JPH0387290A - 情報記録媒体 - Google Patents
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- JPH0387290A JPH0387290A JP1225409A JP22540989A JPH0387290A JP H0387290 A JPH0387290 A JP H0387290A JP 1225409 A JP1225409 A JP 1225409A JP 22540989 A JP22540989 A JP 22540989A JP H0387290 A JPH0387290 A JP H0387290A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、レーザビーム等の光ビームを照射すること
により記録層に結晶相と非晶質相との間の相変化を生じ
させて情報を情報を記録又は消去することができる光デ
ィスク等の情報記録媒体に関する。
により記録層に結晶相と非晶質相との間の相変化を生じ
させて情報を情報を記録又は消去することができる光デ
ィスク等の情報記録媒体に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)従来よ
り、情報の消去が可能な光ディスクとして相変化型のも
のが知られている。このような相変化型の光ディスクに
おいては、記録層に照射するレーザビームの照射条件に
より、記録層の照射部分を相異なる2つの構造状態の間
で可逆的に変化させることにより情報を記録・消去する
。
り、情報の消去が可能な光ディスクとして相変化型のも
のが知られている。このような相変化型の光ディスクに
おいては、記録層に照射するレーザビームの照射条件に
より、記録層の照射部分を相異なる2つの構造状態の間
で可逆的に変化させることにより情報を記録・消去する
。
このような光ディスクに使用される材料としては、例え
ばTe、Ge、TeGe、InSe。
ばTe、Ge、TeGe、InSe。
5bSe、5bTe等の半導体、半導体化合物、又は金
属間化合物が知られている。これらは、レーザビームの
照射条件により、結晶相及び非晶質相の2つの状態をと
り得、各状態における複素屈折率N■n−1kが相違す
る。レーザビームによる熱処理で記録層のレーザビーム
照射部分の状態を結晶相と非晶質相との間で可逆的に変
化させて消去可能な光メモリとする着想は、S、R,0
vshinsky等によって提案されている(Meta
llurgical Transactions 2
、fi41 (1971))。
属間化合物が知られている。これらは、レーザビームの
照射条件により、結晶相及び非晶質相の2つの状態をと
り得、各状態における複素屈折率N■n−1kが相違す
る。レーザビームによる熱処理で記録層のレーザビーム
照射部分の状態を結晶相と非晶質相との間で可逆的に変
化させて消去可能な光メモリとする着想は、S、R,0
vshinsky等によって提案されている(Meta
llurgical Transactions 2
、fi41 (1971))。
これによれば、レーザビームの照射条件により、照射部
分を選択的にに結晶及び非晶質のいずれかの状態にし、
再生用レーザビームの照射による反射率の相違によって
これら2つの状態を区別して情報の再生を行う。情報を
記録する場合には、記録層にその材料の融点を超える温
度に加熱可能な高パワーで短いパルス幅のレーザビーム
を照射して照射部分を溶融急冷し、非晶質の記録ピット
を形成する。また、記録された情報を消去する場合には
、記録層材料の結晶化温度を超える温度に加熱可能なパ
ワーで比較的長いパルス幅のレーザビームを照射して徐
冷し、記録ピットを結晶状態に戻す。
分を選択的にに結晶及び非晶質のいずれかの状態にし、
再生用レーザビームの照射による反射率の相違によって
これら2つの状態を区別して情報の再生を行う。情報を
記録する場合には、記録層にその材料の融点を超える温
度に加熱可能な高パワーで短いパルス幅のレーザビーム
を照射して照射部分を溶融急冷し、非晶質の記録ピット
を形成する。また、記録された情報を消去する場合には
