JPH0388146A - 情報記録媒体 - Google Patents
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- JPH0388146A JPH0388146A JP1225412A JP22541289A JPH0388146A JP H0388146 A JPH0388146 A JP H0388146A JP 1225412 A JP1225412 A JP 1225412A JP 22541289 A JP22541289 A JP 22541289A JP H0388146 A JPH0388146 A JP H0388146A
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
この発明は、レーザビーム等の光ビームを照射すること
により記録層に結晶相と非晶質相との間の相変化を生じ
させて情報を情報を記録又は消去することができる光デ
ィスク等の情報記録媒体に関する。
により記録層に結晶相と非晶質相との間の相変化を生じ
させて情報を情報を記録又は消去することができる光デ
ィスク等の情報記録媒体に関する。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題)
従来より、情報の消去が可能な光ディスクとして相変化
型のものが知られている。このような相変化型の光ディ
スクにおいては、記録層に照射するレーザビームの照射
条件により、記録層の照射部分を相異なる2つの構造状
態の間で可逆的に変化させることにより情報を記録・消
去する。
型のものが知られている。このような相変化型の光ディ
スクにおいては、記録層に照射するレーザビームの照射
条件により、記録層の照射部分を相異なる2つの構造状
態の間で可逆的に変化させることにより情報を記録・消
去する。
このような光ディスクに使用される材料としては、例え
ばTe、’Ge、TeGe、InSe。
ばTe、’Ge、TeGe、InSe。
5bSe、5bTe等の半導体、半導体化合物、又は金
属間化合物が知られている。これらは、レーザビームの
照射条件により、結晶相及び非晶質相の2つの状態をと
り得、各状態における複素屈折率N−n−1kが相違す
る。レーザビームによる熱処理で記録層のレーザビーム
照射部分の状態を結晶相と非晶質相との間で可逆的に変
化させて消去可能な光メモリとする着想は、S、R,0
vshlnsky等によって提案されている(Meta
llurgical Transactlons 2.
841 (1971))。
属間化合物が知られている。これらは、レーザビームの
照射条件により、結晶相及び非晶質相の2つの状態をと
り得、各状態における複素屈折率N−n−1kが相違す
る。レーザビームによる熱処理で記録層のレーザビーム
照射部分の状態を結晶相と非晶質相との間で可逆的に変
化させて消去可能な光メモリとする着想は、S、R,0
vshlnsky等によって提案されている(Meta
llurgical Transactlons 2.
841 (1971))。
これによれば、レーザビームの照射条件により、照射部
分を選択的にに結晶及び非晶質のいずれかの状態にし、
再生用レーザビームの照射による反射率の相違によって
これら2つの状態を区別して情報の再生を行う。情報を
記録する場合には、記録層にその材料の融点を超える温
度に加熱可能な高パワーで短いパルス幅のレーザビーム
を照射して照射部分を溶融急冷し、非晶質の記録ピット
を形成する。また、記録された情報を消去する場合には
、記録層材料の結晶化温度を超える温度に加熱可能なパ
ワーで比較的長いパルス幅のレーザビームを照射して徐
冷し、記録ビットを結晶状態に戻す。
分を選択的にに結晶及び非晶質のいずれかの状態にし、
再生用レーザビームの照射による反射率の相違によって
これら2つの状態を区別して情報の再生を行う。情報を
記録する場合には、記録層にその材料の融点を超える温
度に加熱可能な高パワーで短いパルス幅のレーザビーム
を照射して照射部分を溶融急冷し、非晶質の記録ピット
を形成する。また、記録された情報を消去する場合には
、記録層材料の結晶化温度を超える温度に加熱可能なパ
ワーで比較的長いパルス幅のレーザビームを照射して徐
冷し、記録ビットを結晶状態に戻す。
このような相変化型の情報記録媒体は、−膜内に第4図
に示すようになっている。すなわち、グループ付きの樹
