JPH038904Y2 - - Google Patents

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JPH038904Y2
JPH038904Y2 JP9333384U JP9333384U JPH038904Y2 JP H038904 Y2 JPH038904 Y2 JP H038904Y2 JP 9333384 U JP9333384 U JP 9333384U JP 9333384 U JP9333384 U JP 9333384U JP H038904 Y2 JPH038904 Y2 JP H038904Y2
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JP9333384U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気調和機を室外ユニツトと室内ユ
ニツトとの2つの部分に分離したセパレート型空
気調和機に係り、特に室外ユニツトを床下に設置
したものに関する。
〔背景技術とその問題点〕
従来、セパレート型空気調和機において、圧縮
機、熱交換器、送風機等を有する室外ユニツトを
床下に設置したものが知られている。これは、床
下の温度が外気に比べて冬期は2〜4℃程度高
く、一方、夏期は2〜4℃程度低いことからこの
温度差を利用して空気調和機の効率の向上を図る
こと、屋外に設置する場合に比べて省スペースに
なるばかりでなく外観上も良いことおよび床下の
換気に役立つこと等の理由によつていた。
このように床下に室外ユニツトを設置する場
合、一般に、室外ユニツトの外端側は建物の基礎
に支持するが、内端側は室外ユニツト支持用の受
台を床下地盤に別個に設置しなければならない。
しかし、受台の設置は、一般に空気調和機設置業
者が行うため、既に完成している建物の床下に作
業者が入つて設置を行わねばならず、しかも室外
ユニツトの大きさに従つて最適な位置に受台を設
置する必要があり、スペースの狭い床下での作業
は非常に困難な作業であるという問題点があつ
た。
このため、室外ユニツトの床下への設置時に、
困難な受台の設置作業を行わないで済む構造が望
まれていた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、室外ユニツトの床下への設置
時に、床下内での受台の特別な設置作業を行わな
いで済むセパレート型空気調和機を提供するにあ
る。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本考案は、室外ユニツトの床下内方に位置され
る部分に、受台を回動可能に取付け、この受台を
利用して床下内での作業を行うことなく、室外ユ
ニツトの床下内方側を支持するようにして前記目
的を達成しようとするものである。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図の断面図において、地盤1に設置された
布基礎2上には建物3が支持され、この建物3の
床4とこの床4の下方に位置する地盤1との間が
床下5とされている。前記布基礎2には布基礎2
を貫通して開口部6が設けられ、この開口部6を
貫通してセパレート型空気調和機の室外ユニツト
7が挿入されている。この室外ユニツト7は、通
常の室外ユニツトと同様に、圧縮機8、送風機9
および蒸発器または凝縮器として機能する熱交換
器10を内部に備え、かつ、外周にはフイルタ1
1を備えている。
前記室外ユニツト7の一端部は、前記布基礎2
に開口された開口部6に防振シール材12を介し
てその一端部を支持されている。この防振シール
材12は、第2図の斜視図に示されるように、ゴ
ム等の弾性体からなるリング状の部材或いは弾性
のある比較的肉厚の粘着テープを複数回巻装して
構成されたもの等からなり、開口部6において布
基礎2と室外ユニツト7との間の防振とシールと
を兼れるようになつている。
前記室外ユニツト7の一端前部には、フランジ
部13が溶接等により一体に固定され、このフラ
ンジ部13と布基礎2の外面との間にも防振シー
ル材14が介装され、この防振シール材14も前
記防振シール材12と同様な部材で構成され、か
つ、この防振シール材14の部分で必要に応じて
フランジ部13を介してボルト15が布基礎2ま
で挿通されることになり、室外ユニツト7の布基
礎2への固定がなされている。更に、前記フラン
ジ部13の前面には、室外ユニツト7から戸外に
排出される送風の方向を、斜め下方に整流し、か
つ、雨水の侵入を防止するためのルーバ16が着
脱可能に設けられている。
前記室外ユニツト7の後方上部には電装箱17
が設けられるとともに、この電装箱17には電気
配線18が接続され、かつ、室外ユニツト7の後
部には前記熱交換器10に熱媒体を供給するため
の熱媒体配管19が設けられている。これらの電
気配線18および熱媒体配管19は、建物3内に
設置されたセパレート型空気調和機の室内ユニツ
ト20に連結されるとともに、室外ユニツト7を
布基礎2から引出した状態で配線18および配管
19の接続を可能にするに十分な長さを有してい
