JPH0380289B2 - - Google Patents

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JPH0380289B2
JPH0380289B2 JP58053378A JP5337883A JPH0380289B2 JP H0380289 B2 JPH0380289 B2 JP H0380289B2 JP 58053378 A JP58053378 A JP 58053378A JP 5337883 A JP5337883 A JP 5337883A JP H0380289 B2 JPH0380289 B2 JP H0380289B2
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JP
Japan
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lens
motor
limit
encoder
infinity
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JP58053378A
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JPS59177509A (ja
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Makoto Takahashi
Masaru Yamamoto
Riichi Atsuta
Masao Tsujimura
Masamichi Hirooka
Kazuo Ishikawa
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Priority to JP5337883A priority Critical patent/JPS59177509A/ja
Publication of JPS59177509A publication Critical patent/JPS59177509A/ja
Publication of JPH0380289B2 publication Critical patent/JPH0380289B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はレンズの無限遠側移動限界におけるレ
ンズ自動調節装置に関する。
レンズの無限遠点の位置は、光学的標準位置と
して重要な意味をもつ。
また無限遠点におけるレンズの位置精度は高い
精度を要求される。
例えば、標準レンズ(F1.4 f:50mm)におい
て無限遠点から100Mまでレンズ繰り出し量約
27μm、50Mまでのそれは約54μmになる。
これらから無限遠点におけるレンズ繰り出し制
御の許容誤差は約10μm程度にしなければならな
いことがわかる。
一方無限遠点は、光学的な基準位置になるので
レンズを無限位置を越えてさらに移動できるよう
に構成することは好ましいことではないので、無
限遠点が機械的な繰り出しの限界となつている。
ところが、自動焦点調節カメラは、距離センサ
の出力により、モータを回転させレンズを駆動す
るので、レンズ駆動系の特性測定誤差等により、
レンズを無限遠点を越えた位置に移動させること
になることが予想される。
この場合レンズは無限遠点で機械的にストツプ
されるので、モータを無限方向に駆動した場合モ
ータの慣性によつてオーバーランし、無限遠点の
ストツパに過負荷が加わる。
また当然モータとレンズ系の歯車列にも大きな
力が加わることになり、装置を破損させたり、以
後の調節精度を劣化させる原因になりかねない。
本発明の目的はこの無限遠点における自動焦点
調節の問題を解決したレンズの無限遠側移動限界
におけるレンズ自動調節装置を提供することにあ
る。
前記目的を達成するために、本発明によるレン
ズ無限遠側移動限界における自動焦点制御装置
は、測距センサの出力からカメラに装着されたレ
ンズの現在位置から合焦点位置までの移動量予測
値(N)を得る測距回路、レンズを進退させるモ
ータ、前記モータの回転量を検出するエンコー
ダ、前記移動量予測値(N)に基づいて前記エン
コーダの出力を計数しながら前記モータを駆動し
エンコーダの出力が所定の値に達したときに前記
