JPH0395888A - 電界放出型電子放出素子 - Google Patents
電界放出型電子放出素子Info
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- JPH0395888A JPH0395888A JP1233937A JP23393789A JPH0395888A JP H0395888 A JPH0395888 A JP H0395888A JP 1233937 A JP1233937 A JP 1233937A JP 23393789 A JP23393789 A JP 23393789A JP H0395888 A JPH0395888 A JP H0395888A
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Landscapes
- Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は電界放出型電子放出素子に関する。
[従来の技術]
従来、電子放出素子としては熱陰極型電子放出素子が多
く用いられていたが、熱電極を利用した電子放出は加熱
によるエネルギーロスが大きいこと、予備加熱が必要で
あること等の問題点を有していた。
く用いられていたが、熱電極を利用した電子放出は加熱
によるエネルギーロスが大きいこと、予備加熱が必要で
あること等の問題点を有していた。
これらの問題点を解決するため冷陰極型の電子放出素子
がいくつか提案されており、その中に局部的に高電界を
発生させ、電界放出により電子放出を行なわせる電界効
果型の電子放出素子がある。
がいくつか提案されており、その中に局部的に高電界を
発生させ、電界放出により電子放出を行なわせる電界効
果型の電子放出素子がある。
第7図は上記の電界放出型の電子放出素子の一例を示す
概略的部分断面図であり、第8図(a)〜(d)はその
製造方法を説明するための概略的工程図である. 第7図に示すように、St等の基体701上にMo(モ
リブデン)等により形成された点状電子放出部708を
設け、この点状電子放出部708を中心として開口部が
設けられたSi02等の絶縁層702が形成され、この
上に前記円錐形状の尖頭部の近傍にその端部が形成され
た引き出し電極709が設けられている。
概略的部分断面図であり、第8図(a)〜(d)はその
製造方法を説明するための概略的工程図である. 第7図に示すように、St等の基体701上にMo(モ
リブデン)等により形成された点状電子放出部708を
設け、この点状電子放出部708を中心として開口部が
設けられたSi02等の絶縁層702が形成され、この
上に前記円錐形状の尖頭部の近傍にその端部が形成され
た引き出し電極709が設けられている。
このような構造の電子放出素子において、基体701と
引き出し電極709との間に電圧を印加すると、電界強
度の強い尖頭部から電子が放出される。
引き出し電極709との間に電圧を印加すると、電界強
度の強い尖頭部から電子が放出される。
上記電子放出素子は、次のような工程で作成される。
■まず、第8図(a)に示すように、St等の基体70
1の上にSi02酸化膜等の絶縁層702を形成する。
1の上にSi02酸化膜等の絶縁層702を形成する。
■電子ビーム蒸着等によりMO層709を形成する。
■P M M A ( poly− methyl−
methacrylate)等の電子線レジストを、ス
ピンコート法を用いてMO層709上に塗布する。
methacrylate)等の電子線レジストを、ス
ピンコート法を用いてMO層709上に塗布する。
■電子ビームを照射してパターニングを行った後イソブ
ロビルアルコール等で電子線レジストを部分的に除去す
る。
ロビルアルコール等で電子線レジストを部分的に除去す
る。
■MO層709を選択的にエッチングして第1の開口部
603を形成する。
603を形成する。
■電子線レジストを完全に除去したのち、弗化水素酸を
用いて絶縁層702をエッチングして第2の開口部70
4を形成する。
用いて絶縁層702をエッチングして第2の開口部70
4を形成する。
■次に、第8図(b)に示すように、回転軸Xを中心と
して基体701を回転させながら、一定の角度θ傾斜さ
せてAj2をM o Fl7 0 9の上面に蒸着させ
てAn層705を形成する。このとき前記MO層709
の側面部にもAI,が蒸着されるので、この蒸着量を制
御することにより、第1の開口部703の直径を任意に
小さくすることができる。
