JP2003131119A - 自動焦点調節装置及びカメラシステム - Google Patents

自動焦点調節装置及びカメラシステム

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JP2003131119A
JP2003131119A JP2001326514A JP2001326514A JP2003131119A JP 2003131119 A JP2003131119 A JP 2003131119A JP 2001326514 A JP2001326514 A JP 2001326514A JP 2001326514 A JP2001326514 A JP 2001326514A JP 2003131119 A JP2003131119 A JP 2003131119A
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Japan
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lens
drive
unit
focus detection
drive position
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JP2001326514A
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Nobuyuki Furukawa
信行 古川
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Canon Inc
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Publication date
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  • Focusing (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ駆動位置の取得要求とその取得時刻の
間の差をなくして移動物体の結像位置の予測精度を高い
ものにし、移動物体に対して高精度の自動焦点調節を行
えるようにする。 【解決手段】 レンズ駆動手段により駆動されたレンズ
の駆動位置を取得し、該レンズ駆動位置を出力する駆動
位置取得手段204,206と、焦点検出手段による焦
点検出結果に基づくレンズ駆動を繰り返し行わせ、前記
駆動位置取得手段からのレンズ駆動位置と該レンズ駆動
位置の取得時刻に基づいて所定時間後の移動物体の結像
位置を予測し、前記所定時間後の移動物体の結像位置と
前記レンズの像面位置を一致させるべくレンズ駆動を行
わせる予測制御手段101,201と、前記駆動位置取
得手段にて取得された前記レンズの駆動位置の取得時刻
を伝達する伝達手段TRGとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動物体に対して
焦点調節を行うことができる自動焦点調節装置及びカメ
ラシステムの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、一般的な自動焦点調節機能を有
するカメラシステムの主要部分を示す構成図である。
【0003】同図において、100はカメラボディ(カ
メラ本体)、200は自動焦点調節機能に対応したAF
(オートフォーカス)レンズ(交換レンズ)である。
【0004】カメラボディ100内において、101は
ボディマイコン、102は焦点検出装置、QMはクイッ
クリターンミラー、SMはサブミラー、FSはファイン
ダスクリーン、103はレリーズボタン、SHはシャッ
タである。
【0005】AFレンズ200内において、201はレ
ンズマイコン、202は焦点調節時に駆動されるレン
ズ、203はレンズ202を駆動するレンズ駆動装置、
204はレンズ202の駆動量をパルスとして出力する
エンコーダである。205はアップダウン(UP/DO
WN)カウンタであり、前記エンコーダ204からのパ
ルスをカウントし続け、レンズマイコン201から読み
込み要求がくると、現在までの駆動量であるところのカ
ウント値をレンズマイコン201に返す。
【0006】前記レンズマイコン201と前記ボディマ
イコン101は、通信ラインで結ばれており、通信の為
のクロックを出力するCLOCK、ボディマイコン10
1からレンズマイコン201に信号を伝達するBTO
L、レンズマイコン201からボディマイコン101に
信号を伝達するLTOBがある。
【0007】図6は従来の自動焦点調節装置によって像
面位置を被写体の結像位置へ移動させる制御動作を説明
