JPH038842A - 編機の編糸案内装置における異常張力検出装置 - Google Patents
編機の編糸案内装置における異常張力検出装置Info
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- JPH038842A JPH038842A JP13812589A JP13812589A JPH038842A JP H038842 A JPH038842 A JP H038842A JP 13812589 A JP13812589 A JP 13812589A JP 13812589 A JP13812589 A JP 13812589A JP H038842 A JPH038842 A JP H038842A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この発明は、編機において編糸供給源からキャリッジの
給糸口に編糸を供給する編糸案内装置に設けられる異常
張力検出装置に関するものである。
給糸口に編糸を供給する編糸案内装置に設けられる異常
張力検出装置に関するものである。
〈従来の技術〉
一般的なI!機は、編機本体上を往復移動させられるキ
ャリッジを備え、このキャリッジの往復移動により所定
の編目が形成される。編糸は、編糸供給源からキャリッ
ジの給糸口に案内、供給されるが、その編糸供給源から
キャリッジの給糸口に至る編糸供給経路には、編糸に所
定の張力を付与するために、例えば長い線状はね等の張
力付与装置が設けられるのが酋通である。そして、その
ような編糸供給経路に、編糸の張力が基準限度値を超え
たことを検出する異常張力検出手段が設けられたものが
ある。
ャリッジを備え、このキャリッジの往復移動により所定
の編目が形成される。編糸は、編糸供給源からキャリッ
ジの給糸口に案内、供給されるが、その編糸供給源から
キャリッジの給糸口に至る編糸供給経路には、編糸に所
定の張力を付与するために、例えば長い線状はね等の張
力付与装置が設けられるのが酋通である。そして、その
ような編糸供給経路に、編糸の張力が基準限度値を超え
たことを検出する異常張力検出手段が設けられたものが
ある。
このような異常張力検出手段を備えた編機では、何らか
の原因で編糸の張力が異常に大きくなったときそのこと
を検出し、例えばキャリッジがモータにより自動的に往
復移動させられる場合にはキャリッジの移動を停止させ
、あるいはキャリッジが手動で往復移動させられる場合
には音やランプ等で警告したりできるため、糸切れを未
然に防止することができる。
の原因で編糸の張力が異常に大きくなったときそのこと
を検出し、例えばキャリッジがモータにより自動的に往
復移動させられる場合にはキャリッジの移動を停止させ
、あるいはキャリッジが手動で往復移動させられる場合
には音やランプ等で警告したりできるため、糸切れを未
然に防止することができる。
〈発明が解決しようとする課題〉
ところで、織糸の種類、太さ1強度等が変われば、張力
の許容範囲あるいは適正範囲もまた変ってくる。しかし
ながら従来の編機では、編糸の種類、太さあるいは強度
等の相違に関係なく、検出する張力の基準限度値は同一
である。そのため、比較的弱い糸では、異常張力を検出
する前に引き伸ばされて細くなったり、糸切れ等が生じ
てしまうことがあった。
の許容範囲あるいは適正範囲もまた変ってくる。しかし
ながら従来の編機では、編糸の種類、太さあるいは強度
等の相違に関係なく、検出する張力の基準限度値は同一
である。そのため、比較的弱い糸では、異常張力を検出
する前に引き伸ばされて細くなったり、糸切れ等が生じ
てしまうことがあった。
本発明は、編糸の種類等に応じて検出感度を変えられる
異常張力検出装置を提供することを課題とする。
異常張力検出装置を提供することを課題とする。
く課題を解決するための手段〉
このような課題を解決するために、本発明においては、
前述のようなキャリッジ、張力付与装置及び異常張力検
出手段に加えて、張力の基準限度値を編糸の太さ1強度
等の編糸条件に応じて変更する張力限度値変更装置を含
むように異常張力検出装置を構成したものである。
前述のようなキャリッジ、張力付与装置及び異常張力検
出手段に加えて、張力の基準限度値を編糸の太さ1強度
等の編糸条件に応じて変更する張力限度値変更装置を含
むように異常張力検出装置を構成したものである。
ここで、張力限度値変更装置としては、編糸の供給経路
に接するローラ等の変位部材を含む場合には、例えば、
その変位部材を編糸に向かつて付勢するばね手段のばね
力を手動操作によって変更する機構等が採用され得る。
に接するローラ等の変位部材を含む場合には、例えば、
その変位部材を編糸に向かつて付勢するばね手段のばね
力を手動操作によって変更する機構等が採用され得る。
く作用・効果〉
このような異常張力検出装置によれば、切断に至る張力
の限界値が大きい編糸、例えば太い編糸あるいは引張強
度の大きい材質の編糸等については、検出する張力の基
準限度値が大きく設定される。逆に切断に至る張力限度
値が小さい編糸、例えば細い編糸あるいは引張強度の小
さい材質の編糸については、検出における張力の基準限
度値が小さく設定される。このように編糸の引張強度等
の編糸条件に応じて個別的に適切な張力の基準限度値が
設定されるため、例えば太い糸等引張強磨の強い編糸に
対していたずらに異常張力の検出動作を生じることが回
避され、また細い光等引張り強度の弱い編糸については
、異常張力の検出前に編糸が引き伸ばされたり切れてし
まうといったことが有、効に回避される。
の限界値が大きい編糸、例えば太い編糸あるいは引張強
度の大きい材質の編糸等については、検出する張力の基
準限度値が大きく設定される。逆に切断に至る張力限度
値が小さい編糸、例えば細い編糸あるいは引張強度の小
さい材質の編糸については、検出における張力の基準限
度値が小さく設定される。このように編糸の引張強度等
の編糸条件に応じて個別的に適切な張力の基準限度値が
設定されるため、例えば太い糸等引張強磨の強い編糸に
対していたずらに異常張力の検出動作を生じることが回
避され、また細い光等引張り強度の弱い編糸については
、異常張力の検出前に編糸が引き伸ばされたり切れてし
まうといったことが有、効に回避される。
〈実施例〉
以下、この発明の一実施例を図面に従って説明する。