して基体701を回転させながら、一定の角度θ傾斜さ
せてAj2をM o Fl7 0 9の上面に蒸着させ
てAn層705を形成する。このとき前記MO層709
の側面部にもAI,が蒸着されるので、この蒸着量を制
御することにより、第1の開口部703の直径を任意に
小さくすることができる。
次に、第8図(C)に示すように、基体701に対して
垂直にMOを電子ビーム蒸着等によって蒸着する。この
ときMOはA1層705上および基体701上だけでな
(AJ2層705の側面にも堆積されるので、第1の開
口部703の直径はMO層706の積層に伴って段々小
さくなっていく。この第1の開口部703の直径の減少
に伴って基体に堆積されていく蒸着物(MO)の蒸着範
囲も小さくなっていくために、基体701上には略円錐
形状の!極18が形成される。
垂直にMOを電子ビーム蒸着等によって蒸着する。この
ときMOはA1層705上および基体701上だけでな
(AJ2層705の側面にも堆積されるので、第1の開
口部703の直径はMO層706の積層に伴って段々小
さくなっていく。この第1の開口部703の直径の減少
に伴って基体に堆積されていく蒸着物(MO)の蒸着範
囲も小さくなっていくために、基体701上には略円錐
形状の!極18が形成される。
最後に、第8図(d)に示すように、堆積したMo層7
06およびAJl層705を除去することにより、電界
放出型電子放出素子が形成される。
06およびAJl層705を除去することにより、電界
放出型電子放出素子が形成される。
[発明が解決しようとする課題コ
しかし、上記従来例では電界形成空間および電子放出部
を作製工程で斜め蒸着等の技術を用いるため、3ミクロ
ン以下の微細な電界放出型電子放出素子を作製すること
ができなかった。
を作製工程で斜め蒸着等の技術を用いるため、3ミクロ
ン以下の微細な電界放出型電子放出素子を作製すること
ができなかった。
[課題を解決するための手段]
本発明の第1の要旨は、絶縁性材料により形成された基
体の表面に設定した任意の円周に沿って集束イオンビー
ムを照射することにより、該基体中にイオン注入領域を
形成し、 該基体にイオン注入領域を施すことに化学的エッチング
処理を除去して底部に突起を有する電界形成空間を形成
し、 該突起を導電性材料で被覆することにより点状電子放出
部を形成し、 前記基体の表面の前記電界形成空間以外の部分を導電性
材料で被覆することにより、前記点状電子放出部と電界
を形成する引出し電極を形成したことを特徴とする電界
放出型電子放出素子に存在する。
体の表面に設定した任意の円周に沿って集束イオンビー
ムを照射することにより、該基体中にイオン注入領域を
形成し、 該基体にイオン注入領域を施すことに化学的エッチング
処理を除去して底部に突起を有する電界形成空間を形成
し、 該突起を導電性材料で被覆することにより点状電子放出
部を形成し、 前記基体の表面の前記電界形成空間以外の部分を導電性
材料で被覆することにより、前記点状電子放出部と電界
を形成する引出し電極を形成したことを特徴とする電界
放出型電子放出素子に存在する。
本発明の第2の要旨は、表面に絶縁体層を有し、半導体
材料または導電性材料により形成された基体の表面に設
定した任意の円周に沿って集束イオンビームを照射する
ことにより該基体中にイオン注入領域を形成し、 該基体にイオン注入領域を施すことに化学的エッチング
処理を除去して底部に突起を有する電界形成空間を形成
し、 該突起を導電性材料で被覆することにより点状電子放出
部を形成し 前記基体の表面の前記電界形成空間以外の部分を導電性
材料で被覆することにより、前記点状電子放出部と電界
を形成する引出し電極を形成したことを特徴とする電界
放出型電子放出素子に存在する。
材料または導電性材料により形成された基体の表面に設
定した任意の円周に沿って集束イオンビームを照射する
ことにより該基体中にイオン注入領域を形成し、 該基体にイオン注入領域を施すことに化学的エッチング
処理を除去して底部に突起を有する電界形成空間を形成
し、 該突起を導電性材料で被覆することにより点状電子放出
部を形成し 前記基体の表面の前記電界形成空間以外の部分を導電性
材料で被覆することにより、前記点状電子放出部と電界
を形成する引出し電極を形成したことを特徴とする電界
放出型電子放出素子に存在する。
[作用]
本発明は、結晶材料の所定位置に集束イオンビームを照
射してイオン注入領域を形成し、次いでイオン注入領域
を施して前記イオン注入領域の所定領域を除去すること
により、電界形成空間を形成したので、電界放出型電子
