JPH0380923A - ポリエチレン徴多孔膜およびその製法 - Google Patents
ポリエチレン徴多孔膜およびその製法Info
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- JPH0380923A JPH0380923A JP21579889A JP21579889A JPH0380923A JP H0380923 A JPH0380923 A JP H0380923A JP 21579889 A JP21579889 A JP 21579889A JP 21579889 A JP21579889 A JP 21579889A JP H0380923 A JPH0380923 A JP H0380923A
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野J
本説明は微粒子の除去性に優れしかも処理速度の高い濾
過膜とし得る超高分子量ポリエチレン微多孔膜に関する
ものである。
過膜とし得る超高分子量ポリエチレン微多孔膜に関する
ものである。
[従来の技術及びその課題]
電子工業分野等では最近、より小さい微粒子状の不純物
の混入のない水、薬品が要求されてI/)る。微粒子の
除去には精密濾過膜が多く用し)られているが、従来は
径が0.211以上の粒子が除去されていればよかった
個所では、0.1p粒子の除去が要求されるようになっ
てきている。従来からもo、tp粒子の除去が可能な濾
過膜は存在しているが、濾過膜の孔径が小さくなるため
処理速度が大幅に低下してしまうのが現状である。
の混入のない水、薬品が要求されてI/)る。微粒子の
除去には精密濾過膜が多く用し)られているが、従来は
径が0.211以上の粒子が除去されていればよかった
個所では、0.1p粒子の除去が要求されるようになっ
てきている。従来からもo、tp粒子の除去が可能な濾
過膜は存在しているが、濾過膜の孔径が小さくなるため
処理速度が大幅に低下してしまうのが現状である。
超高分子量ポリエチレンの微細多孔膜を得る方法として
は特開昭60−242035号公報等に開示されている
が、この方法では、可塑剤の除去を完全に行なわず、可
塑材を1部分残したまま延伸している。また延伸速度も
数100%1分と非常に遅い速度しか適用できない。
は特開昭60−242035号公報等に開示されている
が、この方法では、可塑剤の除去を完全に行なわず、可
塑材を1部分残したまま延伸している。また延伸速度も
数100%1分と非常に遅い速度しか適用できない。
[課題を解決するための手段]
本発明は上述したような問題を解決するものであり、特
にサブミクロン粒子の除去性に優れしかも処理速度の高
いポリエチレン微細多孔膜及び該多孔膜を工業的に有利
に製造する方法を提供するものである。
にサブミクロン粒子の除去性に優れしかも処理速度の高
いポリエチレン微細多孔膜及び該多孔膜を工業的に有利
に製造する方法を提供するものである。
本発明のポリエチレン製微多孔膜及びその製造方法につ
いて更に詳しく説明する。
いて更に詳しく説明する。
本発明に使用するポリエチレンは分子量が8X105〜
3×106である事が必要で特にlX106〜2.5X
106のものが好ましい。
3×106である事が必要で特にlX106〜2.5X
106のものが好ましい。
分子量が低すぎると微細な多孔膜を得ることは困難であ
りまた安定したシートの底形が困難となる。分子量が高
すぎると延伸により網目構造が押しつぶされて緻密化し
十分な処理速度を得ることが不可能となり、更に押出時
の抵抗が大きく安定して薄いシート形成することが困難
となる。
りまた安定したシートの底形が困難となる。分子量が高
すぎると延伸により網目構造が押しつぶされて緻密化し
十分な処理速度を得ることが不可能となり、更に押出時
の抵抗が大きく安定して薄いシート形成することが困難
となる。
次に可塑剤として使用する、炭化水素系可塑材としては
、ポリエチレンとの相溶性が良く、沸点がポリエチレン
溶融成形温度(〜250℃)以上でしかもシート成形中
