JPH038343Y2 - - Google Patents

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JPH038343Y2
JPH038343Y2 JP1020086U JP1020086U JPH038343Y2 JP H038343 Y2 JPH038343 Y2 JP H038343Y2 JP 1020086 U JP1020086 U JP 1020086U JP 1020086 U JP1020086 U JP 1020086U JP H038343 Y2 JPH038343 Y2 JP H038343Y2
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JP
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water
collector
sensors
soluble
oil mist
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JP1020086U
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【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 本考案は、水溶性クーラントを使用する工作機
械等において発生した水溶性オイルミストを回収
するコレクタの改良に関するものである。 従来の技術 油ミストのみの回収を行なうコレクタとして電
気集塵部とフイルタとを組み合わせたものがある
が、このコレクタは水溶性クーラント使用の工作
機械等に使用するについては問題がある。ミスト
に多量の水分が含まれているからである。そこ
で、本考案者は従来方式のコレクタ中に冷凍機を
組み込むことを試みた。かくすることにより、排
気に対し除湿と冷却が成され、ミストの回収が良
好になされることとなつた。 考案が解決しようとする問題点 しかし、かかるコレクタは常時運転しなければ
ならず、過剰運転も甘受せざるを得ないという欠
点を有する。すなわち、冷凍機を備えているため
頻繁なON−OFF動作を行なうことができないか
らである。そのため従来なされていた工作機械の
ON−OFFとの連動による制御も採用しえないこ
ととなつている。これは、コレクタの効率的な運
転を阻害するものである。 問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、フイル
タ、電気集塵部、冷凍サイクルの蒸発器及びフア
ンを備えた水溶性オイルミストのコレクタにおい
て、水溶性ミストの発生源の周囲雰囲気中に第1
の組の温度センサ及び湿度センサを備えると共
に、上記水溶性ミストの発生源から流れてくる排
気がコレクタ内に流入する箇所に第2の組の温度
センサ及び湿度センサを備えており、上記第1の
組のセンサと第2の組のセンサからの信号によつ
て各組のセンサの設置箇所における絶体湿度を
夫々演算すると共に、その差分を演算する演算器
を備えており、かつ上記演算器で演算された差分
を予め段階的に設定した複数個の設定値と比較
し、上記差分が上記電気集塵部、冷凍サイクル及
びフアンの夫々について予め与えられた上記設定
値を超えるか又は下回つたときに上記電気集塵部
等を夫々ONにし又はOFFにする判別器を備えた
構成を採用している。 作 用 第1の組のセンサが水溶性ミストの発生源の周
囲雰囲気中の温度と湿度の信号を演算器に送る。
同様に、第2の組のセンサは発生した水溶性ミス
トのコレクタ入口での温度及び湿度の信号を送
る。 演算器には予め空気線図が記憶されており、こ
れと上記センサからの信号との対比から、各組の
センサの設置箇所における絶体湿度が演算され、
さらに両者の差分が演算される。 この演算結果は判別器に送られる。 判別器は段階的に大小の差が付けられた数個の
設定値を記憶しており、これらと上記演算結果で
ある差分とを比較する。設定値は、例えばα>β
>γ>0の内容及び関係として設定され、夫々に
コレクタの電気集塵部、冷凍サイクル及びフアン
が割り振られている。そして、例えば、差分がα
を超えると電気集塵部、冷凍サイクル及びフアン
の全てをONにし、αを下回ると電気集塵部のみ
をOFFにし、さらにβを下回わると冷凍サイク
ルをOFFにする一方電気集塵部をONにし、さら
