JPH0393840A - ビニルベンジルエーテルを用いた高強度積層体 - Google Patents

ビニルベンジルエーテルを用いた高強度積層体

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JPH0393840A
JPH0393840A JP23028889A JP23028889A JPH0393840A JP H0393840 A JPH0393840 A JP H0393840A JP 23028889 A JP23028889 A JP 23028889A JP 23028889 A JP23028889 A JP 23028889A JP H0393840 A JPH0393840 A JP H0393840A
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篠原 典男
Kazuo Otani
和男 大谷
Toshiaki Haniyuda
羽入田 利明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主成分として置換基を有する多価フェノールジ
ビニルベンジルエーテル、及びナフタレン核と結合した
ビニルベンジルエーテル基を1個以上有する化合物(A
)の少なくても一種及び分子中に1個以上のマレイミド
基を有する化合物(B)を主体とする樹脂溶液をマトリ
ックス樹脂とし、各種繊維材料に含浸させてなるブリブ
レグを加熱加圧成形することにより軽量で耐熱性や機械
的強度、外観等に優れた航空・宇宙産業、電気・電子産
業、自動車産業等に有用な高強度積層体を提供すること
を特徴とするものである。
〔従来の技術〕
近年航空・宇宙産業や自動車産業等の広範な産業分野に
おいて軽量でかつ高強度で耐熱性にも優れた複合材料へ
の必要性が増している。
従来このような複合材料用マトリックス樹脂としては、
成形性や物性の点から主としてエポキシ樹脂が用いられ
てきたが、エポキシ樹脂の場合耐熱性は、最高でも18
0℃前後である。
〔発明が解決しようとする課題〕
近年複合材料の応用分野の拡大にともない要求性能の高
度化として、例えばこれまでの使用温度より高い領域で
の化学的・機械的安定性等複合材料への要望が高まって
きた。
このためビスマレイミド系樹脂を始めとして、種々の樹
脂をマトリックスに用いることが検討されてきた。
ビスマレイミド系樹脂は、耐熱性の点では優れているも
のの融点が非常に高く溶解性が悪いため、高価なジメチ
ルホルムアミド、N−メチルビロリドン等の高沸点溶剤
にしか溶けず、また高沸点溶剤は完全に除去することが
困難であることからプリプレグ中に残存し、このことが
原因で戊形後の積層体の耐熱性を低下させるだけでなく
、高温下でのクラックやハクリ等の発生原因となり問題
を残している。またビスマレイミド系樹脂は、高温で長
時間での成形が必要となり、或形サイクルの点からも改
良の余地を残している。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意研究した
結果、置換基を有する多価フェノールジビニルベンジル
エーテル及びナフタレン核と結合したビニルベンジルエ
ーテル基を1個以上有する化合物(A)の少なくても一
種を100重量部及び分子中に1個以上のマレイミド基
を有する化合物(B)を1〜150重量部を主体とする
低粘度で戊形性に優れた均一なマトリックス樹脂を用い
、各種!錐材料(C)に含浸させてなるブリブレグを加
熱加圧成形することにより、軽量で耐熱性や機械的強度
、外観等優れた高強度積層体が得られることを見出し、
本発明に到達した。
この場合、置換基を有する多価フェノールジビニルベン
ジルエーテルとは、置換基を有するベンゼンに直結した
水酸基を少なくても2個以上有する化合物で、例えば2
.3−ジオキシトルエン、3,4−ジオキシトルエン、
4 − ter−プチルカテコール、クレゾルシン、オ
ルシン、β−オルシン、m−キシロルシン、4−n−ヘ
キシルレゾルシン、2−メチルハイドロキノン、ter
−プチルハイドロキノン、2,5−ジーter −アシ
ルハイドロキノン、2.5−ジエトキシハイドロキノン
、2,3.6−トリメチルハイドロキノン、ビロガロー
ル、ピロガロール−2−メチルエーテル、ビロガロール
モノアセテート、1,3.5−トリオキシベンゼン等の
多価フェノール類と、八口メチルスチレン、例えばクロ
ルメチルスチレンとから、ジメチルスルホキシド等の溶
媒を用いて苛性カリや苛性ソーダにより脱塩化水素する
ことにより容易に合成できる化合物であり、ナフタレン
核と結合したビニルベンジルエーテルを1個以上有する
化合物とは、例えば1.2−ジヒドロキシナフタレン、
l,3−ジヒドロキシナフタレン、i,4−ジヒドロキ
シナフタレン、1.5−ジヒドロキシナフタレン、1.
