JPH0380426A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0380426A
JPH0380426A JP21489689A JP21489689A JPH0380426A JP H0380426 A JPH0380426 A JP H0380426A JP 21489689 A JP21489689 A JP 21489689A JP 21489689 A JP21489689 A JP 21489689A JP H0380426 A JPH0380426 A JP H0380426A
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JP
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layer
magnetic
powder
carbon black
coating
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JP21489689A
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Takeshi Katada
片田 武
Akihiro Matsufuji
明博 松藤
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気記録媒体に関し、−層詳細にはドロップア
ウト低減の特性が優れビデオヘッド目詰まりの抑止特性
が優れた磁気記録媒体に関するものである。
〔従来の技術〕
非磁性支持体上に磁性層を設けた磁気記録媒体では、帯
電防止、走行性改善などを目的として非磁性支持体の背
面にカーボンブラックを主体とする非磁性粉体等をバイ
ンダーと共に分pIi、im整した塗布液を塗着したバ
ンクコート層を設けることが行なわれている。この場合
、走行性改善の為にはバックコート層表面を粗面化して
走行系のガイド部等に対する摺動抵抗を下げることが有
効で有るが、余り粗面化し過ぎると、その粗面化された
バックコート面が磁性層に転写して電磁変換特性の低下
を招く可能性がある。従って、走行系に関しては適度な
粗面がよく、従来この様な目的のカーボンブラックとし
ては20〜100mμぐらいの粒子サイズのものが使用
されている。
加えて、バックコート層としては、その摩耗粉が磁性層
に転移して付着しドロップアウトの増加やSN比などの
電磁変換特性の低下を招く等のトラブルを防止する為、
優れた耐摩耗性が必要になる。この為にはCrzOi、
a−AlzCh、αFears、Ti01等の硬度の高
い非磁性粉体を添加する方法も行なわれている。
磁気テープの走行安定性を向上させるためにバックコー
ト層の表面をさらに粗面化する試みが行なわれているが
、この場合、粗面化の為に混入使用された粒子サイズの
大きい非磁性粉体そのものがバックコート層から剥離さ
て、これが磁性面に転移されるなど、問題が多い。
バックコート層にカーボンブラックを含有させた場合、
バックコート層の表面電気抵抗が低下する。従って、カ
ーボンブラックの充填はバックコート層の帯電防止に有
効であり、この場合粗粒子より微粒子のカーボンブラッ
クの方が有効である。
この為、バックコート層に使用されるカーボンブラック
は走行安定性向上の為に粗粒子カボンブラックを、そし
て帯電防止の目的で微粒子カーボンブラックを混合使用
すると言う方法が一般的に行なわれている。しかしこの
方法も一方の粗大粒子が粗大過ぎるとバックコート層表
面に存在する物が走行中に剥離してこれが走行系のガイ
ドポールを損傷したり反対側の磁性層に転移してドロッ
プアウトの増加を招いたり、程度が激しい場合は磁気ヘ
ッドを痛めてしまうということが起こっていた。
〔発明の目的〕
本発明の第一の目的は新規なバックコート層の層構成を
提供し、これによって走行耐久性の優れた磁気記録媒体
を提供するものである。
本発明の第二の目的はバンクコート層の上層部、下層部
に異なる性質の非磁性粉体を配することによって、従来
技術の欠点を解消し、走行後の摩擦係数の増加、ドロッ
プアウト増加、面性、ヘッド付着等の目詰まり耐久性を
、改良した磁気記録媒体を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明の目的は、非磁性支持体の一方の側の表面に磁性
層を備えており、もう一方の側に非磁性粉体を主体とす
るバックコート層が多層塗布構造で備えられている磁気
記録媒体およびi磁気記録媒体において、バンクコート
層の下層側には、上層に使用するどの非磁性粉体より平
均粒子サイズが大きい非磁性粉体(非磁性粉体A)と非
磁性粉体Aよりは平均粒子サイズが小さい100sμ以
下の非磁性粉体を含有する磁気記録媒体により達成され
る。
本発明の好ましいB様は、該非磁性粉体Aの平均粒子サ
イズが50〜700+mμである磁気記録媒体、該非磁
性粉体Aがカーボンブラックである磁気記録媒体、及び
該非磁性粉体Aがモース硬度5以上の非磁性粉体である
磁気記録媒体である。
本発明の好ましいバックコート層の態様は、下層に含有
さ”れる非磁性粉体の少なくとも一部は、平均粒子サイ
