JPH0390539A - ガラス成形金型用鋼 - Google Patents

ガラス成形金型用鋼

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JPH0390539A
JPH0390539A JP22718789A JP22718789A JPH0390539A JP H0390539 A JPH0390539 A JP H0390539A JP 22718789 A JP22718789 A JP 22718789A JP 22718789 A JP22718789 A JP 22718789A JP H0390539 A JPH0390539 A JP H0390539A
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JP
Japan
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steel
die
die steel
glass molding
less
Prior art date
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Application number
JP22718789A
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English (en)
Inventor
Isao Tamura
庸 田村
Toshio Okuno
奥野 利夫
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス成形金型用鋼に関するものである。
〔従来の技術〕
一般にガラス成形用高級金型には、現在13Crマルテ
ンサイトステンレス#(Jrs 5US420J2等)
が−船釣に使用されている。
また、前記13Crマルテンサイト系ステンレス鋼の改
良鋼として特公昭57−5871号に開示される鋼が知
られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
金型の寿命原因は、高温酸化による肌あれ、芒硝による
化学的腐食によるくもりと、型面の昇温による型材の降
伏にともなう、型表面の凹凸模様の生成や、ヒートクラ
ック、耐摩耗性不足による摩耗状肌おれなどが主なもの
である。これらのうち、表面の凹凸模様、ヒートクラッ
クや摩耗は、型材の高温強度が不足して発生するが、近
年、成形温度の高いはうけい酸ガラスの成形量か増える
などを背景に、成形温度が上昇したため、より一層これ
らのことが金型の耐久性に関して、問題となっている。
これに対し、13Crマルテンサイトステンレス鋼、特
公昭57−5871号に開示された鋼は、いずれも上記
問題を解消することができなかった。
本発明は、高温強度を向上させ、特にヒートクラックの
発生を抑制し、型寿命を向上させたガラス成形金型用鋼
の提供を課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、従来広く用いられている13Crマルテンサ
イトステンレス鋼等より、Cr量を低めに設定すること
により、金型に高温強度を付与し、熱伝導性を高め、ヒ
ートクラック発生までの成形数を著しく伸長させること
ができることを見出したことによるものである。
すなわち本発明は、重量%でC081〜0.3%、Si
0.1〜]、−3%、Mn1.5%以下、Cr 8〜1
1.5%、W、M。
の一種または二種を172W+Moで0.5〜2%、■
0.1〜1%を含み、残部Feおよび不可避的不純物か
らなることを特徴とするガラス成形金型用鋼、重量%で
C0.1〜1〜0,3%、Si0.1〜3%、Mn1.
5%以下、Cr8〜11.5%、W、Moの一種または
二種を172W+Moで0.5〜2%、V 0.1〜1
〜1%およびGo 0.1〜81を含み、残部Feおよ
び不可避的不純物からなることを特徴とするガラス成形
金型用鋼、重量%でC0.1〜1〜0,3%、Si 0
.1〜3%、Mn1.5%以下、Ni 1.5%以下、
Cr 8〜11.5%、W、Moの一種またはに二種を
172W+Moで0.5〜2%、V 0.1〜1〜1%
を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなることを
特徴とするガラス成形金型用鋼、および重量%でC0.
1〜1〜0,3%、Si0.1〜3%、Mn1.5%以
下、Ni 1.5%以下、Cr 8〜11.5%、W、
Moの一種または二種を172W+Moで0 、5〜2
%、 V 0.1〜1〜1%およびCo 0.1〜1〜
8%を含み、残部Feおよび不可避的不純物からなるこ
とを特徴とするガラス成形金型用鋼である。
〔作用〕
次に本発明鋼の成分範囲の限定理由について述べる。
Cは、オーステナイト形成元素として添加して熱処理に
よりマルテンサイト組織として常温、高温の強度を高め
るために必要であり、かつ炭化物を形成し、耐摩耗性を
付与し、また結晶粒の粗大化を阻止するなどの効果のた
めに含有せしめるものである。
多すぎると木調の特徴である高温強度を低下させ、耐ヒ
ートクラツク性等を低下させ、また靭性も低下させるも
ので、上限を0.3%とし、低すぎると上記効果が得ら
れないので0.10%以上とする。
Siは、耐酸化性を向上させ、かつA、変態点を上げる
ためにに含有せしめるものであるが、多すぎると熱伝導
率、靭性を低下させるので、上限を3゜00%とし、低
すぎると含有効果が得られないので下限を0.10%と
する。
Mnは、脱酸剤として添加されるが、多すぎると耐酸化
性を劣化するので1.5%以下に限定する。
Niは、Coとともに金型表面酸化物の密着性を大とし
、型離れ性を良くするとともに金型寿命向上効果をもた
