JP2000081256A - 分流器およびそれを備えた熱交換器 - Google Patents

分流器およびそれを備えた熱交換器

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JP2000081256A
JP2000081256A JP10250961A JP25096198A JP2000081256A JP 2000081256 A JP2000081256 A JP 2000081256A JP 10250961 A JP10250961 A JP 10250961A JP 25096198 A JP25096198 A JP 25096198A JP 2000081256 A JP2000081256 A JP 2000081256A
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refrigerant
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flow
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Masaaki Kitazawa
昌昭 北澤
Takahiro Ozaki
隆浩 尾崎
Junichiro Tanaka
順一郎 田中
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/02Branch units, e.g. made in one piece, welded, riveted
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体と気体からなる混合流体であっても均等
に分配でき、かつ、騒音を低減できる分流器およびそれ
を備えた熱交換器を提供すること。 【解決手段】 分流器1は、拡大流路6内にメッシュ8
と仕切り板7とを備えて、小径流路5で冷媒を加速し
て、冷媒の偏流をなくして、メッシュ8内から拡大流路
6に流入する手前で冷媒を仕切り板7で分割して、メッ
シュ8で冷媒を小径流路5から拡大流路6に部分的に案
内する。したがって、上記仕切り板7は、偏流のなくな
った冷媒を均等に2つに分割できる。また、メッシュ8
は、冷媒流の減速の程度を少なくし、冷媒の剥離によっ
て生じようとする大きな渦を分断して小さくできる。し
たがって、分流器1は、冷媒をより均等に出口18A,
18Bに分配でき、かつ、騒音を低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、分流器およびこ
の分流器を備えた熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、分流器としては、図7に示すよう
なものがある。この分流器71は、大径円筒部73から
液体と気体からなる混合流体を絞り部としての小径円筒
部75で加速して、液体と気体との混合を行って、その
後、拡大部76を通して分流管70,70に分配するよ
うにしている。
【0003】また、今一つの分流器としては、図8に示
すものがある。この分流器81は、液体と気体からなる
混合流体を大径円筒部83から絞り部としての小径円筒
部85に流入して加速して、液体と気体との混合を行
う。さらに、小径円筒部85で加速された混合流体をT
字型の分岐管86の内壁に衝突させて、液流体の微細化
混合を図って、混合流体の偏流がないようにして分流管
87,87に分流するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図7に示す
分流器71においては、混合流体を小径円筒部75から
拡大部76に流入させるため、混合流体の速度が低下し
て、せっかく、小径円筒部75における乱流によって撹
拌した液体と気体とが分離してしまい、偏流させること
なく混合流体を分配することができないという問題があ
る。また、上記小径円筒部75から拡大部76に混合流
体が流入する際、剥離現象が生じて、強い不規則な大き
な渦流が生じて、騒音が大きくなるという問題がある。
【0005】また、図8に示す分流器81は、混合流体
がT字型の分岐管86の内壁に衝突するとき、大きな衝
突音が生じるという問題がある。
【0006】そこで、この発明の目的は、混合流体であ
