JPH0378954A - イオン源 - Google Patents
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- JPH0378954A JPH0378954A JP1215081A JP21508189A JPH0378954A JP H0378954 A JPH0378954 A JP H0378954A JP 1215081 A JP1215081 A JP 1215081A JP 21508189 A JP21508189 A JP 21508189A JP H0378954 A JPH0378954 A JP H0378954A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は材料加工用のイオン源に係り、特に長時間の連
続運転においても安定な動作が得られるイオン源の構造
に関する。
続運転においても安定な動作が得られるイオン源の構造
に関する。
近年、液晶デイスプレィ用薄膜トランジスタや薄膜磁気
ヘッド等の薄膜素子形成のため、大口径のイオン源が用
いられるようになってきている。
ヘッド等の薄膜素子形成のため、大口径のイオン源が用
いられるようになってきている。
これらの素子形成の工程において、特に半導体へのドー
ピングや絶縁膜のエツチング等ではP Hs *A s
Ha、 B zHe、 CF4などのガスを使用する
。
ピングや絶縁膜のエツチング等ではP Hs *A s
Ha、 B zHe、 CF4などのガスを使用する
。
所望のイオンを得るためにこれらのガスを放電により電
離分解すると、多くの場合真空容器内壁や電極などの表
面に各々のガスに応じた析出物が堆積する。具体的には
PHaの場合はPが、A s Haの場合にはAsが、
CF4の場合にはCがそれぞれ堆積する。これらの堆積
物は絶縁物であるため、電極表面などに付着すると放電
が不安定になることがある。このため、この種のイオン
源においては定期的な清浄が必要である。
離分解すると、多くの場合真空容器内壁や電極などの表
面に各々のガスに応じた析出物が堆積する。具体的には
PHaの場合はPが、A s Haの場合にはAsが、
CF4の場合にはCがそれぞれ堆積する。これらの堆積
物は絶縁物であるため、電極表面などに付着すると放電
が不安定になることがある。このため、この種のイオン
源においては定期的な清浄が必要である。
ドライエツチング装置などでは一般的に02ガスプラズ
マによる真空容器内部のクリーニングが行なわれている
が、直流放電を用いるイオン源の場合は、電極材料が酸
化されるためかえって放電が不安定となり使用できない
。この対策としては、従来、例えばCF4ガスを用いる
場合に特開昭60−129847号に記載されているよ
うに、真空容器壁の内側に陽極となる内部チャンバーを
設置し、この内部チャンバーを定期的に取りはずして洗
浄する方法が採られている。
マによる真空容器内部のクリーニングが行なわれている
が、直流放電を用いるイオン源の場合は、電極材料が酸
化されるためかえって放電が不安定となり使用できない
。この対策としては、従来、例えばCF4ガスを用いる
場合に特開昭60−129847号に記載されているよ
うに、真空容器壁の内側に陽極となる内部チャンバーを
設置し、この内部チャンバーを定期的に取りはずして洗
浄する方法が採られている。
しかしながら、上記の従来の方法では内部チャンバーの
交換、洗浄の工程に手間がかかり、装置のメンテナンス
簡略化の点で十分な考慮がなされていない。また、PH
aやA s Hsガスを用いる場合には、付着するPや
Asは有毒であり、CF4の場合のように簡単に取りは
ずして洗浄することは、安全上問題がある。上記の従来
技術はこのような半導体ガスを用いる場合の安全上の問
題についても配慮がなされていない。
交換、洗浄の工程に手間がかかり、装置のメンテナンス
簡略化の点で十分な考慮がなされていない。また、PH
aやA s Hsガスを用いる場合には、付着するPや
Asは有毒であり、CF4の場合のように簡単に取りは
ずして洗浄することは、安全上問題がある。上記の従来
技術はこのような半導体ガスを用いる場合の安全上の問
題についても配慮がなされていない。
本発明の目的は、このような問題を解決するために、半
導体用ガス等を用いた時も、真空容器を洗浄することな
く長時間、安定して動作可能なイオン源を提供すること
にある。
導体用ガス等を用いた時も、真空容器を洗浄することな
く長時間、安定して動作可能なイオン源を提供すること
にある。
本発明は、上記目的を達成するために、放電のための陽
極材料を硅素、金属硅化物または硅素膜で表面を覆った
金属のいずれかにより構成し、更に水素またはフッ素プ
ラズマによる洗浄機構を具備したものである。
極材料を硅素、金属硅化物または硅素膜で表面を覆った
金属のいずれかにより構成し、更に水素またはフッ素プ
ラズマによる洗浄機構を具備したものである。
PHaなとの反応性ガスを用いて直流放電によりプラズ
マを生成する際、陽極の汚れにより放電が不安定になる
のは、汚れにより電極表面の導電性が損なわれることが
原因である。従って、PHaやBzHeなどの一般に半
導体へのドーピング用として−用いられるガスを使用す
る場合には、陽極を硅素、金属硅化物または硅素膜を表
面に被着した金属材料を用いれば、PやBなどが表面に
付着しても、これらの元素は硅素中に入り込み導電率を
大きくするため放電の不安定は生じない。また、付着量