らすが、多すぎるとA1変態点を下げ、また木調の特徴
である高温強度を低下させるので上限を1%とする。
Crは、ガラス金型の基本的な要求特性である耐酸化性
を付与するため必要な元素であり、かっA1変態点を高
め、Crと結合して炭化物を形成し、耐摩耗性を高め、
また結晶粒の粗大化を阻止する作用を有するものである
Crの設定は、木調の優れた高温強度を付与良さ競るた
め重要である。すなわち、多すぎると高温強度を低下さ
せるが、少なすぎると、耐酸化性が不足する。本発明に
おいては、十分な高温強度を確保するべくCrff1の
上限を11.5%とし、また必要最低限の耐酸化性を維
持するべく下限を8%とする。
W、Moは、単独または複合で添加することができ、焼
もどし時微細な炭化物を析出して高温強度を増加させる
効果を有する。多すぎると靭性を低下させるのでWおよ
びMoの一種または二種を172W+Moで2%以下と
し、低すぎると上記添加の効果が得られないので0.5
%以上とする。
■は、焼もどし時、微細な凝集しにくい炭化物を析出し
、高い温度域における強度を与える。また結晶粒を微細
化する効果をもつ。多すぎると靭性を低下させるので、
上限を1%とする。また、0.1%未満では上記効果を
得られないので0.1%以上とする。
Coは、Niとともに緻密で密着性の良い金型表面酸化
膜を形成し、型離れ性の向上、金型寿命向上効果をもた
らす。また、固溶体強化による高温強度向上効果も大き
い。上記効果を得るためには、0.1%以上必要である
が、多すぎると靭性を下げ、また焼なまし硬さを上げ、
機械加工性を低下させるので8.0%以下とする。
〔実施例〕
次に実施例に基づき本発明の詳細な説明する。
まず、第1表に示す組成の鋼からなる金型を詩造により
2型ずつ製作し、うち1型からは、引張試験片、耐ヒー
トクラツク性試験片、熱膨張係数係数測定用試料を採取
し、もう■型は実用テストに供した。
なお、熱処理条件を第2表に示す。
第3表は、常温、高温(700℃)における引張試験に
よる引張強さを示す。本発明w4A、B、C。
Dは、従来鋼と比べ、高温域の強度が特に優れているこ
とがわかる。
第4表は耐ヒートクラツク性を示したもので、試料をガ
スバーナーで、680℃に加熱後20°Cまで水冷し、
これを10.000回繰り返したものである。
本発明鋼A、B、C,Dは比較鋼に比べ優れた耐ヒート
クラツク性を有していることがわかる。
第5表は、熱膨張係数(20〜700℃の平均)を示し
たもので、従来鋼とほぼ同様でガラスの熱膨張係数に近
く、良好であることがわかる。
第6表に、実用テストによる金型寿命を示す。
金型は、いずれもCrメツキ層は、約15μmである。
ガラスの成形温度は、1250℃である。第6表に示し
たように、本発明鋼の金型廃却までの成形数は、比較鋼
と比べはるかに大きい。
第 表 第 3 表 単位: kgf/叫′ 第 表 第 表 第 表 〔発明の効果〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%でC0.1〜0.3%、Si0.1〜3%、
    Mn1.5%以下、Cr8〜11.5%、W、Moの一
    種または二種を1/2W+Moで0.5〜2%、V0.
    1〜1%を含み、残部Feおよび不可避的不純物からな
    ることを特徴とするガラス成形金型用鋼。 2 重量%でC0.1〜0.3%、Si0.1〜3%、
    Mn1.5%以下、Cr8〜11.5%、W、Moの一
    種または二種を1/2W+Moで0.5〜2%、V0.
    1〜1%およびCo0.1〜8%を含み、残部Feおよ
    び不可避的不純物からなることを特徴とするガラス成形
    金型用鋼。 3 重量%でC0.1〜0.3%、Si0.1〜3%、
    Mn1.5%以下、Ni1.5%以下、Cr8〜11.
    5%、W、Moの一種または二種を1/2W+Moで0
    .5〜2%、V0.1〜1%を含み、残部Feおよび不
    可避的不純物からなることを特徴とするガラス成形金型
    用鋼。 4 重量%でC0.1〜0.3%、Si0.1〜3%、
    Mn1.5%以下、Ni1.5%以下、Cr8〜11.
    5%、W、Moの一種または二種を1/2W+Moで0
    .5〜2%、V0.1〜1%およびCo0.1〜8%を
    含み、残部Feおよび不可避的不純物からなることを特
    徴とするガラス成形金型用鋼。
JP22718789A 1989-09-01 1989-09-01 ガラス成形金型用鋼 Pending JPH0390539A (ja)

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Cited By (3)

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WO1997034021A1 (de) * 1996-03-12 1997-09-18 Bayer Aktiengesellschaft Vorrichtung und verfahren zur herstellung von kunststoffteilen, insbesondere polyurethanformteilen
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US7966845B2 (en) 2007-04-10 2011-06-28 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Glass-shaping mold and method for manufacturing the same

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