JPH0385729A - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JPH0385729A
JPH0385729A JP22141989A JP22141989A JPH0385729A JP H0385729 A JPH0385729 A JP H0385729A JP 22141989 A JP22141989 A JP 22141989A JP 22141989 A JP22141989 A JP 22141989A JP H0385729 A JPH0385729 A JP H0385729A
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JP
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wiring
laser
annealing
forming
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JP22141989A
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English (en)
Inventor
Mikio Hongo
幹雄 本郷
Junzo Azuma
淳三 東
Katsuro Mizukoshi
克郎 水越
Hidezo Sano
秀造 佐野
Takashi Kamimura
隆 上村
Takahiko Takahashi
高橋 貴彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の表面に配線を形成する方法に係り
、特に試作した半導体装置に部分的な不良が存在する場
合に不良箇所を特定したり補修するのに好適な配線形成
方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、半導体装置は高集積化が著しく、配線層について
も多層化が進んでいる。このため開発過程にある半導体
装置が設計通りに動作するとは限らず、チップ上の配線
を切断したり、あるいは任意部分を接続することにより
不良箇所を特定したり、あるいは補修することにより暫
定的に完全な動作が得られる様にして特性の評価か行わ
れている。
これらのうち任意の箇所を接続する方法として、エクス
テント・アブス1〜ラクト・オン・ザ・セブンティーン
ス・コンファレンス・オン・ソリッド・ステー1〜・デ
バイス・アンド・マテリアルズ、東京(1,985年)
第193頁から第196頁(E xtendedAbs
tracts  of  the  1.7−th  
Conference  onSoijdState 
 Devjces  and  Materials。
T okyo  1985  ρp193〜196)で
論じられている方法がある。すなわち、X−Yステージ
上に設置されたCVDセル内にMo(Co)、蒸気と大
気圧A、 rガスを導入し、CVDセル内のSj○2で
コーティングされたS」基板に、初め数10μWのA、
rイオンレーザの第2高調波(波長257nm)を前側
して光化学反応によりMo膜を析出し、次に数100m
WのArイオンレーザの基本波(波長515nm)を光
化学反応で析出したMo膜に照射して局部的に熱CVD
を行った後、CVDセルをX、 −Yステージにより移
動させてMo配線を形成して任意の箇所を接続するもの
である。
また、プラズマ誘起CVDにより形成したM、 。
膜を1000°Cで1時間アニールすることにより膜質
を改善する技術がシン・ソリッド・フィルム147号(
1,987年)の1.93−202ページ(Thjn 
 So]j、dFilm、 147 (1987) p
p]93−202)に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
節玉の上記従来技術は、形成したMo配線の比抵抗が4
0μΩ・σとバルクの比抵抗(5,4μΩ・an)の8
倍も大きい。このため大型計算機等に用いられている高
速論理LSIの配線に使用すると、信号が遅延し特性の
評価が行えない。
配線の抵抗値を低減するための対策として配線膜厚を増
加する方法があるが、レーザCVDにより形成された膜
の残留応力、基板との膨張率の差などにより、クラック
の発生や剥離等が生じ、膜厚の増加には限界がある。
従って配線の抵抗値を低減するためには配線自体の比抵
抗を低減することが不可欠である。
また、第2の従来技術は半導体チップ全体を1000’
Cに加熱する必要があり、基板内の拡散層やAQ配線を
形成した後では、この様な高温の熱処理は許されない。
本発明の目的は、信号遅延の生じない比抵抗の小さい配
線を形成する方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、レーザCVDにより形成した配線を非酸化
あるいは還元雰囲気中に保つ真空装置と、・ 4 当該配線の幅と同程度に集光したエネルギービーム、例
えば配線の幅と同程度に集光したレーザ光を照射する手
段により、当該配線の焼鈍を行って膜質を向上させるこ
とで遠戚される。これに関して、特開昭63−5244
2に開示されているが、本発明はこれをさらに改良した
ものである。
〔作用〕
レーザ光照射により焼鈍の対象となる配線は、予めCV
Dガス雰囲気中で集光されたエネルギービームを試料(
半導体集積回路)に照射しつつ移動することにより形成
されている。当該配線をとりま<CVDガスを排気し、
1O−5Torr以上の真空中、あるいは不活性ガス若
しくは還元ガス雰囲気中に当該試料が保たれることで、
焼鈍の過程で配線表面が酸化されることを防止している
前記配線の幅と同程度に集束したエネルギービーム(レ
ーザ光)を照射することにより、均一な焼鈍と高速な処
理が可能となる。当該幅より極端に小さく集光した場合
には配線幅全体にわたってするため、−1−分な効果が
得られないだけでなく、配線が損傷を受けることもある
レーザ等のエネルギービームの照射を受けた前記配線は
、局所的に加熱され、配線材料の結晶性の改善、炭素、
酸素等の不純物の除去により、配線の比抵抗を低減され
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
ます本発明の方法を実施するのに最適な装置を第1図に
示す。当該装置は、 レーザ光2を発振するレーザ発振器1、レーザ光2を反
射して試料19に導くためのダイクロインクミラー3と
レーザ光2を集光して試料]9上に照射するための対物
レンズ4から成る加工光学系と観察光源5とレーザ光2
の波長に近い波長の観察光8を取り出すためのフィルタ
6と観察光8を試料19上に導くためのハーフミラ−7
、そして試料19の像を結像するための結像レンズ9.