まず、キャリッジ駆動装置を備えた編機の概要について
、同編機1を略体斜祝図で示した第1図、1機1の要部
を正面図で示した第2図、キャリッジ駆動装置を略体側
面図で示した第3図、及びキャリッジ駆動装置の減速歯
車機構を示した第4図を参照して述べる。
、同編機1を略体斜祝図で示した第1図、1機1の要部
を正面図で示した第2図、キャリッジ駆動装置を略体側
面図で示した第3図、及びキャリッジ駆動装置の減速歯
車機構を示した第4図を参照して述べる。
第1図において、多数本の編針を左右方向に列設した針
床2上には、キtPリッジ4が左右方向へ摺動可能に装
架されている。そしてキャリッジ4は、その上面に門形
状の操作ハンドル5を備えている。
床2上には、キtPリッジ4が左右方向へ摺動可能に装
架されている。そしてキャリッジ4は、その上面に門形
状の操作ハンドル5を備えている。
また、後述するキャリッジ駆動装置16を装備するスタ
ンド6が設けられ、同スタンド6の上端部には、チャン
ネル材からなる長尺状の支持体くレールフレーム)7が
、前記針床2の上方において同針床2と平行状に架設さ
れている。
ンド6が設けられ、同スタンド6の上端部には、チャン
ネル材からなる長尺状の支持体くレールフレーム)7が
、前記針床2の上方において同針床2と平行状に架設さ
れている。
支持体7の右端部後側には、第3図に示ずように例えば
コンデンサモータ等の交流可逆形のモータ9が配置され
る。モータ9には、同モータ9の出力回転を減速しうる
減速歯車機構12が一体的に付設されている。なお、減
速歯車機fi12については後程詳j感する。
コンデンサモータ等の交流可逆形のモータ9が配置され
る。モータ9には、同モータ9の出力回転を減速しうる
減速歯車機構12が一体的に付設されている。なお、減
速歯車機fi12については後程詳j感する。
モータ9の回転を減速する減速歯車機構12の出力軸3
5には、前記支持体7の一端部(右端部)内に位置する
駆動プーリー14が連結される。
5には、前記支持体7の一端部(右端部)内に位置する
駆動プーリー14が連結される。
第1図に示すように、モータ9を覆うモータノコバー1
5には、制御ボックス17が隣接されている。そして同
ボックス17内には、モータ9の正逆回転、停止等の制
御をする後述のキャリッジ駆動装置側制御部などが内蔵
されている。
5には、制御ボックス17が隣接されている。そして同
ボックス17内には、モータ9の正逆回転、停止等の制
御をする後述のキャリッジ駆動装置側制御部などが内蔵
されている。
なお、モータ9の出力軸にはモータ9の回転数と回転方
向とに対応したパルス信号を出力するフォトインターラ
ブターを用いたエンコーダEN(第5図参照)が取付け
られる。
向とに対応したパルス信号を出力するフォトインターラ
ブターを用いたエンコーダEN(第5図参照)が取付け
られる。
支持体7の他端部(左端部)内には、従φガブーリー1
4Aが回転可能に軸支されている。
4Aが回転可能に軸支されている。
前記駆動プーリー14と前記従動プーリー14Aには、
無端状の駆動ベルト10が張架されている。
無端状の駆動ベルト10が張架されている。
前記支持体7には、駆動体11が前記針床2及び針床2
に連設されたカラーチェンジャ−18R9181部のほ
ぼ全長に亘って往復移動可能に設けられている。
に連設されたカラーチェンジャ−18R9181部のほ
ぼ全長に亘って往復移動可能に設けられている。
また、編機1の上部には、編糸S(以下単に糸という)
に対して所定の張力を付与するための3組の張力付与装
置19が設けられ、一方、前記針床2の下部正面にはゴ
ム橢22が設けられている。
に対して所定の張力を付与するための3組の張力付与装
置19が設けられ、一方、前記針床2の下部正面にはゴ
ム橢22が設けられている。
上記した編機のキャリッジ駆動機構において、モータ9
が駆動されると、減速歯車機構12を介して出力軸35
が回転され、駆動プーリー14が回転される結果、駆動
ベルト10が正逆回転される。このベルト10の回転を
介して、駆動体11が支持体7に沿って左右方向へ往復
移動され、それに伴って、連結部材23を介して、キャ
リッジ4が針床2上及びカラーチェンジp−181,1
8Rに沿って左右方向へ摺動されることによって、自動
的に編目が編成される。
が駆動されると、減速歯車機構12を介して出力軸35
が回転され、駆動プーリー14が回転される結果、駆動
ベルト10が正逆回転される。このベルト10の回転を
介して、駆動体11が支持体7に沿って左右方向へ往復
移動され、それに伴って、連結部材23を介して、キャ
リッジ4が針床2上及びカラーチェンジp−181,1
8Rに沿って左右方向へ摺動されることによって、自動
的に編目が編成される。
また、前記モータ9の減速歯車機構12は、第3図のA
−A断面を示した第4図に示すようにモータケース15
に固着したギヤケース24内に収容されており、モータ
9の駆動軸25の出力回転を、同駆動軸25上の駆動歯
車26から、中間歯車27、変速歯車28A、28B、
28C及び出力歯車29を介して、出力@35に減速し
て伝達する。
−A断面を示した第4図に示すようにモータケース15
に固着したギヤケース24内に収容されており、モータ
9の駆動軸25の出力回転を、同駆動軸25上の駆動歯
車26から、中間歯車27、変速歯車28A、28B、
28C及び出力歯車29を介して、出力@35に減速し
て伝達する。
第1図に示すように、針床2の後方に針床2に沿って取
付けられた上面カバー30の右端部には、後述する編機
本体側制御部に対して電源を供給するための電源スィッ
チ31が取付けられており、上面カバー30の下側には
その編機本体側制御部が内蔵されている。
付けられた上面カバー30の右端部には、後述する編機
本体側制御部に対して電源を供給するための電源スィッ
チ31が取付けられており、上面カバー30の下側には
その編機本体側制御部が内蔵されている。
また、キャリッジ4が針床2及び針床2に連設されたカ
ラーチェンジャー18R,181部のほぼ全長に亘って
往復移動するときに、キャリッジ4が予め定められた基
準位置を通過していることを検出するためのホール素子
等から成る磁気検出型の複数の基準位置センサが、第2
図に示すように針床2の後端面位置に取付けられている
。即ち右側からカラーチェンジャー右す準位置センサ4
1、編幅孔基準位置センサ42、編幅中央部基準位置セ
