JPH039296B2 - - Google Patents

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JPH039296B2
JPH039296B2 JP19189483A JP19189483A JPH039296B2 JP H039296 B2 JPH039296 B2 JP H039296B2 JP 19189483 A JP19189483 A JP 19189483A JP 19189483 A JP19189483 A JP 19189483A JP H039296 B2 JPH039296 B2 JP H039296B2
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signal
pulse
width
speed detection
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JP19189483A
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JPS59131168A (ja
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Hirotoshi Nanjo
Hiroo Sato
Osamu Takahashi
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Mahle Electric Drive Systems Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH039296B2 publication Critical patent/JPH039296B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P3/00Measuring linear or angular speed; Measuring differences of linear or angular speeds
    • G01P3/42Devices characterised by the use of electric or magnetic means
    • G01P3/44Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed
    • G01P3/48Devices characterised by the use of electric or magnetic means for measuring angular speed by measuring frequency of generated current or voltage

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、内燃機関の回転数に関する情報を含
む回転数検出信号を発生する内燃機関用回転数検
出器に関し、特に内燃機関の回転数制御などに用
いるのに好適なものである。
従来技術 内燃機関の回転数制御として、機関の実回転数
と設定回転数との偏差に応じて機関の回転数調整
用操作部を操作する比例動作制御や機関の実回転
数の時間的変化率に応じて上記操作部を操作する
微分動作制御が多く用いられている。これらの制
御では、機関の実回転数の検出精度が制御の精度
に大きく影響を与えるため、実回転数を高い精度
で検出できる回転数検出器が必要とされている
が、従来はコンデンサの充放電等を利用して回転
数の情報を含む回転数検出信号をアナログ信号と
して得ていたため、精度の高い回転数検出信号を
得ることができなかつた。また、精度の高い制御
を行なうためには、回転数の変化を拡大して検出
することも必要となれるが、従来の検出器では回
転数の変化を拡大して検出することができなかつ
た。
発明の目的 本発明の目的は、回転数の情報を含む回転数検
出信号を高い精度で得ることができ且つ回転数の
