JPH0381303A - オレフィン重合に適したバナジウム―ベース触媒の製造方法 - Google Patents

オレフィン重合に適したバナジウム―ベース触媒の製造方法

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JPH0381303A
JPH0381303A JP2208320A JP20832090A JPH0381303A JP H0381303 A JPH0381303 A JP H0381303A JP 2208320 A JP2208320 A JP 2208320A JP 20832090 A JP20832090 A JP 20832090A JP H0381303 A JPH0381303 A JP H0381303A
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Jean-Claude Andre Bailly
ジャン―クロード アンドレ バイリー
Philippe Bres
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塩化マグネシウムの球状粒子に担持されるチ
ーグラー−ナッタ型のバナジウム−ペース触媒の製造方
法に関するものである。この触媒は、オレフィンの重合
に適し、かつ特にガス相共重合化方法により9弾性プロ
ピレン共重合体を製造するのに特に適合される。
(従来の技術) チーグラー−ナッタ型の触媒システムは、チタンのよう
な遷移金属の少なくとも一つの化合物を含む触媒から成
り、及びアルミニウムのような金属の少なくとも一つの
有機金属化合物を含む助触媒から成ることは公知である
。更に、これらの触媒の性質は、遷移金属化合物が、塩
化マグネシウムのような固体無機化合物から成る担体と
使用される時に、大きく影響され得ることも公知である
。担持触媒を製造するのに使用される技術において、担
体の性質と、一般的に前記担体上に遷移金属化合物を固
定することに存在する触媒の製造方法とは、触媒の特性
と、オレフィンの重合又は共重合の反応における挙動と
に対して極めて大いに重要である。
欧州特許出願第EP−A−0,099,772号公報に
よると、i[g−C結合と低割合の電子供与体化合物と
を含む生成物を含む塩化マグネシウムの球形担体上の遷
移金属化合物の沈殿により触媒を製造することは公知で
ある。遷移金属化合物は、ハロゲン化チタン化合物であ
り、かつ担体上のこの沈殿は、チタン化合物を、有機金
属化合物の様な還元剤により還元する反応により実施さ
れる。触媒は、エチレン重合体の製造に使用される。然
し乍ら9弾性プロピレン共重合体が、充分満足な条件で
製造可能とされることは、未だ知られていない。
欧州特許第A−0,155,770号公報によると。
Mg−C結合と少量の電子供与体化合物とを含む生成物
を含む塩化マグネシウムの球形担体上のバナジウム化合
物の沈殿により触媒を製造は公知である。沈殿化は、こ
の担体の存在下に、還元剤の添加無しに、バナジウム化
合物の還元反応により実施される。還元反応は、担体に
存在するKg−C結合を含む生成物により多分自然に開
始される。この触媒は、広い分子量分布を有するエチレ
ン重合体を製造するのに使用される。
(発明が解決しようとする課題) 然し乍ら、この方法は、多量のバナジウム化合物の使用
を必要とし、はんの小割合のこのバナジウム化合物のみ
が、担体に固定されるのにすぎないことが知られている
。触媒洗浄操作が、一般的に、担体に固定されてない過
剰のバナジウム化合物を除去するのに必要であり、この
操作は、バナジウム化合物の毒性と腐蝕性の為に、高価
につきかつで困難である。
本発明者等は、塩化マグネシウムに担持されるバナジウ
ム−ベース球形触媒の製造方法を見い出し、この方法は
、前記欠点を避は得るものであることが突き止められた
。特に、この方法は、オレフィンの重合化に高活性を現
す球形バナジウム触媒の製造を可能とするものであるこ
とが突き止められた。この触媒は、特にガス相共重合化
方法を使用して、特に弾性プロピレン共重合体の製造に
適合されるものであることが突き止められた。この場合
、触媒は0弾性プロピレン共重合体粉末を1球形かつ非
付着性粒子の形態で直接的に製造可能とし、この粉末は
良好な流動性質を有しかつ取り扱い容易であることが突
き止められた。
(課題を解決するための手段) 本発明によると、塩化マグネシウムの球形担体上のバナ
ジウムの還元反応により、液体炭化水素中で沈殿させた
バナジウム化合物に基づくチーグラー−ナッタ型の触媒
の製造方法において、この方法は、前記沈殿が。
a)有機金属化合物から選択されるバナジウム−還元剤
を。
b)少な−くとも一つのハロゲンと一つのアルコキシ基
を含む液体炭化水素に可溶性のバナジウム化合物と。
c)  (i) l[g−C結合を含むどんな生成物も
実質的に含まない二塩化マグネシウム80〜99.5モ
ル%、及び(ii)  0.5〜20モル%の少なくと
も一つの有機電子供与体化合物りで活性水素を含まない
ものとを含む固体担体で、前記固体担体が、10〜10
0ミクロンのマス平均直径Dmと、マス平均直径り、の
数的平均直径Dnに対する比が2未満の粒度分布とを有
する球状粒子から成るものとを、液体炭化水素中で接触
させることにより実施されることを特徴とする方法が提
供される。
本発明によると、触媒の製造は、特別な塩化マグネシウ
ム担体を使用する。担体は、 Ig−C結合を含む生成
物の実質的に無く、このKg−C結合は、つまり、担体
