JPH0380589B2 - - Google Patents

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JPH0380589B2
JPH0380589B2 JP18636483A JP18636483A JPH0380589B2 JP H0380589 B2 JPH0380589 B2 JP H0380589B2 JP 18636483 A JP18636483 A JP 18636483A JP 18636483 A JP18636483 A JP 18636483A JP H0380589 B2 JPH0380589 B2 JP H0380589B2
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JP
Japan
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front wall
wall surface
welding
side wall
angle
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Application number
JP18636483A
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JPS6082295A (ja
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Hidenori Ueno
Tomoji Kode
Tatsuro Wada
Kenji Kawamura
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Priority to JP18636483A priority Critical patent/JPS6082295A/ja
Publication of JPS6082295A publication Critical patent/JPS6082295A/ja
Publication of JPH0380589B2 publication Critical patent/JPH0380589B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K37/00Auxiliary devices or processes, not specially adapted to a procedure covered by only one of the preceding main groups
    • B23K37/02Carriages for supporting the welding or cutting element

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machine Tool Copy Controls (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、箱形構造物の四周連続水平すみ肉溶
接に適する無軌条自走台車に関する。
従来の技術 船体あるいは橋梁の溶接では箱形に組立てられ
た鋼板の隅部を溶接する作業が非常に多い。第1
図はその一例を示す図で、1は水平部材で船体の
場合は船底となる部分であり、2,3は垂直部材
で補強材である。縦、横に延びる垂直部材2,3
と水平部材1は直方体状の箱形構造物を構成し、
これらの垂直部材と水平部材の当接部に水平すみ
肉溶接がなされる。
かゝる箱形構造物の水平すみ肉溶接を行う自走
台車としては幾つかの形状のものが考えられてい
る。一般的には一対の倣いローラを備え溶接トー
チを搭載した自走台車にて直線部の溶接のみ行な
い、角(コーナー)に来ると人力にて方向転換し
て次の直線部を溶接する方法であるが、この方法
では角部に自走台車の長さ分の溶接出来ない長さ
つまり溶接残しが生じる。そこでこの溶接残しを
なくしかつ、四周を断続溶接あるいは連続溶接す
る自走台車が提案されている。
