内部吸込管、１８・・・内部支
持スプリング、１９・・・内部リング。＠　３Ｘフ只

Claims

【特許請求の範囲】

圧縮機構部を収納した内側ケースとこの内側ケースを覆
う外側ケースとを有する二重ケース式のロータリコンプ
レッサにおいて、内側ケースは外側ケースに内部支持ス
プリングにより弾性的に支持されているとともに、上記
内側ケースと上記外側ケースにより形成された環状空間
部に、内側ケース内の圧縮機構部に一端を接続した内部
吸込管を設け、この内部吸込管の他端の開口部を覆うよ
うに、内側ケースの外周面に内部リングを突設したこと
を特徴とするロータリコンプレッサ。