JPH038030Y2 - - Google Patents
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- JPH038030Y2 JPH038030Y2 JP1984125540U JP12554084U JPH038030Y2 JP H038030 Y2 JPH038030 Y2 JP H038030Y2 JP 1984125540 U JP1984125540 U JP 1984125540U JP 12554084 U JP12554084 U JP 12554084U JP H038030 Y2 JPH038030 Y2 JP H038030Y2
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- Japan
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- casing
- oil
- recess
- connector
- filled
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Landscapes
- Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、油入りケーブル用接続箱に関し、よ
り具体的には内部を真空に引いたり絶縁性を注入
するためにケーシングの上下に該ケーシング内と
連通したコネクタを備える油入りケーブル用接続
箱に関する。
り具体的には内部を真空に引いたり絶縁性を注入
するためにケーシングの上下に該ケーシング内と
連通したコネクタを備える油入りケーブル用接続
箱に関する。
第3図に示すように、接続すべき油入りケーブ
ル1A,1Bの金属シースに油密に結合されてそ
れらの間に配置されるケーシング5Aには、上下
位置において該ケーシング内と連通するコネクタ
7A,7Bが設けられている。そしてこれらコネ
クタ7A,7Bは次のように利用されている。
ル1A,1Bの金属シースに油密に結合されてそ
れらの間に配置されるケーシング5Aには、上下
位置において該ケーシング内と連通するコネクタ
7A,7Bが設けられている。そしてこれらコネ
クタ7A,7Bは次のように利用されている。
即ち、導体接続及び絶縁処理さらにはケーシン
グの結合配置等、所定の接続作業が済んだ後、先
ず上部コネクタ7Aにおいて真空引き系統に連絡
させてケーシング5A内を真空に引き、所定の真
空度に達したときに、下部コネクタ7B側から絶
縁油を注入し、注入された絶縁油が上部コネクタ
7Aから溢れ出る所謂オーバーフローの状態のと
きに注油を停止する。このようにしてケーシング
5A内が絶縁油で満たされたならば、上部コネク
タ7A及び下部コネクタ7Bともに閉じ、もつて
絶縁油で満たされた接続箱として完成させて行
く。
グの結合配置等、所定の接続作業が済んだ後、先
ず上部コネクタ7Aにおいて真空引き系統に連絡
させてケーシング5A内を真空に引き、所定の真
空度に達したときに、下部コネクタ7B側から絶
縁油を注入し、注入された絶縁油が上部コネクタ
7Aから溢れ出る所謂オーバーフローの状態のと
きに注油を停止する。このようにしてケーシング
5A内が絶縁油で満たされたならば、上部コネク
タ7A及び下部コネクタ7Bともに閉じ、もつて
絶縁油で満たされた接続箱として完成させて行
く。
なお、下部コネクタ7Bは、必要に応じケーシ
ング内の絶縁油を排出する場合にも利用される。
ング内の絶縁油を排出する場合にも利用される。
ところが、従来の油入りケーブル用接続箱では
第3図に示したように、ケーシング5Aの上下に
取り付けられるコネクタ7A,7Bがケーシング
5A自身の外面からピン状に突出するようにして
配置されており、このことが種々の問題を引き起
こしている。
第3図に示したように、ケーシング5Aの上下に
取り付けられるコネクタ7A,7Bがケーシング
5A自身の外面からピン状に突出するようにして
配置されており、このことが種々の問題を引き起
こしている。
即ち、ケーシング5Aは、通常銅管により製作
されていて、規定の絶縁かつ防食性能を与えるた
めにケーブル本体と同様に防食被覆を設ける必要
があり、そのためプラスチツク等の絶縁材料例え