6−ジヒドロキシナフタレン、l,7−ジヒドロキシナ
フタレン、1.8−ジヒドロキシナフタレン、2.3−
ジヒドロキシナフタレン、2.6−ジヒドロキシナフタ
レン、 2.7−ジヒドロキシナフタレン、1,2.3
− トリヒドロキシナフタレン、1.2.4−トリヒド
ロキシナフタレン、1.4.5− }リヒドロキシナフ
タレン、!,2,3.4−テトラヒドロキシナフタレン
、1.2.3,4,5.8−ヘキサヒドロキシナフタレ
ン、ナフトールとホルマリンの縮合によるノボラック等
と、ハロメチルスチレン例えばクロルメチルスチレンと
から、ジメチルスルホ牛シド等の溶媒を用いて苛性カリ
や苛性ソーダにより脱塩化水素することにより容易に合
成できる化合物であり、これらは下記のマレイミド化合
物や必要に応じて重合性モノマー、オリゴマーと組み合
わせることにより本発明のために適した作業性、硬化性
、耐熱性すなわち残存溶剤が1重量%以下でボイドやク
ラックの発生がなく、従来のビスマレイミド系樹脂に比
べ非常に短かい硬化時間で外観、機械的特性、耐熱性等
に優れた高強度積層体が得られることになる。中で特に
置換基を有する多価フ工ノールジビニルベンジルエーテ
ルでは、ter−プチルハイドロキノンジビニルベンジ
ルエーテル、ter−プチルカテコールジビニルベンジ
ルエーテル、2−メチルハイドロキノンジビニルベンジ
ルエーテルがまたナフタレン核と結合したビニルベンジ
ルエーテル基を1個以上有する化合物では1.5−ジヒ
ドロキシナフタレン、■,4−ジヒドロキシナフタレン
が繊維材料への含浸性、経済性、人手性を勘案すると適
当である。
分子中に1個以上のマレイミド基を有する化合物(B)
としては、公知公用のマレイミド、例えばN,N’ジフ
エニルメタンビスマレイミドでよいが、低融点、低粘度
等の点から好ましくはアミン変性ビスマレイミド、例え
ばN.N’ジフエニルメタンビスマレイミドを脂肪族ジ
アミン、脂環式ジアミン、芳香族ジアミン等、例えばP
,P’ジアミノジフエニルメタンで変性した化合物が適
当である。
さらに、単官能マレイミドであるフェニルマレイミド、
シクロヘキシルマレイミド、ラウリルマレイミドをビス
マレイミド化合物やアミン変性ビスマレイミドに換えて
、又は一部置き換えて用いてもよく、その添加量は、耐
熱性、粘度、溶剤への溶解性を考慮して、ビニルベンジ
ルエーテル化合物l00重量部に対し20〜120重量
部が好適である。
また、ビニルベンジルエーテル化合物(A)100重ユ
部に対するマレイミド化合物(B)の配合割合は、溶解
性及び粘度の点から1〜1 5 0m m部が好適であ
る。
重合性モノマー(D)としては、粘度調節や硬化性の改
良、経済性の点からスチレンモノマー、ジアリルフタレ
ートモノマー、ジビニルベンゼン、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、トリアリルイソシアヌレート等
のビニルあるいはアリルモノマーが特に適当であり、ビ
ニルベンジルエーテル化合物100fflfm部当り5
〜50重量部の範囲で使用される。
重合性、オリゴマー(E)としては、粘度調節や硬化性
の改良、経済性の点から、エボキシ樹脂、ビニルエステ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、アリル樹脂等が適当であり
、ビニルベンジルエーテル化合物100重量部当り5〜
200重量部の範囲で使用される。