ズの大きい耐久走行性に効果の大きい非磁性粉体Aを使
用し、上層には下層で使用した粒子サイズの大きい非磁
性粉体Aがバックコート面から削れ落ちないように保護
する目的を兼ねた非磁性粉体層を設けると言う多層構造
により走行耐久性に効果の大きい非磁性粗粒子をスパイ
ク構造状に存在させ且つその脱落を防止しドロップアウ
ト、及び目詰まりの特性を制御する。
本発明においてバックコート層の下層とは、支持体に近
い方の層を意味し、上層とは下層上に設けられた層を意
味する。又、バックコート層は通常2層で構成されるが
、3層以上でもよく、後者の場合、上層とは最も支持体
から遠い層(最上層)を意味し、下層とは最上層を除い
た層を意味する。
バックコート層の上層と下層とは、それぞれ異なる機能
を有する。重層の方法は下層を塗布して乾燥した後、上
層を塗布する逐次塗布方法でも、または同時重層方法で
もよい。
本発明の磁気記録媒体のバンク層構造の一例を説明する
ための断面模式図を第1図に示した。
本発明の磁気記録媒体1は、非磁性支持体2、該支持体
2の一面に設けられた磁性N3、該支持体2の他面に設
けられた下層4と上層5とからなルハックコート層6と
から構成されている。
下層4には、非磁性粉体A(7)として帯電防止効果を
目的とした通常使用サイズ、即ち、50〜700mμ、
好ましくは100〜400mμのカーボンブランクに加
えて、10(1−400a+μのαAltOff、Cr
*Os、Trot、α−Fezes等のモース硬度6以
上の研磨剤および非磁性粉体Aより平均粒子サイズの小
さい100−以下の非磁性粉体のカーボンブラック8を
添加させ上層には下層に使用した粗大な非磁性粉体より
も全て平均粒子サイズの小さな非磁性粉体として15〜
100mμのカーボンブラック9を用いた。
尚、バンクコート層6の層厚は0.4〜1.54、上層
5が0.2〜0.5−1下層4は0.2〜1.04が好
ましい。
又、バックコート層6において、非磁性粉体と結合剤1
1との混合割合は重量比で比磁性粉体100重量部に対
して結合剤30〜300重量部、好ましくは、40〜2
50重量部の範囲で使用される。
この結果、下層のみ塗布した場合では、通常使用サイズ
(粗大な非磁性粉体より小さなサイズ)のカーボンブラ
ックの中に存在する粗大な非磁性粉体の・一部は塗布面
の極表面に突出して、これが走行中に剥離されトラブル
の元となっていたのが、上層を塗布する事により下層の
粗大粒子の凹凸を上層表面に残したいわゆるスパイク構
造の面lOができる。このスパイク構造の頭の部分は他
の面よりも上層の塗布厚部分が薄めになる傾向が見られ
、バックコート面からの離脱防止と、下層の粗大粒子の
効果がそのまま上層に顕われ耐久性向上の効果とが得ら
れると考えられる。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層に使用される強
磁性粉末には特に制限はなく、酸化鉄オキサイド系強磁
性粉末、金属あるいは合金の強磁性粉末、フェライト系
強磁性粉末、Cr(h、窒化鉄なと、公知の強磁性粉末
が使用できる。
これら強磁性粉末の粒子サイズは約o、oos〜1ミク
ロンの長さで、軸長/軸幅の比は1/1〜50/1程度
である。又、これらの強磁性粉末の比表面積は1rrf
/g〜70rrf/g程度である。これらの強磁性粉末
の表面に、後に述べる分散剤、潤滑剤帯電防止剤等をそ
れぞれの目的の為に分散に先だって溶剤中で含浸させて
、吸着させてもよい。
酸化鉄オキサイド系強磁性粉末の具体例としては、1−
Fezes、Co含有(被着、変成、ドープ)のy−F
e2O2、FexOa、Co含有(被着、変成、ドープ
)のFe、Oa、y−FeOX、 Co含有(被着、変
成、ドープ)の7−Fed、  (X−1,33〜1.
50)を挙げることができる。
フェライト系強磁性粉末としては、変性バリウムフェラ
イトおよび変性ストロンチウムフェライトなどを挙げる
ことができる。また、板状六方晶のバリウムフェライト
も使用できる。バリウムフェライトの粒子サイズは約0
.001〜1ミクロンの直径で厚みが直径の1/2〜1
/20である。バリウムフェライトの比重は4〜6g/
ccで、比表面積は1rrf/g〜70nf/gである
。これらの強磁性粉末の表面に、後に述べる分散剤、潤
滑剤、帯電防止剤等をそれぞれの目的の為に分散に先だ
って溶剤中で含浸させて、吸着させてもよい。
金属あるいは合金の強磁性粉末としては、強磁性粉末中
の金属分が75重量%以上であり、そして金属分の80
重量%以上が少なくとも1種類の強磁性金属あるいは合
金(例えば、Fe、 Co、Ni、 FeCo、 Fe
−Ni、 Co−Ni、 Co−N1−Fe)であり、
該金属分の20重量%以下の範囲内で他の成分(例えば
、AI、Si、S−ScS Tt、V、Cr、MnS 
Cu、Zn、Y。
Mo、 Rh、、Pb、 Ag、 Sn、 Sb、 T
e、 Ba、 Ta、  W、 Re。
Au、 Hg、 Pb、 Bi、 La、 Ce、 P
r、 Nd、、B、 P )を含むことのある合金や、
窒化鉄等を挙げることができる。特に鉄、コバルトある
いはニッケルを含む強磁性合金粉末であって、その比表
面積が35nf/g以上の強磁性合金粉末を使用するこ