ばプラスチツクテープを巻き付けて防食被覆がな
されているが、上記のようにピン状に突出するコ
ネクタへの防食被覆処理は非常に難しく、処理作
業性を悪化させていた。また、上記のように突出
するコネクタへのテーピング処理による防食被覆
では、テープが万遍なく密に巻き付けることがで
きず十分な絶縁かつ防食性能を長期間維持させる
ことは困難であつた。
されていて、規定の絶縁かつ防食性能を与えるた
めにケーブル本体と同様に防食被覆を設ける必要
があり、そのためプラスチツク等の絶縁材料例え
ばプラスチツクテープを巻き付けて防食被覆がな
されているが、上記のようにピン状に突出するコ
ネクタへの防食被覆処理は非常に難しく、処理作
業性を悪化させていた。また、上記のように突出
するコネクタへのテーピング処理による防食被覆
では、テープが万遍なく密に巻き付けることがで
きず十分な絶縁かつ防食性能を長期間維持させる
ことは困難であつた。
さらに、コネクタが上記のように突出している
と、製造作業はもとより接続作業や輸送中に当該
コネクタが周囲の機材や構造物にぶつかつて、接
続作業や接続箱自身のメンテナンス上において邪
魔な存在となつていた。
と、製造作業はもとより接続作業や輸送中に当該
コネクタが周囲の機材や構造物にぶつかつて、接
続作業や接続箱自身のメンテナンス上において邪
魔な存在となつていた。
本考案は、上記した従来の問題点を解消するこ
の種油入りケーブル用接続箱の提供を目的とした
ものである。
の種油入りケーブル用接続箱の提供を目的とした
ものである。
即ち、本考案の油入りケーブル用接続箱は、添
付図面に示したように、内部を絶縁油で満たすケ
ーシング5の上下コネクタ配置部分で内方に窪ん
だ凹部14,14′を有せしめ、これら凹部14,
14′の窪んだ空間内にコネクタ7,8が収容配
置され、上下両コネクタにおけるキヤツプ11,
11′の頭部外面をケーシング5の外面と略一致
させ、上部コネクタ7に対してこれを収容する凹
部14の構成壁を通じて一端が連絡された導管1
5の他端を当該凹部から外れたケーシング5内の
上面に接近して解放させるとともに、下部コネク
タ8に対してこれを収容する凹部14′の構成壁
を通じて一端が連絡された導管15′の他端を当
該凹部14′から外れたケーシング5内の底面に
接近して解放させることを特徴としている。
付図面に示したように、内部を絶縁油で満たすケ
ーシング5の上下コネクタ配置部分で内方に窪ん
だ凹部14,14′を有せしめ、これら凹部14,
14′の窪んだ空間内にコネクタ7,8が収容配
置され、上下両コネクタにおけるキヤツプ11,
11′の頭部外面をケーシング5の外面と略一致
させ、上部コネクタ7に対してこれを収容する凹
部14の構成壁を通じて一端が連絡された導管1
5の他端を当該凹部から外れたケーシング5内の
上面に接近して解放させるとともに、下部コネク
タ8に対してこれを収容する凹部14′の構成壁
を通じて一端が連絡された導管15′の他端を当
該凹部14′から外れたケーシング5内の底面に
接近して解放させることを特徴としている。
上記した特徴の油入りケーブル用接続箱によれ
ば、上下両コネクタ7,8がケーシングの表面下
に潜り込む格好で収容配置され而もコネクタにお
けるキヤツプ11,11′の頭部外面がケーシン
グ外面と略一致しているため、ケーシング外面か
ら際立つた突出物を形成することがなくなつてケ
ーシング5の外面を平滑化でき、この後に行れる
防食被覆処理を容易に而も確実にして信頼性の高
い防食被覆を形成することを可能にする。
ば、上下両コネクタ7,8がケーシングの表面下
に潜り込む格好で収容配置され而もコネクタにお
けるキヤツプ11,11′の頭部外面がケーシン
グ外面と略一致しているため、ケーシング外面か
ら際立つた突出物を形成することがなくなつてケ
ーシング5の外面を平滑化でき、この後に行れる
防食被覆処理を容易に而も確実にして信頼性の高
い防食被覆を形成することを可能にする。
また、凹部14,14′に収容されたコネクタ
は、上部コネクタ7にあつては、これを収容する
凹部14の構成壁を通じて一端が連絡された導管
15の他端が当該凹部14から外れたケーシング
5内の上面に接近して解放されているので、ケー
シング内に注入される絶縁油がケーシング内上面