放出素子を作製することができる。
射してイオン注入領域を形成し、次いでイオン注入領域
を施して前記イオン注入領域の所定領域を除去すること
により、電界形成空間を形成したので、電界放出型電子
放出素子を作製することができる。
[実施例]
(実施例1)
第1図は本実施例に係る電界放出型電子放出素子の製造
方法を説明するための図である。図において、(a)〜
(d)は断面図であり、(a′)〜(d′)は斜視図で
ある。基体101としては絶縁体の単結晶であるイット
リウム・鉄・ガーネット(YIG)等を用いることがで
きるが、本実施例ではYrGを用いた。また基体の面方
向は(111)とした。
方法を説明するための図である。図において、(a)〜
(d)は断面図であり、(a′)〜(d′)は斜視図で
ある。基体101としては絶縁体の単結晶であるイット
リウム・鉄・ガーネット(YIG)等を用いることがで
きるが、本実施例ではYrGを用いた。また基体の面方
向は(111)とした。
■先ず第1図(a)および(a′)に示したように、0
,1μmφ以下に集束した160KeVのBe2+イオ
ンビーム102により、YIG基体101にイオン注入
を行なった。イオン注入量は、電極配線空間部を形成す
る部分(図中、103)においては4X10”イオン/
c m ’とし、電界形成空間部を形成する部分(図
中、104)においては2X10”イオン/cm’ と
した。また、電界形成空間部を形成する部分のイオン注
入は、所定位置を中心とした0.4μmφの円周に沿っ
て行った。注入されたBeは試料101内部で散乱し、
第1図(a)に示したような水滴型の注入領域105を
形成した。
,1μmφ以下に集束した160KeVのBe2+イオ
ンビーム102により、YIG基体101にイオン注入
を行なった。イオン注入量は、電極配線空間部を形成す
る部分(図中、103)においては4X10”イオン/
c m ’とし、電界形成空間部を形成する部分(図
中、104)においては2X10”イオン/cm’ と
した。また、電界形成空間部を形成する部分のイオン注
入は、所定位置を中心とした0.4μmφの円周に沿っ
て行った。注入されたBeは試料101内部で散乱し、
第1図(a)に示したような水滴型の注入領域105を
形成した。
■続いて、試料を室温のりん酸中に浸すことによって、
その注入領域のみを選択的にエッチングし、第1図(b
)および(b′)に示したような、電界形成空間106
、電極配線空間107および前記所定位置の試料表面か
ら深さ0.5μmの位置心先端の尖った突起108を形
成した。
その注入領域のみを選択的にエッチングし、第1図(b
)および(b′)に示したような、電界形成空間106
、電極配線空間107および前記所定位置の試料表面か
ら深さ0.5μmの位置心先端の尖った突起108を形
成した。
■次に、試料表面に垂直方向から例えばタングステン(
W)を厚さ0.2μm真空蒸着することにより、第1図
(C)および(C′)に示したように、引出し電8i1
09、電極配線110および点状電子放出部111を同
時に形成した。
W)を厚さ0.2μm真空蒸着することにより、第1図
(C)および(C′)に示したように、引出し電8i1
09、電極配線110および点状電子放出部111を同
時に形成した。
この状態で電極配線110と引出し電極109との間に
30Vの電圧を印加すると、点状電子放出部から50μ
A以上の電子放出が得られた。
30Vの電圧を印加すると、点状電子放出部から50μ
A以上の電子放出が得られた。
■この素子の電子放出特性向上のために、第1図(d)
、(d′)に示したように、基体101の表面に、垂直
方向から、仕事関数の低い材料としてLaB6212を
、厚さ200λとなるように真空蒸着した. このようにして作威した電界放出型電子放出素子の電極
配線と引出し電極とに25Vの電圧を印加したところ、
点状電子放出部からiooμA以上の電子放出が得られ
た。すなわち、仕事関数の低い材料で表面を被覆するこ
とにより、引出し電圧の低下あるいは、同じ引出し電圧
における放出電流の増大が得られた。仕事関数の低い材
料としては,LaBa以外では、SmB.等のホウ化物
あるいはTiC%ZrC等の炭化物が有効であった。
、(d′)に示したように、基体101の表面に、垂直
方向から、仕事関数の低い材料としてLaB6212を
、厚さ200λとなるように真空蒸着した. このようにして作威した電界放出型電子放出素子の電極
配線と引出し電極とに25Vの電圧を印加したところ、
点状電子放出部からiooμA以上の電子放出が得られ