中のi[g−C結合数のマグネシウム原子数に対する比
率が0.001未満であることに等しい。従って、担体
上へのバナジウム化合物の沈殿は、担体中に存在する還
元剤によるバナジウムの還元反応により自然的に開始さ
れない。バナジウムの還元は、有機金属化合物から選択
される還元剤により実施され、この有機金属化合物は、
特別な塩化マグネシウム担体とバナジウム化合物とに接
触させられる。本発明の製造方法の驚くべき特徴は、バ
ナジウム化合物が、担体粒子以外に実質的に沈殿されず
に、固体担体に固定される事実にある。
特別な塩化マグネシウム担体は、比較的に多量の有機電
子供与体化合物pを含む。この特性は、担体中に多量の
マグネシウム化合物を固定し、かつ触媒にオレフィンの
重合化又は共重合化に顕著な活性を付与するのに驚くほ
ど寄与するものである。この担体は、80〜99.5モ
ル%の二塩化マグネシウムと0.5〜20モル%の化合
物りを含む。80〜95モル%の二塩化マグネシウムと
5〜20モル%の化合物りを含み、これによりオレフィ
ンの重合化に優れたバナジウム−ベース触媒を得るのが
好適である。使用される担体が、 80〜90モル%の
二塩化マグネシウムと10〜20モル%の化合物りを含
む場合1弾性プロピレン共重合体の製造において、顕著
な結果が得られる。
有機電子供与体化合物りは、ルイス塩基として公知であ
る。これは活性水素を含まず、従って1例えば、水、ア
ルコール類又はフェノール類から選択され得ない。これ
は、二塩化マグネシウムに関して比較的に低い複合体形
成能力を有するであろう。これは、エーテル類、チオエ
ーテル類、スルホン類、スルホキサイド類、ホスフィン
類、 アミン類、及びアミド類から便利に選択される。
好適には エーテル類が使用される。
最良の結果は、担体が均−組成物の形態にある時に得ら
れる。即ち、化合物りが、塩化マグネクラム粒子の孔か
ら外面に、かつその外面のみでない塩化マグネクラム粒
子全体に亙って均一に分布される組成物である時に得ら
れることが突き止められた。結果として、この種の担体
をえる為に、沈澱を使用する方法により製造するのが推
奨される。この場合、化合物りは、沈殿法に使用される
反応物と反応しない様な生成物から選択される。例えば
、化合物りは、グリニア化合物又は有機マグネシウム化
合物と反応するカルボン酸エステル類から選択されるこ
とは出来ない。
更に、担体は、その構造が本質的に非晶質である、即ち
結晶性の形態が大部分又は完全に消失した構造の場合に
9重合化の間、巨大な生長応力に耐えることが出来る高
性能触媒を濁すことが分かった。従って、担体のこの特
別な形態は、比較的に正確な条件において実施される沈
殿化によってのみ得ることが出来る。
更に、担体は、マス平均直径が10〜100ミクロン、
好適には20〜50ミクロンを有する球状粒子から成る
ことを特徴とする。担体の粒子は、マス平均直径り、の
数平均直径Dnに対するり、/D、比が2未満であると
いう極めて狭い粒度分布を有する。更に特別には、これ
らの粒度分布は、D、/D、比が1.1〜1.5で、1
.5XD@以上又は0.6XD、以下の直径を有する粒
子は、実質的に完全に認められないように極端に狭いの
が良い。粒度分布はまた、同じ単一バッチ中の粒子の9
0重量%がり、110%範囲内に包含されることにより
検定されて良い。
球形粒子は、実質的に球形である粒子を意味することを
意図しており、即ち、長軸の短軸に対する比率が約1.
5に等しいか未満、好適には1.3未満である。
担体粒子の比表面積は、20〜100m”7g(BET
)、好適には30〜60m”7g(BET)であり、か
つこれらの粒子の相対密度は約1.2〜2.1の範囲に
あるのが良い。
本発明で使用される担体は、特にジアルキルマグネシウ
ム化合物を有機塩素化合物と、有機電子供与体化合物り
の存在下に反応させることにより調製出来る。選択され
るジアルキルマグネシウム化合物としはて、式R+l[
glh(式中、R1とR2は2〜12個の炭素原子を含
む同じ又は異なるアルキル基)の製品が使用され得る。
ジアルキルマグネシウム化合物の重要な性質の一つは、
担体の調製が実施されるであろう炭化水素媒体に直接的
に可溶性であることである。選択される塩素化有機化合
物として、式R3C1(式中、R3は3〜12個の炭素
原子を含む第二級又は、好適には第三級アルキル基)の
塩化アルキルが使用される。使用される電子供与体化合
物りとして、式R40R&(式中、R4とR5は1〜1
2個の炭素原子を含む同じ又は異なるアルキル基)のエ
ーテル類を使用するのが好ましい。
更に、担体を調製する為に使用される各種の反応物が、
次の条件下に使用される。
モル比R3C1/R+igRzは1.5〜2.5、好適
には2〜2.3であり、かつ モル比D/R+l[glhは0.1〜1.2、好適には
0.3〜0.8である。
有機電子供与体化合物りの存在下にR,)[gR2とR
3C1の間の反、応は、液体炭化水素媒体内で撹拌下に
起こる沈澱化である。専門家は、この場合において、媒
体の粘度、撹拌の形式と速度及び 反応物の使用条件の
ような物理的要素が、他の総てが未変化である条件下に
、沈澱粒子の構造、大きさ及び粒度分布の形態に主要な
役割を演じることが出来ることを知っている。それにも
かかわらず、多量の電子供与体化合物DEの存在により
特に特徴付けられる優れた担体を得る為に、沈澱反応を
10〜50℃、好適には15〜35℃の範囲の比較的に
低温で実施することが推奨される。更に、沈澱反応は、
少なくとも10時間、好適には10〜24時間の極端に
ゆっくりと進行させてミ形成固体生成物の妥当な有機化