にまで充満した状態から当該導管15の解放口か
ら流れ込んでオーバーフローの状態を得ることが
できる。このように、コネクタ14がケーシング
5の内方に入り込んでも、絶縁油をケーシング5
内の全体に確実に充満させることを可能にしてい
る。
は、上部コネクタ7にあつては、これを収容する
凹部14の構成壁を通じて一端が連絡された導管
15の他端が当該凹部14から外れたケーシング
5内の上面に接近して解放されているので、ケー
シング内に注入される絶縁油がケーシング内上面
にまで充満した状態から当該導管15の解放口か
ら流れ込んでオーバーフローの状態を得ることが
できる。このように、コネクタ14がケーシング
5の内方に入り込んでも、絶縁油をケーシング5
内の全体に確実に充満させることを可能にしてい
る。
一方、下部コネクタ8にあつては、これを収容
する凹部14′の構成壁を通じて一端が連絡され
た導管15′の他端をケーシング5内の底面に接
近して解放させているので、ケーシング5内底面
に残留する絶縁油を根こそぎ吸い上げて外部に排
出させることができる。
する凹部14′の構成壁を通じて一端が連絡され
た導管15′の他端をケーシング5内の底面に接
近して解放させているので、ケーシング5内底面
に残留する絶縁油を根こそぎ吸い上げて外部に排
出させることができる。
第1図は本考案により具現させた油入りケーブ
ル用接続箱の好ましい実施例であり、第2図イ,
ロは同接続箱の要部を示している。
ル用接続箱の好ましい実施例であり、第2図イ,
ロは同接続箱の要部を示している。
接続すべき二つの油入りケーブル1,2は、端
末においてそれぞれ防食層、金属シース及び絶縁
体が順次段剥ぎされ、導体端末同士をスリーブに
て圧縮接続され、この導体接続部及び露出された
絶縁体端末にかけて絶縁油浸紙3が巻回被覆して
ストレスコーン4を形成した接続部とする。そし
て、両ケーブル1,2の金属シース間に銅管等の
ケーシング5が配置され、その中に当該導体接続
部及び絶縁処理部3を配設させるものである。
末においてそれぞれ防食層、金属シース及び絶縁
体が順次段剥ぎされ、導体端末同士をスリーブに
て圧縮接続され、この導体接続部及び露出された
絶縁体端末にかけて絶縁油浸紙3が巻回被覆して
ストレスコーン4を形成した接続部とする。そし
て、両ケーブル1,2の金属シース間に銅管等の
ケーシング5が配置され、その中に当該導体接続
部及び絶縁処理部3を配設させるものである。
ケーシング5は、管軸方向の中間で分割され、
フランジ結合により一連のものとされている。端
部はケーブル金属シース上にスペーサを介して連
関されるとともに鉛工6により油密に結合一体化
される。
フランジ結合により一連のものとされている。端
部はケーブル金属シース上にスペーサを介して連
関されるとともに鉛工6により油密に結合一体化
される。
しかして、ケーシング5には、その上下各々に
おいて、内方に窪んだ凹部14を有しており、こ
の中にコネクタ7,8を収容配置している。
おいて、内方に窪んだ凹部14を有しており、こ
の中にコネクタ7,8を収容配置している。
上部コネクタ7の配置構造を具体的に示した第
2図イにみるように、凹部14は、ケーシング5
それ自身の壁部を下方に凹ませることにより形成
されていて、底壁部分から窪んだ空間内に立ち上
がる筒状部分14aの開口端に対してコネクタ7
のニツプル12が連設され、該ニツプル12に嵌
合してかかる筒状部分14aに螺着されたナツト
13の締め付けにより、当該ニツプル12の筒状
部分14aに対する油密な取り付けがなされい
る。そしてニツプル12を覆うキヤツプ11は、
開口縁を凹部の底壁面に当接した状態で凹部14
の空間内に配置され、それによつてそれ自身の頭
部外面(上面)がケーシング5の表面(上面)に
略一致するようにしてある。さらに、凹部14の
構成壁である底壁における開口部分には、導管1
5の一端が連設され、もつてニツプル12が導管
15に連絡されている。導管15は、かかる連絡
端から凹部14の内面つまり凸面を迂回するよう
にして延長され、その延長端がケーシング5内の
上面に接近して解放されている。
2図イにみるように、凹部14は、ケーシング5
それ自身の壁部を下方に凹ませることにより形成
されていて、底壁部分から窪んだ空間内に立ち上