プリズム】0.接眼レンズ11とから成る観察光学系と
、配線形成の対象となる試料19を収納するチャンバ1
3であって、レーザ光2を導入するためのウィンド+2
.CVD材料ガスを納めたボンベ16からバルブ15を
介して接続されたガス導入配管14.バルブ18を介し
て図示しない真空排気装置に接続された排気用配管17
から成るガス供給排気系を有し、更に、試料19を載置
しレーザ光2及び観察光8との焦点合わせのため試料1
9を光軸方向に移動させるためのZステージ20、試料
19を前記光軸に垂直な平面内で移動させるXYステー
ジ21から成る試料位置特定手段を有するチャンバ13
と、前記Zステージ20及びXYステージ21の暉動並
びに前記レーザ光2の光路を開閉するシャッタ23の能
動を制御するコンピュータ22、の各々の構成要素から
成りたっている。
次に上記装置を用いた配線形成の手順を説明する。
まず、バルブ15を閉し、バルブ18を開けてチャンバ
13内を真空排気装置(図示せず)により10″T o
rr以上の真空度になるまで排気する。しかる後バルブ
18を閉しておいてからバルブ15を開けてCVDガス
を所望の圧力になるまでチャンバ13内に導入し、バル
ブ15を閉してCVDガスをチャンバ13内に閉し込め
た状態にする。その後、観察光学系により試料19上の
パターンを観察しつつXYステージ21により試料を任
意の場所に移動させる。
次にレーザ発振器]、よりレーザ光2を発振し、シャッ
タ23を開けてレーザ光2を対物レンズ4により集光し
て試料19の任意の場所に照射する。CVDガスはレー
ザ光2の熱エネルギーにより分解され、配線材料を析出
する。当該析出はコンピュータ22で制御されたX、 
Yステージ20の動きに沿って所望の接続位置まで任意
の速度で移動する。配線形成はシャッタ23を閉じてレ
ーザ光2の照射を打ち切ることで終了する。
全ての配線を形成した後、バルブ18を開けて真空排気
装置(図示せず)によりチャンバ13内のCVDガスを
排気し、少なくとも10 ’ Torrの真空とする。
そして前記の方法で形成した配線に対して、レーザ光2
の照射径が配線の幅と同程度になる様に試料19を2ス
テージ20により光軸方向に前後させる。こうして得ら
れたデフォーカスのレーザ光を配線部分のみに照射する
様に、コンピュータ22でXYステージ21を制御し、
任意の速度で移動させて前記配線をアニールする。
次に配線形成の手順を第2図により具体的に説明する。
まず第2図(、)にSi基板30上に5102膜31を
介してAQ配線層33が形成されパシベーション膜32
が全面に形成された試料を示す。接続を要する部分のA
Q配線層33上のパシベーション膜32はリングラフィ
技術を用いたエツチングやレーザ加工、イオンビーム加
工等の手法により窓あけが戊され、窓あけ部分34a、
34bが形成されている。この試料を第2図(b)の様
にCVDガス35雰囲気内(たとえばM o (C○)
6の蒸気0.ITorr)に載置し、窓あけ部分34a
に集光したレーザ光2(たとえばArレーザの基本波、
パワー200mW)を照射する。
そしてCVDガス35を熱化学反応により分解しMo膜
36を析出しながら矢印の方向に試料を任意の速度(た
とえば1 、0mm / min )で窓あけ部34b
まで移動させる。このようにして第2図(c)に示す様
にMo膜36により窓あけ部34a、34bにあるAQ
配線同士を接続する。次に第2図(d)に示す様にCV
Dガス35を排気して少なくとも10″Torrの真空
雰囲気に試料をさらす。そしてレーザ光2のMo膜36
に対する照射径がMO膜36と同程度になる様に試料を
