JPH0379974A - 冷媒分流器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は空調機器や冷凍機器等の冷凍サイクルにかいて
、冷媒を均等に分流するための冷媒分流器に関するもの
である。

従来の技術 近年、冷凍システムのマルチ化、及び熱交換器の伝熱管
軸径化に伴う複図回路化等に対応するために冷媒分流器
が用いられており、冷凍システムにおける冷媒分流器の
重要度が増している（例えば特開平１−１２３９６３号
公報）。

以下、図面を参照しながら上述した従来の冷媒分流器に
ついて説明する。

第４図は従来の冷媒分流器の外観図を示し、第５図はそ
の断面図を示し、第６図は冷媒分流器の熱交換器への取
うつけ状態を示し、第７図はその熱交換器を冷凍サイク
ル運転時の蒸発器として使用した際の冷媒分流器内部の
冷媒状態を示す。

第４図から第７図に釦いて、１は冷媒分流器、２は中空
体で、一端に中空体側端部に絞り３を有する単一の流入
口４と他端に２個の流出口６とを備えてｈる。更に流出
口５の中空体側端部には流入口４側に中心を持つ円弧状
反射板６が設けられている。更に流入口４には曲部７ａ
を有する流入管７が流出口６には流出管８が挿入接合さ
れている。

また、９は伝熱管９ａによって冷媒回路を構成している
熱交換器で、冷媒分流器１が複数の冷媒回路を形成する
為に熱交換器９の側部に取シつけられている。

以上のように構成された冷媒分流器について、以下第７
図を用いてその動作を説明する。

流入管７を流れる冷媒Ａが液相Ａ１と気相Ａ２との２相
流となって流入口４から絞り３を介して加速されて中空
体２へ流入し、円弧状反射板６へ衝突し、ある程度気液
混合された後、流出口６で分流されて流出管８へ流出し
ていくこととなる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、冷媒分流器を煩斜
させたシ、第７図に示すような水平方向に設置した場合
重力ｑ方向の力を受け、気相Ａ２よシ重い液相Ａ１が下
側の流出口５ｂへ多く流れて上側の流出口６ａへは余り
流れない。

普た熱交換器９を搭載する冷凍空調機器の小型化の為に
流入管７は流出端の近傍に曲部７ａを有している。

このため曲部７ａｈの影響で冷媒は偏流し流入管了の断
面にふ・いて気液割合が不均一な状態で気液分離して釦
シ、絞り３による気液混合の効果は少なくなる。

さらに、絞り３によって加速された冷媒Ａが衝突し中空
体２内の上側へも流れ易すくする目的で円弧状反射板６
が設けられているが円弧状反射板６に衝突した冷媒Ａが
中空体２内で流入口４側へ逆行し再度、流出口５側へ流
れる間に、冷媒Ａは重力ｑの為に中空体２内で下側に液
だｔＶを形成し、冷媒Ａの均等な分流ができないという
課題を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、いかなる設置状態において
も、冷媒の均等な分流が行える冷媒分流器を提供するも
のである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の冷媒分流器は、一端
が衝突壁となる円筒状の分流部と前記分流部の冷媒流入
口に嵌合した流入管と、前記分流部周壁内に接合された
複数の流出管とから構成され、前記流入管には、冷媒が
流出する一端に小孔と、前記小孔の近傍に絞り部を有し
たものである。

作　　　用 本発明は上記した構成によって、流入管を流れる気液分
離した冷媒の流れを流入管流出端で加速し、この絞り部
と流入管冷媒が流出する一端この間で気液を混合して、
流入管での偏流を改善し、流入管流出端の小孔よシ噴出
し、この流れを対向する衝突壁面に衝突させノズ〃によ
る噴出効果と、衝突壁面での衝突、かく乱効果によシ気
液混合を進め、気液二相流の均一化を促進させ、分流部
の周壁に接合された流出管への分流が均等化される。

このとき、前記衝突壁と周壁によって囲１れた容積を小
さくすることで液溜９および気溜υの生成を無くし、噴
流の効果を減することなく均等に分流を行うことができ
る。

実施例 以下本発明の実施例の分流器について図面を参照しなが
ら説明する。

第１図は本発明の実施例における分流器の外観図を示し
、第２図はその断面図を示す。第３図は熱交換器を冷凍
サイクル運転時の蒸発器として使用した際の冷媒分流器
内部の冷媒状態を示す。