、記録層材料の結晶化温度を超える温度に加熱可能なパ
ワーで比較的長いパルス幅のレーザビームを照射して徐
冷し、記録ピットを結晶状態に戻す。
このような情報の記録・消去は、急冷非晶質化を行うた
めの円形スポットのレーザビームと、徐冷結晶化を行う
ための長楕円形スポットの消去用のレーザビームとを用
いる2ビ一ム方式で行われる。
めの円形スポットのレーザビームと、徐冷結晶化を行う
ための長楕円形スポットの消去用のレーザビームとを用
いる2ビ一ム方式で行われる。
しかしながら、このような2ビ一ム方式では、光学系が
複雑となり、特に、長楕円スポットをディスクのスパイ
ラル状のトラックに追従させることが困難なため、複雑
な機構が必要となる。
複雑となり、特に、長楕円スポットをディスクのスパイ
ラル状のトラックに追従させることが困難なため、複雑
な機構が必要となる。
そこで、記録と消去とを1つのレーザビームで行う1ビ
一ム方式の研究が進められている。この1ビ一ム方式に
おいては原理的にオーバーライドを容易に行うことがで
きる。オーバーライドとは、単一のレーザビームから放
射されるレーザビームを2段階のパワーレベルPI!(
消去)及びPw(記録)(Pw >P、)の間でパワー
変調し、これにより既に記録された情報を消去しながら
新しい情報を重ね書きする方式のことである。このよう
に1ビームのレーザでオーバーライドを行う方式は1ビ
一ムオーバライド方式と称されている。
一ム方式の研究が進められている。この1ビ一ム方式に
おいては原理的にオーバーライドを容易に行うことがで
きる。オーバーライドとは、単一のレーザビームから放
射されるレーザビームを2段階のパワーレベルPI!(
消去)及びPw(記録)(Pw >P、)の間でパワー
変調し、これにより既に記録された情報を消去しながら
新しい情報を重ね書きする方式のことである。このよう
に1ビームのレーザでオーバーライドを行う方式は1ビ
一ムオーバライド方式と称されている。
1ビ一ム方式は、上述した2ビ一ム方式における他の欠
点をも解消することができる。
点をも解消することができる。
しかしながら、1ビ一ムオーバーライド方式を相変化型
記録層に適用する場合には、以下のような困難性を伴う
。すなわち、記録層のビーム照射部分が非晶質状態にな
るか結晶状態になるかは照射されるレーザビームのパワ
ーの大きさのみで決定されるから、情報の消去において
徐冷結晶化を行うことができない。つまり、非晶質化と
同じ程度の短い時間で結晶化を行なわなければならない
。
記録層に適用する場合には、以下のような困難性を伴う
。すなわち、記録層のビーム照射部分が非晶質状態にな
るか結晶状態になるかは照射されるレーザビームのパワ
ーの大きさのみで決定されるから、情報の消去において
徐冷結晶化を行うことができない。つまり、非晶質化と
同じ程度の短い時間で結晶化を行なわなければならない
。
また、情報を記録する場合にも記録用ビームのパワーレ
ベルは消去用パワーレベルに重畳されているため、非晶
質記録ピットが形成されるべき部分の周辺m分が消去用
パワーレベルのレーザによって熱せられ、急冷されに<
<、非晶質の記録ピットの形成が困難である。
ベルは消去用パワーレベルに重畳されているため、非晶
質記録ピットが形成されるべき部分の周辺m分が消去用
パワーレベルのレーザによって熱せられ、急冷されに<
<、非晶質の記録ピットの形成が困難である。
このように、相変化型の記録層において1ビームオーバ
ーライドは困難性を伴うため、これが可能な記録媒体と
して実用可能なものは未だ殆ど見出だされていないのが
現状である。
ーライドは困難性を伴うため、これが可能な記録媒体と
して実用可能なものは未だ殆ど見出だされていないのが
現状である。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
1ビームオーバーライドが可能であり、特性が良好な情
報記録媒体を提供することを目的とする。
1ビームオーバーライドが可能であり、特性が良好な情
報記録媒体を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決、するための手段及び作用)この発明に係
