JPH0386813A - 空気酸化型1剤式染毛剤組成物 - Google Patents

空気酸化型1剤式染毛剤組成物

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JPH0386813A
JPH0386813A JP3806490A JP3806490A JPH0386813A JP H0386813 A JPH0386813 A JP H0386813A JP 3806490 A JP3806490 A JP 3806490A JP 3806490 A JP3806490 A JP 3806490A JP H0386813 A JPH0386813 A JP H0386813A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空気酸化型1剤式染毛剤組成物、更に詳細に
は、人体の毛髪を黒褐色の自然な色調に染色することが
でき、毛髪に対する染着性、日光堅牢性および耐洗濯性
にすぐれ、毛髪の損傷も少なく、かつ使用の簡便な空気
酸化(自動酸化)型1剤式染毛剤組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来、白髪染として汎用されているのは、p−フェニレ
ンジアミンを主体とした酸化染料(プレカーサーという
)を過酸化水素等の酸化剤で酸化し、ついでレゾルシン
等のカップラー類とカップリング反応を行うことによっ
て発色して毛髪を染色する方法であり、この方法により
染色性、色調、日光堅ろう性、洗濯堅ろう性が比較的良
好な染毛が行なわれている。
しかし、この染毛剤においてもいくつかの欠点が存する
。酸化染料を用いた染毛剤は通常酸化反応を行うため、
酸化剤の併用が不可欠であり、過酸化水素を始め、過ホ
ウ酸塩、過炭酸塩等の過酸化物が使用される。このため
市販の染毛剤は使用時に水を加え過酸化無機塩類を分解
反応させる粉末1剤式と、酸化染料を含有する1剤と過
酸化水素を含有する2剤とを使用時に混合して用いる2
剤式とがある。
このどちらの場合にも混合のための専用の器具と、均一
に混合しなければならないという面倒な操作が必要であ
るとともに、この操作は染毛直前に実施し、またすみや
かに染毛を完了しなければならないという時間的な制約
がある。さらに発色用の過酸化物はどれも皮膚、特に粘
膜や眼に対し強い刺激を与え、誤って眼に入った場合に
は失明などの重い傷害を残すおそれがある。
このため、斯かる酸化剤を用いずに空気によって自然に
酸化発色する酸化染料を含有し、かつ染着性、日光堅ろ
う性、洗濯堅ろう性、摩擦堅ろう性および色調等に対す
る要求を十分に満足する染毛剤組成物が検討されてきて
いる。
通常染毛剤に用いられる酸化染料の中で、それ自身単独
で空気酸化により徐々に発色するものには、p−フェニ
レンジアミンまたはその塩(以下、その塩類が知られて
いるものはすべて塩類をも含む)、トルエン−2,5−
ジアミン、p−アミノフェノール、o−7ミノフエノー
ル、p−メチルアミノフェノール、2.4−ジアミノフ
ェノール、ピロガロール、カテコール、ヒドロキノン、
レゾルシンなど多数知られているが、これらの中で2゜
4−ジアミノフェノールはそのレドックス電位が他に比
べて極めて低く、アルカリ性溶液中では数分で発色する
。他の酸化染料では比較的レドックス電位の低いp−ア
ミノフェノールでも発色に数時間を必要とする。
そこで、この2,4−ジアミノフェノールを用いた空気
酸化型染毛剤の開発が試みられているが、この染料は単
独で用いた場合、色調が赤紫〜赤褐色であり、白髪染の
色調としては不自然である。
また、特開昭53−72836号公報には2.4−ジア
ミノフェノールとCo5Fe、 Mn、 Cu%Cr塩
との組合せにより毛髪上に褐色〜黒色調を与えることが
開示されているが、この方法は発色に用いられる金属イ
オンにより、後日、パーマネントウェーブ処理に悪影響
を与える。
さらにヨーロッパ特許第74.243号明細書には2.