脂又はガラスからなる基板1上に、無機保護層2、記録
層3、無機保護層4、光学的な反射光量を増加させるた
めの反射層5、及び取扱い上で生じる傷を防止するため
の樹脂層6を順に積層した構造となっている。
に示すようになっている。すなわち、グループ付きの樹
脂又はガラスからなる基板1上に、無機保護層2、記録
層3、無機保護層4、光学的な反射光量を増加させるた
めの反射層5、及び取扱い上で生じる傷を防止するため
の樹脂層6を順に積層した構造となっている。
これらのうち保護層2.4は結晶質材料で形成されてお
り、以下のような機能を有している。
り、以下のような機能を有している。
■レーザビームを記録層3に照射した際に、その照射部
分が蒸発して穴が形成されることを防止する機能。
分が蒸発して穴が形成されることを防止する機能。
■記録層3にレーザビームを照射した際に、所望の相変
化が生じるように記録層3の温度をコントロールする機
能。
化が生じるように記録層3の温度をコントロールする機
能。
■光学的な干渉を利用して再生信号をエンハンスする機
能。
能。
ところで、前述したように、相変化型の記録方式では、
レーザビーム照射により、記録層を一度溶融した後急冷
して非晶質の記録マークを形成するため、記録・消去を
繰り返し行うと、記録層の変形や破損が生じ、記録・消
去特性が劣化するという不具合がある。
レーザビーム照射により、記録層を一度溶融した後急冷
して非晶質の記録マークを形成するため、記録・消去を
繰り返し行うと、記録層の変形や破損が生じ、記録・消
去特性が劣化するという不具合がある。
そこで、従来よりさらに無機保護層に求められる特性と
して、熱的に安定であり硬いことがある。
して、熱的に安定であり硬いことがある。
換言すれば、硬い保護層により記録層を物理的に押さえ
込んで変形させないのである。事実、本発明者の実験で
も、保護層が相対的に軟らかい材料を用いた場合には5
〜10回程度しか記録・消去ができなかったのに対し、
相対的に硬い材料を用いた場合には100〜1000回
の繰り返しが可能であった。
込んで変形させないのである。事実、本発明者の実験で
も、保護層が相対的に軟らかい材料を用いた場合には5
〜10回程度しか記録・消去ができなかったのに対し、
相対的に硬い材料を用いた場合には100〜1000回
の繰り返しが可能であった。
しかしながら、保護層として硬い材料を用いた場合であ
っても、記録・消去の繰り返し回数が1000回を超え
ると、保護層自体が破損してしまい、やはり記録・消去
特性が劣化するという欠点がある。
っても、記録・消去の繰り返し回数が1000回を超え
ると、保護層自体が破損してしまい、やはり記録・消去
特性が劣化するという欠点がある。
この発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、
記録・消去の繰り返し特性が良好な相変化型の情報記録
媒体を提供することを目的とする。
記録・消去の繰り返し特性が良好な相変化型の情報記録
媒体を提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
この発明に係る情報記録媒体は、基板と、光ビームの照
射条件により結晶相と非晶質相との間で可逆的に且つ選
択的に相変化する記録層と、前記基板と前記記録層との
間及び/又は前記記録層の上に設けられた誘電体保護層
とを有する情報記録媒体であって、誘電体保護層は、相
対的に硬い第1の材料と、第1の材料よりも硬さが低い
第2の材料とで形成されており、第2の材料の比率が記
録層に近付くにつれて高くなる濃度勾配を有しているこ
とを特徴とする。
射条件により結晶相と非晶質相との間で可逆的に且つ選
択的に相変化する記録層と、前記基板と前記記録層との
間及び/又は前記記録層の上に設けられた誘電体保護層
とを有する情報記録媒体であって、誘電体保護層は、相
対的に硬い第1の材料と、第1の材料よりも硬さが低い
第2の材料とで形成されており、第2の材料の比率が記
録層に近付くにつれて高くなる濃度勾配を有しているこ
とを特徴とする。
(作用)
この発明においては、相変化型の記録層に隣接する無機
保護層として、記録層を押さえ込む作用をする相対的に
硬い第1の材料と、第1の材料よりも硬さが低い第2の
材料とで構成し、硬さが低い第2の材料の比率を記録層
側で多くなるようにしたので、第1の材料による押さえ
