JPH0382896A - 軽量板紙 - Google Patents
軽量板紙Info
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- JPH0382896A JPH0382896A JP21917989A JP21917989A JPH0382896A JP H0382896 A JPH0382896 A JP H0382896A JP 21917989 A JP21917989 A JP 21917989A JP 21917989 A JP21917989 A JP 21917989A JP H0382896 A JPH0382896 A JP H0382896A
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野〉
本発明は、軽量板紙に関し、特に、中間層と、その中間
層を挟む外表層とを有する軽量板紙に関する。
層を挟む外表層とを有する軽量板紙に関する。
(従来の技術及びその解決すべき課題)従来より、板紙
は事務用ファイル、バインダーなど種々の用途に使用さ
れている。通常、これらの板紙は、単独又は複数の層を
積層したものからなり、一般に密度は0.55〜0.7
5程度のものである。
は事務用ファイル、バインダーなど種々の用途に使用さ
れている。通常、これらの板紙は、単独又は複数の層を
積層したものからなり、一般に密度は0.55〜0.7
5程度のものである。
しかしながら、板紙は厚みが大きいだけに、その分、重
量が大きくなり、取り扱いなどの便利性を考え、軽量化
された板紙が従来より強く要望されているが、今だ、更
に密度の低下し、軽量化された板紙ついての優れた技術
がないというのが現状である。
量が大きくなり、取り扱いなどの便利性を考え、軽量化
された板紙が従来より強く要望されているが、今だ、更
に密度の低下し、軽量化された板紙ついての優れた技術
がないというのが現状である。
従って、本発明は、従来の板紙よりも更に軽量化された
板紙を提供することを目的とする。
板紙を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結果
、板紙の中間層に2.5〜10重量%のケイ酸カルシウ
ムを配合することにより、上記目的が容易に達成できる
ことを見出し、本発明に到達したものである。
、板紙の中間層に2.5〜10重量%のケイ酸カルシウ
ムを配合することにより、上記目的が容易に達成できる
ことを見出し、本発明に到達したものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明の中間層は、2.5〜10重量%のケイ酸カルシ
ウムと、残部の木材パルプなどの繊維素系繊維とからな
っている。
ウムと、残部の木材パルプなどの繊維素系繊維とからな
っている。
本発明で使用される花弁状結晶構造のケイ酸カルシウム
としては、好ましくはその見掛は比重が0.08〜O,
1,2g/ccのものである。この範囲に入る見掛は比
重を有する限り、本発明の軽量板紙を製造する上で好適
である。このようなケイ酸カルシウムは、既に市場で容
易に入手可能であり、例えば、徳山曹達−より「フロー
ライト」として市販されている。この内、好ましいもの
としては、フローライトRとして市販されているケイ酸
カルシウムである。このケイ酸カルシウムの特性は、具
体的には以下の通りである。
としては、好ましくはその見掛は比重が0.08〜O,
1,2g/ccのものである。この範囲に入る見掛は比
重を有する限り、本発明の軽量板紙を製造する上で好適
である。このようなケイ酸カルシウムは、既に市場で容
易に入手可能であり、例えば、徳山曹達−より「フロー
ライト」として市販されている。この内、好ましいもの
としては、フローライトRとして市販されているケイ酸
カルシウムである。このケイ酸カルシウムの特性は、具
体的には以下の通りである。
化学式: 2 [:aO・3S+02・mS+02・n
H2O(但し、1 <m< 2.2<11<3)組成(
%): 5i02 58〜65 Ca0 2(1〜27 八1203 0.3〜0.6 Na20 0.2〜0.6 Fe20. 0.1以下 結晶系:ジャイロライト型 屈折率: 1.48〜150 真比重: 2.52 外 観:白色微粉末(微細な花弁状構造)白色度、94
%以上 平均粒径:20〜30μm 見掛は比重: 0.08〜0.1.2 g/cc比表面
積:100〜130m″/g pH(5%懸濁液)二85〜9.1 150メツシュ篩残分゛2.1%以下 吸油量:400〜600 m/1.00g加熱減量(1
10℃、1時間): 8%以下 強熱減量(1000℃、1時間) 10%以下 上記ケイ酸カルシウムの量は、中間層の全固形分の重量
に基づいて、2.5〜10重量%である。
H2O(但し、1 <m< 2.2<11<3)組成(
%): 5i02 58〜65 Ca0 2(1〜27 八1203 0.3〜0.6 Na20 0.2〜0.6 Fe20. 0.1以下 結晶系:ジャイロライト型 屈折率: 1.48〜150 真比重: 2.52 外 観:白色微粉末(微細な花弁状構造)白色度、94
%以上 平均粒径:20〜30μm 見掛は比重: 0.08〜0.1.2 g/cc比表面
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10℃、1時間): 8%以下 強熱減量(1000℃、1時間) 10%以下 上記ケイ酸カルシウムの量は、中間層の全固形分の重量
に基づいて、2.5〜10重量%である。
2.5重量%より配合量が少ない場合には、軽量化の程
度が小さく、一方、10重量%より多く配合する場合に
は、スティフネスが劣化するので好ましくない。なお、
ケイ酸カルシウムの量が多くなるに従って、スティフネ