第１図から第３図に釦りて、１１は冷媒分流器で、１２
は円筒状の分流部で、分流部１２は一端に衝突壁１６．
他端に冷媒流入口１４２周壁には複数の流出口１５が備
えられている。會た、冷媒流入口１４には、曲部１アａ
と冷媒が流出する一端に小孔１７ｃ及び小孔１７Ｃの近
傍に絞り部１７ｂを有する流入管１７が、流出口１６に
は流出管１８が挿入接合されている。

以上のように構成された冷媒分流器について、以下第３
図を用いてその動作につｈて説明する。

冷凍サイクルの閉回路を流れる冷媒Ｂが、液相Ｂ１と気
相Ｂ２との二相流となって流入管１了を通過する。この
時、曲部１７ａを通過した後、重力ｑ、及び曲部１７ｂ
の影響で液相Ｂ１と気相Ｂ２は、不均一な状態で気液分
離し、偏流してしる。その後、冷媒Ｂは絞、シ部１７ｂ
によって縮流加速されて噴流となシ、液相Ｂ１と気相Ｂ
２は混合され偏流が改善した後、小孔１７ｃより、分流
部１２へ噴出する。この時、冷媒１７Ｆｉノズル効果に
よシ再度縮流、加速され噴流となって流出し、衝突壁１
６に衝突し、かく拌、混合される。この衝突、かく拌、
混合作用により冷媒Ｂの気液二相流の混合状態は完全に
均一化される。均一化された冷媒Ｂは衝突壁１７に沿っ
て放射状に広が９、分流部１２の周壁の複数の流出口１
６から流出管１８に流出し、分流が完了する。

この時、分流部１２の内容積は、十分小さくしである為
、冷媒Ｂの気流混合状態は、前記のノズル効果、衝突効
果で均一化されたｉｔであシ、冷媒分流器１１をいかな
る設置状態としても冷媒Ｂは均等に分流する。

以上のように本実施例によれば、一端が衝突壁となシ内
容積を液溜ジ及び気溜シが生成しないように十分小さく
した円筒状の分流部と、流出端に小孔を有し、前記流出
端近傍部に絞り部を有したことにより、重力及び曲部の
影響による偏流を緩和し分流部内部へ気液を均一に混合
して流入させることができる流入管と、前記分流部周壁
に流出管とを設けたことにより、冷媒分流器をいかなる
設置状態としても冷媒の均等分流が行える。また、本実
施例では流入管１７の絞り部１７ｂを１つとしたが、絞
９部１７ｂは複数設けられていても同等の効果が得られ
ることは言う１でもない。

発明の効果 以上のように本発明は、一端が衝突壁となる同筒状の分
流部と流出端に小孔を有し、その近傍に絞９部を有し、
前記分流部の流入口に前記流出端を接合された流入管と
、前記分流部周壁に接合して設けた複数の流出管とで構
成することにより、いかなる設置状態としても冷媒の均
等分流を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかける冷媒分流器の概路外
観形状を示す斜視図、第２図は第１図の断面図、第３図
は第１図の冷媒分流器の使用状態での冷媒の状態を示す
断面図、第４図は従来の分流器の概路外観形状を示す斜
視図、第６図は第１図の断面図、第６図は第４図の冷媒
分流器の熱交換器の取シつけ状態を示す斜視図、第７図
は第４図の冷媒分流器の使用状態での冷媒の状態を示す
断面図である。 １１・・・・・・冷媒分流器、１２・・・・・・分流部
、１６・・・・・・衝突壁、１７・・・・・・流入管、
１７ｂ・・・・・・絞り部、１７ｃ・・・・・・小孔、
１８・・・・・・流出管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端が衝突壁となる円筒状の分流部と、前記分流部の冷
   媒の流入口に嵌合した流入管と、前記分流部周壁に接合
   された複数の流出管とから成り、前記流入管には冷媒が
   流出する一端に小孔と、前記小孔の近傍に絞り部を有し
   たことを特徴とする冷媒分流器。