ンサ43、編幅左基準位置センサ44、及びカラーチェ
ンジャー左基準位置センサ45が設定位置可変に取付け
られており、これらのセンサはキャリッジ4に取付けら
れた図示していない磁石の磁気を検出するものである。
ラーチェンジャー18R,181部のほぼ全長に亘って
往復移動するときに、キャリッジ4が予め定められた基
準位置を通過していることを検出するためのホール素子
等から成る磁気検出型の複数の基準位置センサが、第2
図に示すように針床2の後端面位置に取付けられている
。即ち右側からカラーチェンジャー右す準位置センサ4
1、編幅孔基準位置センサ42、編幅中央部基準位置セ
ンサ43、編幅左基準位置センサ44、及びカラーチェ
ンジャー左基準位置センサ45が設定位置可変に取付け
られており、これらのセンサはキャリッジ4に取付けら
れた図示していない磁石の磁気を検出するものである。
更に上面カバー30の下側には、キ1?リッジ4の位置
を検出するためのキャリッジ位置検出用エンコーダ46
が設けられている。
を検出するためのキャリッジ位置検出用エンコーダ46
が設けられている。
前記制御ボックス17の操作面には、第2図に示すよう
にキャリッジ4の左もしくは右移動方向を表示させる方
向表示ランプDLS!成モードが連続モードか単一モー
ドかを選択させるモード切換スイッヂMS、キャリッジ
4をスタートさせるとき、もしくはキャリッジ4を停止
させるときに操作されるスタートストップスイッチS/
S、及び電源スイツチ32等が取付けられている。
にキャリッジ4の左もしくは右移動方向を表示させる方
向表示ランプDLS!成モードが連続モードか単一モー
ドかを選択させるモード切換スイッヂMS、キャリッジ
4をスタートさせるとき、もしくはキャリッジ4を停止
させるときに操作されるスタートストップスイッチS/
S、及び電源スイツチ32等が取付けられている。
次に、本実施例の電気的な制御回路について第5図に示
した制御ブロック図を参照して説明する。
した制御ブロック図を参照して説明する。
編Ia1本体部の前記上部カバー30に内蔵された編機
本体側制御部50には、マイクロプロセッサCPtJ
(以下単にCPUと記載する)51と、ランダムアクセ
スメモリRAM (以下単にRAMと記載する)52と
、リードオンリメモリROM(以下単にROMと記載す
る)53と、外部からの電源がa断されたときでも長時
間に亘って1〈△M52に所要の電源を供給し、RAM
52のデータを保存しておくための、充1m能を右する
キャパシタ、あるいは電池等を備えたRAMバックアッ
プ回路54とが設けられている。更に萌記カラーチェン
ジャー右基準位冒センサ41、編幅孔基準位置センサ4
2、編幅中央部基準位置センサ43、編幅左基準位置セ
ンサ44、カラーチェンジャー左基準位置センサ45そ
れぞれからの基準位置信号、及びキャリッジ位置検出用
エンコーダ46からのキャリッジの移動に伴う移動信号
を入力し、それらの信号をCPU51の入力可能な信号
に変換するための入力インターフェース55が設けられ
ている。また前記電源スイッチ31がオンに操作された
ときに外部がらの交流100ボルト電源の供給を受け、
この電源を所要の安定化直流電圧に変換して出力する電
源回路56が設けられている。
本体側制御部50には、マイクロプロセッサCPtJ
(以下単にCPUと記載する)51と、ランダムアクセ
スメモリRAM (以下単にRAMと記載する)52と
、リードオンリメモリROM(以下単にROMと記載す
る)53と、外部からの電源がa断されたときでも長時
間に亘って1〈△M52に所要の電源を供給し、RAM
52のデータを保存しておくための、充1m能を右する
キャパシタ、あるいは電池等を備えたRAMバックアッ
プ回路54とが設けられている。更に萌記カラーチェン
ジャー右基準位冒センサ41、編幅孔基準位置センサ4
2、編幅中央部基準位置センサ43、編幅左基準位置セ
ンサ44、カラーチェンジャー左基準位置センサ45そ
れぞれからの基準位置信号、及びキャリッジ位置検出用
エンコーダ46からのキャリッジの移動に伴う移動信号
を入力し、それらの信号をCPU51の入力可能な信号
に変換するための入力インターフェース55が設けられ
ている。また前記電源スイッチ31がオンに操作された
ときに外部がらの交流100ボルト電源の供給を受け、
この電源を所要の安定化直流電圧に変換して出力する電
源回路56が設けられている。
上記編機本体側制御部50においては、CPU51がキ
ャリッジ位置検出用エンコーダ46からの移動信号を入
力することにより、前記キャリッジ4の移動量をカウン
トし、キャリッジ4の現在位置を認識するとともに、そ
の移動方向を認識し、その現在位置データと移動方向デ
ータをRAM52に記憶させる。更にCPU51は前記
基準位置信号を入力するごとに、この基準位置信号に基
いてキャリッジ4の移動に伴うカウント値をリセットし
、キャリッジ4の現在位置を補正する。
ャリッジ位置検出用エンコーダ46からの移動信号を入
力することにより、前記キャリッジ4の移動量をカウン
トし、キャリッジ4の現在位置を認識するとともに、そ
の移動方向を認識し、その現在位置データと移動方向デ
ータをRAM52に記憶させる。更にCPU51は前記
基準位置信号を入力するごとに、この基準位置信号に基
いてキャリッジ4の移動に伴うカウント値をリセットし
、キャリッジ4の現在位置を補正する。
またCPU51は、前記基準1位置信号、前記移動信号
等を、次に説明するキャリッジ駆動装置側制御部60の
CPtJ61にシリアル伝送手段で伝送される。そのた
め、編機本体側制御部50には、データ交信インターフ
ェース57が設けられる一方、キャリッジ駆動装置側制
御部60にはデータ交信インターフェース62が設けら
れている。
等を、次に説明するキャリッジ駆動装置側制御部60の
CPtJ61にシリアル伝送手段で伝送される。そのた
め、編機本体側制御部50には、データ交信インターフ
ェース57が設けられる一方、キャリッジ駆動装置側制
御部60にはデータ交信インターフェース62が設けら
れている。
キャリッジ駆動装置側制御部60には、前記CPU61
、データ交信インターフェース62が設けられていると
ともに、RAM63、ROM64がCPU61に接続さ
れている。また、前記スタートストップスイッチS/S
1モード切換スイツチMS1あるいは異常張力検出装置