変化を拡大して検出することのできる内燃機関用
回転数検出器を提供することにある。
発明の構成 本発明の内燃機関用回転数検出器は、内燃機関
の回転に同期して発生させられる信号を入力とし
て内燃機関の回転数に関する情報を含む回転数検
出信号を出力する内燃機関用回転数検出器におい
て、前記内燃機関の一定の回転角度位置で一定の
信号幅θ0の回転数検出用基準矩形波信号P0を出力
する基準信号発生回路と、前記基準矩形波信号
P0の信号幅θ0よりも狭い第1のパルス幅θ1を有し
且つ該第1のパルス幅θ1が内燃機関の実回転数に
応じて変化する第1の回転数検出パルスP1及び
前記基準矩形波信号P0の信号幅θ0と前記第1のパ
ルス幅θ1との差に等しい第2のパルス幅θ2を有す
る第2の回転数検出パルスP2を出力する回転数
検出パルス発生回路と、前記第1の回転数検出パ
ルスP1の時間幅T1と前記第2の回転数検出パル
スP2の時間幅T2とをそれぞれデジタル量に変換
して第1の回転数情報信号n1と第2の回転数情報
信号n2とを出力するアナログ−デジタル変換回路
と、前記第1の回転数情報信号n1と前記第2の回
転数情報信号n2との差を取つて回転数に関する情
報を含む前記回転数検出信号を出力する回転数検
出信号発生回路とを具備したことを特徴とするも
のである。
実施例 以下図面を参照して本発明に係る回転数検出器
の一実施例について詳細に説明する。第1図に
は、本発明の一実施例をブロツク図で示してあ
る。同図において1は基準信号発生回路であり、
該基準信号発生回路は、機関の出力軸やカム軸等
に取付けられて機関と同期回転する信号発電機内
に配置されて機関の一定の回転角度位置で半サイ
クルの角度幅が一定の信号電圧eSを誘起する回転
検出コイル1Aと、この検出コイルの出力信号eS
の半波を波形整形して一定の信号幅θ0の回転数検
出用基準矩形波信号P0を出力する波形整形回路
1Bとから構成される。矩形波信号P0は機関の
出力軸またはカム軸が1回転する間に1回、一定
の回転角度位置α0で発生する。矩形波信号P0
信号幅(角度幅)θ0は一定であるため、その時間
幅T0は機関の回転数に反比例して変化する。即
ちこの矩形波信号P0は、その時間幅が回転数の
情報を含んでいる。2は矩形波信号P0を入力と
して矩形波信号P0よりも狭い第1のパルス幅
(角度幅)θ1を有する第1の回転数検出パルスP1
と信号幅θ0と第1のパルス幅θ1との差に等しい第
2のパルス幅θ2を有する第2の回転数検出パルス
P2とを発生する回転数検出パルス発生器である。
3は、設定回転数を与える回転数設定器である。
ここで第1及び第2の回転数検出パルスP1及び
P2は、常にθ1+θ2=θ0なる関係を維持しつつそれ
ぞれのパルス幅θ1及びθ2が回転数の変化に伴つて
互いに反対の方向に(一方が大きくなつたときに
他方が小さくなるように)変化する信号であり、
実回転数が設定回転数に等しくなつたときにθ1
θ2となるようになつている。
上記第1及び第2の回転数検出パルスP1及び
P2はアナログデジタル変換器4に与えられる。
変換器4は第1の回転数検出パルスP1の時間幅
T1をデジタル量に変換して第1の回転数情報信
号n1を発生し、第2の回転数検出パルスP2の時間
幅T2をデジタル量に変換して第2の回転数情報
信号n2を発生する。この変換は、例えば、パルス
発振器5から得られる周波数f1のクロツクパルス
を第1及び第2の回転数検出パルスP1及びP2
より開かれるゲート回路を通してカウンタに供給
し、第1及び第2の回転数検出パルスP1及びP2
が発生している間に発生するクロツクパルスの数
を計数することにより行なう。
上記第1及び第2の回転数情報信号(パルスの
カウント数で与えられる。)n1及びn2は回転数検
出信号発生回路6に入力される。回転数検出信号
発生回路6は信号n1及びn2の差n1−n2をとつて拡
大された回転数に関する情報を含む回転数検出信
号(パルスのカウント数で与えられる。)ndを出
力する。
本発明の理解を容易にするため、第2図に回転