する為の図であり、対象被写体の結像面をP、フィルム
面と供役な結像面の軌跡をQとして図示している。縦軸
は結像面と理想レンズとの距離を模式的に表し、横軸は
時間tを表している。
【0008】図6の状態では、被写体はカメラ近傍にあ
る。被写体像が形成される結像面Pはx6の位置にあ
る。これに対し、現在のレンズ202は、無限位置にあ
る被写体を撮影するのに適当な像面の位置x1におり、
x6とx1の差に関する値d0がある。
【0009】撮影者がレリーズボタン103をt1で半
押しすることにより、本カメラシステムは測距(焦点検
出)制御に入り、t2より測距動作を行う。測距時には
カメラボディ100内の電荷蓄積型イメージセンサ10
2での蓄積がt2の時刻よりt2’までの時間行わる。
そして、その蓄積結果を基にボディマイコン101で演
算され、デフォーカス量がd0であることが算出され
る。
【0010】算出されたデフォーカス量d0分を像面位
置Qが移動するようにレンズ駆動装置203を介してレ
ンズ202の駆動を行う。ボディマイコン101は通信
ラインBTOLを介してレンズマイコン201にレンズ
駆動を命令し、t3のタイミングでレンズ202の駆動
を開始させる。レンズ202が駆動した量はエンコーダ
204よりパルス信号として出力され、アップダウンカ
ウンタ205によりデジタル信号としてレンズマイコン
201に伝えられる。
【0011】t4ではレンズの駆動速度が最高速とな
り、レンズ駆動装置203の最高速で対象被写体の結像
面Pに像面位置Qを近づける。像面位置Qの位置が先に
算出されたデフォーカス量d0に近づくと減速を開始し
(t5)、結像面Pに到達するとレンズ202を停止
し、合焦となる(t6)。
【0012】次に、レンズマイコン201は、レンズ2
02の駆動を停止したことを通信ラインLTOBを介し
てボディマイコン101に伝達する。ボディマイコン1
01は、合焦したことを認識するとクイックリターンミ
ラーQMをアップさせ、シャッタSHを開放し、フィル
ムFilmに被写体の像を露光する。露光終了後はシャ
ッタSHを閉じ、クイックリターンミラーQMを降ろ
し、次の撮影ができる状態に戻す。
【0013】さて、上記は1回の測距(焦点検出)でデ
フォーカス量の検出を行う場合について述べた。しかし
ながら、実際には1回の測距では正確な被写体の結像位
置Pに結像位置Qを持っていくことはできない。これ
は、以下の3点の問題が影響している。
【0014】第1に、デフォーカス量が大きいほど、得
られる被写体像がぼけるので十分な検出精度が得られな
い。第2に、デフォーカス量が大きいほど、像ずれ量も
大きくなるので、得られる被写体像は焦点検出装置10
2のラインセンサ上で端の方に現れたり、さらにはライ
ンセンサからはみだしたりするため、測距自体が正確に
行えない。第3に、実際にレンズ202を駆動するため
には、デフォーカス量からレンズ駆動量へ変換しなけれ
ばならないが、この2つの量は非線形の関係にあるの
で、デフォーカス量が大きいほど正確なレンズ駆動量を
得ることが難しくなる。
【0015】これらの問題を解決するために、レンズ駆
動中にも連続してデフォーカス量の検出を行い、レンズ
駆動量の更新を行う予測による自動焦点調節制御(以
下、以下予測AF制御と記す)を行う必要がある。
【0016】図7は移動被写体に対しての予測AF制御
について説明する為の図である。
【0017】測距1では、PとQの距離は、d1’から
d1”程度の範囲にあることが算出される。
【0018】撮影の鮮明度を示すのに被写界深度と言う
ものがあり、撮影距離、絞りの大きさ、レンズの焦点距
離、そして許容ぼけによって決まる。このカメラの自動
焦点調節時に許容範囲とする被写界深度をDOFとする
と、前記のd1’からd1”の範囲が、被写界深度DO
F内に入っていれば、合焦できる範囲と言える。
【0019】図7では、被写界深度DOF内に入ってい
ないため、上記測距された位置へ向かってレンズ202
を駆動し、所定時間が経った後、2回目の測距が行われ
る(測距2)。このとき、測距2では、PとQの距離
は、d2’からd2”程度の範囲にあることが算出され
る。これが、レンズの停止精度も含めて対象物体の被写
界深度DOF内に入るようであれば、ここを合焦位置と
して、制御を終了する。
【0020】この合焦位置内に像面位置Qが入るように
レンズ202を駆動し、位置制御は終了する。
【0021】ところで、この予測AF制御を正確に行う
ためには、レンズ駆動中の撮影レンズの位置を正確に得
る必要がある。このレンズ駆動中に焦点検出を行う手順
について、図8を用いてより詳細に説明する。
【0022】図8中、(a)は像面位置Qを拡大表示し
ている。(b)はレンズの移動速度、(c)はレンズの
移動速度を取得するためにエンコーダ204から出力さ