4−ジアミノフェノールと2−メトキシ−p−フ二二レ
ンジアミンとの組合せにより黒色色調を生ずると示され
ているが、この方法によっても染色強度はさほど高くは
なく、色調も不自然な赤味が強いものとなる。
特開昭62−126114号公報には2,4−ジアミノ
フェノールと1.5−ジヒドロキシナフタレンとの組合
せにより、黒褐色に毛髪を染色すると開示されているが
、この方法では1゜5−ジヒドロキシナフタレンの毛髪
への浸透性が低いため、通常の放置時間(I0〜60分
)の後、すすぎの操作によってほとんど流されてしまい
、わずかに2.4−ジアミノフェノールを単独で用いた
場合と同一の色調が残っただけであった。
このように、これまでに2.4−ジアミノフェノールを
用いた空気酸化型1剤式染毛剤組成物においては自然な
黒糸の色調に毛髪を染色するものは得られていない。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる実状において本発明者は、2.4−ジアミノフェ
ノールの反応性について鋭意検討した結果、2.4−ジ
アミノフェノールは、プレカーサー(p−ジアミン類、
p−アミノフェノール類)の共存下で、プレカーサーの
空気酸化を促進する、すなわち、2.4−ジアミノフェ
ノールの存在により、プレカーサーの酸化体であるキノ
ンジイミン(モノイミン)の生成が促進されることを発
見し、従来酸化剤なしでは極めて発色の遅かったp−ジ
アミン類も2.4−ジアミノフェノール若しくはその塩
と組合わせることにより、空気酸化が促進され、キノン
ジイミン/2,4−ジアミノフェノールカップリング生
成物による良好な黒糸の色調が得られることを見出した
(a) また、更にキノンジイミンとカップリング反応を起こす
特定のm−ジアミン類、フェノール類、ナフトール類を
添加すれば、良好な黒〜黒縁色の色調が得られることを
見出した。
また更に、直接染料を添加することにより、極めて高彩
度で自然な多彩な色調が得られることを見出し、本発明
を完成した。
すなわち、本発明における第1の発明は次の成分(a)
及び(ロ) 一般式(I) NH。
〔式中、R+は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、
炭素数1〜8のヒドロキシアルキル示し、 R2は水素原子、 炭素数1〜8のアルキ (ロ) ル基を示し、Ra、R4は同一かまたは異なって、水素
原子、炭素数l〜4のアルキル基、炭素数2〜4のアル
コキシ基、ハロゲン原子、−CDDH、−C口0Rs(
Rsは炭素数1〜4のアルキル基) 、−CON)la
または−SO,Hを示す〕で表わされるp−ジアミン誘
導体若しくはその塩の中より選ばれる1種または2種以
上のp−ジアミン類 2.4−ジアミノフェノール若しくはその塩 を含有し、かつ(a)成分と(ロ)成分のモル比が10
0:1〜l:5であることを特徴とする空気酸化型1剤
式染毛剤組底物を提供するものである。
更に、第2の発明は上述の(a)成分及び(ロ)成分に
次の成分(C)を添加してなる空気酸化型1剤式染毛剤
組成物を提供するものである。
(C)  次の(i’)、(ii )及び(iii )
の化合物の中より選ばれる1種又は2種以上 (i)  一般式(II) 〔式中、X It NまたハCHを示し、R6、R7、
R6、R8は同一かまたは異なって水素原子、炭素数l
〜8のアルキル基または炭素数1〜8のヒドロキシアル
キル基を示し、R1゜は炭素数1〜4のアルキル基、炭
素数1〜4のアルコキシ基、−0(CH2)、、OH(
ここでnは1〜4の数) ハロゲン原子、−COOH、
−COOR,。
(R+’+は炭素数1〜4のアルキル基)−CONH,
または−5O,Hを示す〕で表されるm−ジアミン誘導
体若しくはその塩 (ii)  フェノール類 (iii)  ナトフール類 また更に第3の発明は(d)成分として直接染料を添加
してなる空気酸化型1剤式染毛剤組底物を提供するもの
である。
本発明における(a)成分のp−ジアミン類またはその
塩は前記一般式(I)またはその塩で表されるものであ
るが、具体的には、p−フェニレンジアミン、トルエン
−2,5−ジアミン、2−クロロ−p−フェニレンジア
ミン、ジアミノジフェニルアミン、N−7エニルーp−