光軸方向に前後にずらし、窓あけ部34aに堆積済みの
Mo膜36に照射してアニルする。矢印の方向に試料を
移動させて、当該照射が窓あけ部34bまで威されるよ
うにし、M、 o膜3日のみを第2図(e)に示す様に
アニールする。
この方法では、アニールを行うときにレーザ光2をMo
膜36の幅と同程度の径にして照射しているので、アニ
ールが短時間かつ均一に行える。収束レーザ光によって
複数回照射するときは、堆積済みのMo膜36の剥離、
劣化が生しやすく、膜自体に応力ストレスが残りやすい
本方法によるアニールの効果は、堆積済みのMo膜では
比抵抗が約30μΩ・(1)であるのに対し、アニール
後のMo膜38の比抵抗は約11μΩ・(1)となり、
約40%に比抵抗の低減が行える。アニール前後のMo
膜の幾何学的形状には大きな変化はない。従って膜厚、
配線幅を変えずに、レーザアニールによりMo膜の結晶
性改善、炭素、酸素等の不純物の除去が行える。
Siウェハ上に1.85μmのSj○2膜が形成された
試料上にMo配線を形成する場合について詳述する。チ
ャンバ13内をIXl、OTorr以下まで排気した後
、M o (C○)6ガス圧が0.ITorrまで供給
し、その圧力を保つ。Arレーザ発振器より発振された
レーザ光を対物レンズ約3μmのスポットに集光して照
射しつつステージを移動し、配線を形成した。レーザ照
射出力200mW、移動速度1mm/mjnの時に形成
されたMo配線は、膜厚0.25〜0.35μm。
配線巾8.5〜10.0μmで、判定した抵抗値から換
算した比抵抗は25〜30μΩ・師であった。
上記配線を多数形成して、真空中(IXl、F’T o
rr以下)で再度、配線上にレーザを照射しつつ、ステ
ージを移動した。移動速度は0.1mm/mJn一定と
し、レーザ照射出力を]OOmW 、 300mW 、
 500mW1 の三段階で照射した。その結果は第3図に示す様に1.
OOmWで比抵抗は30〜34μΩ・an 、 300
mWで15〜18μΩ・cm、500mWで10〜14
μΩ・印であった。
これら比抵抗が変化した原因を調べるため、アニールし
なかった配線と500mWでアニールした配線を、それ
ぞれマイクロ・オージェ分光分析とX線回折分析で分析
した。
アニールなしの配線のオージェ分光分析結果を第4図に
、X線回折分析結果を第5図に示す。アニールなしの配
線は第4図からMo、C,0で構成されていること、第
5図からそれらの元素は金属MOとMooC(モリブデ
ン・オキシ・カーバイド)の構造を持つことがわかる。
また、500mWでアニールした配線のオージェ光分析
結果を第6図に、X線回折分析結果を第7図に示す。ア
ニール後の配線は第6図からMOのみで構成されており
、他の元素はノイズレベル以下であること、第7図から
M、 oは金属MOでありそれ以外にはMO□C(モリ
ブデン・カーバイド)の極く弱いピークが認められるの
みであることがわかった。これらの結果2 から、レーザCVDて形成した配線は、MoとM 。
OCの混合物であり、真空中でのレーザアニールにより
、MooCが分解して大多数のCと○は除去され、わず
かにMO□Cの形でCが残留していることがわかった。
即ち、レーザアニールによる比抵抗の低下は配線中の金
属Moの構成化が増加したことによる。
またレーザアニールの効果の走査速度依存性を調べた。
アニールのレーザ出力を500mWと一定にし、ステー
ジの移動速度をO,I−5,0mm/n+jnの間で変
化させてアニールした後の比抵抗を第8図に示す。この
結果より、アニール前の比抵抗の平均値が28μΩ・印
であったのに対し、アニール後は走査速度0.1〜5.