れるパルスを表している。
【0023】焦点検出装置102は、t8で蓄積を開始
し、t12で蓄積を終了している。この間の時間を「蓄
積時間」といい、被写体輝度やコントラスト等に応じて
変化する。蓄積終了後は、得られた被写体像から合焦に
必要なレンズ駆動量を得るために、相関演算、デフォー
カス量演算、レンズ駆動量演算等の演算を行い、t16
のタイミングでレンズ駆動量をAFレンズに送信する。
【0024】予測AF制御中のレンズ駆動量の更新に
は、蓄積開始のt8からレンズ駆動量の送信t16まで
の間のレンズの空走量を考慮しなければならない。
【0025】まず、蓄積開始時t8からレンズ駆動量の
更新t14までの間、レンズは等速駆動しているとみな
す。蓄積開始t8と同時に、ボディマイコン101は通
信ラインBTOLを介してレンズマイコン201にレン
ズ位置を要求する。すると、レンズマイコン201は直
ちにアップダウンカウンタ205のカウント値を読み取
り、t9のタイミングで通信ラインLTOBよりレンズ
位置をボディマイコン101に伝える。
【0026】その後、t12で蓄積が終了すると、ボデ
ィマイコン101は通信ラインBTOLを介してレンズ
マイコン201にレンズ位置を要求する。すると、レン
ズマイコン201は直ちにアップダウンカウンタ205
のカウント値を読み取り、t13のタイミングで通信ラ
インLTOBよりレンズ位置をボディマイコン101に
伝える。
【0027】蓄積開始時と蓄積終了時のレンズ位置を取
得したボディマイコン101は、直ちに演算を開始す
る。
【0028】まず、焦点検出時のレンズ位置は蓄積開始
t8と蓄積終了時t12のレンズ位置の中点であるt1
0のレンズ位置x10とする。厳密に言えば、蓄積開始
時のレンズ位置はx8からx9の間であり、蓄積終了時
のレンズ位置はx12からx13の間であるので、計算
上の中点はx10からx11の間に来る。しかしなが
ら、図8(c)のエンコーダ204の出力パルスを見て
もわかるように、図示した程度の速度でレンズ202を
駆動した場合は、同じパルス内で済み、この時間的誤差
は撮影精度に影響しない。
【0029】そして、相関演算、デフォーカス量演算、
レンズ駆動量演算後、もう一度レンズ位置をt14で要
求し、t15で取得する。t10のレンズ位置とt15
のレンズ位置の差分をレンズ空走量として、今回の焦点
検出で得られたレンズ駆動量から差し引くことにより、
合焦に必要なレンズ駆動量を求め、t16でレンズ駆動
量を送信している。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】AFカメラの進化によ
り、オートフォーカスの高速化が進み、それに伴う新た
な課題が生じてきた。つまり、オートフォーカスによる
早期合焦のため、レンズ駆動モータを従来のAFレンズ
のモータをより高速に動作させたり、停止精度の向上の
ためにエンコーダの精度も上げたりと、単位時間あたり
に出力されるエンコーダのパルス間隔が非常に短くなっ
た。
【0031】図9はレンズ駆動モータを高速で駆動させ
るAFレンズの、(a)像面位置Qや、(d)レンズ駆
動速度や、(c)エンコーダの出力パルスの様子であ
る。
【0032】図8に示した従来のやや遅いAF速度のレ
ンズでは、t10とt11は同一パルス内に入ってお
り、レンズの位置は精度上、同一と見なせる領域にあ
る。一方、図9では、t10とt11ではエンコーダの
出力パルスが増えており、レンズの位置は制御の精度を
考えると、同一と見なすことはできない。
【0033】図10では、図9のような事が起きるとレ
ンズの違いによる位置の読み取り精度がばらつく様子
を、より詳細に説明する為の図である。
【0034】ここでは、ボディマイコン101が現在位
置要求をした場合、レンズマイコン201は直ちに現在
位置を返答する規格となっている。しかし、レンズマイ
コン201は、既にレンズ駆動モータの制御の他、AF
レンズ200に不図示のスイッチ類の監視など、様々な
演算を行っている。そのため、該レンズマイコン201
の処理能力の差や、不用意な撮影者のスイッチ操作によ
る割り込み、その他により、エンコーダの出力パルスの
読み込みタイミングが変わる。
【0035】図10中では、エンコーダの出力パルスを
最も早く読み込ることができるレンズがパルス数を取得
するタイミングをread−f、エンコーダの出力パル
スを最も遅く読み込むことになるレンズがパルス数を取
得するタイミングをread−lと表示している。
【0036】その差は、エンコーダの出力パルスのエッ
ジ数にして6エッジ分である。その分のズレを生じたま
ま制御してしまうと、相対位置情報が狂うためにレンズ
停止位置に狂いが生じるだけでなく、移動対象物体の予
測演算にも狂いが生じ、算出結果にも大きな誤差を生ん