7エニレンジアミン、NI N−ジメチル−p−7エニ
レンジアミン、N、N−(ビスヒドロキシエチル)−p
−フェニレンジアミン、2.6−ジクロロ−p−フェニ
レンジアミン、p−アミノフェニルスルファミン酸また
はそれらの塩などが挙げられる。
本発明における(C) 成分のうち(i)のm −ジア
ミン類またはその塩は前記一般式(Il)またはその塩
で表わされるものであるが、その好ましい具体例として
は、m−フェニレンジアミン、2.4−ジアミノトルエ
ン、2゜4−ジアミノフェノキシエタノール、2.6−
ジアミツピリジン等またはそれらの塩などが挙げられる
また、(C) Ift、分のうち(if )のフェノー
ル類としては、次の一般式(I[[) 〔式中、R12、RI3 、R+s 5RIBは同一か
また異なって水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、炭
素数1〜5のヒドロキシアルキル基、炭素数1〜5のア
ルコキシ基、炭素数1〜5のカルボキシアルキル基、炭
素数1〜5の1〜3級アミノアルキル基、−COON 
、 −COOLt(R1は炭素数1〜4のアルキル基)
、って水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基)、ハロ
ゲン原子、1〜3級アミノ基、−叶、−3O,llまた
は−CNを示す。但し、R12、R+s及びR13、R
+sの組み合わせが、アミノ基、アミノ基またはアミノ
基、−OH基または一011基、−OH基となるものは
のぞく。R8はロゲン原子、または−SO3Hを示す〕
で表わされるフェノール、フェノール誘導体またはその
塩が好ましく、その具体例としては、フェノール、O−
クレゾール、m−クレゾール、2.5−ジメチルフェノ
ール、2゜6−ジメチルフェノール、2,3−ジメチル
フェノール、3.5−ジメチルフェノール、2.3.5
−)ジメチルフェノール、2,3゜6−ドリメチルフエ
ノール、2−メチル−4−メトキシフェノール、3−メ
チル−4−メトキシフェノール、2.5−ジメチル−4
−メトキシフェノール、2.6−シメチルー4−メトキ
シフェノール、2.3−ジメチル−4−メトキシフェノ
ール、3.5−ジメチル−4−メトキシフェノール、2
−エチルフェノール、3−エチルフェノール、2.5−
ジエチルフェノール、2.6−ジエチルフェノール、2
.3−ジエチルフェノール、3. 5−ジエチルフェノ
ール、2.3.5−)リエチルフェノール、2,3.6
−)リエチルフエノール、2−エチル−4−メトキシフ
ェノール、3−エチル−4−メトキシフェノール、2.
5−ジエチル−4−メトキシフェノール、2.6−ジエ
チル−4−メトキシフェノール、2.3−ジエチル−4
−メトキシフェノール、3.5−ジエチル−4−メトキ
シフェノール、2.4−ジメトキシフェノール、3.4
−ジメトキシフェノール、2.5−ジメトキシフェノー
ル、2.6−ジメトキシフェノール、2.3−ジメトキ
シフェノール、3.5−ジメトキシフェノール、2.3
.4−)ジメトキシフェノール、2,3.5−)ジメト
キシフェノール、2.3.6−)ジメトキシフェノール
、3.4.5−)ジメトキシフェノール、2.4.6−
)ジメトキシフェノール、3−アミノフェノール、2−
メチル−5−アミノフェノール、2−メチル−4−メト
キシ−5−丁ミノフェノール、2−メチル−4−メトキ
シ−5−アセチルアミノフェノール、3−アセチルアミ
ノフェノール、レゾルシン、2−メチルレゾルシン、2
−エチルレゾルシン、4−メチルレゾルシン、4−ヒド
ロキシメチルレゾルシン、5−アミノメチルレゾルシン
、4−クロロレゾルシン、レゾルシンモノメチルエーテ
ル、5−カルボキシメチルレゾルシン、サリチル酸、3
−メチルサリチル酸、4−メチルサリチル酸、6−メチ
ルサリチル酸、サリチル酸メチル、3−メチルサリチル
酸メチル、4−メチルサリチル酸メチル、6−メチルサ
リチル酸メチル、2−カルバモイルフェノール、3−カ
ルバモイルフェノール、2−クロロフェノール、3−ク
ロロフェノール、2.3−ジクロロ−4−メトキシフェ
ノール、2.5−ジクロロ−4−メトキシフェノール、
3.5−ジクロロ−4−メトキシフェノール、2.4−
