JPH0379193A - ハイビジョン受信機の時間軸伸長装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、送信側で時間圧縮されて伝送されてくるＭ
ＵＳＥ信号を時間伸長してハイビジョン信号に再生する
ように構成されたハイビジョン受信機の時間伸長装置に
関するものである。

［従来の技術］ ＭＵＳＥ信号はへイビジョンベースバントノ信号と水−
平プランキング率が異なり、１水平期間にベースバンド
信号の約１１／１２倍の映像信号を伝送するに過ぎない
。

そこで、ＭＵＳＥ方式においては、ｌ水平期間の映像信
号を送信側で１１７１２倍に時間圧縮するとともに、受
信側で１２／１１倍に時間伸長することにより、ベース
バンド信号と同じ情報量の映像信号をハイビジョンデイ
スプレィに映し出すことが提案されている。このときの
受信側での時間伸長の方法として、デイスプレィの水平
偏向幅を切換ることにより対応することが考えられてい
た。

第４図は従来のハイビジョン受信機の時間伸長装置の構
成を示すブロック図であり、同図において、（１）はＭ
ＵＳＥ！号の入力端子、（２）はその入力端子（１）に
到来するアナログ量のＭＵＳＥ信号を入力とし、これを
ディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器、（８）は上記
Ａ／Ｄ変換器（２）の出力信号、を入力としてクロック
およびタイミングパルスを発生する同期・タイミングパ
ルス発生回路である。

（３）は上記Ａ／Ｄ変換器（２）および同期・タイミン
グパルス発生回路（８）の出力信号を入力とし、上記Ａ
／Ｄ変換器（２）の出力信号をディジタル処理して、水
平方向に１１／１２倍に時間圧縮されたディジタル量の
ハイビジョン信号を再生しＲ，Ｇ、Ｂの３系統の信号を
出力するＭＵＳＥデコード部である。

（５）〜（７）は上記ＭＵＳＥデコード部（３）のＲ，
Ｇ、Ｂの各出力を入力としてアナログ量の信号に変換す
るＤ／Ａ変換器、（８）は上記Ｄ／Ａ変換器（５）〜（
７）の出力を入力とするビデオ回路、（ｌＯ）は上記同
期・タイミングパルス発生回路（８）の出力を入力とし
水平同期信号および垂直同期信号を分離する同期回路、
（１１）は上記同期・タイミングパルス発生回路（８）
および同期回路（１０）の出力を入力とし水平偏向電流
を決定し出力する偏向回路、（１２）は上記ビデオ回路
（８）の出力および偏向回路（１１）の出力を入力とす
るハイビジョンデイスプレィである。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

入力端子（１）に到来するアナログ量のＭＵＳＥ信号は
送信側で水平方向に１１／１２倍に時間圧縮された信号
である。このアナログ量のＭＵＳＥ信号はＡ／Ｄ変換器
（２）に入力されて、ディジタル量の信号に変換される
。

このＡ／Ｄ変換器（２）の出力信号は同期φタイミング
パルス発生回路（８）およびＭＵＳＥデコード部（３）
に入力される。

上記同期番タイミングパルス発生回路（９）はＡ／Ｄ変
換器（２）の出力信号に同期したクロックを発生して、
ＭＵＳＥデコード部（３）にクロックや各種タイミング
パルスを出力すると同時に、同期回路（１０）に同期信
号（ＳＹＮＣ）を、また偏向回路（１１）に受信してい
る信号がＭＵＳＥ信号であることを示す制御信号（以下
、ＭＵＳＢ制御信号と称す）をそれぞれ出力する。

一方、上記ＭＵＳＥデコード部（３）はＡ／Ｄ変換器（
２）の出力信号をディジタル処理して、水平方向に１１
／１２倍に時間圧縮されたディジタル量のハイビジョン
信号として再生し、Ｒ，Ｇ、Ｂの３系統の信号を次段の
Ｄ／Ａ変換器（５）〜（７）にそれぞれ出力し、これら
がアナログ量の信号に変換されたのち、ビデオ回路（８
）に入力される。このとき、ＭＵＳＥデコード部（３）
のディジタル処理は、同期・タイミングパルス発生回路
（９）から出力されるクロックにより制御される。