重合性モノマー及び重合性オリゴマーからなる重合性化
合物は、その下限より少量の使用では作業性などの改良
効果がなく、またその上限より多量の使用では耐熱性を
低下させるので好ましくない。
更に硬化や樹脂安定性の調整のためにハイドロキノン、
ペンゾキノン、銅塩、テトラメチルチウラム化合物、ニ
トロソフエニルヒドロキシ化合物等公知公用のもの等を
配合することや、硬化促進のためにラジカル開始剤、酸
無水物、芳香族アミン、脂環式アミン、脂肪族アミン、
イミダゾール類等を配合できることは言うまでもない。
本発明に用いる繊維材料(C)とは、ガラス繊維、炭素
繊維、芳香族ポリアミド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミ
ナ繊維等の無機及び有機繊維の長繊維、不織布、織布、
マット等が挙げられる。その含有量は強度や成形性等の
点から積層体中40〜70重量%であることが好ましい
一方本発明において、樹脂溶液を繊維材料(C)に含浸
させる方法としては、溶剤法あるいは無溶剤法のどちら
の方法も用いることができる。
また溶剤法に用いる溶剤としては、プリプレグ中の残存
溶剤をできるだけ少なくし、耐熱性の低下やクラック、
ボイドの発生を回避するために沸点130℃以下の溶剤
、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチレンクロ
ライド、メチルグリコーアセテート等が好ましい。
次に本発明を詳しく説明するために参考例及び実施例を
示すが、これをもって本発明の範四を限定するものでは
ない。なお特に断わらないかぎり実施例中の部は重量部
である。
〔実 施 例〕
(合成例1) [N,N’ジフエニルメタンビスマレイミドとジアミノ
ジフエニルメタンとの反応によるジアミノジフェニルメ
タン変性ビスマレイミドの合成]N,N”ジフエニルメ
タンビスマレイミド358部、ジアミノジフエニルメタ
ン99部をボールミルで十分に粉砕混合したものを17
0℃の容器中で10分間溶融撹拌を行ない、直ちに容器
を水冷してジアミノジフエニルメタン変性ビスマレイミ
ド(以下DDM変性BMIと略記する。)の固形物を得
た。
この反応生成物はN−メチルビロリドン、DMFなどの
溶媒に可溶でアセトン、MEKなどの低沸点溶媒にも可
溶であった。
以下実施例1から4までは上記方法により合成した変性
ビスマレイミドを使用した。
(合成例2) 〔1.5−ジヒドロキシナフタレンとクロルメチルスチ
レンとの反応によるナフタレンジビニルベンジルエーテ
ルの合成〕 1.5−ジヒドロキシナフタレン80部(1,0当m)
、水酸化カリウム56、1部(1.0当量)をジメチル
スルホキシド200部、水30部中に溶解し、これに市
販のクロルメチルスチレン152.5部(1.0当量)
、ハイドロキノン0.1部をジメチルスルホキシド10
0部に溶解した物を、70℃で1時間かけて滴下し、史
に70℃で2時間反応を続けた。次に系内に大過剰の水
を加え、撹拌後水−ジメチルスルホキシドを取り除きベ
ンゼンで油状物を抽出した。ベンゼン層は5%苛性カリ
で洗浄し、水層のp11が7になるまで水洗を繰返し、
ベンゼン層を無水硫酸ソーダで乾燥した。粗反応物は固
状〜半固状で、収率はベンゼン除去後98%であり、メ
タノール、エタノールから再結晶が可能であった。この
再結晶物の融点は87〜89℃であり、アセトン、ベン
ゼン、トルエン、メチルエチルケトン、ジオキサンに可