る。
前記室外ユニツト7の後方下部において、その
両側面にブラケツト21が長孔22およびボルト
23により上下方向位置調整可能に取付けられ、
これらのブラケツト21の先端部には、鋼板のプ
レス成形品等からなる受台24の一部がピン25
を回動支点として回動可能に取付けられている。
この受台24は、ブラケツト21に支持された上
方部分を開放された略コ字形に形成されるととも
に、その底面24Aが受台24の自重により常時
地盤1に対向するように、前記回動支点であるピ
ン25の位置が設定されている。また、受台24
の両側立上り面24Bの前端側にはそれぞれ内側
への折曲部24Cが形成され、これらの折曲部2
4Cの上端縁24Dは、受台24が自重により底
面24Aが地盤1に対向されるよう回動された
際、この上端縁24Dが室外ユニツト7の底面当
つて受台24の位置決めがされ、これにより室外
ユニツト7が略地盤1と平行或いは除霜水の戸外
への排水の為の水勾配分だけ室外ユニツト7がわ
ずかに前傾される状態に設定されるようにされ、
かつ、この状態において、受台24の底面24A
が丁度地盤1と略平行に対向するように設定され
ている。
次に、本実施例の設置方法および動作を説明す
る。
予め、室外ユニツト7のフランジ部13に防振
シール材14を適宜な接着剤等により取付けると
ともに、防振シール材12をユニツト7の前部に
嵌合しておく。また、室内ユニツト20から引出
された電気配線18および熱媒体配管19は、基
礎2の開口部6を介して戸外に引出し、この戸外
において室外ユニツト7に接続しておく。この状
態で、受台24を第1図中鎖線で示すように、基
礎2の開口部6内に入り得るように上方に回動
し、そのままの状態で開口部6から室外ユニツト
7の電装箱17側を挿入する。
この挿入により前記受台24が開口部6を通過
すると、自重で下方、即ち時計方向に回動して第
1図中実線で示される状態となり、その底面24
Aが地盤1に対向、当接される。この底面24A
が地盤1に当接された状態のまま、室外ユニツト
7を床下5内に挿入していけば、受台24の底面
24Aは地盤1上を摺動しながら移動し、室外ユ
ニツト7の基礎2への完全の挿入で、そのまま受
台24側のセツトも完了することとなる。
また、ブラケツト21の室外ユニツト7への取
付け位置は、基礎2の開口部6の地盤1からの位
置に伴い予め適宜に調整しておく。
更に、室外ユニツト7の挿入により、前記電気
配線18および熱媒体配管19は床下5内で適宜
に折曲げられるが、空気調和機としての性能上、
何ら問題はなく、一方、室外ユニツト7の保守、
点検等の際には、これらの配線18、配管19を
狭いスペースの床下5で取外すことなく室外ユニ
ツト7を戸外に引出して所定の点検等を行う。
このような構成において、室外ユニツト7を駆
動すると、床下5内の空気は、送風機9により室
外ユニツト7の後部から吸引され、熱交換器10
で熱交換された後、ルーバ16から戸外に排出さ
れる。この際、室外ユニツト7の一端部は、フラ
ンジ部13の内側に設けられた防振シール材14
および開口部6と室外ユニツト7との間全周に介
装された防振シール材12の作用により、防振さ
れるとともに、布基礎2の内外が密封されている
ので、戸外の空気が布基礎2の室外ユニツト7を
支持する部分からリークしていわゆるシヨートサ
ーキツトを生じることがないため、室外ユニツト
7の振動が建物3に伝達されることがなく、か
つ、床下5内の空気が有効に戸外に排出され、床
下5の換気作用を十分行える。
上述のような本実施例によれば、室外ユニツト
7の布基礎2の開口部6への取付けにあたり、室
外ユニツト7の床下5の内方側には受台24が回
動可能に取付けられているから、室外ユニツト7
を開口部6から挿入するだけで室外ユニツト7の
設置を行うことができ、床下5の狭いスペース内
での別個の受台の設置という困難な作業をなくす
ことができる。また、受台24は、その底面24
Aが地盤1上を摺動されながら押込まれるため、
一般に床下5の地盤1はやや不整地であるが、こ
れを整地しながら設置することができ、設置の安
定性を図れる。更に、室外ユニツト7は、防振シ
ール材12および防振シール材14によりシール
および防振されているので、室外ユニツト7によ
る床下5の換気を有効に行うことができ、かつ、
室外ユニツト7の圧縮機8による振動性を建物3
側に伝えることがなく、建物3の居住性を害する
ことがなり。更に、床下5は前述のように冬暖か
く夏涼しいため、室外ユニツト7のヒートポンプ
としての作用を助長することとなり、室外ユニツ
ト7の作動能率を向上させることができ、見方を
変えると、省エネルギー効果を有している。ま
た、床下5の換気を十分に行えることから、防湿
効果により建物3の寿命を長くすることがきる。
更に、室外ユニツト7は、戸外に放置されるもの
に比べ雨水および太陽光等の影響を受けないか
ら、室外ユニツト7の寿命を延長することがで
き、かつ、省スペースとなるばかりでなく、外観
的にも良好にできる。
なお、実施にあたり、受台24の形状、材質等
は、前記実施例に限定されるものではなく、例え
