JPH038974Y2 - - Google Patents

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JPH038974Y2
JPH038974Y2 JP12611284U JP12611284U JPH038974Y2 JP H038974 Y2 JPH038974 Y2 JP H038974Y2 JP 12611284 U JP12611284 U JP 12611284U JP 12611284 U JP12611284 U JP 12611284U JP H038974 Y2 JPH038974 Y2 JP H038974Y2
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length
length measurement
rotation speed
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touch roller
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JP12611284U
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は測長装置に係り、特に、鋼板等の板
材を所定の長さに切断する際に、該板材の長さを
測定するための測長装置の改良に関する。
【従来の技術】
従来、鋼板等の長尺物体の長さを測定するため
の手段としては、メジヤーリングロールを用いた
測長装置が知られている。 メジヤーリングロールによる測長は、被測長物
体にタツチローラを押圧接触させた状態で、被測
定物を移動させることにより、その移動量に応じ
てタツチローラを回転させ、該タツチローラの回
転数に基づき被測長物体の長さを検出するもので
ある。 上記のような従来の測長装置は、第4図乃至第
6図に示されるように、揺動アーム1と、この揺
動アーム1の自由端側に回転自在に支持されると
共に、被測長物体3に転接されるタツチローラ4
と、このタツチローラ4の回転数を検出する回転
数検出器(パルス発信器)5と、この回転数検出
器5から出力される回転数検出信号に基づき前記
被測長物体の長さを演算する演算器6と、を有し
ている。 第4図の符号7は前記揺動アーム1を揺動軸8
を介して揺動自在に支持するブラケツト、9は該
ブラケツト7を支持する架台、10は前記揺動ア
ーム1のタツチローラ4と反対側の端部に力を加
えることによつて、タツチローラ4を被測長物体
3表面に一定の力で圧接するようにされたエアー
シリンダをそれぞれ示す。 又第6図の符号11は演算器6に対して被測長
物体3の目標搬送量(設定値)を出力する設定
器、12は被測長物体3を搬送するローラテーブ
ル、13はこのローラテーブル12を駆動するた
めのモータ、14は前記演算器6の出力信号に基
づき、前記モータ13の回転速度を制御するため
の速度制御器、15は演算器6からの出力に基づ
き、被測長物体3の搬送量を表示するための表示
器をそれぞれ示す。 前記演算器6は、設定器11から入力された被
測長物体3の目標搬送量から回転数検出器5で検
出した値を減算(設定値−測長値)し、被測長物
体3搬送用ローラテーブル12の速度制御器14
に出力すると共に、搬送途中の搬送距離を時々
刻々演算して表示器15に出力するようにされて
いる。 前記速度制御器14では、演算器6から入力さ
れる値と予め速度指令として設定された値の大小
を比較演算し、その演算値に基づいて予め設定さ
れた速度指令値をローラテーブル12の駆動用モ
ータ13に出力する。 上記のような従来の測長装置では、被測長物体
3が平坦な場合は問題はないが、第7図に示され
るように、被測長物体3が上下に歪みのある場合
は、測長値に誤差が生じるという問題点がある。 かかる誤差発生の原因は、まず、第8図に示さ
れるように、被測長物体3の平坦な面から斜面
に、あるいは斜面から平坦な面にタツチローラ4
が乗り移る際に誤差ε1が発生する。 これは、例えば、被測長物体3の平坦な面から
斜面にタツチローラ4が乗り移る瞬間は、該タツ
チローラ4は平坦面に対しては、点m1、又斜面
に対しては、点m2で同時に接触していて、被測
長物体3が長さl1搬送されているにも拘らず、タ
ツチローラ4は前記m1m2点間分は接触回転しな
いために、m1m2点間の距離ε1分の測長誤差が生
じる。 この場合、測長器誤差ε1=l1−測定値となる。 又、逆に斜面から平坦な面へ、タツチローラ4
が乗り移る場合にも同様に誤差ε1が生じる。 ここで、測長誤差ε1=被測長物体の搬送長さl1
−測定値とすると、平坦な面から斜面に乗り移る
時の測長誤差は正,斜面から平坦な面に乗り移る
時の測長誤差は負となる。 又、第9図に示されるように、タツチローラ4