溶、熱エタノール、熱メタノールに可溶であった。
(合成例3) 〔2−メチルハイドロキノンとクロルメチルスチレンと
の反応によるメチルハイドロキノンジビニルベンジルエ
ーテルの合成〕 2−メチルハイドロキノン62部(t.0当量)、水酸
化カリウム56.1部(1.0当量)をジメチルスルホ
キシド120部、水30部中に溶解し、これに市販のク
ロルメチルスチレン152.5部(1.0当量)をジメ
チルスルホキシド50部に溶解したものを70℃で1時
間かけて滴下し、さらに70℃で2時間反応を続けた。
次に系内に大過剰の水を加よ、撹拌後水−ジメチルスル
ホキシドを取り除き、ベンゼンで浦状物を抽出した。ベ
ンゼン層は5%苛性カリで洗浄し水層のpl+が7にな
るまで水洗を繰返し、ベンゼン層を無水硫酸ソーダで乾
燥した。反応物は浦状物で収率はベンゼン除去後98%
であり、種々の有機溶媒例えばアセトン、ベンゼン、ト
ルエン等に可溶であった。
(実施例1) 1.4ナフタレンジビニルベンジルエーテル(以下1.
AN D V B Eと略記)100部に対してフエニ
ルマレイミド20部を60℃に加温しながら撹袢し粘度
3.4ボアズ/60℃の均一な溶液とした。
この樹脂溶液を200g/dのカーボンクロス( ” 
8343/東レ■)に含浸させた後、120℃中で7分
乾燥させB−ステージ化を行ない290g/rn”のプ
リプレグを得た。
当プリブレグは表面粘着性もなく押発分(150’c,
20分の加熱処理後の重量差より算出)は0.1%以下
であった。
このブリブレグ{6ブライを加熱加圧成形(175℃,
30分, 50kg/c4) Lた後さらに250℃,
5時間のアフターキュアーを行ない板厚3,0關の積層
板を得た。
この積層板の熱間強度を表−1に、50011¥間熱エ
ージング結果を表−2に、またこの樹脂系でのDSCに
よる硬化挙動を表−3に示した。
(実施例2) メチルハイドロキノンジビニルベンジルエーテル(以下
MHQDVBEと略記)  100部に対してDDM変
性BM160部を60℃に加温しながら撹拌し粘度3.
5ボアズ/60’Cの均一な溶液とした。
この樹脂溶液を200[/rrrのカーボンクロス( 
#6343/東レ■)ニ含浸させた後120”c中テl
o分乾燥させB−ステージ化を行ない285g/rrr
のプリプレグを得た。
当プリブレグは、表面粘着性もなく揮発分(150℃,
 20分の加熱処理後の重量差より算出)は0.1%以
下であった。
このプリプレグl6ブライを加熱加圧成形(l75℃,
30分, 50kg/cd) Lた後さらに250℃,
5時間のアフターキュアーを行ない板厚2.9mmの積
層板を得た。
この積層板の熱間強度を表−1に、500時間熱エージ
ング結果を表−2に、またこの樹脂系でのDSCによる
硬化挙動を表−3に示した。
(実施例3) 1.5N D V B E 100部に対してDDM変
性BM130部とビニルエステル樹脂リボキシS P 
− 1509(昭和高分子■)20部、硬化剤としてバ
ーブチルD(日本油脂■)1.5部を80℃に加温しな
がらよく撹拌し粘度6ボアズ/80℃の均一な溶液とし
た。
この樹脂溶液を325g/rYfのガラスクロス(WF
 350100BV/日東紡沖)に含浸させた後120
℃中で12分乾燥させB−ステージ化を行ない580g
/rtfのブリブレグを得た。
当プリプレグは、表面粘着性がほとんどなく揮発分(1
20℃,20分の加熱処理後の重量差より算出)は0.