断続溶接の一例には、一対の倣いローラを備え
た自走台車上に溶接トーチを旋回あるいは平行移
動する機構を設け、直線溶接時の溶接残しを極力
なくすようにして溶接し、該直線溶接時の前壁面
に該当する垂直部材に対する直線溶接に移る時は
アークを停止し、倣いローラを退避させて台車の
方向変換を行ない、然るのち倣いローラを再セツ
トして該前壁面垂直部材の直線溶接を行うものが
ある。
また四周連続溶接の一例としては第1図に示す
ように、自走台車4の溶接線側に設けられ、ロツ
クされた倣い走行時位置(実線で示す状況)とロ
ツクを外されバネに抗してそれより後方へ回動し
た位置(破線にて示す状態)とをとる一対の倣い
走行用案内腕5と、台車の両側に設けられ、一方
が電磁クラツチによりモータと接離される一対の
駆動輪6と、台車の中央下面に設けられ、消勢、
付勢により走行面に吸着、同解除されて溶接線の
交差部では台車スピンの中心輪となる電磁石7
と、台車に取付けられ、溶接トーチ8を溶接線に
向つて(矢印A)前進させまたそれより後退させ
る溶接トーチ移動装置9と、前壁面検知器10及
びキヤスタ11を備える自走台車がある。この台
車での直線溶接は案内腕5にて側板2を倣いなが
ら行ない、前壁面3に自走台車4が当ると、前壁
面検知器10の信号により案内腕5のロツク解
除、電磁石7の吸着を行ない、台車の回転角に従
つて溶接トーチ8をコンピユータ演算制御により
移動装置9にして進退させながら溶接し、90°回
転溶接後は側板3部分の前記直線溶接に移り、以
下同様にして四周連続溶接を行う。
かゝる連続溶接あるいは断続溶接を行う自走台
車では側壁倣い走行案内腕5が重要な機能を果た
している。即ちこの一対の案内腕5により台車4
は溶接線に沿つて移動し、トーチ8が該溶接線を
常に正しく狙うことができる。しかしながら、こ
の倣い装置では次のような問題がある。即ち、直
線走行溶接時にはそして水平部材1と側壁面2と
のなす角度が90°であれば、あるいは90°でないと
しても溶接開始から終了まで等しい角度を維持す
るのであれば、溶接開始時に溶接トーチ8の狙い
位置を正しくセツトすれば溶接終了までその状態
が保持され、格別問題はない。しかし、側壁面2
が水平部材1に対してその場所により外側又は内
側に傾倒する、つまり上記角度が位置の関数とな
つて変動し、案内腕5が水平部材1より或る高さ
を持つ点で側壁面に接触するなら、台車は溶接線
に対し接近または退去し、つれて溶接トーチ8の
狙い位置は溶接線に対して前進又は後退し、すみ
肉溶接ビードは等脚長でなくなり、極端な場合は
側壁面にアンダーカツト、下付ビードとなつて不
良溶接になつてしまう。
また、走行台車が前壁面に当つたことを検知す
る側壁検知器10としてリミツトスイツチを用
い、これで前壁面を検知して台車をスピンさせ、
走行方向を変換する場合に、前壁面が水平部材に
対して傾倒していると溶接トーチはやはり狙い位
置から外れてしまい、修正しなければ良好なすみ
肉溶接ビードが得られない。特に最近の造船の小
型化に伴う小脚長すみ肉溶接においては、溶接ト
ーチの狙い位置を常に正確に維持することが要求
されている。
さらにこのような単純なリミツトスイツチ機構
では次のような問題もある。即ち側壁面2と側壁
面3のなす角度が完全に90度であれば角部での台
車回転角は90度でよく、この90°回転で次の直線
部溶接に移ることができるが、90°以下または90°
以上であると台車所要回転角は90°以上または90°
以下となる。また角部における台車回転の軸心位
置は、側壁面2と前壁面3とのなす角が90°なら
これらの側、前壁面を含む正方形の角(側、前壁
が交わる角の反対側の角)であるが、90°以上又
は以下であるとそれより前後にずれる。単純なリ
ミツトスイツチ機構では、リミツトスイツチが前
壁に当接すると90°回転させるだけであるから、
上記の点についての修正はできない。この問題に
対しては側壁面と前壁面とは正しく90°をなして
交差するように仮止めすることが解決策の1つで
あるが、大きな構造物では正しく直角度を得るこ
とは困難である。もつとも、90°から大幅にずれ
ることは稀であるから、90°からのずれは誤差と
