JP3301837B2 - 内部高圧式圧縮機 - Google Patents

内部高圧式圧縮機

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JP3301837B2
JP3301837B2 JP27871293A JP27871293A JP3301837B2 JP 3301837 B2 JP3301837 B2 JP 3301837B2 JP 27871293 A JP27871293 A JP 27871293A JP 27871293 A JP27871293 A JP 27871293A JP 3301837 B2 JP3301837 B2 JP 3301837B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は冷蔵庫や空気調和機等
に使用される内部高圧式の圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、冷蔵庫や空気調和機用の圧縮
機は以下の構造を有する。
【0003】即ち、密閉容器内の上側に電動要素が、下
側にこの電動要素によって駆動される回転圧縮要素が夫
々収納されている。電動要素は主巻線及び補助巻線を9
0゜の位相角で巻装している固定子とこの固定子の内側
に設けられた回転子とで構成されている。回転圧縮要素
はシリンダと、回転軸の偏心部によってシリンダの内壁
に沿って回転されるローラと、このローラの周面に圧接
されてシリンダ内の圧縮室を吸込側と吐出側とに区画す
るようにバネで押圧されるベーンと、シリンダの開口を
封じるとともに、回転軸を軸支する上部軸受及び下部軸
受とで構成されている。
【0004】そして、前記回転圧縮要素のシリンダ内で
圧縮された高圧ガスを前記密閉容器外のディスーパーヒ
ーターに導出して冷却した後、再び密閉容器内に導入す
る構成を備えている(例えば、特開昭58−98690
号公報参照)。
【0005】この種の圧縮機は、電磁騒音の原因である
電磁的なアンバランスを低減するために、電動要素のエ
アーギャップの均一化やエアーギャップの拡大による偏
心率の改善等の施されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成によると、電動要素のエアーギャップの均一化は構
造上の制約や組立上の制約があって効果的ではなく、ま
た、エアーギャップの拡大による偏心率の改善は電動要
素の性能低下を招き本末転倒となるという問題があっ
た。
【0007】そこで、電磁振動の振動系である軸系の剛
性をアップして固有振動数を電磁加振力の小さくなる領
域まで高める方法も考えられているが、回転軸の材質や
軸受の材料変更による剛性の向上はコストアップが大き
く、また、形状的な変更による剛性の向上は圧縮機の大
型化の防止という観点から寸法上の制約があるという問
題がある。
【0008】この発明は上記の問題を解決するもので、
コストアップや圧縮機の大型化を招くことなく、電磁振
動の振動系である軸系の剛性をアップでき、固有振動数
を電磁加振力の小さくなる領域まで高めて電磁振動を低
減できる圧縮機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、密閉容器内
に、固定子の主巻線及び補助巻線を90゜の位相角で巻
装した電動要素と、この電動要素で駆動される圧縮要素
とを収納すると共に、前記圧縮要素のフレームに吐出バ
ルブを取付け、このフレームをカップ状のマフラで被っ
ている内部高圧式圧縮機において、前記フレームには、
前記吐出バルブを前記主巻線に対応して位置させると共
に、前記補助巻線と対応する位置に前記マフラ内で補助
巻線に向かってV字状に延在する一対のリブを設けたも
のである。
【0010】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
フレームにおける剛性の弱い吐出バルブ装着部を加振方
向と直交位置に配置できると共に、加振方向にリブを配
置してフレームの剛性を効果的に向上することができ、
電磁振動の振動系である軸系の剛性をアップして、固有
振動数を電磁加振力の小さくなる領域まで高め、電磁振
動を低減できる。また、リブはマフラ内に収まる所定の
高さにフレームと一体成形すれば良いため、コストアッ
プや圧縮機の大型化を招くことも無い。
【0011】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基いて説明
する。
【0012】Aは内部高圧式の回転型圧縮機であり、
1は密閉容器で、この容器内には上側に電動要素2が、
下側にこの電動要素によって駆動される回転圧縮要素3
が夫々収納されている。電動要素2は有機系材料で絶縁
された主巻線4及び補助巻線23を90゜の位相角で巻
装した固定子5とこの固定子の内側に設けられた回転子
6とで構成されている。回転圧縮要素3はシリンダ7
と、回転軸8の偏心部9によってシリンダ7の内壁に沿
って回転させるローラ10と、このローラの周面に圧接
されてシリンダ7内を吸込側と吐出側とに区画するよう
にバネで押圧されるベーン(図示せず)と、シリンダ7
の開口を封じるとともに、回転軸8を軸支するフレーム
である上部軸受11及び下部軸受12とで構成されてい
る。
【0013】そして、上部軸受11にはシリンダ7の吐
出側と連通する吐出孔13が設けられている。また、上
部軸受11には吐出孔13を開閉する吐出弁14と、こ
の吐出弁を覆うように吐出マフラ15とが取付けられて
いる。
【0014】そして、オイルは回転圧縮要素3の摺動部
材であるローラ10とベーンとの摺動面を潤滑してい
る。
【0015】16は密閉容器1に取付けてシリンダ7の
吸込通路17に冷媒を案内する吸込管、18は密閉容器
1の上壁に取付けられて回転圧縮要素3で圧縮されてデ
ィスーパーヒーター19に一旦吐出されて冷却された
後、電動要素2を介して密閉容器1外に冷媒を吐出する
吐出管である。