モータの駆動を停止し前記測距回路を再起動し新
しい移動量予測値(N)が許容限界を示す(No)
以内のときにレンズの自動焦点調節を完了させる
制御回路からなるレンズの自動焦点制御装置にお
いて、 レンズがレンズの無限遠点測動作限界に達した
ことを検出するリミツトスイツチを設け、 前記制御回路に前記移動量予測値(N)に基づ
いて前記エンコーダの出力を計数しながら前記モ
ータを駆動中に前記リミツトスイツチが動作した
ときにモータを停止し、 一定逆回転信号を発生させ、 前記エンコーダにより前記一定量逆回転を確認
した後に、前記モータの駆動を停止し、前記測距
回路を再起動し新しい移動量予測値(N)が許容
限界を示す前記(No)よりも僅かに大きい(No
+ΔNo)以内のときにレンズの自動焦点調節を
完了させるように構成されている。
すなわち、本発明による装置では、無限側移動
限界において予想されるモータや駆動系の過負荷
を極力さけるために、無限遠側移動限界にリミツ
トスイツチを設け、このスイツチのオンをモニタ
して、モータを短時間で停止させるようにしてあ
る。
この場合後述するクラツチを切り換えると歯車
軸のトルクの印加状態のためにフリクシヨンが大
きくなりクラツチの切換え不可能が生じ得るが、
モータの回転を逆方向にホトカプラからのパルス
信号で、数パスル分を駆動させ、歯車列を噛み合
いを緩めることができる。
しかも、逆回転のパルス数を適切に選ぶと、レ
ンズの無限遠点の位置は移動しないか僅かに戻さ
れる。この結果は通常の場合よりも僅かに許容誤
差を拡大した判定基準で評価される。
以下、図面等を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。
第1図は、本発明によるレンズの無限遠側移動
限界における自動焦点制御装置の実施例の交換レ
ンズとボデイ側の関係を示す原理図である。
第2図は、同装置のAFレンズの実施例を示し
た構造図である。
第3図は同装置のマウント部の実施例を示した
構造図である。
第1図において501aは、自動焦点調節可能
なレンズと、カメラボデイの接合面を示す。
駆動モータ601はカメラボデイ側に設けら
れ、レンズ合焦駆動と、カメラの巻上シヤツタセ
ツト等の駆動に共用される。
このモータ601の出力軸に固定されている歯
車602の回転は減速歯車列603を経て歯車6
04まで伝達され、クラツチ歯車605に連なり
これを駆動している。
このクラツチ歯車605は制御信号により電磁
式クラツチ606が、図上で左右に移動して動力
伝達の切り換えを行うものである。
図ではクラツチ歯車605は歯車612に結合
され、モータ601からの駆動力は歯車620を
介してカプラ623に伝達されている。歯車60
7、歯車608はカメラ駆動機構であるシヤツ
タ、フイルムの巻上、ミラー駆動シヤツタレリー
ズを行う部分で公知の構成であり、AF駆動以外
の電動カメラ動作を実行する部分である。この図
の状態で電磁クラツチ606に信号が接続される
とクラツチ歯車605は右方に移動させられ、ク
ラツチ歯車612から離れ、車607に噛み合
い、モータ601からの駆動力はレンズ駆動系か
らカメラ駆動機構に切り換えられる。
焦点調節時にモータの駆動量を検出する移動量
検出装置(エンコーダ)はレンズ駆動系の移動を
監視している。
レンズ駆動系中の歯車620の回転量を歯車6
21、歯車622を介して孔開き円盤628に取
り出し、この円盤628の回転をLED629と
ホトトランジスタ627により検出し、レンズの
移動量に対応する出力を送出する。
検出された出力は制御回路(CPU)6に入力
される。
モータ601を正逆回転駆動するモータ駆動回
路4は前記制御回路(CPU)6からの制御信号
に従つてモータ601を駆動する。
予測値に達したときにモータ601を停止させ
る信号を発生し一旦モータ601を停止させ、測
距用センサ1による再度の測定を行い目的の移動
が行われたことが確認されたときに焦点調節完了
を確認した出力を発生する。前記再確認ができな
かつたときは、再度モータ1を駆動する。
第1図および第2図を参照して、レンズ側の構
成を説明する。
AFカプラ505には小歯車506が固定され
ており、メタル525を介して固定枠503に枢
支されている。
小歯車506は、第2図に示すように、大歯車
507と噛合つており、大歯車507はヘリコイ