0mm/mjnの範囲では、走査速度に無関係に10〜
14μΩ・印と、アニールにより比抵抗が王/2以下に
減少していることがわかる。
なお、本実験においては約3μmφに集光したレーザス
ポラI・により約9μm幅のMo配線を形成し、同じ集
光径のスポラ1−によりアニールを行ったが、レーザス
ポラl−の通過した部分が約5μm幅にわたって、やや
金属光沢が増し、アニールされたことが外観上からも確
認できた。アニール時のレーザ出カフ00mWでは、レ
ーザスポットの中心で断続的にMo配線へのダメージが
発生し、実用できないこともわかった。また、レーザ光
を焦点位置からやや外した状態で照射することにより(
例えば集光径を約6μmφにして照射することにより)
、はぼ配線全体をアニールできることを確認した。
上記した様に、レーザCVDにより形成した配線を真空
中で再度レーザを照射してアニールすることにより、比
抵抗を低減することができる。即ち、低抵抗配線を形成
することができる。
次に、Sjウェハ上に3層のAQ配線が形成され、層間
締縁膜および最終的な保護膜が合計6μm形成されたL
SIチップ上にレーザCVDで配線を形成した。形成条
件は、Mo (c O)sガス圧0、]、Torr+ス
テージの移動速度15μm/sec (0,9mm/m
1n)一定とし、配線形成時のレーザ出力を1.00.
 ]、50,200の3段階で形成した。LSIチップ
の表面は下層のAfl配線の有無により凹凸が無数にあ
り、Mo配線の断面積を測定することが困難なため、単
位長さ当りの配線抵抗を測定した。形成直後の配線抵抗
はレーザ出力100mW時で77Ω/mm、 150m
Wで45Ω/mm、 200mWで28Ω/mmであっ
た。
また別なチップ上に同一条件で配線を形成し、アニール
レーザ出力400mW、走査速度20 It m / 
5ee(1,2mm/m1n)でレーザアニールを施し
た。その結果、100mWで形成した配線のアニール後
の配線抵抗は39Ω/mm、 150mWの配線は30
Ω/mm、 200mWの配線は2IΩ/mmであった
配線形成時のレーザ出力が低いもの程、同一条件のレー
ザアニールでの配線抵抗低下が著しいことがわかる。こ
れらの配線の信頼度を評価するため、配線を形成したチ
ップを温度サイクル試験にかけた。温度サイクルは1時
間に一50’C〜+150℃の温度変化を行うものであ
る。
レーザアニールを施していない配線の温度サイクル試験
結果を第9図に示す。温度サイクル70回後には、1.
OOmWで形成した配線は150Ω/mm、 1.50
mWの配線は65Ω/mm、 200mWの配線は35
Ω/mmと配線抵抗が増大しており、低パワーで形成し
た配線はど増加率が大きい。
これに対して4(10+nWのレーザパワーでアニール
を施した配線は、第10図に示す様に温度サイクル70
回後でも、規定のばらつき程度の変化しか認められず、
実効的に配線抵抗は変化しなかったと考えられる。
以上の結果から、高パワーで形成した配線の方がレーザ
アニールによる抵抗値低減の比率が小さく、かつ温度サ
イクルによる抵抗値増加率が小さいのは配線形成時に十
分なパワーを照射することにより析出した配線が十分に
加熱されるため、部分的にレーザアニールを施したのと
同し結果、即ち金属Moの比率が高い配線が形成されて
いるためである。
また、低パワーで形成した配線はレーザアニルによる配
線抵抗の低下率が大きく、かつアニルを施していない配
線が温度サイクルによる配線抵抗の増加率も大きいのは
、低パワーで形成するため、配線中のM o OCの比
率が大きいことによる。
レーザアニールを実施する場合は、形成された配線全体
を加熱することが望ましく、またアニルは配線形成に比
較すると高パワー密度であるため、配線部以外を照射し
ない様に、対策する必要がある。熱伝導によるアニール
領域の広がりを考慮すると、配線幅より2〜4μm狭い
領域にレーザ照射してアニールすることが最適と考える
以上に述べた様に、配線形成条件によらず、レーザアニ
ールを施すことにより高信頼度な配線を形成することが
できる。
次に本発明の別な実施例である配線形成方法について第
11図により説明する。
装置の構成で、加工光学系と観察光学系の構成は第1図
で説明したものと同じである。チャンバ40には、上部
にレーザ光2を導入するためのウィンド12があり、内
部には試料19にCVDガスを吹き付けられるように設
置されたノズル41があり、そのノズル41の先にはC
VDガスを納めたボンベ16とCVDガスの流量を調節
するためのバルブ15がつながっている。また試料19
に還元ガスを吹き付けられるように設置されたノズル4
2があり、そのノズル42の先には還元ガスを納めたボ
