JPH0390698A - つや消し塗工紙 - Google Patents

つや消し塗工紙

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JPH0390698A
JPH0390698A JP22746289A JP22746289A JPH0390698A JP H0390698 A JPH0390698 A JP H0390698A JP 22746289 A JP22746289 A JP 22746289A JP 22746289 A JP22746289 A JP 22746289A JP H0390698 A JPH0390698 A JP H0390698A
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JP
Japan
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coating
coated paper
paper
parts
coating composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP22746289A
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English (en)
Inventor
Masuhiko Nakanishi
中西 益彦
Hideki Morishima
森島 秀喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0390698A publication Critical patent/JPH0390698A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、「こし」と「印刷光沢」に優れた低白紙光沢
を有する塗工紙、いわゆる。つや消し塗工紙に関するも
のである。
〔従来の技術〕
細菌の塗工紙の需要は、めざましいものがある。その中
でも、つや消し、すなわち低白紙光沢を有する塗工紙は
、特に伸び率が大きい。ここでいう、つや消し、すなわ
ち低白紙光沢を有する塗工紙とは、75°光沢値(JI
S  Z8741)5〜40%の間のものを称している
が、つや消し塗工紙の特徴は、白紙光沢の高い通常の塗
工紙に比較して上品な感じを与え、かつ印刷物が疲労な
く読書出来る。
ところで、つや消し塗工紙を製造するにあたり1紙被覆
組底物において1例えば、全顔料に対し重質炭酸カルシ
ウムを多量使用して低白紙光沢を得ている。また市販品
を分析した結果。
クロス調、すなわち高白紙光沢を有する塗工紙に比べ接
着剤の使用量が多い。さらに特公昭62−131013
号公報に開示されている異層構造共重合体ラテックスを
使用し、炭酸カルシウムとの組み合わせで、やはりつや
消し塗工紙を得ている。
〔発明が解決しようとしている課題] 紙被覆用組成物に重質炭酸カルシウムを多量使用する技
術は、確かに低白紙光沢の塗工紙は得られるものの、同
時に印刷光沢も低下するため、低白紙光沢を有し、かつ
高い印刷光沢のある。つや消し塗工紙としては、もう−
歩の感がある。また、紙被覆m酸物の接着剤を多量使用
する技術は、確かに低白紙光沢を有し、かつ印刷光沢の
ある。つや消し塗工紙は得られるが。
塗工紙の値段が上がるばかりか、こしが低下し。
さらに印刷物として、もっとも重要な物性であるインキ
着肉ムラが発生しやすい。さらに特公昭62−1310
13号公報の異層構造共重合体ラテックスと炭酸カルシ
ウムとの組み合わせで、つや消し塗工紙を製造する技術
は、それなりに一つの技術と、して評価できるが、最近
の塗工紙が薄物化になる傾向があり、その場合、もっと
も要求されている「こし」に対しては、なんら言及して
いない。
本発明者らは、上記欠点を解決すべく鋭意検討した結果
2本発明に到達した。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、2度塗り塗工を必須とするつや消し塗工紙に
関するものである。すなわち、2度塗り塗工において、
第1回目塗工用被覆組戒吻に全顔料100重量部に対し
、少なくともクレーを60重量部含有し、かつ第2回目
塗工用被覆組成物に全顔料100重量部に対し、少なく
とも炭酸カルシウムを60重量部含有し、さらに第1回
目および第2回目塗工用被覆組成物の合成接着剤として
、スチレン−ブタジェン系共重合体ラテックスおよび/