して無視することも考えられないではないが、実
績によれば、第1図のような案内腕回動、同ロツ
ク型で台車4の回転角を90度一定にすると、回転
後案内腕5のロツクが出来ず、安定した側壁面倣
い走行への移行ができないことがあることが判明
した。
発明の目的 本発明はかゝる問題を解決し、垂直部材が水平
部材に対して傾倒角を変化しても、また垂直部材
間のなす角度が完全な直角でなくとも、台車の正
確な溶接線倣いと角部回転を行ない、角部回転後
に安定した側壁面倣い走行に移行できて、常に良
好なすみ肉溶接ができる溶接用無軌条自走台車を
提供しようとするものである。
発明の構成 本発明は、側壁面倣い機構、前壁面検知機構、
及び制御装置を備え、側壁面に倣い走行していて
前壁面を検知したとき走行方向を変えて該前壁面
を側壁面として倣い走行を続け、この間連続的に
水平すみ肉溶接を行なう、箱形構造物の溶接用無
軌条自走台車において、台車側面の前、後部から
横方向へ突出する回動及びロツク可能な一対の案
内腕を有する側壁面倣い機構は、その一方の先端
に中間を水平回転軸により枢着した支軸と、該支
軸の上、下端に取付けられた一対の倣いローラ
と、該水平回転軸に連結されて側壁傾倒角度を検
出するポテンシヨメータを備え、側壁面検知機構
は、前壁面に対向して配置されるリミツトスイツ
チの操作端と、該スイツチより水平方向に離して
配置される第1のポテンシヨメータの操作端、該
第1のポテンシヨメータより上下方向に離して配
置される第2のポテンシヨメータの操作端を備
え、制御装置は、台車直進中に側壁面倣い機構か
らの側壁面傾倒角信号を取入れてトーチ狙い位置
修正を行ない、また前壁面検知機構からの、前壁
面検出、側壁面に対する前壁面のなす角及び前壁
面傾倒角信号を取入れて台車のスピン開始、スピ
ン角制御及びトーチ狙い位置修正を行なうように
してなることを特徴とするが、次に実施例を参照
しながらこれを詳細に説明する。
発明の実施例 本発明は水平部材に対する垂直部材のなす角
(傾倒角度)が90°でない場合及び垂直部材相互
(側壁部材と前壁部材)のなす角(傾斜角)が90°
でない場合に対処しようとするものであるが、先
ず、側壁面の傾倒角度検出について説明する。第
2図において1は水平部材、3は側壁部材であ
り、40は案内腕5の先端に取りつけられた倣い
ローラである。案内腕の先端に取付けるローラは
通常は1個であるが本装置では2個、それらの支
軸41が垂直方向を向き、支軸中央が案内腕5の
先端に枢着されるようにして取付ける。これは側
壁部材3の傾倒角度αを検出するためである。側
壁3が実線で示す如く水平部材1に対して垂直な
場合に溶接トーチ8を実線に示す如く正しくセツ
トしたとすると、側壁部材が破線で示す3′の如
く傾倒する即ち側壁3′が水平部材1に対して角
度αだけ内側に倒れると、水平部材1の上面から
倣いローラ40,40の中心位置までの高さHに
おいて倣う場合は、溶接線1aから見ると距離x
だけ走行台車4が後退したことになり、溶接トー
チ8は距離xだけ正しい位置からずれてしまう。
これを防ぐには距離xだけ前進させてトーチを破
線で示す8′の位置に補正しなければならない。
そこで第2図に示す装置では、走行台車4に設け
られた前方案内腕5の先端に上下一対の倣いロー
ラ40を支軸41に設け、支軸41の中央を水平
回動軸42より案内腕5の先端に枢着する。また
水平回動軸42に歯付プーリー43を取付け、ま
た案内腕5上にポテンシヨメータ44を設け、こ
のポテンシヨメータの回動軸に歯付プーリー45
を取付け、プーリー43,45に歯付ベルト46
を張り渡す。
この装置例の作動を説明するに、垂直部材であ
る側壁3が破線で示す3′にように傾倒(傾倒角
度α)していると、走行台車4の側壁3への指向
走行により側壁3′へ押圧されているので一対の
倣いローラ40は側壁3′の傾倒に従つて傾倒し
て支軸41の傾倒角度は同じ角度αとなり、その
傾倒は歯付プーリー43、歯付ベルト46、歯付
プーリー45を介してポテンシヨメータ44に伝
達され、該ポテンシヨメータにより側壁面3′の
傾倒角度αが測定される。このポテンシヨメータ
