JPH038303A - 低周波用磁心 - Google Patents

低周波用磁心

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JPH038303A
JPH038303A JP1143754A JP14375489A JPH038303A JP H038303 A JPH038303 A JP H038303A JP 1143754 A JP1143754 A JP 1143754A JP 14375489 A JP14375489 A JP 14375489A JP H038303 A JPH038303 A JP H038303A
Authority
JP
Japan
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magnetic core
crystal grains
magnetic
low frequency
less
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Pending
Application number
JP1143754A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuto Yoshizawa
克仁 吉沢
Kiyotaka Yamauchi
山内 清隆
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Publication of JPH038303A publication Critical patent/JPH038303A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、配電用トランスなどの500Hz以下で使用
する磁気コアに係り特に高飽和磁束密度、低保磁力でヒ
ステリシス損の小さい磁気コアに関するものである。
゛ [従来の技術] Fe−Cu−M糸で高飽和磁束密度でしかも高透磁率で
特に高周波で使用した場合の鉄損が低いと材料としてヨ
ーロッパ公開特許87114568.6号に組成式: %式% () (ただし、MはCo及び/又はNiであり、MはNb、
W、Ta、Mo、Zr、Hf及びTiからなる群から選
ばれた少なくとも1種の元素、MはV、 Cr、 Mn
、 AQ、白金属元素、Sc、Y。
希土類元素、Au、Zn、Sn、Re、からなる群から
選ばれた少なくとも1種の元素、XはC1Ge、P、G
a、Sb、In、Be、Asからなる群から選ばれた少
なくとも1種の元素であり、a+  x+  y!  
Zl  α、β、及びγはそれぞれO≦a≦0.5,0
. 1≦x≦3.O≦y≦30.。
≦z≦25,5≦y+z≦30.0.1≦a≦30、β
≦10及びγ≦10を満たす。)により表わされる組成
を有し、組織の少なくとも50%が微細な結晶粒からな
り、その結晶粒が1000Å以下の平均粒径を有するこ
とを特徴とするFe基基磁磁性合金開示されている。
また、従来の配電トランス等の電カドランスには比較的
鉄損の小さいケイ素鋼あるいは50%Niパーマロイが
主としてもちいられていたが、最近Fe基非晶質合金を
用いた鉄損の小さい配電用トランスが開発され、実用化
されるに至った。
Fe基非晶質合金を用いた例として特開昭62−188
748号公報、電気学会誌108巻1号(昭63)Pd
2等がある。
Fe基非晶質合金は飽和磁束密度がCo基、非晶質合金
、ケイ素鋼に比べ高いため、磁気コアの小型化が可能で
あり、特に比較的大きなエネルギーをあつかう電カドラ
ンスに適当である。
[発明が解決しようとする課題] Fe基非晶質合金は高飽和磁束密度であるが、透磁率が
Co基非晶質合金よりも小さく磁歪も大きいため、損失
が大きいという問題点があった。
また、ヨーロッパ公開特許87114568.6号のF
e基非晶質合金は透磁率は高いがCo基非晶質合金より
も高飽和磁束密度であるが、はとんどはFe基非晶質合
金よりも低いものであった。
また、500Hz以下の低周波数で用いられる磁心では
IKHz以上の高周波で使用する磁気コアに比べ全体の
損失にヒステリシス損の占める割合が高い。たとえば、
商用周波数付近では、このヒステリシス損が全損失の5
割以上を占めるものとなる。したがって、できるだけ保
磁力の低いことが必要である。
本発明の目的は高透磁率、高飽和磁束密度、低保磁力と
有する低周波数で特に電カドランスに適した磁心を提供
することである。
[課題を解決する手段] 本発明は、組成式” el@@−x−y−z−cz−7
CuxS i y BZM(! P 7 (ただし、MはNb、W、Ta、Mo、Zr、Hf及び
Tiからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であ