が斜面を転接する場合にも測長誤差ε2が発生す
る。 即ち、第9図に示されるように、上り傾斜で被
測長物体3上の、点n1からn2までタツチローラ4
が転接したとすると、測定点n1の時の、水平面と
揺動アーム1のなす角度α1は、測定点n2における
水平面と揺動アーム1のなす角度α2よりも大きく
なるために、被測長物体3がn1とn2間の距離l2
け搬送されているにも拘らず、タツチローラ4の
回転角度α2−α1だけ少なく回転することになる。 このため、測長誤差ε2=l2−測定値とすると、
該測長誤差ε2は次の(1)式で表わされることにな
る。 ε2=π・D・α1−α2/360……(1) α1=sin-1[H/R−(D/2+t)/R] α2=sin-1[H/R−(D/2+t+δ)/R] D :タツチローラの直径 α1:測定点n1における揺動アームと水平線のなす
角度 α2:測定点n2における揺動アームと水平線のなす
角度 H :ローラテーブル天端と揺動アーム回転中心
Pとの距離 R :揺動アーム回転中心Pとタツチローラ中心
までの距離 t :被測定物体の厚み δ :測定点n1n2間の被測長物体の歪み なお図において、矢印Aは被測長物体3の搬送
方向を示す。 ここで、前記測定誤差ε2は、第9図に示される
ような上り斜面の時は正、逆に下り斜面の時は負
となる。 次に、タツチローラ4の回転中心の水平移動に
よる誤差ε3について説明する。 例えば第9図に示されるような上り斜面を測長
した場合に、被測長物体3の上下方向の歪みδに
より、被測長物体3とタツチローラ4の接触点が
n1からn3に水平方向に距離ε3だけ変化する。 従つて、被測長物体3は長さl2だけ搬送されて
いても、タツチローラ4が水平方向にε3移動する
ために、タツチローラ4による測定値にはε3だけ
誤差が生じる。 このε3は次の(2)式により表わされる。 ε3=R(cosα2−cosα1)……(2) 測長誤差ε3は、前述と同様に、上り斜面の時は
正、下り斜面の時は負として表わされる。
【考案が解決しようとする問題点】
この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされた
ものであつて、被測長物体の傾斜、湾曲等に基づ
く測長誤差が発生しないようにした測長装置を提
供することを目的とする。
【問題点を解決するための手段】
この考案は、揺動アームと、この揺動アームの
自由端側に回転自在に支持されると共に、被測長
物体に転接されるタツチローラと、このタツチロ
ーラの回転数を検出する回転数検出器と、この回
転数検出器から出力される回転数検出信号に基づ
き前記被測長物体の長さを演算する演算器と、を
有してなる測長装置において、測長中の任意の時
間における測長開始点と測長完了点における前記
揺動アームの揺動角を検出し、揺動角検出信号を
前記演算器に出力する揺動角検出器を設けると共
に、前記演算器は、前記揺動角検出信号に基づ
き、前記測長開始点と測長完了点での揺動アーム
の揺動角度差により測長誤差を算出し、前記測長
開始点から測長完了点間での演算された被測長物
の長さを補正するようにして上記目的を達成する
ものである。
【作用】
この考案において、揺動アームの揺動角の変化
から、測長誤差を算出して、該測長誤差によりタ
ツチローラによる測定値を補正して、被測長物体
の傾斜あるいは湾曲による測定誤差発生を防止し
たものである。
【実施例】
以下本考案の実施例を図面参照して説明する。 この実施例は、第1図及び第2図に示されるよ
うに、揺動アーム1と、この揺動アーム1の自由
端側に回転自在に支持されると共に、被測長物体
3に転接されるタツチローラ4と、このタツチロ
ーラ4の回転数を検出する回転数検出器5と、こ
の回転数検出器から出力される回転数検出信号に
基づき前記被測長物体3の長さを演算する演算器
6と、を有してなる測長装置において、測長中の
任意の時間における測長開始点と測長完了点にお
ける前記揺動アーム1の揺動角を検出し、揺動角
検出信号を前記演算器6に出力する揺動角検出器
16を設けると共に、前記演算器6は、前記揺動
角検出信号に基づき、前記測長開始点と測長完了
点での揺動アーム1の揺動角度差により測長誤差
を算出し、前記測長開始点から測長完了点間での
演算された被測長物体3の長さを補正するように
したものである。 第1図の符号17は揺動アーム1の揺動軸8と
前記揺動角検出器16とを連結するためのカツプ
リング、18は揺動アーム1と揺動軸8を一体的
に回転するように連結するためのキー、19はブ
ラケツト7に揺動軸8を揺動自在に支持するため
のブツシユ、20はブラケツト7に前記揺動角検
出器16を支持するためのブラケツトをそれぞれ
示す。 他の構成は、前記第1図乃瞬至第3図における
と同一又は相当部分に同一符号を付することによ
り説明を省略する。 次に第3図を参照して、上記実施例装置によつ