44によつて測定される角度αは溶接トーチ8の
狙い位置を距離xだけ補正するのに用いられる。
狙い位置のずれxは高さH、傾倒角度αと、x=
tanαの関係があるから、この式を用いて演算制
御装置にH,αよりxを出力させ、台車直進走行
時及び第3図a,bに示す台車スピン時の側壁
AB′,″における溶接トーチ8の狙い位置をx
だけ修正させる。勿論、案内腕5,5は台車を垂
直部材に対し倣い走行させる機能も有し、従つて
この上下方向に配設した一対のロールを有する案
内腕は台車倣い走行と、垂直部材傾倒時のトーチ
狙い位置調整との両機能を有する。
次に前壁面の角度検出について説明すると、第
3図aは側壁面′と前壁面′′とのなす角度が
90度よりδθ度広い場合、そして第3図bは側壁面
AB″と前壁面B″D″のなす角度が90度よりδθ度狭
い場合の自走台車回転中心及び回転角関係を説明
する図である。Oは自走台車回転中心、Aは回転
溶接開始時の溶接トーチ先端位置を示し、側壁面
がAB、前壁面がBDで、これらの壁面がなす角
度ABDが直角の場合A点はBA=OAであり、四
角形ABCOは正方形をなし、O点は角Bとは反
対側の該正方形の角である。かゝるO点を中心に
して台車をθE=90度回転すれば溶接トーチ先端は
弧ACを画き、C点より前壁面BDに沿う倣い走
行、前壁面の直線溶接が可能になるが、前壁面が
B′D′あるいはB″D″でAB′D′が(90°+δθ)ある

はAB″D″が(90°−δθ)のような場合は、台車回
転角は前者はθE′=90°−δθ、後者はθE″=90°+
δθ
でよく、前者はC′、後者はC″以後、前壁面に沿
う倣い走行、直線溶接となる。こゝでC′,C″は
OAを半径とする円が交差する2直線AB′と
B′D′またはAB″とB″D″と接する点であり、台車
回転中心Oはこのように即ち半径OAの円が交差
2直線と内接するように選定される必要がある。
この回転中心及び回転角の変化は側壁と前壁との
なす角の90°からのずれにより生じるから、該変
化を補正するには前壁傾斜角を検出する必要があ
る。
前壁傾斜角を測定するには例えば台車先端に2
本のアームを水平方向にずらして取付け、前壁に
当つたら該前壁に押されて後退するようにしてお
き、両方のアームが前壁に当つた状態でのアーム
突出長の差を求めればよい。しかしこの方法では
回転中心Oの位置を求めにくい。第4図は回転中
心Oの位置と傾斜角が簡単に求まる検出装置を示
す。この第4図の装置の基本は第3図に示すよう
に、台車の回転中心Oを通り側壁と平行な直線上
にリミツトスイツチLS詳しくはその操作端を取
付けて前記C点などを検出可能とし、またそれよ
り水平方向にずらした位置にポテンシヨメータ
POT−1(同様に詳しくはその操作端であるが、
これは適宜省略して説明する)を取付けて点Dな
どを検出可能とし、これらのPOT−1およびLS
を連動させたことである。
リミツトスイツチLSは前壁に当接したとき閉
じるようにしておき、ポテンシヨメータPOT−
1は側壁に平行な直線上で進退可能かつバネによ
り常時は突出状態にあるとし、そして前壁傾斜角
(直角からのずれ)は±10°以内であるから、最大
傾斜角でもPOT−1が先に前壁に当接するよう
に設定しておく。第3図から明からなように前壁
が側壁に対して90°±δθの角をなす場合は、LS動
作位置を該角が90°の場合のそれCよりΔCだけ進
める必要があり、このΔC前進はLSより前方に突
出しているPOT−1が台車進行により押されて
後退することにより行なう。
第4図で20は検知器ベースであり、これに摺
動軸受21が固定され、前壁検知ローラRD、そ
の支持具22および一対の摺動軸23が該軸受2
1に前後進可能に支持される。24はスプリング
で摺動軸の一方に、支持具22と軸受21との間
に装着され、ローラRD等を常時突出状態にす
る。POT−1は前述のポテンシヨメータでその
固定部はベース20に固着され、可動部は支持具
22に取付けられてローラRDの突出長を測定す
る。ベース20にはまた摺動軸受28が固着さ
れ、これに摺動軸29を有する摺動駒30が可動
に取付けられ、この摺動駒に前述のリミツトスイ