スが劣る傾向にあるが、この劣化は澱粉をスプレーなど
で塗布することにより改良することができる。ただし、
澱粉を多量に配合すると、もろくなるので、少量の配合
が好ましい。
度が小さく、一方、10重量%より多く配合する場合に
は、スティフネスが劣化するので好ましくない。なお、
ケイ酸カルシウムの量が多くなるに従って、スティフネ
スが劣る傾向にあるが、この劣化は澱粉をスプレーなど
で塗布することにより改良することができる。ただし、
澱粉を多量に配合すると、もろくなるので、少量の配合
が好ましい。
必要に応じて、中間層には合皮パルプを配合してもよく
、このような合成パルプとして、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド又はこれらの複合材料などが使用できる。これら
の繊維を配合することにより、木材パルプ同志の結合を
阻止することができ、密度の低下、即ち板紙の更なる軽
量化を達成することができる。
、このような合成パルプとして、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
アミド又はこれらの複合材料などが使用できる。これら
の繊維を配合することにより、木材パルプ同志の結合を
阻止することができ、密度の低下、即ち板紙の更なる軽
量化を達成することができる。
上記合成パルプの内、芯部と鞘部とからなる同軸状パル
プであって、鞘部の剛性樹脂の融点が芯部のそれよりも
低いものが好ましい。そのような台底パルプとして、例
えば、鞘部がポリエチレンからなり、芯部がポリプロピ
レンからなる合成バルブ、例えばチッソ社からES繊維
として市販されているものが、挙げられる。
プであって、鞘部の剛性樹脂の融点が芯部のそれよりも
低いものが好ましい。そのような台底パルプとして、例
えば、鞘部がポリエチレンからなり、芯部がポリプロピ
レンからなる合成バルブ、例えばチッソ社からES繊維
として市販されているものが、挙げられる。
台底バルブの配合量は、好ましくは5〜15重量%であ
る。多く使用するほど、密度の低下の点では好ましいが
、上記量以上に配合すると、木材パルプ特有の剛性及び
層間強度を低下させることになるので好ましくない。な
お、乾燥時に十分熱や圧力で処理して、合成パルプを融
着させれば、板紙の強度は改良されるものの、このよう
な方法では、繊維の嵩張りが低下し、その結果、密度が
大きくなりすぎ、軽量化の目的からは適当ではない。
る。多く使用するほど、密度の低下の点では好ましいが
、上記量以上に配合すると、木材パルプ特有の剛性及び
層間強度を低下させることになるので好ましくない。な
お、乾燥時に十分熱や圧力で処理して、合成パルプを融
着させれば、板紙の強度は改良されるものの、このよう
な方法では、繊維の嵩張りが低下し、その結果、密度が
大きくなりすぎ、軽量化の目的からは適当ではない。
本発明においては、中間層を二層以上設けてもよい。
本発明で使用される外表層としては、従来より板紙の分
野で使用されているものを好適に使用することができる
。例えば、表層や裏層などの外表層は、繊維素系繊維か
らなり、通常、木材パルプや、リンクパルプ、故紙パル
プ、ポリノジック短繊維、麻繊維などを原料として使用
される。
野で使用されているものを好適に使用することができる
。例えば、表層や裏層などの外表層は、繊維素系繊維か
らなり、通常、木材パルプや、リンクパルプ、故紙パル
プ、ポリノジック短繊維、麻繊維などを原料として使用
される。
上記表層又は裏層は、それぞれ二層以上で使用すること
ができる。
ができる。
なお、外表層には、必要に応じて熱可塑性合成繊維を配
合してもよい。例えば、繊維素系繊維として、木材パル
プを使用する場合には、木材パルプを90重量%以上で
使用することが好ましい。
合してもよい。例えば、繊維素系繊維として、木材パル
プを使用する場合には、木材パルプを90重量%以上で
使用することが好ましい。
これよりも少ない場合(とは、外表層の剛性及び層間強
度が低下し、ひいては板紙全体の剛性及び層間強度が劣
化するからである。また、台底パルプを添加するとして
も、その台底パルプの融点は、中間層のものよりも大き
いことが必要である。
度が低下し、ひいては板紙全体の剛性及び層間強度が劣
化するからである。また、台底パルプを添加するとして
も、その台底パルプの融点は、中間層のものよりも大き
いことが必要である。
なお、上記中間層及び外表層以外に、付加的な層を更に
設けてもよい。
設けてもよい。
また、各層には、必要に応じて、有機又は無機の充填剤
を添加してもよい。更に、外表層には、必要に応じてポ
リビニルアルコールや澱粉などのサイズ剤等を配合して
もよい。
を添加してもよい。更に、外表層には、必要に応じてポ
リビニルアルコールや澱粉などのサイズ剤等を配合して
もよい。
本発明の軽量板紙は、連続的に抄紙することにより形成
することができる。抄紙の方法は、従来より採用されて
いる種々の方法で行うことができる。このようにして抄
紙された積層体は、乾燥されて、軽量板紙となる。乾燥
は、中間層にケイ酸カルシウムとともに、台底パルプを
使用する場合には、その台底パルプが相互に融着しない
程度の温度で行うことが必要である。全体が融着する場
合には、中間層の剛性及び層間強度が低下するからであ
る。通常、乾燥温度は、1.10〜180℃である。
することができる。抄紙の方法は、従来より採用されて
いる種々の方法で行うことができる。このようにして抄
紙された積層体は、乾燥されて、軽量板紙となる。乾燥
は、中間層にケイ酸カルシウムとともに、台底パルプを
使用する場合には、その台底パルプが相互に融着しない
程度の温度で行うことが必要である。全体が融着する場
合には、中間層の剛性及び層間強度が低下するからであ
る。通常、乾燥温度は、1.10〜180℃である。