っても均等に分配でき、かつ、騒音を低減できる分流器
およびそれを備えた熱交換器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の分流器は、大径流路と、この大径流路に
連なる小径流路と、この小径流路に連なり、この小径流
路から徐々に径が拡大すると共に、端に複数の出口を有
する拡大流路と、この拡大流路内に設けられて、上記小
径流路と略同径で、上記小径流路の端に連なる筒形のメ
ッシュとを備えることを特徴としている。
【0008】この請求項1の分流器は、大径流路から液
体と気体からなる混合流体を小径流路で加速して、乱流
状態で液体と気体との混合を行う。そして、この混合流
体が、上記メッシュによって拡大流路内に案内されて、
この拡大流路の端に設けられた複数の出口に分配され
る。このように、拡大流路内において混合流体を部分的
にメッシュによって案内するので、拡大流路における減
速および剥離の程度が少なくなる。また、このメッシュ
は、拡大流路において混合流体の剥離によって生じよう
とする大きな渦を分解して小さくし、また、液体を微細
なかたまりに分解する。したがって、上記分流器は、混
合流体を偏流させることなく、複数の出口に均等に分配
することができ、かつ、騒音を低減することができる。
【0009】請求項2の分流器は、請求項1の分流器に
おいて、上記拡大流路内に、上記メッシュ内から上記複
数の出口への複数の流路を仕切る仕切り部材を備えたこ
とを特徴としている。
【0010】請求項2の分流器において、上記拡大流路
内の仕切り部材は、上記メッシュ内から上記複数の出口
への複数の流路を仕切っている。したがって、液体と気
体との混合流体は、メッシュ内から拡大流路に流入する
手前で分流される。したがって、上記分流器は、偏流の
ない状態で、より均等に複数の出口に流体を分配でき
る。
【0011】請求項3の分流器は、大径流路と、この大
径流路に連なる小径流路と、この小径流路に連なり、こ
の小径流路から徐々に径が拡大すると共に、端に複数の
出口を有する拡大流路と、この拡大流路内に設けられ
て、上記小径流路から複数の出口への複数の流路を仕切
る仕切り部材とを備えたことを特徴としている。
【0012】この請求項3の分流器は、液体と気体とか
らなる混合流体を、大径流路から小径流路に流入させる
ことによって加速して、乱流状態で液体と気体との混合
を行う。そして、この混合流体は、拡大流路に流入する
直前に仕切り部材で分流されて、上記拡大流路の複数の
流路を通って、この拡大流路の端に設けられた複数の出
口から流出する。このように、拡大流路に流入する手前
で混合流体を分流しているので、この混合流体は、偏流
していない状態のまま、仕切り部材で分配される。した
がって、上記分流器は、混合流体を複数の出口に均等に
分配することができる。
【0013】請求項4の熱交換器は、複数の分流管が請
求項1乃至3のいずれか1つの分流器の複数の出口に夫
々接続されていることを特徴としている。
【0014】この請求項4の熱交換器によれば、上記分
流器で均等に分流された冷媒が、複数の出口から複数の
分流管を介して熱交換器に供給される。したがって、複
数の分流管に均等に冷媒を分配でき、熱交換器は熱交換
能力を最大に発揮することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。
【0016】[第1の実施の形態]図1に示すように、分
流器1は、図1中における上方から下方に向かって径が
拡大する円筒2を備えている。この円筒2の上端部2a
の内周面は、大径流路3を形成している。この上端部2
aには、入口側の配管12を嵌合して、ろう付けで固定
している。また、上記円筒2の軸方向の略中央部の末広
がり部2b内には、外形が円錐状の流路形成部材4を密
に嵌合している。上記流路形成部材4の中央には、絞り
として機能する小径円筒形の小径流路5と、その小径流
路5の端に連なって、円錐状に拡大する拡大流路6を設
けている。上記大径流路3と小径流路5とは、徐々に径
が縮小するテーパ面15で接続している。また、上記円
筒2の下端部2c内は、円盤状の端部材11を密に嵌合
している。この端部材11の端面を、上記拡大流路6を
形成する流路形成部材4の端に当接している。上記端部
材11には、対称に段付穴9,17を明けている。この
段付穴9,17の大径部9b,17bには、分流管10
