JP2579314Y2 - シート状部材の厚み測定装置 - Google Patents

シート状部材の厚み測定装置

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JP2579314Y2
JP2579314Y2 JP1992041942U JP4194292U JP2579314Y2 JP 2579314 Y2 JP2579314 Y2 JP 2579314Y2 JP 1992041942 U JP1992041942 U JP 1992041942U JP 4194292 U JP4194292 U JP 4194292U JP 2579314 Y2 JP2579314 Y2 JP 2579314Y2
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JP
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sheet
measuring
thickness
roller
base roll
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良美 大藪
誠司 牧本
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日立造船産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂製シートやフ
ィルムなどのシート状部材の厚みを測定する厚み測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂製シートやフィルムな
どのシート状部材の厚みを測定する測定装置としては、
非接触式のものが使用されている。この非接触式の測定
装置は、放射線やベータ線を使用して、その透過率を測
定することにより、その厚みを測定するものであるが、
シート状部材を挟持しないため、シート状部材が波打っ
ている場合には、正確な測定を行うことができず、例え
ば波打ちに対処しようとすると、複雑な制御機構を必要
とするなどの欠点があったこのため、このようなシート
状部材の厚みを測定する装置として、接触式のものが使
用されている。
【0003】従来、この接触式の厚み測定装置は、シー
ト状部材の表面に測定用ローラを押し付けて、その測定
用ローラの変位を測定することにより、その厚みを測定
するものであった。勿論、この場合、測定用ローラの回
転方向は、シート状部材の移動方向に沿う方向に回転す
るように取り付けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の接
触式の厚み測定装置の構成によると、シート状部材の厚
みをその幅方向で測定しようと、測定用ローラを幅方向
で移動させると、測定用ローラがシート状部材の表面に
接触しているとともにその回転方向がシート状部材の移
動方向であるため、シート状部材の表面に傷が付いてし
まう。このため、幅方向に沿って測定する場合には、測
定用ローラをシート状部材から一度持ち上げ、そして所
定距離移動させた後降ろし、その箇所の厚みを測定する
必要があり、したがってシート状部材の厚みを、その幅
方向で連続的に測定することができないとともに、測定
用ローラを上げたり降ろしたりしなければならず、非常
に時間を要するという問題があった。
【0005】そこで、本考案は、シート状部材を、幅方
向において連続的にかつ迅速に、その厚みを測定し得る
シート状部材の厚み測定装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案のシート状部材の厚み測定装置は、連続して
移動されるシート状部材の厚みを測定する測定装置であ
って、本体フレームに、シート状部材を案内するベース
ロールを水平軸心回りで回転自在に設けるとともに、こ
のベースロールの軸心方向と平行にガイド部材を設け、
このガイド部材に移動体を移動自在に案内させるととも
に、この移動体に、昇降部材を上記ベースロール軸心と
直交する面内で昇降自在に設け、この昇降部材に、上記
ベースロール上を移動されるシート状部材に上方から当
接可能な測定用ローラが取り付けられた取付体を、この
測定用ローラの取付角度が調節可能なように取り付ける
とともに、シート状部材の厚み測定用センサーを具備さ
せたものである。
【0007】
【作用】上記の構成によると、測定用ローラの取付体の
昇降部材への取付角度を、シート状部材の移動速度と移
動体の移動速度との比に応じた角度に設定しておくこと
により、測定用ローラをシート状部材に接触させた状態
で、シート状部材に傷を付けることなく幅方向に移動さ
せることができる。したがって、シート状部材の厚み
を、その幅方向において連続してかつ迅速に測定するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例におけるシート状部
材の厚み測定装置を図1〜図6に基づき説明する。
【0009】図1〜図3において、1は厚み測定装置の
本体フレームで、シート状部材(以下、単にシートとい
う)Aを案内するベースロール2が軸受3を介して回転
自在に支持されるとともに、このベースロール2の上方
位置には、測定部4およびこの測定部4をベースロール
2の軸心方向と平行に移動案内させる移動ガイド部5が
配置されている。
【0010】上記移動ガイド部5は、ベースロール2と
平行に本体フレーム1に設けられたガイドフレーム11
と、このガイドフレーム11に同じくベースロール2と
平行に配置されたガイドレール(ガイド部材)12と、
このガイドレール12と平行に配置されたボールねじ軸
13と、中央部が上記ガイドレール11にリニアガイド
14を介して案内されるとともに一端側に上記ボールね
じ軸13に係合案内されるボールブッシュ15が取り付
けられた移動体16と、上記ボールねじ軸13を回転さ
せるサーボモータ17とから構成されている。
【0011】上記測定部4は、図4および図5に示すよ
うに、上記移動体16から突設された一対のブラケット
21にベースロール2軸心と平行にかつ軸受22を介し
て回転自在に支持されたガイド軸23と、基端部がこの
ガイド軸23に国定されて、ベースロール2軸心と直交
する平面すなわち鉛直面内で揺動自在に支持された揺動
体(昇降部材の一例)24と、この揺動体24を揺動さ
せる揺動駆動部25と、上記揺動体24の先端部側にか
つベースロール2上に対応する位置に設けられた測定用
ローラ26およびベースロール2上を移動するシートA
の厚みを測定する渦電流式の厚み測定用センサー27と
から構成されている。なお、図4においては、測定用セ
ンサー27は図示していない。
【0012】上記揺動駆動部25は、移動体16の中央
側面部に一対のブラケット31を介して回転自在に支持
された偏心カム部32aを有するカム軸32と、このカ
ム軸32を駆動軸33およびカップリング34を介して
回転させるエアー式のアクチュエータ35と、上記揺動
体24の中間部に設けられた連結ピン36と上記カム軸
32の偏心カム部32aとを連結するリンク体37とか
ら構成されている。
【0013】したがって、上記アクチュエータ35によ
り、カム軸32を所定角度(例えば90度)回転させて
偏心カム部32aを図5の矢印aにて示すように回転さ
せれば、リンク体37を介して揺動体24の中間部が上
下に揺動される。すなわち、揺動体24の先端部に取り
付けられている測定用ローラ26および測定用センサー
27を昇降させることができる。
【0014】なお、リンク体37と連結ピン36とは、
リンク体37側に形成されたガイド穴部37aに昇降可
能に配設された昇降ガイド38を介して、互いの連結が
行われており、この昇降ガイド38の昇降調整用ボルト
39を調整することにより、測定用ローラ26の昇降時
のベースロール2に対するクリアランスを調整すること
ができる。
【0015】そして、上記測定用ローラ26は、揺動体
24に対してそのローラの転がり方向を調節できるよう
に取り付けられている。すなわち、図6に示すように、
測定用ローラ26を回転自在に保持する取付体41の上
面部には、互いに平行なガイド面42aを有する正多角
形状にされた係合部42が設けられるとともに、揺動体
24側の他端部側には、上記係合部42の2面幅bに等
しい溝幅cを有する係合溝部24aが形成されており、
また取付体41の揺動体24への取り付けは、ボルト部
43とナット44により行われる。
【0016】また、上記ガイド軸23には、図3および
図4に示すように、測定用ローラ26のシート状部材A
への接触圧を調整するためのバランスウエイト28が取
り付けられている。
【0017】なお、本体フレーム1の前面には、図2お
よび図3に示すように、幅方向における位置検出用の目
盛り板51が設けられるとともに、移動体16側には、
移動体16の位置を示す指針52が設けられており、さ
らに図1に示すように、ベースロール2の支持軸部2a
の端部には、その回転位置を検出するためのエンコーダ
53が設けられている。このエンコーダ53は、ベース
ロール2の表面の凹凸による測定誤差を補正するために
使用するものである。
【0018】したがって、上記構成において、ベースロ
ール2上を移動案内されるシートAの厚みを測定する場
合、測定用ローラ26がシートAの移動方向に対して所
定角度傾くように、取付体41を揺動体24の係合溝部
24aに挿入してナット44により固定しておく。
【0019】このとき、測定用ローラ26の傾き角度
は、シートAの移動速度と、移動体16のシートAの幅
方向の移動速度との比に合わされる。例えば、シートA
の移動速度(送り速度)に合うように、測定用ローラ2
6の傾き角度を設定するか、または測定用ローラ26の
傾き角度を一定とした場合には、移動体16すなわち測
定用ローラ26がシートAの幅方向で横断し得るよう
に、測定用ローラ26の移動速度を設定する。
【0020】この状態で、移動するシートAの一端縁部
に測定用ローラ26を接触させるとともに、所定の速度
でもって移動体16をシートAの他端縁部側に移動させ
れば、シートAに傷を付けることなく、連続して測定用
ローラ26を幅方向でもってスムースに移動させること
ができる。すなわち、連続してかつ迅速にシートAの厚
みを幅方向において測定することができる。
【0021】ところで、上記実施例においては、昇降部
材として揺動体を使用し、測定用ローラを昇降させるよ
うにしたが、例えば昇降用シリンダー装置により測定用
ローラを昇降させるようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】以上のように本考案の構成によると、測
定用ローラの取付体の昇降部材への取付角度を、シート
状部材の移動速度と移動体の移動速度との比に応じた取
付角度に設定しておくことにより、測定用ローラをシー
ト状部材に接触させた状態で、幅方向に移動させてもシ
ート状部材に傷を付けることなく移動させることができ
るので、シート状部材の厚みを、その幅方向において連
続してかつ迅速に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における厚み測定装置の概略
全体正面図である。
【図2】同実施例における要部正面図である。
【図3】図2のB−B矢視図である。
【図4】同実施例における測定部の要部斜視図である。
【図5】同実施例における揺動部の分解斜視図である。
【図6】同実施例における測定用ローラ部の分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 ベースロール 4 測定部 5 移動ガイド部 12 ガイドレール 16 移動体 23 ガイド軸 24 揺動体 24a 係合溝部 25 揺動駆動部 26 測定用ローラ 27 測定用センサー 41 取付体 42 係合部 42a ガイド面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して移動されるシート状部材の厚みを
    測定する測定装置であって、本体フレームに、シート状
    部材を案内するベースロールを水平軸心回りで回転自在
    に設けるとともに、このベースロールの軸心方向と平行
    にガイド部材を設け、このガイド部材に移動体を移動自
    在に案内させるとともに、この移動体に、昇降部材を上
    記ベースロール軸心と直交する面内で昇降自在に設け、
    この昇降部材に、上記ベースロール上を移動されるシー
    ト状部材に上方から当接可能な測定用ローラが取り付け
    られた取付体を、この測定用ローラの取付角度が調節可
    能なように取り付けるとともに、シート状部材の厚み測
    定用センサーを具備させたことを特徴とするシート状部
    材の厚み測定装置。
JP1992041942U 1992-06-18 1992-06-18 シート状部材の厚み測定装置 Expired - Fee Related JP2579314Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102065263B1 (ko) 2018-08-06 2020-01-10 주식회사 포스코 이동식 측정장치

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KR102065263B1 (ko) 2018-08-06 2020-01-10 주식회사 포스코 이동식 측정장치

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JPH062110U (ja) 1994-01-14

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