ついで、上記各Ｄ／Ａ変換器（５）〜（７）によりディ
ジタル量に変換された信号はビデオ回路（８）において
増幅されて、ハイビジョンデイスプレィ（１２）に出力
される。

また、上記同期回路（１０）は同期・タイミングパルス
発生回路（８）から出力される同期信号（ＳＹＮＣ）よ
り水平同期信号および垂直同期信号を分離して、偏向回
路（１１）に出力する。この偏向回路（１１）は上記同
期回路（１０）から出力された水平および垂直同期信号
と上記同期−タイミングパルス発生回路（９）から出力
されるＭＵＳＥ判定信号から、上記ビデオ回路（８）の
入力信号がＭＵＳＥ！号であるかベースバンドの信号で
あるかを判定し、それぞれに合わせて水平偏向電流を切
替えてハイビジョンデイスプレィ（１２）に出力する。

第５図は映像信号と水平偏向電流の波形の関係を示す図
であり、同図（ａ）はベースバンド信号の場合、同図（
ｂ）はＭＵＳＥ信号の場合を示しており、第５図（ｂ）
のＭＵＳＥｇ号の場合、水平偏向電流の値を第５図（ａ
）のベースバンド信号の場合の値よりも小さくすること
により、水平偏向幅を広げてハイビジョンデイスプレィ
（１２）への表示を水平方向に１２７１１倍に時間伸長
している。

［発明が解決しようとする課題］ 従来のハイビジョン受信機の時間伸長装置は、以上のよ
うに構成されているので、水平偏向幅の切替えにあたっ
て、ＭＵＳＥ判定信号により偏向回路の水平偏向電流を
切替えなければならず。

偏向回路の構成が複雑になり、またハイビジョンデイス
プレィの色ずれなどの調整を２通りの偏向幅に合わせて
おこなわなければならないという問題があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、水平偏向電流の切替えやＭＵＳＥ判定信号を
要することなく、水平方向に時間伸長して再生すること
ができるハイビジョン受信機の時間伸長装置を提供する
ことを目的とする。

［課題を解決するための手段Ｊ この発明に係るハイビジョン受信機の時間伸長装置は、
水平方向に１１／１２倍に時間圧縮されたＭＵＳＥ信号
をディジタル量の信号に変換するとともに、そのディジ
タル量の信号からクロックおよびタイミングパルスを発
生する同期・タイミングパルス発生回路の出力信号と上
記ディジタル量の信号から水平方向に１１／１２倍に時
間圧縮されたディジタル量のＲ，Ｇ、Ｈの３系統のハイ
ビジョン信号を出力し、このＲ，Ｇ、Ｈの出力信号をデ
ィジタル信号処理により水平方向に１２／１１倍に時間
伸長して再生するように構成したことを特徴とする。

［作用］ この発明によれば、水平方向に１１／１２倍に時間圧縮
されたアナログ量のＭＵＳＥ信号をディジタル処理して
、水平方向に１１７１２倍に時間圧縮されたディジタル
量のハイビジョン信号として再生しＲ，Ｇ、Ｂ３系統の
信号を出力させる。

この出力信号を水平方向に１２７１１倍に時間伸長して
再生することにより、偏向回路の水平偏向電流を切り替
えることなく、ＭＵＳＥ＠号をハイビジョンデイスプレ
ィに表示させることができる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
。

第１図はこの発明の一実施例によるハイビジョン受信機
の時間伸長装置の構成を示すブロック図であり、同図に
おいて、（１）〜（３）　、　（５）〜（１２）は第４
図で示す従来例と同一のため、該当部分に同一の符号を
付して、それらの詳しい説明を省略する。

第１図において、（４）は時間伸長回路で、ＭＵＳＥデ
コード部（３）のＲ，Ｇ、Ｂの３つの出力および同期・
タイミングパルス発生回路（８）の出力を入力とし、Ｒ
，Ｇ、Ｈの出力信号を水平方向に１２／１１倍に時間伸
長する。