、特に多量の化合物りの挿入と、かくして形成された担
体中にその均一な分散を許すべきである。
触媒製造方法は、液体炭化水素中の塩化マグネシウム担
体上にバナジウム化合物を沈殿することにある。液体炭
化水素は、n−ヘキサン又はn−ヘプタンの様な一つ又
はされ以上のアルカン化合物であって良い。−膜内に、
炭化水素に可溶性のバナジウム化合物は、バナジウムが
、そのの最大原子価、即ち、原子価4.又はバナジル基
が、その最大の原子価を有する。即ち、原子価3である
ことが公知である。
バナジウム化合物は、少なくとも一つのハロゲンX、及
び少なくとも一つの式ORのアルコキシ基を含む。ガス
相において弾性プロピレン共重合体を製造する触媒の殆
どは、 X/ORのモル比が0.05〜20.好適には
1〜10のバナジウム化合物で製造されたものであるこ
とに言及しておいた。この様な触媒に関して、良好な流
動性性質を有する非付着性共重合体粉末を、ガス相で直
接的に製造出来ることが観察されたことは、1mくべき
ことであった。更に、この方法で製造した弾性プロピレ
ン共重合体は、比較的に狭い分子量分布を有することも
言及しておいた。
更に特別に、バナジウム化合物は、2つの一般式: %式% (式中、Rは炭素数原子1〜12個を含むアルキル基、
Xは臭素又は塩素の様なハロゲン原子、Iは0.2〜3
.8.好適には2〜3.6の範囲の整数又は分数、及び
nは0.14〜2.85.好適には1.5〜2.7の範
囲の整数又は分数を表す)のいずれかに相当する。バナ
ジウム化合物は9式voxs又はVX、のバナジウムハ
ロゲン化物と9式TO(OR) !又はV(OR)4の
バナジウムアルコキシドとの適切な混合物、又はそうで
なければ式VOX!又はvx、のバナジウムハロゲン化
物と式ROHのアルコールとの混合物(式中のXとR基
は、前記したと同じ定義のものである)を製造すること
により調製されて良い。バナジウムハロゲン化物の内、
四塩化バナジウム、三塩化バナジウムが有利に使用され
、バナジウムアルコキシドの内、バナジルトリーn−プ
ロポキシド、バナジル トリイソプロポキシド又はバナ
ジウムテトラ−n−プロポキシドを使用するのが好適で
ある。バナジウム化合物は、触媒の製造に使用する前に
、又は任意的に担体の存在において、触媒の沈殿が起こ
る液体炭化水素中で直接的に、のいずれかにおいてで製
造されて良い。
触媒を製造する為に使用されるバナジウム化合物の量は
、担体に固定されるバナジウムの望みの量と、及び担体
中に存在する有機電子供与体化合物りの量とに左右され
る。触媒の製造中に使用されるべきバナジウム化合物の
量は、−膜内に、担体の二塩化マグネシウムのモル当た
り0.05〜2.好適には0.1〜1モルである。
触媒製造方法は、有機金属化合物から、特に元素の周期
分類の第1I又はIII族に属する金属の有機金属化合
物から選択される還元剤でバナジウムの還元反応により
、担体上のバナジウム化合物を沈殿させることにある。
有機アルミニウム化合物、有機マグネシウム化合物又は
有機亜鉛化合物が、好適に使用される。特に、トリエチ
ルアルミニウム又はトリイソブチルアルミニウムの様な
トリアルキルアルミニウム、又は好適には塩化ジエチル
アルミニウムの様な塩化アルキルアルミニウムを使用す
ることが出来る。還元剤は、触媒が重合化の間に微細粒
子に破壊するのを避けられるべきならば、比較的に少量
で使用されるのが良い。触媒沈殿の間に使用される還元
剤の量は、−膜内に、担体の二塩化マグネシウムのモル
当たり0.05〜L、5. 好aには0.1〜1モルで
ある。更に、触媒は、担体中に存在するものと同じ又は
異なる。電子供与体化合物の追加量の存在下に製造され
るのが良い。
担体中に固定されたバナジウムは1本質的に還元状態に
ある。触媒の沈殿は液体状態内にある。液体炭化水素内
の触媒の沈殿は、0〜120℃。
好適には50〜90℃の範囲の温度でバナジウム化合物
と還元剤と接触させることにより実施される。接触時間
は、約0.5〜15時間である。
実際的に、触媒の沈殿は、各種の方法で実施され得る。
例えば、還元剤とバナジウム化合物は、液体炭化水素中
の塩化マグネシウムの分散体へ同時に添加されて良い。
かくして製造された混合物は、0.5〜15時間の間撹
拌しつつ保持されるのが良い。たの方法は、塩化マグネ
シウム担体の分散へ、還元剤とバナジウム化合物を続い
てどちらかの順序で添加することにあって良い。特に、
担体中に固定されるバナジウムの量を増加する為に、好
適には、最初に還元剤を塩化マグネシウム担体の分散と
接触させ0次いでバナジウム化合物をこの分散へ添加す
るのが良い。使用されるバナジウム化合物の量の大部分
が、担体に固定されるけれども、触媒は、液体炭化水素
で1回又はそれ以上の回数洗浄されるのが良い。
驚くべきことに、担体の本質的に非晶質構造と形態学は
、触媒の製造の間に変化しないことが分かる。従って、
得られた触媒は、物理的性質が、最初の担体の粒子の物
理的性質と実際的に同一である。特に、触媒は、10〜
100ミクロンの、好適には20〜50ミクロンのマス
−平均直径。
及びマス−平均直径の数的−平均直径に対する比率によ
り測定する時に、2未満の粒度分布を有する球形から成
る。
本発明の製造方法の利点は、使用されるバナジウム化合
物の大部分は、担体に固定されている事実に支えられて
いる。一般的に、製造中に使用されるバナジウム化合物
の80%以上、かつ90%以上でさえも、担体に固定さ
れることが分かっている。本発明の製造方法の他の特性
は。
バナジウム化合物が、fi媒を重合化中により強固にし