に蒸散が起こりにくい様に蒸気圧が低いこと(200℃
の蒸気圧が50mmHg以下程度)が好ましい。
、ポリエチレンとの相溶性が良く、沸点がポリエチレン
溶融成形温度(〜250℃)以上でしかもシート成形中
に蒸散が起こりにくい様に蒸気圧が低いこと(200℃
の蒸気圧が50mmHg以下程度)が好ましい。
更に製品の途中段階で得られるポリエチレンと可塑剤か
らなるシートの安定性取扱のしやすさを考慮すると具体
的には、流動パラフィン、固形パラフィン、ステアリル
アルコール、セリルアルコール等が好ましい、特にステ
アリルアルコールは細かい顆粒状の製品を使用すること
が出来粉末状である超高分子量ポリエチレンとの機械的
なブレンドが非常に均一になり易くこのまま押出機の供
給部に供給すれば安定した押し出し形成が可能であり工
業生産に適している。
らなるシートの安定性取扱のしやすさを考慮すると具体
的には、流動パラフィン、固形パラフィン、ステアリル
アルコール、セリルアルコール等が好ましい、特にステ
アリルアルコールは細かい顆粒状の製品を使用すること
が出来粉末状である超高分子量ポリエチレンとの機械的
なブレンドが非常に均一になり易くこのまま押出機の供
給部に供給すれば安定した押し出し形成が可能であり工
業生産に適している。
本発明の要旨は、重量平均量が8X10M〜3 X 1
06のポリエチレンからなり厚さが511以上2511
以下、透水速度が3000L / H−m” −atm
以上、0.09111スチレンラテックス粒子の阻止率
が95%以上であるポリエチレン微多孔膜及び、重量平
均分子量が8X105〜3 X 106のポリエチレン
と可塑剤からなる組成物を溶融押出してシートを得、次
いで該シートから可塑剤を除去し、得られた多孔シート
をロール延伸機で90〜120℃の温度で、2〜6倍縦
方向に延伸し、次ぎにテンター延伸機で110〜130
℃の温度で、3〜8倍横方向に延伸することを特徴とす
るポリエチレン微多孔膜の製法に存する。
06のポリエチレンからなり厚さが511以上2511
以下、透水速度が3000L / H−m” −atm
以上、0.09111スチレンラテックス粒子の阻止率
が95%以上であるポリエチレン微多孔膜及び、重量平
均分子量が8X105〜3 X 106のポリエチレン
と可塑剤からなる組成物を溶融押出してシートを得、次
いで該シートから可塑剤を除去し、得られた多孔シート
をロール延伸機で90〜120℃の温度で、2〜6倍縦
方向に延伸し、次ぎにテンター延伸機で110〜130
℃の温度で、3〜8倍横方向に延伸することを特徴とす
るポリエチレン微多孔膜の製法に存する。
本発明に用いるポリエチレンは重量平均分子量が8 X
105〜3×10gのポリエチレンであり、通常超高
分子量ポリエチレンと呼ばれている。
105〜3×10gのポリエチレンであり、通常超高
分子量ポリエチレンと呼ばれている。
超高分子量ポリエチレンと可塑剤の混合比率としては、
重量比で超高分子量ポリエチレンl可塑剤10/90〜
35 / 65であることが好ましく、より好ましくは
15 / 85〜30/70の範囲である。ポリエチレ
ンの比率が低すぎると押出機における押し出し状態が不
安定になり、またポリエチレンの比率が高すぎると粘度
が大きくなりすぎて、シートを形成するダイス部分での
流れが不安定になりいずれの場合も正常なシートを得る
ことができない。押出温度は通常200℃以上の温度と
され、酸化防止剤等の添加剤を添加しても良いことは勿
論である。
重量比で超高分子量ポリエチレンl可塑剤10/90〜
35 / 65であることが好ましく、より好ましくは
15 / 85〜30/70の範囲である。ポリエチレ
ンの比率が低すぎると押出機における押し出し状態が不
安定になり、またポリエチレンの比率が高すぎると粘度
が大きくなりすぎて、シートを形成するダイス部分での
流れが不安定になりいずれの場合も正常なシートを得る
ことができない。押出温度は通常200℃以上の温度と
され、酸化防止剤等の添加剤を添加しても良いことは勿
論である。
シートの作成はまず押出機に超高ポリエチレンと可塑剤
を供給、均一な溶融状態として適宜選択されたダイスか