込み効果を維持したまま、第2の材料により記録層の体
積変化を吸収することができる。従って、記U・消去の
繰り返し特性を著しく向上させることができる。
保護層として、記録層を押さえ込む作用をする相対的に
硬い第1の材料と、第1の材料よりも硬さが低い第2の
材料とで構成し、硬さが低い第2の材料の比率を記録層
側で多くなるようにしたので、第1の材料による押さえ
込み効果を維持したまま、第2の材料により記録層の体
積変化を吸収することができる。従って、記U・消去の
繰り返し特性を著しく向上させることができる。
(実施例)
以下、この発明について具体的に説明する。
第1図は、この発明の実施例に係る情報記録媒体を示す
断面図である。基板11は透明で経時変化が少ない材料
、例えばガラス、又はポリカーボネートのような樹脂で
形成されている。基板11上には無機保護層12、記録
層13、無機保護層14、反射層15、及び樹脂層16
がこの順に形成されている。構造的には、第4図に示す
従来のものと同様である。
断面図である。基板11は透明で経時変化が少ない材料
、例えばガラス、又はポリカーボネートのような樹脂で
形成されている。基板11上には無機保護層12、記録
層13、無機保護層14、反射層15、及び樹脂層16
がこの順に形成されている。構造的には、第4図に示す
従来のものと同様である。
無機保護層2.4は、相対的に硬い第1の材料と、第1
の材料よりも硬さが低い第2の材料とにより構成されて
おり、記録層13に近付くにつれて第2の材料の比率が
高くなるようになっている。
の材料よりも硬さが低い第2の材料とにより構成されて
おり、記録層13に近付くにつれて第2の材料の比率が
高くなるようになっている。
また、これら第1及び第2の材料はいずれも熱的には極
めて安定である。
めて安定である。
熱的に安定で、相対的に軟らかい第2の材料が、記録層
13に近付くに従って比率を増すように保護層を構成し
た理由を、第2図(a)、(b)を参照しながら説明す
る。記録層13のレーザビーム照射部分17は溶融によ
り体積変化を生じ、記録層材料によって(a)のように
膨らんだり、(b)のように縮んだりするが、保護層1
2゜14の記録層に面した部分において、硬い材料より
も軟らかい材料の比率が多いと、このような記録層の体
積変化を吸収して記録・消去の際に記録層13と共に伸
び縮みする。一方、保J層12゜14の外側の部分は、
硬い材料の比率が高くなっているため、その押さえ込み
効果により、保護層12/記録層13/保護層14の構
造全体としては変形が生じないのである。
13に近付くに従って比率を増すように保護層を構成し
た理由を、第2図(a)、(b)を参照しながら説明す
る。記録層13のレーザビーム照射部分17は溶融によ
り体積変化を生じ、記録層材料によって(a)のように
膨らんだり、(b)のように縮んだりするが、保護層1
2゜14の記録層に面した部分において、硬い材料より
も軟らかい材料の比率が多いと、このような記録層の体
積変化を吸収して記録・消去の際に記録層13と共に伸
び縮みする。一方、保J層12゜14の外側の部分は、
硬い材料の比率が高くなっているため、その押さえ込み
効果により、保護層12/記録層13/保護層14の構
造全体としては変形が生じないのである。
このような保護層12.14を構成する材料としては、
第1の材料としてA1203 、ZrO2゜Ta2O%
* Ce0z 、TlO2等、第2の材料としてZ
n O、P b O、M g F 2等がある。この発
明においては、これらの材料から一つづつ選択すればよ
いが、保護層12.14は、記録・消失繰り返し特性の
向上以外にも、記録時の熱的な効果と、光学的な効果と
があるため、第1及び第2の材料として、熱物性及び光
学物性が互いに近い材料を用いることが好ましい。
第1の材料としてA1203 、ZrO2゜Ta2O%
* Ce0z 、TlO2等、第2の材料としてZ
n O、P b O、M g F 2等がある。この発
明においては、これらの材料から一つづつ選択すればよ
いが、保護層12.14は、記録・消失繰り返し特性の
向上以外にも、記録時の熱的な効果と、光学的な効果と
があるため、第1及び第2の材料として、熱物性及び光
学物性が互いに近い材料を用いることが好ましい。
なお、保護層12.14は上述のように両方設けること
が好ましいが、いずれか一方であってもよい。
が好ましいが、いずれか一方であってもよい。