とが好ましい0代表的な具体的としてはCo−N1−P
合金、C0Ni−Fe−B合金、Fe−Ni−Zn合金
、Ni −Co合金、Co−Ni−Pa合金などが挙げ
られる。
また、上記強磁性金属が少量の水、水酸化物または酸化
物を含むものなどであってもよい。これらの強磁性金属
粉末の製造方法は既に公知であり、本発明で用いる強磁
性粉末の代表例である強磁性合金粉末についてもこれら
公知の方法に従って製造することができる。
すなわち、強磁性合金粉末の製造方法の例としては、下
記の方法を挙げることができる。
(a)複合有機酸塩(主としてシュウ酸塩)を水素など
の還元性気体で還元する方法: (b)酸化鉄を水素などの還元性気体で還元してFeあ
るいはFe−Co粒子などを得る方法=(c)金属カル
ボニル化合物を熱分解する方法:(d)強磁性金属の水
溶液に水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸塩あるいは
ヒドラジンななどの還元剤を添加して還元する方法=(
e)水銀陰極を用い強磁性金属粉末を電解析出させたの
ち水銀と分離する方法; (f)金属を低圧の不活性気体中で草発させて微粉末を
得る方法: 強磁性合金粉末を使用する場合に、その形状にとくに制
限はないが通常は針状、粒状、サイコロ状、米粒状およ
び板状のものなどが使用される。
この強磁性合金粉末の比表面積(Smit)は40ホ/
g以上であることが好ましく、さらに45rIf/g以
上のものを使用することが特に好ましい。
本発明の磁気記録媒体の磁性層及びバックコート層に使
用されるバインダーとしては従来公知の熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物が使用され
る。
熱可塑性樹脂としては軟化温度が150°C以下、平均
分子量が10,000〜300,000 、重合度が約
50〜2.000程度のもので、例えば塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル共重合体、塩化ビニル−
塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリ
ル共重合体、アクリル酸エステル−アクリロニトリル共
重合体、アクリル酸エステル−塩化ビニリデン共重合体
、アクリル酸エステル−スチレン共重合体、メタクリル
酸エステル−アクリロニトリル共重合体、メタクリル酸
エステル−塩化ビニリデン共重合体、メタクリル酸エス
テル−スチレン共重合体、ウレタンエラストマー、ナイ
ロン−シリコン系樹脂、ニトロセルロース−ポリアミド
樹脂、ポリフン化ビニル、塩化ビニリデンアクリロニト
リル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体
、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース
誘導体(例えば、セルロースアセテートブチレート、セ
ルロースダイアセテート、セルローストリアセテート、
セルロースプロピオネート、ニトロセルロース、エチル
セルロース、メチルセルロース、プロピルセルロース、
メチルエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
、アセチルセルロース等)、スチレン−ブタジェン共重
合体、ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテル−アク
リル酸エステル共重合体、ア旦ノ樹脂、各種の合成ゴム
系の熱可塑性樹脂及びこれらの混合物等が使用される。
熱硬化性樹脂又は反応型樹脂としては塗布液の状態では
200,000以下の分子量であり、塗布、乾燥後に加
熱することにより、縮合、付加等の反応により分子量は
無限大のものとなる。又、これらの樹脂のなかで、樹脂
が熱分解するまでの間に軟化又は溶融しないものが好ま
しい。具体的には例えばフェノール樹脂、フェノキシ樹
脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂
、メラミン樹脂、アルキッド樹脂、シリコン樹脂、アク
リル系反応樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ニトロセ
ルロースメラミン樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイ
ソシアネートプレポリマーの混合物、メタクリル酸塩共
重合体とジイソシアネートプレポリマーのτ昆合吻、ポ
リエステルポリオールポリイソシアネートとの混合物、
尿素ホルムアルデヒド樹脂、低分子量グリコール/高分
子量ジオール/トリフェニルメタントリイソシアネート
の混合物、ポリアミン樹脂、ポリイミン樹脂及びこれら
の混合物等である。
これらの結合剤の単独又は組合わされたものが使われ、
ほかに添加剤が加えられる。磁性層の強磁性粉末と結合
剤との混合割合は重量比で強磁性粉末100重量部に対
して結合剤5〜300重量部の範囲で使用される。添加
剤は分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤、酸化防止剤