た。すなわち、仕事関数の低い材料で表面を被覆するこ
とにより、引出し電圧の低下あるいは、同じ引出し電圧
における放出電流の増大が得られた。仕事関数の低い材
料としては,LaBa以外では、SmB.等のホウ化物
あるいはTiC%ZrC等の炭化物が有効であった。
第2図は、上述のイオン照射に使用した試料イオンビー
ム走査装置の概略構成を示す模式的説明図である。
ム走査装置の概略構成を示す模式的説明図である。
以下、本装置によるイオンビームの操作方法について、
詳細に説明する。
詳細に説明する。
■Au−Si−Be液体金属イオン源201より電界放
出したイオンビームを電気的コンデンサレンズ202で
集束し、EXB質景分離器203で必要な種のみを分離
する。
出したイオンビームを電気的コンデンサレンズ202で
集束し、EXB質景分離器203で必要な種のみを分離
する。
■その後、対物レンズ204で再び集束し、コンピュー
タ制御によりイオンビームを偏向してターゲット207
に照射する。
タ制御によりイオンビームを偏向してターゲット207
に照射する。
■ターゲット207は、移動自在なステージ装置205
のステージ206を、ステージ装置205に付設された
移動手段によって、XY面内を自在に移動されて所望位
置Cセットされる。なお、第2図に於いて、208はS
EI,209はファラデーカップである。
のステージ206を、ステージ装置205に付設された
移動手段によって、XY面内を自在に移動されて所望位
置Cセットされる。なお、第2図に於いて、208はS
EI,209はファラデーカップである。
第2図の装置を用いた場合のイオン注入条件は、例えば
、SiまたはBeイオンをYIGの(111)基体に垂
直に照射する場合には、加速電圧40〜80KV、ビー
ム径0.1μmとすればよい。
、SiまたはBeイオンをYIGの(111)基体に垂
直に照射する場合には、加速電圧40〜80KV、ビー
ム径0.1μmとすればよい。
第3図及び第4図はそれぞれBe,Stの集束イオンビ
ームの注入量またはイオンの加速電圧を変化させてBe
又はStを注入し、注入領域の所定領域を室温のりん酸
によりエッチングして除去した場合のエッチング深さを
示したものである。
ームの注入量またはイオンの加速電圧を変化させてBe
又はStを注入し、注入領域の所定領域を室温のりん酸
によりエッチングして除去した場合のエッチング深さを
示したものである。
第3図および第4図からわかるように、電界形成空間お
よび電極配線空間の大きさは集束イオンビームの加速電
圧、イオン注入量、イオン種により任意に設定すること
ができる。
よび電極配線空間の大きさは集束イオンビームの加速電
圧、イオン注入量、イオン種により任意に設定すること
ができる。
(実施例2)
第5図は、基体としてStを3X10”イオン/c m
2 ドーブしたN形GaAs半導体単結晶を用いた電
界放出型電子放出素子の製造方法を説明するための断面
図である。
2 ドーブしたN形GaAs半導体単結晶を用いた電
界放出型電子放出素子の製造方法を説明するための断面
図である。
■先ず、′M5図(a)e示したように、基体501上
に真空蒸着法により形成した厚さ0. 2μmのSi
02膜502の所定の位置を中心とした0.4μmφの
内側に、0.1μmφに集束した80KeVのAu2+
イオンビーム503を8×10′6イオン/ c m
2で照射し、スバッタエッチングにより除去した。
に真空蒸着法により形成した厚さ0. 2μmのSi
02膜502の所定の位置を中心とした0.4μmφの
内側に、0.1μmφに集束した80KeVのAu2+
イオンビーム503を8×10′6イオン/ c m
2で照射し、スバッタエッチングにより除去した。
■次いで、第5図(b)で示したように、0. 1μ
mφ以下に集束した160keVのSt”!イオンビー
ム504を、2X10”イオン/ c m 2の注入量
で、所定の位置を中心とした0.35μmφの円周(沿
って注入し、水滴状の注入領域505を形成した. ■続いて試料を70℃に加熱した塩酸中に浸すことによ
り、イオン注入領域のみが選択的にエッチングし、第5
図(C)に示したように、電界形成空間506および先
端の尖った突起507を形成した。
mφ以下に集束した160keVのSt”!イオンビー
ム504を、2X10”イオン/ c m 2の注入量
で、所定の位置を中心とした0.35μmφの円周(沿
って注入し、水滴状の注入領域505を形成した. ■続いて試料を70℃に加熱した塩酸中に浸すことによ