でしまう。そうなると、レンズ停止時には6エッジ分を
遙かに上回るレンズの精度のくるいが生じ、大きくピン
トのずれた写真となってしまうという問題を有してい
る。
【0037】(発明の目的)本発明の第1の目的は、レ
ンズ駆動位置の取得要求とその取得時刻の間の差をなく
して移動物体の結像位置の予測精度を高いものにし、移
動物体に対して高精度の自動焦点調節を行うことのでき
る自動焦点調節装置及びカメラシステムを提供しようと
するものである。
【0038】本発明の第2の目的は、予測制御手段にて
予測制御し易いタイミングでレンズ駆動位置の取得要求
を行うことで移動物体の結像位置の予測精度を高いもの
にし、移動物体に対して高精度の自動焦点調節を行うこ
とのできる自動焦点調節装置及びカメラシステムを提供
しようとするものである。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、レンズのデフォ
ーカス量を検出する焦点検出手段と、前記レンズの駆動
を行うレンズ駆動手段と、該レンズ駆動手段により駆動
された前記レンズの駆動位置を取得し、該レンズ駆動位
置を出力する駆動位置取得手段と、前記焦点検出手段に
よる焦点検出結果に基づくレンズ駆動を繰り返し行わ
せ、前記駆動位置取得手段からのレンズ駆動位置と該レ
ンズ駆動位置の取得時刻に基づいて所定時間後の移動物
体の結像位置を予測し、前記所定時間後の移動物体の結
像位置と前記レンズの像面位置を一致させるべくレンズ
駆動を行わせる予測制御手段とを有する自動焦点調節装
置において、前記駆動位置取得手段にて取得された前記
レンズの駆動位置の取得時刻を伝達する伝達手段を有す
ることを特徴とする自動焦点調節装置とするものであ
る。
【0040】上記構成は、レンズ駆動位置の取得時刻を
示す信号の伝達を、その他の各種信号の取得や処理を行
う手段に兼用させると、レンズ駆動位置の取得要求とそ
の取得時刻とに差が生じ、移動物体の結像位置の予測を
精度良く行えないといった点に着目し、前記伝達手段
を、その他の信号を伝達する為の手段とは別に設けた構
成にしている。
【0041】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の自動焦点調
節装置を有する、カメラ本体と交換レンズにより構成さ
れるカメラシステムであって、前記自動焦点調節装置の
構成要素のうち、前記焦点検出手段及び前記予測制御手
段を前記カメラ本体側に具備し、前記レンズ駆動手段及
び前記駆動位置取得手段を前記交換レンズ側に具備し、
前記伝達手段を前記カメラ本体と前記交換レンズとの間
に配置したカメラシステムとするものである。
【0042】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項3に記載の発明は、レンズのデフォーカス量を検
出する焦点検出手段と、前記レンズの駆動を行うレンズ
駆動手段と、該レンズ駆動手段により駆動された前記レ
ンズの駆動位置を取得し、該レンズ駆動位置を出力する
駆動位置取得手段と、前記焦点検出手段による焦点検出
結果に基づくレンズ駆動を繰り返し行わせ、前記駆動位
置取得手段からのレンズ駆動位置に基づいて所定時間後
の移動物体の結像位置を予測し、前記所定時間後の移動
物体の結像位置と前記レンズの像面位置を一致させるべ
くレンズ駆動を行わせる予測制御手段とを有する自動焦
点調節装置において、前記予測制御手段内に、前記駆動
位置取得手段に対して前記レンズの駆動位置の取得要求
を行う伝達手段を具備した自動焦点調節装置とするもの
である。
【0043】上記構成においては、駆動位置取得手段を
制御する手段の処理都合によってレンズ駆動位置の取得
を任せていたのでは、その取得タイミングによっては予
測演算を正確に行えない場合があるので、予測制御手段
の都合の良いタイミング時にレンズ駆動位置の取得を行
えるように、該予測制御手段内に前記伝達手段を具備
し、該伝達手段よりレンズ駆動位置の取得要求を行う構
成にしている。
【0044】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の自動焦点調
節装置を有する、カメラ本体と交換レンズにより構成さ
れるカメラシステムであって、前記自動焦点調節装置の
構成要素のうち、前記焦点検出手段及び前記伝達手段を
具備する前記予測制御手段を前記カメラ本体側に具備
し、前記レンズ駆動手段及び前記駆動位置取得手段を前
記交換レンズ側に具備したカメラシステムとするもので
ある。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0046】(実施の第1の形態)図1は本発明の実施
の第1の形態に係るカメラシステムの主要部を示す構成