ド外筒508の後端に一体的にカシメられてい
る。バヨネツト501は絞環502のクリツク板
524を挟んで固定枠503に一体的にねじ止め
されており、固定枠503の左側には固定筒50
4が一体的にねじ止めされている。絞環502は
スラスト方向への移動は規正されており、固定枠
503を軸として回転可能に取付けられている。
固定筒504の内周部にはスチールボール510
が挿入されており、内側でヘリコイド外筒508
を支持している。スチールボール510はナツト
511でヘリコイド外筒508が円滑に回動でき
るようにスラスト方向に調整して止められてい
る。ヘリコイド外筒508の内側にはヘリコイド
内筒515が螺合しており、このヘリコイド内筒
515には絞羽根機構、前玉レンズ群520、後
玉レンズ群521が設けられている。ヘリコイド
外筒508の先端には手動合焦環512が螺合し
ており、この手動合焦環512は傾斜方向にロー
レツトが刻設され、オートフオーカス時には手に
触れ難く、マニユアルフオーカス時には操作がし
やすいという配慮がなされている。ヘリコイド内
筒515には前玉レンズ群520を押えるととも
に、フイルタ取付環519も取付けられている。
ヘリコイド内筒515の内周には1個もしくは2
個のキー溝515aが設けられており、このキー
溝515aには固定枠503に取付けられた直進
キー板516の先端に設けられたローラ軸518
に回転機能に軸支されたローラ517と係合して
いる(第2図b参照)。
つぎに、リミツトスイツチについて説明する。
第2図に示すように、ヘリコイド外筒508の
中ほどには距離目盛環509が設けられており、
この距離目盛環509はヘリコイド外筒508の
前方に突き当るように周方向に調整可能にねじ止
めされている。この距離目盛環509には、第1
図に示すように、無限遠から至近距離までの回転
範囲に対応する切込部509aが設けられてい
る。この切込部509aにはL字形をしたストツ
パ板513とリミツトスイツチ514の切片51
4a,514bが臨んでおり、ストツパ板513
とリミツトスイツチ514は固定筒504にねじ
止めされている。リミツトスイツチ514は切片
514a,514bを絶縁した状態でストツパ板
513の両側に配置され、距離目盛環509の切
欠き部509aに臨んでいる。ストツパ板513
は電気的にアースされている。また、リード線5
22a,522bによりスイツチ514の切片5
14a,514bは端子529a,529bに結
線されている。レンズが無限方向に駆動されてい
るとき、距離目盛環509は第1図において下方
向に移動させられる。したがつてリミツトスイツ
チ切片514aが無限側の移動限界を検出する切
片を形成し、リミツトスイツチ切片514bが至
近側の移動限界を検出する切片を形成する。リミ
ツトスイツチ切片(∞)514a、リミツトスイ
ツチ切片(至近)514bは、それぞれ、フラツ
ト端子529a,529bを介してカメラ側の制
御回路(CPU)6に接続されている。
つぎに、モード切換えスイツチについて説明す
る。第1図に示すように、距離目盛環509には
距離数字509bが刻設されており、この距離数
字509bはカバー523に設けられている窓5
23aを透して見ることができる。また、このカ
バー523には指標523b、〔m,ft〕からな
る距離単位表示523cの表示がなされている。
なお、この指標523bは固定筒504に表示し
てもよい。固定筒504にはリミツトスイツチ5
14とは別にフオーカスモード切換スイツチが設
けられている。フオーカスモード切換スイツチ
は、上面に指標が設けられているスライドボタン
532と、接地されているスイツチ基板534
と、切片533とから構成されている。カバー5
23には“A”と“M”とからなるフオーカスモ
ード表示523dが設けられており、スライドボ
タン532をスライドさせて指標が表示“A”の
ときはオートフオーカスモードに、表示“M”の
ときはマニユアルフオーカスモードに切換えられ
る。第1図では、切片533がスイツチ基板53
4と短絡しており、このときスライドボタン53
2は“A”のオートフオーカスモードに切変えら
れている。この切片533はリード線522cに
より凸端子531aに結線されている。凸端子5
31bはオートフオーカス専用レンズの焦点距離
