JP4942365B2 - 円筒形電池 - Google Patents

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Description

本発明は、円筒形電池に関する。
代表的な円筒形電池としては、円筒形のアルカリ蓄電池があり、その中でも、ニッケル水素蓄電池は、大容量且つクリーンである等の理由によって、近年、需要が拡大の一途を辿っている。
円筒形アルカリ蓄電池は、一端が開口した有底円筒状の外装缶を備える。外装缶の内部には電極群がアルカリ電解液とともに収容され、電極群は、セパレータを介して正極板及び負極板を渦巻状に巻回して形成される。外装缶を密封するため、外装缶の開口端には蓋材が配置され、蓋材の外周部を拘束するように、外装缶の開口端側の部位はかしめ加工される(特許文献1参照)。
ここで、外装缶は、板材を深絞り加工して円筒状に成形されるけれども、開口端側の部位が薄肉になると、かしめ加工した部位(かしめ部)の強度が不足し、蓋材と外装缶との間のシール性が損なわれる。そこで、特許文献1の電池に用いられた外装缶は、かしめ加工される部位が肉厚に成形されている。
一方、ニッケル水素蓄電池に対しては、大容量化の要求が絶えず、従来、外装缶を薄肉化して電極群の体積を増大することが行われてきた。
特開平5-114389号公報
特許文献1の電池では、確かに、かしめ部が肉厚に形成されて高強度であるため、かしめ部による蓋材の拘束力(封口強度)が高く、外装缶の内部が高圧になったとしても、蓋材と外装缶との間のシール部から電解液やガスの漏出が防止されるものと考えられる。しかしながら、電池の高容量化を図るべく電極群を囲む外装缶の部分を薄肉化した場合、かしめ部と電極群との間に位置する外装缶の部分(境界部分)も薄肉になると、かしめ加工の際に、この境界部分が潰れてしまう虞がある。
本発明は上述の事情に基づいてなされたものであって、その目的とするところは、外装缶の薄肉化による高容量化に適し、封口強度及びシール性が高く、外装缶の変形及び内部ショートが防止された円筒形電池を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明によれば、開口端側に肉厚部を有し且つ端壁側に前記肉厚部よりも薄肉な薄肉部を有する円筒状の外装缶と、前記外装缶の薄肉部によって囲まれ、セパレータを介して渦巻き状に巻回された正極板及び負極板を含む電極群と、前記外装缶の開口端に配置された蓋材と、前記外装缶の肉厚部をかしめ加工して形成され、前記蓋材の外周縁を拘束するかしめ部とを備え、前記肉厚部と前記正極板及び負極板の双方との間の距離は0mm以上1.2mm以下であることを特徴とする円筒形電池が提供される(請求項1)。
好適な態様として、前記肉厚部の厚さは、前記薄肉部の厚さの100%を超え且つ150%以下の範囲にある(請求項2)。
好適な態様として、前記肉厚部は、前記薄肉部側にテーパを有する(請求項3)。
好適な態様として、前記かしめ加工されるよりも前において、前記肉厚部のテーパのテーパ角度は、0度を超え5度以下の範囲にある(請求項4)。
好適な態様として、前記肉厚部と前記正極板及び負極板の双方との間の距離は0mm以上0.5mm以下である(請求項5)。
本発明の請求項1の円筒形電池では、外装缶の肉厚部にかしめ部が形成されているため、かしめ部の強度が高い。このため、かしめ部による封口強度が高く、蓋材が外装缶のかしめ部から外れ難く、且つ蓋材の外周部と外装缶のかしめ部との間でのシール性が高い。この一方、かしめ部の強度を確保したことで、電極群を囲む外装缶の薄肉部をより薄くすることが可能になり、電極群を大径化し、もって高容量化が図られる。
そして、この電池では、外装缶の肉厚部と電極群の正極板及び負極板との間の距離が1.2mm以下であるため、かしめ部と電極群との間に位置する外装缶の部位が、かしめ加工の際に潰れ難い。
また、この距離が0mm以上であるため、正極板と負極板とが重なり合っている電極群の部位が肉厚部によって囲まれることはない。従って、肉厚部が正極板及び負極板を径方向にて過剰に締め付けることはなく、セパレータを破って正極板及び負極板が直接接触することが防止される。
これらの結果として、この電池は、外装缶の薄肉化による高容量化に適し、封口強度及びシール性が高く、外装缶の変形及び内部ショートが防止される。
請求項2の円筒形電池では、肉厚部の厚さが、薄肉部の厚さの100%を超え且つ150%以下の範囲にあるため、肉厚部の強度が薄肉部の強度よりも強くなり過ぎることがない。この結果として、かしめ加工の際、肉厚部と薄肉部との境界近傍に位置する外装缶の部位の潰れが防止される。