、溶剤等が加えられる。
これらの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂は、
主たる官能基以外に官能基としてカルボン酸、スルフィ
ン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸、Kmエステル基、燐酸
エステル基、これらのアルキルエステル基等の酸性基、
アごノ酸頻、アミノスルホン酸類、アミノアルコールの
硫酸または燐酸エステル類、アルキルベタイン型等の両
性類基、アミノ基、イミノ基、イ旦ド基、アミド基等、
また水酸基、アルコキシル基、チオール基、ハロゲン基
、シリル基、シロキサン基を通常1種以上6種以内含み
、各々の官能基は樹脂1gあたりlXl0−’eq〜I
 XIQ−”eq含む事が好ましい。
本発明では架橋剤としてポリイソシアネートを用いるこ
とができる。
本発明に用いるポリイソシアネートとしては、トリレン
ジイソシアネート、4.4′−ジフェニルメタンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、ナフチレン−1,5−ジイソシ
アネート、〇−トルイジンジイソシアネート、イソホロ
ンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシア
ネート、等のイソシアネート類、又当該イソシアネート
類とポリアルコールとの生成物、又イソシアネート類の
縮合に依って生成した2〜10it体のポリイソシアネ
ート等を挙げることが出来る。これらポリイソシアネー
ト類の平均分子量は100〜20,000のものが好適
である。これらポリイソシアネートの市販されている商
品名としては、コロネートし、コロネー) HL、コロ
ネート2030、コロネート2031、ミリオネー)M
R、ミリオネートMTL(日本ポリウレタン■製)、タ
ケネートD−102、タケネートD−LION、タケネ
ートD−200、タケネートD−202、タケネー1−
3005.タケネー)500  (浅田薬品■製)、ス
ミジュールT−80、スミジュール443、スミジュー
ルPF、スミジュール上1スミジユールN、デスモジュ
ールし、デスモジュールIL、デスモジュールN1デス
モジユールHL1デスモジユーJl/T65、デスモジ
ュール15、デスモジュールR1デスモジュールRF、
デスモジュールR1デスモジュールZ4273 (住友
バイエル社製)等があり、これらを単独若しくは硬化反
応性の差を利用して二つ若しくはそれ以上の組み合わせ
によって使用することができる。これらのポリイソシア
ネートは磁性層のバインダー総量の5〜40wt%で用
いることが好ましい、又、硬化反応を促進する目的で、
水酸基(ブタンジオール、ヘキサンジオール等)、アミ
ノ基(モノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチル
アミン等)を有する化合物や金属酸化物の触媒を併用す
る事も出来る。これらの水酸基やアミノ基を有する化合
物は多官能である事が望ましい。
本発明において、磁性層及びバックコート層には潤滑剤
を使用する事が出来る。使用される潤滑剤としては、二
硫化モリブデン、チッカ硼素、フッカ黒鉛、炭酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、酸化ケイン、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化錫、二硫化タングステン等の無機微粉末、アク
リルスチレン系樹脂微粉末、ベンゾグアナミン系樹脂微
粉末、メラ【ン系樹脂微粉末、ポリオレフィン系樹脂微
粉末、ポリエステル系樹脂微粉末、ボリアミド系樹脂微
粉末、ポリイミド系樹脂微粉末、ボリフン力エチレン系
樹脂微粉末等の樹脂@粉末、シリコンオイル、脂肪酸変
性シリコンオイル、グラファイト、フッ素アルコール、
ポリオレフィン(ポリエチレンワックス等)、ポリグリ
コール(ポリエチレンオキシドワックス等)、テトラフ
ルオロエチレンオキシドワックス、ポリテトラフルオロ
グリコール、パーフルオロ脂肪酸、パーフルオロ脂肪酸
エステル、パーフルオロアルキル硫酸エステル、パーフ
ルオロアルキル燐酸エステル、アルキル燐酸エステル、
ポリフェニルエーテル、炭素数10〜20の一塩基性脂
肪酸と炭素数3〜12個の一価のアルコールもしくは二
価のアルコール、三価のアルコール、四価のアルコール
、六価のアルコールのいずれか1つもしくは2つ以上と
から威る脂肪酸エステル類、炭素数10個以上の一塩基
性脂肪酸と該脂肪酸の炭素数と合計して炭素数が11〜
28個と成る一価〜六価のアルコールから戒る脂肪酸エ
ステル類等の有機化合物潤滑剤が挙げられる。
又、炭素数8〜22の脂肪酸或いは脂肪酸アミド、脂肪
族アルコールも使用できる。これら有機化合物潤滑剤の
具体的な例としては、カプリル酸ブチル、カプリル酸オ
クチル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ブチル、ラウリ
ン酸オクチル、ミリスチン酸エチル、ごリスチン酸ブチ
ル、ξリスチン酸オクチル、バルミチン酸エチル、パル
