JP3665357B2 - ステッピングモータを駆動する方法と装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ステッピングモータを駆動する方法と装置、さらに詳細には少なくとも2つの駆動相と、少なくとも1つの駆動信号を発生するコンピュータユニットとを有するステッピングモータを駆動する方法並びに装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車技術の分野においては、調節装置を駆動するためにまた制御の目的のために、例えば内燃機関のアイドリング制御あるいは出力制御を行うための出力調節部材の調節に関連してステッピングモータが使用されている。
【0003】
ステッピングモータは通常少なくとも2つの駆動相を有し(2相ステッピングモータ)、ステッピングモータの給電はそれぞれ少なくとも2つの完全ブリッジ型出力段によって行なわれる。ステッピングモータを駆動するためのこの完全ブリッジ型出力段の駆動は、それぞれの駆動方向についてそれぞれ互いに90°位相ずれした少なくとも2つの矩形信号によって行われる。駆動がコンピュータユニット、例えばマイクロコンピュータに基づいて行われる場合には、それに従ってステッピングモータ用のこの種の完全ブリッジ型出力段を駆動するためにコンピュータユニットには4つまでの出力端子が使用される。
【0004】
これは、コンピュータの出力端子の使用および制御プログラムに関して好ましくない高コストをもたらしてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ステッピングモータ駆動のためのコストを大幅に削減することが可能な手段を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、本発明によれば、
少なくとも2つの駆動相と、少なくとも1つの駆動信号を発生させるコンピュータユニットとを有するステッピングモータを駆動する方法において、
コンピュータユニットの単一の駆動信号をステッピングモータの各相用の駆動信号に変換する駆動論理回路が設けられ、
前記単一の駆動信号は、低い信号レベル状態と、高い信号レベル状態と、一定の周波数の矩形信号の状態を有し、
前記駆動論理回路は、該単一の駆動信号からステッピングモータを正転並びに逆転駆動するための各相用の駆動信号を形成し、
ステッピングモータの回転方向が、前記一定の周波数の矩形信号が出力される前の駆動信号の信号レベルによって決定される構成により解決される。
【0007】
更に、本発明によれば、この課題を解決するために、
少なくとも1つの駆動信号を発生するコンピュータユニットを有するステッピングモータを駆動する装置において、
コンピュータユニットの単一の駆動信号を少なくとも2相のステッピングモータを駆動するパルス信号に変換する駆動論理回路が設けられ、
前記単一の駆動信号は、低い信号レベル状態と、高い信号レベル状態と、一定の周波数の矩形信号の状態を有し、
前記駆動論理回路は、該単一の駆動信号からステッピングモータを正転並びに逆転駆動するための各相用の駆動信号を形成し、
ステッピングモータの回転方向が、前記一定の周波数の矩形信号が出力される前の駆動信号の信号レベルによって決定される構成が採用されている。
【0008】
【作用】
このように、本発明によれば、駆動論理回路が設けられ、その駆動論理回路にコンピュータユニットの駆動信号が供給され、駆動論理回路はステッピングモータのそれぞれの移動方向について互いに90°位相ずれした少なくとも2つの駆動信号を発生する。
【0009】
本発明によれば、単にコンピュータユニットの一つの出力端子が占有されるだけであるという利点が得られる。
【0010】
さらに利点なのは、コンピュータユニットの制御プログラムが著しく簡略化されることである。というのは本発明の構成により駆動信号を設定することによって回転方向も駆動も配慮されるからである。
【0011】
本発明構成が内燃機関の出力制御に関連したステッピングモータの駆動に使用されると、特に好ましくなる。
【0012】
さらに本発明の駆動論理回路は、集積可能な安価な装置となっている。
【0013】
本発明の好ましい実施例によれば、駆動論理回路はコンピュータユニットの駆動信号を90°位相ずれしたステッピングモータ各相用の駆動信号に変換し、駆動論理回路は、コンピュータユニットの駆動信号を反転させることによって90°の位相ずれを形成する。その場合、ステッピングモータの駆動方向はコンピュータユニットの駆動信号の初期位置ないし開始レベルによって決定される。
【0014】