請求項3の円筒形電池では、肉厚部が薄肉部側にテーパを有するため、かしめ加工の際、肉厚部と薄肉部との境界近傍に位置する外装缶の部位に応力が集中するのが防止される。この結果として、かしめ加工の際、肉厚部と薄肉部との境界近傍に位置する外装缶の部位の潰れが防止される。
請求項4の円筒形電池では、かしめ加工されるよりも前において、外装缶のテーパのテーパ角度は、0度を超え5度以下の範囲にあるため、かしめ加工の際、肉厚部と薄肉部との境界近傍に位置する外装缶の部位の潰れがより確実に防止される。
請求項5の円筒形電池では、外装缶の肉厚部と電極群の正極板及び負極板との間の距離が0.5mm以下であるため、かしめ部と電極群との間に位置する外装缶の部位の潰れがより確実に防止される。特に、テーパ角度が5度以下で且つ距離が0.5mm以下であれば、肉厚部の厚さが薄肉部の厚さの150%を超えても、外装缶の潰れが防止される。
図1は、本発明に係る一実施形態の円筒形電池として、ニッケル水素蓄電池を示す。
この電池は、例えば高さHが50.2mmで外径φが14.0mmのAAサイズの円筒形電池であり、一端が開口した有底円筒形状をなす外装缶10を備える。外装缶10の底壁の外面は、導電性を有した負極端子として機能する。
外装缶10内には略円柱状の電極群12が電解質としてのアルカリ電解液(図示せず)とともに収容され、電極群12の一端と外装缶10の底壁との間には、絶縁板14が配置されている。電極群12は、それぞれ帯状の正極板16、負極板18及びセパレータ20からなり、渦巻状に巻回された正極板16と負極板18との間にセパレータ20が挟まれている。即ち、セパレータ20を介して正極板16及び負極板18が互いに重ね合わされている。電極群12の最外周は負極板18の一部(最外周部)により形成され、負極板18の最外周部が外装缶10の周壁の内面と接触することで、負極板18と外装缶10とは互いに電気的に接続されている。
なお、正極板16としては、焼結式又は非焼結式のニッケル電極を用いることができ、負極板18としては、水素吸蔵合金電極を用いることができる。また、セパレータ20としては、例えばポリオレフィン系繊維の不織布に親水基を付加したものを用いることができ、アルカリ電解液としては、例えば、水酸化カリウム水溶液、水酸化リチウム水溶液、水酸化ナトリウム水溶液又はこれらの混合溶液を用いることができる。
電極群12の他端に位置する正極板16の部位には、正極リード22の一端が接続され、正極リード22の他端は、導電性を有する円形の蓋板24の内面に溶接されている。蓋板24は中央にガス抜き孔26を有し、蓋板24の外面上にはガス抜き孔26を塞ぐようにゴム製の弁体28が配置されている。更に、蓋板24の外面上には、弁体28を覆うフランジ付き円筒形状の正極端子30が固定され、正極端子30は弁体28を蓋板24に押圧している。
従って、通常時、ガス抜き孔26は、弁体28によって気密に閉塞される。一方、外装缶10内でガスが異常に発生し、その内圧が高まった場合には弁体28が圧縮され、ガス抜き孔26を通して外装缶10からガスが放出される。つまり、蓋板24、弁体28及び正極端子30は、安全弁を形成している。
蓋板24は、外装缶10の開口端に位置し、蓋板24の外周部と外装缶10の内周面との間には絶縁ガスケット32が挟まれている。これら蓋板24及び絶縁ガスケット32は、電極群12よりも開口端側の外装缶10の部分をかしめ加工することによって外装缶10の開口端に固定され、絶縁ガスケット32によって、蓋板24の外周部と外装缶10との間が絶縁されるとともにシールされる。以下では、蓋板24、弁体28、正極端子30及び絶縁ガスケット32をまとめて蓋材ともいう。
より詳しくは、外装缶10の端縁は、径方向内側に折り曲げられて、内向き鍔部36を形成している。内向き鍔部36から所定距離だけ離れた外装缶10の周壁の部位には、径方向内側に突出する縮径部38が形成され、内向き鍔部36及び縮径部38は互いの間に位置する蓋板24の外周部及び絶縁ガスケット32を外装缶10の軸線方向、すなわち蓋板24の厚さ方向に挟み込む。
ここで、図2は、外装缶10の材料としての材料缶40を示し、材料缶40に電極群12が挿入され、その後、かしめ加工が行われる。材料缶40は、絞り加工によって板材を成形することによって得られ、材料缶40の素材としては、JIS G3141に規定されたSPCD(絞り用)及びSPCE(深絞り用)等の冷間圧延鋼板を用いることができる。材料缶40の内面又は外面には、必要に応じてNiめっき等の表面処理が施されていてもよいが、冷間圧延鋼板そのものが露出していてもよい。