65、糸玉検出装置66などからの信号を入力し、CP
’U61の入力可能な信号に変換して出力する入力イン
ターフェース67が設けられている。更に前記電源スィ
ッチ32がオンに操作されたときに外部からの交流10
0ボルト電源の供給を受け、この電源を所要の安定化電
圧に変換して出力する電源回路68が設けられている。
、データ交信インターフェース62が設けられていると
ともに、RAM63、ROM64がCPU61に接続さ
れている。また、前記スタートストップスイッチS/S
1モード切換スイツチMS1あるいは異常張力検出装置
65、糸玉検出装置66などからの信号を入力し、CP
’U61の入力可能な信号に変換して出力する入力イン
ターフェース67が設けられている。更に前記電源スィ
ッチ32がオンに操作されたときに外部からの交流10
0ボルト電源の供給を受け、この電源を所要の安定化電
圧に変換して出力する電源回路68が設けられている。
CPU61は、前記CPtJ51からの信号を入力し、
前記モータ9を制御することを主としている。そのため
CPU61は、CPU51から伝送された前記それぞれ
の信号を入力するとCPU61に接続された入出力イン
ターフェース69を介して交流モータ駆動回路70に右
回転信号、及び左回転信号を出力し、モータ9を駆動さ
せる。即ち、交流モータ駆動回路7oは、上記右回転信
号、あるいは左回転信号に従がいモータ9に対して駆動
電流を通電し、モータ9を右回転、あるいは左回転させ
る。
前記モータ9を制御することを主としている。そのため
CPU61は、CPU51から伝送された前記それぞれ
の信号を入力するとCPU61に接続された入出力イン
ターフェース69を介して交流モータ駆動回路70に右
回転信号、及び左回転信号を出力し、モータ9を駆動さ
せる。即ち、交流モータ駆動回路7oは、上記右回転信
号、あるいは左回転信号に従がいモータ9に対して駆動
電流を通電し、モータ9を右回転、あるいは左回転させ
る。
モータ9が右回転、あるいは左回転すると、モータ9の
出力軸側に取付けられた前記エンコーダENからA相信
号、及びB相信号が出力される。
出力軸側に取付けられた前記エンコーダENからA相信
号、及びB相信号が出力される。
エンコーダENから出力されたA相信号、及びB相信号
は、モータ9の回転速度と回転方向に対応したパルス状
の信号て゛あり、この信号は前記入出力インターフェー
ス69を介してCPtJ61に入力される。従ってCP
tJ61はその入力された信号をカウントし、キャリッ
ジ4の相対的な位置を認識するとともに、CPU51か
ら前記基準位置信号が伝送されるごとに上記カウント値
をリセットすることにより、キャリッジ4の相対位置を
補正する。尚、CPLJ61はキャリッジ4の相対位置
と方向とをRAM63に記憶する。但し、RAM63に
は停電時にデータをバックアップするためのバックアッ
プ回路は接続されない。
は、モータ9の回転速度と回転方向に対応したパルス状
の信号て゛あり、この信号は前記入出力インターフェー
ス69を介してCPtJ61に入力される。従ってCP
tJ61はその入力された信号をカウントし、キャリッ
ジ4の相対的な位置を認識するとともに、CPU51か
ら前記基準位置信号が伝送されるごとに上記カウント値
をリセットすることにより、キャリッジ4の相対位置を
補正する。尚、CPLJ61はキャリッジ4の相対位置
と方向とをRAM63に記憶する。但し、RAM63に
は停電時にデータをバックアップするためのバックアッ
プ回路は接続されない。
第6図に示すように、糸Sは編糸供給源としての編糸ボ
ビン71から引出され、アーチ状に案内されつつ、キャ
リッジ4の給糸ロア2に供給される。この糸Sの供給経
路に、前述の張力付与装置19が設けられているが、こ
の例においては長くかつ細い線ばねが湾曲状態で設けら
れ、その線ばねの先端に糸Wが通されるようになってい
る。
ビン71から引出され、アーチ状に案内されつつ、キャ
リッジ4の給糸ロア2に供給される。この糸Sの供給経
路に、前述の張力付与装置19が設けられているが、こ
の例においては長くかつ細い線ばねが湾曲状態で設けら
れ、その線ばねの先端に糸Wが通されるようになってい
る。
また、前述の異常張力検出装置65及び糸玉検出装置6
6は、前記モータ9の上方に位置して、糸Sの供給経路
に互いに隣合って設けられている。
6は、前記モータ9の上方に位置して、糸Sの供給経路
に互いに隣合って設けられている。
第1図から明らかなように、これら異常張力検出装置6
5ならびに糸玉検出装置66は、2本1組の糸Sに対し
て1組ずつ都合3組設けられているが、これらはいずれ
も同じものであるため、そのうちの一つを詳しく説明ザ
る。
5ならびに糸玉検出装置66は、2本1組の糸Sに対し
て1組ずつ都合3組設けられているが、これらはいずれ
も同じものであるため、そのうちの一つを詳しく説明ザ
る。
第6図に示すように、編機本体フレーム73上には支柱
74を介してブラケット76が支持されている。この部
分を拡大して第7図、第8図の1及び2に示す。2本の
糸Sはそれぞれ弾性的に挟持され、その挟持圧力が調節
される張力付与部材76、ガイド枠77、ガイドループ
78、糸取上げばね19A及びガイド杆19Bを経てキ
ャリッジ4の給糸ロア2にガイドされる。各張力付与部
材76及びガイド枠77は、ブラケット75の両側に突
出するように設けられている。そして、ガイド枠77の
下方には、変位ロー579がそれぞれ設けられ、ガイド
枠77を通る糸Sに対し上方から接触している。変位ロ
ーラ79は、ブラケット75に形成された円弧状の長孔
80に沿って糸Sの供給経路に対しほぼ直角に変位可能
である。
74を介してブラケット76が支持されている。この部
分を拡大して第7図、第8図の1及び2に示す。2本の
糸Sはそれぞれ弾性的に挟持され、その挟持圧力が調節
される張力付与部材76、ガイド枠77、ガイドループ
78、糸取上げばね19A及びガイド杆19Bを経てキ
ャリッジ4の給糸ロア2にガイドされる。各張力付与部
材76及びガイド枠77は、ブラケット75の両側に突
出するように設けられている。そして、ガイド枠77の
下方には、変位ロー579がそれぞれ設けられ、ガイド
枠77を通る糸Sに対し上方から接触している。変位ロ
ーラ79は、ブラケット75に形成された円弧状の長孔
80に沿って糸Sの供給経路に対しほぼ直角に変位可能