コンピュータユニットの駆動信号は、高い信号レベルあるいは低い信号レベルあるいは一定の周波数の矩形信号となることができる。コンピュータユニットの駆動信号は、アナログ信号に変換されて、第1の相に対してはパルス形成手段に直接に、第2の相に対しては反転して供給され、その場合パルス形成手段は矩形信号が存在する場合にアクティブにされ、信号レベルが一定の場合には非アクティブにされ、かつアクティブの場合には少なくとも1つの出力にステッピングモータを駆動するパルス状の信号を発生する。
【0015】
本発明によれば、ステッピングモータを用いて、好ましくはアイドリング制御に関連して自動車エンジンの出力調節部材が操作される。
【0016】
【実施例】
以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1には2相ステッピングモータを有する制御システムが図示されている。同図において符号10はコンピュータユニット、特にマイクロコンピュータであり、12は本発明を実施するための駆動論理回路であり、14と16はステッピングモータの各相用の完全ブリッジ型出力段(4つのトランジスタを用いたブリッジ回路による駆動回路)であり、18はステッピングモータ自体を示している。
【0018】
コンピュータユニット10には測定装置24〜26から入力線20〜22が導かれている。コンピュータユニット10の出力28を介して駆動論理回路12の入力32まで導線30が導かれている。この入力32には駆動論理回路12の接続点34へ到る抵抗R1が接続され、この接続点34には接地されたコンデンサCが接続されている。さらに入力32には抵抗R2が接続され、この抵抗R2は駆動論理回路12の接続点36と結合され、この接続点には駆動論理回路12の電源電圧Uccが接続されている。さらに入力32から接続線38がフリップフロップFF2のクロック入力CLK2へ導かれ、かつインバータIを介してフリップフロップFF1のクロック入力CLK1へ導かれている。駆動論理回路12の接続点36は抵抗R3を介して接続点40へ導かれており、比較器K1の正の入力がこの接続点40と接続されている。さらに接続点40は他の抵抗R4を介して接続点42へ導かれ、第2の比較器K2の負の入力がこの接続点42と接続されている。
【0019】
接続点42は抵抗R5を介してアースへ導かれている。比較器K1の負の入力と比較器K2の正の入力は接続線44を介して駆動論理回路12の接続点34に接続されている。駆動論理回路12の接続点36はさらに抵抗R6を介して接続点46へ導かれており、接続点46には比較器K1とK2の出力が接続されている。接続点46は導線48を介してまずフリップフロップFF1のリセット入力CLR1へ導かれ、さらにフリップフロップFF2のリセット入力CLR2へ導かれている。出力Q1は駆動論理回路12の出力50と接続され、一方フリップフロップFF1の反転出力は駆動論理回路12の出力52と接続されている。FF2の出力Q2は駆動論理回路12の出力54と接続され、フリップフロップFF2の反転出力は駆動論理回路12の出力56と接続されている。念のために、図1には、駆動論理回路をアースと接続させる他の端子58が図示されている。
【0020】
駆動論理回路12の出力50は導線60を介して完全ブリッジ型出力段14と接続され、出力52は導線62を介して完全ブリッジ型出力段14と接続されている。同様にして出力54は導線64を介して、また出力56は導線66を介して完全ブリッジ型出力段16と接続されている。完全ブリッジ型出力段は、市販の素子、例えば素子TLE4202Bであって、図1には不図示の上述の方法で接続されている。完全ブリッジ型出力段14と16には概略図示するステッピングモータ18が接続されている。その場合、導線68は出力回路14からステッピングモータの第1相巻線70を介して完全ブリッジ型出力段14に戻され、一方導線72は完全ブリッジ型出力段16から第2相巻線74を介して完全ブリッジ型出力段16に戻されている。
【0021】
完全ブリッジ型出力段14と16の代わりにユニポーラのステッピングモータに関連して単独駆動回路を設けることもできる。従って好ましい他の実施例においては、本発明の構成はユニポーラ及びバイポーラのステッピングモータに関連して使用することができる。さらに好ましい実施例においては本発明の構成は多相のステッピングモータとの関連においても使用することができる。
【0022】