情報を抵抗値に変換してカメラ本体の測距回路に
入力するためのものである。スライドボタン53
2を第1図矢印方向に移動させると、ボタン53
2の絶縁ピン532aが切片533を右方向へ移
動させるので基板534との短絡が解かれて凸端
子531bはオフになる。スライドボタン532
にはクリツク力が作用しており手で触れた程度で
は移動はしない。また、従来レンズを装着した場
合には、このフオーカスモード切換スイツチと凸
端子531bが設けられていないので、ボデイ測
には531bがオフの状態として入力されるので
ボデイ内の測距装置には自動的に“M”のモード
が入力される。
次に第3図を参照して、マウント部の構造を説
明する。
第1,2図に示すように、固定筒504に取付
けられたストツパ板513はねじ止めにより接地
されており、またリミツトスイツチ514の切片
514a,514bは絶縁されており、それぞれ
リード線522a,522bによつてバヨネツト
501の胴付面部501aのコネクタ端子529
a,529bまで導かれている。リード線522
は固定筒504に設けられている孔を通過して、
固定枠503のリード線用溝に挿入され枠503
の裏面まで伸びており、そこに取付けられている
絶縁板526(第3図参照)にカシメられた端子
527に直接はんだ付けされている。この端子5
27からスプリング528を介して各々の端子5
29a,529b,531a,531bに導通さ
れている。アース端子531cにはもちろんリー
ド線による結線はされていない。このAFカプラ
505の先端はカメラ本体にレンズを装着すると
きのマウントの胴付面部501aよりも凹に設け
られており、第1図に示すAFカメラ本体のカメ
ラ側のAFカプラ623と係合可能な形状をして
いる。これは、このようなAFレンズを従来のカ
メラに装着した時にはAFカプラ505が邪魔に
ならないように配慮したためである。
つぎに、カメラ本体側の回路の構成を第1図を
参照して説明する。
測距センサ1はカメラボデイ側のフイルム面と
光学的に等価の位置に配置されている。
測距回路2は、前記測距センサ1の出力から、
カメラの装着されたレンズの現在位置から合焦点
位置までの移動量予測値(N)と移動方向に関す
る情報を内力する回路である。
電磁クラツチ制御回路3は制御回路(CPU)
6からの制御信号によりクラツチを制御する電磁
石駆動回路である。
モータ駆動回路4は制御回路(CPU)6から
の制御信号によりモータ601に極性の異なる電
流を供給してモータ601を正逆転させる。
また第4図に示すように、前記電量を連続電流
にするか、間欠電流にするかにより、モータ60
1の回転速度を2段階に切り換える。
連続電流供給時を全駆動、間欠電流供給時を微
駆動の状態と言うことにする。
制御回路(CPU)6は前記リミツトスイツチ
の状態、測距回路のデータ、エンコーダからパル
スを取込み後述するようにレンズの自動焦点調節
をする。
第6図は前記制御回路(CPU)6の焦点調節
時の動作を示す流れ図である。
この流れ図により、制御回路(CPU)6の機
能を説明する前に、制御に関連する定数と、用語
の意味を説明する。
第5図は定数の意味を説明するためのグラフで
ある。
制御のための定数はすべて前記エンコーダの出
力パルス1個の単位として決められている。
(N) レンズを前記エンコーダの出力パルスに
換算してどれだけ移動すれば良いかを示す移動
量予測値、 (Nm) 前記(N)から全駆動にするか微駆動
にするときに使用するかを判断する定数。
N≧Nmならば、移動量が大きいとして全駆
動にする。
(Nstop) 全駆動をして制御目的位置までの距
離がNstopに達したときに全駆動を停止してブ
レーキをかける。つまり、全駆動時にNstopに
達したときに全駆動を停止してブレーキをかけ
るとレンズが制御目的位置またはその近辺に止
まるように選んだ定数。
(N0) 制御を行い測距回路を作動させて新し
い(N)を測定したときにこの(N)が(N0
よりも小さいときは制御を終了したものとする
定数、許容誤差定数。
(ΔN0) レンズの無限遠側移動限界における
自動焦点制御時に導入する許容誤差範囲を拡大
するための定数。
動作の略称および用語の定義 ΓLSW:リミツトスイツチの略称 ΓLSWFLG:リミツトスイツチフラグの略称 シーケンシアル制御においては一般に組合せ