ξチン酸ブチル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸
エチル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸オクチル、
ステアリン酸アξル、アンヒドロソルビタンジステアレ
ート、アンヒドロソルビタンジステアレート、アンヒド
ロソルビタントリステアレート、アンヒドロソルビタン
テトラステアレート、オレイルオレート、オレイルアル
コール、ラウリルアルコール等が挙げられ、単独若しく
は組み合わせて使用出来る。また本発明に使用される潤
滑剤としては所謂潤滑油添加剤も単独若しくは組み合わ
せて使用出来、酸化防止剤(アルキルフェノール等)、
錆どめ剤(ナフテン酸、アルケニルコハク酸、ジラウリ
ルフォスフェート等)、油性剤(ナタネ油、ラウリルア
ルコール等)、極圧剤(ジベンジルスルフィド、トリク
レジルフォスフェート、トリブチルホスファイト等)、
清浄分散剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、泡とめ剤
等がある。
これらの潤滑剤は結合剤100重量部に対して0.05
〜20重量部の範囲で添加される。
本発明に使用する分散剤としては、カプリル酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、ステ
アリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リ
ルン酸、ステアロール酸等の炭素数10〜22個の脂肪
酸(R+C0OH,R+は炭素数9〜21個の脂肪族基
)、上記脂肪酸とアルカリ金属(例えば、Li、 Na
、 K、 NH4”等)、アルカリ土類金属(例えば、
Mg、 Ca5Ba等) 、Cuまたはpb等から成る
金属石鹸、上記脂肪酸の脂肪酸アごド、レシチン等が使
用される。この他に炭素数4以上の高級アルコール(例
えば、ブタノール、オクチルアルコール、柔リスチルア
ルコール、ステアリルアルコール)及びこれらの硫酸エ
ステル、燐酸エステル、アミン化合物等も使用可能であ
る。また、ポリアルキレンオキサイド、スルホ琥珀酸、
スルホ琥珀酸エステル等も使用可能である。これらの分
散剤は通常一種類以上で用いられ、一種類の分散剤は結
合剤100重量部に対して0.005〜20重量部の範
囲で添加される。これら分散剤の使用方法は、強磁性粉
末や非磁性微粉末の表面に予め被着させても良く、また
分散途中で添加してもよい、このようなものは、例えば
特公昭39−28369号、同44−17945号、同
44−18221号、同49−39402号、同48−
15001号、米国特許3,387.993号、同3,
470,021号等に於いて示されている。
本発明に用いる帯電防止剤としてはグラファイト、酸化
錫−酸化アンチモン、酸化錫、酸化チタン−酸化錫−酸
化アンチモン、等の導電性粉末;サポニン等の天然界面
活性剤;アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グリ
シドール系、多価アルコール、多価アルコールエステル
、アルキルフェノールEO付加体等のノニオン界面活性
剤;高級アルキルアミン類、環状アミノ、ヒダントイン
誘導体、アミドアミノ、エステルアミド、第四級アンモ
ニウム塩類、ピリジンそのほかの複素環類、ホスホニウ
ムまたはスルホニウム類、等のカチオン界面活性剤;カ
ルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル基、燐酸エ
ステル基等の酸性基を含むアニオン界面活性剤;アミノ
酸類;アミノスルホン酸類、アミノアルコールの硫酸ま
たは燐酸エステル類、アルキルベタイン型等の両性界面
活性剤等が使用される。これらの界面活性剤は単独また
は混合して添加しても良い、磁気記録媒体における、こ
れらの界面活性剤の使用量は、強磁性粉末100重量部
当たり0.01〜IO重量部である。これらは帯電防止
剤として用いられるものであるが、時としてそのほかの
目的、例えば分散、磁気特性の改良、潤滑性の改良、塗
布助剤として適用される場合もある。
本発明に使用されるバックコート層用のカーボンブラッ
クはゴム用ファーネス、ゴム用サーマル、カラー用ブラ
ック、アセチレンブラック等を挙げる事ができる。これ
らカーボンブラックの米国における略称の具体例をしめ
すとSAF、l5AF、11SAF、TSHAF、SP
F、FF、FEF。
HMFXGPF、、APF、SRFSMPFSECF、
SCF、CF、FT、MT、HCC,HCF。
MCF、LFF、RCF等があり、米国のAS刊規格の
D −1765−82aに分類されているものを使用す
ることができる。本発明に使用されるこれらカーボンブ
ランクの平均粒子サイズは5〜700ξすミクロン(電
子顕微鏡)、窒素吸着法比表面積は1〜800ポ/g、
 p)Iは7〜10 (JIS規格に一6221198
2法)、ジブチルフタレー) (DBP)吸油量は5〜
2000rR1/100g(JXS規格K −6221
−1982法)、沃素吸着量は1〜1000■/g (
JIS規格に−6221−1982法)、灰分は0.2
貨t%以下(JIS規格に6221−1982法)であ
