JPH0384237A - 減衰力可変型液圧緩衝器 - Google Patents

減衰力可変型液圧緩衝器

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JPH0384237A
JPH0384237A JP22263189A JP22263189A JPH0384237A JP H0384237 A JPH0384237 A JP H0384237A JP 22263189 A JP22263189 A JP 22263189A JP 22263189 A JP22263189 A JP 22263189A JP H0384237 A JPH0384237 A JP H0384237A
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hole
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Shigeru Kikushima
菊島 茂
Fumiyuki Yamaoka
史之 山岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車のサスペンションに用いるのに最適な
、減衰力特性を変化可能な液圧緩衝器に関する。
(従来の技術) 従来の減衰力可変型液圧緩衝器としては、例えば、特開
昭58−779F3号公報に記載されているようなもの
が知られている。
このような従来の減衰力可変型液圧緩衝器は、1本のコ
ントロールロッドにより、伸側と圧側との減衰力レンジ
を同時に低減衰力レンジや高減衰力レンジに段階的に切
り換えるようにしたものであった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の減衰力可変型液圧緩衝
器にあっては、上述のように、伸側と圧側との減衰力レ
ンジを、1本のコントロールロッドで同様の特性に変更
するようにしたものであるため、減衰力レンジが伸側と
圧側とで常に同一で、伸側と圧側とで状況に応じて最適
な減衰力レンジに設定することができないという問題が
あった。
また、減衰力レンジの変更が段階的な選択切換であるた
め、レンジの設定に限りがあり、各状況に応じた最適な
減衰力特性に設定することができないという問題があっ
た。
本発明は、上述のような従来の問題に着目して成された
もので、減衰力レンジの設定を、伸側と圧側とで別々に
独立して行なえると共に、各減衰力レンジの変更が無段
階的に行なえる減衰力可変型液圧緩衝器を提供すること
を目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述のような目的を達成するために1本発明の減衰力可
変型液圧緩衝器では、流体が充填されたシリンダ内を上
部室と下部室とに画成して設けられたピストンと、この
ピストンもしくはピストンに連結されたピストンロッド
に形成され、両室間を連通する伸側連通路及び圧側連通
路と1両連通路の途中にそれぞれ絞りを形成して設けら
れ、ピストンの軸方向に変位して絞り開度を変更可能な
伸側スプール及び圧側スプールと、前記ピストンロッド
内に内外2重の同軸状に設けられ1両スプールとアクチ
ュエータとをそれぞれ連結する伸側コントロールロッド
及び圧側コントロールロッドとを設けた。
(作 用) 本発明の減衰力可変型液圧緩衝器では、ピストンがスト
ロークして、流体が伸側連通路または圧側連通路を介し
て他方の室から一方の室に流通する。この流体の流通量
は、両連通路の途中に設けられた伸側スプールまたは圧
側スプールを変位させて絞り量を変えることで変化させ
ることができ、それにより減衰力レンジが変化する。
また、この絞り開度は、連続的に変化するから、それに
より、減衰力レンジが連続的に無段階に変化するもので
、従来のように、減衰力レンジを段階的に切り換えるも
のと違って、任意の減衰力レンジに変更させることがで
きる。
また、伸側コントロールロッドを介してアクチュエータ
の駆動を伸側スプールに伝達することで、伸側行程時に
発生する減衰力の特性のみを変更させることができるし
、一方、圧側コントロールロッドを介してアクチュエー
タの駆動を伸側スプールに伝達することで、圧側行程時
に発生する減衰力の特性のみを変更させることができる
また、両コントロールロッドを内外2重の同軸状に設け
ているため、両コントロールロッドの設置スペースがか