る情報記録媒体は、基板と、光ビームの照射条件により
結晶相と非晶質相との間で可逆的に且つ選択的に相変化
する記録層とを有する情報記録媒体であって、前記記録
層は、(I n5b)r−(I nTe) (ただ
し、Xは原子比率で表されており、0.1≦x≦0.9
の範囲内である)で表される組成の合金で形成されてい
ることを特徴とする。
る情報記録媒体は、基板と、光ビームの照射条件により
結晶相と非晶質相との間で可逆的に且つ選択的に相変化
する記録層とを有する情報記録媒体であって、前記記録
層は、(I n5b)r−(I nTe) (ただ
し、Xは原子比率で表されており、0.1≦x≦0.9
の範囲内である)で表される組成の合金で形成されてい
ることを特徴とする。
従来より、高速結晶化が可能な材料としてIn5oSb
s。金属間化合物が知られている。本願発明者の実験に
よれば、そのレーザビーム照射での結晶化速度は45
n5ecであった。そして、In−Sb合金では、この
In、、Sb、。金属間化合物よりもsbがリッチにな
ると、結晶化時に過剰なsbが析出し結晶化速度が著し
く遅くなる。
s。金属間化合物が知られている。本願発明者の実験に
よれば、そのレーザビーム照射での結晶化速度は45
n5ecであった。そして、In−Sb合金では、この
In、、Sb、。金属間化合物よりもsbがリッチにな
ると、結晶化時に過剰なsbが析出し結晶化速度が著し
く遅くなる。
従って、1nsoSbso金属間化合物組成からInが
若干リッチな組成の範囲で結晶化速度が速い。
若干リッチな組成の範囲で結晶化速度が速い。
しかし、金属間化合物組成及び若干Inがリッチな組成
は、結晶化されやすいがゆえにレーザビーム照射による
非晶質化が困難であるという不具合がある。
は、結晶化されやすいがゆえにレーザビーム照射による
非晶質化が困難であるという不具合がある。
一方、非晶質化しやく非晶質が極めて安定な材料として
I n soT e 50金属間化合物がある。ところ
が、In5゜Te、。金属間化合物は、複素屈折率N=
n−ikのkの値が小さいため、レーザ光の吸収が小さ
く、従って用意に結晶化しないという欠点がある。
I n soT e 50金属間化合物がある。ところ
が、In5゜Te、。金属間化合物は、複素屈折率N=
n−ikのkの値が小さいため、レーザ光の吸収が小さ
く、従って用意に結晶化しないという欠点がある。
発明者の検討の結果、前述の組成の合金は、In、。5
t)50金属間化合物とIn、。Te、。金属間化合物
no長所を兼ね備えたものであり、高速結晶化及び非晶
質化が容易である。従って、この組成の合金で形成され
た記録層は、その記録部分を非晶質化の際と同程度に急
冷しても消去が可能であり、また、非晶質の記録ピット
を容易に形成することができる。このため、1ビ一ムオ
ーバーライド方式が可能となり、良好なオーバーライド
特性を得ることができる。
t)50金属間化合物とIn、。Te、。金属間化合物
no長所を兼ね備えたものであり、高速結晶化及び非晶
質化が容易である。従って、この組成の合金で形成され
た記録層は、その記録部分を非晶質化の際と同程度に急
冷しても消去が可能であり、また、非晶質の記録ピット
を容易に形成することができる。このため、1ビ一ムオ
ーバーライド方式が可能となり、良好なオーバーライド
特性を得ることができる。
(実施例)
以下、この発明について具体的に説明する。
第1図は、この発明の実施例に係る情報記録媒体を示す
断面図である。基板1は透明で経時変化が少ない材料、
例えばガラス、又はポリカーボネートのような樹脂で形
成されている。基板1上には保護層2、記録層3、保護
層4、反射層5、及び樹脂層6がこの順に形成されてい
る。
断面図である。基板1は透明で経時変化が少ない材料、
例えばガラス、又はポリカーボネートのような樹脂で形
成されている。基板1上には保護層2、記録層3、保護
層4、反射層5、及び樹脂層6がこの順に形成されてい
る。
保護層2.4は無機誘電体材料で形成されており、以下
のような機能を有している。
のような機能を有している。
■レーザビームを記録層3に照射した際に、その照射部
分が蒸発して穴が形成されることを防止する機能。