がる筒状部分14aの開口端に対してコネクタ7
のニツプル12が連設され、該ニツプル12に嵌
合してかかる筒状部分14aに螺着されたナツト
13の締め付けにより、当該ニツプル12の筒状
部分14aに対する油密な取り付けがなされい
る。そしてニツプル12を覆うキヤツプ11は、
開口縁を凹部の底壁面に当接した状態で凹部14
の空間内に配置され、それによつてそれ自身の頭
部外面(上面)がケーシング5の表面(上面)に
略一致するようにしてある。さらに、凹部14の
構成壁である底壁における開口部分には、導管1
5の一端が連設され、もつてニツプル12が導管
15に連絡されている。導管15は、かかる連絡
端から凹部14の内面つまり凸面を迂回するよう
にして延長され、その延長端がケーシング5内の
上面に接近して解放されている。
下部コネクタ8の配置構造を具体的に示した第
2図ロにみるように、凹部14′は、ケーシング
5それ自身の壁部を上方に凹させることにより形
成されていて、上側の底壁部分から空間内に立ち
下がる筒状部分14a′の開口端に対してコネクタ
8のニツプル12′が連設され、該ニツプル1
2′に嵌合してかかる筒状部分14a′に螺着され
たナツト13′の締め付けにより、当該ニツプル
12′の筒状部分14a′に対する油密な取り付け
がなされている。そしてニツプル12′を覆うキ
ヤツプ11′は、開口縁を凹部の底壁面に当接し
た状態で凹部14′の空間内に配置され、それに
よつてそれ自身の頭部外面(底面)がケーシング
5の表面(底面)に略一致するようにしてある。
さらに、凹部14′の構成壁である底壁における
開口部分には、導管15′の一端が連設され、も
つてニツプル12′が導管15′に連絡されてい
る。導管15′は、かかる連絡端から凹部14′の
内面つまり凸面を迂回するようにして延長され、
その延長端がケーシング5内の底面に接近して解
放されている。
2図ロにみるように、凹部14′は、ケーシング
5それ自身の壁部を上方に凹させることにより形
成されていて、上側の底壁部分から空間内に立ち
下がる筒状部分14a′の開口端に対してコネクタ
8のニツプル12′が連設され、該ニツプル1
2′に嵌合してかかる筒状部分14a′に螺着され
たナツト13′の締め付けにより、当該ニツプル
12′の筒状部分14a′に対する油密な取り付け
がなされている。そしてニツプル12′を覆うキ
ヤツプ11′は、開口縁を凹部の底壁面に当接し
た状態で凹部14′の空間内に配置され、それに
よつてそれ自身の頭部外面(底面)がケーシング
5の表面(底面)に略一致するようにしてある。
さらに、凹部14′の構成壁である底壁における
開口部分には、導管15′の一端が連設され、も
つてニツプル12′が導管15′に連絡されてい
る。導管15′は、かかる連絡端から凹部14′の
内面つまり凸面を迂回するようにして延長され、
その延長端がケーシング5内の底面に接近して解
放されている。
さて、以上のように構成された油入りケーブル
用接続箱における真空引き及び注油の仕方を説明
すると、上下両コネクタ7,8のキヤツプ11,
11′は組み付けない状態で、先ず、上部コネク
タ7のニツプル12に真空引き系統を連設してケ
ーシング5内を真空に引く。必要に応じてケーシ
ング5内に溜まつた油を下部コネクタ8のニツプ
ル12′を通じて行う。即ち、ケーシング5内の
底部に溜まつた油は、該ケーシング5内の底面に
接近して解放された導管15′の延長端から吸い
上げられ、該導管15′と通ずるニツプル12′か
ら排出される。
用接続箱における真空引き及び注油の仕方を説明
すると、上下両コネクタ7,8のキヤツプ11,
11′は組み付けない状態で、先ず、上部コネク
タ7のニツプル12に真空引き系統を連設してケ
ーシング5内を真空に引く。必要に応じてケーシ
ング5内に溜まつた油を下部コネクタ8のニツプ
ル12′を通じて行う。即ち、ケーシング5内の
底部に溜まつた油は、該ケーシング5内の底面に
接近して解放された導管15′の延長端から吸い
上げられ、該導管15′と通ずるニツプル12′か
ら排出される。
かかる真空引きによりケーシング5内が所定の
真空度に達した時点で、下部コネクタ8のニツプ
ル12′及び導管15′を通じてケーシング5内へ
絶縁油が注入される。注入された絶縁油が真空引