図1に示すシステムは好ましい実施例においては、自動車エンジンの出力調節部材の調節に使用することができる。この種の出力調節部材は内燃機関の吸気系内に配置された絞り弁あるいはディーゼルエンジンのコントロールロッド(コントロールラック)とすることができる。その場合に出力調節部材の調節は、好ましい実施例においてはアイドリング回転数制御のために、他の好ましい実施例においては電子アクセルペダルシステムにおいて運転者により作動される操作部材(アクセルペダル)の位置によって設定される運転者の要求に従った調節のために、さらにトラクションコントロールないしはエンジン制動トルク制御を実施するため、あるいは車速制御のために使用される。
【0023】
次に本装置の原理的な機能をアイドリング回転数制御の例で説明する。同様に図1に示す装置の機能は上述の他の好ましい応用例においても得られる。
【0024】
コンピュータユニット10は、導線20〜22を介して供給される、測定装置24〜26によって検出された運転パラメータに基づいてアイドリング回転数の目標値を定める。従来技術から知れているように、この運転パラメータは好ましくはバッテリ電圧、車速、エンジン回転数、エンジン温度、エアコンスイッチ、ギヤ位置などである。形成された回転数目標値が検出されたエンジン回転数と関連づけられて、実際回転数の目標回転数からのずれを示す量が求められる。このずれ量は制御プログラムに従ってステッピングモータを調節するステップ数に変換される。さらに偏差の符号から、ステッピングモータを第1の移動方向に調節すべきかあるいは第2の移動方向に調節すべきか、すなわち正転か逆転かのステッピングモータの駆動方向が定められる。
【0025】
対応する情報はマイクロコンピュータによって出力28に出力すべきクロック信号T0に変換される。その場合、実際回転数を目標回転数になるように調節して偏差を減少させるために求められたステップ数がパルス数に変換され、一方ステッピングモータの調節方向に関する情報は、出力すべきパルス信号の基礎になるクロック信号T0の一定の信号レベルに反映される。パルス信号T0は導線30を介して駆動論理回路12の入力32へ伝達され、そこで上述の回路装置によって90°位相ずれしたステッピングモータ18の駆動信号に変換される。
【0026】
この駆動パルスが駆動論理回路12の出力50と54に出力され、一方出力52と56にはそれぞれ反転信号が出力される。これらの信号によって完全ブリッジ型出力段14ないし16が駆動されるので、巻線70と74には90°位相ずれした電流パルスが流れる。それによってステッピングモータ18およびステッピングモータと接続された調節部材がステッピングモータの構造によって定まるステップ幅でパルス数に従って調節される。その場合、ステッピングモータの移動方向は駆動信号の位相ずれ、すなわち正か負かに関係する。
【0027】
駆動論理回路12の機能を図2に示す信号特性を用いて説明する。その場合に図2(a)から(e)にはそれぞれ水平に時間が記載されている。
【0028】
図2(a)はコンピュータユニット10の出力28に現れるクロック信号T0を示し、図2(b)はコンデンサCに印加される電圧信号U1を示す。図2(c)には導線48に現れる比較器出力Kの信号を示し、図2(d)と(e)は駆動論理回路12の出力50と54に現れる信号A1とA2を示す。その場合に最初の領域においてはステッピングモータ18の正転駆動が、第2の領域ではステッピングモータ18の逆転駆動が示されている。
【0029】
クロック信号T0は、3つの状態をとることができるように形成されている。まず低いレベルに不変に留まることができ、また高い信号レベルに不変に留まることができる。さらに一定の周波数と例えば50%のパルスデューティー比を有する矩形信号の状態となる。上述の制御プログラムに従ってコンピュータユニット10から出力されるこのクロック信号は駆動論理回路において、R1とCから形成されるローパスフィルタによってアナログ電圧U1に変換される。その場合、クロック信号のレベルが一定で低い場合には、R3、R4およびR5からなる分圧器によって比較器K2の負の入力に形成される電圧U3より小さい一定の電圧が得られる。クロック信号が一定周波数の矩形信号である場合には、信号U1は上述の値U3と、分圧器R3、R4およびR5により比較器K1の正の入力に形成される値U2間の電圧値を有するほぼ鋸歯状電圧となる。クロック信号T0のレベルが一定で高い場合には、上述の電圧値U2より大きいレベルを有する電圧U1が発生する。
【0030】
信号レベルを設定することによって比較器K1とK2の出力は、可能な3つの状態のそれぞれにおいて所定の値となる。クロック信号が一定の低い信号レベルである場合には、比較器K1の出力信号は低い信号レベルになり、比較器2の出力信号は高い信号レベルとなる。結合点46において比較器の2つの出力信号がアンドの論理で結合されるので、導線48における信号Kは低い信号レベルを有する。