ジクロロ−3−アミノフェノール、2.4−ジクロロ−
3−アセチルアミノフェノールまたはそれらの塩などが
挙げられる。
更に、(C) 成分のうち(iii)のナフトール類と
しては次の一般式(IV) OH 〔式中、R205R21は同一かまたは異なって、水素
原子、−OH、−COOIIまたは炭素数1〜4のアル
キル基を示す〕 で表わされるナフトールまたは、ナフトール誘導体が好
ましく、その具体例としては、α−ナフトール、1.5
−ジヒドロキシナフタレン、1.7−ジヒドロキシナフ
タレン、1゜7−シヒドロキシナフタレンー2−カルボ
ン酸などが挙げられる。
本発明において(a)、わ)及び(C)成分の塩の好ま
しいものとしては、塩酸、硫酸、リン酸尊の無機酸の塩
及び炭素数1〜20の直鎖若しくは分岐アルキル基を有
するカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、ポリヒドロキ
シカルボン酸、スルホン酸等の有機塩の塩が挙げられ、
t、)rI−I  招馳 跡酪 i1ン馳 酢酸 プロ
ビナン酸、乳酸、クエン酸等が特に好ましい。
これらの(a)成分および(C)成分の染料物質並びに
(ロ)成分の2.4−ジアミノフェノールまたはその塩
は、合計で組成物中に0.1〜15重量%、特に0.5
〜lO重量%含有されることが好ましい。
また(口)成分の2.4−ジアミノフェノールは、(a
)成分のp−ジアミン類の酸化の促進に使用されるため
、p−ジアミン類と2.4−ジアミノフェノールとのモ
ル比が100:1〜1:5、好ましくは10:1〜1:
3であることが必要である。この範囲より2.4−ジア
ミノフェノールのモル比が高くなると、2.4−ジアミ
ノフェノールの単独重合した不自然な赤い色が強く出て
くる。この範囲より2.4−ジアミノフェノールのモル
比が低くなると、p−ジアミン類の酸化の促進効果が低
下しすぎ、染色性が悪くなる。
また(a) I&分のp−ジアミン類と(C)成分のm
−Sプ了ぐン籾 7.ノール顔ネトけ+フトール類との
モル比は500 : 1〜l:1であることが好ましい
。(C)成分のモル比がこれより低いと、色調修正の効
果が認められない。
方、(C)成分のモル比がこれより高くても、効果は向
上しない。
本発明の(d)成分である直接染料としては、具体的に
は、ヘアカラー工業会発行の「染料原料基準」に記載の
、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5
−ニトロフェノール、塩酸ニトロ−p−フェニレンジア
ミン、ニトロ−p−7エニレンジアミン、p−=)o−
0−フェニレンジアミン、ピクラミン酸、ピクラミン酸
ナトリウム、ピクリン酸、クロムブラウムRH,ヘマテ
ィン、硫酸ニトロ−p−−フェニレンジアミン、硫酸−
p−ニドo−o−フェニレンジアミン、硫酸−p−二ト
ローm−7エニレンジアミン、1−アミノ−4−メチル
アミノアントラキノン、1.4−ジアミノアントラキノ
ン;酸性染料である赤色2号、赤色3号、赤色102号
、赤色104号、赤色105号、赤色106号、黄色4
号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号、赤色2
01号、赤色227号、赤色230号、赤色231号、
赤色232号、橙色205号、橙色207号、黄色20
2号、黄色203号、緑色201号、緑色204号、緑
色205号、青色202号、青色203号、青色205
号、かっ色201号、赤色401号、赤色502号、赤
色503号、赤色504号、赤色506号、橙色402
号、黄色402号、黄色403号、黄色406号、黄色
407号、緑色401号、緑色402号、紫色401号
、黒色401号;油溶性染料である赤色215号、赤色
218号、赤色225号、橙色201号、橙色206号
、黄色201号、黄色204号、緑色202号、紫色2
01号、赤色501号、赤色505号、橙色403号、
黄色404号、黄色405号、青色403号;塩基性染
料である赤色213号、赤色214号;ウィリアムズ(
Williams)社製の塩基性染料であるシーナブラ
ウン(Sienna Brawn)、マホガニ(Mah
ogany)、マダーレッド(Madder Red)