て、担体全体に亙り均一に固定されていることである。
事実、バナジウム化合物は、担体の孔部から外面まで、
各々の担体粒子中に均一に分布している。担体中に最初
存在する有機電子−供与体化合物りは、触媒中に可成減
少することが観察される。このことから、バナジウム化
合物は、化合物りが欠如したままの所はどこの担体中に
も固定されることが出来ると結論されて良い。更に、触
媒は、沈殿中に使用される還元剤の一部を含むが、しか
し還元反応により変換された形態で含まれることが観察
される。
従って、得られた触媒は、二塩化マグネシウムのモル当
たり、 0.05〜2モルのバナジウム、 0.01〜
0.1モルの電子供与体化合物及び還元反応により変換
された形態の0.05〜1モルの還元剤を含む。本発明
により製造された触媒は、エチレン、プロピレン、1−
ブテン、1−ヘキセン。
4−メチル−1−ペンテン又は1−オクテンの様な炭素
原子2〜12個を含むオレフィンを、工業的条件下に重
合化又は共重合化するのに使用することが出来る。弾性
プロピレン共重合体、特に30%〜70%重量のプロピ
レンと70%〜30%重量のエチレン及びl又は1−ブ
テン及び任意的にエチリデンノルボルネン、4−メチル
−1,4−ヘキサジエン及び2−メチル−1,5−ヘキ
サジエン又は1.4−ヘキサジエンの様な非共役ジエン
を含む共重合体の製造に特に適している。弾性共重合体
は、流動床反応器及びl又は機械的に撹拌した床反応器
中でガス相中にて有利に製造される。プロピレン共重合
反応は、触媒を9元素の周期分類の第1とIII族に属
する金属の有機金属化合物から選択される助触媒と共に
、かつ有利にはハロゲン化炭化水素から選択される促進
剤と共に使用されることにより実施される。触媒と助触
媒は、−般的に、触媒のバナジウム量のモル比が0.5
と50の間にある様な割合で使用される。共重合化反応
は、約0℃と60℃の間の温度で、かつ0.1〜5MP
aの範囲の総圧力にて実施されるのが良い。
本発明により製造された触媒は、直接的に、又はガス相
にて及び/又は液体炭化水素中の分散中にて一つ又はそ
れ以上の工程で実施されるオレフィン共重合化操作を受
けた後に使用されることが出来る。共重合化操作は、触
媒粒子の形態学を保持しながら、触媒粒子の大きさの増
大を濁す。このことは、触媒と助触媒とを、一つ又はそ
れ以上のオレフィンと接触させることに存在する。共重
合化反応は、バナジウムのミリモル当たりに得られるポ
リオレフィン10〜500g、好適には30〜250g
までliI!Il媒の適切な活性を保持しながら実施さ
れるのが良い。プロピレン共重合化反応の間、各々の共
重合体粒子の均一発達が観察され、かつ弾性プロピレン
共重合体が、良好な流動性と、一般的に0.3と0、5
g/cm”の高い嵩密度を有する非付着性粉末から成っ
て得られる。共重合体は2重量平均分子量1[wの数平
均分子量1[nに対する比率が6と11の間にあること
を特徴とする比較的に狭い分子量分布を有する。更に、
共重合体は、一般的に重量で15ppm未満の極めて低
い割合のバナジウムを含むだろう。
本発明によると、担体又は触媒粒子のマス平均直径(D
、)と数的平均直径(D、)は、オプトマックスイメー
ジアナライザー(マイクローメージャメント社、英国)
を使用して、顕微鏡的観察により測定される。測定の原
理は、光学顕微鏡と頻度分布表を使用して、粒子集団の
実験的研究により得る ことにあり、頻度分布表は、直
径の各クラス(i)に属する粒子の数(nl)を与え、
各クラス(i)は、前記クラスの境界の間に包含される
中間直径(d+)により特徴付けられる。
1981年6月の公のフランス標準NF X 11−6
301:ヨると、D、とり。は、次の式により与えられ
る:D、/D、比は、粒度分布を特徴付けるもので、こ
れは、しばしば「粒度分布の幅」と呼ばれている。オプ
トマックスイメージアナライザーを使用する測定は、逆
にした顕微鏡により実施され、これは16と200倍の
間の倍率で、担体又は触媒粒子の分散の測定を許すもの
である。粒子の大きさ又は直径を測定し、次いでこれら
を分類する目的で、テレビジョンカメラが、逆にした顕
微鏡により与えられるイメージをキャッチし、次いでイ
メージをコンピューターに送り、コンピューターは、受
信したイメージをライン毎にかつ各々のライン上の点毎
に順に解析する。
[実施例コ 以下の限定的でない例によりこの発明を説明する。
例1 支持体の調製 n−へキサン中の10モルのジブチルマグネシウム、6
.451のn−へキサン並びに最後に11のジイソアミ
ルエーテルを含有する10.21の混合物を、窒素の下
周囲温度にて第1段階に際して、毎分600回転の速度
で回転する攪拌装置を備えジャケットを備える301の
ステンレススチール反応器に連続的に導入する。第2段
階で、攪拌装置の速度を毎分600回転に維持し、反応
器の温度を25℃とし、このようにして得られた混合物
に2.41のtert−ブチルクロリドを、一定速度で
12時間に渡って添加する。この時間の終りに際し、反
応混合物を25℃で3時間保持する。得られる沈澱物を
15A’のn−へキサンを用いて洗浄する。沈澱物の洗
浄は6回繰り返す。得られる固体生成物はマグネシウム
ジクロリドを基剤とする支持体(A)を形成し、マグネ
シウムジクロリドのモル当り0.12モルのジイソアミ
ルエーテルおよび0.001モル未満のMg−C結合を
含有する。
顕微鏡観察によれば、支持体(人)は球状粒子の形態を
有し、21ミクロンの質量平均直径および極めて狭い粒
径分布を備え、この場合粒子の比率り、/D、、は1.