A,10Bを嵌合して固定している。
【0017】図2は、理解を容易にするため、図1の流
路形成部材4で形成する流路の輪郭を仮想的に示してい
る。上記段付穴9,17の小径部9a,17aは、上記拡
大流路6の下端面6aに、180°の位相で出口18
A,18Bを形成している。
【0018】一方、上記拡大流路6内は、小径流路5の
下端に連なると共に、小径流路5と略同じ径の円筒形の
メッシュ8を設けている。また、上記拡大流路6の軸心
を通って、メッシュ8と拡大流路6とを2等分して、上
記拡大流路6の下端面6aの出口18Aと出口18Bと
の間を仕切る仕切り板7を、拡大流路6内に設けてい
る。また、この仕切り板7は、拡大流路6を2つに分割
して流路6b,6cを形成している。
【0019】上記構成の分流器1は、次のように冷媒の
分流を行う。
【0020】上記配管12から分流器1の大径流路3内
に、液体冷媒とガス冷媒とからなる冷媒が流入すると、
その冷媒は、テーパ面15に案内されて、スムーズに小
径流路5に流入する。この小径流路5は絞りとして機能
して冷媒を加速して、液体冷媒とガス冷媒とを乱流状態
で混合して、冷媒(液冷媒)の偏流をなくす。そして、こ
の偏流のない冷媒は、メッシュ8内から拡大流路6に流
入する手前で仕切り板7で分割されて、メッシュ8によ
って拡大流路6内に案内されて、拡大流路6の2つの流
路6b,6cを通って、この拡大流路6の下端面6aに
設けられた複数の出口18A,18Bに分配される。
【0021】上述のように、上記小径流路5で冷媒の偏
流をなくして、メッシュ8内から拡大流路6に流入させ
る手前で仕切り板7によって冷媒を分流している。した
がって、分流器1は、小径流路5における乱流によって
撹拌した冷媒を、偏流のない状態のまま、仕切り板7で
分割することができる。したがって、冷媒を均等に分流
管10A,10Bに分配することができる。また、上記
メッシュ8は冷媒を小径流路5から拡大流路6に部分的
に案内するので、このメッシュ8を設けない場合に比べ
て、冷媒の剥離の程度が小さく、さらに冷媒の剥離によ
って生じようとする大きな渦は、分断されて小さくな
る。したがって、渦に起因する騒音を低減できる。
【0022】なお、上記第1の実施の形態では、大径流
路3,小径流路5およびメッシュ8は円筒形であるが、
長円筒形または角筒形であってもよい。また、拡大流路
6は円錐形に限らず、末広がりに拡大するものならどの
ようなものであってもよい。
【0023】[第2の実施の形態]図3は、この発明の分
流器の第2の実施の形態を示したものである流路の輪郭
を仮想的に示している。図2と同一構成部は同一参照番
号を付して説明を省略し、異なる番号のみを以下に説明
する。上記拡大流路6内に仕切り部材27を設けて、1
つの冷媒の流れを3つの分流管20A,20B,20Cに
分配する。
【0024】上記拡大流路6の下端面6aには、120
°の位相で出口22A,22B,22Cを形成している。
また、上記拡大流路6内の仕切り部材27は、拡大流路
6の軸心を通って、メッシュ8と拡大流路6を3等分し
て、この拡大流路6の下端面6aの出口22A,22B,
22Cとの間を仕切っている。
【0025】図4は、理解を容易にするため、流路形成
部材4で形成する流路の輪郭を仮想的に示すと共に、メ
ッシュ8を図示していない。上記仕切り部材27を構成
する仕切り板27a,27b,27cは、上記拡大流路6
の下端面6aに120°の位相で下端面6aに対して垂
直に配置している。図5に示すように、仕切り板27
a,27b,27cの上部は、メッシュ8に内嵌する。ま
た、この仕切り板27a,27b,27cには、係止部2
7d,27e,27fを設けて、メッシュ8を小径流路5
に連なるように係止する。
【0026】また、図3に示すように、端部材11に段
付穴28,29,30を開けて、この段付穴28,29,3
0の小径部28a,29a,30aが出口22A,22B,
22Cを形成する。また、段付穴28,29,30の大径
部28b,29b,30bには、分流管20A,20B,2
0Cを嵌合している。
【0027】上記構成の分流器21は、次のように冷媒
の分流を行う。
【0028】上記仕切り部材27は、小径流路5から流
れてくる偏流のなくなった冷媒を、メッシュ8内から拡
大流路6に流入する手前で仕切り部材27で3つに分割