回路と順序回路とで構成する論理回路で表すこ
とができる。
その論理回路のある状態(Sn−1)にある
とき入力信号が入ると次の状態(Sn)に移り
出力(Zn)に出力する。
すなわち出力が過去の入力配列に関係するわ
けである。
シーケンシアルの現在制御状態により1ステ
ツプ前の状態でLSW(ミリツトスイツチ)がオ
ンになつた場合LSWFLG(リミツトスイツチフ
ラグ)は論理値“1”にセツトされている(現
在完了)。
ΓNLSW:至近側リミツトスイツチの略称 至近側リミツトスイツチはレンズが至近位置
に移動させられたときにオンとなるスイツチで
ある。
ΓNLSWFLG:至近側リミツトスイツチフラグ
の略称 NLSW(至近側リミツトスイツチ)がオンさ
せられたときにこの状態を記憶させておくため
にCPUはNLSWFLGを“1”にセツトする。
ΓFLSW:無限側リミツトスイツチの略称 無限側リミツトスイツチはレンズが無限位置
に移動させられたときにオンとなるスイツチで
ある。
ΓFLSWFLG:無限側リミツトスイツチフラグ
の略称 FLSW(無限側リミツトスイツチ)がオンさ
せられたときにこの状態を記憶させておくため
にCPUはFLSWFLGを“1”にセツトする。
ΓFN:モータの回転方向を示すフラグの略称 モータの回転方向が無限方向であればFN=
0モータの回転方向が至近方向であればFN=
1 以下無限遠点の近傍におけるAF制御について
第6図のフローチヤートを用いて説明する。
(ステツプ701) 電源が入り、CPUが命令実行を開始すると、
リミツトスイツチLSWがオンの状態にあるかチ
エツクを行う。
(ステツプ702) NSW、FSWともオフであれば、NSWFLG=
0、FSWFLG=0にセツトして測距のルーチン
(ステツプ703)に飛ぶ。
(ステツプ730〜733) LSWがオンであればLSWFLAG=1、
FSWFLAG=0にセツトする。
FSWがオンであればFSWFLAG=1、
LSWFLAG=0にセツトする。
いま、AF制御で、最初LSWの入つていない状
態で、遠景の被写体を測距する場合について考察
する。
LSWはオフであるから(ステツプ701)から
(ステツプ702)に入り、NSWFLG=0、
FSWFLG=0にセツトして測距のルーチン(ス
テツプ703)に飛ぶ。
(ステツプ703)の測距のルーチンでは合焦点
までのレンズ繰り出し量を算出し、これに対応す
るエンコーダのホトカプラのパルス数(N)とモ
ータ駆動方向が無限方向FF(移動方向for far)
を決める。
(ステツプ704) モータ駆動方向が無限方向FFであるからFN
(モータ駆動方向フラグ)を“0”にセツトする。
(ステツプ705)ではフオーカスエイドモード
であるか否かをチエツクする。現在AFモードで
あるから(ステツプ706)に進む。
(ステツプ706) LSWFLG=0であるから(ステツプ708)に進
む。
(ステツプ708) このステツプでは先に求められたNがN≦N0
を満足するか否かを判断する。
測距後、またモータ制御を行つておらず、Nは
許容範囲N0以下でなかつた場合は次の(ステツ
プ709)に進む。
(ステツプ709) LSWFLG=0でるから(ステツプ710)に進
む。
(ステツプ710) このステツプではエンコーダのホトカプラを構
成するLEDを点灯する。
(ステツプ711) このステツプでは焦点位置までの繰り出し量の
大きさ(N)を定数(Nm)と比較してモータを
全駆動するかまたは微駆動するかを判断する。
仮に繰り出し量が大きくて(N≧Nm)が成立
したときは、モータを全駆動させる(ステツプ
712)に進む。
(ステツプ712) このステツプでモータをフル駆動する命令を出
す。
(ステツプ713) モータの慣性を配慮して、モータのブレーキを
かけてから完全に停止するまでのオーバーランを
含めて、パルス数の残り数Nvが定数(Nstop)
に等しくなつたならばブレーキをかける。
パルス数の残り数Nvとは、先きにステツプ703
で得たNからエンコーダの出力パルス数を引いた
数である。
Nv>Nstopならば(ステツプ714)に進む。
(ステツプ714) このステツプではLSWかオンが否かを判断す
るステツプである。
LSWがオンでなければ、(ステツプ712)→
(ステツプ713)(Nv>Nstop)→(ステツプ714)