ツチLSが固着されかつ前壁検知ローラRC、その
支持具26、および摺動ストライカ27が可動に
取付けられる。ベース20には更に歯車33,3
4およびカム37が軸35,36により取付けら
れ、これらの歯車は噛合い、そして歯車33は摺
動軸23の他方に取付けられたラツク32と噛合
い、カム37は歯車34と一体に回転する。この
カム37は摺動駒30の端面38と常時当接する
が、これは摺動軸29に軸受28と端面38との
間に装着されたバネ39による。
このラツク32、歯車33,34、およびカム
37は上記POT−1とLSとの連動を行なうもの
である。即ちバネ24により、POT−1操作用
ローラRDは突出し、これにより該ラツク、歯
車、カム機構を介してLS操作用ローラRCも突出
するが、ローラRDよりは後退した位置にある。
これがローラRC,RDが前壁に当接しない状態で
ある。この状態で台車が進行して前壁に近ずく
と、最初に当接するのはローラRDであり、台車
進行でローラRDが後退するにつれてローラRCも
後退するが前壁傾斜角が90°以上ならやがてロー
ラRCも前壁と当接し、リミツトスイツチLSもオ
ンとなる。このとき台車回転を開始させ、またポ
テンシヨメータPOT−1の出力を読んで突出長
を求め、これより前壁傾斜角を演算して台車が回
動すべき角θE等を求める。
前壁傾斜角が第3図bのように90°−δθである
と、ローラRDの後退はRCとRDが横方向で並ん
でも更に続き、そしてローラRCはRDと横方向で
並んだのちは後退を止めて前進に移り、やがて前
壁に当接してリミツトスイツチLSはオンになる。
これで台車回転開始、ポテンシヨメータPOT−
1の読取り等が行なわれることは上記の場合と同
じである。前壁が側壁と直交する場合はローラ
RCとRDが並んだときローラRCも前壁と接触し、
リミツトスイツチLSがオンになつて台車回転等
が始まる。
上記では前壁は水平部材に対して直角であると
したが、側壁2と同様に水平部材に対して傾倒し
ているとその補正が必要である。即ち第5図に示
すうに前壁3が水平部材1に対して破線で示す
3′の如く角度βだけ内側に傾倒していると、前
壁3′の水平すみ肉溶接線1bは側壁3が垂直の
時と比較して距離yだけずれる。このずれyも、
台車4が前壁3に倣い走行する段階では第2図の
案内腕5およびポテンシヨメータ44等が、前壁
に接触して傾倒角βを検出し、ずれの距離yを算
出してトーチ狙い位置補正をするから問題ない
が、それ迄の間、即ち第3図aのB′C′、同図bの
B″C″間は該案内腕5は前壁3に接触せず、傾倒
角検出をしないから補正量も出力できず、トーチ
狙い位置補正はされない。第5図の第2のポテン
シヨメータPOT−2は第1のポテンシヨメータ
POT−1と共に上記部分B′C′,B″C″でのトーチ
狙い位置補正を行なう。
第5図の検出端部分は第4図のA−A′矢視図
であり、第4図に示した前壁検知ローラRD、摺
動軸23、ポテンシヨメータPOT−1からなる
検知機構の直下にポテンシヨメータPOT−2及
びローラ50が取付けられる。ローラ50は距離
Hpだけ離れてローラRDの直下に取付けられ、支
持部材51を介してポテンシヨメータPOT−2
の可動部に連結される。ポテンシヨメータPOT
−2の固定部はベース20に固着されている。ロ
ーラ50の支持部材51は軸受53を摺動する摺
動軸54に取付けられ、これによつてローラ50
は回動を阻止され、スプリング55によつて常時
突出状態になつている。
第5図に基づいて動作を説明すると、ポテンシ
ヨメータPOT−1及びPOT−2の可動部に取付
けられた水平ローラRD及び50が前壁3に当接
すると、前壁の傾倒角に応じてローラ50はロー
ラRDより突出又は後退し(本例ではローラ50
はローラRDより距離Pyだけ突出し)、このロー
ラRDおよびローラ50の突出量の差をポテンシ
ヨメータPOT−1及びPOT−2で測定すれば前
壁3の傾倒角度βが検出される。この傾倒角度β
と、水平部材1の表面からローラRDまでの距離
Hyによつて、水平すみ肉溶接線従つて溶接トー
チ8の狙い位置のずれyはy=Hy・tanβの関係
により演算制御装置によつて出力される、トーチ