ンベ44と還元ガスの流量を調節するためのバルブ43
がつながっている。そしてノズル41..42と対向す
るようにCVDガスと還元ガスを排気するための排気管
45があり、その排気管45には排気量を調節するため
のバルブ18がつながっており、CVDガスあるいは還
元ガスを一定の量で排気できるようになっている。
試料19はレーザ光2及び観察光8との焦点を合わせる
ため光軸方向に前後する2ステージ20と、X、Yステ
ージ21上に載置されている。Zステージ20及びXY
ステージ21はコンピュータ22に接続してあり、所定
の位置に任意の速度で移動制御が可能である。
次に上記した装置を用いた配線形成の手順を説明する。
q まず、バルブ15.43を閉した状態でバルブ18を開
けてチャンバ40内を真空排気装置(図示せず)により
少なくとも10  Torrの真空度になるまで排気す
る。その排気中にwt察先光学系より試料19のパター
ンを観察しつつXYステージ21で試料19を任意の場
所に移動させておく。しかる後バルブI5を開けてCV
Dガスをノズル41より試料19に吹き付ける。吹き付
けられたCVDガスは排気管45から排気され、CVD
ガス試料19付近のみに存在することとなる。この状態
でレーザ光2を対物レンズ4により集光して試料19の
任意の場所に照射し、その熱エネルギーによりCVDガ
スを分解して配線材料を析出させる。この析出コンピュ
ータ22で制御しているXYステージ21の移動に沿っ
て接続を行いたい位置まで任意の速度で移動する。
そして所望の配線を形成した後、シャッタ23を閉じて
レーザ光2の光路を遮断し配線形成の工程を終了する。
そして、全ての補修用配線を形成した後にバルブ15を
閉じてCVDガスの供給を停止する。次にバルブ43を
開けて還元ガスをノズル42より試料19に吹き付ける
。吹き付けられた還元ガスは排気管45から排気され、
還元ガスは試料19付近のみに存在することとなる。こ
の状態で前記の方法で形成した配線に対するレーザ光2
の照射径が、当該配線の幅と同程度になる様に、試料1
9を2ステージ20により光軸方向に前後させる。この
ようにしてレーザ光2の焦点がずれた状態で配線部分の
みに当該レーザ光2が照射される様にコンピュータ22
でXYステージ21を制御し、任意の速度で移動させ配
線をアニールする。
これにより、配線の結晶性の改善や炭素・酸素等の不純
物除去が行え、比抵抗を小さくできる効果がある。
なお、本実施例ではアニール時に還元ガスを吹きつけな
からレーザを照射したが、必ずしも還元ガスはなくとも
良い。即ち、真空中でのレーザアニールによっても、十
分に目的を達することができる。
更に本実施例によれば、配線を形成した後にCVDガス
を完全に排気する必要がないため、配線形成後のアニー
ル過程への移行が速やかに行える効果がある。
ここで、第1図および第11図に示した様にレーザ光2
を集光するために、対物レンズ4を使用しているが、ア
ニール時のスポット径を変えるために焦点距離の異なる
2種類以上の対物レンズを切換えて使用しても良いし、
ズームレンズを使用しても良い。また、アニール時にシ
リンドリカルレンズに切換え、レーザ光を線状に集光し
ても良く配線巾方向に均一なアニールを行うことができ
る。
この他、微細なスポット径に集光したまま、配線幅方向
にレーザ光をガルバノメータ、E○(電気光学)素子、
 AO(音響光学)素子などの手段により走査しつつ、
走査方向と直角方向にステージの移動により配線全体を
レーザアニールすることができる。
また、本発明の詳細な説明するために、レーザCVDで
形成した配線についてのみ述べて来た。
しかし本発明はこれに限定されるものではなく、他の手
段例えばFIB(集束イオンビーム)CVDで形威した
配線についても、配線形成後に真空中あるいは還元雰囲
気中でレーザ光を照射してアニールすることにより、配
線膜の比抵抗を劇的に低減することができる。あるいは
プラズマ励起C■DによりW(Co)、、Mo(Co)
6等の材料ガスによりW、Mo等の金属膜を形威し、フ
ォトエツチングの技術により配線を形成した後、レーザ
光を照射してアニールすることにより、基板全体を加熱
することなく低抵抗配線を得ることができる。ここで述
べたFIBCVD、プラズマ励起CVD等で形成した配
線に対するレーザアニールの条件は、本発明の実施例で
詳述したレーザCVDで形成した配線に対する条件と同
等である。
ここで、配線材料としMoを析出させるためにM、 o
 (CO) sを用いたがMoCfl 、 、 Mo 
F 、等を用いることもできる。また、他の配線材料と
してWを析出させる場合W(Co)、、 WF6. N
 iを析出させる場合N1(Co)4を使用し、析出と