反射層15は、AI、Au等の金属で形成されており、
再生用のレーザビームを反射させ、保護層4と共働して
再生信号をエンハンスする機能を有している。
再生用のレーザビームを反射させ、保護層4と共働して
再生信号をエンハンスする機能を有している。
樹脂層6は、例えば紫外線硬化樹脂で形成されており、
傷等が発生することを防止する機能を有している。
傷等が発生することを防止する機能を有している。
なお、反射層5及び樹脂層6は設けることが好ましいが
、必ずしも設ける必要はない。
、必ずしも設ける必要はない。
記録層3は、結晶と非晶質との間で可逆的に、かつ選択
的に相変化を生じる材料で形成されており、このように
相変化するものであればどのようなものでもよいが、I
n−5b−Te合金等を好適に用いることができる。
的に相変化を生じる材料で形成されており、このように
相変化するものであればどのようなものでもよいが、I
n−5b−Te合金等を好適に用いることができる。
次に、以上のように構成される情報記録媒体の製造方法
の例について説明する。先ず、基板1を4元スパッタリ
ング装置の真空チャンバ内に設置し、チャンバ内を高真
空にする。次いで、チャンバ内にアルゴンガスを導入し
、保護層形成用の第1の材料例えばCeO2からなるタ
ーゲット及び第2の材料例えばMgF2からなるターゲ
ットのアルゴンスパッタリングを実施する。これにより
基板11上に保l!W!112が形成される。この際に
、時間経過に伴って第2の材料からなるターゲットに供
給する電力を増加させて、記録層側で!f52の材料の
比率が高くなるようにする。
の例について説明する。先ず、基板1を4元スパッタリ
ング装置の真空チャンバ内に設置し、チャンバ内を高真
空にする。次いで、チャンバ内にアルゴンガスを導入し
、保護層形成用の第1の材料例えばCeO2からなるタ
ーゲット及び第2の材料例えばMgF2からなるターゲ
ットのアルゴンスパッタリングを実施する。これにより
基板11上に保l!W!112が形成される。この際に
、時間経過に伴って第2の材料からなるターゲットに供
給する電力を増加させて、記録層側で!f52の材料の
比率が高くなるようにする。
チャンバ内を同じ雰囲気に維持したまま、記録層の各構
成元素でつくられたターゲットの多元同時スパッタリン
グ、又は予め得ようとする記録層組成に調節された合金
ターゲットのスパッタリングによって記録層13を形成
する。
成元素でつくられたターゲットの多元同時スパッタリン
グ、又は予め得ようとする記録層組成に調節された合金
ターゲットのスパッタリングによって記録層13を形成
する。
その後、保護層12と同様にして保護層14を形成する
。更に、所望の金属ターゲットをスパッタリングして反
射層15を形成する。
。更に、所望の金属ターゲットをスパッタリングして反
射層15を形成する。
その後、基板をスパッタリング装置から外して、スピン
コード法により反対層15の上に紫外線硬化樹脂を塗布
し、これに紫外線を照射して樹脂層16を形成する。
コード法により反対層15の上に紫外線硬化樹脂を塗布
し、これに紫外線を照射して樹脂層16を形成する。
次に、このように構成される情報記録媒体における初期
化、並びに情報のオーバーライド及び再生について説明
する。
化、並びに情報のオーバーライド及び再生について説明
する。
初期化
記録層3は成膜直後には通常非晶質であるから、非晶質
の記録マークを形成できるようにするために、この記録
層3にレーザビームを連続光照射して記録層を結晶化温
度以上に昇温した後、徐冷し、結晶相に相変化させる。
の記録マークを形成できるようにするために、この記録
層3にレーザビームを連続光照射して記録層を結晶化温
度以上に昇温した後、徐冷し、結晶相に相変化させる。
記録
情報の記録に際しては、パワーが大きい、パルス状のレ
ーザビームを照射する。これにより、記録層13に非晶
質の記録マーク1つが形成される。
ーザビームを照射する。これにより、記録層13に非晶
質の記録マーク1つが形成される。
消去
記録用レーザビームのパワーよりも多少中さいレーザビ
ームを記録マーク19上をなぞるようにして連続光照射
し、非晶質記録マークをもとの結晶に戻して情報を消去
する。
ームを記録マーク19上をなぞるようにして連続光照射
し、非晶質記録マークをもとの結晶に戻して情報を消去
する。
再生
情報の再生に関しては、消去用レーザビームよリモ更ニ
パワーが小さいレーザビームを記録層13に照射し、記