4に等しい。
支持体(A)の比表面は約45m 2/ g (BET
)である。支持体における塩化マグネシウムクロリドの
構造は主として無定形である。
例2 触媒の調製 150 mlのn−へキサン中に0.1モルのマグネシ
ウムジクロリドを含有する例1で調製した支持体(A)
の懸濁物を、周囲温度で窒素雰囲気下に、毎分250回
転の速度で回転する攪拌装置を備える11のガラス反応
器に導入する。
n−ヘキサン中に0.2モル/lのジエチルアルミニウ
ムを含有する100 mlの溶液を、1時間に渡ってこ
の懸濁物に添加し、攪拌しつつ周囲温度(25℃)に保
持する。この混合物を1時間35℃に攪拌しつつ保持す
る。この時間の終りに際し、攪拌保持した懸濁物を50
℃の温度に加熱し、n−へキサン中に0.16モル/l
のバナジルトリクロリドおよび0.04モル/lのバナ
ジルトリーn−プロポキシドを含有する100 mlの
溶液を4時間に渡ってこれに添加する。このようにして
新しい懸濁物が得られ、7これを2時間の間80℃の温
度で攪拌保持する。
その後攪拌を停止し、触媒を沈降させる。上澄液体相を
除去した後、触媒を連続2回の洗浄に供し、1回に20
0 mlのn−へキサンを50℃で使用し、その後3回
の洗浄に供し、1回に200 mlのn−へキサンを2
5℃で使用する。
触媒(B)を単離し、窒素雰囲気下に保存する。これは
マグネシウムのモル当り次のものを含有する二 0.18モルの全バナジウム(vt) 0、09モルの三価バナジウム(yi+)2.56モル
の塩素(C1) 0.04モルのジイソアミルエーテル(DIAE)0.
1モルのn−プロピル基(OR) 0.1モルのアルミニウム(A1)。
第1表に示すように、触媒の元素は、モル比V”/Vt
= 0.5 、Vt/Mg= 0.18、C1/Mg=
2.56、AI/ Mg= 0.1 、DIAE/ M
g= 0.04、OR/Mg= 0.1に相当し、触媒
中の6.6重量%のバナジウムに相当する。
触媒(B)は、形状および大きさの点で支持体Aのもの
と実質的に同一の粒子の形態であり、特に21ミクロン
に等しい質量平均直径り、を有し、D、/Dn=1.4
の粒子寸法分布を有する。
例3 触媒の調製 例2と同様の操作を行うが、ただし、n−へキサン中の
0.2モル/1のジエチルアルミニウムクロリドを含有
する溶液100 mlの代りに150 mlを用い、バ
ナジルトリクロリドの0.16モル/lの代りに0.2
4モル/lおよびn−ヘキサン中のバナジルトリーn−
プロポキシドの0.04モル/lの代りに0.06モル
/lを含有する100 mlの溶液とする。触媒(C)
が得られ、その特徴を第1表にまとめる。
例4 触媒の調製 例2と同様の操作を行うが、ただし、バナジルトリクロ
リドの0.16モル/lの代りに0.12モル/lおよ
びn−ヘキサン中のバナジルトリーn−プロポキシドの
0.04モル/1の代りに0.08モルを含有する溶液
を用いる。触媒(D)が得られ、その特徴を第1表にま
とめる。
例5 触媒の調製 例2と同様の操作を行うが、ただし、n−へキサン中の
ジエチルアルミニウムクロリドの溶液を塩化マグネシウ
ムの懸濁物に添加した後、この混合物を35℃で1時間
の代りに45℃で2時間攪拌し、その後バナジルトリク
ロリドの0.16モル/lの代りに0.18モル/lお
よびn−ヘキサン中のバナジルトリーn−プロポキシド
の0.04モル/lの代りに0.02モル/lを用いる
。触媒(E)が得られ、この特徴を第1表にまとめる。
例6 触媒の調製 例2と同様の操作を行うが、ただし、バナジルトリクロ
リドの0.16モル/lの代りに0.16モル/lのバ
ナジウムテトロクロリドおよびバナジルトリーn−プロ
ポキシドの0.04モル/lの代りに0.04モル/l
のバナジウムテトラ−n−プロポキシドを用いる。触媒
(F)が得られ、その特徴を第1表にまとめる。
旦エエ里塁盟と 触媒の調製 例2と同様の操作を行うが、ただし、n−へキサン中に
バナジルトリクロリドの0.016モル/lの代りに0
.3モル/lを含有する溶液を用い、この溶液がバナジ
ルトリーn−プロポキシドを全く含有しないものとする
。触媒(G)が得られ、その特徴を第1表にまとめる。
例2と同様の操作を行うが、ただし、ジエチルアルミニ
ウムクロリド溶液は用いない。