狙い位置補正に供される。
このように、第4図に概略平面図をそして第5
図に同側面図を示す3ローラ型検出器により前壁
の側壁に対する傾斜角δθと、前壁の水平部材に対
する傾倒角βを検出でき、これにより台車のスピ
ン角度、スピン中心位置、スピン後半のトーチ狙
い位置の修正ができる。一方は2ローラを持つ一
対の案内腕5により側壁倣いができ、かつ、側壁
傾倒によるトーチ狙い位置のずれの修正を該側壁
倣い中及びコーナーでの台車スピンの前半に亘つ
て行なうことができ、こうして本発明台車によれ
ば側壁が傾倒し、前壁が傾斜および傾倒していて
も正確な水平すみ肉溶接が、直線部、コーナー
部、直線部と続く溶接線に対して連続的に行なわ
れる。
第6図〜第8図はかゝる修正等を行なう制御部
の動作要領を示すフローチヤートである。まず第
6図は第1図に示したトーチ移動装置9によるト
ーチ狙い位置の修正を行なう要領を示す。まず台
車が回転(スピン)中かをチエツクし、回転中で
ない、従つて側壁に沿う直線走行、直線溶接中
は、第2図のポテンシヨメータ44のデータを取
込んで角度αを知り、x=Htanαとしてxを求
め、これをトーチ狙い位置修正量Δlとする。第
4図のリミツトスイツチLSがオンになるト台車
は回転を始めるが、このとき前壁傾倒角βの検出
を行なう。この検出ループにはフラグFを設け、
検出済みならF=1、未了ならF=0とする。F
=0のときポテンシヨメータPOT−1,−2のデ
ータを取込み、Pyを算出する。βはHptanβ=Py
であるが、必要なのはyであるからこゝではy=
Py・Hy/Hpとして直接yを求める。yが求ま
つたらF=1にする。
台車4には第1図の電磁石7の軸と台車4に固
定子、可動子を取付けた、第2図のポテンシヨメ
ータ44と同様なポテンシヨメータが取付けられ
ており、このポテンシヨメータが台車スピン角度
θを出力する。第3図で説明したようにコーナー
での必要な台車スピン角度θEは前壁傾斜角が90°
か、90°+δθか、90°−δθかにより異なり、それぞ
れθE=90°,θE′,θE″になるが、いずれの場合も

ーチ狙い位置修正量(これはトーチ先端が半径R
の円を狙うのではなく、交差2直線ABC,
AB′C′,AB″C″を狙うようにするもので、垂直部
材の傾倒角に対する修正量ではない)ΔlはθE/2
までは増加、以後減少となるので、θE/2を境に
して修正要領を変える必要がある。第6図の判定
ブロツクθ90°−δθ/2か、はこの境界をチエツク するもので、該境界まで(Y)はΔl=(R+x)
(1/cosθ−1)として、また境界後(N)はΔl= (R+y){1/sin(θ−δθ)−1}として修正量
Δlを 算出する。側壁又は前壁の傾倒によるトーチ狙い
位置修正は、回転半径RがR+x又はR+yにな
つたとして処理できる。勿論x,yは側、前壁が
外側に倒れるなら負になる。図示のようにΔlは
3経路から出力されるが、勿論一時には一経路が
有効で、他は休止状態にある。
第7図は台車のスピン終了を指示するルーチン
であり、台車スピン角度θが必要角度θEになれば
スピン中止を指令し、フラグFは0にリセツトす
る。
第8図は溶接速度の補正を行なうルーチンを示
す。トーチが交差2直線ABC等を狙い、台車ス
ピン速度が一定では溶接速度は大きく変つて(コ
ーナで最大)しまう。これを防ぐには溶接速度が
一定になるように台車スピン速度を調整するのが
よく、第8図はかゝる制御を行なうものである。
やはりスピン角度θを検出し、それが(90°−
δθ)/2以前か以後かをチエツクし、以前なら
(Y)台車スピン速度vをv=rV0/R+xcos2θと し、以後なら(N)それをv=rV0/R+ysin2(θ− δθ)とし、これを指令速度として出力する。
第9図は走行台車4に制御装置CNTの要部を
示す。61は距離Rを出力するポテンシヨメー
タ、62は台車スピン角度θを出力するポテンシ
ヨメータ、V0は台車走行速度63を設定するポ
テンシヨメータである。POT−1,POT−2は
リミツトスイツチLSと共に前述の前壁角度±δθ、
及びβの算出等に使用されるポテンシヨメータ、
44は側壁傾倒角αの検出に用いられるポテンシ