き側となる上部コネクタ7のニツプル12から溢
れ出た時点でケーシング5内に絶縁油が充満した
のを確かめ、そして上下両コネクタ7,8のニツ
プル12,12′を封じ、さらにキヤツプ11,
11′を組み付ける。かかる油において、絶縁油
はケーシング5内の上面に達し得る状態つまり完
全に充満した状態から該ケーシング5内の上面に
接近して解放された導管15の延長端を通じて上
部コネクタ12より溢れ出すので、ケーシング5
内への絶縁油充満を確実に行える。
真空度に達した時点で、下部コネクタ8のニツプ
ル12′及び導管15′を通じてケーシング5内へ
絶縁油が注入される。注入された絶縁油が真空引
き側となる上部コネクタ7のニツプル12から溢
れ出た時点でケーシング5内に絶縁油が充満した
のを確かめ、そして上下両コネクタ7,8のニツ
プル12,12′を封じ、さらにキヤツプ11,
11′を組み付ける。かかる油において、絶縁油
はケーシング5内の上面に達し得る状態つまり完
全に充満した状態から該ケーシング5内の上面に
接近して解放された導管15の延長端を通じて上
部コネクタ12より溢れ出すので、ケーシング5
内への絶縁油充満を確実に行える。
上記のようにして絶縁油で満たされたケーシン
グ5は、所定の絶縁かつ防食性能を有するように
絶縁テープや熱収縮チユーブ等により鉛工部6を
含めて被覆処理する。このとき、上下両コネクタ
7,8のキヤツプ11,11′の頭部外面がケー
シング5の表面と略一致させてあるため、従来の
ようにコネクタが異様に突出して防食被覆処理を
困難にする問題が解消され、極めて容易かつ確実
な防食被覆処理が行える。
グ5は、所定の絶縁かつ防食性能を有するように
絶縁テープや熱収縮チユーブ等により鉛工部6を
含めて被覆処理する。このとき、上下両コネクタ
7,8のキヤツプ11,11′の頭部外面がケー
シング5の表面と略一致させてあるため、従来の
ようにコネクタが異様に突出して防食被覆処理を
困難にする問題が解消され、極めて容易かつ確実
な防食被覆処理が行える。
以上、説明した通り、本考案にかかる油入りケ
ーブル用接続箱によれば、ケーシングに対してそ
の中を真空に引くために設けられる上部コネクタ
及び注油するために設けられる下部コネクタがケ
ーシングの表面と略一致させるまで該ケーシング
内に収容することができたので、防食被覆処理を
容易かつ確実に行え、また、接続箱取り扱い中に
当該上下コネクタが邪魔な存在とならず、取り扱
いに当たる人の心労の負担を軽減させることがで
きる。
ーブル用接続箱によれば、ケーシングに対してそ
の中を真空に引くために設けられる上部コネクタ
及び注油するために設けられる下部コネクタがケ
ーシングの表面と略一致させるまで該ケーシング
内に収容することができたので、防食被覆処理を
容易かつ確実に行え、また、接続箱取り扱い中に
当該上下コネクタが邪魔な存在とならず、取り扱
いに当たる人の心労の負担を軽減させることがで
きる。
さらに、上記のように上下両コネクタをケーシ
ング内に埋没させた格好となつても、ケーシング
内に溜まつた油の排出やケーシング内全体への充
満を容易に達成させることができ、この種コネク
タ本来の機能を低下させることが無くなる。
ング内に埋没させた格好となつても、ケーシング
内に溜まつた油の排出やケーシング内全体への充
満を容易に達成させることができ、この種コネク
タ本来の機能を低下させることが無くなる。
等、これを実施して得られる効果は大きいもの
といえる。
といえる。
第1図は本考案にかかる油入りケーブル用接続
箱の好ましい一実施例を部分断面化して示す説明
図、第2図イは同上図における上部コネクタ配置
部を拡大して示す断面的説明図、第2図ロは同第
1図における下部コネクタ配置部を拡大して示す
断面的説明図である。第3図は従来の油入りケー
ブル用接続箱の例を示す外観説明図である。 符号において、1,2は油入りケーブル、3絶
縁油紙、4はストレスコーン部分、5はケーシン
グ、6は鉛工部、7は上部コネクタ、8は下部コ
ネクタ、11,11′はキヤツプ、12,12′は
ニツプル、13,13′はナツト、14,14′は
凹部、15,15′は導管である。
箱の好ましい一実施例を部分断面化して示す説明
図、第2図イは同上図における上部コネクタ配置