、スティールブル−(Steel Blue)、ストロ
ーイx o−(StrawYellow)等が挙げられ
る。
これらの直接染料は、組成物中にo、ooi〜5重量%
好ましくは0.O1〜3重量%配合して用いるとよい。
本発明組成物の中には、染料の安定剤として酸化防止剤
を含有する必要がある。この酸化防止剤の具体例として
は、アスコルビン酸またはその塩、メタ重亜硫酸塩、亜
ジチオン酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、チオ硫酸塩、チ
オグリコール酸塩等が挙げられ、その量は、通常0.0
5〜1重量%の濃度で使用される。
また、本発明の染色剤組成物には、微妙な色調の制御の
ために必要であればさらに公知のカップリング物質およ
びその他のプレカーサーを使用することができる。
斯かるカップリング物質の具体例としては、例えば1−
フェニル−3−メチルピラゾロン、1−フェニル−3−
アミノピラゾロン、1−フェニル−3,5−ジケトピラ
ゾリジン、l−メチル−7−メチルアミノ−4−ヒドロ
キシキノロン、ベンズカテキン等が挙げられる。
また、その他のプレカーサーとしては、p−アミノフェ
ノール、p−メチルアミノフェノール、5−アミノサリ
チル酸、2−クロロ−4−アミノフェノール等が挙げら
れる。
本発明の染毛剤組成物は通常、クリーム、エマルジョン
、ゲル、溶液等の剤型で提供されるのが好ましい。この
ような剤型とするには、前記顕色物質およびカップリン
グ物質に、通常化粧品分野において用いられる湿潤剤(
乳化剤)、可溶化剤、増粘剤、安定化剤、感触向上剤、
整髪基剤、香料等を添加し、常法に従って製造すればよ
い。
用いられる湿潤剤(乳化剤)としては、例エバアルキル
ベンゼンスルホネート、脂肪アルコールサルフヱート、
アルキルスルホネート、脂肪酸アルカノールアミド、エ
チレンオキシドと脂肪アルコールとの付加生成物等が挙
げられる。また増粘剤としては、例えばカルボキシビニ
ルポリマー、ポリエチレングリコール、ヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシエチルセルロース、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、デンプン、高
級脂肪アルコール、パラフィン油、脂肪酸等が挙げられ
、感触向上剤、整髪基剤としては、例えばシリコーン、
高級アルコール、各種非イオン界面活性剤等の油剤、各
種のカチオンポリマー等が挙げられる。
これらの剤型において、組成物全体のpHは1〜11程
度に調整されるのが好ましい。pHがこの範囲外にある
と皮膚に刺激を与える恐れがある。
また本発明組成物は、貯蔵時での空気との接触を避ける
ための工夫を必要とする。その工夫としては、不活性ガ
ス(窒素、二酸化炭素、液化性ガスの噴射剤)存在下で
のエアゾール系、ヘッドスペースを残さないような容器
(アルミニウムチューブ、ガスバリヤ−性フィルムによ
るピロータイプ包装等)への充填等、公知の方法に従っ
た手段を用いることが好ましい。
本発明組成物は1剤式染毛剤の他、捺染性を有するカラ
リングムース、カラリングジェル、シャンプー リンス
等積々の剤型で用いることが出来る。
本発明組成物をもちいて、角質繊維の染色を実施するに
は、本発明組成物を角質繊維に適用し、5〜50分、好
ましくは10〜30分前後の放置時間をおいて洗浄し、
乾燥することによって行われる。ここで染色液の適用は
、15〜40℃で行われる。
また、本発明組成物をpH6以下の低いpH領域で用い
た場合には1回の染色性は充分ではないが、繰り返し染
色することにより充分な強度の染色性が得られる。
〔発明の効果〕
本発明の染毛剤組成物は毛髪に対する染着性、日光堅ろ
う性、耐洗濯性に優れ、使用も簡便なものであり、さら
にはこれを用いて白髪を染色すれば、自然な毛髪の黒を
基調とした色調を短時間で得ることが可能である。また
、直接染料を加えることにより、より染色性の高い多彩
な色調を得ることが可能となる。
〔実施例〕
実施例1 下記の第1表に示す組成の染毛剤組成物を調製した。
以下余白 上記の各組成物をヤギ毛に塗布し、それぞれ10分間室
温で放置後、水、洗して、さらにシャンプーとリンスを