数検出パルス発生回路の具体的な構成を示してあ
る。同図において、C1はダイオードD1及び定電
流回路Ic1を通して電圧がVcの電源に接続された
コンデンサである。コンデンサC1の両端には定
電流回路Ic2を通してトランジスタTr1のコレクタ
エミツタ間回路が並列に接続され、トランジスタ
Tr1のコレクタは定電流回路Ic2を通して前記電源
に接続されている。またトランジスタTr1のベー
スエミツタ間に波形整形回路1Bから得られる基
準矩形波信号P0が与えられ、矩形波信号P0が発
生している期間トランジスタTr1が導通するよう
になつている。コンデンサC1の両端にはまた半
導体スイツチからなるリセツト回路RSが並列に
接続され、矩形波信号P0の立下りでこのリセツ
ト回路が動作してコンデンサC1を瞬時放電させ
るようになつている。コンデンサC1の端子電圧
Vcは基準電圧発生器RGから得られる基準電圧
Vrとともに電圧比較器CPに入力され、比較器CP
の出力は矩形波信号P0とともにアンド回路A1
入力されている。比較器CPの出力はまたインバ
ータINを介して反転された後、矩形波信号P0
ともにアンド回路A2に入力されている。
第2図の回路においては、回転検出コイル1A
が機関の回転角αに対して第3図Aのような信号
eSを定角度位置α0で発生すると、波形整形回路1
Bは第3図Bのように信号の角度幅がθ0の基準矩
形波信号P0を出力する。矩形波信号P0が発生し
ていない区間ではトランジスタTr1がしや断して
いるため、コンデンサC1が定電流回路Ic1及びダ
イオードD1を通して定電流i1で充電される。した
がつてコンデンサC1の端子電圧Vcは第3図Cに
示すように各矩形波信号P0の立下り位置から次
の矩形波信号P0の立上り位置まで一定の傾斜で
上昇する。矩形波信号P0が発生しているα0〜α1
の期間はトランジスタTr1が導通するのでコンデ
ンサC1が定電流回路Ic2及びトランジスタTr1を通
して定電流i2で放電する。したつがてこの期間コ
ンデンサC1の端子電圧Vcは一定の傾斜で下降す
る。矩形波信号P0の立下りでリセツト回路RSが
動作してコンデンサC1を瞬時放電させるための
電圧Vcは零に戻つた後再び一定の傾斜で上昇す
る。電圧比較器CPはコンデンサC1の端子電圧Vc
が基準電圧Vrより大きい期間論理値が「1」の
出力を発生し、電圧Vcが基準電圧Vr以下になつ
ている期間論理値が「0」の出力を発生する。し
たがつてアンド回路A1は第3図Dに示すように
矩形波信号P0の信号幅θ0内で電圧Vcが基準電圧
を超えている期間θ1の間連続する第1の回転数検
出パルスP1を出力し、アンド回路A2は同じく信
号幅θ0内で電圧Vcが基準電圧Vr以下になつてい
る期間θ2の間連続する第2の回転数検出パルスP2
を出力する。第3図C乃至Eにおいて符号N1
N2,N0,N3,N4を付した波形は、第4図に示
すように時間tに対して回転数Nが変化した場合
の各回転数N1、N2、N0、N3及びN4における波
形を示している。コンデンサC1を充電する時間
は回転数の上昇に伴つて短くなるため、電圧Vc
の最大値は回転数の上昇に伴つて低くなつてい
く。したがつて電圧Vcが基準電圧Vrに等しくな
る位相は回転数の上昇に伴つて進むことになり、
第1の回転数検出パルスP1のパルス幅θ1は回転数
の上昇に伴つて小さくなつていく。また逆に第2
の回転数検出パルスP2のパルス幅θ2は回転数の上
昇に伴つて大きくなつていく。そして常にθ1+θ2
=θ0なる関係が満されており、回転数が設定回転
数N0に等しくなつたときにθ1=θ2=θ0/2とな
る。後述のように、θ1=θ2となる回転数は基準電
圧Vrや充放電電流i1、i2を適宜に変えることによ
り任意に設定することができる。したがつて第1
図の設定回転数設定器3はこれらを適宜に調整し
得るようにした回路により構成される。
尚第1及び第2の回転数検出パルスP1及びP2
を得る方法は上記第2図の例に限られるものでは
ない。例えば、第2図の例においてコンデンサ
C1の充放電電流を定電流としなくても同様のパ