図であり、図5と同じ部分は同一符号を付し、その説明
は省略する。
【0047】図1において、206はタイミング出力機
能付きのアップダウン(UP/DOWN)カウンタであ
り、エンコーダ204からのパルスをカウントし続け、
レンズマイコン201から読み込み要求がくると、現在
のカウント値をレンズマイコン201に返すと共に、そ
のタイミングを出力する機能を具備するところが、従来
のアップダウンカウンタ205とは異なる。
【0048】そして、ボディマイコン101とアップダ
ウンカウンタ206の間に、前記のタイミングを伝える
伝達手段であるところの通信ラインTRGが、カメラボ
ディ100とAFレンズ200との間に配置されている
ところが図5と異なっている。
【0049】このカメラシステムを用いた通信タイミン
グと通信ラインTRGを介するレンズ駆動位置の取得時
刻を示す信号の関係を示したものが、図2である。
【0050】ボディマイコン101は通信ラインCLO
CKを介して通信の為のクロックを発しながら、レンズ
マイコン201に対し、通信ラインLTOBを介してレ
ンズ202の現在位置要求を送る。すると、現在位置要
求を受けたレンズマイコン201はアップダウンカウン
タ206に対してカウントした値を返すよう要求する。
要求を受けたアップダウンカウンタ206はカウント値
をレンズマイコン201に返すと同時に、カウント値を
得たタイミング(取得時刻)を通信ラインTRGを介し
てボディマイコン101に出力する。
【0051】レンズマイコン201は前記カウント値を
受け取り、次にボディマイコン101から通信クロック
が送られてくることに備える。ボディマイコン101か
らクロックが送られてきたら、それに合わせて通信ライ
ンBTOLを介してレンズ202の現在位置を該ボディ
マイコン101に送出する。
【0052】これにより、ボディマイコン101は、レ
ンズ202の位置を、該位置を取得した正確なタイミン
グを元に取得することができるので、誤差を最小限に抑
えて所定時間後の移動被写体の結像位置を予測でき、精
度の高いオートフォーカスを行うことが可能となる。
【0053】(実施の第2の形態)図3は本発明の実施
の第2の形態に係るカメラシステムの主要部分を示す構
成図であり、通信ラインTRG2がボディマイコン10
1からレンズマイコン201の方向につながっている点
が、上記実施の第1の形態と異なる。
【0054】図3において、207はタイミング入力機
能付きのアップダウンカウンタである。エンコーダ20
4からのパルスをカウントし続け、ボディマイコン10
1から通信ラインTRG2を介して読み込み要求がくる
と、直ちに現在のカウント値をレンズマイコン201に
返す。
【0055】このカメラシステムを用いた通信タイミン
グと信ラインTRG2を介するレンズ駆動位置の取得時
刻を示す信号の関係を示したものが、図4である。
【0056】ボディマイコン101は通信ラインCLO
CKを介して通信の為のクロックを発しながら、レンズ
マイコン201に対し、通信ラインLTOBを介してレ
ンズ202の現在位置要求を送る。次に、ボディマイコ
ン101は、アップダウンカウンタ207の値を読み取
らせるタイミングを通信ラインTRG2を介して出力す
る。アップダウンカウンタ207は、前記指示されるタ
イミングにてカウント値を取得し、これをレンズマイコ
ン201に返す。
【0057】本方式では、これまで、AFレンズ200
の処理都合によって変わってしまっていた現在位置情報
(レンズ駆動位置)を、カメラが演算しやすいタイミン
グで、正確に取得(カウント)できるようになり、移動
被写体の軌跡などを予測する場合などにも、正確に予測
演算できる利点がある。
【0058】以上の実施の各形態では、レンズ駆動位置
の取得タイミングの指示は電気的信号を用いて行うよう
にしているが、これに限るものではなく、光を用いた信
号などでも同様の取得タイミングを指示できるものは本
発明に含まれるものである。
【0059】また、通信ラインTRG1はアップダウン
カウンタ206に接続する例を示しているが、レンズマ
イコンに接続してもよい。もちろん、アップダウンカウ
ンタの働きをレンズマイコンが担う場合も同様である。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2に
記載の発明によれば、レンズ駆動位置の取得要求とその
取得時刻の間の差をなくして移動物体の結像位置の予測
精度を高いものにし、移動物体に対して高精度の自動焦
点調節を行うことができる自動焦点調節装置又はカメラ
システムを提供できるものである。
【0061】また、請求項3又は4に記載の発明によれ
ば、予測制御手段にて予測制御し易いタイミングでレン
ズ駆動位置の取得要求を行うことで移動物体の結像位置
