JPS6060445A - 空気調和機の除湿運転制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、除湿運転機能を有する空気調和機の除湿運転
制御装置に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、除湿運転機能を有する空気調和機の除湿運転制御
は、第１図のように、手動切換により一義的に、冷房運
転もしくは除湿運転を行なわせるか、あるいは第２図の
ように設定温度に対する蒸発器の吸込温度の変化により
、あらかじめ設定された温度差範囲内だけで、冷房と除
湿運転の切換を行なうよう構成されている。

ところがこの制御は両者とも実際的な吸込空気の湿度を
考慮した除湿制御が行なわれておらず、例えば手動切換
では常時除湿運転を行々っているため、除湿が不必要と
思われる状態でさえ除湿を行ない、快適さが十分得られ
なくなる。また、第２図のように、設定温度に対する蒸
発器の吸込温度の差により、除湿運転を制御する場合で
も希望する快適な温度制御は、実際の吸込空気湿度がわ
かっていないだめできない。

発明の目的 本発明は、室内空気（蒸発器吸込空気）の湿度制御を、
現状の実際的湿度状態を判断することにより行ない、快
適さを向上させることを目的とする。

発明の構成 この目的を達成するために本発明は、空気調和機の蒸発
器の空気吸込側と吹出側に、温度検知装置を設け、これ
ら２つの温度差を検知して除湿能力を制御するようにし
たものである。

この構成により、実際的な吸込空気湿度が判断でき、こ
の判断により、湿度をコントロールするため、希望する
快適な湿度制御が可能となる。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例について添付図面の第３図ない
し第６図を参考に説明する。

まず第３図により概略の制御回路について説明する。

同図において空気調和機に設けられた蒸発器の空気吸込
側に吸区温度検知装置１を設け、室内温度を検知する。

また、蒸発器の空気吹出側に吹出温度検知装置２を設け
、蒸発器を通り抜けた空気温度を検知する。この検出さ
れた２つの温度を温度判別装置３に入力し、室内湿度の
判断を行なう。

そしてこれに基づいて除湿能力制御装置４により、駆動
装置５に除湿能力の制御命令を与える。

冷房能力の空気側より見た算出式は次式のようになる。

Ｑ＝ｅｏｘｑｅｘγ×（１，ｎ−１ｏｕｔ）ただし　Ｑ
　１　冷房能力　（７／ｈｒ）ｑｅ；風量　（ｍ３／ｍ
１ｎ） γ　；　吹出空気の比重量（Ｋｇ／ｍ”）ｉｉｎ’　吹
込空気のエンタルピ（１ｍ／Ｋｙ）ｌｏｕｔ’　吹出空
気のエンタルピ（ｋａｌ／Ｋｐ）ここで、空気のエンタ
ルピは、ＤＢＴ（乾球温度〜ＢＴ（湿球温度）が判れば
算出できる。また前記ＷＢＴは、ＤＢＴとＲＨ（相対温
度）が判れば算出できる４、そして、吹出空気は、除湿
後の空気であり、相対湿度は１００％であることから、
Ｑ＝一定と仮定すると、吸込みと吹出しの乾球温度が判
っていれば、吸込空気のエンタルピが算出でき、吸込空
気の湿度が判ることになる。

以上のようにして吸込温度と吹出温度の差を知ることに
より、吸込空気の湿度が判断でき、その湿度に応じた除
湿制御が可能となる。

次に、その制御の一実施例について説明する。

ここで第３図と同じものについては同一の番号を付して
説明する。

第４図において、空気調和機の蒸発器１０の吸込側に吸
込温度センサ１１を設け、また吹出側に吹出温度センサ
１２を設けてそれぞれの温度検出を行なう。これら吸込
側、吹出倒置温度センサ１１．１２の信号を抵抗値換算
し、抵抗Ｒ１，Ｒ２ふによシ、それぞれの温度差データ
が電圧値データとしてコンパレータ１３に入力される。