さばらず、また、作動性ち良好である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成について説明する。
第4図は、本発明実施例の減衰力可変型液圧緩衝器を示
す全体構成図であって、図中1は円筒状のシリンダを示
している。このシリンダlは、摺動自在に装填されたピ
ストン2によって、上部室Aと下部室Bとの2つの室に
画成され1両室A。
Bには油等の流体が充填され、さらに、シリンダlの下
部室B側にはフリーピストン20が摺動自在に装填され
、このフリーピストン20によって下部室Bの下方にピ
ストンロッド3の摺動体積分の流体を吸収するガス室C
が画成されている。
尚、同図において、laはシリンダlの開口部とピスト
ンロッド3との間をシールするオイルシール、lbはロ
ッドガイド、lcはパツキングランド、ldは車軸に取
り付けるためのアイを示している。
前記ピストン2は、スタッド5の先端小径部5aに取り
付けられ、該スタッド5の基端大径部5bはピストンロ
ッド3の先端にねじ結合されている。
即ち、第1図の要部断面図に示すように、スタッド5の
先端小径部5aに対して、ワッシャ6、圧側ディスクバ
ルブ8.ピストン2.伸側ディスクバルブ9.ワッシャ
11.カラー12を順次装着し、最後にナツト13で締
結して取り付けられている。
さらに詳述すると、前記ピストン2には、中央にスタッ
ド5の先端小径部5aを挿通するピストン貫通孔2aが
穿設され、この貫通孔2aとピストンロッド3との装着
部の断面形状がDカット状に形成されることによって、
ピストン2がスタッド5に対して回り止めされた状態で
取り付けられている。
また、ピストン2の上部室A (II+である上端面に
は、内外二重に圧側内側溝2bと圧側外側溝2Cが形成
されている。両溝2b、2cは、ピストン2の平面図で
ある第2図に示すように、はぼ環状に形成され、その外
周には、それぞれ内側シート面2dと外測シート面2e
が形成されている。そして、第1図に示すように、前記
圧側内側溝2bは、ピストン2に上下方向に穿設された
6つの圧側連通孔2fにより下部室Bに連通され、さら
に、この圧側内側溝2bは、ピストン2の上端面に形成
された圧側連通溝2g、2hとピストン貫通孔2a及び
スタッド5の先端小径部5aに形成された圧側ポート5
c、5cを介して圧側外側溝20と連通されている。
即ち、この圧側連通溝2g、2hとピストン貫通孔2a
及び圧側ボー)−5c、5cにより圧側バイパス路By
lを構成し、また、この圧側バイパス路Bylと圧側連
通孔2、特許請求の範囲の圧側連通路を構成している。
尚、両シート面2d、2eには圧側ディスクバルブ8が
当接され、また、このディスクバルブ8は内側シート面
2dの位置での剛性が高く形成されている。
一方、前記ピストン2の下部室B側の下端面も上端面側
と対称的な構成となっていて、即ち、下端面には、内外
二重に伸側内側溝2jと伸側外側溝2kが形成されてい
る。
両溝2j、2には、はぼ環状に形成され、その外周には
、それぞれ内側シート面2mと外側シート面2nが形成
されている。
そして、第1図に示すように、前記伸側内側溝2jは、
ピストン2に上下方向に穿設された8つの伸側連通孔2
pにより上部室Aに連通され、さらに、この伸側内側溝
2jは、ピストン2の下端面に形成された伸側連通溝2
q、2rとピストン貫通孔2a及びスタッド5の先端小
径部5aに形成された伸側ポート5d、5dを介して伸
側外側溝2にと連通されている。
即ち、この伸側連通溝2q、2rとピストン貫通孔2a
及び伸側ポート5d、5dにより伸側バイパス路By2
を構成し、また、この伸側バイパス路By2と伸側連通
孔2pにより、請求の範囲の伸側連通路を構成している
尚、両シート面2m、2nには前記伸側ディスクバルブ
9が当接され、また、内側シート面2mの位置に外周部
が配置され、この伸側ディスクバルブ9ち、内側シート
面2mの位置の剛性が高く形成されている。
さらに、前記スタッド5の内部には、軸芯部を上下方向
に貫通する貫通穴5eが穿設され、また、ピストンロッ
ド3の軸心部にも、この貫通穴5eと同心状の貫通穴3
aが穿設されている。
そして、この貫通穴3a及び貫通穴5e内には、円筒状
の圧側スプール14が回転可能に設けられ、その中途部
が貫通穴5eの内周面に対してねじ結合されている。つ
まり、この圧側スプール14は1回転することにより貫
通穴5e内において軸方向へ摺動可能となっていて、そ
の先端部と圧側ポート5c、5cとの間に絞りを形成可
能となっている。
