JPH0382944A - 接着構造物の非破壊検査法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は１例えば人工衛星の構体を形成するハニカム
サンドイノチパネルヤ、ハニカムサンドインチパネルに
太陽電池セルあるいはオプティカルソーラリフレクタ−
（以下、Ｏ８Ｒと略す。）などを接着した接着構造物の
非破壊検査法の改良に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図はハニカムサンドイッチパネルにＯ８Ｒを接着し
た構造物を示した図である。

第５図は第４図の厚み方向の断面図である。

ｆｔ）　ハフエーススキンｉ２１！−１ハニカムコア、
　＋３）Ｕ接着剤、１４）は銀蒸着を施した薄い板ガラ
スからなる０８Ｒ，（５）は接着剤の中に生じた空隙で
ある。

Ｏ８Ｒは受ける太陽光のほとんどを反射し、一方で、ハ
ニカムサンドインチパネルから伝わる熱を宇宙空間へ効
率良く放射する。強い太陽光を受ける軌道上で人工衛星
の温度を安定化させるのに極めて有効であり１人工衛星
の構体となるハニカムサンドイッチパネルに多数、接着
される。ところで、接着の際にしばしば、空気を１きこ
むことがある。空隙（５）はこの空気によって生ずるも
ので。

ハニカムサンドイッチパネルから０８Ｒへの熱伝導を妨
げ、放熱に有効な０ＩＩＩＲの面積を減らし。

結果的に人工衛星の異状な温度上昇をもたらす。

ハニカムサンドインチパネルとＯ８Ｒとの接着は従って
人工衛星の熱制御上、極めて重要であるが。

従来は目視もしくは人が直接、指で０６１Ｒ−￥：上か
ら押し、その指に伝わる感触から空隙の有無を判別して
いた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような非破壊検査法では１作業者の経験や勘に頼
るところが多く検査に正確さが期待できないばかりでな
く、検査に膨大な時間を要する。

近年の商用衛星では大型化に伴い、１機当たり。

５０００から６０００枚の０５１Ｒが接着されるため１
枚、１枚、指で押してい〈従来の方法では問題があり、
これに変わる検査法の確立が大きな課題であった。この
ような課題はハニカムサンドインチパネルに太陽電池セ
ルを貼った２人工衛星の太陽電池パネルでも同様であり
、この場合には。

セルの枚数が数万枚であることから、さらに切実である
。！り、ハニカムサンドイッチパネルそのものも薄い板
からなる接着構造物であり、全く。

同様である。

この発明は、かかる課題を解決するためになされたもの
で、接続直後に短時間で効率良く処理可能で、しかも精
度のたかい非破壊検査法を確立することを目的とする。

〔課ｍ＋解決するための手段〕

この発明にかかわる非破壊検査法は、接着構造物の接着
剤硬化のための加熱と、非破壊検査のための８口熱を同
時に行ない、接着剤硬化終了後一様々温度に昇温した接
着構造物を大気中にさらし冷却過程における表面温度の
分布を赤外線画像により識別して接着直後に接着部にお
ける欠陥を検知するものである。

〔作用〕

この発明において、接着構造物の接着部における欠陥で
ハ２表面から大気により冷却される一方で、内部からの
熱が伝わりにくいため、正常に接着された部分に比べ温
度が低くなり、赤外線画像上ではスポットとなって現わ
れるため容易に判別可能であるう 〔実施例〕 第１図、第２図はこの発明の一実施例を示すものである
。

第１図で（６）ば０６１Ｒを貼ったハニカムサンドイッ
チパネル、（７）は赤外線撮像カメラ、（８）は赤外線
撮像カメラ（７）の初号範囲である。Ｏ８Ｒを貼ったハ
ニカムサンドインチパネル（６）は既に接着剤硬化のた
めに用いる加熱ブロック（９）Ｋより加熱が折々われて
おり、一様７１ｉｌ−温度となった接着構造物から加熱
ブロックが取り外され、大気中に水平におかれている。

赤外線撮像カメラ（７）はＯ８Ｒを貼ったハニカムサン
ドインチパネル（６）の上方に位ｔし。

ネ兄野範囲（８）にはＯ８Ｒを貼ったハニカムサンドイ
ンチパネル（６）のすべてがおさ１つている。第２図は
接着剤硬化のための加熱ブロック（９１Ｋよる加熱時の
状態を示したものである。図において（３）（４）（６
）は従来と全く同一のものであり、接着剤（３）を加熱
硬化するため加熱ブロック（９）Ｋより、０ＥＩＲｉ４
１をハニカムサンドインチパネル（６）Ｋ押しつけてい
る。

第３図は赤外線撮像カメラ（７）Ｋよる画像を示したも
のである。図において、　ｆｉ＋、　＋４１．　（６）
は従来と全く、同一のものであり、Ｏ８Ｒ＋４１の接着
部の空隙（５ンは黒いスポットとなって現われている。

この大きさは、薄くて、かつ、熱伝導率の低いガラスで
あるＯ８Ｈにおいては、はぼ空隙（５）の大きさに等し
い。さらに精度の高い測定が必要な場合には予め大きさ
のわかっているレファランスを用いて測定することがで
きる。

〔発明の効果〕 この発明は以上、説明したとおり、接着構造物の接着剤
硬化のためのノＪロ熱と、赤外線画像により欠陥を検知
するための加熱を同時に行ない、かつ赤外線画像を用い
ることにより接着構造物の欠陥を接着直後に精度よく、
シかも同時に多くの０８Ｒを検査できる効果がある。

なお、実施例では、Ｏ８Ｒを貼ったハニカムサンドイン
チパネルについて説明したが、太陽電池セルを貼った場
合でも、またハニカムサンドインチパネルそのものでも
、同様の検査法が適用でき。

同じ効果が期待できるのはもちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実楕例を示す赤外線撮像カメラを
もちいた非破壊検査法の図、第２図は接着剤硬化のため
の加熱ブロフクによる加熱時の状態を示した図、第３図
は赤外線画像を示した図である。第４図はＯ８Ｒを貼っ
たハニカムサンドインチパネルの図で第５図は第４図の
Ｎ入方向の断面図である。 図において、（１）はフェーススキン、　！２）ハハニ
カムコア、（３）は接着剤、（４）は銀蒸着を施した薄
い板ガラスからなるＯ８Ｒ，＋５１は接着剤の中に生じ
た空隙、（６）ば０８Ｒを貼ったハニカムサンドインチ
パネル、（７）は赤外線撮像カメラ、（８）は赤外線撮
像カメラの視野範囲、（９）は接着剤硬運のため１７２
″用いる加熱ブロフクである。 ｉお９図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 薄い板状の材料を外表面に接着した接着構造物の非破壊
   検査法において、上記、接着構造物の接着剤硬化のため
   の加熱と、非破壊検査のための加熱を同時に行ない、接
   着剤硬化終了後一様な温度に昇温した接着構造物を大気
   中にさらし、冷却過程における表面温度の分布を赤外線
   画像により識別して、接着直後に接着部における欠陥を
   検知することを特徴とする接着構造物の非破壊検査法。