第２図は上記時間伸長回路（４）の具体的な構成例を示
すブロック図であり、上記ＭＵＳＥデコード部（３）か
らのＲ，Ｇ、Ｈの３系統の出力信号をそれぞれ入力して
、水平方向に１２／１１倍に時間伸長するラインメモリ
（１３）　、（１４）　、（１５）と、これらラインメ
モリ（１３）、（１４）、（１５）の動作を制御するク
ロック同期回路（１６）とにより構成されている。

第３図は上記クロック同期回路（１８）の具体的な構成
を示すブロック図であり、２つの水平カウンタ（１７）
　、（１Ｂ）と位相比較器（１８）とループフィルタ（
２０）と電圧制御発振器（以下、ＶＣＯと称す）（２１
）とにより構成されている。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

水平方向に１１／１２倍に時間圧縮されて入力端子（１
）に到来するアナログ量のＭＵＳＥ信号はＡ／Ｄ変換器
（２）に入力されて、ディジタル量の信号に変換される
。このＡ／Ｄ変換器（２）の出力は同期・タイミングパ
ルス発生回路（９）およびＭＵＳＥデコード部（３）に
入力される。

上記同期φタイミングパルス発生回路（９）はＡ／Ｄ変
換器（２）の出力信号に同期したクロックを発生して、
ＭＵＳＥデコード部（３）と時間伸長回路（０にクロッ
クや各種タイミングパルスを出力すると同時に、同期回
路（１０）に同期信号（ＳＹＮＣ）を出力する。

ついで、ＭＵＳＥデコード部（３）は上記Ａ／Ｄ変換器
（２）の出力をディジタル処理して、水平方向に１１／
１２倍に時間圧縮されたディジタル量のハイビジョン信
号として再生し、Ｒ，Ｇ、Ｂの３系統の信号を出力しこ
れらを時間伸長回路（０に入力する。このとき、ＭＵＳ
Ｅデコード部（３）のディジタル処理は同期・タイミン
グパルス発生回路（８）の出力クロックにより制御され
る。

この時間伸長回路（０は、上記ＭＵＳＥデコード部（３
）から出力のＲ，Ｇ、Ｈの信号をラインメモリ（１３）
　、（１４）、（１５）によりディジタル処理して水平
方向に１２７１１倍に時間伸長する。以下、その時間伸
長動作について、もう少し詳しく説明する。

上記ＭＵＳＥデコード部（３）からのＲ，Ｇ、Ｂの３つ
の出力はそれぞれラインメモリ（１３）、（１４）。

（１５）に入力されて時間伸長される。このとき、各ラ
インメモリ（１３）〜（１５）の動作はクロック同期回
路（ＩＢ）からの出力により制御される。すなわち、同
期会タイミングパルス発生回路（９）から出力されるク
ロック（ＷＣＫ）は、ＭＵＳＥデコード部（３）の出力
データの伝送レートと同じ周波数で水平同期しており、
水平カウンタ（１７）はそのクロック（ＷＣＫ）をカウ
ントする。

また、水平カウンタ（１８）はＶ　ＣＯ（２１）の出力
クロック（ＲＣＫ）をカウントする。これら水平カウン
タ（１７）および（１８）には、あらかじめ１水平走査
期間のサンプル数が設定されていて、水平カウンタ（１
８）の設定値は水平カウンタ（１７）の設定値の１１／
１２倍になっている。

つぎに、両水平カウンタ（１７）および（１８）の出力
は位相比較器（１８）に入力され、ｌ水平走査期間毎に
位相比較される。この位相比較器（１９）の出力はルー
プフィルタ（２０）で積分され、上記Ｖ　ＣＯ（２１）
の制御電圧となる０以上のようにして、クロック同期回
路（１Ｂ）のループが安定すると、Ｖ　ＣＯ（２１）の
出力に水平に同期したクロックで、周波数が同期・タイ
ミングパルス発生回路（９）のクロックの１１／１２倍
のクロックが得られる。

そこで、上記各ラインメモリ（１３）　、（１４）　、
（１５）の書き込みクロック（ＷＣＫ）に上記同期・タ
イミングパルス発生回路（９）から出力されるクロック
を、またリセットに上記水平カウンタ（１７）から得ら
れるリセットパルス（ＷＲ？）をそれぞれ用いる。