スルP1及びP2を得ることができる。また矩形波
信号P0の立上り位置α0で充電を開始し立下り位
置α1でリセツトされるコンデンサの端子電圧を第
2図の比較器CPに与えるようにしてもパルス幅
が回転数に伴つて互いに逆方向に変位する2つの
パルスを得ることができる。
以下第2図の具体的な回路の構成を例にとつて
第1図の実施例により出力される回転数検出信号
ndが、回転数に関する情報を含み且つ回転数の変
化に関する情報を拡大して検出することのできる
信号であることを理論的に明らかにする。第2図
の回路においてコンデンサC1の静電容量をC、
充電角度をθc(=360゜−θ0)とすると、パルス幅θ1
及びθ2は次式で与えられる。
θ1(i1/i2)θc−{(6CVr)/i2}N ……(1) θ2={θ0−(i1/i2)θc} +{(6CVr)/i2}N ……(2) (1)式及び(2)式のθ1及びθ2を時間幅T1及びT2
変換すると、 T1=(i1/i2)(θc/6N)−(C/i2)Vr ……(3) T2={θ0−{i1/i2)θc}(1/6N) +(CVr)/i2 ……(4) これらの式より第1及び第2の回転数検出パル
スP1及びP2の角度幅及び時間幅が回転数Nの関
数であつて、これにより回転数に関する情報を得
ることができることが判る。
上記(3)式及び(4)式で与えられるパルス時間幅
T1及びT2間で周波数f1のクロツクパルスを計数
すると、その計数値n1及びn2は次式で与えられ
る。
n1=(f1・i1・θc)/(6Ni2) −(f1・Vr・C)/i2 ……(5) n2={θ0−(i1/i2)θc}・f1/(6N) +(f1・Vr・C)/i2 ……(6) ここでn1とn2の差ndをとると、 nd=n1−n2 =(1/N)f1{(i1・θc)/(3i2) −θ0/6}−(2f1・C・Vr)/i2 ……(7) 但し、検出の条件として、(i1・θc)/(3i2)−
θ0/6>0及びVr>0が成立することが必要で
あり、矩形波信号P0の立下り位置で電圧Vcが正
でなければならない。即ち、矩形波信号P0の時
間幅T0、充電時間Tcとした場合、 (i1/C)Tc>(i2/C)T0 ……(8) が成立することが必要である。
(8)式より、 i1/i2>θ0/θc ……(9) 設定回転数N0のときはnd=0であるから、 N0=f1・{(i1・θc)/(3i2) −θ0/6}・i2/(2f1・CVr) =(2i1・θc−θ0・i2)/(12C・Vr) ……(10) 以上の条件下で(7)式は、第5図のように示され
る。即ち、回転数Nが設定回転数N0に等しいと
きにnd=0となり、回転数NがN0からずれるに
伴つてndは増加する。このことから、ndは偏差信
号の情報をもつと同時に実回転数の情報をもつこ
とが判る。設定回転数N0は、(10)式より、i1、i2
びVr等により任意に設定できることが判る。
尚(7)式より、ndは、N<N0のとき正となり、
N>N0のとき負となるが、この正負の判別は、
デジタル的に処理する場合の種々の方法が考えら
れる。例えば、アナログデジタル変換をカウンタ
を用いて行なう場合、カウンタの計数値が零にな
つたときにフリツプフロツプ回路を反転させるよ
うにして、このフリツプフロツプ回路の状態によ
り正負の判別を行なわせることができる。
ここで本発明のように、第1及び第2の回転数
検出パルスP1及びP2を作ることなく、基準矩形
波信号P0の時間幅内で周波数f1のクロツクパルス
を計数することにより回転数検出信号を得る場合
を考える。この場合の計数値nXは、 nX=(θ0/6N)f1 ……(11) で表わされる。
また設定回転数N0時の計数値n0は、 n0=(θ0/6N0)f ……(12) で表わされる。ここでnXとn0との差をとれば偏差
信号n′dを得ることができる。
n′d=nX−n0=(θ0・f1)/(6N) −(θ0・f1)/(6N0) ……(13) (7)式のndにより回転数検出を行なつた場合と、
(13)式のn′dにより回転数検出を行なつた場合の
分解能の比較は、単位回転数当りに割り当てられ