→(ステツプ712)のループが実行されモータの
回転を続ける。
前記ループでNv=Nstopが成立すると(ステ
ツプ715)に進む。
(ステツプ715) モータ駆動をオフし、同時ブレーキをかける。
一定時間経過後(ステツプ716)に進む。
(ステツプ716) エンコーダのLEDを消燈しステツプ701に戻
る。
LSWがオンであるかをチエツクする(ステツ
プ701)。
もし、LSWがオンでなければ(ステツプ702)
に進む。再び測距し新しいNが求められる。この
新しいNがN≦N0(ステツプ708)ならば焦点自
動調整が完了したものとして、自動露出調整の
AEモード(ステツプ760)に進む。
(ステツプ708)で、N>N0(自動焦点調節が
終了していないと判断されたとき)は(ステツプ
709)→(ステツプ710)と進み(ステツプ711)
でN>Nmと判断する。
先の前駆動の結果新しいNがN<Nm(ステツ
プ711)ならば微駆動の(ステツプ720)に進む。
(ステツプ720) モータは間欠パルス電流により駆動され微駆動
を開始させられる。そして(ステツプ721)→
(ステツプ722)→(ステツプ720)のループが、
(ステツプ721)または(ステツプ722)の条件が
成立するまで続けられる。
(ステツプ721) 前記微駆動のループでレンズは焦点に収束さ
れ、Nv≦N0が成立すると、焦点合致が成立した
ことになるので(ステツプ715)に進む。
前述した(ステツプ715)→(ステツプ716)→
(ステツプ701〜ステツプ703)と進み、(ステツプ
703)で新しいNが求めらる。さらに(ステツプ
704〜ステツプ708)と進み、前記Nにつき(ステ
ツプ708)でN≦N0の成立(自動焦点調節完了)
が確認されるとAE動作モードステツプ760が遂行
される。
前述した所は、レンズ駆動中にリミツトスイツ
チがオンにならなかつた場合であるが、(ステツ
プ703)が得られたNに基づいてモータ駆動を行
つてもリミツトスイツチがオンになることがあり
得る。
この実施例では、(ステツプ721)でNv≦N0
成立せず、(ステツプ722)がLSW、ONが成立し
たとき、および(ステツプ713)でNv=Nstopが
成立せず、(ステツプ714)でLSW、ONが成立し
たときがそれに該当する。無限方向への調整をし
ていたのであるからLSW、ONはFLSW、ONで
ある。
前記各場合はいずれも(ステツプ723)に進む。
(ステツプ723) モータ駆動を停止する。
(ステツプ724) LSWFLG=1にセツトする。
(ステツプ725) ここでどのNLSWがオンになつているか調査
を行う。無限側の制御であるから、FLSWがオン
の情報が接続されているので(ステツプ726)に
進む。
(ステツプ726) NLSWFLAG=0をセツトする。
(ステツプ727) FLSWFLAG=1をセツトする。
(ステツプ729) FLSWがオンの状態になつていると歯車列に力
が加わつた状態になつているので、クラツチを切
換える場合クラツチ動作が実行できない危険があ
る。
そこで歯車列間にゆるみを与えるために、わず
かにモータを逆方向に回転する逆方向回転量
(NR)をセツトする。
この逆方向回転の制御には、前述した、(ステ
ツプ720)→(ステツプ721)→(ステツプ722)
→(ステツプ720)のループを利用する。ただし、
(ステツプ726)でNLSWFLG=0にセツトされ
(ステツプ727)でFLSWFLG=1にセツトされ
ていることを条件に前記(ステツプ721)はNb≧
NRの判断のステツプとし(ステツプ722)は前
記条件を満足しなかつたときは(ステツプ720)
に戻すステツプとする。ただしNbは逆転を開始
してからのエンコーダの出力パルス数である。
(ステツプ720→721→722→720)このループはこ
のとき逆転の際に発生するエンコーダのパルス数
Nbの係数ループとして働く。
リミツトスイツチのオフ(ステツプ722)で確
認されてかつNbが(ステツプ729)で設定された
逆方向回転量NRに等しいかそれを越えたとき
(NR≦Nb)に(ステツプ721)から抜けて(ス
テツプ715)に進む。
(ステツプ715) (ステツプ716) (ステツプ701) NLSWFLG=0、FLSWFLG=1にセツトさ
れた状態になつているから(ステツプ730)に進
む。
(ステツプ730) LSWFLG=1にセツトし、(ステツプ731)に