録マーク1つと非記録部分との反射光強度の差を光電変
換素子により検出することによりなされる。
パワーが小さいレーザビームを記録層13に照射し、記
録マーク1つと非記録部分との反射光強度の差を光電変
換素子により検出することによりなされる。
次に、この実施例に基いて、実際に光ディスクを作成し
て特性を評価した結果について説明する。
て特性を評価した結果について説明する。
なお、ここでは保護層を構成する第1の材料としてCe
O,を用い、第2の材料としてMgF2を用いた。Ce
O2の熱伝導率は0.034c1/S、光学定数nは2
.1であり、M g F 2の熱伝導率は0.034c
m” /s、光学定数nは1.3である。
O,を用い、第2の材料としてMgF2を用いた。Ce
O2の熱伝導率は0.034c1/S、光学定数nは2
.1であり、M g F 2の熱伝導率は0.034c
m” /s、光学定数nは1.3である。
4元のスパッタリング装置の真空チャンバ内にグループ
付のポリカーボネート製の直径5インチのディスク状基
板をセットし、先ずチャンバ内を10−6Torrにし
た。次いで、Arガスを208CCHの流量でチャンバ
内に導入してガス圧を51Torrに設定した後、M
g F 2ターゲツトに50WのR,F、(ラジオフレ
ックエンシー)パワーを投入し、CeO2ターゲットに
450WのR,F。
付のポリカーボネート製の直径5インチのディスク状基
板をセットし、先ずチャンバ内を10−6Torrにし
た。次いで、Arガスを208CCHの流量でチャンバ
内に導入してガス圧を51Torrに設定した後、M
g F 2ターゲツトに50WのR,F、(ラジオフレ
ックエンシー)パワーを投入し、CeO2ターゲットに
450WのR,F。
パワーを投入してアルゴンガスのスパッタリングによる
CeO2及びMgF2混合膜の成膜を開始した。成膜中
にMgF2ターゲットの投入パワーを50Wから徐々に
増加させ、成膜終了時点には350Wになるようにし、
CeO□ターゲットへの投入パワーは450Wから徐々
に低下させ、最後にはOになるようにした。
CeO2及びMgF2混合膜の成膜を開始した。成膜中
にMgF2ターゲットの投入パワーを50Wから徐々に
増加させ、成膜終了時点には350Wになるようにし、
CeO□ターゲットへの投入パワーは450Wから徐々
に低下させ、最後にはOになるようにした。
約20分後、基板上に保護層として厚みが約1000入
のCeO2及びMgF、の混合膜からなる保護層を成膜
した。形成された膜は、基板側でCeO2リッチであり
、表面側ではMgF2リッチであった。
のCeO2及びMgF、の混合膜からなる保護層を成膜
した。形成された膜は、基板側でCeO2リッチであり
、表面側ではMgF2リッチであった。
記録層の成膜に関しては、In5bTe合金ターゲット
に200WのR,F、パワーを投入し、約2分間で50
0λのIn5bTe記録層を上述の保護層上に成膜した
。
に200WのR,F、パワーを投入し、約2分間で50
0λのIn5bTe記録層を上述の保護層上に成膜した
。
次いで、再度CeO,及びMgF2ターゲットを用い、
CeO2への投入パワを0から450Wまで変化させ、
MgF2ターゲットへの投入パワーを350Wから50
Wまで変化させて、約20分間で厚みが約1000人の
混合膜保護層を記録層上に形成した。形成された膜は、
記録側でMgF2リッチであり、表面側ではCeO2リ
ッチであった。
CeO2への投入パワを0から450Wまで変化させ、
MgF2ターゲットへの投入パワーを350Wから50
Wまで変化させて、約20分間で厚みが約1000人の
混合膜保護層を記録層上に形成した。形成された膜は、
記録側でMgF2リッチであり、表面側ではCeO2リ
ッチであった。
更に、Auターゲットに約150WのR,F。
パワーを約1分間投入してアルゴンスパッタリングを行
い、保護層の上に、再生信号をエンハンスするためのA
u反射層を約300Åの厚みで成膜した。
い、保護層の上に、再生信号をエンハンスするためのA
u反射層を約300Åの厚みで成膜した。
その後、このディスクをスパッタリング装置から取り出
し、スピナーにセットして紫外線硬化樹脂を約10μm
の厚みでスピンコードし、紫外線を照射して硬化させ、
樹脂層を形成した。
し、スピナーにセットして紫外線硬化樹脂を約10μm
の厚みでスピンコードし、紫外線を照射して硬化させ、