またこのコンパレータ１３の基準入力端には、階段波形
発生回路１５によ多温度差電圧で構成された階段波形が
入力されてお秒、この両者入力の比較により、温度差に
対応した出力波形が得られるよう構成されている。この
出力は、温度差データ入力回路１４に入力され、温度差
の判断を行なう。この内容により、除湿能力制御回路４
が制御内容を決定し、駆動回路５を動かし、室内ファン
モータ１６の回転数を制御する。

ここで、除湿能力を制御する手段は、冷凍サイクル自体
を冷房モードまたは暖房モードから除湿モードに切換え
る他、圧縮機能力を可変する手段、室内ファンモータ６
の回転数を変える等いろいろと考えられるが、本実施例
では室内ファンモータ６の回転数を制御することにより
、除湿能力を可変している。

第５図は従来の制御による冷房運転時の室温。

湿度と室内ファンモータの様子を示した図である。

また第６図は本実施例のように室内ファ、、ンモータに
ＯＮ／○ＦＦＮ／上ファンスピードの制御を可変するこ
とに」二って、湿度と室温がどのように変化するかを示
した図である。

そして第５図の時間Ａは圧縮機のＯＮ時間であり、これ
は第６図の時間Ｃに対応している。すなわち、室内７７
ンモータ１６を通常“強”スピードで連続運転している
ものを、３弱″スピードで運転することによシ、冷房能
力が小さくなる。これは圧縮機を○ＦＦ動作させるサー
モ設定温度まで室温が下がるのに長時間要することにな
る。すなわち、その時間は除湿量に比例しているため、
時間が長い程効果がある。

１だ、第５図のように圧縮機の停止時の時間Ｂも室内フ
ァンモータ１６を運転すると凝縮水の再蒸発が生じ、同
図の湿度グラフのようにトータル除湿量は変化しないこ
とになる。しかしながら、第６図のように圧縮機停止時
のＤ時間は室内ファンモータ１６を停止させているため
、再蒸発を防ぐことができる。

したがって、このような室内ファンモータ１６の回転数
および運転時間と停止時間を、圧縮機の０Ｎ１０ＦＦ動
作と対応して制御することによシ、湿度制御を行なうこ
とが可能となり、希望する快適なる湿度制御ができる。

発明の効果 以上のように本発明は、蒸発器の吸込温度と吹出温度を
検知してその温度差により湿度を判断し、湿度制御を行
なうため、吸込空気の実際の湿度が判断でき、その湿度
を制御することによって希望する快適な湿度制御が行な
える効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ異なる従来例を示す空気
調和機の除湿制御ブロック回路図、第３図は本発明の一
実施例を示す空気調和機の除湿運転制御装置のブロック
回路図、第４図は同除湿運転制御装置の概略電気回路図
、第６図は従来の冷房運転時の湿度変化を示すタイミン
グチャート、第６図は本発明の一実施例を示す湿度制御
による湿度変化を示したタイミングチャートである。 １・・・・吸込温度検知装置【温度検知装置）、２・・
・・吹出温度検知装置（温度検知装置）、３・・・温度
制御装置、４・・・・・・除湿能力制御回路（除湿能力
制御装置）、５・・・・駆動回路（駆動装置）、１ｏ・
・・蒸発器、１１　・・吸込温度センサ、１２・・・吹
出温度センサ、１３・・・・・コンパレータ、１４　・
温度差データ入力回路、１５　・階段波形発生回路、１
６・・・・・室内ファンモータ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第　４　図 Ｉθ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 空気調和機に設けた蒸発器の空気吸込側と吹出し側に、
   温度検知装置をそれぞれ設け、さらにこれら２つの温度
   検知装置で検出した温度差を判別する温度判別装置と、
   この温度判別装置より出力さヱる温度差データによって
   冷房と除湿モードの切換えもしくは、除湿能力の増減を
   制御する除湿能力制御装置と、この除湿能力制御装置の
   出力によって圧縮機能力、送風機能力の少なくとも一方
   を制御する駆動装置を設けた空気調和機の除湿運転制御
   装置。