行なったところ、比較品1の組成物ではヤギ毛は全く染
色されなかった。
また、比較品2、本発明品1および本発明品2により処
理したヤギ毛についてそれぞれ反射吸収スペクトルを測
定したく第1図〉。
比較品2では、λ=450〜500 nmに反射吸収極
大を示し、不自然な赤みが認められる。
一方、本発明品1では、トルエン−2,5−ジアミンと
2,4−ジアミノフェノールのカップリング生成物に伴
う、栗色がかった黒糸の色調が得られる。また、本発明
品ではトルエン−2,5−ジアミンとm−フェニレンジ
アミンとのカップリング生成物による青み(λ=600
〜650 nm)がさらに上乗せされ、自然な黒縁色と
なる。
実施例2 実施例1の本発明品1中のトルエン−2゜5−ジアミン
をp−フェニレンジアミンに置き換えて染毛剤組成物を
調製した。これを本発明品3とする。この組成物をヤギ
毛に塗布し、10分間室温放置後、洗浄したところ、ヤ
ギ毛は栗色がかった黒色に染まった。
実施例3 実施例1の本発明品2中のトルエン−2゜5−ジアミン
をp−フェニレンジアミンに置き換えて染毛剤組成物を
調製した。これを本発明品4とする。この組成物をヤギ
毛に塗布し、10分間室温放置後、洗浄したところ、ヤ
ギ毛は自然な黒縁色に染まった。
実施例4 実施例1の本発明品2中のm−フェニレンジアミンを2
.4−ジアミノトルエンに置き換えて染毛剤組成物を調
製した。これを本発明品5とする。この組成物をヤギ毛
に塗布し、10分間室温放置後、洗浄したところ、ヤギ
毛は自然な黒縁色に染まった。
実施例5 実施例1の本発明品2中のm−フェニレンジアミンを2
.6−ジアミツピリジンに置き換えて染毛剤組成物を調
製した。これを本発明品6とする。この組成物をヤギ毛
に塗布し、10分間室温放置後、洗浄したところ、ヤギ
毛は自然な黒縁色に染まった。
実施例6 実施例1の本発明品2中のm−フェニレンジアミン(0
,25重量%)をレゾルシン(0,5重量%)に置き換
えて染毛剤組成物を調製した。
これを本発明品7とする。この組成物をヤギ毛に塗布し
、10分間室温放置後、洗浄したところ、ヤギ毛は自然
な黒色に染まった。
実施例7 実施例1の本発明品2中のm−フェニレンジアミン(0
,25重量%)をα−ナフトール(0,3重量%〉とレ
ゾルシン(0,3重量%)の混合物に換えて染毛剤組成
物を調製した。これを本発明品8とする。この組成物を
ヤギ毛に除水 1   1 n 益聞宏遺te 薯2名
   ル遁 1 ト 声 、−ろ、ヤギ毛は自然な黒色
に染まった。
実施例8 実施例1の本発明品2中に、さらにスティールブルー[
5teel Blue ;ウィリアムズ(Willia
ms)社製〕を加えて染毛剤m酸物を調製した。これを
本発明品9とする。この組成物をヤギ毛に塗布し、10
分間室温放置後、洗浄したところ、ヤギ毛は青味がかっ
た黒色に染まった。
実施例9 下記組成の染毛剤組成物を調製した。
(重量%) オレイン酸           5.00オレイン酸
ジエタノールアミド  4.00オレイルアルコール 
      1.00ポリオキシエチレンオクチルド 
5.00デシルエーテル エタノール 7.50 プロピレングリコール     5.0050%チオグ
リコール酸アンモ 0.25二カム レゾルシン 0.20 m−フェニレンジアミン     0.032.4−ジ
アミノフェノール  0.90塩酸塩 28%アンモニア水    p)19調整量精製水  
        バランス量これを本発明品10とする
。この組成物をヤギ毛に塗布し、10分間室温放置後、
洗浄したことろ、ヤギ毛は自然な栗色に染まった。
実施例10 下記組成の染毛剤組成物を調製した。
(重量%) オレイン酸           5.00オレイン酸
ジエタノールアミド  4o00オレイルアルコール 
      1.00ポリオキシエチレンオクチルド 
5.00デシルエーテル エタノール 7.50 プロピレングリコール 5.00 50%チオグリコール酸アンモ ニウム 0.25 m−アミノフェノール 0.40 レゾルシン 0.20 m−フェニレンジアミン     0.0328%アン
モニア水     pH9調整量精製水       
    バランス量これを本発明品11とする。この組