部を拡大して示す断面的説明図、第2図ロは同第
1図における下部コネクタ配置部を拡大して示す
断面的説明図である。第3図は従来の油入りケー
ブル用接続箱の例を示す外観説明図である。 符号において、1,2は油入りケーブル、3絶
縁油紙、4はストレスコーン部分、5はケーシン
グ、6は鉛工部、7は上部コネクタ、8は下部コ
ネクタ、11,11′はキヤツプ、12,12′は
ニツプル、13,13′はナツト、14,14′は
凹部、15,15′は導管である。
Claims (1)
- 内部を絶縁油で満たすケーシング5の上下に該
ケーシング内と連通したコネクタ7,8を設ける
油入りケーブル用接続箱において、ケーシング5
の上下コネクタ配置部分で内方に窪んだ凹部1
4,14′を有せしめ、これら凹部14,14′の
窪んだ空間内にコネクタ7,8が収容配置され、
上下両コネクタにおけるキヤツプ11,11′の
頭部外面をケーシング5の外面と略一致させ、上
部コネクタ7に対してこれを収容する凹部14の
構成壁を通じて一端が連絡された導管15の他端
を当該凹部14を外したケーシング5内の上面に
接近して解放させるとともに、下部コネクタ8に
対してこれを収容する凹部14′の構成壁を通じ
て一端が連絡された導管15′の他端を当該凹部
14′を外したケーシング5内の底面に接近して
解放させることを特徴とする油入りケーブル用接
続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12554084U JPS6141326U (ja) | 1984-08-18 | 1984-08-18 | 油入りケ−ブル用接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12554084U JPS6141326U (ja) | 1984-08-18 | 1984-08-18 | 油入りケ−ブル用接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6141326U JPS6141326U (ja) | 1986-03-15 |
JPH038030Y2 true JPH038030Y2 (ja) | 1991-02-27 |
Family
ID=30684235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12554084U Granted JPS6141326U (ja) | 1984-08-18 | 1984-08-18 | 油入りケ−ブル用接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6141326U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006109625A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | Ofケーブル線路内の絶縁油抜き取り方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832451U (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | 株式会社 潤工社 | 漏液検知センサ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59159134U (ja) * | 1983-04-08 | 1984-10-25 | 株式会社フジクラ | ガスバルブ付きガスダム |
-
1984
- 1984-08-18 JP JP12554084U patent/JPS6141326U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832451U (ja) * | 1981-08-26 | 1983-03-03 | 株式会社 潤工社 | 漏液検知センサ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6141326U (ja) | 1986-03-15 |
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