材料缶40は、一端が開口した有底円筒状をなすけれども、その周壁の厚さは、部位によって異なる。具体的には、開口端側の周壁の部位(以下、肉厚部ともいい、符号42を付す)は、底壁側の残りの周壁の部位(以下、薄肉部ともいい、符号44を付す)よりも肉厚である。肉厚部42の厚さTdは、薄肉部44の厚さTtの100%を超え150%以下の範囲にあるのが好ましく、110%以上135%以下の範囲にあるのがより好ましい。なお、材料缶40の底壁の厚さTbは、肉厚部42の厚さTdよりも厚い。
そして、薄肉部44側の肉厚部42の部位には、テーパ46を設けるのが好ましい。ただし、周壁の内径は、肉厚部42から薄肉部44に渡り一定であり、テーパ46は周壁の外周面に付けられる。テーパ46のテーパ角度θは、0度を超え5度以下であるのが好ましい。
以下、上述した電池の組み立て方法の一例を概略的に説明する。
材料缶40に電極群12を挿入した後、材料缶40に縮径部38を形成する。縮径部38の形成後、他端が蓋材の蓋板24に溶接された正極リード22の一端を正極板16の所定部位に溶接する。蓋材を材料缶40の開口端に配置してから、材料缶40の端縁を径方向内側に折り曲げ、内向き鍔部36を形成する。この後、図3に示したように、材料缶40の外径を開口端から底壁に渡り金型49で縮径し、図1に示した電池が得られる。なお、アルカリ電解液は、電極群12の挿入後、蓋材を材料缶40の開口端に配置するまでの間に材料缶40内に注入される。
ここで、本明細書では、材料缶40に内向き鍔部36及び縮径部38を形成する工程をまとめてかしめ加工ともいい、内向き鍔部36から縮径部38に渡る外装缶10の部位をかしめ部50ともいう。
かしめ部50は、材料缶40の肉厚部42をかしめ加工して形成されており、電極群12を囲む外装缶10の部位よりも肉厚である。すなわち、材料缶40の肉厚部42に対応して、外装缶10は開口端側に肉厚部52を有し、また、材料缶40の薄肉部44に対応して、外装缶10は、肉厚部52よりも薄く且つ電極群12を囲む薄肉部54を有する。
そして、再び図1を参照すると、この電池では、軸線方向でみて、肉厚部52と電極群12の正極板16及び負極板18の双方との距離Lは、0mm以上1.2mm以下の範囲にあり、好ましくは、0mm以上0.5mm以下の範囲にある。
なお、前述の縮径工程によって、かしめ部50から底壁に渡り外装缶10の外径は一定にされるため、材料缶40のテーパ46に対応して、外装缶10の内周面側にテーパ56が形成される。従って、距離Lは、テーパ56と正極板16及び負極板18の双方との間の距離でもある。
上述したニッケル水素蓄電池では、外装缶10の肉厚部52にかしめ部50が形成されているため、かしめ部50の強度が高い。このため、かしめ部50による封口強度が高く、蓋材が外装缶10のかしめ部50から外れ難く、且つ蓋材の外周部と外装缶10のかしめ部50との間でのシール性が高い。この一方、かしめ部50の強度を確保したことで、電極群12を囲む外装缶10の薄肉部54をより薄くすることが可能になり、電極群12を大径化し、もって高容量化が図られる。
そして、この電池では、外装缶10の肉厚部52と電極群12の正極板16及び負極板18との間の距離Lが1.2mm以下であるため、かしめ部50と電極群12との間に位置する外装缶10の部位が、かしめ加工の際に潰れ難い。
また、この距離Lが0mm以上であるため、正極板16と負極板18とが重なり合っている電極群12の部位が肉厚部52によって囲まれることはない。従って、肉厚部52が正極板16及び負極板18を径方向にて過剰に締め付けることはなく、セパレータ20を突き破って正極板16及び負極板18が直接接触することが防止される。
これらの結果として、この電池は、外装缶10の薄肉化による高容量化に適し、封口強度及びシール性が高く、外装缶10の変形及び内部ショートが防止される。
本発明は上記した一実施形態に限定されることはなく、種々変形が可能である。
例えば、一実施形態において、肉厚部52及び薄肉部54の厚さは、特に限定されないが、肉厚部52の厚さは、薄肉部54の厚さの100%を超え且つ150%以下の範囲にあるのが好ましい。この場合、肉厚部52の強度が薄肉部54の強度よりも強くなり過ぎることがなく、かしめ加工の際、肉厚部52と薄肉部54との境界近傍の外装缶10(材料缶40)の部位の潰れが一層防止される。
