JPH0389934A - 加圧下攪拌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、液圧媒による静水圧加圧と温度との相乗効果
を利用して、食品等の加圧処理を行う際に、高圧室内の
均熱化を促進するための加圧下撹拌装置に関する。

（従来の技術） 近年、食品分野への高圧利用に係る研究開発が活発化し
ており、利用法として、殺菌、酵素反応制御、変性にも
とづく食品新素拐の製造など多岐にわたる試みが行われ
ようとしている。

この場合、圧力のみならず、温度を重畳して、効果を促
進することも行われるが、処理対象によっては温度管理
を厳密に行う必要があり、例えば外周部から加熱された
高圧容器の内部の撹拌して高圧室内の均熱化を図る必要
を生ずる。

高圧下の撹拌装置としては、従来高圧容器の外部に励磁
子を置き、内部に回転子を置く、密閉型の電磁駆動撹拌
装置を用いることか−・膜面に行われてきた。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、電磁駆動撹拌装置では、高圧になるほど
励磁子と回転子とを隔てる壁厚を高圧に耐えるため大き
くする必要があり、これに伴い、磁場が形成されにくく
なって回転力を維持することが困難となり、ｌｏｏｏｋ
ｇｆ／ｃａがその通用」二限となって、数千気圧での適
用には耐え難いものであった。

これに対し、励磁子そのものを高圧容器内にもち込む（
ｍえる）ことも考えられるが、電気絶縁性のガス圧媒の
場合はともかくとして、液圧媒の場合には電気絶縁を必
ずしも確保し得るとはいい難いという問題があった。

本発明は上記の問題点に対して、圧力のレヘルにかかわ
りなく、高圧容器内の均熱化を促進するための撹拌手段
を提供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、前述の目的を達成するために、次の技術的手
段を講している。

すなわち、本発明は、少なくとも一端が開口されている
高圧容器と該高圧容器の開口を塞く蓋とで内部に高圧室
が形成され、該高圧室内に、加圧用圧媒と隔絶された空
間部を形成する可撓性密閉隔壁が設けられ、前記空間部
に、電気絶縁状態とされた励磁子が設＋ｊられ、前記可
撓性密閉隔壁をはさんで励磁子と対向配置されて回転子
が備えられ、該回転子に、高圧容器内の圧媒を撹拌する
撹拌翼が備えられていることを特徴とするもので必る。

（実施例と作用） 以下、図面を参照して本発明の実施例と作用を説明する
。

第１図は本発明の第１実施例であり、］　Ｌ；Ｊ：Ｊ′
７肉成形された円筒状の高圧容器であり、該高圧容器１
の上下開口はシール部材２Ａ、３Ａによって水密状で着
脱自在に蓋、ずなわら、上蓋２と下蓋３とで塞がれて内
部に高圧室４が形成されている。

なお、前記高圧室４内に圧媒を供給したときに作用する
内圧により、上・下蓋２．３に軸力が作用するが、この
軸力は、図示省略のプレスフレームによって支持される
。

５は圧媒加圧装置であり、高圧容器１の外部に備えられ
ており、この実施例では下蓋３に形成した通ＢＧを介し
て液圧媒りンク７内の液圧媒を高圧室４にイ」（給し、
加圧するとともに液圧可能である。

圧媒加圧装置５は、通路６に連通接続されている閉止弁
８と加圧ポンプ９とを有する供給配管１゜と、閉止弁８
と通路６との間にあって肢圧媒りンク７に接続されてい
る閉止弁１１と減圧のための絞り］２を有する減圧乃至
排液配管１３とを備えて形成しである。

１４ばジャケント構成筒であり、前記高圧容器１の外周
にジャケント１５を形成するものであって、高圧容器１
に被せられて上下はシール部＋Ｊ１５ｎ、１５０によっ
て水密化されており、シャケ、ト構成筒１４の供給口１
４Ａから熱媒もしくは冷媒をジャケット〕５に供給して
排出口］４１１から排出すべく循環させることによって
、高圧室４内の加熱もしくは冷却が可能とされている。

１６は撹拌翼であり、この実施例では高圧室４内の底中
央部に備えられていて、電磁モータ１７の駆動で回動可
能とされている。

電磁モータＩ７は、下蓋３に備えられている電動機１８
の出力軸にヨーク１９を介して取イ」けられている励磁
子２０とこの励磁子２０と対向配置されている回転子２
１とを備えてなり、この実施例では、励磁子２０と回転
子２１とは径方向内外で対向されており、回転子２１に
撹拌翼１６の輔２２が取（＝Ｊけられていて、該軸２２
はラジアル軸受２３、スラスト軸受２４によって支持さ
れている。

電磁モータ］７の励磁子２０ば可撓１’ｆ：密閉隔壁２
５ムこよって高圧室４内の加圧用圧媒と隔施された空間
部２６に収められ？おり、該空間部２６に電気絶縁性の
液圧媒により電気絶縁状態とされており、この例では電
動機１８も電気絶縁状態とされている。