そして、この絞りの開度変化に基づき、圧側バイパス路
Bylの流路断面積を連続的に無段階に変化可能となっ
ている。
また、前記圧側スプール14の摺動のための回転は、貫
通穴3a内に設けられた圧側コントロールロッド16に
より成されるもので、この圧側コントロールロッド16
は、円筒状をなし、第3図に示すように、ピストンロッ
ド3の上端部まで延在されると共に、その下端部には圧
側ジヨイント17が連結されている。そして、この圧側
ジヨイント17は、その下端部と、圧側スプール14の
上端部とが、対向する凹部と凸部を互いに歯合すること
で、圧側スプール14の軸方向摺動が可能な状態で圧側
コントロールロッド16の回転を圧側スプールI4に伝
達可能に設けられている。
また、前記貫通穴5eの下端部には伸側スプール15が
回転可能に設けられ、その下端部が貫通穴5eの内周面
に対してねじ結合されていて、回転することにより貫通
穴5e内において軸方向へ摺動可能となっている。そし
て、この伸側スプール15は、前記スタッド5の小径部
5aに形成された伸側ボート5d、5dと符合する位置
の外周縁部に伸側環状溝15aが形成されていて、その
軸方向摺動により伸full fi状満15aと伸側ボ
ート5d、5dとの間に絞りを形成可能となってい〜 る。
つまり、この絞りの開度変化に基づき、伸側バイパス路
By2の流路断面積を連続的に無段階に変化可能となっ
ている。
また、前記伸側スプール15の回転は、貫通穴3C内に
設けられた伸側コントロールロッド18により成される
もので、この伸側コントロールロッド18は、第3図に
示すように、ピストンロッド3の上端部まで延在され、
下端部ではジヨイント19を介して上下に2分割されて
いる。
尚、このジヨイント19は、筒状に形成され、上端部が
上側ロッド18aに嵌着されると共に、下端部に下側ロ
ッド18bの上端部をスプライン結合することにより、
下側ロッド18bの軸方向摺動と上側ロッド18aから
の回転伝達が可能な状態に接続されている。
一方、第3図に示すように1両コントロールロッド16
.18の上端部には、両コントロールロッド16.18
を回転操作するための可変操作ダイヤルL6a、18c
が設けられていて、この可変ダイヤル16a、18cに
対して、図外のモータアクチュエータから駆動力が入力
されるようになっている。
尚、前記貫通穴3aと圧側コントロールロッド16との
間、及び圧側ジヨイント17の中空部と上側ロッド18
aとの間がそれぞれシールリング20a、20bでシー
ルされている。
また、第1図において22.23.24はスラストブツ
シュ、25はリバウンドストッパを示している。
次に、実施例の作用について説明する。
(イ)伸行程時 ピストン2の伸行程時には、上部室Aの液圧上界に伴な
い、上部室Aの流体が下部室Bに流通するが、この際に
流体が流れる経路は、以下のようになる。
まず、上部室A内の流体は伸側連通孔2pを通り伸側内
側溝2jに流入する。そして、この伸側内側溝2jから
伸側外側溝2kに対し2系統の経路を介して流体が流入
し、そこから、外側シート面2nの位置で伸側ディスク
バルブ9を開弁じて下部室Bに流入する。
この伸側内側溝2jから伸III外(I11満2にへの
経路のうちの第1の経路は、伸側内側溝2jから伸側バ
イパス路By2を経て伸側外側溝2kに至る経路であり
、第2の経路は、伸側内側溝2jから、伸側ディスクバ
ルブ9の閉弁力に抗して内側シート面2mの位置で開弁
して伸側外側溝2kに至る経路である。
この2つの経路のいずれを通って流体が流通するかは、
ピストン速度や両ディスクバルブ9. 10の剛性、受
圧面積等によって決定される。
即ち、ピストン2が低速で摺動する時は、単位時間当た
りの流体の流通量が少ないため、伸側バイパス路B3/
2を通って流体が流通する。
従って、この低ピストン速度域では、伸I11バイパス
路By2の途中に設けられた伸側スプール15による絞
り(伸側環状溝15aの部分)において速度2乗特性の
減衰力が生しると共に、それと直列に伸側ディスクバル
ブ9と外側シート面2nとの間で速度2/3東特性の減
衰力が生しる。
即ち、ピストン速度の上昇に対し減衰力の変化率が増大
する速度2乗特性の減衰力と、それとは対称的に、ピス
トン速度の上昇に対して減衰力の変化率が減少する速度
2/3乗特性の減衰力が直列に得られるため、両減衰力
の変化率の変化を相殺して、ピストン速度に対して一次
比例の直線的な特性が得られる。
次に、ピストン2が中・高速で摺動する時は、単位時間