らシート状に押し出す事によって得ることができるシー
トの厚さは0.1〜0.5mm程度とされるのが良い。
を供給、均一な溶融状態として適宜選択されたダイスか
らシート状に押し出す事によって得ることができるシー
トの厚さは0.1〜0.5mm程度とされるのが良い。
厚さが薄すぎると最終的に得られる微多孔膜の厚さが薄
くなりすぎて膜単独では使用が困難になり、厚すぎると
十分な処理速度が得られない。
くなりすぎて膜単独では使用が困難になり、厚すぎると
十分な処理速度が得られない。
得られたシートから可塑剤を抽出除去することにより多
孔性シートとする。可塑剤の除去は易揮発性溶剤による
抽出除去が好ましい、易揮発性溶剤としてはペンタン、
ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素、塩化メチレン、四塩
化炭素等の塩素化炭化水素、三フッ化エタン等のフッ化
炭化水素、メタノール、エタノール、プロパツール等の
アルコール類が挙げられ、これらの溶剤で5〜30分程
度処理(浸漬処理等)することにより可塑剤を除去し、
その後乾燥により揮発性溶剤を除去することにより多孔
性シートを得る。この処理により多孔性シートに残存す
る可塑剤量は1重量%未満にする事が望ましい。
孔性シートとする。可塑剤の除去は易揮発性溶剤による
抽出除去が好ましい、易揮発性溶剤としてはペンタン、
ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素、塩化メチレン、四塩
化炭素等の塩素化炭化水素、三フッ化エタン等のフッ化
炭化水素、メタノール、エタノール、プロパツール等の
アルコール類が挙げられ、これらの溶剤で5〜30分程
度処理(浸漬処理等)することにより可塑剤を除去し、
その後乾燥により揮発性溶剤を除去することにより多孔
性シートを得る。この処理により多孔性シートに残存す
る可塑剤量は1重量%未満にする事が望ましい。
得られた多孔性シートは次いで延伸処理される。延伸は
、2軸延伸機、チューブラ−法、圧延法、テンター法、
ロール法、もしくはこの組合せで行うことができるが、
工業的製造では、ロールによる縦延伸及びテンターによ
る横延伸の逐次2軸延伸法が好ましい。
、2軸延伸機、チューブラ−法、圧延法、テンター法、
ロール法、もしくはこの組合せで行うことができるが、
工業的製造では、ロールによる縦延伸及びテンターによ
る横延伸の逐次2軸延伸法が好ましい。
ロール延伸(縦延伸)は延伸温度90〜120℃1好ま
しくは100〜110℃で延伸倍率2〜6倍、好ましく
は3〜5倍とされる。
しくは100〜110℃で延伸倍率2〜6倍、好ましく
は3〜5倍とされる。
温度が低いと延伸切れが発生しやすく、温度が高いと孔
がつぶされるためか濾過膜として使用するときの処理速
度が低くなる。また延伸倍率が低いと粒子の阻止率が不
良であり、高すぎると、次のテンター延伸における延伸
切れや濾過膜としての処理速度の低下が見られる。
がつぶされるためか濾過膜として使用するときの処理速
度が低くなる。また延伸倍率が低いと粒子の阻止率が不
良であり、高すぎると、次のテンター延伸における延伸
切れや濾過膜としての処理速度の低下が見られる。
テンター延伸(横延伸)は延伸温度110〜130℃1
延伸倍率は3〜8倍、より好ましくは4〜7倍とされる
。
延伸倍率は3〜8倍、より好ましくは4〜7倍とされる
。
延伸温度が低いと濾過膜とした場合に十分な処理速度が
得られず、高すぎると微粒子の阻止率が低下する。
得られず、高すぎると微粒子の阻止率が低下する。
横延伸の倍率が低すぎると濾過膜とした場合の粒子の阻
止性が不良になり、高すぎると濾過膜とした場合の処理
速度が遅くなる。
止性が不良になり、高すぎると濾過膜とした場合の処理
速度が遅くなる。
この様にして得られる微多孔膜の厚さは5〜2511が
適しており、10〜2011がより好ましい。薄すぎる
と、この膜を使ってカートリッジフィルターを作成する
事が困難となり、また、大きな穴が開きやすく微粒子の
阻止性に関する信頼性が低くなる。