可撓性密閉隔壁２５は、回転子２１の支持部が有底内筒
でこの有底内筒を取囲む外筒の下端が下蓋３の嵌合部に
インロー嵌合されて溶接等で固設してあり、該外筒には
へＩコーズ部２５Ａを有している。

なお、電動機】８に対する通電等の制御同系は下蓋３を
介してなされている。

２７は流路ガイド筒であり、有底円筒状とされていてに
部が開放されており、この実施例では下蓋３に通路２８
を有する脚２９を介して載置してあり、その有底部に嵌
合孔３０が形成されて、この嵌合孔３０に前記撹拌翼１
６等が収められている。

従って、電磁モータ１７の駆動で撹拌翼（フィンでもよ
い）１６が回転すると、高圧室４内において矢示３１で
示ず如く液圧媒を循環可能としている。

流路ガイド筒２７内には食品等の被処理物が網目状収容
棚３２を介して図では多段積されていて、この例では、
高圧容器１の−Ｌ開口を介して出入れ自在とされている
。

なお、空間部２６を形成するための可撓性密閉隔壁２５
は、５ｕｓ３０４、ハステロイ、チタン、モネルなと非
磁性の糊料を少なくとも励磁部については使用する。

以上の構成において、収容棚３２に収めている処理対象
物である食品等は、高圧容器１の上開口から高圧室４に
収められてｌｉ２が塞がれ、脱気等をしてから圧媒加圧
装置５によって圧媒を高圧室４に送給し、高圧下に加圧
される。

この加圧に伴って高圧室４の圧力は」−昇するとともに
、可撓性密閉隔壁２５ばこれ自体の変形により、高圧室
４と空間部２６とは圧力がバランスされる。

しかして、内外圧力のバランスした状態で、電動機１８
に通電すると、電磁士−夕１７の励磁子２０が回転し、
これに伴って回転子２１と撹（１ゝ翼１６が回転し、例
えば、軸流式の撹拌Ｒ１６の場合には矢印３１の如き上
方への流れが起こり、流路規定のために附設された流路
ガイ１′２７の上部で反転３１八　して、高圧容器１と
の間隙４Ａを流下し、下部の開口２８を経て撹拌翼１６
に到る流れが引き起されて、高圧室４内の撹拌、均熱化
が達成される。

このとき、空間部２６ム４電気絶縁性の液圧媒がｊ−・
１人されて電気絶縁状態下にあり、これにより、電動機
１８への通電は何ら支障はなく、また、高圧室４内の圧
力上昇に対しては可撓性密閉隔壁２５の胛性変形によっ
て圧力バランスが図れ、ここに、隔壁２５を薄くして磁
場の形成もよくなって撹拌翼１６の回転効率も高く、圧
力のレヘルさらには加圧用圧媒の種類を問うことがなく
なる。

第２図は本発明の第２実施例を示しており、隔壁２５は
そのインロ一部にシール部組３３を有して抑え金具３４
によって装着されて軸方向（上下方向）にスライドする
ことによって圧力バランスを図るようにしたものであり
、その他は第１図と共通ずるので、共通部分は共通符号
で示している。

また、第１・２図の各実施例において、励磁子２０と回
転子２６は径方向で対向配置されているが、これは軸方
向に平面対向させたものであってもよい。また、下蓋３
はこれを容器１と一体のものであってもよい。

（発明の効果） 本発明は以−Ｌの通りであり、本発明によれば、圧カレ
ヘルにかかわりなく、また、加圧圧媒の種類に制限され
ることなく、高圧室内の撹拌、均熱化が可能となり、も
って厳密な温度管理を必要とする高圧応用分野の発展に
多大の寄与をなしうるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は第１実施例の、
第２図は第２実施例の全体構成図である。 】・・・高圧容器、２，３　　・・蓋（」−蓋、下蓋）
、４高圧室、５・・・圧媒加圧装置、１６・・・撹＋’
ｔ″翼、１７・電磁モータ、２０・・・励磁子、２１・
・・同転子、２５・・・可撓１′？］密閉隔壁、２６・
・・空間部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも一端が開口されている高圧容器と該高
   圧容器の開口を塞ぐ蓋とで内部に高圧室が形成され、該
   高圧室内に、加圧用圧媒と隔絶された空間部を形成する
   可撓性密閉隔壁が設けられ、前記空間部に、電気絶縁状
   態とされた励磁子が設けられ、前記可撓性密閉隔壁をは
   さんで励磁子と対向配置されて回転子が備えられ、該回
   転子に、高圧容器内の圧媒を撹拌する撹拌翼が備えられ
   ていることを特徴とする加圧下撹拌装置。
2. （２）可撓性密閉隔壁がベローズ部を有することを特徴
   とする請求項（１）記載の加圧下撹拌装置。