一実施形態では、肉厚部52が薄肉部54側にテーパ56を有していたけれども、段差をもって肉厚部52と薄肉部54とが連なっていてもよい。ただし、肉厚部52が薄肉部54側にテーパ56を有するのが好ましく、この場合、かしめ加工の際、肉厚部52と薄肉部54との境界近傍に位置する外装缶10(材料缶40)の部位に応力が集中するのが防止される。この結果として、かしめ加工の際、肉厚部52と薄肉部54との境界近傍に位置する外装缶10(材料缶40)の部位の潰れが一層防止される。
そして、この場合、外装缶10のテーパ56のテーパ角度、換言すれば、材料缶40のテーパ46のテーパ角度θは、特に限定されないけれども、0度を超え5度以下の範囲にあるのが好ましい。かしめ加工の際、肉厚部52と薄肉部54との境界近傍に位置する外装缶10(材料缶40)の部位の潰れがより確実に防止されるからである。
なお、本発明の円筒形電池は、アルカリ蓄電池のみならず、一次電池にも適用可能なのは勿論であるけれども、電池内圧が高くなるニッケル水素蓄電池等のアルカリ蓄電池に特に適する。
1.電池の組立て
表1に示した仕様の材料缶を用いたこと、及び、実施例の電池においては外装缶10の肉厚部52と、正極板16及び負極板18との間の距離Lを表1に示した値にしたこと以外は同一の条件にて、実施例及び比較例のAAサイズの円筒形ニッケル水素蓄電池を作成した。なお、距離Lは、電極群12の高さを増減することによって調整した。
2.電池の評価
(1)缶潰れの確認
実施例及び比較例の各電池を100個ずつ組み立て、かしめ加工の際に外装缶が潰れた電池の個数を数えた。この結果を、缶潰れ発生率として表1に示す。
(2)封口強度
実施例及び比較例の電池の外装缶に貫通孔を形成し、この貫通孔を通じて電池内部に高圧ガスを供給した。そして、蓋材と外装缶のかしめ部との間からガスが漏出した圧力を、封口強度として測定した。この結果もあわせて表1に示す。
3.評価結果
表1から以下のことが明らかである。
(1)実施例1〜9の結果より、肉厚部によって外装缶のかしめ部を形成し、薄肉部によって電極群の正極板及び負極板を囲む部分を形成することで、封口強度を低下させることなく、電池内容積を拡大することができる。
(2)実施例1〜9の結果より、肉厚部の厚さが、薄肉部の厚さの135%以下であることによって、缶潰れが確実に防止される。
(3)実施例10〜21の結果より、テーパ角度θが、5度以下であることによって、缶潰れが確実に防止される。
(4)実施例22〜34の結果より、距離Lが、0.5mm以下であることによって、缶潰れが確実に防止される。
(5)実施例35〜37の結果より、テーパ角度θが5度以下で且つ距離Lが0.5mm以下であることによって、肉厚部の厚さを、薄肉部の厚さの150%を超えて増大しても、缶潰れが防止される。
Figure 0004942365
一実施形態のニッケル水素蓄電池の縦断面を示す図である。 図1の電池に用いられた材料缶の縦断面を概略的に示す図である。 図1の電池の組み立て工程のうち、電池外径を縮径する工程を示す図である。
符号の説明
10 外装缶
12 電極群
16 正極板
18 負極板
20 セパレータ
24 蓋板(蓋材)
28 弁体(蓋材)
30 正極端子(蓋材)
32 絶縁ガスケット(蓋材)
50 かしめ部
52 肉厚部
54 薄肉部

Claims (5)

  1. 開口端側に肉厚部を有し且つ端壁側に前記肉厚部よりも薄肉な薄肉部を有する円筒状の外装缶と、
    前記外装缶の薄肉部によって囲まれ、セパレータを介して渦巻き状に巻回された正極板及び負極板を含む電極群と、
    前記外装缶の開口端に配置された蓋材と、
    前記外装缶の肉厚部をかしめ加工して形成され、前記蓋材の外周縁を拘束するかしめ部とを備え、
    前記肉厚部と前記正極板及び負極板の双方との間の距離は0mm以上1.2mm以下である
    ことを特徴とする円筒形電池。
  2. 前記肉厚部の厚さは、前記薄肉部の厚さの100%を超え且つ150%以下の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の円筒形電池。
  3. 前記肉厚部は、前記薄肉部側にテーパを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の円筒形電池。
  4. 前記かしめ加工されるよりも前において、前記肉厚部のテーパのテーパ角度は、0度を超え5度以下の範囲にあることを特徴とする請求項3に記載の円筒形電池。
  5. 前記肉厚部と前記正極板及び負極板の双方との間の距離は0mm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の円筒形電池。
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