する。この3つに分割された冷媒は、メッシュ8に案内
されて拡大流路6内へ案内されて、拡大流路6を通っ
て、出口22A,22B,22Cに分配される。このよう
に、上記仕切り部材27を設けているので、偏流のない
冷媒をメッシュ8内から拡大流路6内に流入する手前で
3つに分割することができる。したがって、分流器21
は、小径流路5における乱流によって撹拌した冷媒を、
偏流のない状態のまま、仕切り部材27で分割すること
ができ、冷媒を均等に分流管20A,20B,20Cに分
配することができる。また、上記メッシュ8は冷媒を小
径流路5から拡大流路6に部分的に案内するので、この
メッシュ8を設けない場合に比べて、冷媒の剥離の程度
が小さく、さらに冷媒の剥離によって生じようとする大
きな渦は、分断されて小さくなる。したがって、渦に起
因する騒音を低減できる。
【0029】[第3の実施の形態]次に、図6に、この発
明の第3の実施の形態としての熱交換器を側方から見た
様子を示す。この熱交換器60は、合流器61と、第2
の実施の形態の分流器21を備えている。この熱交換器
60は、鋭角に折れ曲がった形状になっているフィン板
65が所定の隙間を隔てて複数枚配列されており、この
複数のフィン板65を複数の冷媒管が貫通している。
【0030】上記分流器21は、分流管20Aで第1冷
媒流路66の一方の口66Aに接続され、分流管20B
で第2冷媒流路68の一方の口68Aに接続され、分流
管20Cで第3冷媒流路69の一方の口69Aに接続さ
れている。
【0031】上記第1冷媒流路66は、図6中の紙面奥
側に向かって全部のフィン板65を貫いて配設され、手
前側に向かってターンして上記全部のフィン板65を貫
いて配設され、以下同様にしてフィン板65の短い方の
折れ曲がり部62の端部62Bから他端部62Aまでの
間に配設されている。
【0032】上記第2冷媒流路68は、フィン板65の
長い方の湾曲した折れ曲がり部63の外周側に沿って複
数のフィン板65を縫うように貫きながら延在し、その
端部63Bでターンして内周側に沿って延在している。
同様に、上記第3冷媒流路69は、フィン板65の長い
方の湾曲した折れ曲がり部63の外周側に沿って複数の
フィン板65を縫うように貫きながら延在し、その端部
63Aでターンして内周側に沿って延在している。
【0033】そして、上記第1,第2,第3冷媒流路6
6,68,69の他方の口66B,68B,69Bは、枝管
51,52,53で合流器61の口61A,61B,61C
に接続されている。また、上記分流器21と合流器61
は、フィン板65の長い折れ曲がり部63と短い折れ曲
がり部62との間に配置されている。
【0034】上記構成の熱交換器60によれば、蒸発
時、分流器21は、均等かつ均質な冷媒流を分流管20
A,20B,20Cに分配して、第1冷媒流路66,第2
冷媒流路68,第3冷媒流路69に冷媒を流入させる。
この第1冷媒流路66,第2冷媒流路68,第3冷媒流路
69を通る冷媒流は、枝管51,52,53を経由して、
合流器61に流れ込む。
【0035】一方、凝縮時、合流器61の口61Aから
の冷媒流が、枝管51,第1冷媒流路66,分流管20A
を通って、分流器21の末広がり部2bに流入する。ま
た、合流器61の口61Bからの冷媒流が、枝管52,
第2冷媒流路68,分流管20Bを通って、分流器21
の末広がり部2b内に流入する。また、合流器61の口
61Cからの冷媒流が、枝管53,第3冷媒流路69,分
流管20Cを通って、分流器21の末広がり部2bに流
入する。そして、上記3つの冷媒流は、分流器21の末
広がり部2b内で合流して、1つの冷媒流となる。
【0036】上記熱交換器60は、蒸発時、分流器21
によって均等に分流された冷媒を、第1冷媒流路66,
第2冷媒流路68,第3冷媒流路69に供給している。
したがって、熱交換器60は、第1冷媒流路66,第2
冷媒流路68,第3冷媒流路69に常に均等な冷媒流を
分配されるので、熱交換器60は熱交換能力を最大に発
揮することができる。また、分流器21は、凝縮時、合
流器として働く。
【0037】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の分
流器は、大径流路からの流体を小径流路で撹拌し、さら
に小径流路からの流体をメッシュで拡大流路内に案内す
