JPH0383337A - 後処理方法 - Google Patents

後処理方法

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JPH0383337A
JPH0383337A JP21852389A JP21852389A JPH0383337A JP H0383337 A JPH0383337 A JP H0383337A JP 21852389 A JP21852389 A JP 21852389A JP 21852389 A JP21852389 A JP 21852389A JP H0383337 A JPH0383337 A JP H0383337A
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誠 縄田
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掛樋 豊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は後処理方法に係り、特にAI2系配線材料にお
けるエツチング処理後の防食処理に好適な後処理方法に
関するものである。
]従来の技術】 従来の後処理方法は、例えば特開昭58−87マにより
アッシング処理を施こすことによって、防食処理を行な
っていた。
〔発明が解決しようとする課題1 上記従来技術はエツチング処理後の残留は着物除処の点
について配慮がされておらず1例えば塩素糸ガスによる
AI2系配線膜、特にAff系配線膜の下層にバリヤメ
タル層としてTiW膜やTiN膜を用いた場合のエツチ
ング処理後に、被エツチング処理膜の側壁に付着した残
留付着物が充分除去できず、配線膜材料間の局部電池作
用と残留付着物成分中に含まれる塩素成分によって、Δ
β系配線膜に腐食が発生しやすいという問題があった。
本発明の第1の目的は、/l系配線膜に対し高い防食性
能を得ることのできる後処理方法を提供することにある
本発明の第2の目的は、AI2系配線膜の後処理におい
て、高い防食性能を有した防食処理とアッシング処理と
を同時に行なうことのできる後処理方法を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の目的は、Ac系配線材料の後処理方法におい
て、少なくともH成分を有するプラズマにて処理をする
工程を有したものである。
上記第2゛の目的は、/l系配線材料の後処理方法にお
いて、少なくともH成分とO成分とを有するプラズマに
て処理する工程を有したものである。
〔作   用] AJ2配線材料の後処理において、少なくともH成分を
有するプラズマで処理することにより、エツチング処理
でAg配線材料に付着した残留付着物、特に塩素成分(
(1)が、Hと反応して塩化水素(HCI2)となって
有効に除去されるので、Aff配線材料の高い防食性能
を得ることができる。
また、Aff配線材料の後処理において、少なくともH
成分とO成分とを有するプラズマで処理することにより
、エツチング処理でAI2配線材料に付着した残留付着
物、特に塩素成分((1)が。
Hと反応して塩化水素(HC9)となって有効に除去す
るとともに、AI2配線材料に設けたレジストがOと反
応して除去されるので、高い防食性能を有した防食処理
とアッシング処理とを行なうことができる。
【実 施 例J 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図により説
明する。
第1図はエツチング処理と後処理を真空下で連続して行
なうことが出来る連続処理装置の一例を示す。
第1図に示す装置では、バッファ室3とロードロック室
4,9とエツチング室6と後処理室8とが真空排気可能
であり、それぞれの室は独立して気密装置により仕切る
ことが可能となっている。
この装置を用いた処理の流れとしては、被処理物がロー
ド側カセットlから直進アーム2によってロードロック
室4に運ばれた後、大気から図示しない排気装置により
減圧排気される。その後、あらかじめ減圧排気されたバ
ッファ室3を経由して旋回アーム5によって、減圧排気
されたエツチング室6へ送られる。このエツチング室に
て所定のエツチング処理を行なったのち、旋回アーム7
によって、これもまたあらかじめ減圧排気された後処理
室8へ運ばれる。後処理室8で処理された被処理物は、
ふたたび旋回アーム7でロードロック室9に運ばれる。
ロードロック室9が気密装置によりバッファ室3と仕切
られた後、ロードロック室9内はN、ガスにより大気圧
にまで昇圧される。その後、被処理物は直進アーム10
によりアンロード側カセット11へ収納し一連の処理を
終る。
第2図は、第1図に示した後処理室8の縦断面図を示す
第2図において、プラズマ発生室40と処理室60は真
空に保たれており、アルミニウム製の多孔板50によっ
て仕切られている。導入ガスをプラズマ化する手段は、
この場合マイクロ波を利用して行ない、プラズマ発生室
40に開口部を設け、該開口部に石英製の窓30を取付
けて、マイクロ波導波管20の端部にマイクロ波発振器
15を設けてなる。
排気手段は処理室60の排気ロア0につながれ、圧力制
御弁80及び図示しない真空ポンプからなる。ガス供給
手段は1図示を省略したガス供給源からガス供給管44
を介してプラズマ発生室40のガス供給口42につなが
る。この場合、酸素ガス(O1)とH成分を有するメタ
ノールガス(CH3OH)をそれぞれ流量制御弁46.