り、イオン注入領域のみが選択的にエッチングし、第5
図(C)に示したように、電界形成空間506および先
端の尖った突起507を形成した。
■さらに、基体表面に、垂直方向から、例えばAu−G
e合金等のN形GaAsにオーム性接合となる金を、厚
さが0.2μmとなるように真空蒸着し、続いて400
℃、3分間の熱処理によるアロイ化を行なった。これに
より、第5図(d)に示したような引出し電極508お
よび点状電子放出部509を形成した。
e合金等のN形GaAsにオーム性接合となる金を、厚
さが0.2μmとなるように真空蒸着し、続いて400
℃、3分間の熱処理によるアロイ化を行なった。これに
より、第5図(d)に示したような引出し電極508お
よび点状電子放出部509を形成した。
この状態でGaAs基体501と引出し電極508との
間に40Vの電圧を印加することにより、点状電子放出
部509から50μA以上の電子放出が得られた。
間に40Vの電圧を印加することにより、点状電子放出
部509から50μA以上の電子放出が得られた。
■この素子の電子放出特性向上のために、第5図(e)
に示したように、試料表面に垂直方向から仕事関数の低
い材料、例えばLaBs510を厚さ200人となるよ
うに真空蒸着した。
に示したように、試料表面に垂直方向から仕事関数の低
い材料、例えばLaBs510を厚さ200人となるよ
うに真空蒸着した。
このようにして作成した電界放出型電子放出素子のGa
As基体と引出し電極との間に電圧30V以上を印加し
たところ、点状電子放出部から100uA以上の電子放
出が得られた。
As基体と引出し電極との間に電圧30V以上を印加し
たところ、点状電子放出部から100uA以上の電子放
出が得られた。
(実施例3)
第6図は本発明の電界放出形電子放出素子をマルチ化し
た一例を示す図であり、素子表面付近の一部の斜視図で
ある。
た一例を示す図であり、素子表面付近の一部の斜視図で
ある。
各材料および作製条件は、第1図の(a).(a′)〜
(C),(C’) と同様である。
(C),(C’) と同様である。
本実施例では、電子放出部のピッチを1.2μmとし、
4行15列を11.位として、250μm口の中に64
単位を形成した。
4行15列を11.位として、250μm口の中に64
単位を形成した。
引出し電極602と電子放出部603の全てに電圧45
Vを印加したところ、放出電流密度として300A/a
m’が得られた。
Vを印加したところ、放出電流密度として300A/a
m’が得られた。
なお、本実施例は引出し電極が一体となっており、それ
ぞれの電子放出部は電気的に独立している場合について
示したが、引出し電極はそれぞれ電気的に独立していて
も一体であってもよく、また、各電子放出部は電気的に
共通であってもよい。
ぞれの電子放出部は電気的に独立している場合について
示したが、引出し電極はそれぞれ電気的に独立していて
も一体であってもよく、また、各電子放出部は電気的に
共通であってもよい。
[発明の効果]
以上説明したように、集束イオンビームを結晶材料に照
射し、そのイオン注入した部分のみを化学的に除去する
ことにより、従来困難であった3ミクロン以下の、微細
な電界放出型電子放出素子を形成できる。
射し、そのイオン注入した部分のみを化学的に除去する
ことにより、従来困難であった3ミクロン以下の、微細
な電界放出型電子放出素子を形成できる。
第1図は本発明を実施した電界放出型電子放出素子の一
例の断面図及び斜視図。第2図は本発明を実施するのに
使用した集束イオンビーム走査装置の一例を示す概略構
成図、第3図および第4図は夫々注入量に対するエッチ
ング深さを示したグラフ、第5図は本発明を実施した他
の例の断面図。第6図は本発明を実施したマルチ化素子
の斜視図、第7図は従来の電界放出型電子放出素子の一
例を示す概略的部分断面図、第8図は第7図に示した電
界放出型電子放出素子の製造方法を説明するための概略
的工程図である。 101・・・基体、102・・・集束イオンビーム、1
05・・・イオン注入領域、106・・・電界形成空間
、107・・・電極配線空間、108・・・先端の尖っ
た突起、109・・・引出し電極、110・・・電極配
線、111・・・点状電子放出部、112・・・仕事関
数の低い材料、201・・・Au−Si−Be液体金属
イオン源、202・・・電気的コンデンサレンズ、20
3・・・EXB質量分離器、204・・・対物レンズ、
205ステージ装置、207・・・ターゲット、208
・・・SEI、209・・・ファラデーカップ、501