分が蒸発して穴が形成されることを防止する機能。
■記録層3にレーザビームを照射した際に、所望の相変
化が生じるように記録層3の温度をコントロールする機
能。
化が生じるように記録層3の温度をコントロールする機
能。
■光学的な干渉を利用して再生信号をエンハンスする機
能。
能。
反射層5は、AI、Au等の金属で形成されており、再
生用のレーザビームを反射させ、保護層4と共働して再
生信号をエンハンスする機能を有している。
生用のレーザビームを反射させ、保護層4と共働して再
生信号をエンハンスする機能を有している。
樹脂層6は、例えば紫外線硬化樹脂で形成されており、
傷等が発生することを防止する機能を有している。
傷等が発生することを防止する機能を有している。
なお、保護層2,4、反射層5及び樹脂層6は設けるこ
とが好ましいが、必ずしも設ける必要はない。
とが好ましいが、必ずしも設ける必要はない。
記録層3は、(I n S b ) 1−x T e
x (ただし、Xは原子比率で表されており、0.1
≦x≦0.9の範囲内である)で表される組成の合金で
形成されている。このような組成の合金は高速結晶化及
び非晶質化を満足し、1ビームオーバライドが可能とな
る。
x (ただし、Xは原子比率で表されており、0.1
≦x≦0.9の範囲内である)で表される組成の合金で
形成されている。このような組成の合金は高速結晶化及
び非晶質化を満足し、1ビームオーバライドが可能とな
る。
次に、以上のように構成される情報記録媒体の製造方法
の例について説明する。先ず、基板1をスパッタリング
装置の真空チャンバ内に設置し、チャンバ内を高真空に
する。次いで、チャンバ内にアルゴンガスを導入し、無
機誘電体材料、例えばAl2O,で形成されたターゲッ
トのアルゴンスパッタリングを実施する。これにより基
板1上に保護層2が形成される。
の例について説明する。先ず、基板1をスパッタリング
装置の真空チャンバ内に設置し、チャンバ内を高真空に
する。次いで、チャンバ内にアルゴンガスを導入し、無
機誘電体材料、例えばAl2O,で形成されたターゲッ
トのアルゴンスパッタリングを実施する。これにより基
板1上に保護層2が形成される。
チャンバ内を同じ雰囲気に維持したまま、記録層を構成
する2つの金属間化合物でつくられたターゲットの2元
同時スパッタリング、又は予め得ようとする記録層組成
に調節された合金ターゲットのスパッタリングによって
記録層3を形成する。
する2つの金属間化合物でつくられたターゲットの2元
同時スパッタリング、又は予め得ようとする記録層組成
に調節された合金ターゲットのスパッタリングによって
記録層3を形成する。
その後、保護層2と同様にして保護層4を形成する。更
に、所望の金属ターゲットをスパッタリングして反射層
5を形成する。
に、所望の金属ターゲットをスパッタリングして反射層
5を形成する。
その後、基板をスパッタリング装置から外して、スピン
コード法により反射層5の上に紫外線硬化樹脂を塗布し
、これに紫外線を照射して樹脂層6を形成する。
コード法により反射層5の上に紫外線硬化樹脂を塗布し
、これに紫外線を照射して樹脂層6を形成する。
次に、このように構成される情報記録媒体における初期
化、並びに情報のオーバーライド及び再生について説明
する。
化、並びに情報のオーバーライド及び再生について説明
する。
初期化
記録層3は成膜直後には通常非晶質であるから、非晶質
の記録マークを形成できるようにするために、この記録
層3にレーザビームを連続光照射して記録層を結晶化温
度以上に昇温した後、徐冷し、結晶相に相変化させる。
の記録マークを形成できるようにするために、この記録
層3にレーザビームを連続光照射して記録層を結晶化温
度以上に昇温した後、徐冷し、結晶相に相変化させる。
5己録(オーバーライド)
情報の記録に際しては、第2図に示すように、レベルが
高い記録用レベルPwとこれよりもレベルが低い消去用
パワーPI!との間でパワー変調してレーザビームを記
録層3に照射する。1回目の記録ではPWにより記録の
みを行い記録層3に記録マーク9を形成する。2回目以
降は、従前に記録されている情報をP、2のパワーで消
去しながら新しい情報を重書きする。光ディスクの場合