る0本発明に使用されるカーボンブラックのサイズは、
塗布膜の表面電気抵抗を下げる目的で、5〜100 ξ
リミクロンのカーボンブラックを、また塗布膜の強度を
制御するときに50〜700ミリξクロンのカーボンブ
ラックをもちいる。また塗布膜の表面粗さを制御する目
的でスペーシングロス減少のための平滑化のためにより
微粒子のカーボンブラック(100ミリミクロン以下)
を、粗面化して摩擦係数を下げる目的で粗粒子のカーボ
ンブラック(50果り稟クロン以上)をもちいる。この
ようにカーボンブラックの種類と添加量は磁気記録媒体
に要求される目的に応して使い分けられる。
また、これらのカーボンブラックを、後述の分散剤など
で表面処理したり、樹脂でグラフト化して使用してもよ
い。また、カーボンブランクを製造するときの炉の温度
を2000°C以上で処理して表面の一部をグラファイ
ト化したものも使用できる。
また、特殊なカーボンブランクとして中空カーボンブラ
ックを使用することもできる。
本発明に使用出来るカーボンブランクは例えば「カーボ
ンブラック便覧」、カーボンブラック協会編(昭和46
年発行)を参考にすることが出来る。
本発明において、磁性層とバックコート層には研磨剤を
用いる事が出来る。用いられる研磨剤は一般に用いられ
る研磨作用若しくは琢磨作用をもつ材料であり、α−ア
ルミナ、γ−アルξす、α−γ−アルミナ、熔融アルξ
す、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、コランダ
ム、人造ダイヤモンド、α−酸化鉄、ザクロ石、エメリ
ー(主成分:コランダムと磁鉄鉱)、ガーネット、ケイ
石、窒化ケイ素、窒化硼素、炭化モリブデン、炭化硼素
、炭化タングステン、チタンカーバイド、リトポン、ケ
イソウ土、ドロマイト等で、主としてモース硬度6以上
の材料が1内金4種迄の組合わせで使用される。これら
の研磨剤は平均粒子サイズが0.05〜0.7ミクロン
の大きさのものが使用される。これらの研磨剤は結合剤
100重量部に対して0.01〜20重量部の範囲で添
加される。
混純の方法には特に制限はなく、また各成分の添加順序
などは適宜設定することができる。磁性塗料およびバッ
ク層塗料の調製には通常の混練機、例えば、二本ロール
ミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、トロ
ンミル、サンドグラインダー、ツエグバリ(Szegv
ari) 、アトライタ−ロトミル(Ro to+n 
i I l )、高速インペラー分散機、高速ストーン
ミル、高速度衝撃ミル、デイスパーニーダ−、ニーダ−
エクストルーダー、高速ミキサー、ブラニタリーミキサ
ー、リボンプレインダ、コニーダー、インテンシブミキ
サー、タンブラ−、ブレンダー、ディスパーザ−、ホモ
ジナイザー、単軸スクリュー押し出し機、二軸スクリュ
ー押し出し機、及び超音波分散機などを用いることがで
きる。d線分散に関する技術の詳細は、T。
C,FATTON著(チー・シー・パラトン)+ ”P
aintFlow and Pigment Djsp
er−sion  (ペイント フロー アンド ピグ
メントディスパージラン〉、1964年+ John 
Wiley & 5ons  (ジョン ウィリーアン
ド サンプ)社発行や田中信−著「工業材料」、25巻
、 37 (1977)などや当該書籍の引用文献に記
載されている。また、米国特許第2,581,414号
及び同第2,855,156号などの明細書にも記載が
ある。本発明においても上記の書籍や当該書籍の引用文
献などに記載された方法に準して混線分数を行い磁性塗
料およびバック層塗料を調製することができる。
本発明の分散、混練、塗布の際に使用する有機溶媒とし
ては、任意の比率でアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン
、テトラヒドロフラン等のケトン系;メタノール、エタ
ノール、プロパツール、ブタノール、イソブチルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、メチルシクロヘキサノ
ールなどのアルコール系;酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸イソプロピル、乳酸エ
チル、酢酸グリコールモノエチルエーテル等のエステル
系;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、グリコー
ルジメチルエーテル、グリコールモノエチルエーテル、
ジオキサンなどのエーテル系:ベンゼン、トルエン、キ
シレン、クレゾール、クロルベンゼン、スチレンなどの
タール系(芳香族炭化水素);メチレンクロライド、エ
チレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、エチレ
ンクロルヒドリン、ジクロルベンゼン等の塩素化炭化水
素系、N、N−ジメチルホルムアルデヒド、ヘキサン等
が使用できる。
磁気記録層の形成は上記の組成などを任意に組合せて有
m溶媒に溶解し、塗布溶液として支持体上に塗布・乾燥
する。テープとして使用する場合には支持体の厚み2.