・・・基体、502・・・Si02膜、503・・・A
u”イオンビーム、504・・・Si2“イオンビーム
、505・・・水滴状の注入領域、506・・・電界形
成空間、507・・・先端の尖った突起、50B・・・
引出し電極、509・・・点状電子放出部。 第 2 図 第 3 図 Be注入.t[イオン,/′Clll2l第 4 図 Si注入量[イオ7/Cm2] 第 5 図
例の断面図及び斜視図。第2図は本発明を実施するのに
使用した集束イオンビーム走査装置の一例を示す概略構
成図、第3図および第4図は夫々注入量に対するエッチ
ング深さを示したグラフ、第5図は本発明を実施した他
の例の断面図。第6図は本発明を実施したマルチ化素子
の斜視図、第7図は従来の電界放出型電子放出素子の一
例を示す概略的部分断面図、第8図は第7図に示した電
界放出型電子放出素子の製造方法を説明するための概略
的工程図である。 101・・・基体、102・・・集束イオンビーム、1
05・・・イオン注入領域、106・・・電界形成空間
、107・・・電極配線空間、108・・・先端の尖っ
た突起、109・・・引出し電極、110・・・電極配
線、111・・・点状電子放出部、112・・・仕事関
数の低い材料、201・・・Au−Si−Be液体金属
イオン源、202・・・電気的コンデンサレンズ、20
3・・・EXB質量分離器、204・・・対物レンズ、
205ステージ装置、207・・・ターゲット、208
・・・SEI、209・・・ファラデーカップ、501
・・・基体、502・・・Si02膜、503・・・A
u”イオンビーム、504・・・Si2“イオンビーム
、505・・・水滴状の注入領域、506・・・電界形
成空間、507・・・先端の尖った突起、50B・・・
引出し電極、509・・・点状電子放出部。 第 2 図 第 3 図 Be注入.t[イオン,/′Clll2l第 4 図 Si注入量[イオ7/Cm2] 第 5 図
Claims (10)
- (1)絶縁性材料により形成された基体の表面に設定し
た任意の円周に沿って集束イオンビームを照射すること
により、該基体中にイオン注入領域を形成し、 該基体に化学的エッチング処理を施すことにより前記イ
オン注入領域を除去して底部に突起を有する電界形成空
間を形成し、 該突起を導電性材料で被覆することにより点状電子放出
部を形成し、 前記基体の表面の前記電界形成空間以外の部分を導電性
材料で被覆することにより、前記点状電子放出部と電界
を形成する引出し電極を形成したことを特徴とする電界
放出型電子放出素子。 - (2)表面に絶縁体層を有し、半導体材料または導電性
材料により形成された基体の表面に設定した任意の円周
に沿って集束イオンビームを照射することにより該基体
中にイオン注入領域を形成し、 該基体に化学的エッチング処理を施すことにより前記イ
オン注入領域を除去して底部に突起を有する電界形成空
間を形成し、 該突起を導電性材料で被覆することにより点状電子放出
部を形成し 前記基体の表面の前記電界形成空間以外の部分を導電性
材料で被覆することにより、前記点状電子放出部と電界
を形成する引出し電極を形成したことを特徴とする電界
放出型電子放出素子。 - (3)前記絶縁体層の形成が真空蒸着により行なわれた
ことを特徴とする請求項2に記載の電界放出型電子放出
素子。 - (4)前記点状電子放出部が真空蒸着により形成された
ことを特徴とする請求項1〜3に記載の電界放出型電子
放出素子。 - (5)前記引出し電極が真空蒸着により形成されたこと
を特徴とする請求項1〜3に記載の電界放出型電子放出
素子。 - (6)前記点状電子放出部と前記引出し電極とが真空蒸
着により同時に形成されたことを特徴とする請求項1〜
3に記載の電界放出型電子放出素子。 - (7)前記電界形成空間の深さおよび形状が、前記集束
イオンビームの加速電圧、注入イオン量および/または
注入イオン種により制御されたことを特徴とする請求項
1〜6に記載の電界放出型電子放出素子。 - (8)前記点状電子放出部の仕事関数を低下させるため
の処理がなされていることを特徴とする請求項1〜7に
記載の電界放出型電子放出素子。 - (9)前記基体よりも仕事関数の低い材料で前記点状電
子放出部の表面を被覆することにより、前記点状電子放
出部の仕事関数を低下させていることを特徴とする請求
項8に記載の電界放出型電子放出素子。 - (10)単一基体上に、前記電界形成空間および前記点
状電子放出部が複数個形成されていることを特徴とする