樹脂層を形成した。
比較のため、無機保護層をCeO2にした以外は、全く
同様にして形成したサンプルも作製した。
同様にして形成したサンプルも作製した。
上記2つの光デイスクサンプルを光デイスクドライブ装
置にかけて以下のような手順で特性を評価した。なお、
ディスクの回転数を180 Orpmとした。
置にかけて以下のような手順で特性を評価した。なお、
ディスクの回転数を180 Orpmとした。
(a)先ず、記録層面におけるパワーが13mWの連続
発光のレーザ光にて、成膜直後非見質の紀録層のトラッ
クを結晶化させた。この場合に、この部分が完全に結晶
化するように、同一トラックを3回レーザビームでなぞ
った。
発光のレーザ光にて、成膜直後非見質の紀録層のトラッ
クを結晶化させた。この場合に、この部分が完全に結晶
化するように、同一トラックを3回レーザビームでなぞ
った。
(b)次いで、パワー17mWで周波数5MHz、デユ
ーティ−比50%の記録用パルスにより、上述の結晶化
したトラック上に情報を記録した。この記録の後0.8
mWNO再生用レーザビームにより信号を再生し、スペ
クトロアナライザにて再生信号のC/N値を測定した。
ーティ−比50%の記録用パルスにより、上述の結晶化
したトラック上に情報を記録した。この記録の後0.8
mWNO再生用レーザビームにより信号を再生し、スペ
クトロアナライザにて再生信号のC/N値を測定した。
(C)12mWの連続発光のレーザ光で、再度記録部分
をなぞり、非晶質記録マークを結晶に戻して情報を消去
した。消去後、再度0.8mWの再生用レーザビームに
て、信号を再生し、スペクトロアナライザにて、消え残
り信号(又は消去度)を測定した。
をなぞり、非晶質記録マークを結晶に戻して情報を消去
した。消去後、再度0.8mWの再生用レーザビームに
て、信号を再生し、スペクトロアナライザにて、消え残
り信号(又は消去度)を測定した。
これら記録・消去動作を10′回繰り返し、その都度再
生C/Nと消去度とを測定した。その結果を第3図に示
す。第3図は、横軸に記録・消去繰り返し回数をとり、
縦軸にC/N値及び消去度をとって、これらの関係を示
すグラフである。なお、ここで消去度とは、消去後の記
録マークのC/N値から消失前の記録マークのC/N値
を減じたものをいう。
生C/Nと消去度とを測定した。その結果を第3図に示
す。第3図は、横軸に記録・消去繰り返し回数をとり、
縦軸にC/N値及び消去度をとって、これらの関係を示
すグラフである。なお、ここで消去度とは、消去後の記
録マークのC/N値から消失前の記録マークのC/N値
を減じたものをいう。
この図に示すように、保護層が硬いCeO2のみで形成
されている場合には、1000回程度の記録・消去の繰
り返しによりC/N値及び消去度の著しい低下が見られ
たのに対し、濃度勾配を有する混合膜の保護層を設けた
実施例のサンプルは、10’回の繰り返しに対しても、
C/N値や消去度の低下が極めて小さいことが確認され
た。
されている場合には、1000回程度の記録・消去の繰
り返しによりC/N値及び消去度の著しい低下が見られ
たのに対し、濃度勾配を有する混合膜の保護層を設けた
実施例のサンプルは、10’回の繰り返しに対しても、
C/N値や消去度の低下が極めて小さいことが確認され
た。
なお、MgF2のみで保護層を形成した場合には、Ce
O2のみの場合よりも、史にC/N値や消表率の低下が
激しいことが確認された。
O2のみの場合よりも、史にC/N値や消表率の低下が
激しいことが確認された。
[発明の効果]
この発明によれば、結晶と非晶質との間で相変化する相
変化型記録層に隣接して設けられた無機保護層を、いず
れも熱的に安定な、相対的に硬い第1の材料と第1の材
料よりも硬さが低い第2の材料とで構成し、硬さが低い
第2の材料の化生が記録層側で高くなるような濃度勾配
を持つようにしたので、第2の材料により記録層の変形
を吸収することができ、第1の材料で記録層に対する押
さえ込み効果を得ることができる。従って、記録・消去
の繰り返し特性を極めて良好にすることができる。
変化型記録層に隣接して設けられた無機保護層を、いず
れも熱的に安定な、相対的に硬い第1の材料と第1の材
料よりも硬さが低い第2の材料とで構成し、硬さが低い
第2の材料の化生が記録層側で高くなるような濃度勾配
を持つようにしたので、第2の材料により記録層の変形
を吸収することができ、第1の材料で記録層に対する押