るパルス数、即ち(1/N)の係数、f1{(i1
θc)/(3i2)−θ0/6}と、θ0・f1/6とを比較
することにより行なうことができる。そこで両係
数の差をとると、 f1{(i1・θc)/(3i2)−θ0/6} −(θ0f1)/6 =(f1/3){(i1・θ0)/i2−θ0} ……(14) (9)式の条件より、(14)式の右辺は正となるの
で、第1及び第2の回転数検出パルスP1及びP2
を作り、更にこれらのパルスの時間幅をそれぞれ
デジタル量に変換して第1及び第2の回転数情報
信号n1及びn2を作つて両者の差をとる方が分解能
が高いことが判かる。尚ここで分解能とは、同一
周波数のクロツクパルスを用いて信号の時間幅を
クロツクパルス数に変換する場合の変換の精度を
意味し、単位時間当りに割当てることができるク
ロツクパルスの数で表わすことができる。
このように、一定の信号幅θ0の基準矩形波信号
P0から、パルス幅θ1及びθ2がθ1+θ2=θ0の関係を
満しつつ回転数の変化に伴つて互いに逆方向に変
化する第1及び第2の回転数検出パルスP1及び
P2を作り出してこれらのパルスの時間幅をデジ
タル量に変換して差をとるようにすると、回転数
の変化を拡大して検出することができるので、回
転数の検出信号をデジタル処理する場合に、分解
能を高くすることができ、回転数の検出を高精度
で行なわせることができる。また回転数に関する
情報を拡大して検出できるだけでなく、回転数の
設定値に対する偏差をも拡大して検出することが
できる。
次に本発明に係る回転数検出器を用いた内燃機
関の速度制御装置の一例について説明し、本発明
の用途を明らかにする。尚第1図で説明した構成
については詳細を省略する。第6図は本発明の回
転数検出器を用いた速度制御装置の構成例を示し
たブロツク図で、同図において7は、内燃機関の
回転数調節用操作部8を操作する操作器である。
操作器7は、操作部8を操作するための駆動力を
与えるステツピングモータ7A及び操作部移動範
囲リミツタ7Bを備えたアクチユエータ7Cとス
テツピングモータ7Aを駆動するステツピングモ
ータ駆動回路7Dとからなり、ステツピングモー
タ7Aの駆動力が適宜の伝達機構を介してアクチ
ユエータの出力端から操作部8に伝達されて操作
部8が操作される。ステツピングモータ駆動回路
7Dには後記する制御回路より所定の周波数のパ
ルスからなるステツプ数指令信号Q′cが所定のス
テツプ数に等しい数だけ与えられ、この指令信号
Q′cのパルス数に比例した角度だけステツピング
モータ7Aが回転して操作部8を所定量操作す
る。リミツタ7Bはアクチユエータ7Cの出力端
が限界位置まで変位したときにそれを検出してス
テツピングモータ7Aを停止させるための指令信
号と該モータの回転方向を反転させるための指令
信号とを駆動回路7Dに与える。ステツピングモ
ータ駆動回路7Dにはまた始動増量スイツチSW1
及び機関停止スイツチSW2からの信号が入力され
ており、始動増量スイツチSW1が閉じられたとき
に内燃機関への燃料の供給量を増大させる方向に
ステツピングモータが駆動され、機関停止スイツ
チSW2が閉じられたときには機関への燃料の供給
をしや断する方向にステツピングモータが駆動さ
れるようになつている。内燃機関回転調節用操作
部6は、機関がガソリンエンジンの場合にはスロ
ツトルバルブであり、デイーゼルエンジンの場合
には燃料噴射ポンプの噴射量調節部である。
内燃機関の回転数の検出は、第1図及び第2図
の説明で詳述したので、ここでは説明を省略し、
回転数検出信号発生回路6から出力される回転数
検出信号nd以降について更に説明する。回転数検
出信号ndは第1の操作量指令信号発生回路13に
与えられ、ここで信号ndに或係数が乗じられて回
転数調節用操作部8の操作量(ステツピングモー
タのステツプ数)を定める第1の操作量指令信号
QDに変換される。尚n1とn2との差を取つた回転
数検出信号ndが実回転数と設定回転数の偏差を表
わすことについては前述の通りである。
回転数検出信号ndは設定回転数設定器3から与
えられるアイドリング回転指令Diとともにアイ