にγを下回わるとフアンのみをONにして他は
OFFとし、さらに、差分が0になるとフアンを
含む全体をOFFにする。 しかして、水溶性クーラント使用工程では発生
物質の99%以上が水分であり、そこからの排気中
の絶体湿度(Kg/Kg)の増加はオイルミスト濃度
にほぼ比例することが本考案者の実験によりわか
つているので、上記差分はそのままオイルミスト
濃度に比例するものであり、上記の如くコレクタ
を制御することにより、コレクタの効率的な運転
を行なうことができる。 実施例 第1図は本考案に係る水溶性オイルミストのコ
レクタの一実施例を示している。この図におい
て、符号1は水溶性クーラント使用の工作機械で
あり、符号2はそこからの水溶性オイルミストを
含んだ排気3を受けるフードであり、該フード2
はフレキシブルダクト4を介してコレクタ5の導
入口6とつながつている。 コレクタ5は、フイルタ7、電気集塵部8、冷
凍サイクルの蒸発器9及びフアン10を上記排気
3の流れ方向に沿つて備えてなるものである。 コレクタ5は工作機械1の稼動と共に稼動し、
フード2等を経て導入口6から導入する排気中よ
りフイルタ7によつて除塵し、電気集塵部8でさ
らに細かい塵埃を除去し、蒸発器9で水溶性オイ
ルミスト等を除去し、しかる後フアン10により
機外へ排気するものである。フアン10から排気
される空気中のオイルミストは上記過程を経る間
に大部分が除去され、ある一定濃度以下とされ
る。 また、コレクタ5は、工作機械1の周囲雰囲気
中に第1の組の温度センサ11及び湿度センサ1
2を備えると共に、上記水溶性ミストの発生源か
ら流れてくる排気3がコレクタ5内に流入する箇
所に第2の組の温度センサ13及び湿度センサ1
4を備えており、上記第1の組のセンサ11,1
2と第2の組のセンサ13,14からの信号によ
つて各組のセンサの設定箇所における絶体湿度を
夫々演算すると共に、その差分を演算する演算器
15を備えており、かつ上記演算器で演算された
差分を予め段階的に設定した複数個の設定値と比
較して上記電気集塵部8等の運転を制御する信号
を出力する判別器16を備えている。第2の組の
温度センサ13及び湿度センサ14の位置は、コ
レクタ5の導入口6でなく、フード2の位置であ
つても勿論良い。 演算器15は第2図で示されるような空気線図
を記憶しており、第3図で示されるように第1の
組のセンサ11,12から送られてくる温度T1
及び湿度H1、第2の組のセンサ13,14から
送られてくる温度T2、及び湿度H2を受けて工作
機械1のまわりの絶体湿度G1及びコレクタ5の
排気導入口6での絶体湿度G2を演算し、またそ
の差分A=G2−G1を演算する。 判別器16は、次表のような運転パターンのい
ずれかを選定するもので、その選定の基準となる
複数個の設定値α,β,γ,0を記憶し、これを
上記差分Aと比較して出力するようになつてい
【表】 ○〓運転
×〓停止
α,β,γは実験等によつて定められる任意の
値であり、0<γ<β<αの関係にある。そし
て、夫々フアン10、蒸発器9の冷凍サイクル、
電気集塵部8に割り振られている。 上表において運転パターン1は、Aがαを超え
た時、すなわち、水溶性オイルミストの発生が最
大になつている時、に選定されるものである。こ
の場合、判別器16はA≧αを判別してそれに対
応した出力を行ない、フアン10等の全てをON
にする。 運転パターン2は、Aがαを下回わり、β≦A
<αとなつたときに選択されるもので、コレクタ
5の稼動から一定時間を経過した際、電気集塵機
8を一旦OFFにするものである。電気集塵機8
は常時稼動する必要がないからである。判別器1
6はこの場合β≦A<αを判別して、電気集塵機
8のみをOFFにする信号を出力する。 運転パターン3は、Aがβを下回わつたときに
選択されるもので、除湿すなわち水溶性オイルミ
ストの除去が促進し、又はその発生が低下してγ
≦A<βとなつたときに冷凍サイクルの運転を停
止するものである。また、電気集塵機8を再稼動
させるものである。判別器16がこのパターンを
判別するとき、水溶性オイルミストの濃度はγ≦
A<βの状態にある。 運転パターン4は、Aがγを下回わり、0<A
<γとなつたときに採られるもので、この場合フ
アン10のみが運転され、冷凍機は停止され、電
気集塵機8も停止される。判別器16がこのパタ
ーンを選定するとき、水溶性オイルミストの濃度
は0<A<γの状態にある。 運転パターン5は、Aが0を下回わつたときに