である。
すなわら、第16図等に示すように、変位ローラ79は
軸81の回りに回動可能なアーム82の先端部に回転自
在に支持されており、長孔80もこの軸81を中心とし
て形成されている。この変位ローラ79はねじりばね8
3によって糸Sに押付けられる。また、アーム82と一
体的に異常張力検出及び糸切検出用の検出板84が設け
られ、アーム82と共に軸81を中心として回動するよ
うになっている。この検出板84はフォトインタラプタ
85の遮蔽板として機能する。この部分の構造を更に詳
しく第9図〜第11図に示す。
軸81の回りに回動可能なアーム82の先端部に回転自
在に支持されており、長孔80もこの軸81を中心とし
て形成されている。この変位ローラ79はねじりばね8
3によって糸Sに押付けられる。また、アーム82と一
体的に異常張力検出及び糸切検出用の検出板84が設け
られ、アーム82と共に軸81を中心として回動するよ
うになっている。この検出板84はフォトインタラプタ
85の遮蔽板として機能する。この部分の構造を更に詳
しく第9図〜第11図に示す。
第9図においてアーム82は2個の変位ローラ79に対
して1個ずつ配置され、第11図から明らかなように、
各アーム82にそれぞれ同形の上記検出板84が一体化
されている。また、変位ローラ79の各々に対して前述
のねじりばね83が設けられ、各ローラ79は別個独立
に変位して両側の糸Sの張力を検出する。ねじりばね8
3のばね力は張力付与部材76が糸Sを挟持するばね力
よりも大きく設定されている。
して1個ずつ配置され、第11図から明らかなように、
各アーム82にそれぞれ同形の上記検出板84が一体化
されている。また、変位ローラ79の各々に対して前述
のねじりばね83が設けられ、各ローラ79は別個独立
に変位して両側の糸Sの張力を検出する。ねじりばね8
3のばね力は張力付与部材76が糸Sを挟持するばね力
よりも大きく設定されている。
フォトインタラプタ85は公知のものであり、第14図
及び第15図に示すように発光側部分86と受光側部分
87とを備え、例えば発光側に赤外LED、受光側にフ
ォトダイオード等が組み込まれていて、物体検出時に出
力がローレベル(またはハイレベル)に変わる。これら
発光側部分86と受光側部分87との間に前述の各検出
板84が入り込むようになっている。
及び第15図に示すように発光側部分86と受光側部分
87とを備え、例えば発光側に赤外LED、受光側にフ
ォトダイオード等が組み込まれていて、物体検出時に出
力がローレベル(またはハイレベル)に変わる。これら
発光側部分86と受光側部分87との間に前述の各検出
板84が入り込むようになっている。
第16図〜第18図から明らかなように、検出板84は
軸81を中心とするほぼ円形の外周を有する薄板である
が、その外周の一部には一定角度隔てた半径方向の2直
線で切り火れた切欠88が形成されている。この切欠8
8が常にはフォトインタラプタ85の検出部(検出光が
通る部分)89に位置し、出力がOFF状態に保たれる
。
軸81を中心とするほぼ円形の外周を有する薄板である
が、その外周の一部には一定角度隔てた半径方向の2直
線で切り火れた切欠88が形成されている。この切欠8
8が常にはフォトインタラプタ85の検出部(検出光が
通る部分)89に位置し、出力がOFF状態に保たれる
。
第10図、第13図等に示すように、各変位ローラ79
を付勢するねじりばね83は、そのばね力が強、中1弱
の3段階に変更可能である。ねじりばね83はその一端
が変位ローラ79の各ローラ軸90で受けられているが
、その他端は所定の圧縮予荷重を付与された状態で共通
のスライド部材91によって受けられている。このスラ
イド部材91は位置固定の支持板92に対し、そこに形
成された長穴93の範囲で移動可能に装着されている。
を付勢するねじりばね83は、そのばね力が強、中1弱
の3段階に変更可能である。ねじりばね83はその一端
が変位ローラ79の各ローラ軸90で受けられているが
、その他端は所定の圧縮予荷重を付与された状態で共通
のスライド部材91によって受けられている。このスラ
イド部材91は位置固定の支持板92に対し、そこに形
成された長穴93の範囲で移動可能に装着されている。
また、゛そのスライド部材91の側部には3個の節度穴
94a、94b、94c (第13図参照)が等間隔に
形成され、これらに対し、長手状の節度板ばね95の先
端に形成された山形突起96(第12図参照)が選択的
に係合する。この節度板ばね95は基端部においてばね
固定部材97で支持されている。そして、スライド部材
91の上部には摘み部98が形成され、これをユーザー
が摘んでスライド部材91を移動させれば、節度板ばね
95の弾性変形を伴ってその先端の山形突起96が節度
穴94a〜94Cのいずれかから扱は出し、穴間の板部
分を乗り越えて他のものに入り込む。その状態でスライ
ド部材91は安定な静止状態に保たれる。
94a、94b、94c (第13図参照)が等間隔に
形成され、これらに対し、長手状の節度板ばね95の先
端に形成された山形突起96(第12図参照)が選択的
に係合する。この節度板ばね95は基端部においてばね
固定部材97で支持されている。そして、スライド部材
91の上部には摘み部98が形成され、これをユーザー
が摘んでスライド部材91を移動させれば、節度板ばね
95の弾性変形を伴ってその先端の山形突起96が節度
穴94a〜94Cのいずれかから扱は出し、穴間の板部
分を乗り越えて他のものに入り込む。その状態でスライ
ド部材91は安定な静止状態に保たれる。
ここで山形突起96が節度穴94Cに入った位置はねじ
つばね83が強く圧縮された「強」位置であり、節度穴
94aに入った位置はねじつばね83の圧縮状態が弱い
「弱」位置、まlζ節度穴94bに対応する位置はそれ
らの中間的な「中」位置である。これにより、「強」位
置では変位ローラ79の変位に対する抵抗力は大きく、
「弱」位置では小さいこととなる。そして°、これらス
ライド部材91、節度板ばね95等が張力限度値変更装
置99を形成している。
つばね83が強く圧縮された「強」位置であり、節度穴
94aに入った位置はねじつばね83の圧縮状態が弱い
「弱」位置、まlζ節度穴94bに対応する位置はそれ
らの中間的な「中」位置である。これにより、「強」位
置では変位ローラ79の変位に対する抵抗力は大きく、