は、ディスクを所定速度で回転しながら、重書きしたい
領域にPwのパワーの記録ビームを照射する。
高い記録用レベルPwとこれよりもレベルが低い消去用
パワーPI!との間でパワー変調してレーザビームを記
録層3に照射する。1回目の記録ではPWにより記録の
みを行い記録層3に記録マーク9を形成する。2回目以
降は、従前に記録されている情報をP、2のパワーで消
去しながら新しい情報を重書きする。光ディスクの場合
は、ディスクを所定速度で回転しながら、重書きしたい
領域にPwのパワーの記録ビームを照射する。
そして、記録用ビームが照射されない部分には消去用パ
ワーP8のビームが照射されることになる。
ワーP8のビームが照射されることになる。
これにより、P、が照射された部分では従前の非晶質記
録マーク9が結晶相に相変化して情報が消去され、PW
が照射された部分は非晶質に相変化して記録マーク9が
形成される。
録マーク9が結晶相に相変化して情報が消去され、PW
が照射された部分は非晶質に相変化して記録マーク9が
形成される。
再生
情報の再生に関しては、pEより更にパワーが小さいレ
ーザビームを記録層3に照射し、記録マーク9と非記録
部分との反射光強度の差を光電変換素子により検出する
ことによりなされる。
ーザビームを記録層3に照射し、記録マーク9と非記録
部分との反射光強度の差を光電変換素子により検出する
ことによりなされる。
次に、この実施例に基いて、実際に光ディスクを作成し
て特性を評価した結果について説明する。
て特性を評価した結果について説明する。
4元のスパッタリング装置の真空チャンバ内にグループ
付のポリカーボネート製の直径5インチのディスク状基
板をセットし、チャンバ内を10−bTorrに減圧し
た。次いで、Arガス20 SCCMをチャンバ内に導
入してガス圧を5 IITorrに設定した。Al2O
,ターゲットにラジオフリークエンシー(R,F、)パ
ワーを投入してアルゴンガスのスパッタリングを行い、
基板上に保護層として厚みが約1000人のAl2O、
層を成膜した。
付のポリカーボネート製の直径5インチのディスク状基
板をセットし、チャンバ内を10−bTorrに減圧し
た。次いで、Arガス20 SCCMをチャンバ内に導
入してガス圧を5 IITorrに設定した。Al2O
,ターゲットにラジオフリークエンシー(R,F、)パ
ワーを投入してアルゴンガスのスパッタリングを行い、
基板上に保護層として厚みが約1000人のAl2O、
層を成膜した。
次に、In5゜Sb、。金属間化合物ターゲット及びI
n5゜Te、。金属間化合物ターゲットに、夫々100
WづつR,F、パワーを投入してアルゴンガス中の同時
スパッタリングを1分間行い、厚みが約500大の記録
層を成膜した。この際に、記録層の組成は、予めICP
組成分析により、(I n5b)o、a (I nT
e)o、bであることが判明している。
n5゜Te、。金属間化合物ターゲットに、夫々100
WづつR,F、パワーを投入してアルゴンガス中の同時
スパッタリングを1分間行い、厚みが約500大の記録
層を成膜した。この際に、記録層の組成は、予めICP
組成分析により、(I n5b)o、a (I nT
e)o、bであることが判明している。
その後、再度Al2O,のアルゴンスパッタリングを行
い、記録層上に厚みが約1000入のAl2O3保護層
を成膜した。
い、記録層上に厚みが約1000入のAl2O3保護層
を成膜した。
更に、Auターゲットに100WのR,F、パワーを投
入して約1分間アルゴンスパッタリングを行い、Al2
O,保護層の上に、再生信号をエンハンスするためのA
u反射層を約400Åの厚みで成膜した。
入して約1分間アルゴンスパッタリングを行い、Al2
O,保護層の上に、再生信号をエンハンスするためのA
u反射層を約400Åの厚みで成膜した。
その後、このディスクをスパッタリング装置から取り出
し、スピナーにセットして紫外線硬化樹脂を約10μm
の厚みでスピンコードし、紫外線を照射して硬化させ、
樹脂層を形成した。
し、スピナーにセットして紫外線硬化樹脂を約10μm
の厚みでスピンコードし、紫外線を照射して硬化させ、
樹脂層を形成した。