【0031】
クロック信号が一定の高い信号レベルを有する場合には、比較器K1の出力は高いレベルを有し、比較器K2の出力は低い信号レベルを有するので、結果として信号値Kは低いレベルとなる。クロック信号が矩形信号を示す場合には、電圧U1は値U2とU3の間にあるので、両比較器の2つの出力は高い信号レベルを有し、従って得られる値Kも同様に高い信号レベルとなる。その後信号Kは信号端でトリガーされる2つのフリップフロップFF1とFF2のリセット入力へ供給される。クロック信号T0自体は導線38を介してフリップフロップFF2のクロック入力へ供給され、かつインバータIを介してフリップフロップFF1のクロック入力へ供給される。信号端でトリガーされるフリップフロップは、低い信号レベルKによりフリップフロップがリセットされ、出力Q1ないしQ2、従って出力A1とA2に低いレベルが得られるように接続されている。それによってステッピングモータは現位置に保持される。
【0032】
信号レベルKが高いレベルに変化すると、フリップフロップのクロック入力がイネーブルになり、その場合フリップフロップFF1はインバータIが接続されていることによりクロック信号T0のクロック立ち下がり端で変化し、一方フリップフロップFF2はクロック信号T0のクロック立上り端で変化する。それによって駆動論理回路12の出力A1とA2には図2(d)と(e)に示すように、90°位相ずれした出力矩形信号A1とA2が出力される。この矩形信号はステッピングモータの駆動に用いられ、それによってステッピングモータは所定のステップ幅で駆動される。
【0033】
A1とA2間の位相位置の符号(+90°あるいは−90°)はクロック信号の初期状態によって決定される。言葉を換えると、ステッピングモータの移動方向は、一定周波数の矩形信号の出力前のクロック信号T0の開始レベルに基づいて定められる。クロック信号T0が高い信号レベルからスタートした場合には、最初の立上り端部がフリップフロップFF1にトリガーをかけるので、信号A1は信号A2の前に形成され、従って+90°の位相ずれが得られる。クロック信号が低い信号レベルからスタートした場合には、最初の立上り端がフリップフロップFF2のリセット入力にかかる。これは、出力信号A2が出力信号A1の前に得られ、従って2つの駆動信号間に−90°の位相ずれが発生することを意味する。それによってステッピングモータは2つの移動方向に制御される。
【0034】
図2(a)においてクロック信号T0はまず低い信号レベルを有する。その後所定の周期Tを有する矩形信号状の6つのパルスが出力され、高い信号レベルで終了する。その後新たにパルスが送出され、再び高い信号レベルで終了する。次の状態においてはクロック信号の一定の信号レベルが高い信号レベルから低い信号レベルへ、そして再び高い信号レベルへ変化する。電圧U1のそれに対応した信号特性が図2(b)に示されている。クロック信号の最初のパルスが発生するまでは信号U1の信号レベルはU3より低い。その後パルス期間では、U2とU3間の範囲で電圧形状は鋸歯状になる。クロック信号が高いレベルになると、コンデンサが充電されて電圧はU2を越えて電源電圧Uccの近傍になる。その後の矩形パルスで電圧U1は鋸歯状電圧の形状でU2とU3間の値に低下し、一方次の信号レベルが高くなるとコンデンサが再びU2より大きい電圧に充電される。クロック信号の信号レベル状態が高いレベルから低いレベルへ変化すると、コンデンサが放電するので、電圧はまたU3より低くなる。次にレベルが変化するとコンデンサはまたU2を越える電圧まで充電される。
【0035】
図2(c)に示す信号Kは上述の説明に従って電圧U3を越えると、電圧U2を越えた場合と同様に、低いレベルから高いレベルへないし高いレベルから低いレベルへ変化する。それによって矩形信号が出力されると最初のレベル変化が生じ、一方矩形信号がなくなると第2の信号レベル変化が発生し、また新たなスタートの際には新たな信号レベル変化が発生する。信号Kはクロック信号の一定のレベルが変化する場合にも同様に推移する。上述したようにフリップフロップのクロック入力は信号Kの信号レベルが高い場合にイネーブルになる。従って信号Kの高い信号レベルの第1の期間の間にパルス状の出力信号A1とA2が発生する。その場合信号A2は信号A1より90°前に位置する。というのはクロック信号の最初の信号端変化は最初の立ち下がり端であるので、最初フリップフロップFF2の信号レベルが変化するからである。この期間においてステッピングモータの正転駆動が行われる。
【0036】