【0016】20は前記吸入通路17内に圧入された合
成樹脂材料又は断熱性のある金属材料からなるパイプで
ある。このパイプには、一端部を外側へ折り返して成形
した折曲部21と、中間部を外側に突出成形したフラン
ジ22とが一体形成されている。
【0017】ここで、前記上部軸受11の吐出弁14の
装着部となる凹所36は前記主巻線4に対応して位置さ
れていると共に、前記上部軸受11の前記補助巻線23
と対応する位置には前記マフラ15内で補助巻線23に
向かってV字状に延在する一対のリブ24、25、2
6、27が上軸受11に一体形成されている(図2、図
3参照)。また、リブ24、25、26の上端には絞り
通路28、29、30が設けられ、各リブ間には室3
1、32、33、34が画成されている。
【0018】35はマフラ15に形成した吐出孔、37
は上部軸受11に形成した吐出孔である。即ち、圧縮機
Aが本実施例の如くディスーパーヒーター19による冷
却方式の場合には、吐出孔37が採用され、ファン空冷
方式の場合には、吐出孔35が採用される。
【0019】このように構成された回転型圧縮機Aにお
いて、吸込管16からシリンダ7内の吸込側に流入した
冷媒はローラ10とベーンとの協働で圧縮され、吐出孔
13を通って吐出弁14を開放して吐出マフラ15内に
吐出される。この吐出マフラ内の冷媒は、室31、リブ
24の通路28、室32、リブ25の通路29、室3
3、リブ26の通路30、室34、吐出孔37と順次通
過して一旦機外のディスーパーヒーター19へ導出され
て冷却された後、再び機内へ導入され、電動要素2のエ
アーギャップを介して吐出管18から密閉容器1外に吐
出される。
【0020】このとき、各リブの通路28、29、30
は絞り通路として作用し、各室31、室32、室33、
室34は膨張室として作用するため、吐出ガスの吐出圧
力脈動が効果的に低減されている。
【0021】ここで、上部軸受11における剛性の弱い
吐出弁14装着部である凹部36を電動要素2の加振方
向と直交位置に配置できると共に、加振方向にリブ2
4、25、26、27を配置して上部軸受11の剛性を
効果的に向上することができ、電磁振動の振動系である
軸系の剛性をアップして、固有振動数を電磁加振力の小
さくなる領域まで高め、電磁振動を低減できる。これに
より、ディスーパーヒーター19による冷却方式でも吐
出ガスの圧力脈動がディスーパーヒーター19を加振し
ないようにすることができる。これは、見かけ上の軸系
の固定端がリブ24、25、26、27の上部位置に移
動したと考えられ、軸系の固有振動数が向上したためと
考えられる。
【0022】また、リブ24、25、26、27はマフ
ラ15内に収まる所定の高さに上部軸受11と一体成形
すれば良いため、コストアップや圧縮機の大型化を招く
ことも無い。
【0023】尚、圧縮機Aがファン空冷式の場合は、上
述したようにリブ25の上部に形成されたマフラ15の
吐出孔35を採用して、室33、34を共鳴室とするこ
とにより、密閉容器1内の定在波の発生を防止できる。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フレー
ムにおける剛性の弱い吐出バルブ装着部を加振方向と直
交位置に配置できると共に、加振方向にリブを配置して
フレームの剛性を効果的に向上することができ、電磁振
動の振動系である軸系の剛性をアップして、固有振動数
を電磁加振力の小さくなる領域まで高め、電磁振動を低
減できる。また、リブはマフラ内に収まる所定の高さに
フレームと一体成形すれば良いため、コストアップや圧
縮機の大型化を招くことも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す回転型圧縮機の縦断
面図である。
【図2】上部軸受の平面図である。
【図3】図3のAーAセクションにおける断面図であ
る。
【図4】マフラの平面図である。
【図5】マフラと上部軸受の平面図である。
【図6】図5のB−Bセクションにおける断面図であ
る。
【符号の説明】
A 回転圧縮機 1 密閉容器 2 電動要素 3 回転圧縮要素 4 主巻線 7 シリンダ 11 上部軸受(フレーム) 15 マフラ 19 ディスーパーヒーター 23 補助巻線 24、25、26、27 リブ 28、29、30 通路 31、32、33、34 室 35、37 吐出孔 36 凹所

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器内に、固定子の主巻線及び補助
    巻線を90゜の位相角で巻装した電動要素と、この電動
    要素で駆動される圧縮要素とを収納すると共に、前記圧
    縮要素のフレームに吐出バルブを取付け、このフレーム
    をカップ状のマフラで被っている内部高圧式圧縮機にお
    いて、前記フレームには、前記吐出バルブを前記主巻線
    に対応して位置させると共に、前記補助巻線と対応する
    位置に前記マフラ内で補助巻線に向かってV字状に延在
    する一対のリブを設けたことを特徴とする内部高圧式圧
    縮機。
JP27871293A 1993-11-08 1993-11-08 内部高圧式圧縮機 Expired - Fee Related JP3301837B2 (ja)

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CN110608170A (zh) * 2019-10-30 2019-12-24 广东美芝精密制造有限公司 一种消音结构和压缩机
CN112814911B (zh) * 2019-11-18 2023-02-28 广东美芝精密制造有限公司 压缩机的轴承和压缩机
CN113339266A (zh) * 2020-03-02 2021-09-03 瑞智精密股份有限公司 泵浦排气机构

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