る) で表され、 0.1≦x≦3.O≦y≦10.4≦2≦17゜0、1
≦α≦5 + l < y≦4,10≦y+z+7≦2
0を満たし、 組織の少なくとも50%が微細な結晶粒からなり、前記
結晶粒の最大寸法で測定した粒径の平均が1000Å以
下である合金からなる低周波用磁心である。
本発明者等は、前述したヨーロッパ公開特許87114
568.6号のFe軟軟性性質合金高飽和磁束密度化、
低保磁力化を検討し、上記発明に到達したものである。
すなわち、Pを1%を超え4原子%まで含むことにより
、高飽和磁束密度を保ちつつ、低保磁力化を達成したこ
とによるものである。
なお、上記合金組成のFeの一部をCo又はNiで置換
してもよい。しかし良好な磁気特性(低磁歪等)を確保
するためにはFe量の30%以下が望ましい。
[実施例1] 単ロール法により幅5M、厚さ18−のF e、、。
@Cu1NJS14B+m、5−aPaアモルファス合
金を作製し、外径251nI11.内径20mmに巻回
し磁気コアとした。この磁気コアに耐熱巻線をほどこし
電流を巻線に流し、磁心の磁路方向に50eの磁場を印
加しながら5℃/minの昇温速度で53℃まで昇温し
1時間保持後室部まで約2.5℃/ m i nの速度
で冷却する熱処理を行なった。熱処理雰囲気は窒素ガス
雰囲気とした。
熱処理後の合金をフェノール樹脂製のコアケースに入れ
巻線をほどこし直流磁気特性を測定した。
その結果を第1図に示す。
P添加により100eにおける磁束密度B、、(BS)
はP>4まであまり低下しない。一方HcはP添加によ
り急激に減少し、P>1で最小値をとり、P>5でふた
たび増加することがわかる。このようにP添加は飽和磁
束密度Bsをそれ程低下することなく保磁力を低減する
のに非常に有効であり。最適範囲はl<P≦4であるこ
とがわかる。
この磁気コアは電子顕微鏡により組織の50%以上が最
大直径が1oooÅ以下の微細な結晶粒で占められてい
た。
[実施例2] 単ロール法により幅50mm、厚さ21−の第1表に示
す組成のアモルファス合金を作成し、Mg○粉末を塗布
しながら巻き回し、外径120mm、内径1001nI
11の巻磁心を作成した。次にこの磁心をH,ガス雰囲
気中で磁心の磁路方向に50eの磁場を印加しながら磁
場中熱処理を行なった。熱処理条件は昇温速度2℃/m
in、保持温度530℃、保持時間1時間、冷却速度約
2.5℃/minであった。
熱処理後の合金はすべて1000Å以下の微細な結晶粒
が、組織の大部分を占めるものであった。
第1表はこの時の合金組成と磁気特性を測定したもので
ある。
このようにPを添加することにより飽和磁束密度を上げ
、低保磁力化を回ることができることがわかる。
[発明の効果] 本発明によれば、低保磁力、高飽和透磁率の磁心が得ら
れるため磁心が小型化でき、特に商用周波数で使用され
るトランス等の磁心損失低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の合金の磁気特性を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)組成式:Fe_1_0_0−x−y−z−α−γ
    CuxSiyBzMαPγ (ただし、MはNb,W,Ta,Mo,Zr,Hf及び
    Tiからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であ
    る) で表され、 0.1≦x≦3,0≦y≦10,4≦z≦17,0.1
    ≦α≦5,1<γ≦4,10≦y+z+γ≦20を満た
    し、 組織の少なくとも50%が微細な結晶粒からなり、前記
    結晶粒の最大寸法で測定した粒径の平均が1000Å以
    下である合金からなる低周波用磁心。
  2. (2)Feの30%以下をCo及び/又はNiで置換し
    たことを特徴とする請求項1に記載の低周波用磁心。
JP1143754A 1989-06-06 1989-06-06 低周波用磁心 Pending JPH038303A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019065382A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. Fe系ナノ結晶粒合金及びこれを用いた電子部品
JP2020122186A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 セイコーエプソン株式会社 軟磁性粉末、圧粉磁心、磁性素子および電子機器

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