1%以下であった。
このプリプレグ10ブライを加熱加圧成形(I75℃,
10分, 50kg/cj) Lた後さらに250℃,
5時間のアフターキュアーを行ない板厚3.1關の積層
板を得た。
この積層板の熱間強度を表−1に、500時間熱エージ
ング結果を表−2に、またこの樹脂系でのDSCによる
硬化挙動を表−3に示した。
(丈施例4) 1.4N D V B E 100部とDDM変性B 
M 1.100部をアセトン200部に溶解させ粘度0
.5ボアズ/25℃の溶液とした。
この樹脂溶液を200g/rr?のカーボンクロス( 
” 13343/東レ■)に含浸させた後80℃で5分
、続いて120℃で5分乾燥させB−ステージ化を行な
い280g/rr?のプリブレグを得た。
当プリブレグは、表面粘着性もなく揮発分く120℃,
20分の加熱処理後の重量差より算出)は0.4〜0.
5%であった。
このプリプレグ17ブライを加熱加圧或形(i75℃,
30分, 50kg/cd) L,た後さらに250℃
5時間のアフターキュアーを行ない板厚3.0mmの積
層板をi4た。
この積層板の熱間強度を表−1に、500特間熱エージ
ング結果を表−2に、またこの樹脂系でのDSCによる
硬化挙動を表−3に示した。
(実施例5) MHQDVBE  too部に対してDDM変性BMI
100部とトリアリルイソシアヌレート20部をアセト
ン220部に溶解させ0.4ポアズ/25℃の溶液とし
た。
この樹脂溶戒を200g/rrrのカーボンクロス( 
” 6343/東レ■)に含浸させた後80℃で5分、
続いて120℃で5分乾燥させB−ステージ化を行ない
285g/一のプリプレグを得た。
当ブリブレグは、表面粘着性も少なく押発分(150℃
,20分の加熱処理後の重量差より算出)は0.5%で
あった。
このプリブレグ16ブライを加熱加圧成形(l75℃,
30分, 50kg/cj) I,た後さらに250℃
,5時間のアフターキュアーを行ない板厚3.0mmの
積層板を得た。
この積層板の熱間強度を表−1に、500時間熱エージ
ング結果を表−2に、またこの樹脂系でのpSCによる
硬化挙動を表−3に示した。
(実施例6) MHQDVBE too部に対してDDM変性BMII
OO部とジアリルフタレートモノマ−20部、ビニルエ
ステル樹脂リボキシSP−1509(昭和高分子■)5
0部、硬化剤としてジクミルパーオキサイド2.7部を
80℃に加温しながらよく撹拌し粘度4,6ボアズ/8
0℃の溶液とした。
この樹脂溶液を325g/r&のガラスクロス(WF3
50  100BV/日東紡■)に含浸させた後120
℃で15分乾燥させB−ステージ化を行ない560g/
ITfのブリブレグを得た。
当プリブレグは、わずかな粘着性を有し揮発分(150
℃,20分の加熱処理後の重量差より算出)は0.7%
であった。
次にこのプリプレグ10ブライを加熱加圧或形(l75
℃.10分, 50kg/cd) Lた後さらに250
”C ,5時間のアフターキュアーを行ない板厚3.1
mmの積層板を得た。
この積層板の熱間強度を表−1に、500時間熱エージ
ング結果を表−2に、またこの樹脂系でのDSCによる
硬化挙動を表−3に示した。
(比較例1) 代表的なエポキシ樹脂を使用した耐熱・高強度用積層体
とその特性 フェノールノボラック型エボキシ樹脂DEN −438
(エボキシ当ffl17B/ダウケミカル社)100部
に硬化剤として4,4゜ジアミノジフエニルスルホン3
5部をアセトン135部に溶解して200g/rtfの
カーボンクロス(#63437東レ■)に含浸させた後
8o℃でIO分乾燥させ樹脂分35%のわずかに表面粘
着性を何するブリブレグを得た。
このブリブレグの揮発分(150’C, 20分の加熱
処理後の重量差より算出)は0.5%以下であった。
上記ブリブレグL6ブライを加熱加圧成形〈175℃,
1時間, 50kg/cd) Lた後さらに190’c
で4時間のアフターキュアーを行ない板厚3.0+nの
積層板を得た。
この積層板の熱間強度を表−4に、500時間熱エージ
ング結果を表−5に、またこの樹脂系でのDSCによる
硬化挙動を表−6に示した。
(比較例2) 一般的なボリアミノビスマレイミド樹脂を使用した耐熱
・高強度用積層体とその特性 ボリアミノビスマレイミド樹脂として合成例1で示した