またはアクリル系共重合体ラテックスを使用したつや消
し塗工紙である。
以下1本発明について詳細に説明する。
本願発明に使用される顔料は、第1回目塗工用被覆組威
物に全顔料100重量部に対し、少なくともクレーを6
0重量部含有する必要がある。クレーが60部未満では
2本発明の特徴である印刷光沢が出難い。また、第2回
目に塗工用被覆組成物に、全顔料100重量部に対し。
少なくとも炭酸カルシウムが60重量部含有する必要が
ある。炭酸カルシウムが60重量部未満では、どうして
も白紙光沢が出やすく、低白紙光沢を維持しようとした
場合、マシンまたはスーパーカレンダー掛けを緩やかに
するため。
塗工紙の表面強度が低下し、特に印刷時にお↓するパイ
リングが発生するばかりか、塗工層が比較的かさ高のた
め、インクセットが早く、意外に印刷光沢が出難い。
本発明に使用される合成接着剤は、市販されている通常
のものが使用されるが、特に塗工用被覆Mim酸物合成
接着剤として使用されているスチレン−ブタジェン系共
重合体ラテックスおよびアクリル系ラテックスの単独使
用または併用使用が望ましい。使用量としては第1回目
および第2回目、いずれも全顔料の100重量部に対し
、5〜30重量部が好ましい。合成接着剤が5重量部未
満では、接着強度が低下するばかりか、印刷光沢も出難
い。また、30重量部を超えると、白紙光沢が低下する
ばかりか、インキ着肉ムラも発生しやすい。
本発明のつや消し塗工紙に使用されるクレーは1通常紙
被覆用組成物に使用されているものはすべて可能である
が、特につや消し塗工紙の特徴の一つである印刷光沢を
発揮させるクレー例えば比較的粒子径が大きいものを第
1回目塗工時の紙被覆用組成物のクレーとして使用する
ほうが望ましい。
本発明のつや消し塗工紙に使用される炭酸カルシウムは
2通常紙被覆用組底物に使用されているいわゆる重質炭
酸カルシウムおよび軽質炭酸カルシウムが可能であるが
、第2回目塗工時の被覆用組成物の炭酸カルシウムは1
重質炭酸カルシウムを主に使用するほうが本願発明の特
徴を遺憾なく発揮できる。 本発明のつや消し塗工紙に
使用されるクレーおよび炭酸カルシウム以外の顔料とし
ては1通常紙被覆用組底物の顔料として使用されている
9例えば、タルク。
サテンホワイト水酸化アルミニウム、酸化チタンなどの
無機顔料;プラスチックピグメント。
バインダーピグメント、中空ピグメントなどの有機顔料
などが挙げられる。
本発明のつや消し塗工紙に使用される上記合成接着剤以
外のものとしては、澱粉、大豆蛋白およびガゼイイなど
の天然接着剤なども併用可能である。
本発明のつや消し塗工紙に使用される各種添加剤として
は、一般に塗工用被覆組成物に使用されている1例えば
分散剤、耐水化剤、防腐剤染料さらに消泡剤などが挙げ
られる。しかもこれらの各種添加剤の使用量も一般的に
使用されている量で十分目的をはたす。
本発明のつや消し塗工紙を製造する方法としては、各種
方法が用いられる8例えば第1回目および第2回目とも
ブレードを使用して塗工するブレード/ブレード塗工方
式、第1回目をゲートロールで塗工し、第2回目をブレ
ードで塗工するブレード/ロール塗工方式、さらに第1
回目をブレード塗工し、第2回目をエアーナイフで塗工
するエアーナイフ/ブレード塗工方式などがある。また
乾燥方式としては、第1回目塗工後−旦乾燥し1次に第
2回目塗工を行い乾燥するウェットオンドライ方式およ
び第1回目塗工後引き続いて第2回目を塗工するウェッ
トオンウェット方式があるが、いずれの方式を使用して
も、充分本発明のつや消し塗工紙は、製造可能である。
本発明に用いる紙被覆用組成物を原紙に塗工した場合の
塗工量は、特に規定はないが、一般には、第1回目塗工
量と第2回目塗工量の比率は、3ニア〜7:3が本発明
の効果を発揮する。
本発明のつや消し塗工紙は、2層の塗工層を有している
が、その分析方法としては、一般に使用されているXM
A (X線マイクロアナライザー)で充分分析可能であ
る。すなわち1分析する試験片の断面に、XMAの一手
法である線分析法という手法を用いることにより、第1
層と第2層の顔料分析が可能である。
〔発明の効果〕
本発明の、2度塗り塗工したつや消し塗工紙は、極めて
優れた印刷光沢を得るばかりか。
「こし」にも優れており、工業的に有用である。
〔実 施 例〕
以下2本発明を実施例にもとづき、さらに詳細に説明す
るが1本発明は、これらの実施例に制約されるものでは
ない。
なお、実施例において示した部および%は。