進む。
(ステツプ731) NLSWはONでないから(ステツプ732)に進
む。
(ステツプ732) FLSWFLG=1にセツトして(ステツプ703)
に進む。
(ステツプ703) 測距により、新しいNが求められる。
(ステツプ704) 前記新しいNに関連するモータ駆動方向フラグ
FNをセツトする。
逆方向に回転しのたので“0”セツトされる。
(ステツプ705) フオーカスエイドモードであるか否かをチエツ
クする。現AFモードであるから(ステツプ706)
に進む。
(ステツプ706) LSWFLG=1であるから(ステツプ740)に進
む。
(ステツプ740) FLSWFLG=1であるから(ステツプ741)に
進む。
(ステツプ741) このステツプでは前述した(ステツプ709)よ
り、焦点許容領域を少し広げてある。すなわち前
記N≦N0+ΔN0の範囲であれば、焦点調節完了
にするようにΔN0分だけパルス数を増加してあ
る。
このことは次の事を意味する。
遠景の被写体を測距する場合、無限側のリミツ
トスイツチFLSWがオンにならない状態では測距
用の精度すなわち許容幅はN0と狭くし、一旦
FLSWがオンになつた状態ではN0+ΔN0と幅を
広げるようにしたものである。
このステツプで前記N≦N0+ΔN0が成立すれ
ば焦点調節完了とみなして(ステツプ760)に進
みカメラの自動露出調整のモードにはいる。
また、きわめて稀なケースであるが、無限遠点
で一度焦点合致を行つた後、撮影距離が少し近づ
いた場合、測距を行つた結果、繰り出し量が計算
される。
この繰り出し量が少ない場合、ホトカプラのパ
ルス数も少なくなる。しかも前回シーケンスで制
御したモータの回転方向とは逆向きになり、歯車
列がバツクラツシユを持つことからエンコーダで
パルスを測定してモータを停止しても、レンズの
繰り出しが実際に行われないことがある。つまり
距離リングが殆ど回転しないので、FLSWがオン
の状態を保つことも有り得る。
この場合は(ステツプ750)→(ステツプ751)
→(ステツプ752)のルートを実行し、撮影者に
対して無限方向の限界であることを示すLEDの
表示を点滅して警告を発して知らせることもでき
る。
以上説明したように本発明によれば、自動焦点
調節カメラにおける無限側移動限界における問題
はすべて解決できる。
すなわち、無限遠側移動限界にリミツトスイツ
チを設け、このスイツチのオンをモニタして、モ
ータを短時間で停止させるようにし、モータの回
転を逆方向にホトカプラからのパルス信号で数パ
スル分を駆動させ、歯車列の噛み合いを緩めるこ
とができる。
しかも、逆回転のパルス数を適切に選ぶと、レ
ンズの無限遠点の位置は移動しないか僅かに戻さ
れる。この結果は通常の場合よりも僅かに許容誤
差を拡大した判定基準で評価される。
手振れ等による測距センサ出力の揺らぎ等の
AF制御に関する外来雑音信号に対しても耐久性
を保つたAF制御システム形成が可能になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるレンズの無限遠側移動
限界における自動焦点制御装置の実施例の交換レ
ンズとボデイ側の関係を示す原理図である。第2
図は同装置のAFレンズの実施例を示した構造図
である。第3図は同装置のマウント部の実施例を
示した構造図である。第4図は、モータ駆動回路
に供給される制御信号を示す波形図である。第5
図は、制御プログラムに関連する定数を示す説明
図である。第6図は、前記装置の制御回路の動作
を説明するための流れ図である。 1……測距センサ、2……測距回路、3……ク
ラツチ駆動回路、4……モータ駆動回路、6……
制御回路(CPU)、7……表示装置、501……
バヨネツト、501a……胴付き面、502……
絞環、503……固定枠、504……固定筒、5
05……AFカプラ、506……小歯車、507
……大歯車、508……ヘリコイド外筒、509
……距離目盛環、509a……距離目盛環切欠
部、509b……距離数字、510……スチール
ボール、511……ナツト、512……手動合焦
環、513……ストツパ板、514……ミリツト
スイツチ、514a……リミツトスイツチ切片
(∞)、514b……リミツトスイツチ切片(至
近)、515……ヘリコイド内筒、515a……
ヘリコイド内筒キー溝、516……直進キー板、