ジアミノジフエニルメタン変性ビスマレイミド樹脂のN
−メチル−2−ピロリドン溶液(50%)を50℃(0
.8ポアズ)にて200g/ボのカーボンクロス( #
6343/東レ■)に含浸させた後、160℃にて15
分間乾燥させ樹脂分35%の表面粘着性のないプリプレ
グを得た。
このプリブレグの揮発分(2lO℃,20分の加熱処理
後の重量差より算出)は3.5〜4.0%であった。
上記プリブレグl6ブライを加熱加圧或形(l80℃,
2時間, 50kg/cd) Lた後さらに250℃で
6時間のアフターキュアーを行ない板厚3.1m−の積
層板を得た。この積層板の熱間強度を表−4に500時
間熱エージング結果を表−5に、またこの樹脂系でのD
SC硬化挙動を表−6に示した。
表 測定はJIS K6911に準じ( 4 )内は保持率%を示す。
〔発明の効果〕
本願発明によるビニルベンジルエーテル化合物とマレイ
ミド化合物、もしくは、さらに反応基含有モノマーや反
応基含有オリゴマーを併用して繊維材料に含浸させ、加
熱加圧成形した積層体は従来のエボキシ樹脂やビスマレ
イミド系樹脂を用いた積層体に比べ高温での曲げ強度保
持率及び曲げ弾性保持率が著しく改善されたばかりか、
250℃以上での長期熱エージングに対しても非常に安
定で、さらに硬化時間も従来の1/2〜l/10以下と
大幅に短縮が可能となることから航空・宇宙産業、電気
・電子産業、自動車産業等に有用な積層体として広範に
利用されることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)置換基を有する多価フェノールジビニルベンジル
    エーテル及びナフタレン核と結合したビニルベンジルエ
    ーテル基を1個以上有する化合物(A)の少なくとも一
    種を100重量部及び分子中に1個以上のマレイミド基
    を有する化合物(B)を1〜150重量部含む樹脂溶液
    を繊維材料(C)に含浸させてなるプリプレグを加熱加
    圧成形することにより得られる高強度積層体。
  2. (2)重合性モノマー(D)5〜50重量部及び重合性
    オリゴマー(E)5〜200重量部からなる重合性化合
    物の少なくとも一種を配合した樹脂溶液を使用すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の高強度積層体
  3. (3)分子中に1個以上のマレイミド基を有する化合物
    がビスマレイミド化合物、アミン変性マレイミド化合物
    、またはモノマレイミド化合物の少なくとも一つから選
    ばれた特許請求の範囲第1項または第2項記載の高強度
    積層体。
JP23028889A 1989-09-07 1989-09-07 ビニルベンジルエーテルを用いた高強度積層体 Granted JPH0393840A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005015552A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Tdk Corp 熱硬化性樹脂組成物、これを用いたプリプレグおよび基板
JP2018035260A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 日本化薬株式会社 マレイミド樹脂成型体、マレイミド樹脂成型体の製造方法、マレイミド樹脂組成物及びその硬化物

Cited By (2)

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JP2005015552A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Tdk Corp 熱硬化性樹脂組成物、これを用いたプリプレグおよび基板
JP2018035260A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 日本化薬株式会社 マレイミド樹脂成型体、マレイミド樹脂成型体の製造方法、マレイミド樹脂組成物及びその硬化物

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