48で調整し、それぞれのガスを供給可能に構成してい
る。
処理室60には試料90が搬入され、試料台100上に
載置される。
なお、試料台lOOは加熱装置105により加熱でき、
プラズマ処理中の試料を加熱できるよう構成している。
第1図及び第2図に示した構成の装置により、マイクロ
波発振器15より発生した周波数2.45G)Izのマ
イクロ波は、マイクロ波導波管20内を進行し石英製の
窓30を介してプラズマ発生室40内に導かれる。プラ
ズマ発生室40に導入された処理用ガスにマイクロ波が
印加されプラズマ発生室40にプラズマが発生する。プ
ラズマ発生室40と処理室60の間にはアルミニウム製
の多孔板50が設けてあり、マイクロ波が処理室60に
進行するのを防止し、主にラジカル成分が処理室60に
導かれるようにしである。
上記構成の装置により、まず、エツチング室6において
、AJ2系配系膜線膜成した試料9oを塩素系ガスを用
いてエツチング処理する。なお、エツチング後には配線
パターン形成用のマスク材であるレジストとともに、エ
ツチング処理中に付着した残留付着物(C,H,Cβ、
へβ等)が残る。
次に、レジストおよび残留付着物が残った試料90を後
処理室8に送って、後処理を行なう、後処理は次のよう
に行なう、この場合、流量制御弁46および48を調整
し、U素ガス(O3)とメタノールガス(CH、OH)
とを混合してプラズマ発生室40内に導入し、マイクロ
波発振器15からマイクロ波をプラズマ発生室40内に
導入する。これにより、水素成分(H)と酸素成分(O
)i5よびその他の成分のプラズマが発生し、この場合
、処理室60側へラジカル主体のプラズマが導かれ、残
留付着物およびレジストが除去される。
プラズマ中のHやOは、残留付着物中の塩素成分と反応
して塩化水素(HCβ)を生成して除去したり、H,O
となって塩素成分を溶解、希釈したりして、Aβ系配線
膜の腐食の原因を取り去る。また、プラズマ中のOは、
レジストと反応してレジスト除去を行なう。
このように、メタノールガスと酸素ガスとを混合したプ
ラズマにより、AI2I2系膜m膜処理を行なうので、
残留付着物中の残留塩素成分を除去できるとともに、酸
素成分によるレジスト除去(アッシング処理)が行なえ
る。
なお、メタノールガスと酸素ガスとを混合してプラズマ
化し、防食処理とアッシング処理とを同時に行なうもの
について説明したが、それぞれのガスプラズマで工程を
分けて行なっても良い、また、防食処理としてメタノー
ルガスと酸素ガスとの混合ガスによるプラズマで処理し
、アッシング処理として酸素ガスのみ又は酸素ガスを含
むガスのプラズマで処理するように、処理ガスを切り替
えて行なうようにしても良い。
次に、本実施例により、Ae系配綿膜としてA2膜を用
いて、従来の後処理と本実施例の後処理との比較例を説
明する。
第3図は本実施例による残留塩素量低減効果を示す図で
ある。第3図の処理Aは従来の酸素(OX)と四弗化炭
素(CF4)との混合ガスプラズマ処理を2分間行なっ
た場合を示す、処理Bはメタノールと酸素の混合ガスで
1分間処理を行なった後、酸素プラズマによって1分間
追加処理を行なった場合の残留塩素量を示す、試料は6
インチ配線パターン付Aβ膜ウェハでAI2膜厚800
n+sのものを用いた。
処理Aは酸素400 cc/win、四弗化炭素20c
c/main、処理圧力160Paで処理した。処理B
は最初にメタノール80 cc/i+in、酸素400
 cc/win。
処理圧力160Paで処理し、次に酸素400cc/s
in、処理圧力160Paで処理した。なお、処理Bは
レジストアッシング速度が酸素と四弗化炭素との混合ガ
スとほぼ同等の値が得られる試料台温度250℃に設定
して処理を行なった。
試料台100の設定温度はレジストのアッシング速度と
AI2系配M膜の熱的ダメージとの関係から200℃〜
350℃に設定することが望ましい。
第3図に示したように、8.0を含むガスプラズマ処理
を行なうことによって、残留付着物中の塩素成分をこの
場合、約半分に低減できた。塩素成分の低減に対する詳
細な作用は明確ではないが、Hloを含むガスプラズマ
中のH2あるいはHx O成分が残留塩素成分((1)
に作用して塩化水素(HCff)を発生したり、残留塩
素成分を局部的に溶解、希釈するものと考えられる。
以上、本実施例によれば1.l系配線膜エツチング処理
後に残留する残留塩素量を従来よりはるかに減少させる
ことができ、Ag系配線膜のエツチング処理後の防食性
能を向上させることができるという効果がある。
なお、本実施例ではメタノール(CHsOH)を用いた
例を示したが、エタノール(CヨH,0H)やアセトン
(CHm C0CHs)を用いたガスプラズマや、これ
らのガスと酸素(Ol)との混合ガスプラズマあるいは
水素(t−xi)やメタン(CH4)と酸素との混合ガ