ヨメータである。これらはマルチプレクサ71に
より選択され、A/D変換器72によりアナロ
グ/デジタル変換され、バス73を介して図示し
ないマイクロプロセツサMPUに取込まれる。6
4は台車4の走行用モータ、66及び65は該モ
ータに連結されたパルス発生器及び速度発電機
で、速度発電機65は走行用モータ64の閉ルー
プ速度制御に用いられる。指令速度はMPUから
バス73を通して供給され、D/A変換器68で
デジタル/アナログ変換されてモータ64詳しく
はその制御装置に入力される。パルス発生器66
の出力パルスは直線バス73に供給され、台車走
行距離、台車速度の検出などに供される。67は
トーチ移動モータ、68はその移動量(トーチ
前、後進量)を検出するポテンシヨメータで、
MPUからバス73を通して前述の修正量Δlが送
られると、それを変換器69でD/A変換したの
ち操作基準値として、ポテンシヨメータ68から
の帰還量と共にトーチ先端位置を該Δlだけ正確
に修正する。70は操作ペンダントで、オペレー
タがこれにより各種の指令を与える。台車スピン
の制御、トーチ狙い位置修正は各ポテンシヨメー
タなどの出力をうけて上述の如く行なわれる。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、コーナー
で台車でスピンさせて水平すみ肉溶接を連続的に
行なう倣い溶接装置を、側壁部及び前壁部が傾倒
していてもまた側、前壁のなす角が90°からずれ
ていても正確にスピン及びトーチ狙い位置修正さ
せて高精度のすみ肉溶接を行なわせることがで
き、甚だ有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図はスピン型走行台車による四周連続すみ
肉溶接の説明図、第2図は側壁倣い部の説明図、
第3図はコーナー部での台車スピンの説明図、第
4図及び第5図は前壁検出部の説明図、第6図〜
第8図は制御要領を示すフローチヤート、第9図
は制御系の要部を示すブロツク図である。 図面で5,5は案内腕、40は上下一対の倣い
ローラ、41は支軸、42は水平回転軸、44は
ポテンシヨメータ、LSはリミツトスイツチ、P、
OT−1,−2は第1,第2のポテンシヨメータ
CNTは制御装置である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 側壁面倣い機構、前壁面検知機構、及び制御
    装置を備え、側壁面に倣い走行していて前壁面を
    検知したとき走行方向を変えて該前壁面を側壁面
    として倣い走行を続け、この間連続的に水平すみ
    肉溶接を行なう、箱形構造物の溶接用無軌条自走
    台車において、 台車側面の前、後部から横方向へ突出する回動
    及びロツク可能な一対の案内腕を有する側壁面倣
    い機構は、その一方の先端に中間を水平回転軸に
    より枢着した支軸と、該支軸の上、下端に取付け
    られた一対の倣いローラと、該水平回転軸に連結
    されて側壁傾倒角度を検出するポテンシヨメータ
    を備え、 前壁面検知機構は、前壁面に対向して配置され
    るリミツトスイツチの操作端と、該スイツチより
    水平方向に離して配置される第1のポテンシヨメ
    ータの操作端、該第1のポテンシヨメータより上
    下方向に離して配置される第2のポテンシヨメー
    タの操作端を備え、 制御装置は、台車直進中に側壁面倣い機構から
    の側壁面傾倒角信号を取入れてトーチ狙い位置修
    正を行ない、また前壁面検知機構からの、前壁面
    検出、側壁面に対する前壁面のなす角及び前壁面
    傾倒角信号を取入れて台車のスピン開始、スピン
    角制御及びトーチ狙い位置修正を行なうようにし
    てなることを特徴とする溶接用無軌条自走台車。
JP18636483A 1983-10-05 1983-10-05 溶接用無軌条自走台車 Granted JPS6082295A (ja)

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