特に断らない限りそれぞれ重量にもとづく。
実施例1〜4および比較例1〜5 第1回目紙被覆用組成物として、クレー〔エンゼルハー
ド■製、商品名:ウルトラコート〕100部9分散例〔
東亜合成■製、商品名ニアロンT−4030,2部と水
を加え均一に分散させ、これに酸化デンプン〔玉子コー
ンスターチ■製、商品名:王子エースB)4部、さらに
合成接着剤〔旭化成工業■製、商品名:L−1762)
14部を入れ、固形分62%の塗工液を作成した。また
、第2回目紙被覆用組成物として1重質炭酸カルシウム
(三共製粉■製。
商品名二ニスカロン#1700)100部2分散剤〔東
亜合成(11製、商品名ニアロンT−40〕0.3部と
水を加え均一に分散させ、これに酸化デンプン〔玉子コ
ーンスターチ■製、商品名:王子エースB)4部、さら
に合成接着剤〔旭化或工業■製、商品名:L−1762
)14部をいれ、固形分64%の塗工液を作成した。次
に。
坪量が75g/rr?の上質原紙に、まず第1回目紙被
覆用組成物を固形分換算で1g/r+(C片面)をワイ
ヤバーで塗布し、直ちに、熱風乾燥機(130″C,3
0秒)で乾燥した。さらにこの上に、第2回目紙被覆用
組成物を固形分換算で6g/rrr (合計13g/r
rfになる。)をワイヤーバーで塗布し、直ちに、熱風
乾燥機(130°C930秒)にて乾燥した。この試験
片を白紙光沢が25%前後になるように軽くスーパー力
レングーに掛けた後、恒温恒温室(23°C265%R
H)中に24時間放置後品質試験を行った。
また、同様な方法で作成した試験片の紙被覆用組成物お
よび試験結果をそれぞれ第1表と第2表に示す。
(1)白紙光沢・・・・・・村上色彩製グロスメーター
(75° ;%) (2)印刷光沢・・・・・・  同 上(60’;%) 不透明性・・・・・・ハンター比色計(%)、数字大の
ほうが良好。
こしく剛度)・・・・・・クラーク剛度計(IlIOI
/15mm巾)、数字大のほうが 良好(測定用の試験片は。
両面塗工したものを使用し た。) Rr印刷I適性・・・・・・RI印刷試験機2最良◎、
 良O2不良Δ (注) 1. 全体の塗工量は、すべて13g/rrfとした。
2、比較例4と5は、1度塗り塗工である。
3、 クレーはウルトラコート、重質炭酸カルシウムは
ニスカロン#1’700.軽質炭酸カルシウムはブリリ
アント#1500 (白石カルシウム■)1分散剤はア
ロンT−40,さらにラテックスはL−1762を使用
した。
4、RI印刷適性ニ ドライ 強度・・・・・・R1印刷機を用いて、タック
インキによる塗工紙 表面のムケ状態を観察す る。
パイリング ・・・・・・RI印刷機を用いて、塗工紙
表面層に僅かな水を つけ、タックインキによ る塗工紙表面のムケ状態 を観察する。
インキ 着色ムラ・・・・・・藍色水性インキで着色し
た水溶液を塗工祇表 面に薄く、ワイヤーバー にて塗工後、直ちに水を 含んだスポンジにてふき とり1表面状態のムケを 特徴する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2度塗り塗工において、第1回目塗工用被覆組成物
    に全顔料100重量部に対し、少なくともクレーを60
    重量部含有し、かつ第2回目塗工用被覆組成物に全顔料
    100重量部に対し、少なくとも炭酸カルシウムを60
    重量部含有することを特徴とする2層の塗工層を有した
    つや消し塗工紙。 2 第1回目および第2回目塗工用被覆組成物の合成接
    着剤として、スチレン−ブタジェン系共重合体ラテック
    スおよび/またはアクリル系共重合体ラテックスを使用
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の2層
    の塗工層を有したつや消し塗工紙。
JP22746289A 1989-09-04 1989-09-04 つや消し塗工紙 Pending JPH0390698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8033657B2 (en) 2007-07-03 2011-10-11 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including liquid discharge head unit

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