5〜100 ミクロン程度、好ましくは3〜70ミクロ
ン程度が良い。ディスクもしくはカード状の場合は厚み
が0.03〜101111程度である。素材としてはポ
リエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
等のポリエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン類、セルローストリアセテート、セルロースダイアセ
テート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニル等のビニ
ル系樹脂類、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスル
ホン等のブラスチンクのほかにアルミニウム、銅等の金
属、ガラス等のセラミンクス等も使用出来る。これらの
支持体は塗布に先立って、コロナ放電処理、プラズマ処
理、下塗処理、熱処理、除塵埃処理、金属蒸着処理、ア
ルカリ処理をおこなってもよい。これら支持体に関して
は例えば西独特許3,338,854A号、特開昭59
−116926号、米国特許4.388.368号、三
石幸夫著、「繊維と工業1゜31巻、p50〜55.1
975年などに記載されている。
支持体上へ前記の磁気記録層ならびにバックコート層を
塗布する方法としてはエアードクターコート、ブレード
コード、エアナイフコート、スクイズコート、含浸コー
ト、リバースロールコート、トランスファーロールコー
ト、グラビアコート、キスコート、キャストコート、ス
プレィコート等が利用出来、その他の方法も可能であり
、これらの具体的説明は朝倉書店発行の「コーティング
工学1253頁〜277頁(昭和46年3月20日発行
)に詳細に記載されている。今回、実施例で行った同時
重層塗布方式については後に図面で説明する。
このような方法により、支持体上に塗布された磁性層は
必要により層中の磁性粉末を直ちに乾燥しながら所望の
方向へ配向させる処理を施したのち、形成した磁性層を
乾燥する。このときの支持体の搬送速度は、通常10m
/分〜900m/分でおこなわれ、乾燥温度が20°C
〜130°Cで制御される。
又必要により表面平滑化加工を施したり、所望の形状に
裁断したりして、本発明の磁気記録体を製造する。これ
らは、例えば、特公昭40−23625号、同39−2
8368号公報、米国特許第3,473,960号明細
書、等に示されている。又、特公昭41−13181号
公報に示される方法はこの分野における基本的、且つ重
要な技術と考えられている。
本発明に使用される強磁性粉末又は非磁性粉末、結合剤
、添加剤(潤滑剤、分散剤、帯電防止剤、表面処理剤、
研磨剤、遮光剤、酸化防止剤、防黴剤等)、溶剤及び支
持体(下塗層、バック下塗層を有してもよい)或いは磁
気記録媒体の製造等は特公昭56−26890号等に記
載されているものも参考にできる。
(発明の効果) 本発明の磁気記録媒体は、バックコート層を多層構造に
することにより、上層、下層の機能を有効に使用できる
。例えば、上層に微粒子、下層に粗粒子の非磁性粉体を
用いることにより、上層表面にスパイク構造の面を形成
すると従来品に見られるハック層表面に存在する非磁性
粉体の露出を効果的に防止することができる。即ち、本
発明は下層に添加したスパイク構造のちととなる非磁性
粉体Aを上層が覆うことにより非磁性粉体Aの離脱を防
止すると共に摩擦係数を効果的に低減することができる
。つまり、下層のみ塗布した場合では、通常使用サイズ
(粗大な非磁性粉体より小さなサイズ)のカーボンブラ
ックの中に存在する粗大な非磁性粉体の一部は塗布面の
極表面に突出して、これが走行中に剥離されトラブルの
元となつていたのが、上層を塗布する事により下層の粗
大粒子の凹凸を上層表面に残したいわゆるスパイク構造
の面ができる。このスパイク構造の頭の部分は他の面よ
りも上層の塗布厚部分が薄めになる傾向が見られ、バッ
クコート面からの離脱防止と、下層の粗大粒子の効果が
そのまま上層に顕われ耐久性向上の効果とが得られるよ
うである。従って、本発明の磁気記録媒体は極めて、ド
ロップアウトの少ない走行耐久性に優れた高品質を有す
るものである。
(実施例) 以下に本発明を実施例により更に具体的に説明する。こ
こに示す成分、割合、操作順序等は本発明の精神から逸
脱しない範囲において変更しうるものであることは本業
界に携わるものにとっては容易に理解されることである
。従って、本発明は下記の実施例に制限されるべきでは
ない、猶、実施例中の部は重量部をしめす。
〔実施例1〜4、比較例1〜5〕 下記実施例1〜4及び比較例1〜5の結果は実施例4の
後の第1表にまとめて記載する。
〔実施例1〕 厚さ144のポリエチレンテレフタレートベース(非磁
性支持体)の表面にCo含有磁性酸化鉄を含む厚さ5I
!mの磁性層を以下に記載する塗布液を塗布して設けた
磁性層形成用塗布液 次の組成物をボールミルに入れ充分混線分散して粘度調
整して磁性塗料を作成した。
Co含有7−Fe、0.粉末        100部
(窒素吸着比表面積35n(/g) ニトロセルロース           10部ポリウ
レタン樹脂            8部(商品名:ニ
ラポラン2304 ) ポリイソシアネート           8部カーボ
ンブラック            2部(平均粒子サ
イズ20+iμ) Cr20ゴ                 2部ス
テアリン酸             1部ステアリン
酸ブチル          1部メチルエチルケトン
         300部比較例についても、磁性層
についてはすべて同様で有るので、以降の磁性層の説明
は省略する。
バックコート下層形成用塗布液(塗布後厚1 、0 t
m )カーボンブラック            70
部(平均粒子サイズ17mμ) カーボンブラック           30部(平均