「弱」位置では小さいこととなる。そして°、これらス
ライド部材91、節度板ばね95等が張力限度値変更装
置99を形成している。
次に、以上のような異常張力検出装置65の隣り(糸供
給方向上流側)に設けられている前記糸玉検出装置66
について詳しく説明する。
給方向上流側)に設けられている前記糸玉検出装置66
について詳しく説明する。
第8図の1において、張力付与部材76に至る糸供給経
路には糸玉(糸が絡んで生じた結び目状の部分;第20
図参照)の通過を阻止するスリット部材100が設けら
れ、@101を中心として回動可能に支持されている。
路には糸玉(糸が絡んで生じた結び目状の部分;第20
図参照)の通過を阻止するスリット部材100が設けら
れ、@101を中心として回動可能に支持されている。
このスリット部材100は、第9図から明らかなように
細糸用スリット102a及び太糸用スリット102bを
備え、これらは2本の光経路のために両側に対称的に形
成されていて、各県Sはスリット1028.102bの
いずれかに通される。
細糸用スリット102a及び太糸用スリット102bを
備え、これらは2本の光経路のために両側に対称的に形
成されていて、各県Sはスリット1028.102bの
いずれかに通される。
第10図、第19図及び第20図に示されるように、ス
リット部材100を支持する@101には、板ばね製の
第一レバー103及び剛体の第ニレバー104が回動可
能に支持きれている。その第一レバー103はスリット
部材100と一体的に回動できるようにその突起103
aがスリット部材100の切欠き溝1008に嵌合され
る。また、第一レバー103と第ニレバー104とは一
体的かつ相対的に回動できるようになっている。
リット部材100を支持する@101には、板ばね製の
第一レバー103及び剛体の第ニレバー104が回動可
能に支持きれている。その第一レバー103はスリット
部材100と一体的に回動できるようにその突起103
aがスリット部材100の切欠き溝1008に嵌合され
る。また、第一レバー103と第ニレバー104とは一
体的かつ相対的に回動できるようになっている。
即ち、第一レバー103には第ニレバー104の側縁部
に摩擦接触可能な凸部103bが形成されている。従っ
て、第19図から第20図に示すように、第一レバー1
03がスリット部材100によって反時訓方向に回動さ
れたとき、その第一レバー103(7)凸部103bが
第ニレバー1o4を引張ばね106のばね力に抗して反
時計方向に後述のストッパ108に当接するまで回動さ
せ、そしてその第ニレバー104の回動が制限された後
、第一レバー103が引き続き反時計方向に回動された
とき、その第一レバー103が自己保有弾力に抗して僅
かに撓むことにより、その凸部103bが第ニレバー1
04の側縁部から外れて第ニレバー104の側面に摺接
し、よって後の作用の説明で明らかなように、第一レバ
ー103はスリット部材100から糸玉が外れるまで、
第ニレバー104に対し相対的に回動できるようになっ
ている。
に摩擦接触可能な凸部103bが形成されている。従っ
て、第19図から第20図に示すように、第一レバー1
03がスリット部材100によって反時訓方向に回動さ
れたとき、その第一レバー103(7)凸部103bが
第ニレバー1o4を引張ばね106のばね力に抗して反
時計方向に後述のストッパ108に当接するまで回動さ
せ、そしてその第ニレバー104の回動が制限された後
、第一レバー103が引き続き反時計方向に回動された
とき、その第一レバー103が自己保有弾力に抗して僅
かに撓むことにより、その凸部103bが第ニレバー1
04の側縁部から外れて第ニレバー104の側面に摺接
し、よって後の作用の説明で明らかなように、第一レバ
ー103はスリット部材100から糸玉が外れるまで、
第ニレバー104に対し相対的に回動できるようになっ
ている。
第ニレバー104は前述の異常張力検出装置65側に長
く伸び、その先端が糸玉検出用の検出板105に上側か
ら係合している。この検出板105は第19図に示す形
態の薄板であり、第16図に示す前記検出板84と同じ
軸81によって回転可能に支持されると共に、第19図
において時計回りの回転の過程で前記フォトインタラプ
タ85の検出光をさえぎる遮蔽部107を備えている。
く伸び、その先端が糸玉検出用の検出板105に上側か
ら係合している。この検出板105は第19図に示す形
態の薄板であり、第16図に示す前記検出板84と同じ
軸81によって回転可能に支持されると共に、第19図
において時計回りの回転の過程で前記フォトインタラプ
タ85の検出光をさえぎる遮蔽部107を備えている。
また、この検出板105は引張ばね106によって図の
反時計方向へ付勢され、図示しないストッパに当った状
態に保たれている。そしてスリット部材100、第一・
第ニレバー103及び104が引張ばね106の付勢力
に抗して反時計方向へ回動すると、検出板105は時計
方向へ回動させられ、フォトインタラプタ85をONす
る。ここで第ニレバー104の反時計方向の回動限度は
、ストッパ108によって規定される。第11図に示す
ように、糸玉検出用の検出板105は前記2枚の検出板
84の間に挟まれた格好で位置して、2つの糸供給経路
に共通のものとなっており、またフォトインタラプタ8
5は異常張力等の検出と糸玉の検出とに兼用されている
。
反時計方向へ付勢され、図示しないストッパに当った状
態に保たれている。そしてスリット部材100、第一・
第ニレバー103及び104が引張ばね106の付勢力
に抗して反時計方向へ回動すると、検出板105は時計
方向へ回動させられ、フォトインタラプタ85をONす
る。ここで第ニレバー104の反時計方向の回動限度は
、ストッパ108によって規定される。第11図に示す
ように、糸玉検出用の検出板105は前記2枚の検出板
84の間に挟まれた格好で位置して、2つの糸供給経路
に共通のものとなっており、またフォトインタラプタ8
5は異常張力等の検出と糸玉の検出とに兼用されている
。
次に、以上のように構成された異常張力検出装置66(
なお、これは糸切れ検出装置も兼ねる)及び糸玉検出装
置65の作動を説明する。
なお、これは糸切れ検出装置も兼ねる)及び糸玉検出装
置65の作動を説明する。
異常張力検出装置65については、スライド部材91の
手動操作により、糸Sの太さや強度等に応じてねじりば