ば、室外ユニツト7の内方端中央部にブロツク上
の受台を回動可能に取付けたもの、或いは、受台
24とブラケツト21とは全くの自由回動をする
ものではなく、ピン25の部分をある程度固く結
合しおき、基礎2内への挿入後、適宜な操作棒等
を用いてこの受台24を下方に回動させるもの等
でもよい。また、受台24の下方への回動時の位
置決めは、前記実施例にように折曲部24Cの上
端縁24Dと室外ユニツト7の底面とで行うもの
に限らず、折曲部24Cの上端縁24Dとブラケ
ツト21の下端に新たに設ける内方への折曲面と
底面との間で行つてもよく、このようにすれば、
ブラケツト21と受台24との位置関係を常に一
定にでき、室外ユニツト7の設置姿勢をより安定
させることができる。更に、ブラケツト21の上
下位置調整は、長孔22によるものに限らず、高
さ位置の異なる多数の孔で行つてもよいし、或い
は、全く位置調整をできないようにしてもよい。
また、受台24はブラケツト21を介さず直接室
外ユニツト7に取付けてもよい。更に、受台24
の底面24Aには、ユニツト挿入時の滑りをよく
するため、ローラ等を設けたり、底面24Aを上
方に中心軸を有する円筒面としてもよい。また、
前記防振シール材12および防振シール材14は
いずれか一方のみを設けてもよい。また、フラン
ジ部13は必ずしも設ける必要はないが、フラン
ジ部13を設ければシールをより完全にでき、か
つ、地面からの雨水の跳返りを床下5内に侵入さ
せないという効果がある。更に、前記室外ユニツ
ト7は、内部に圧縮機8、送風機9、熱交換器1
0等を装備しているが、本考案は、これに限定さ
れるものではなく、送風機9と熱交換器10のみ
を有するいわゆるリモートコンデンサタイプとい
われるセパレート型の空気調和機であつてもよ
く、その名称は問わないものである。また、開口
部6は、図示のように布基礎2を貫通した孔状の
ものに限らず、上方が開口した凹部状のものでも
よい。
〔考案の効果〕
上述のように本考案によれば、室外ユニツトを
床下に設置する場合において、基礎に室外ユニツ
トを挿入するだけで所定状態に室外ユニツトをセ
ツトできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は第1図の要部を後方から見た一部を切欠いた
斜視図である。 1……地盤、2……布基礎、3………建物、5
……床下、6……開口部、7……室外ユニツト、
21……ブラケツト、24……受台、24A……
底面、25……回動支点としてのピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 室外ユニツトを床下に設置するとともに、室
    内ユニツトを屋内に設置したセパレート型空気
    調和機において、前記室外ユニツトは、その床
    下内方に位置される部分に一部を回動可能に支
    持された受台を有することを特徴とするセパレ
    ート型空気調和機。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記受台は、自由状態において受台底面が地盤に
    対向される状態に傾動するようにその回動支点
    位置が設定されていることを特徴とするセパレ
    ート型空気調和機。
JP9333384U 1984-06-21 1984-06-21 セパレ−ト型空気調和機 Granted JPS6110472U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9333384U JPS6110472U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 セパレ−ト型空気調和機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9333384U JPS6110472U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 セパレ−ト型空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6110472U JPS6110472U (ja) 1986-01-22
JPH038904Y2 true JPH038904Y2 (ja) 1991-03-06

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ID=30650918

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9333384U Granted JPS6110472U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 セパレ−ト型空気調和機

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JPS6110472U (ja) 1986-01-22

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