の予測精度を高いものにし、移動物体に対して高精度の
自動焦点調節を行うことができる自動焦点調節装置又は
カメラシステムを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係るカメラシステ
ムの主要部を示す構成図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態における通信状態を
説明する為の図である。
【図3】本発明の実施の第2の形態に係るカメラシステ
ムの主要部を示す構成図である。
【図4】本発明の実施の第2の形態における通信状態を
説明する為の図である。
【図5】従来のカメラシステムの主要部分を示す構成図
である。
【図6】従来のカメラシステムにおける自動焦点調節に
ついて説明する為の図である。
【図7】従来のカメラシステムにおけるオーバーラップ
自動焦点調節制御について説明する為の図である。
【図8】従来のオーバーラップ自動焦点調節制御の詳細
な説明の為の図である。
【図9】従来のオーバーラップ自動焦点調節制御の問題
点について説明する為の図である。
【図10】図9の問題点についてより詳細に説明する為
の図である。
【符号の説明】
100 カメラボディ 101 ボディマイコン 102 焦点検出装置 200 AFレンズ 201 レンズマイコン 202 レンズ 203 レンズ駆動装置 204 エンコーダ 206 アップダウンカウンタ TRG 通信ライン(伝達手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/14 G03B 3/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズのデフォーカス量を検出する焦点
    検出手段と、前記レンズの駆動を行うレンズ駆動手段
    と、該レンズ駆動手段により駆動された前記レンズの駆
    動位置を取得し、該レンズ駆動位置を出力する駆動位置
    取得手段と、前記焦点検出手段による焦点検出結果に基
    づくレンズ駆動を繰り返し行わせ、前記駆動位置取得手
    段からのレンズ駆動位置と該レンズ駆動位置の取得時刻
    に基づいて所定時間後の移動物体の結像位置を予測し、
    前記所定時間後の移動物体の結像位置と前記レンズの像
    面位置を一致させるべくレンズ駆動を行わせる予測制御
    手段とを有する自動焦点調節装置において、 前記駆動位置取得手段にて取得された前記レンズの駆動
    位置の取得時刻を伝達する伝達手段を有することを特徴
    とする自動焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動焦点調節装置を有
    する、カメラ本体と交換レンズにより構成されるカメラ
    システムであって、 前記自動焦点調節装置の構成要素のうち、前記焦点検出
    手段及び前記予測制御手段を前記カメラ本体側に具備
    し、前記レンズ駆動手段及び前記駆動位置取得手段を前
    記交換レンズ側に具備し、前記伝達手段を前記カメラ本
    体と前記交換レンズとの間に配置したことを特徴とする
    カメラシステム。
  3. 【請求項3】 レンズのデフォーカス量を検出する焦点
    検出手段と、前記レンズの駆動を行うレンズ駆動手段
    と、該レンズ駆動手段により駆動された前記レンズの駆
    動位置を取得し、該レンズ駆動位置を出力する駆動位置
    取得手段と、前記焦点検出手段による焦点検出結果に基
    づくレンズ駆動を繰り返し行わせ、前記駆動位置取得手
    段からのレンズ駆動位置と該レンズ駆動位置の取得時刻
    に基づいて所定時間後の移動物体の結像位置を予測し、
    前記所定時間後の移動物体の結像位置と前記レンズの像
    面位置を一致させるべくレンズ駆動を行わせる予測制御
    手段とを有する自動焦点調節装置において、 前記予測制御手段内に、前記駆動位置取得手段に対して
    前記レンズの駆動位置の取得要求を行う伝達手段を具備
    したことを特徴とする自動焦点調節装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動焦点調節装置を有
    する、カメラ本体と交換レンズにより構成されるカメラ
    システムであって、 前記自動焦点調節装置の構成要素のうち、前記焦点検出
    手段及び前記伝達手段を具備する前記予測制御手段を前
    記カメラ本体側に具備し、前記レンズ駆動手段及び前記
    駆動位置取得手段を前記交換レンズ側に具備したことを
    特徴とするカメラシステム。
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