同様に、上記各ラインメモリ（１３）、（１４）　、（
１５）の読み出しクロック（ＲＣＫ）に上記Ｖ　ＣＯ（
２１）から出力されるクロックを、またリセットに水平
カウンタ（１８）から得られるリセットパルス（ＲＲＴ
）を用いる。

また、電源投入時の水平位置を確定させるために、水平
カウンタ（１７）を同期会タイミングパルス発生回路（
８）から出力される水平タイミングパルス（ＨＤ）でリ
セットする。したがって、ＭＵＳＥデコード部（３）の
出力データは、各ラインメモリ（１３）、（１４）　、
（１５）の読み出しクロック（ＲＣＫ）が書き込みクロ
ック（ＷＣＸ）の１１７１２倍の周波数であることから
、水平方向に１２７１１倍に時間伸長される。

以上のように、時間伸長された時間伸長回路（４）から
のＲ，Ｇ、Ｂの各出力はそれぞれＤ／Ａ変換器（５）〜
（７）に入力されて、アナログ量の信号に変換されたの
ち、ビデオ回路（８）に入力されて増幅され、ハイビジ
ョンデイスプレィ（１２）へ送られる。

また、上記同期・タイミングパルス発生回路（３）から
出力される同期信号（ＳＹＮＣ）は同期回路（１０）に
入力されて、水平および垂直同期信号に分離されたのち
、偏向回路（１１）に送られる。この偏向回路（１１）
は上記同期回路（１０）の出力から、水平偏向電流、垂
直偏向電流を決定してハイビジョンデイスプレィ（１２
）に出力する。ここで、偏向回路（１１）の出力の水平
偏向電流は、ハイビジョンベースバンド信号の水平偏向
幅に合わせられており。

ハイビジョンデイスプレィ（１２）はビデオ回路（８）
の出力信号を偏向回路（１１）の出力電流に合わせて表
示する。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、水平方向に時間圧縮
されたＭＵ　Ｓ　Ｅｇ号をディジタル信号処理により水
平方向に時間伸長して再生するように構成したので、Ｍ
ＵＳＥ判定信号を用いて偏向電流を切り替える必要がな
く、ハイビジョンデイスプレィの色ずれなどの調整を一
定の偏向幅でおこなうことができ、偏向回路を簡単な構
成にし得るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるハイビジョン受信機
の時間伸長装置の構成を示すブロック図、第２図は時間
伸長回路の具体構成を示すブロック図、第３図はクロッ
ク同期回路の具体構成を示すブロック図、第４図は従来
のハイビジョン受信機の時間伸長装置の構成を示すブロ
ック図、第５図は従来の時間伸長装置の映像信号と水平
偏向電流の関係を示す図である。 （１）・・・ＭＵＳＥ信号の入力端子、（２）・・・Ａ
／Ｄ変換器、（３）・・・ＭＵＳＥデコード部、（０・
・・時間伸長回路、（５）、（８）、（７）・・・Ｄ／
Ａ変換器、（８）・・・ビデオ回路、（９）・・・同期
・タイミングパルス発生回路、（１０）・・・同期回路
、（１１）・・・偏向回路、（１２）・・・ハイビジョ
ンデイスプレィ。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水平方向に１１／１２倍に時間圧縮されたＭＵＳ
   Ｅ信号をディジタル量の信号に変換するＡ／Ｄ変換器と
   、このＡ／Ｄ変換器の出力信号からクロックおよびタイ
   ミングパルスを発生する同期・タイミングパルス発生回
   路と、上記Ａ／Ｄ変換器の出力信号と上記同期・タイミ
   ングパルス発生回路の出力信号から水平方向に１１／１
   ２倍に時間圧縮されたディジタル量のＲＧＢのハイビジ
   ョン信号を再生するＭＵＳＥデコード部と、このＭＵＳ
   Ｅデコード部のＲＧＢ出力信号を水平方向に１２／１１
   倍に時間伸長する時間伸長回路とを備えたことを特徴と
   するハイビジョン受信機の時間伸長装置。