全く同様の方法にて記録層の組成のみを変化させた9個
のサンプルを作製した。
のサンプルを作製した。
各サンプルの記録層の組成は、InSb。
(I n5b)0.9 (InTe)0.1(1n5
b) 0.8 (I nTe) 0.2(InSb)
o、 (InTe)o、n(I n5b)0.5
(InTe)05(4n5b)o、4 (InTe)0
.6(InSb) 0.2 (InTe) 0
.8(InSb)o、+ (InTe)0.9+
InTeとした。
b) 0.8 (I nTe) 0.2(InSb)
o、 (InTe)o、n(I n5b)0.5
(InTe)05(4n5b)o、4 (InTe)0
.6(InSb) 0.2 (InTe) 0
.8(InSb)o、+ (InTe)0.9+
InTeとした。
次に、これらのサンプルを1800 r、p、mで回転
させつつ、以下のような手順で動特性評価した。
させつつ、以下のような手順で動特性評価した。
(a)先ず、記録層面におけるパワーが14mWの連続
発光のレーザ光にて、成膜直後非晶質の記録層のトラッ
クを結晶化させた。この場合に、この部分が完全に結晶
化するように、同一トラックを3回レーザビームでなぞ
った。
発光のレーザ光にて、成膜直後非晶質の記録層のトラッ
クを結晶化させた。この場合に、この部分が完全に結晶
化するように、同一トラックを3回レーザビームでなぞ
った。
(b)次いで、第2図に示すようなオーバーライド波形
のパルスレーザにより。先ず1回目の記録を行った。こ
の場合に、パワー18mWで周波数4 M Hz 、デ
ユーティ−比50%の記録用パルスにより、上述の結晶
化したトラック上に情報を記録した。なお、消去用のバ
イアスパワーは14mWとした。
のパルスレーザにより。先ず1回目の記録を行った。こ
の場合に、パワー18mWで周波数4 M Hz 、デ
ユーティ−比50%の記録用パルスにより、上述の結晶
化したトラック上に情報を記録した。なお、消去用のバ
イアスパワーは14mWとした。
記録後、記録層のグループに0.8mWの再生用レーザ
ビームを照射して記録した情報を再生した。その再生信
号をA/D変換してスペクトロアナライザにてC/N値
を測定した。
ビームを照射して記録した情報を再生した。その再生信
号をA/D変換してスペクトロアナライザにてC/N値
を測定した。
(C)記録パルスの周波数を5MHz、デユーティ−比
50%に変化させた以外は上述のオーバーライド波形と
同様の条件のパルスレーザを、1回目の記録を行ったグ
ループに照射しオーバーライドを行った。
50%に変化させた以外は上述のオーバーライド波形と
同様の条件のパルスレーザを、1回目の記録を行ったグ
ループに照射しオーバーライドを行った。
オーバーライド後、記録層のグループに再び0.8mW
の再生用レーザビームを照射して記録された情報を再生
し、その再生信号をA/D変換し、スペクトロアナライ
ザにてC/N値を測定した。また、従前の周波数4 M
Hzでの記録の消去残り信号のC/N値を測定し、従
前の記録マークがどの程度消去されたかを消去度として
測定し、従前の記録マークがどの程度消去されたかを消
去度として測定した。その結果を第3図に示す。第3図
は、横軸にInSb含有量をとり、縦軸にC/N値及び
消去度をとって、これらの関係を示すグラフである。
の再生用レーザビームを照射して記録された情報を再生
し、その再生信号をA/D変換し、スペクトロアナライ
ザにてC/N値を測定した。また、従前の周波数4 M
Hzでの記録の消去残り信号のC/N値を測定し、従
前の記録マークがどの程度消去されたかを消去度として
測定し、従前の記録マークがどの程度消去されたかを消
去度として測定した。その結果を第3図に示す。第3図
は、横軸にInSb含有量をとり、縦軸にC/N値及び
消去度をとって、これらの関係を示すグラフである。
ここでいう消去度とは、オーバーライド後の4 M H
z記録のC/N値から1回目の記録後の4MHzのC/
N fiaを減じたものをいう。
z記録のC/N値から1回目の記録後の4MHzのC/
N fiaを減じたものをいう。
第3図に示すように、(InSb)+
(I n T e ) xの記録層で0.2≦x≦0.
