JPH0395777A

JPH0395777A - ヘツドスライダ支持機構

Info

Publication number: JPH0395777A
Application number: JP10037190A
Authority: JP
Inventors: Shunsuke Hattori; 俊介服部
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1990-04-18
Filing date: 1990-04-18
Publication date: 1991-04-22
Anticipated expiration: 2011-10-02
Also published as: JP2539075B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は磁気記憶装置用の磁気ヘッド取付装置に係り、
特にヘッドスライダ支持機構に関する。

（従来の技術）磁気テープや磁気ディスク等を記憶媒体とする磁気記憶
装置では、記憶媒体への記録および再生を磁気ヘッドに
より行っている。この磁気ヘッドが取り付けられたスラ
イダ（ヘッドスライダ）の支持機構は、記憶媒体面上の
記録トラックをシークする際、シー夕方向に高い剛性を
持ち、また、ヘッドスライダと記憶媒体面との間に生ず
る摩擦力や粘性流体力に対して十分な強度を持つことが
要求される。そして同時に、ヘッドスライダが記憶媒体
面に接触、もしくは微小間隔をおいて追従できるように
ヘッドスライダのローリング（記憶媒体の走行方向に平
行な軸に関する回転運動）とピッチング（記憶媒体の走
行方向に直行し、かつ記憶媒体面に平行な軸に関する回
転運動）を許容し得る適度の柔軟性を持つことが要求さ
れる。

このような要求に応えるため、従来から第工図に例示す
るようなヘッドスライダ支持機構が使用されている。

同図において、荷重用ビーム１は先端部が先細となり、
その両縁には補強用のフランジ２が設けられており、そ
の他端側には弾性部３を介して、キャリッジ固定部４が
連設されている。

取付部材５は低可撓性材料からなり、その右半部にはへ
ッドスライダ取付部６を挾むようにして１対の片時梁部
７が設けられている。また、ヘッドスライダ取付部６の
中央部には荷重付加用突起部８が形成されている。なお
、取付部材５の左半部は荷重用ビーム固定用の基部９を
形威している。

ヘッドスライダ１０は、取付部材５のへッドスライダ取
付部６に取り付けられ、また、取付部材５はその基部９
が荷重用ビーム１の先端部近傍に取り付けられる。矢印
１１は記憶媒体の走行方向を示す。

しかし、この機構ではヘッドスライダへの荷重が小さい
場合、荷重用ビーム１を支える弾性部３はバネ部長さｌ
を長くし、幅ｂを小さくし板厚ｈを薄くしていく必要が
ある。

このためシー夕方向の剛性が低下し、ヘッドスライダと
記憶媒体面との間に生ずる摩擦力や粘性流体力に対して
十分な強度を得られなくなる。さらには、軽荷重を発生
させる弾性部の製作も困難となる。

（発明が解決しようとする課題）以上のように従来のへッドスライダ・支持機構では、ヘ
ッドスライダの荷重が小さい場合を考慮して弾性部を設
計すると、ヘッドスライダのシー夕方向の剛性が低下し
、ヘッドスライダと記憶媒体面との間に生ずる摩擦力や
粘性流体力に対して十分な強度を得られなくなる。この
発明は、上記欠点を解決するためになされたもので、ヘ
ッドスライダの負荷荷重が小さい場合でも、シー夕方向
の剛性を高く保ち、ヘッドスライダと記憶媒体面との間
に生ずる摩擦力および粘性流体力に対しても十分な強度
を持つヘッドスライダ支持機構を提供するものである。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）上記の目的を達成するために本発明においては、一端に
ヘッドスライダを保持するビームと、このビームの他端
に形成される弾性部と、この俳性部を介してビームを固
定するキャリッジとを有するヘッドスライダ支持機構に
おいて、弾性部の中心付近に孔を設けたヘッドスライダ
支持機構とした。

（作用）上記の構戊によって、弾性部のバネ部長さを短＜シ、厚
さを厚くシ、幅も保たれているために高剛性を持たせる
ことができる。特に、板バネの中心付近に孔を設けるこ
とによって、シー夕方向と直角な方向に対する板バネの
剛性を従来とほぼ一定の状態に保つことができるように
なる。