ドル回転制御回路14に入力され、制御回路14
は指令Diが与えられたときに、現回転数とアイ
ドリング回転数との偏差を示す偏差信号(パルス
数で与えられる。)niを出力する。この偏差信号ni
は第1の操作量指令信号発生回路13に入力さ
れ、第1の操作量指令信号発生回路13は機関を
アイドリング回転させるために必要な操作部8の
操作量(ステツプ数)を与える操作量指令信号
QDを出力する。
前記回転数検出信号ndは前回転数記憶回路15
Aと変化分検出回路15Bとに入力されている。
尚理解を容易にするため、以下この入力される回
転数検出信号に符号nを付して説明する。変化分
検出回路15Bは減算回路からなり、記憶回路1
5Aに記憶された前回の回転数検出信号n′と新た
に発生した回転数検出信号nとの差をとつて回転
数微分信号ngを出力する。本実施例では記憶回路
15Aと変化分検出回路15Bとにより微分信号
発生回路15が構成されている。微分信号ngは第
2の操作量指令信号発生回路16に入力され、こ
こで或係数が乗じられて操作部8の操作量(ステ
ツプ数)を指令する第2の操作量指令信号QG
変換される。第1及び第2の操作量指令信号QD
及びQGは加算回路17Aに入力されて加え合さ
れ、加算回路17Aの出力側に操作部8の操作量
を示す操作信号Qcが得られる。本実施例ではこ
の加算回路17Aにより操作信号発生回路17が
構成されている。操作信号Qcは、周波数f2のパ
ルスを発生するパルス発振器18の出力とともに
周波数変換器19に入力され、この周波数変換器
により、操作信号Qcに相応した操作量だけ操作
部8を操作するのに必要なステツプ数に相当する
数の、周波数f2の駆動パルス信号Q′cを出力する。
この駆動パルス信号Q′cはステツピングモータ駆
動回路7Dに与えられ、駆動パルス信号Q′cの各
パルスが与えられる毎にステツピングモータが1
ステツプずつ回転して操作部8を操作する。
前記アナログデジタル変換回路4から得られる
第1及び第2の回転数情報信号n1及びn2はまた微
分動作停止制御回路20に入力されている。微分
動作停止制御回路20は、信号n1が零になる回転
数と信号n2が零になる回転数との間の領域を微分
制御回転数領域として設定し、機関の回転数がこ
の領域から外れたときに第2の操作量指令信号
QGの出力を停止させて(QGを零にして)微分動
作を停止させる。尚第6図においては、微分動作
停止制御回路20が第2の操作量指令信号発生回
路16を制御して第2の操作量指令信号QGを零
にするようにしているが、この制御回路20が微
分信号発生回路15を制御して微分信号ngの出力
を停止させることにより第2の操作量指令信号
QGの出力を停止させるようにしてもよい。
第6図に示した制御装置において、今機関の負
荷が変動して回転数Nが時間tに対して第7図A
のように変化した場合を考える。同図において
N0は設定回転数を示し、NL及びNVはそれぞれ微
分制御回転数領域の下限及び上限の回転数を示し
ている。第7図Aのような速度変化が生じたと
き、第1の操作量指令信号発生回路13は回転数
偏差信号ndに応じて第7図Cに示すような第1の
操作量指令信号QDを出力し、第2の操作量指令
信号発生回路16は微分信号ngに応じて第7図B
に実線で示したような第2の操作量指令信号QG
を出力する。これらの指令信号は加算回路17A
で加算され、加算回路17Aから第7図Dに実線
で示すような操作信号Qcが出力される。この操
作信号Qcは駆動パルス信号Q′cに変換され、ステ
ツピングモータ7Aに所定数のパルスが与えられ
る。ステツピングモータ7Aは操作信号Qcが指
示した操作量だけ操作部8を操作し、機関の回転
数を設定回転数N0に収束させる。この場合、第
1の操作量指令信号QDは回転数検出信号ndの大
きさに応じて操作部8を操作する比例動作により
回転数を設定回転数に一致させる作用をし、第2
の操作量指令信号QGは回転数の時間的変化率に
応じて操作部2を操作する微分動作により回転数
の変化を抑える作用をする。
該回転数制御装置によれば、特定の微分制御回