8でC/ N Iti!が30dB以上、消去度7><
−20dB以下という特に良好なオーバーライド特性が
得られた。また、0,1≦x≦0.9でも良好な特性と
なった。
8でC/ N Iti!が30dB以上、消去度7><
−20dB以下という特に良好なオーバーライド特性が
得られた。また、0,1≦x≦0.9でも良好な特性と
なった。
[発明の効果]
この発明によれば、記録層の組成を
(InSb)+−(1nTe)x (ただし、Xは原子
比率で表されており、0.1≦x≦0.9の範囲内であ
る)としたので、記録層を高速で結晶化させることがで
き、且つ非晶質化が容易となる。
比率で表されており、0.1≦x≦0.9の範囲内であ
る)としたので、記録層を高速で結晶化させることがで
き、且つ非晶質化が容易となる。
従って、極めて良好なオーバーライド特性を得ることが
できる。
できる。
第1図はこの発明の実施例に係る情報記録媒体を示す断
面図、第2図は単一ビームにょるパワ変調のオーバーラ
イドを行う際のレーザパワーを示す図、第3図は記録層
組成とオーバーライド特性との関係を示すグラフである
。 1 ; 基板、 2゜ 4 ; 保護層、 3 ; 記録層、 5 ; 反射層、 6 ; 樹脂層。
面図、第2図は単一ビームにょるパワ変調のオーバーラ
イドを行う際のレーザパワーを示す図、第3図は記録層
組成とオーバーライド特性との関係を示すグラフである
。 1 ; 基板、 2゜ 4 ; 保護層、 3 ; 記録層、 5 ; 反射層、 6 ; 樹脂層。
Claims (1)
- 基板と、光ビームの照射条件により結晶相と非晶質相と
の間で可逆的に且つ選択的に相変化する記録層とを有す
る情報記録媒体であって、前記記録層は、(InSb)
_1_−_x(InTe)_x(ただし、xは原子比率
で表されており、0.1≦x≦0.9の範囲内である)
で表される組成の合金で形成されていることを特徴とす
る情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225409A JPH0387290A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225409A JPH0387290A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0387290A true JPH0387290A (ja) | 1991-04-12 |
Family
ID=16828919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1225409A Pending JPH0387290A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0387290A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710831B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2011-06-29 | 日立化成工業株式会社 | 耐熱性樹脂ペースト及びその製造方法 |
US8759440B2 (en) | 2006-07-31 | 2014-06-24 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Heat-resistant resin paste |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1225409A patent/JPH0387290A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4710831B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2011-06-29 | 日立化成工業株式会社 | 耐熱性樹脂ペースト及びその製造方法 |
US8765867B2 (en) | 2004-09-28 | 2014-07-01 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Heat-resistant resin paste and method for producing same |
US8759440B2 (en) | 2006-07-31 | 2014-06-24 | Hitachi Chemical Company, Ltd. | Heat-resistant resin paste |
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