（実施例）以下、図面を参照してこの発明を詳細に説明する。第２
図はこの発明に係るヘッドスライダ支持機構の一実施例
を示す。荷重用ビーム１３は一端に一対の片持梁２０、
ヘッドスライダ２２、およびヘッドスライダ取付部２１
を有し、他端に弾性部ｌ５が形成されている。弾性部１
５の中心付近には孔が形成されている。また、弾性部１
５はキャリッジ固定部１６を介してキャリッジアーム１
７に連接されている。

ここで、それぞれの弾性部エ５は荷重用ビーム１３と一
体的に形成されているが、実質的なバネ作用部としての
機能は、フランジｌ４により分離されている。荷重用ビ
ーム１３は、図中の２３の部分が孔となっているため、
この部分がある単一の板バネに比べバネ定数が弱くなる
。従ってバネ定数を一定とした場合バネ部長さを短くす
ることができ、シー夕方向および走行方向の剛性を高め
ることができる。また、スライダ取付部およびこれを支
える一対の片持梁は低可撓性材料からなり、走行する記
憶媒体面の動きに応じてピッチングおよびローリング運
動を行うことができる。

特に走行方向に対する板バネの剛性は、荷重用ビーム１
３の中心軸を境界とした弾性部１５のモーメント分布に
よって決定される。本発明のへッドスライダ支持機構で
あると、モーメントの作用が最も小さい弾性部ｌ３中心
に孔２３を設けているので、全体の剛性にはほとんど影
響を与えない。

モーメントが大きく作用する弾性部１５の端部付近が残
されていれば従来とほぼ同様の剛性を得ることができる
。

また、孔２３はこの部分の応力集中の影響を緩和するた
めの効果も有するものである。

第３図にこの発明の他の実施例を示す。これはスライダ
取付部２５および一対の片持梁２０と弾性部１５、荷重
用ビーム２Ｇおよびビーム本体２７が分離している場合
である。この場合でも同様の効果を得ることができる。

第４図は弾性部１５と荷重用ビーム１３の間に高剛性の
ハリ部材２８を固着した場合の本発明による実施例であ
る。この場合円弧状の孔を設けずとも、弾性部の曲げが
ビーム本体部に及ぼす影響がない。また、前記孔は円弧
状である必要はなく、本実施例のように結果的な形状が
四辺形状であってももちろんよい。

［発明の効果コ以上述べたように本発明のへッドスライダ支持機構によ
れば、複数の弾性部を用いることにより、荷重が小さく
ても弾性部のバネ部長さを長くし、幅、厚さを小さくす
る必要がなく、シー夕方向の剛性を高く保つことができ
る。また、ヘッドスライダと記憶媒体面との間に生ずる
摩擦力および粘性流体力に対しても十分な強度を持つこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のへッドスライダ支持機構を示すもので、
同図（ａ）は平面図、同図（ｂ）は取付部材とへッドス
ライダとの取付状態を示す平面図、第２図はこの発明に
係るヘッドスライダ支持機構の一実施例を示す平面図、
第３図および第４図はこの発明の他の実施例を示す平面
図である。１，１３．２６・・・荷重用ビーム２，ｌ４・・・フランジ　　３，工５・・・弾性部４，
■６・・・キャリッジ固定部５，１９・・・取付部材６，２１．２５・・・ヘッドスライダ取付部７．２０・
・・片持梁　　８・・・荷重付加用突起９・・・基部　
　１０．２２・・・ヘッドスライダＩＬ１９・・・走行
方向１７・・・キャリッジアーム　　ｌ８・・・ねじ２３・
・・孔　　２４・・・ジンバルバネ部２７・・・ビーム
本体部２８・・・ハリ部材

Claims

【特許請求の範囲】一端にヘッドスライダを保持するビームと、前記ビーム
の他端に形成される弾性部と、前記弾性部を介して前記ビームを固定するキャリッジと
を有するヘッドスライダ支持機構において、前記弾性部の中心付近に孔を設けたことを特徴とするヘ
ッドスライダ支持機構。