て被測長物体3が長さを測定する場合につき説明
する。 測長のある時間での測長開始点における揺動ア
ーム1の角度をα、測長完了点での角度を
α+1とすると、第3図に示されるように、ステ
ツプ101で揺動角検出器6のデータ読取りが行
われる。 次のステツプ102で揺動角検出器16からの
出力信号α及びα+1に基づき、測長誤差δ=δ2
+δ3が演算される。 次に、演算器6において、前記読取りデータ
αとα+1の差が演算され、その結果が正であ
れば前記測長誤差の計算値εが正の補正値として
ステツプ104において、タツチローラ4の測長
値に加えられる。 ステツプ103における演算結果が負であれば
ステツプ105においてステツプ102における
演算結果εがマイナスの補正値としてタツチロー
ラ4の測長値を補正する。 ここで、前記演算器6においては、既に説明し
た測長誤差ε1については演算されないが、これ
は、被測長物体3の歪みの曲率半径に比較して、
タツチローラ4の半径が非常に小さい場合、これ
を無視しても実用上問題とならないことによる。 なお上記実施例は、測長中の任意の時間におけ
る測長開始点と測長完了点における前記揺動アー
ム1の揺動角を検出するようにしたものである
が、ここにおける測長中の任意の時間とは、例え
ば、全測長時間を複数の測長時間帯に分割するも
のであつてもよく、あるいは、全測長範囲に亘る
ものであつてもよく、更に又、揺動アームが水平
線から傾斜を開始した時点から、傾斜を終了する
変曲点の間及びこの変曲点から更に水平になるま
での間等であつてもよい。
【考案の効果】
本考案は上記のように構成したので、メジヤー
リングロール形式の測長装置において、被測長物
体の傾斜及び湾曲による誤差を補正して、正確な
測定をすることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る測長装置の実施例の要部
を示す断面図、第2図は同実施例のブロツク図、
第3図は同実施例において測長を行う過程を示す
フローチヤート、第4図は従来の測長装置を示す
正面図、第5図は第4図の−線に沿う拡大断
面図、第6図は同従来の測長装置を示すブロツク
図、第7図は被測長物体が湾曲した場合を示す斜
視図、第8図及び第9図は測長装置におけるタツ
チローラと被測長物体の位置関係を示す略示断面
図である。 1……揺動アーム、3……被測長物体、4……
タツチローラ、5……回転数検出器、6……演算
器、8……揺動軸、14……速度制御器、16…
…揺動角検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 揺動アームと、この揺動アームの自由端側に回
    転自在に支持されると共に、被測長物体に転接さ
    れるタツチローラと、このタツチローラの回転数
    を検出する回転数検出器と、この回転数検出器か
    ら出力される回転数検出信号に基づき前記被測長
    物体の長さを演算する演算器と、を有してなる測
    長装置おいて、測長中の任意の時間における測長
    開始点と測長完了点における前記揺動アームの揺
    動角を検出し、揺動角検出信号を前記演算器に出
    力する揺動角検出器を設けると共に、前記演算器
    を、前記揺動角検出信号に基づき、前記測長開始
    点と測長完了点での揺動アームの揺動角度差によ
    り測長誤差を算出し、前記測長開始点から測長完
    了点間での演算された被測長物の長さを補正する
    ようしたこと特徴とする測長装置。
JP12611284U 1984-08-20 1984-08-20 測長装置 Granted JPS6140609U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12611284U JPS6140609U (ja) 1984-08-20 1984-08-20 測長装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12611284U JPS6140609U (ja) 1984-08-20 1984-08-20 測長装置

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Publication Number Publication Date
JPS6140609U JPS6140609U (ja) 1986-03-14
JPH038974Y2 true JPH038974Y2 (ja) 1991-03-06

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JPS6140609U (ja) 1986-03-14

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