粒子サイズ250mμ) ニトロセルロース            65部ポリ
ウレタン樹脂 (商品名:ニラポラン2304)       65部
ポリイソシアネート          45部メチル
エチルケトン          660部バンクコー
ト上層形戒用塗布液(塗布後厚0.211m)カーボン
ブラック           100部(平均粒子サ
イズ17mμ) ニトロセルロース           65部ポリウ
レタン樹脂 (商品名:ニラポラン2304)       65部
ポリイソシアネート          45部ステア
リン酸             1部メチルエチルケ
トン         660部なお、当実施例1では
第2図に示す通り上記の上層用塗布液12と下層用塗布
液13をエクストルージョン型塗布ヘッド14を用いて
同時重層塗布方式で矢印方向に搬送ロール15によって
搬送される非磁性支持体16上に重層塗布してテープ化
した。
〔実施例2〕 バックコート層形成用下層用塗布液 (塗布後厚1.0m) カーボンブラック           100部(平
均粒子サイズ17mμ) Crz(h  (平均粒子サイズ400m tt ) 
     3部ニトロセルロース          
 65部ポリウレタン樹脂           65
部(商品名:ニラポラン2304) ポリイソシアネート          45部メチル
エチルケトン         660部バックコート
層形戒用上層用塗布液 (塗布後厚0.24) カーボンブラック           100部(平
均粒子サイズ17mμ) ニトロセルロース            65部ポリ
ウレタン樹脂           65部(商品名:
ニラポラン2304) ポリイソシアネート          45部ステア
リン酸             1部メチルエチルケ
トン         660部なお、当実施例2では
上記の上層用塗布液と下層用塗布液を同時重層塗布方式
で塗布してテープ化した。
〔比較例1〕 上記、実施例1に対してバックコート層形成用上層用塗
布液を用いないで下層用塗布液のみを乾燥後の厚さが1
.21Mになるよう単層塗布した以外は実施例1と同様
に行なった。
〔比較例2〕 上記、実施例1のバックコート層形成用上層用と下層用
の塗布液を容量で0.2:1.0に混合した割合の組成
で塗布液を作威し乾燥後の厚さが1.2−になるよう単
N塗布した以外は、実施例1と同様に行なった。
〔比較例3〕 上記、実施例1に対してバックコート層形tt用下層用
塗布液を用いないで上層用塗布液のみを乾燥後の厚さが
1.2mになるよう単層塗布した以外は実施例1と同様
に行なった。
〔比較例4〕 上記、実施例2のバックコート層形成用上層用と下層用
の塗布液を容量で0.2:1.0に混合した割合の組成
で塗布液を作成し乾燥後の厚さが1.24になるよう単
層塗布した以外は、実施例1と同様に行った。
〔比較例5〕 上記、実施例2に対してバックコート層形成用上層用塗
布液を用いないで下層用塗布液のみを乾燥後の厚さが1
.24になるよう単層塗布した以外は実施例1と同様に
行った。
〔実施例3〕 上記、実施例2に対してバックコート層形成用下層用塗
布液中に含有する400111μのCr、O,の代わり
に200−μのCr40.を使用した以外は実施例2に
同じ。
〔実施例4〕 実施例2の処方を用いバックコート層の下層を塗布し乾
燥してから、次いで上層を塗布する逐次塗布方式によっ
て行なった。
上記実施例及び比較例で得られたサンプルの性能評価結
果を第1表に示す。
第1表 測定の方法 〔摩擦係数〕 ステンレスポールを荷重50 g (TI)にて、試料
テープのバックコート層表面で3 、3 Cl11 /
秒の速度でこすってT2を求めた。
摩擦係数μは次の式で求めた。
tt= (1/π)  ・I n (T2/TI)なお
、摩擦係数の測定は未使用試料テープ及びVH3型VT
Rで1000パス走行後の試料テープの双方について行
なった。
〔ドロップアウト〕
60分長繰り返し走行5パス後の15μsec 、 −
16dBのドロップアウト(7分)を測定した。
〔ヘッド付着物〕
上記のVH3型VTRで1000バス走行試験テスト終
了後の磁気ヘッドを観察して付着物の有無を評価した。
ただし、規定の回数に至らないで途中で停止してしまっ
た場合(表中、停止時と記!り、その状態でのヘッド付
着物の有無を評価した。
第1表より明らかな通り、バックコート層が重層の実施
例1〜4は同単層の比較例1〜5に比摩擦係数が小さく
、ドロップアウトも極めて少く、かつヘッド付着物も全
く無かった。一方、転倒1〜5は、ドロップアウトも極
めて多く比例3ではステックスリ・ンプ及びヘッド付着
物かられ本発明に比べ走行耐久性が劣ることは明白ある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録媒体の一例を示し特に、バッ
クコート層の構造を模式的に説明す断面図である。 第2図は、同時重層塗布方式の一例を説明すための図で
ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体の一方の側の表面に磁性層を備えて
    おり、もう一方の側に非磁性粉体を主体とするバックコ
    ート層が多層塗布構造で備えられている磁気記録媒体。
  2. (2)バックコート層の下層側には、上層に使用するど
    の非磁性粉体より平均粒子サイズが大きい非磁性粉体(
    非磁性粉体A)と非磁性粉体Aよりは平均粒子サイズが
    小さい100mμ以下の非磁性粉体を含有することを特
    徴とする請求項(1)に記載の磁気記録媒体。
JP21489689A 1989-08-23 1989-08-23 磁気記録媒体 Pending JPH0380426A (ja)

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