適しており、10〜2011がより好ましい。薄すぎる
と、この膜を使ってカートリッジフィルターを作成する
事が困難となり、また、大きな穴が開きやすく微粒子の
阻止性に関する信頼性が低くなる。
逆に厚すぎると抵抗が大きくなりすぎ十分な処理速度が
得られない。本発明によって得られるポリエチレン製微
多孔膜は厚さが511以上2511以下、透水速度が3
000L / H−m” −atm以上、0.0919
スチレンラテックス粒子の阻止率が95%以上であり微
粒子の阻止性に優れしかも処理速度が大きいため、各種
マイクロフィルターへの適用が可能である。特に耐薬品
性にも優れている点から各種薬品中の微粒子の除去用マ
イクロフィルターとして好適である。
得られない。本発明によって得られるポリエチレン製微
多孔膜は厚さが511以上2511以下、透水速度が3
000L / H−m” −atm以上、0.0919
スチレンラテックス粒子の阻止率が95%以上であり微
粒子の阻止性に優れしかも処理速度が大きいため、各種
マイクロフィルターへの適用が可能である。特に耐薬品
性にも優れている点から各種薬品中の微粒子の除去用マ
イクロフィルターとして好適である。
[実施例]
次に本発明を実施例をあげて更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨をこえない限り以下の実施例によって限
定されるものではない。
発明はその要旨をこえない限り以下の実施例によって限
定されるものではない。
実施例における試験方法は次の通りである。
(1)透水速度 アミコン社(米国)製 8010型セ
ルを使用し、差圧1kg / cm”、温度256Cに
て測定 (2)阻止率(%)ダウ社(米国)製 o、o9ip(
平均粒径)スチレンラテックスを水に分散さ せて(1)と同様の透過試験を行い、 その阻止率を測定した。
ルを使用し、差圧1kg / cm”、温度256Cに
て測定 (2)阻止率(%)ダウ社(米国)製 o、o9ip(
平均粒径)スチレンラテックスを水に分散さ せて(1)と同様の透過試験を行い、 その阻止率を測定した。
(3)空孔率(%)(空孔容積l微細多孔膜容積)X1
00注:重量、体積とポリエチレンの密度から計算によ
って得た値 実施例−1 重量平均分子量2X106のポリエチレンパウダー20
重量部と粒状のステアリルアルコール80重量部、ジス
テアリル3,3′−チオプロピオン酸エステル0.25
重量部、ペンタエリスリトールテトラ(p−ラウリル−
チオプロピオネート)エステル0.25重量部をトライ
ブレンド後、供給部を水冷ジャケットで、冷却した50
mmΦ押出機に供給、この先端に更に40mmφ押出機
を付設して上記ブレンド物を均一な溶融体にして、幅4
5cm、ダイクリアランス0.4mmのダイより押し出
し更にドラフト率2.0で溶融体を引っ張る事により厚
さ0.17mmのシートを得た。このシートからステア
リルアルコールを50℃のエタノールで抽出除去して多
孔性シートを得た。
00注:重量、体積とポリエチレンの密度から計算によ
って得た値 実施例−1 重量平均分子量2X106のポリエチレンパウダー20
重量部と粒状のステアリルアルコール80重量部、ジス
テアリル3,3′−チオプロピオン酸エステル0.25
重量部、ペンタエリスリトールテトラ(p−ラウリル−
チオプロピオネート)エステル0.25重量部をトライ
ブレンド後、供給部を水冷ジャケットで、冷却した50
mmΦ押出機に供給、この先端に更に40mmφ押出機
を付設して上記ブレンド物を均一な溶融体にして、幅4
5cm、ダイクリアランス0.4mmのダイより押し出
し更にドラフト率2.0で溶融体を引っ張る事により厚
さ0.17mmのシートを得た。このシートからステア
リルアルコールを50℃のエタノールで抽出除去して多
孔性シートを得た。
この多孔性シートをまずロール延伸機を用いて100℃
の温度で、縦方向に3.5倍延伸し続いてテンター延伸
機で1156Cの温度で横方向に5倍延伸した、 得られた微多孔膜の特性は次の様であった。
の温度で、縦方向に3.5倍延伸し続いてテンター延伸