516a……ローラ支え板、517……ローラ、
518……ローラ軸、519……フイルタ取付
環、520……前群レンズ、521……後群レン
ズ、522……リード線、522a……リード線
(∞側リミツトスイツチ)、522b……リード線
(至近側リミツトスイツチ)、522c……リード
線(フオーカスモード切換スイツチ)、523…
…カバー、523a……窓、523b……距離指
標、523c……メートル、フイート文字、52
4……クリツク板(絞り目盛用)、525……AF
カプラメタル、526……端子用絶縁板、527
……端子、528……端子スプリング、529…
…フラツト端子、529a……フラツト端子(リ
ミツトスイツチ∞信号)、529b……フラツト
端子(リミツトスイツチ至近信号)、530……
端子絶縁カラー、531……凸端子、531a…
…焦点距離信号、531b……フオーカスモード
切換スイツチ信号、531c……グランド端子、
532……スライドボタン、532a……スライ
ドボタン絶縁ピン、533……モードスイツチ切
片、534……基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 測距センサの出力からカメラに装着されたレ
    ンズの現在位置から合焦点位置までの移動量予測
    値(N)を得る測距回路、レンズを進退させるモ
    ータ、前記モータの回転量を検出するエンコー
    ダ、前記移動量予測値(N)に基づいて前記エン
    コーダの出力を計数しながら前記モータを駆動し
    エンコーダの出力が所定の値に達したときに前記
    モータの駆動を停止し前記測距回路を再起動し新
    しい移動量予測値(N)が許容限界を示す(No)
    以内のときにレンズの自動焦点調節を完了させる
    制御回路からなるレンズの自動焦点制御装置にお
    いて、 レンズがレンズの無限遠点測動作限界に達した
    ことを検出するリミツトスイツチを設け、 前記制御回路に前記移動量予測値(N)に基づ
    いて前記エンコーダの出力を計数しながら前記モ
    ータを駆動中に前記リミツトスイツチが動作した
    ときにモータを停止し、 一定回転逆転させ、 前記エンコーダにより前記一定量逆回転を確認
    した後に前記モータの駆動を停止し、 前記測距回路を再起動し新しい移動量予測値
    (N)が許容限界を示す前記(No)よりも僅かに
    大きい(No+ΔNo)以内のときにレンズの自動
    焦点調節を完了させるように構成したことを特徴
    とするレンズ無限遠側移動限界における自動焦点
    制御装置。
JP5337883A 1983-03-29 1983-03-29 レンズの無限遠側移動限界における自動焦点制御装置 Granted JPS59177509A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0766102B2 (ja) * 1986-04-16 1995-07-19 ミノルタ株式会社 焦点検出装置

Citations (5)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675607A (en) * 1979-11-26 1981-06-22 Ricoh Co Ltd Automatic focus detecting device
JPS5745510A (en) * 1980-07-10 1982-03-15 Honeywell Inc Automatically focusing method and device
JPS57158819A (en) * 1981-03-27 1982-09-30 Olympus Optical Co Ltd Method for focusing detection
JPS57196219A (en) * 1981-05-28 1982-12-02 Canon Inc Autofocusing camera
JPS581109A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 Ricoh Co Ltd 自動焦点検出制御装置

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