請求項1〜9に記載の電界放出型電子放出素子。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23393789A JP2790218B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 電界放出型電子放出素子 |
DE69025831T DE69025831T2 (de) | 1989-09-07 | 1990-09-06 | Elektronemittierende Vorrichtung; Herstellungsverfahren Elektronemittierende Vorrichtung, Herstellungsverfahren derselben und Anzeigegerät und Elektronstrahl- Schreibvorrichtung, welche diese Vorrichtung verwendet. |
EP90117198A EP0416625B1 (en) | 1989-09-07 | 1990-09-06 | Electron emitting device, method for producing the same, and display apparatus and electron scribing apparatus utilizing same. |
US07/994,459 US5391956A (en) | 1989-09-07 | 1992-12-21 | Electron emitting device, method for producing the same and display apparatus and electron beam drawing apparatus utilizing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23393789A JP2790218B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 電界放出型電子放出素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0395888A true JPH0395888A (ja) | 1991-04-22 |
JP2790218B2 JP2790218B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=16962954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23393789A Expired - Fee Related JP2790218B2 (ja) | 1989-09-07 | 1989-09-07 | 電界放出型電子放出素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2790218B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003100199A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Canon Inc | 電子放出素子、電子源及び画像形成装置 |
WO2010123007A1 (ja) * | 2009-04-20 | 2010-10-28 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 希土類六ホウ化物冷陰極電界放出型電子源 |
-
1989
- 1989-09-07 JP JP23393789A patent/JP2790218B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003100199A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-04 | Canon Inc | 電子放出素子、電子源及び画像形成装置 |
WO2010123007A1 (ja) * | 2009-04-20 | 2010-10-28 | 独立行政法人物質・材料研究機構 | 希土類六ホウ化物冷陰極電界放出型電子源 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2790218B2 (ja) | 1998-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |