JPH0389454A - 筒形アルカリ電池 - Google Patents

筒形アルカリ電池

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JPH0389454A
JPH0389454A JP1226444A JP22644489A JPH0389454A JP H0389454 A JPH0389454 A JP H0389454A JP 1226444 A JP1226444 A JP 1226444A JP 22644489 A JP22644489 A JP 22644489A JP H0389454 A JPH0389454 A JP H0389454A
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岩丸 二康
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小出 浩二
Mitsutoshi Watanabe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、封口体に防爆用の薄肉部を設けた筒形アルカ
リ電池に関する。
〔従来の技術〕
筒形アルカリ電池では、誤って充電したり、あるいは過
放電状態になると、電池内部にガスが発生して、電池内
部の圧力が異常に上昇し、高圧下で電池が破裂するよう
になる。
そのため、第2図に示すように、封口体(6)に薄肉部
(63a)を設け、電池内部の圧力が上昇して所定圧力
に達すると、上記薄肉部(63a)が破壊して、電池内
部のガスを環状支持体(7)のガス抜き孔(7a)を経
由して負極端子板(9)のガス抜き孔(9a)から電池
外部へ放出して、電池の高圧下での破裂、いわゆる爆発
を防止することが行われている(例えば、実願昭62−
110765号)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の電池では、電池の内部圧力が上昇
して封口体(6)の薄肉部(63a)が破れて電池内部
のガスを電池外部に放出するときに、ペースト状亜鉛で
構成される負極剤(2)が流動して負極端子板(9)の
ところまで達して封口体(6)までの間に充満し、環状
支持体(7)のガス抜き孔(7a)を閉塞し、電池の内
部圧力が再上昇して、電池が高圧下で破裂することが起
こり得る。
したがって、本発明は、負極剤(2)による環状支持体
(7)のガス抜き孔(7a)の閉塞を防止して、防爆機
能が確実に作動する安全性の高い筒形アルカリ電池を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための手段を実施例に対応する第1
図を用いて説明すると、本発明は、負極剤(2)の上部
に環状の樹脂蓋0ωを配設することによって、上記目的
を達成したものである。
すなわち、電池の内部圧力が上昇して封口体(6)の薄
肉部(63a)が破れて電池内部のガスを電池外部に放
出するときに、上記樹脂蓋OIによって負極剤(2)が
流動するのを防止し、負極剤(2)による環状支持体(
7)のガス抜き孔(7a)の閉塞が生じないようにした
のである。そして、電池内部のガスは、セパレータ(3
)を通って樹脂MOωより上方に出ていくので、樹脂1
00)によって防爆機能の作動が阻害されるようなこと
はない。
また、本発明においては、環状支持体(7)の上部に閉
塞部材(8)を配設して、電池外部の水分が封口体(6
)の薄肉部(63a)に達しないようにし、薄肉部(6
3a)の水分吸収による強度低下が生じないようにして
、通常の圧力下で薄肉部(63a)が破壊するのを防止
し、耐漏液性を高めている。
すなわち、上記筒形アルカリ電池では、耐漏液性の向上
をはかるため、封口体(6)には圧縮応力が高く正極缶
(4)の開口部を高い締圧力で封口できるナイロン製の
ものが使用されているが、このナイロンは吸湿性が強い
ので、高温高湿の雰囲気中では、封口体(6)の薄肉部
(63a)が負極端子板(9)のガス抜き孔(9a)お
よび環状支持体(7)のガス抜き孔(7a)を通過して
電池外部から侵入してきた水分を吸収し、該薄肉部(6
3a)の強度が低下して、設定した圧力以下で薄肉部(
63a)が破壊して電池内部の電解液が電池外部に漏出
するという問題がある。
そこで、本発明では、上記のように、環状支持体(7)
の上部に環状の閉塞部材(8)を配設して、環状支持体
(7)のガス抜き孔(7a)を閉塞部材(8)で閉塞し
、電池外部の水分が封口体(6)の薄肉部(63a)に
達しないようにし、薄肉部(63a)の水分吸収による
強度低下が生じないようにして、通常の圧力条件下で薄
肉部(63a)が破壊するのを防止したのである。
上記環状の閉塞部材(8)は、通常時には、環状支持体
(7)のガス抜き孔(7a)を閉塞する蓋の役割を果た
し、負極端子板(9)のガス抜き孔(9a)から電池内
部に侵入する水分(水蒸気)を遮断するため、電池外部
の水分が封口体(6)の薄肉部(63a)にまで達する
ことがないので、薄肉部(63a)が水分を吸収して強
度低下を引き起こすことがない。
一方、充電、過放電などの異常事態により電池内部にガ
スが発生して電池内部の圧力が上昇し、封口体(6)の
薄肉部(63a)が破壊したときは、上記のガスが環状
支持体(7)のガス抜き孔(7a)を通過して閉塞部材
(8)を押し上げ、閉塞部材(8)の内周縁部と封口体
(6)の厚肉部(61)の外周面との接面に隙間が生じ
、ガスがその隙間を通り、さらに負極端子板(9)のガ
ス抜き孔(9a)から電池外部に放出されるので、閉塞
部材(8)が防爆機能の作動を妨げるようなことはない
〔実施例〕
つぎに本発明の実施例を図面とともに説明する。
第1図は本発明の筒形アルカリ電池の一実施例を示す断
面図である。
図中、(1)は正極合剤、(2)は負極剤、(3)はセ
パレータ、(4)は正極缶、(5)は負極4J、電体、
(6)は封口体、(7)は環状支持体、(8)は環状の
閉塞部材、(9)は負極端子板、0ωは樹脂蓋、(11
)は外装体である。
正極合剤(1)は二酸化マンガンを正極活物質とし、こ
の二酸化マンガンと導電助剤としての黒鉛とを主体とす
る粉末を円筒状に加圧成形したものである。負極剤(2
)は水酸化カリウムと亜鉛の自己腐食を防止するための
酸化亜鉛を溶解したアルカリ電解液に、ポリアクリル酸
ソーダなどのバインダーと水化亜鉛粉末を混合して得ら
れた、いわゆるペースト状亜鉛からなるものである。セ
パレータ(3)はビニロンを主材とする不織布からなり
、有底円筒状をしていて、正極合剤(1)と負極剤(2
)とを隔離している。
正極缶(4)は鉄製で表面にニッケルメッキが施されて
おり、前記の正極合剤(1)、負極剤(2)、セパレー
タ(3)、電解液(電解液は、上記のように負極剤(2
)中に含まれているだけではなく、セパレータ(3)や
正極合剤(1)中にも含浸して存在している)などの発
電要素は上記正極缶(4)内に収容されている。
負極集電体(5)は、黄銅型で、その軸部(5a)は封
口体(6)の透孔(64〉に挿入され、軸部(5a)の
下部は上記透孔(64〉を貫通して負極剤(2)内に達
し、その頭部(5b)は負極端子板(9)の中央部に溶
接されて、負極集電体(5)と負極端子機(9)との電
気的接続が得られるようになっている。
封口体(6)は、中心部に負極集電体(5)の軸部(5
a)が挿入される透孔(64)を有する環状の厚肉部(
61)と、正極缶(4)の開口端部(4a)の内周面と
接触する厚肉の外周縁部(62)と、上記厚肉部(61
)と外周縁部(62)とを連結する連結部(63)とか
らなり、この連結部(63)は上記厚内部(61)の近
傍に防爆用の薄肉部(63a)を有し、外周縁部(62
)の近傍にセパレータ(3)の開口端部を案内する役割
を持つV字状部(63b)を有している。
環状支持体(7)は、鉄製で、ガス抜き孔(7a〉を有
していて、前記封口体(6)の厚肉部(61)と外周縁
部(62)との間に嵌着されて連結部(63)の上方に
配置している。
環状の閉塞部材(8)は、例えば硬質塩化ビニル樹脂、
ポリエチレンなどで作製されていて、上記環状支持体(
7)上に配設され、その外周縁部は負極端子板(9)の
周縁部と環状支持体(7)の外周縁部とで固定され、そ
の内周縁部は封口体(6)の厚肉部(61)の外周面に
密接している。なお、本明細書において、上とは、電池
を第1図に示すように負極端子板(9)が電池の上端に
位置するように電池を配置したときに、上側に位置する
ことをいい、環状の閉塞部材(8)を環状支持体(7)
上に配設するとは、該閉塞部材(8)の少なくとも一部
が環状支持体(7)に接触しながら、環状支持体(7)
の負極端子板(9)側に配設されていることを意味する
負極端子板(9)は、鉄製で表面にニッケルメッキを施
したものであり、周縁部が鍔状になった帽子状をしてお
り、その天井部から鍔状周縁部に移る周壁部にはガス抜
き孔(9a)が設けられ、その天井部の中央部には前記
のように負極集電体(5)の頭部(5b)が溶接され、
その周縁部は正極缶(4)の開口端部(4a)の上端部
の内方への折曲げにより、封口体(6)の外周縁部(6
2)の上端部により環状の閉塞部材(8)の外周縁部と
共に環状支持体(7)の外周縁部に押圧されて固定され
ている。
環状の樹脂蓋0ωは、塩化ビニル樹脂シート、ポリプロ
ピレンシートなどで作製され、本実施例では塩化ビニル
樹脂製のものが用いられていて、負極剤(2)の上部に
配設され、その内周面は負極集電体(5)の軸部(5a
〉に密接し、外周面はセパレータ(3)の内周面に密接
している。
外装体00は、塩化ビニル樹脂シートにアル果ニウムを
蒸着したシートからなり、正極缶(4)の外周部を絶縁
している。そして、正極缶(4)の開口端近傍には底部
が電池の内部側に凸出した溝(4b)が設けられ、この
溝(4b)の底部で封口体(6)の外周縁部(62)の
下部を支えている。
この電池は例えば次に示すようにして作製される。
正極缶(4)に円筒状に底形された正極合剤(1)を挿
入し、正極合剤(1)の中空部にロッドを挿入して正極
合剤(1)を上方から加圧部材で加圧して正極合剤(1
)の外周面を正極缶(4)の内周面に密接させ、加圧部
材やロッドを除去した後、セパレータ(3)を挿入し、
電解液を注入してセパレータ(3)や正極合剤(1)に
電解液を含浸させた後、負極剤(2)をセパレータ(3
)の中空部に充填し、その後、正極缶(4)の開口端近
傍に溝(4b)を形成する。
封口体(6)にはあらかじめその厚肉部(61)と外周
縁部(62)との間に環状支持体(7)を嵌着し、その
環状支持体(7)上に環状の閉塞部材(8)を配置して
おく。
負極集電体(5)の頭部(5b〉と負極端子板(9)と
ばあらかしめ溶接しておき、この負極集電体(5)の軸
部(5a)を前記状態の封口体(6)の透孔(64)に
挿入し、樹脂M00)を負極集電体(5)の軸部(5a
〉に嵌め込み、この状態の封口体(6)を前記の正極缶
(4)の開口部に嵌合し、正極缶(4)の開口端部(4
a)をその上端部が内方に折れ曲がるようにして内方に
締め付け、正極缶(4)の開口部を封口体(6)と負極
集電体(5)とで封口し、外装体00を正極缶(4)の
外周部を包被するように配設する。なお、樹脂蓋01I
)は、上記のように負極集電体(5)の軸部(5a)に
嵌め込んでおくだけではなく、あらかじめ負極剤(2)
の上部に配設しておき、それに負極集電体(5)の軸部
(5a)が挿入するようにしてもよい。
負極集電体(5)の軸部(5a)の先端は針のように鋭
く形成されているが、封口体(6)と接している部分の
直径は透孔(64)の直径より若干大きく、この負極集
電体(5)の透孔(64)への挿入により、透孔周囲の
厚肉部(61)は径方向外方側に押圧され、また環状支
持体(7)が該厚肉部(61)を径方向内方側に押圧す
るので、負極集電体(5)の軸部(5a〉と封口体(6
)との接面の密接度は高く保たれる。また、封口体(6
)の外周縁部(62)の外周面は、正極缶(4)の開口
端部(4a)の内方への締め付けにより正極缶(4)の
開口端部(4a)の内周面に密接し、封口体(6)と正
極缶(4)との接面の密接度が高く保たれるので、電解
液の電池外部への漏出が防止される。
そして、上記正極缶(4)の開口端部(4a〉の内方へ
の締付時の上端部の内方への折曲により、負極端子板(
9)の周縁部は固定され、それに伴って環状の閉塞部材
(8)の外周縁部は負極端子板(9)の周縁部と環状支
持体(7)の外周縁部とで固定され、また、閉塞部材(
8)の内周縁部は、負極集電体(5)の軸部(5a)を
透孔(64)に挿入したときの透孔(64)周囲の厚肉
部(61)の径方向外方側への膨張により厚内部(61
)の外周面に密接するようになる。
したがって、この電池では、通常の圧力時には、閉塞部
材(8)が環状支持体(7)のガス抜き孔(7a)を閉
塞するので、電池がたとえ高温高湿の雰囲気中に置かれ
たとしても、電池外部の水分は閉塞部材(8)によって
遮断されて封口体(6)の薄肉部(63a)にまで達せ
ず、そのため、封口体(6)の薄肉部(63a)が水分
を吸収して強度低下を引き起こすことがなく、もとより
、通常の使用条件下で薄肉部(63a)が破壊して電解
液の漏出を引き起こすようなことがない。
また、電池が過充電されたり、あるいは過放電状態にな
って、電池内部にガスが発生し、電池内部の圧力が上昇
して薄肉部(63a)が破壊したときには、樹脂蓋0■
が負極剤(2)の流動を防止するので、負極剤(2)に
よる環状支持体(7)のガス抜き孔(7a)の閉塞が生
じず、電池の内部圧力の再上昇が防止される。この際、
ガスはセパレータ(3)を通過して樹脂蓋Oωより上方
に抜は出ていくので、樹脂蓋00)によって防爆機能の
作動が阻害されることはない。
また、電池の内部圧力の上昇により薄肉部(63a)が
破壊したときには、該薄肉部(63a)および環状支持
体(7)のガス抜き孔(7a)を通過したガスが閉塞部
材(8)を押し上げ、閉塞部材(8)の内周縁部が封口
体(6)の厚肉部(61)の上方へ抜は出すなど、閉塞
部材(8)の内周縁部と封口体(6)の厚肉部(61)
の外周面との接面に隙間が生じ、電池内部のガスがこの
隙間を通り、さらに負極端子板(9)のガス抜き孔(9
a)を通って電池外部へ出ていく。したがって、薄肉部
(63a)の破壊による防爆機能は、閉塞部材(8)に
よって妨げられることなく、正常に作動する。
上記の閉塞部材(8)は、通常時には、環状支持体(7
)のガス抜き孔(7a)を閉塞し、かつ電池内部の圧力
が上昇して封口体(6)の薄肉部(63a)が破れたと
きには、その内周縁部と封口体(6)の厚肉部(61)
の外周面との接面に隙間を生じて電池内部のガスを電池
外部に放出するように作用することが必要とされるが、
そのような作用をするためには、ある程度の自己形状保
持性を持つような硬さがあり、かつ薄肉部(63a)の
破壊圧力以下の圧力で押し上げられ、その内周縁部と封
口体(6)の厚内部(61)の外周面との接面に隙間が
生しるように変形し得るものであることが必要であり、
このような閉塞部材の具体例としては、例えば硬質の塩
化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの吸
水性の少ない合成樹脂の薄板、防湿紙(例えば、紙の両
面にポリエチレンフィルムをラミネートしたう稟ネート
紙)、ステンレス鋼、アルミニウムなどの金属の薄板で
、厚みが0.4〜0.6 mm程度のものが用いられる
。つまり、閉塞部材(8)が上記のもので構成されてい
れば、通常時には設定した状態から変形することなく所
定の形状を保つことができ、また、通常、単3形電池で
は、薄肉部(63a)の破壊圧力ヲ40〜60kg/c
+a程度に設定するが、この薄肉部(63a)の破壊圧
力以下の圧力(例えば、5〜7 kg/d程度)で押し
上げられ、その内周縁部と封口体(6)の厚肉部(61
)の外周面との間に隙間が生じるように変形する。
そして、この閉塞部材(8)の外径寸法、内径寸法とし
ては、外径寸法は、その外周縁部を負極端子板(9)の
周縁部と環状支持体(7)の外周縁部とで挟み得るよう
に設定されておればよく、また、内径寸法は、負極集電
体(5)の軸部(5a)の透孔(64)への挿入により
透孔周囲の厚肉部(61)が径方向外方側に膨張したと
きの寸法より若干小さく、好ま、シ<は0.05〜0.
2 m−程度小さく設定される。
また、封口体(6)の厚肉部(61)の高さは、図示の
ように、その上端と負極集電体(5)の頭部(5b)下
面との間に隙間が生じるように設定すると、電池内部の
圧力が上昇して薄肉部(63a)が破壊したときに、閉
塞部材(8)の内周縁部が厚肉部(61)の上方へ抜は
出し、閉塞部材(8)の内周縁部と封口体(6)の厚肉
部(61)との間に大きな隙間を生じ得るので、薄肉部
(63a)の破壊による防爆機能の作動が予定どおりス
ムーズに進行するので好ましい。そして、この封口体(
6)の厚肉部(61)の上端位置としては、閉塞部材(
8)が該厚肉部(61)の外周面と接触する部分より若
干高く、例えば0.3〜1.5 mm程度高く設定する
のが好ましい、なお、実施例では、封口体(6)の厚肉
部(61)の上端位置を閉塞部材(8)が厚肉部(61
)の外周面と接触する部分より1.0m++高くしてお
り、その結果、封口体(6)の厚肉部(61)の上端と
負極集電体(5)の頭部(5b)の下面との間に0.6
1の隙間がおいている。
環状の樹脂蓋00)としては、例えば硬質の塩化ビニル
樹脂、ポリエチレン、ポリエチレンなどの吸収性が少な
い合成樹脂型のものを用いればよく、その厚みは、通常
、0.3〜1.0 mm程度のものが好ましい。
つぎに、上記実施例に示す本発明の電池Aと第2図に示
す従来構造の電池Bの防爆機能の作動時の安全性および
高温高湿の雰囲気中で貯蔵したときの耐漏液性の相違を
第1表に示す。
電池は、いずれも外径14.5mm、総高50.5開の
単3形電池であり、封口体(6)はナイロン66製で、
薄肉部(63a)の厚みは0.20+ms+である。本
発明の電池ACおいては、閉塞部材(8)として硬質塩
化ビニル樹脂製で、厚さ、71(Q、5+mm”i’外
径11.0mm、内径2.5開の環状体を用い、樹脂蓋
00)には硬質塩化ビニル樹脂製で、厚さ0.5mm、
外径7.8問、内径1.5+I11の環状体を用いてい
る。なお、封口体(6)の透孔(64)に負極集電体(
5)の軸部(5a)を挿入したときの厚肉部(61)の
外径(上記のように負極集電体(5)の軸部(5a)を
透孔(64)に挿入することにより、厚肉部(61)の
外周面は径方向外方側に膨張して外径は大きくなる)は
2.6n++aであって、前記閉塞部材(8)の内径よ
り0.1ms+大きく、その閉塞部材(8)の内周縁部
は封口体(6)の厚肉部(61)の外周面に密接してい
る。
防爆機能の作動時の安全性は、電池Aおよび電池Bの各
10個ずつについて、直流1アンペアの定電流で20分
間強制的に充電して、電池の内部にガスを発生させ(上
記充電により電解液が電気分解を起こして正極缶側で酸
素ガスが発生し、負極側で水素ガスが発生する)、封口
体(6)の薄肉部(63a)を破壊させて、電池内部の
ガスを電池外部に放出させるときに、そのガス放出がス
ムーズに進行せず、電池が破裂するものがあるか否かを
調べることによって行った。
また、耐漏液性は、電池Aおよび電池Bの各50個ずつ
について、電池を60°C1相対湿度90%の雰囲気中
に所定期間貯蔵し、各貯蔵期間の経過ごとに漏液の発生
する電池個数を調べた。
第1表においては、防爆機能の作動時の安全性は破裂発
生電池個数で示し、耐漏液性は漏液発生電池個数で示し
ている。
第    1 表 第1表に示すよ−うに、本発明の電池Aは、破裂を生じ
るものがまったくなく、封口体(6)の薄肉部(63a
)の破壊による防爆機能の作動時に、樹脂蓋0IIlに
よって負極剤(2)による環状支持体(7)のガス抜き
孔(7a)の閉塞が樹脂蓋0[Dによって防止されるこ
とを示していた。また、本発明の電池Aは、60°C1
相対湿度90%という高温高湿下で60日間貯蔵しても
漏液の発生がまったく認められず、この結果から、通常
の使用状態では、5〜6年の貯蔵に耐え得る耐漏液性を
有するものと推定される。
なお、従来電池を示す電池Bにおいて、破裂を生じるも
のがあったのは、封口体(6)の薄肉部(63a)の破
裂による防爆機能の作動時に、負極剤(2)が流動して
環状支持体(7)のガス抜き孔(7a)を閉塞したため
であると考えられる。また、電池Bにおいて、貯蔵期間
の増加とともに漏液が発生するようになったのは、貯蔵
中に封口体(6)の薄肉部(63a)が水分を吸収して
強度低下を起こしたためであり、これに対し、本発明の
電池Aに漏液がまったく発生しなかったのは、閉塞部材
(8)により電池外部の水分が薄肉部(63a)にまで
達せず、薄肉部(63a)の水分吸収による強度低下が
防止された結果であると考えられる。
上記実施例で例示した各構成部材の材質は、実施例で用
いたものについて示したにすぎず、例えば、封口体(6
)について、ナイロン66以外にも、ナイロン6、ナイ
ロン610、ナイロン11、ナイロン12などを用いる
ことができるなど、各構成部材の材質については例示以
外のものも用いることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では、負極剤(2)上に環
状の樹脂蓋0[Dを配設したので、封口体(6)の薄肉
部(63a)の破壊による防爆機能の作動時に、負極剤
(2)が環状支持体(7)のガス抜き孔(7a)を閉塞
するのが防止され、防爆機能を正常に作動することがで
き、電池の安全性を高めることができた。
また、本発明では、環状支持体(7)のガス抜き孔(7
a〉を環状の閉塞部材(8)で閉塞したので、電池外部
の水分が封口体(6)の薄肉部(63a)にまで達せず
、薄肉部(63a)の水分吸収による強度低下が防止さ
れて、電池の耐漏液性も向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の筒形アルカリ電池の一実施例を示す部
分断面図である。第2図は従来の筒形アルカリ電池を示
す部分断面図である。 (1)・・・正極合剤、 (2)・・・負極剤、 (3
)・・・セパレータ、 (4)・・・正極缶、 (4a
)・・・開口端部、(5)・・・負極集電体、 (5a
)・・・軸部、 (5b)・・・頭部、(6)・・・封
口体、 (61)・・・厚肉部、 (62)・・・外周
縁部、 (63)・・・連結部、 (63a)・・・薄
肉部、(63a)・・・薄肉部、 (64)・・・透孔
、 (7)・・・環状支持体、 (7a)・・・ガス抜
き孔、 (8)・・・閉塞部材、(9)・・・負極端子
板、 (9a)・・・ガス抜き孔、00)・・・樹脂蓋

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)正極合剤(1)と、負極剤(2)と、電解液と、
    セパレータ(3)と、正極缶(4)と、負極集電体(5
    )と、封口体(6)と、環状支持体(7)と、負極端子
    板(9)を有し、 上記正極合剤(1)、負極剤(2)、電解液およびセパ
    レータ(3)は、正極缶(4)内に収容され、上記負極
    集電体(5)は、その軸部(5a)が封口体(6)の透
    孔(64)に挿入され、軸部(5a)の下部は、上記透
    孔(64)を貫通して負極剤(2)内に達し、上記封口
    体(6)は、透孔(64)を中心部に有する環状の厚肉
    部(61)と、正極缶(4)の開口端部(4a)の内周
    面と接触する外周縁部(62)と、上記厚肉部(61)
    と外周縁部(62)とを連結する連結部(63)を有し
    、 上記封口体(6)の連結部(63)は、防爆用の薄肉部
    (63a)を有し、 上記環状支持体(7)は、ガス抜き孔(7a)を有し、
    上記封口体(6)の厚肉部(61)と外周縁部(62)
    との間に嵌着されて連結部(63)の上方に配置し、上
    記負極端子板(9)は、ガス抜き孔(9a)を有し、そ
    の中央部が上記負極集電体(5)の頭部(5b)に接触
    し、 上記正極缶(4)の開口部は、上記封口体(6)を嵌合
    して、該正極缶(4)の開口端部(4a)を内方に締付
    けることにより封口されている筒形アルカリ電池におい
    て、 上記負極剤(2)上には、環状の樹脂蓋(10)が配設
    され、 上記環状支持体(7)上には、環状の閉塞部材(8)を
    配設して、環状支持体(7)のガス抜き孔(7a)を上
    記閉塞部材(8)で閉塞し、 上記負極端子板(9)の周縁部は上記閉塞部材(8)の
    外周縁部上に配置し、正極缶(4)の開口端部(4a)
    の上端部の内方への折り曲げにより上記閉塞部材(8)
    の外周縁部と共に環状支持体(7)の外周縁部に押圧さ
    れて固定されていることを特徴とする、 筒形アルカリ電池。
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