さえ込み効果を得ることができる。従って、記録・消去
の繰り返し特性を極めて良好にすることができる。
第1図はこの発明の実施例に係る情報記録媒体を示す断
面図、第2図は保護層が記録層の変形を吸収する状態を
説明するための図、第3図は記録・消去繰り返し特性を
示すグラフ、第4図は従来の相変化型情報記録媒体を示
す断面図である。 11:基板、12.14;保護層、13;記録層、15
;反射層、16;樹脂層。
面図、第2図は保護層が記録層の変形を吸収する状態を
説明するための図、第3図は記録・消去繰り返し特性を
示すグラフ、第4図は従来の相変化型情報記録媒体を示
す断面図である。 11:基板、12.14;保護層、13;記録層、15
;反射層、16;樹脂層。
Claims (1)
- 基板と、光ビームの照射条件により結晶相と非晶質相と
の間で可逆的に且つ選択的に相変化する記録層と、前記
基板と前記記録層との間及び/又は前記記録層の上に設
けられた誘電体保護層とを有する情報記録媒体であって
、誘電体保護層は、相対的に硬い第1の材料と、第1の
材料よりも硬さが低い第2の材料とで形成されており、
第2の材料の比率が記録層に近付くにつれて高くなる濃
度勾配を有していることを特徴とする情報記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225412A JPH0388146A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 情報記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1225412A JPH0388146A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 情報記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0388146A true JPH0388146A (ja) | 1991-04-12 |
Family
ID=16828969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1225412A Pending JPH0388146A (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 情報記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0388146A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5681632A (en) * | 1995-02-13 | 1997-10-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical information recording medium |
JP2007335020A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Mitsubishi Kagaku Media Co Ltd | 記録媒体 |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP1225412A patent/JPH0388146A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5681632A (en) * | 1995-02-13 | 1997-10-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Optical information recording medium |
JP2007335020A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Mitsubishi Kagaku Media Co Ltd | 記録媒体 |
JP4560495B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2010-10-13 | 三菱化学メディア株式会社 | 記録媒体 |
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