触媒(H)が得られ、その特徴を第1表に併せて示す。
例9 エチレンプレポリマの調製 60℃に加熱される21のn−ヘキサン、8ミリモルの
トリエチルアルミニウム、4ミリモルのジエチルアルミ
ニウムクロリド並びに4ミリモルのバナジウムに相当す
る量の例2で調製した触媒(B)を窒素雰囲気下に、毎
分750回転で回転する攪拌装置を備えた51のステン
レススチール反応器に連続的に導入する。通常の条件下
で測定した11の水素をその後反応器に導入し、続いて
80g/hの均一な速度で4時間エチレンを導入する。
この時間の終りに際して、プレポリマ懸濁物を周囲温度
に冷却しn−へキサンを留去した後、約320 gのプ
レポリマ粉末を集め、これを窒素雰囲気下に保存する。
これは次の特徴を有するニ 一球状粒子で質量平均直径D、:95ミクロンを有する 一嵩密度: 0.43 g / cm’−バナジウムの
ミリモル当りのプレポリマの量:80g。
気相中でのエチレンの重合 完全に不活性で無水の200gの先の反応に由来するポ
リエチレン粉末、0.1 ミリモルのバナジウムに相当
する量の先に調製したプレポリマ、1ミリモルのトリイ
ソブチルアルミニウム並びに0.05MPaの分圧に相
当する容量の水素を窒素雰囲気下に、毎分250回転の
速度で回転し乾燥粉末を攪拌する装置を備えた2、6j
!のステンレススチール反応器に導入する。この反応器
を80℃に加熱し、これにエチレンを全圧0.6MPa
が得られるまで寝入し、エチレンを添加することにより
重合期間に渡ってこれを一定に保持する。3時間の反応
後、粉末の形態で600 gのポリエチレンを回収する
。これは次の特徴を有するニ ーバナジウム含量: 12ppm −5kgの負荷の下190℃で測定したメルトインデッ
クス(MIs/+9゜)  : 2.5 g/10分−
嵩密度: 0.42 g / cm’−球状粒子でり、
:290ミクロン −分子量分布: My/ Mn : 8゜例10 n−へキサン懸濁物におけるエチレンの重合70℃に加
熱する21のn−ヘキサンおよび5ミルモルのトリーn
−オクチルアルミニウムを窒素雰囲気下に、毎分750
回転で回転する攪拌装置を備えた51のステンレススチ
ール反応器に連続的に導入し、その後0.5ミリモルの
バナジウムに相当する量の例3で調製した触媒(C) 
、0.15MPaの分圧に相当する容量の水素、並びに
エチレンを3時間に渡り160g/hの均一な速度で導
入する。この時間の終りに際して、重合体懸濁物を周囲
温度に冷却しn−へキサンを留去した後、約480gの
ポリエチレン粉末を集める。これは次の特徴を有するニ 一球状粒子でり、、:280ミクロン −嵩密度: 0.410 g 7cm3−SOミクロン
未満の直径を有する微細粒子の重量含量=0.5% −5kgの負荷で190℃にて測定したメルトインデッ
クス(MIs/19゜)  :0.94g/10分−分
子質量分布: My/Mn : 9゜例11 エチレンおよびプロピレンのプレポリマの調製 21のn−へキサン、12ミリモルのトリイソブチルア
ルミニウム、40ミリモルのクロロホルム並びに4ミリ
モルのバナジウムに相当する量の例4で調製した触媒(
D)を窒素雰囲気下に周囲温度(20℃)で、毎分75
0回転で回転する攪拌装置を備えた51のステンレスス
チール反応器に連続的に導入する。反応器を35℃に加
熱し、その後95モル%のエチレンおよび5モル%のプ
ロピレンを含有する混合物を、4時間に渡って80g/
hの均一な速度でこれに導入する。こ9時間の終りに際
して、周囲温度にプレポリマ懸濁物を冷却しn−ヘキサ
ンを留去した後、320gプレポリマ粉末を集め、これ
を窒素雰囲気下に保存する。これは次の特徴を有するニ ーD、、:100ミクロンを有する球状粒子−エチレン
誘導単位の重量含量:90%−ポーポリエチレン晶度の
程度=22%−バナジウムのミリモル当りのプレポリマ
の量:80g。
プロピレンおよび1−ブテンの気相共重合完全に不活性
で無水の先の反応に由来する150gのプロピレンおよ
びl−ブテン共重合体粉末、0.1ミリモルのバナジウ
ムに相当する量の先に調製したプレポリマ、15ミリモ
ルのトリイソブチルアルミニウム、3ミリモルのクロロ
ホルム並びに0.03MPaの分圧に相当する容量の水