当たりの流体の流通量が多くなって、伸側バイパス路B
y2の流通量が制限され、その結果、伸側ディスクバル
ブ9の閉弁力に抗して、内側シート面2mの位置で開弁
じて流通する。
従って、中・高ピストン速度域では内側シート面2m及
び外側シート面2nと伸側ディスクバルブ9との間で速
度273乗特性の減衰力が直列に生じる。
即ち、この速度273乗特性の場合、中・高速域ではピ
ストン速度の上昇に対して変化率が減少するが、この特
性を直列に得ることによってこの減衰力の変化率の減少
を抑制し、中・高ピストン速度域においても直線的な減
衰力が得られる。
以上のように、本実施例では、低速〜高速の全ての速度
域において、ピストン速度に一次比例した直線的な減衰
力特性を得ることができるちのである。
また、実施例では可変操作ダイヤル16aの外部操作で
、伸側スプール15を軸方向へ摺動させて、伸側バイパ
ス路By2の途中に形成される絞りの開度を変えること
により(伸側ポート5d。
5dに符合する伸側壕状溝15aの開口量を変えること
により)、減衰力レンジを変更させることができる。
即ち、絞りを最大とした場合、伸側バイパス路By2の
流量が最大となって、この伸側バイパス路B、y2にお
ける減衰力特性が低レンジ特性となると共に、内側溝2
jにおいて開弁圧が生じるときのピストン速度が高まっ
て、このディスクバルブ9による減衰力特性も低レンジ
の特性となるらので、つまり、第5図の■で示す特性と
なる。
また、絞りの開度を最小とした場合には、伸側バイパス
路83F2の流量が減って減衰力特性が高レンジとなる
と共に、内側溝2jにおいて開弁圧が生じるときのピス
トン速度が低くなって、このディスクバルブ9による減
衰力特性も高レンジの特性となるもので、つまり、第5
図の■に示す特性となる。
さらに、伸側スプール15の摺動に基づき、絞り量を■
と■の間の開度とすることにより、この■〜■の範囲内
で任意の減衰力レンジに、連続的に無段階に変更するこ
とができる6 c口)圧行程時 ピストン2の圧行程時には、上述の伸行程の場合とほぼ
対称的な作動となる。即ち、圧行程が成されて流体が下
部室Bから上部室Aに流通する際に、圧側内側溝2bと
圧側外側溝20との間で2系統の経路を介しで流通する
即ち、圧側バイパス路83/lを流通する経路と、内側
シート面2dを開弁じて、このシート面2dと圧側ディ
スクバルブ8との間を流通する経路との2つの経路であ
る。
従って、伸行程と同様に、低ピストン速度域では、速度
2乗特性と速度2/3乗特性の減衰力を直列に発生させ
、中・高ピストン速度域では、速度2/3乗特性の減衰
力を直列に発生させることで、ピストン速度に一次比例
した直線的な減衰力特性を得ることができる。
また、この圧行程の場合も、可変操作ダイヤル18cの
外部操作で、圧側スプール14を軸方向へ摺動させて、
圧側バイパス路ByLの途中の絞りの開度を変えること
により、第5図■に示す低レンジから、第5図■に示す
高レンジまでの範囲内で、任意の減衰力レンジに連続的
に無段階に変更することができる。
以上説明してきたように、本実施例の減衰力可変型液圧
緩衝器では、伸圧両行程において、1次の直線的な減衰
力特性を得ることができるという特徴を有している。そ
して、このように、直線的な特性が得られることで、ピ
ストン速度によって特性が急変することがなく、自動車
のサスペンションに適用した場合には、乗り心地と操縦
安定性の両立を図ることができるという特(毀が得られ
る。
そして、この特性は、スプール 14.15による絞り
開度を変化させても同様であるから、全減衰力レンジに
おいて、この直線的な特性が得られる。
さらに、減衰力レンジの変更が、連続的に無段階に行な
えると共に、伸側と圧側とで任意に独立して減衰力レン
ジの変更が行なえるので、色々な状況に応じて最適な減
衰力特性を任意に選定できるようになるという特徴が得
られる。例えば、伸側か高レンジ特性の状態で圧側は低
レンジ特性とすることができ、このような状態では、伸
側行程を制振させつつ、逆行程の振動入力を防止して、
割振時における乗り心地を向上させることができるもの
である。
また、両コントロールロッドL6.18を内外2重の同
軸状に設けたため、同軸でない場合と比較して、両ロッ
ド16.18を設けるスペースを小さくすることができ
、かつ、伸側と圧側の両スプール15.14を同軸に配
して、作動性をよくすることができる。
また、上述のスプールL4.15の絞り制御は、スプー