同様にして逆転駆動される場合には信号Kの信号レベルが正になる第2の期間の間にクロック信号T0に基づいて出力信号A1とA2が発生する。回転方向を変化させるために信号T0の信号レベルの状態が変化する場合には、信号Kの信号レベルが高い間クロック信号が現れないので、出力A1とA2は低い信号レベルになっており、ステッピングモータは駆動されない。
【0037】
他の好ましい実施例においては逆の制御特性で回路技術的な実現を図るのが好ましい。
【0038】
さらに閉ループ位置制御のステッピングモータの駆動に使用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、低い信号レベル、高い信号レベル、それに一定の周波数の矩形信号の各状態を有する単一の駆動信号から、ステッピングモータを正転並びに逆転駆動するための各相用の駆動信号を形成し、その場合、ステッピングモータの回転方向を、一定の周波数の矩形信号が出力される前の駆動信号の信号レベルによって決めるようにしている。したがって、本発明では、単にコンピュータユニットの一つの出力端子が占有されるだけであり、ステッピングモータの駆動のためにかかるコストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する回路装置の構成を示すブロック回路図である。
【図2】本発明を説明するための特徴的な信号のタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 コンピュータユニット
12 駆動論理回路
14、16 完全ブリッジ型出力段
18 ステッピングモータ
Claims (7)
- 少なくとも2つの駆動相と、少なくとも1つの駆動信号を発生させるコンピュータユニットとを有するステッピングモータを駆動する方法において、
コンピュータユニットの単一の駆動信号をステッピングモータの各相用の駆動信号に変換する駆動論理回路が設けられ、
前記単一の駆動信号は、低い信号レベル状態と、高い信号レベル状態と、一定の周波数の矩形信号の状態を有し、
前記駆動論理回路は、該単一の駆動信号からステッピングモータを正転並びに逆転駆動するための各相用の駆動信号を形成し、
ステッピングモータの回転方向が、前記一定の周波数の矩形信号が出力される前の駆動信号の信号レベルによって決定されることを特徴とするステッピングモータを駆動する方法。 - 駆動論理回路がコンピュータユニットの駆動信号を90°位相ずれしたステッピングモータ各相用の駆動信号に変換することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 駆動論理回路がコンピュータユニットの駆動信号を反転させることによって90°の位相ずれを形成することを特徴とする請求項2に記載の方法。
- コンピュータユニットの駆動信号がアナログ信号に変換されて、第1の相に対してはパルス形成手段に直接に、第2の相に対しては反転して供給され、その場合パルス形成手段は矩形信号が存在する場合にアクティブにされ、信号レベルが一定の場合には非アクティブにされ、かつアクティブの場合には少なくとも1つの出力にステッピングモータを駆動するパルス状の信号を発生することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の方法。
- ステッピングモータを用いて、アイドリング制御に関連して自動車エンジンの出力調節部材が操作されることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
- 少なくとも1つの駆動信号を発生するコンピュータユニットを有するステッピングモータを駆動する装置において、
コンピュータユニットの単一の駆動信号を少なくとも2相のステッピングモータを駆動するパルス信号に変換する駆動論理回路が設けられ、
前記単一の駆動信号は、低い信号レベル状態と、高い信号レベル状態と、一定の周波数の矩形信号の状態を有し、
前記駆動論理回路は、該単一の駆動信号からステッピングモータを正転並びに逆転駆動するための各相用の駆動信号を形成し、
ステッピングモータの回転方向が、前記一定の周波数の矩形信号が出力される前の駆動信号の信号レベルによって決定されることを特徴とするステッピングモータを駆動する装置。 - コンピュータユニットの駆動信号が矩形状である場合にステッピングモータを駆動するパルスを発生するパルス形成手段が設けられ、駆動信号の信号レベルが一定である場合にはパルス形成手段が非アクティブにされることを特徴とする請求項6に記載の装置。
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