素を窒素雰囲気下に、毎分250回転の速度で回転する
乾燥粉末用の攪拌装置を備える2、61のステンレスス
チール反応器に導入する。反応器を50℃に加熱し、7
0モル%のプロピレンおよび30モル%の1−ブテンを
含有するガス混合物を、0.25MPaの全圧が得られ
るまでこれに導入し、ガス混合物を添加することにより
共重合期間に渡ってこれを一定に保持する。5時間の反
応の終りに際し、490gの共重合体が非吸着性粉末の
形態で回収される。これは次の特徴を有するニ ーバナジウム含量: 14ppm −メルトインデックス: MIs / 190  : 
1.1 g/10分 −1−ブテンから誘導される単位の重量含量:28% 一球状粒子でり、:250ミクロン −分子量分布: My/Mn : 7 。
例12 エチレンおよびプロピレンのプレポリマの調製 例11と同様に操作を行うが、ただし、例4で調製した
触媒(D)の代りに例5で調製した触媒(E)を用いる
気相中でのエチレンおよびプロピレンの共重合 完全に不活性で無水の先の反応に由来する150gのエ
チレンおよびプロピレン共重合体粉末、4ミリモルのト
リイソブチルアルミニウム並びに12.5ミリモルのク
ロロホルムを窒素雰囲気下に、毎分250回転の速度で
回転する乾燥粉末用攪拌装置を備えた2、61のステン
レススチール反応器に導入し、0.1ミリモルのバナジ
ウムに相当する量の先に調製したプレポリマ、および0
.012 MPaの分圧に相当する容量の水素を続いて
導入する。反応器を40℃に加熱し、70モル%のエチ
レンおよび30モル%のプロピレンを含有するガス混合
物を、0.41Paの全圧が得られるまで導入し、この
ガス混合物を添加することにより共重合期間に渡ってこ
れを一定に保持する。5時間の反応の終りに際して、6
00gの共重合体を粉末の形態で回収する。これは次の
特徴を有するニーバナジウム含11 : llppm −メルトインデックスMI5/ +90  : 0.8
 g/10分 一エチレン誘導単位の重量含量二63%−球状粒子でり
、:250ミクロン −分子量分布: Mw/Mn : 8.1−ポリエチレ
ン型結晶度の程度:1%未満−ポリエチレン当量として
の粘度測定法による分子質量: 470,000゜ 例13 エチレンおよびプロピレンのプレポリマの調製 例11と同様に操作を行うが、ただし、例4で調製した
触媒(D)の代りに例6で調製した触媒(F)を用いる
完全に不活性で無水の先の反応に由来する150gのエ
チレン、プロピレン並びにエチリデンノルボルネン共重
合体粉末、4ミリモルのトリイソブチルアルミニウム、
12.5ミリモルのクロロホルム並びに0.009 M
Paの分圧に相当する容量の水素を窒素雰囲気下に、毎
分250回転で回転する乾燥粉末用攪拌装置を備えた2
、51のステンレススチール反応器に導入し、0.1ミ
リモルのバナジウムに相当する量の先に調製したプレポ
リマを続いて導入する。反応器を45℃に加熱する。7
5%のエチレンおよび25%のプロピレン(容量による
)を含有するガス混合物を、0.5MPaの圧力が得ら
れるまで導入し、75分毎に所定量のエチリデンノルボ
ルネンを用いると共にこのガス混合物を添加することに
より共重合期間に渡ってこれを一定に保持する。5時間
の反応の終りに際して、600gの粉末の形態の共重合
体が回収される。これは次の特徴を有するニーバナジウ
ム含Hk : 12ppm −メルトインデックスMI5/19゜:0.3g/10
分 一嵩密度: 0.37 g / cm3−ポリエチレン
型結晶度の程度:く1%−エチレンから誘導された単位
の重量含fi:65% 一エチリデンノルボルネンから誘導された単位の重量含
量=3.3% 一球状粒子でり、:220ミクロン −分子量分布: My/Mn : 8゜例14 エチレンおよびプロピレンのプレポリマの調製 例11と同様に操作を行うが、ただし、例4で調製した
触媒(D)の代りに比較例7で調製した触媒(G)を用
いる。
気相中でのエチレンおよびプロピレンの共重例12と同
様に操作を行うが、ただし、例12で調製したプレポリ
マの代りに先に調製したプレポリマを用いる。これらの
条件下で、得られる共重合体は次の特徴を有するニ ーバナジウム含:l: 16ppm −メルトインデックスMIs / +so  : 0.