ル14.15を軸方向に摺動させることで成されるもの
であるが、このような軸方向摺動による絞り制御構造は
、例えば、オリフィス用の穴とその穴の開度を制御する
部材とを相対回転させるものに比べて、両者の相対位置
をセットするのが容易であると共に、その制御自体も回
転角度制御に比較してストローク制御である方が制御が
容易であるもので、このことにより簡単な構造により精
度の高い絞り制御が行なえるという特徴を有している。
以上本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体
的な構成は、この実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。
例えば、実施例では、画室間を連通ずる連通路として、
ディスクバルブが当接する内側シート面をバイパスして
内側溝と外側溝とを連通ずるバイパス路を形成し、内側
シート面を通る流°体の流量を可変させる構造としたが
、連通路をディスクバルブと並列に形成するようにして
もよいし、また、ディスクバルブは2重にシート面を有
していない構造としてもよいし、また、減衰力を発生さ
せる手段がこのスプールによる絞りのみである構造とし
てもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明の減衰力可変型液圧緩
衝器では、伸側及び圧側の連通路の絞り開度を各々独立
して変更可能とすると共に、伸側コントロールロッドと
圧側コントロールロッドとを、ピストンロッド内におい
て内外2重の同軸状に設けたため、減衰力レンジを伸側
と圧側とで独立して連続的に無段階に変更することがで
き、色々な状況に応じて伸側と圧側の減衰力を最適なレ
ンジに変更することができるという効果が得られると同
時に、両コントロールロッドの設置スペースの省スペー
ス化及び作動の安定化を図ることができる。
また、このようにスプールの摺動により絞りを制御する
場合、スプールのストローク量により直接的に正確な制
御を行うことができるもので、回転等の他の手段により
絞りを制御するのに比べて制御が容易であり、かつ、フ
ィードバックも簡単に成すことができ、従って、簡単な
構造で精度の高い制御が行なえるという効果が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の減衰力可変型液圧緩衝器の要部
を示す断面図、第2図は実施例のピストンの上面を示す
平面図、第3図はピストンロッドの上部を示す断面図、
第4図は実施例の減衰力可変型液圧緩衝器の全体構成を
示す断面図、第5図は実施例の伸・圧両行程時のピスト
ン速度に対する減衰力特性図である。 A・・・上部室 B・・・下部室 Byl・・・圧側バイパス路(圧側連通路)By2・・
・伸側バイパス路(伸側連通路)1・・・シリンダ 2・・・ピストン 2f−・・圧側連通孔(圧側連通路) 2p−・・伸側連通孔(伸側連通路) 3・・・ピストンロッド 14・・・圧側スプール 15−・・伸側スブール l 6・−圧側コントロールロツ ド 8・・・伸側コントロールロッ ド 特 許 出 願 人 厚木自動車部品株式会社 18・−・伸側コントロールロッド す1−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)流体が充填されたシリンダ内を上部室と下部室とに
    画成して設けられたピストンと、このピストンもしくは
    ピストンに連結されたピストンロッドに形成され、両室
    間を連通する伸側連通路及び圧側連通路と、 両連通路の途中にそれぞれ絞りを形成して設けられ、ピ
    ストンの軸方向に変位して絞り開度を変更可能な伸側ス
    プール及び圧側スプールと、前記ピストンロッド内に内
    外2重の同軸状に設けられ、両スプールとアクチュエー
    タとをそれぞれ連結する伸側コントロールロッド及び圧
    側コントロールロッドと、 を備えていることを特徴とする減衰力可変型液圧緩衝器
JP22263189A 1989-06-15 1989-08-29 減衰力可変型液圧緩衝器 Expired - Lifetime JP2918250B2 (ja)

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JP2918250B2 (ja) 1999-07-12

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