ね83に適切なばね力が付与される。例えば、引張強度
の大きな糸ならスライド部材91は「強」位置に、引張
強度の小さな糸なら「弱」位置に、また中間の糸なら「
中」位置に(Q置させられる。
手動操作により、糸Sの太さや強度等に応じてねじりば
ね83に適切なばね力が付与される。例えば、引張強度
の大きな糸ならスライド部材91は「強」位置に、引張
強度の小さな糸なら「弱」位置に、また中間の糸なら「
中」位置に(Q置させられる。
そして、第16図に示すように、糸Sの張力が適正状態
では検出板84の切欠88がフォトインタラプタ85の
検出部8つに対応した状態にあるが、編糸ボビン71と
張力付与部材76との間で糸Sがからまる等して、糸の
張力が異常に大きくなった場合には、第17図に示すよ
うに、変位置−ラ79が糸張力の分力成分によりねじつ
ばね83に抗して押し上げられる。その結果、検出板8
4が切欠84の一方の縁部分で検出光をさえぎり、フォ
トインタラプタ85の出力をONとする。この信号は第
5図のブロック図において、入力インタ・−フエス67
を経てCPU61へ供給され、CPtJ61の指令に基
づいて入出力インタフェース69から交流モータ駆動回
路70へ停止信号が供給されることによりモータ9が停
止し、キャリッジ4の移動が止まる。これにより糸の切
断が未然に回避される。
では検出板84の切欠88がフォトインタラプタ85の
検出部8つに対応した状態にあるが、編糸ボビン71と
張力付与部材76との間で糸Sがからまる等して、糸の
張力が異常に大きくなった場合には、第17図に示すよ
うに、変位置−ラ79が糸張力の分力成分によりねじつ
ばね83に抗して押し上げられる。その結果、検出板8
4が切欠84の一方の縁部分で検出光をさえぎり、フォ
トインタラプタ85の出力をONとする。この信号は第
5図のブロック図において、入力インタ・−フエス67
を経てCPU61へ供給され、CPtJ61の指令に基
づいて入出力インタフェース69から交流モータ駆動回
路70へ停止信号が供給されることによりモータ9が停
止し、キャリッジ4の移動が止まる。これにより糸の切
断が未然に回避される。
なお、糸Sがガイドループ78やガイド杆19bにから
まる等して糸Sが切断されたり、あるいは前記編糸ボビ
ン71が空になったりした場合には、第18図に示すよ
うに糸Sの張力が潤滅するため、変位ローラ79はその
自重により下限位置まで変位する。このときは、検出板
84が切欠88の前述とは反対側の縁部分において検出
光をさえぎり、フォトインタラプタ85をON状態とす
るため、上記と同様にモータ9、ひいてはキャリッジ4
が停止させられる。
まる等して糸Sが切断されたり、あるいは前記編糸ボビ
ン71が空になったりした場合には、第18図に示すよ
うに糸Sの張力が潤滅するため、変位ローラ79はその
自重により下限位置まで変位する。このときは、検出板
84が切欠88の前述とは反対側の縁部分において検出
光をさえぎり、フォトインタラプタ85をON状態とす
るため、上記と同様にモータ9、ひいてはキャリッジ4
が停止させられる。
一方、糸玉検出装置86においては、第19図に示すよ
うに糸玉が生じていない正常な糸Sが送られる際はスリ
ット部材100は回動せず、フォトインタラプタ85は
OFF状態にある。ところが、第20図に示すように糸
Sに糸玉が生じていると、その糸玉がスリット部材10
0のスリット102aまたは102bを通過できないた
め、スリット部材1001第一・第二の両レバー103
及び104が一体的に回動しく第ニレバー104がスト
ッパ108に当接するまで)、引張ばね106を引き伸
ばしつつ検出板105を回動させる。
うに糸玉が生じていない正常な糸Sが送られる際はスリ
ット部材100は回動せず、フォトインタラプタ85は
OFF状態にある。ところが、第20図に示すように糸
Sに糸玉が生じていると、その糸玉がスリット部材10
0のスリット102aまたは102bを通過できないた
め、スリット部材1001第一・第二の両レバー103
及び104が一体的に回動しく第ニレバー104がスト
ッパ108に当接するまで)、引張ばね106を引き伸
ばしつつ検出板105を回動させる。
その結果、遮蔽部107がフォトインタラプタ85をO
Nにし、これによりモータ9に対して停止ll信号が出
力される。
Nにし、これによりモータ9に対して停止ll信号が出
力される。
ここで、フォトインタラプタ85がONとなった後、キ
ャリッジ4が停止するまでには若干の時間がかかるため
、糸Sは動けない状態で更に引張られる。その力が一定
限度を越えると、ストッパ108に当っている第ニレバ
ー104に対して第一レバー103のみが更に回動し、
糸玉がスリット部材100のスリット102aまたは1
02bの開口から外れるまでは、糸Sの移動をある程度
許容する。これは糸玉検出時における糸Sの切断を未然
に防ぐ上で有効である。
ャリッジ4が停止するまでには若干の時間がかかるため
、糸Sは動けない状態で更に引張られる。その力が一定
限度を越えると、ストッパ108に当っている第ニレバ
ー104に対して第一レバー103のみが更に回動し、
糸玉がスリット部材100のスリット102aまたは1
02bの開口から外れるまでは、糸Sの移動をある程度
許容する。これは糸玉検出時における糸Sの切断を未然
に防ぐ上で有効である。
以上、本発明の一実施例を説明したがこれは文字通り例
示であり、本発明はこの記載に限定して解釈されるもの
では決してない。例えば、キャリッジを手動で操作する
編機では、異常張力等の検出時にブザー音や警報ランプ
でそのことをユーザーに知覚させる態様もとり得る。そ
の他、当業者の知識に基づき種々の変形を施した態様で
本発明を実施し得ることは勿論である。
示であり、本発明はこの記載に限定して解釈されるもの
では決してない。例えば、キャリッジを手動で操作する
編機では、異常張力等の検出時にブザー音や警報ランプ
でそのことをユーザーに知覚させる態様もとり得る。そ
の他、当業者の知識に基づき種々の変形を施した態様で
本発明を実施し得ることは勿論である。
図面は実施例に係り、第1図は編機の路体斜視図、第2
図は編機の要部正面図、第3図はキャリッジ駆動装置の
略体側面図、第4図はキャリッジ駆動装置の減速歯車機
構の平面図、第5図はwa機の制御ブロック図、第6図
は本編機の側面図、第7図は異常張力検出装置付近の平