対応する。すなわち、Aが0になるのは排気3の
湿度が周囲環境湿度に等しくなつたときで、工作
機械1が停止した場合に当り、その場合判別器1
6はA≦0を検出してフアン10、冷凍機及び電
気集塵機8をOFFにする出力を行ない、コレク
タ5の作動を停止させる。 しかして、排気3中の水溶性オイルミストの濃
度に応じて妥当な運転パターンがその都度選択さ
れることになり、効率的なコレクタ5の運転がな
されることとなる。 なお、第3の組のセンサ(図示せず)をコレク
タ5の排出口17部分に設置し、、該コレクタ5
の処理能力を上回わる濃度のオイルミストが流れ
たときは、さらに他のコレクタ(図示せず)へ排
気3を導くとかの方策を講じるようにしても良い
ものである。 考案の効果 本考案は以上のような構成及び作用からなるの
で、工作機械等から発生する水溶性オイルミスト
の排出濃度を一定値以下に管理できるのはもちろ
んのこと、水溶性オイルミストの発生濃度状況に
応じてコレクタの稼動をコントロールできるの
で、常時稼動させている従来方式に比べ極めて効
率の良いコレクタの運転を達成することができる
ものである。 また、上記の如く水溶性オイルミストの発生濃
度に応じてコントロールし、工作機械自体の
ON,OFFとは連動させていないので、頻繁な、
また無駄な発停がなくなり、常に好適なコレクタ
の運転状態を維持しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコレクタの一実施例を示
す概略側面図、第2図はコレクタの制御のために
用いられる空気線図、第3図はコレクタの制御の
ためのフローチヤートである。 1:工作機械、3:水溶性オイルミストを含ん
だ排気、5:コレクタ、8:電気集塵部、9:蒸
発器、10:フアン、11:温度センサ、12:
湿度センサ、13:温度センサ、14:湿度セン
サ、15:演算器、16:判別器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルタ、電気集塵部、冷凍サイクルの蒸発器
    及びフアンを備えた水溶性オイルミストのコレク
    タにおいて、水溶性ミストの発生源の周囲雰囲気
    中に第1の組の温度センサ及び湿度センサを備え
    ると共に、上記水溶性ミストの発生源から流れて
    くる排気がコレクタ内に流入する箇所に第2の組
    の温度センサ及び湿度センサを備えており、上記
    第1の組のセンサと第2の組のセンサからの信号
    によつて各組のセンサの設置箇所における絶体湿
    度を夫々演算すると共に、その差分を演算する演
    算器を備えており、かつ上記演算器で演算された
    差分を予め段階的に設定した複数個の設定値と比
    較し、上記差分が上記電気集塵部、冷凍サイクル
    及びフアンの夫々について予め与えられた上記設
    定値を超えるか又は下回つたときに上記電気集塵
    部を夫々ONにし又はOFFにする判別器を備えて
    いることを特徴とする上記水溶性オイルミストの
    コレクタ。
JP1020086U 1986-01-27 1986-01-27 Expired JPH038343Y2 (ja)

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JPS62123227U JPS62123227U (ja) 1987-08-05
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WO1994025169A1 (en) * 1993-04-26 1994-11-10 Omi Kogyo Co., Ltd. Electrostatic dust collector and apparatus for collecting mist having the electrostatic dust collector
KR101892867B1 (ko) * 2017-09-19 2018-08-28 홍영일 영상 분석을 통한 공작 기계 내부의 에어 순환 실시간 모니터링 시스템

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JPS62123227U (ja) 1987-08-05

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