るので、減速剥離の程度を少なくでき、かつ、大きな渦
を分解するので、流体を偏流させることなく、複数の出
口に均等に分配できる。また、上記メッシュは、流体の
剥離によって生じようとする大きな渦を分解して小さく
できるため、渦に起因する騒音を低減できる。
【0038】また、請求項2の分流器は、仕切り部材で
拡大流路内の流路を複数に仕切るので、メッシュ内から
拡大流路に流入する手前で流体を分割できる。したがっ
て、上記分流器は、偏流のない状態で、より均等に複数
の出口に流体を分配できる。
【0039】この請求項3の分流器は、大径流路からの
流体を小径流路で撹拌し、さらに小径流路からの流体
を、拡大流路に流入させる手前で仕切り部材によって分
割しているので、流体を偏流のない状態のまま分割する
ことができる。したがって、上記分流器は、流体を複数
の出口に均等に分配することができる。
【0040】この請求項4の熱交換器は、上記分流器で
均等に分割された冷媒が熱交換器に供給されているか
ら、熱交換能力を最大に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の分流器の断面図
である。
【図2】 上記第1の実施の形態の流路の輪郭を仮想的
に示した図である。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の流路の輪郭を仮
想的に示す図である。
【図4】 上記第2の実施の形態の流路の輪郭を仮想的
に示す図である。
【図5】 上記第2の実施の形態のメッシュと仕切り部
材を示す図である。
【図6】 第2の実施の形態の分流器を熱交換器に取り
付けた図である。
【図7】 従来の分流器の概略図である。
【図8】 他の従来の分流器の概略図である。
【符号の説明】
1,21 分流器、 3 大径流路、 4 流路形成部材、 5 小径流路、 6 拡大流路、 7,27a,27b,27c 仕切り板、 8 メッシュ、 10A,10B,20A,20B,20C 分流管、 18A,18B,22A,22B,22C 出口、 60 熱交換器、 61 合流器、 62,63 折れ曲がり部、 65 フィン
板、 66 第1冷媒流路、 68 第2冷媒
流路、 69 第3冷媒流路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 順一郎 滋賀県草津市岡本町字大谷1000番地の2 ダイキン工業株式会社滋賀製作所内 Fターム(参考) 3H019 BA11 BC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径流路(3)と、 この大径流路(3)に連なる小径流路(5)と、 この小径流路(5)に連なり、この小径流路(5)から徐々
    に径が拡大すると共に、端に複数の出口(18A,18
    B,22A,22B,22C)を有する拡大流路(6)と、 この拡大流路(6)内に設けられて、上記小径流路(5)と
    略同径で、上記小径流路(5)の端に連なる筒形のメッシ
    ュ(8)とを備えることを特徴とする分流器。
  2. 【請求項2】 請求項1の分流器において、上記拡大流
    路(6)内に、上記メッシュ(8)内から上記複数の出口
    (18A,18B,22A,22B,22C)への複数の流路
    を仕切る仕切り部材(7,27)を備えたことを特徴とす
    る分流器。
  3. 【請求項3】 大径流路(3)と、 この大径流路(3)に連なる小径流路(5)と、 この小径流路(5)に連なり、この小径流路(5)から徐々
    に径が拡大すると共に、端に複数の出口(18A,18
    B,22A,22B,22C)を有する拡大流路(6)と、 この拡大流路(6)内に設けられて、上記小径流路(5)か
    ら複数の出口(18A,18B,22A,22B,22C)へ
    の複数の流路を仕切る仕切り部材(7,27)とを備えた
    ことを特徴とする分流器。
  4. 【請求項4】 複数の分流管(10A,10B,20A,2
    0B,20C)が請求項1乃至3のいずれか1つの分流器
    (1,21)の複数の出口(18A,18B,22A,22B,
    22C)に夫々接続されていることを特徴とする熱交換
    器。
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