成物をヤギ毛に塗布し、10分間室温放置後、洗浄した
ところ、ヤギ毛はわずかに栗色がかった黒色に染まった
実施例11 下記組成の染毛剤組成物を調製した。
(重量%) ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 2.50アスコルビ
ン酸 0.20 レゾルシン           0.20m−フェニ
レンジアミン      0.032.4−ジアミノフ
ェノール塩酸塩0.90リン酸          P
t15.0調整量精製水           ノくラ
ンス量これを本発明品12とする。この組成物をヤギ毛
に塗布し、10分間室温放置後洗浄した。この操作を1
日■回ずつ1週間繰り返したところ、ヤギ毛は自然な黒
色に染まった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1にて染毛剤で処理したヤギ毛の反射吸
収スペクトルを示す図面である。 以  上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の成分(a)及び(b) (a)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基
    、炭素数1〜8のヒドロキシアルキル基、▲数式、化学
    式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼または−SO_3Hを示し、R_2は水素原子、炭
    素数1〜8のアルキル基または炭素数1〜8のヒドロキ
    シアルキル基を示し、R_3、R_4は同一かまたは異
    なって、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数
    2〜4のアルコキシ基、ハロゲン原子、 −COOH、−COOR_5(R_5は炭素数1〜4の
    アルキル基)、−CONH_2または−SO_3Hを示
    す〕で表わされるp−ジアミン誘導体若しくはその塩の
    中より選ばれる1種または2種以上のp−ジアミン類 (b)2,4−ジアミノフェノール若しくはその塩を含
    有し、かつ(a)成分と(b)成分のモル比が100:
    1〜1:5であることを特徴とする空気酸化型1剤式染
    毛剤組成物。 2、更に次の成分(c)を添加してなる請求項1記載の
    空気酸化型1剤式染毛剤組成物 (c)次の(i)、(ii)及び(iii)の化合物の
    中より選ばれる1種又は2種以上(i)一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、XはNまたはCHを示し、R_6、R_7、R
    _8、R_9は同一かまたは異なって水素原子、炭素数
    1〜8のアルキル基または炭素数1〜8のヒドロキシア
    ルキル基を示し、R_1_0は炭素数1〜4のアルキル
    基、炭素数1〜4のアルコキシ基、−O(CH_2)_
    nOH(ここでnは1〜4の数)、ハロゲン原子、−C
    OOH、−COOR_1_1(R_1_1は炭素数1〜
    4のアルキル基)、−CONH_2または−SO_3H
    を示す〕で表されるm−ジアミン誘導体若しくはその塩 (ii)フェノール類 (ii)ナフトール類 3、更に(d)成分として直接染料を添加してなる請求
    項1または2記載の空気酸化型1剤式染毛剤組成物。
JP3806490A 1989-02-20 1990-02-19 空気酸化型1剤式染毛剤組成物 Granted JPH0386813A (ja)

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JP15350189 1989-06-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017503848A (ja) * 2014-01-24 2017-02-02 コーム インターナショナル リミテッドCombe International Ltd. 段階的ヘアカラー組成物及びその使用方法

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