機で1156Cの温度で横方向に5倍延伸した、 得られた微多孔膜の特性は次の様であった。
厚さ 1211、 空孔率 65%透水速度5
100 L / H−m’ ・atm 、 0.0
9111スチレンラテックス粒子 阻止率 〉99% 実施例−2〜3 実施例−1で得られた、多孔質シートを用いて表−1に
示される各種条件で2軸延伸することにより得られた微
多孔性膜の特性を表−1に示す。
100 L / H−m’ ・atm 、 0.0
9111スチレンラテックス粒子 阻止率 〉99% 実施例−2〜3 実施例−1で得られた、多孔質シートを用いて表−1に
示される各種条件で2軸延伸することにより得られた微
多孔性膜の特性を表−1に示す。
比較例−1〜2
実施例−1で得られた、多孔質シートを用いて表−1に
示される各種条件で2軸延伸することにより得られた微
多孔性膜の特性を表−1に示す。
示される各種条件で2軸延伸することにより得られた微
多孔性膜の特性を表−1に示す。
比較例−3〜5
分子量が4X10gのポリエチレンを用い、ドラフト率
を調節した以外は実施例−1と同様にして0.20mm
のシートを得、可塑剤を抽出除去して多孔質シートを作
成した。
を調節した以外は実施例−1と同様にして0.20mm
のシートを得、可塑剤を抽出除去して多孔質シートを作
成した。
このシートについて1006Cでロール延伸したが4倍
延伸はできず3倍の延伸を実施し引続き125℃の温度
で、3.5.8の各倍率でテンター延伸を実施した。結
果を表−1に示す。
延伸はできず3倍の延伸を実施し引続き125℃の温度
で、3.5.8の各倍率でテンター延伸を実施した。結
果を表−1に示す。
[発明の効果]
本発明の微多孔膜は、特に濾過膜として用いてサブミク
ロン粒子の除去性に優れている上、処理 速度も高いものである。
ロン粒子の除去性に優れている上、処理 速度も高いものである。
Claims (2)
- (1)重量平均分子量が8×10^5〜3×10^6の
ポリエチレンからなり厚さが5μ以上25μ以下、透水
速度が3000L/H・m^2・atm以上、0.09
1μスチレンラテックス粒子の阻止率が95%以上であ
るポリエチレン微多孔膜。 - (2)重量平均分子量が8×10^5〜3×10^6の
ポリエチレンと可塑剤からなる組成物を溶融押出してシ
ートを得、次いで該シートから可塑剤を除去して得られ
た多孔シートをロール延伸機で90〜120℃の温度で
、2〜6倍縦方向に延伸し、次ぎにテンター延伸機で1
10〜130℃の温度で、3〜8倍横方向に延伸するこ
とを特徴とするポリエチレン微多孔膜の製法。
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---|---|---|---|
JP21579889A JP2814598B2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | ポリエチレン徴多孔膜およびその製法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN105964150A (zh) * | 2008-11-17 | 2016-09-28 | 东丽电池隔膜株式会社 | 微孔膜及该膜的制备方法及使用方法 |
CN113209835A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-08-06 | 杭州科百特科技有限公司 | 一种超高分子量聚乙烯平板膜及其制备方法与用途 |
JP2022506431A (ja) * | 2018-11-01 | 2022-01-17 | インテグリス・インコーポレーテッド | 非対称細孔構造を有する多孔質ポリエチレンフィルター膜ならびに関連するフィルターおよび方法 |
-
1989
- 1989-08-22 JP JP21579889A patent/JP2814598B2/ja not_active Expired - Fee Related
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