例えば、中間層の台底パルプとして、SWPを使用し、
この繊維を表面的に融着することにより、嵩高を保持し
つつ、中間層の強度を改良することができる。
この繊維を表面的に融着することにより、嵩高を保持し
つつ、中間層の強度を改良することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
実施例1〜5、比較例1〜3
以下の表−1に示す割合で、丸網抄造機により、フロー
ライトRを配合した6層の中間層と、その上層及び下層
にそれぞれ100%の新聞故紙からなる一層の外表層(
表層及び裏層)とを、多層砂金せにより、抄造して積層
体を形成し、次いで130℃で乾燥することにより、軽
量板紙を製造した(ただし、実施例3及び4においては
、澱粉スラリーを中間層の各層間にスプレーにより塗布
した。)。この板紙の密度が剛性の評価手段としてのス
ティフネスを測定した結果を同表−1に示す。
ライトRを配合した6層の中間層と、その上層及び下層
にそれぞれ100%の新聞故紙からなる一層の外表層(
表層及び裏層)とを、多層砂金せにより、抄造して積層
体を形成し、次いで130℃で乾燥することにより、軽
量板紙を製造した(ただし、実施例3及び4においては
、澱粉スラリーを中間層の各層間にスプレーにより塗布
した。)。この板紙の密度が剛性の評価手段としてのス
ティフネスを測定した結果を同表−1に示す。
なお、スティフネスは、JIS P8125による曲
げこわさとして評価される。また、層間強度はTAPP
IスタンダードT541による。
げこわさとして評価される。また、層間強度はTAPP
IスタンダードT541による。
上記表から、中間層にケイ酸カルシウムを配合すること
により、従来の板紙の特性を保持したまま、軽量化され
た板紙の得られることが分かる。
により、従来の板紙の特性を保持したまま、軽量化され
た板紙の得られることが分かる。
Claims (1)
- 少なくとも一層の中間層と、前記中間層を挟む少なくと
も二層の外表層とを含む板紙において、前記中間層が2
.5〜10重量%の花弁状結晶ケイ酸カルシウムを含有
することを特徴とする軽量板紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21917989A JPH0382896A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 軽量板紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21917989A JPH0382896A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 軽量板紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382896A true JPH0382896A (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=16731438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21917989A Pending JPH0382896A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 軽量板紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0382896A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025088A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-02-07 | Chuetsu Pulp Kogyo Kk | 中性紙、および中性紙の製造方法 |
WO2013140844A1 (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-26 | 日本製紙株式会社 | 白板紙及びそれを用いた印刷物、印刷箱又は包装容器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5071904A (ja) * | 1973-10-26 | 1975-06-14 | ||
JPS5649100A (en) * | 1979-09-27 | 1981-05-02 | Chiyoda Kagaku Kenkyusho | Volatile paper composition and method |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP21917989A patent/JPH0382896A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5071904A (ja) * | 1973-10-26 | 1975-06-14 | ||
JPS5649100A (en) * | 1979-09-27 | 1981-05-02 | Chiyoda Kagaku Kenkyusho | Volatile paper composition and method |
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WO2013140844A1 (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-26 | 日本製紙株式会社 | 白板紙及びそれを用いた印刷物、印刷箱又は包装容器 |
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