転数領域に限つて微分動作を行なわせるので、回
転数が設定値に収束するまでの時間を短縮するこ
とができ、過渡応答性(負荷変動、設定回転数の
変化、機関のトルク変化等による回転数変化に対
する応答)を良好にすることができる。
上述の通り、本発明に係る回転数検出器を用い
れば比例動作制御と微分動作制御とを組合せたよ
うな複雑な制御で必要とされる機関の回転数に関
する拡大された情報を確実に得ることができる。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、一定の信号幅
θ0の基準矩形波信号P0から、パルス幅θ1及びθ2
θ1+θ2=θ0の関係を満しつつ回転数の変化に伴つ
て互いに逆方向に変化する第1及び第2の回転数
検出パルスP1及びP2を作り、更にこれらのパル
スの時間幅をデジタル量に変換して差を取り、そ
の差を回転数検出信号として出力させるので、回
転数の変化及び回転数に関する情報を拡大して検
出することができ、精度の高い回転数検出が可能
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図は本発明で用いる回転数検出パルス発生回
路の一例を示す接続図、第3図A乃至Eは第2図
の回路の動作を説明する信号波形図、第4図は回
転数の時間に対する変化の一例を示した線図、第
5図は回転数検出信号の回転数に対する変化の一
例を示す線図、第6図は本発明に係る内燃機関用
回転数検出器を用いた内燃機関の回転数制御装置
の一例を示すブロツク図、第7図は第6図の装置
の制御動作を説明する線図である。 1……基準信号発生回路、2……回転数検出パ
ルス、3……回転数設定器、4……アナログ−デ
ジタル変換器、5……パルス発振器、6……回転
数検出信号発生回路、7……操作器、8……内燃
機関回転数調節用操作部、13……第1の操作量
指令信号発生回路、15……微分信号発生回路、
16……第2の操作量指令信号発生回路、17…
…操作信号発生回路、20……微分動作停止制御
回路、C1……コンデンサ、D1……ダイオード、
Tr1……トランジスタ、RS……リセツト回路、
RG……基準電圧発生器、CP……電圧比較器、
A1,A2……アンド回路、Ic1,Ic2……定電流回
路、IN……インバータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関の回転に同期して発生させられる信
    号を入力として内燃機関の回転数に関する情報を
    含む回転数検出信号を出力する内燃機関用回転数
    検出器において、前記内燃機関の一定の回転角度
    位置で一定の信号幅θ0の回転数検出用基準矩形波
    信号P0を出力する基準信号発生回路と、前記基
    準矩形波信号P0の信号幅θ0よりも狭い第1のパル
    ス幅θ1を有し且つ該第1のパルス幅θ1が内燃機関
    の実回転数に応じて変化する第1の回転数検出パ
    ルスP1及び前記基準矩形波信号P0の信号幅θ0と前
    記第1のパルス幅θ1との差に等しい第2のパルス
    幅θ2を有する第2の回転数検出パルスP2を出力す
    る回転数検出パルス発生回路と、前記第1の回転
    数検出パルスP1の時間幅T1と前記第2の回転数
    検出パルスP2の時間幅T2とをそれぞれデジタル
    量に変換して第1の回転数情報信号n1と第2の回
    転数情報信号n2とを出力するアナログ−デジタル
    変換回路と、前記第1の回転数情報信号n1と前記
    第2の回転数情報信号n2との差を取つて回転数に
    関する情報を含む前記回転数検出信号を出力する
    回転数検出信号発生回路とを具備したことを特徴
    とする内燃機関用回転数検出器。
JP19189483A 1983-10-14 1983-10-14 内燃機関用回転数検出器 Granted JPS59131168A (ja)

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