アニールを行うレーザ光としてA、 rレーザの可視波
長を用いる組合せや、Arレーザの第2高調波(波長2
57nm)を用いてA M (CH3)2からAQ、 
Cd(CH3)2からCdを析出させ、Arレーザの基
本波によりアニールを行う組合せを使用することができ
るが、CVD材料ガスとして金属カルボニルを用いた場
合、レーザアニールによる比抵抗低減の効果は極めて大
きい。但し、本発明はこれらに限定されるものではない
。特にレーザによるアニールはレーザによる加熱を利用
したものであり、Krレーザ。
YAGレーザの基本波およびその高調波、およびアニー
ルする金属膜の寸法が許すならばCO2レーザを適用す
ることも可能である。また−船釣に熱処理を施す場合は
連続発振光が望ましいが、処理時間が許すならばパルス
レーザ光を使用しても効果は同じである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、レーザCVDで形成した配線の抵抗値
を低減できるので、信号遅延が問題となるような半導体
装置の補修用配線に用いることができる。また、上記配
線のみにレーザ等のエネルギービームを照射するため、
周囲の完成した素子2.3 に熱影響を与えることなく補修できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の配線形成を行うための一実施例を示す
図、第2図は本発明の配線形成工程を説明する図、第3
図はアニール時のレーザパワーとMo配線の比抵抗の関
係を示す図、第4図はアニール前のMo配線オーシュ分
析結果を示す図、第5図はアニール前のMo配線のX線
回折分析結果を示す図、第6図はアニール後のMo配線
のオーシュ分析結果を示す図、第7図はアニール後のM
o配線のX線回折分析結果を示す図、第8図はアニール
時のレーザ光走査速度とMo配線の比抵抗の関係を示す
図、第9図はアニール前のMo配線の温度サイクルによ
る抵抗値の変化を示す図、第10図はアニール後のMo
配線の温度サイクルによる抵抗値の変化を示す図、第1
1図は本発明の配線形成を行うための他の実施例を示す
図である。 1・・レーザ発振器、   2・・レーザ光、4 ・対
物レンズ、   13・・・チャンバ、】6・CVDガ
ス用ボンベ、 19・・・試料、 21・・X、 −Yステージ。 33・・・AQ配線層、 36・・・Mo膜、 4+、、42・ノズル。 20・2ステージ、 22・・・コンピュータ、 34a 、 34b−窓あけ部、 38・アニールしたMo膜、 回斗 アニールのレーザ゛パワーと/1/Io配V上(支)醐
九第 + 岨 a) ムE5による元素分析 し) X線図#r1こよろ構達f浄才午

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体装置表面に配線を形成する方法であって、少
    なくとも配線材料の膜を形成する工程と上記配線材料を
    真空・還元雰囲気・不活性雰囲気のいずれかの雰囲気中
    でエネルギー・ビームによりアニールする工程を含むこ
    とを特徴とする配線形成方法。 2、特許請求の範囲第1項記載の配線形成方法において
    、アニールする工程が配線の幅と同程度に集光したレー
    ザ光の照射によるアニールであることを特徴とする配線
    形成方法。 3、特許請求の範囲第2項記載の配線形成方法において
    、配線材料膜を形成する工程が金属カルボニルを材料ガ
    スとしたCVD(化学気相蒸着)であることを特徴とす
    る配線形成方法。 4、特許請求の範囲第3項記載の配線形成方法において
    配線を形成する工程がレーザ光による材料ガスの熱分解
    を利用したレーザCVDによる直接形成であり、アニー
    ルする工程が配線形成に使用するレーザと同一のレーザ
    であることを特徴とする配線形成方法。 5、特許請求の範囲第3項記載の配線形成方向において
    、配線を形成する工程が集束イオンビームの照射による
    材料ガスの分解を利用したFIBCVDによる直接形成
    であることを特徴とする配線形成方法。 6、半導体装置表面に配線を形成する方法であって、半
    導体装置を格納する反応室と真空排気する工程と、上記
    反応室内に材料ガスのみを導入する工程と、上記材料ガ
    ス雰囲気にある半導体装置表面にレーザ光を集光照射し
    つつ配線経路に従って相対的に移動する工程と、真空中
    で再び半導体表面にレーザ光を集光照射しつつ配線経路
    に従って相対的に移動する工程を含む配線形成方法。
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