4 g/10分 −D、:240ミクロン 一分子量分布: My/Mn : 14.5゜例15 エチレンおよびプロピレンのプレポリマの調製 例11と同様に操作を行うが、ただし、例4で調製した
触媒(D)の代りに比較例8で調製した触媒(D)を用
いる。
気相中でのエチレンおよびプロピレンの共重合 例12と同様に操作を行うが、ただし、例12で調製し
たプレポリマの代りに先に調製したプレポリマを用いる
。これらの条件下で、得られる共重合体は次の特徴を有
するニ ーバナジウム含量: 30ppm −メルトインデックスMIs / +9゜:0.45g
/10分 一エチレン誘導単位の重量含量ニア2%−D、:180
ミクロン 一分子量分布: Mw/ Mn : 9゜例工6 エチレンおよびプロピレンのプレポリマの調製 例11と同様に操作を行うが、ただし、例4で調製した
触媒(D)の代りに例3で調製した触媒(C)を用い、
クロロホルムは40ミリモルの代りに8ミリモルを用い
る。
エチレンおよびプロピレンの気相共重合例12と同様に
操作を行うが、ただし、例12で調製したプレポリマの
代りに先に調製したプレポリマを用い、エチレンは70
%の代りに60モル%、およびプロピレンは30%の代
りに40モル%を含有するガス混合物とする。これらの
条件下で、600gの共重合体が回収され、これは次の
特徴を有するニ ーバナジウム含量: llppm −メルトインデックスMI5/19゜:0.95g/1
0分 一エチレン誘導単位の重量含量=52%−球状粒子で、
260ミクロンの質量平均直径り、を有する 一ポリエチレン型結晶度の程度:<1 −重量平均分子量: 244.000 第1表 触媒の特徴 (発明の効果) 本発明のバナジウム−ベース触媒によると。
従来の多量のバナジウム化合物の使用を必要とし、はん
の小割合のこのバナジウム化合物のみが、担体に固定さ
れるのに過ぎず、かつ触媒洗浄操作が、担体に固定され
てない過剰のバナジウム化合物を除去するのに必要であ
り、この操作は、バナジウム化合物の毒性と腐蝕性の為
に、高価につきかつで困難であったのに対して2本発明
の塩化マグネシウムに担持されるバナジウム−ベース球
形触媒は、前記従来触媒の欠点を避は得るものであり9
本発明の方法は9オレフインの重合化に高活性を現す球
形バナジウム触媒の製造を可能とするものである。本発
明の触媒は、特にガス相 共重合化方法を使用して、特
に弾性プロピレン共重合体の製造に適合されるものであ
るた。この場合、触媒は1弾性プロピレン共重合体粉末
を1球形かつ非付着性粒子の形態で直接的に製造可能と
し、この粉末は、良好な流動性質を有しかつ取り扱い容
易である利点を有する。
手 続 ネ111 正 叡旨(自弁) 1、事件の表示 平成 2年 特許願 第208320M2、発明の名称 オレフィン重合に適したバナジウム−ベース触媒の製造
方法3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 名 称  ピーピー ケミカルズ リミテッド代表者 
 リチャード デイピッド クラック(国 籍〉 (英
国〉 4、代理人

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)塩化マグネシウムの球形担体上のバナジウムの還
    元反応により、液体炭化水素中で沈殿させたバナジウム
    化合物に基づくチーグラー−ナッタ型の触媒の製造方法
    において、この方法は、前記沈殿が: a)有機金属化合物から選択されるバナジウム−還元剤
    を、 b)少なくとも一つのハロゲンと一つのアルコキシ基を
    含む液体炭化水素に可溶性のバナジウム化合物と、 c)(i)Mg−C結合を含むどんな生成物も実質的に
    含まない二塩化マグネシウム80〜99.5モル%、及
    び(ii)0.5〜20モル%の少なくとも一つの有機
    電子供与体化合物Dで活性水素を含まないものとを含む
    固体担体で、前記固体担体が、10〜100ミクロンの
    マス平均直径D_mと、マス平均直径D_mの数的平均
    直径D_nに対する比が2未満の粒度分布とを有する球
    状粒子から成るものとを、 液体炭化水素中で接触させることにより実施されること
    を特徴とする方法。
  2. (2)担体は80〜95モル%の二塩化マグネシウムと
    5〜20モル%の有機電子供与体化合物Dとから成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. (3)有機電子供与体化合物Dがエーテル類、チオエー
    テル類、スルホン類、スルホキシド類、ホスフィン類、
    アミン類、及びアマイド類から選択される請求項1記載
    の方法。
  4. (4)バナジウム化合物が、少なくとも一つのハロゲン
    X、及び一つのアルコキシ基ORを含み、X/ORのモ
    ル比が0.05〜20の範囲にある請求項1記載の方法
  5. (5)バナジウム化合物が、2つの一般式:V(OR)
    _4_−_mX_m又はVO(OR)_3_−_nX_
    n(式中、Rは炭素数原子1〜12個を含むアルキル基
    、Xはハロゲン原子、mは0.2〜3.8の範囲の整数
    又は分数、及びnは0.14〜2.85の範囲の整数又
    は分数を表す)のいずれかに相当する請求項1記載の方
    法。
  6. (6)バナジウム−還元剤が有機アルミニウム化合物、
    有機マグネシウム化合物及び有機亜鉛化合物から選択さ
    れる請求項1記載の方法。
  7. (7)担体の二塩化マグネシウムのモル当たり還元剤の
    0.05〜1.5モルが接触される請求項1記載の方法
  8. (8)担体の二塩化マグネシウムのモル当たりバナジウ
    ム化合物の0.05〜2モルが接触される請求項1記載
    の方法。
  9. (9)接触が、0℃〜120℃の範囲の温度で、0.5
    〜15時間の範囲の期間実施される請求項1記載の方法
  10. (10)プロピレン、エチレン及び/又は1−ブテン、
    及び任意的に非共役のジエン化合物の弾性共重合体をガ
    ス相で製造する為に、請求項1記載の方法で製造された
    触媒の使用。
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