スでもA2系配綿膜の防食処理に対して同様な効果があ
る。
また、メタノール等のH成分およびO成分を有するガス
のみ、あるいはメタノール等のガスと酸素との混合ガス
によるプラズマ処理後に、W1素ガスプラズマ処理を行
なって、後処理が確実になるようにした方が良いが、メ
タノール等のガスと酸素との混合ガスによるプラズマ処
理のみでレジストがアッシングできる場合には追加の酸
素プラズマ処理は行なわなくてもよい。
さらに、本−実施例で記載した後処理部の装置構成は、
マイクロ波による6のであったが、RIE方式等の他の
方式によるものでも良い、また、本−実施例では第1図
に示すように、エツチング処理と後処理とが連続的に行
なえる装置としているが、これに限られるものではない
次に、他の装置の例を第4図、第5図により説明する。
第4図に示す装置は、例えば第1図に示した装置にさら
に公知のアッシング処理機構を内設した装置構成となっ
ている。第5図はそれを外設した場合の装置構成となっ
ている。
これらの装置構成は、パターン形成用レジスト材の成分
中にシリコン(St)系材料が用いられている場合の防
食処理に特に有効となる。レジスト材の成分にシリコン
系材料が用いられている場合(シリコン系無機レジスト
あるいはシリコンホトレジスト等)には、酸素ラジカル
主体のアッシング処理ではレジスト材中のシリコンが酸
素ラジカルと反応し酸化シリコンを形成し残留するため
、充分なレジストアッシング処理が出来ないという問題
がある。残存したレジストは、残留塩素による配線腐食
発生の原因や配線膜上の絶縁膜形成時に異物として残る
ため1回路の絶縁不良等製造上の歩留り低下を招くので
極力除去することが望ましい。
第4図および第5図に示すような構成の装置では、後処
理(1)でメタノールあるいはメタノールと酸素との混
合ガスによるプラズマ処理を行なった後、シリコン系レ
ジスト残留物を除去するための後処理(2)を行なう、
後処理(2)は、試料台温度を50℃以下にして、酸素
と弗素系ガスによるプラズマ処理を行なうものである。
これにより、防食処理(後処理(1))とレジストアッ
シング処理後処理(2)を達成することができる。
なお、後処理(2)、すなわち、酸素と弗素系ガスによ
るプラズマ処理において、試料90がバリヤーメタルの
場合、試料台温度はAI2系配線膜の下層膜であるTi
N膜、TiW膜等のサイドエツチング防止のため50℃
以下に設定することが望ましい。
[発明の効果] 本発明によればAI2I2系膜m膜ツチング処理後に残
留する塩素成分を含む側壁付着物とレジストを有効に除
去できるのでAl1あるいはAl合金膜に対して高い防
食性能が得られるという効果がある6 また、AJZ系配系膜線膜処理において、高い防食性能
を有した防食処理とアッシング処理とを同時に行なうこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を実施するための装置の一例を示す平面
図、第2図は第1図の装置をA−Aから見た後処理装置
の縦断面図、第3図は本発明の防食処理効果である残留
塩素量を示す図、第4図および第5図は本発明を実施す
るための他の装置例を示す概略構成図である。 8−−−一−−後処理室、15−−−−−−マイクロ波
発振器、 40−−−−−−プラズマ発生室、46.4
8−−−一一一流量制御弁、 60−−−−−一処理室
、 80−−−−−−圧力制御弁、90−−−−−一試
料、1口0−−−−一試料寥 回

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、Al系配線材料の後処理方法において、少なくとも
    H成分を有するプラズマにて処理する工程を有すること
    を特徴とする後処理方法。 2、前記H成分を有するプラズマが、メタノール(CH
    _3OH)、エタノール(C_2H_5OH)、アセト
    ン(CH_3COCH_3)、水素(H_2)、メタン
    (CH_4)のいずれかのガスのプラズマである請求項
    1記載の後処理方法。 3、Al系配線材料の後処理方法において、少なくとも
    H成分とO成分とを有するプラズマにて処理する工程を
    有することを特徴とする後処理方法。 4、前記H成分とO成分を有するプラズマが、メタノー
    ル(CH_3OH)、エタノール(C_2H_5OH)
    、アセトン(CH_3COCH_3)、水素(H_2)
    、メタン(CH_4)のいずれかと、酸素(O_2)と
    の混合ガスのプラズマである請求項3記載の後処理方法
    。 5、請求項3記載の後処理方法において、前記処理工程
    の後に、酸素と弗素系ガスとの混合ガスのプラズマによ
    る処理工程を行なう後処理方法。
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