面図、第8図の1はその側面図、第8図の2はその正面
図、第9図は異常張力検出装置付近を一部断面で示す平
面図、第10図はその側面図、第11図は第9図の一部
拡大断面図、第12図は第10図の一部を取出して示す
平面図、第13図はその側面図、第14図はフォトイン
タラプタの正面図、第15図はその回路図である。第1
6図は糸張力正常時の状態を、また第17図は異常張力
発生時の状態を、更に第18図は糸切れ時の状態をそれ
ぞれ示す作動説明図、第19図は糸玉のない正常時の状
態を、また第20図は糸玉検出時の状態をそれぞれ示す
作動説明図である。 1・・・IiI 機 2・・・針 床 4・・・キャリッジ 9・・・モ − タ 19・・・張力付与装置 65・・・異常張力検出装置 66・・・糸玉検出装置 71・・・糸ボビン 72・・・給 糸 口 79・・・変位ローラ 82・・・ア − ム 83・・・ねじつばね 84・・・検 出 板 85・・・フォトインタラプタ 91・・・スライド部材 94・・・節 度 穴 95・・・節度板ばね 96・・・山形突起 98・・・摘 み 部 99・・・張力限度値変更装置 100・・・スリット部材 103・・・第一レバー 104・・・第ニレバー 105・・・検 出 板 106・・・引張ばね
図は編機の要部正面図、第3図はキャリッジ駆動装置の
略体側面図、第4図はキャリッジ駆動装置の減速歯車機
構の平面図、第5図はwa機の制御ブロック図、第6図
は本編機の側面図、第7図は異常張力検出装置付近の平
面図、第8図の1はその側面図、第8図の2はその正面
図、第9図は異常張力検出装置付近を一部断面で示す平
面図、第10図はその側面図、第11図は第9図の一部
拡大断面図、第12図は第10図の一部を取出して示す
平面図、第13図はその側面図、第14図はフォトイン
タラプタの正面図、第15図はその回路図である。第1
6図は糸張力正常時の状態を、また第17図は異常張力
発生時の状態を、更に第18図は糸切れ時の状態をそれ
ぞれ示す作動説明図、第19図は糸玉のない正常時の状
態を、また第20図は糸玉検出時の状態をそれぞれ示す
作動説明図である。 1・・・IiI 機 2・・・針 床 4・・・キャリッジ 9・・・モ − タ 19・・・張力付与装置 65・・・異常張力検出装置 66・・・糸玉検出装置 71・・・糸ボビン 72・・・給 糸 口 79・・・変位ローラ 82・・・ア − ム 83・・・ねじつばね 84・・・検 出 板 85・・・フォトインタラプタ 91・・・スライド部材 94・・・節 度 穴 95・・・節度板ばね 96・・・山形突起 98・・・摘 み 部 99・・・張力限度値変更装置 100・・・スリット部材 103・・・第一レバー 104・・・第ニレバー 105・・・検 出 板 106・・・引張ばね
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 編機本体上を往復移動させられ、所定の編目を形成する
キャリッジと、 編糸供給源からキャリッジの給糸口に至る編糸供給経路
に設けられ、編糸に所定の張力を付与する張力付与装置
と、 その編糸供給経路に設けられ、編糸の張力が基準限度値
を超えたことを検出する異常張力検出手段と、 前記張力の基準限度値を編糸の太さ、強度等の編糸条件
に応じて変更する張力限度値変更装置とを含むことを特
徴とする編機の編糸案内装置における異常張力検出装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812589A JPH038842A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 編機の編糸案内装置における異常張力検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812589A JPH038842A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 編機の編糸案内装置における異常張力検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038842A true JPH038842A (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=15214558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13812589A Pending JPH038842A (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 編機の編糸案内装置における異常張力検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH038842A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6079656A (en) * | 1995-10-06 | 2000-06-27 | Memminger-Iro Gmbh | Thread feed device for elastic yarn |
CN110129986A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-08-16 | 海宁市华亿经编有限公司 | 一种带断线检测的经编机进料机构 |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP13812589A patent/JPH038842A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6079656A (en) * | 1995-10-06 | 2000-06-27 | Memminger-Iro Gmbh | Thread feed device for elastic yarn |
CN110129986A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-08-16 | 海宁市华亿经编有限公司 | 一种带断线检测的经编机进料机构 |
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