が一定量以上となってリンやボロンの不純物の膜が堆積
し始めると導電率は低下するものの、この陽極を真空容
器内で加熱処理することにより表面に付着した不純物は
シリコン内へ拡散し導電率は増加する。従って、陽極材
を真空容器外へ取り出して洗浄する必要がなくなるため
、メンテナンスの簡略化および安全化の向上が達成でき
る。
マを生成する際、陽極の汚れにより放電が不安定になる
のは、汚れにより電極表面の導電性が損なわれることが
原因である。従って、PHaやBzHeなどの一般に半
導体へのドーピング用として−用いられるガスを使用す
る場合には、陽極を硅素、金属硅化物または硅素膜を表
面に被着した金属材料を用いれば、PやBなどが表面に
付着しても、これらの元素は硅素中に入り込み導電率を
大きくするため放電の不安定は生じない。また、付着量
が一定量以上となってリンやボロンの不純物の膜が堆積
し始めると導電率は低下するものの、この陽極を真空容
器内で加熱処理することにより表面に付着した不純物は
シリコン内へ拡散し導電率は増加する。従って、陽極材
を真空容器外へ取り出して洗浄する必要がなくなるため
、メンテナンスの簡略化および安全化の向上が達成でき
る。
また、H2またはF2ガスプラズマによるクリニング機
構を設けることにより、陽極材料表面を酸化することな
く付着物のみを除去できるため、陽極を真空容器内に取
り付けたまま洗浄することが可能となり、メンテナンス
の簡略化及び安全性の向上が達成できる。
構を設けることにより、陽極材料表面を酸化することな
く付着物のみを除去できるため、陽極を真空容器内に取
り付けたまま洗浄することが可能となり、メンテナンス
の簡略化及び安全性の向上が達成できる。
以下1本発明の一実施例を第1図〜第4図を用いて説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例のイオン源の概略図である。
同図(a)は縦断面図、(b)はA−A’断面図である
。本イオン源は、真空容器1と真空容器の周囲に隣り合
う磁極の極性が逆になるように配置された永久磁石2と
、真空容器内へ原料ガスとして例えばHzで希釈した1
%のPHaガスを供給するためのガス導入口4と、電子
9を放出して原料ガスを電離してプラズマを生成するた
めのタングステンフィラメント3と、生成したプラズマ
からイオンビーム8を引き出すための加速電極5および
減速電極6と、Si板からなる陽極10と、各電極に所
定の電圧を印加するための直流電源21,22,23,
24とからなる。イオン源全体は絶縁フランジ12を介
して、真空に排気された処理室11に接続されている。
。本イオン源は、真空容器1と真空容器の周囲に隣り合
う磁極の極性が逆になるように配置された永久磁石2と
、真空容器内へ原料ガスとして例えばHzで希釈した1
%のPHaガスを供給するためのガス導入口4と、電子
9を放出して原料ガスを電離してプラズマを生成するた
めのタングステンフィラメント3と、生成したプラズマ
からイオンビーム8を引き出すための加速電極5および
減速電極6と、Si板からなる陽極10と、各電極に所
定の電圧を印加するための直流電源21,22,23,
24とからなる。イオン源全体は絶縁フランジ12を介
して、真空に排気された処理室11に接続されている。
まず、処理室11とイオン源内部全体を排気装置により
1×10″″8Torr以下の圧力に排気する。
1×10″″8Torr以下の圧力に排気する。
次にHzで希釈した1%のPHaガスを処理室11内の
圧力がI X 10”−BTorrとなるように導入す
る。直流電源21によって電圧を印加してタングステン
フィラメント3に約2OAの電流を流しタングステンフ
ィラメント3を加熱して電子9を放出させる。同時に直
流電源22により容器壁が正になるように50Vの電圧
を印加すると、放出された熱電子は容器壁に向って加速
され、途中でガス分子を電離させてアークプラズマを生
成する。
圧力がI X 10”−BTorrとなるように導入す
る。直流電源21によって電圧を印加してタングステン
フィラメント3に約2OAの電流を流しタングステンフ
ィラメント3を加熱して電子9を放出させる。同時に直
流電源22により容器壁が正になるように50Vの電圧
を印加すると、放出された熱電子は容器壁に向って加速
され、途中でガス分子を電離させてアークプラズマを生
成する。
しかる後に加速電極5及び減速電極6に直流電源23.
24によリソれぞれ100OV、−100Vの電圧を印
加して、アークプラズマからイオンビーム8を処理室1
1へ引き出して所定の処理を行なう。本実施例において
は、陽極10がSi板で構成されているために、長時間
の放電により陽極表面にPが付着しても、PはS i
1? n型ドーパントとなり導電率を増大させるため、
陽極表面の導電不良による放電の不安定性は現われず、
長時間にわたって安定した動作が可能となる。
24によリソれぞれ100OV、−100Vの電圧を印
加して、アークプラズマからイオンビーム8を処理室1
1へ引き出して所定の処理を行なう。本実施例において
は、陽極10がSi板で構成されているために、長時間
の放電により陽極表面にPが付着しても、PはS i
1? n型ドーパントとなり導電率を増大させるため、
陽極表面の導電不良による放電の不安定性は現われず、
長時間にわたって安定した動作が可能となる。
第2図は本発明の第2の実施例のイオン源の概略図であ
る。基本的な構造は第1図の実施例と同様であるが、本
実施例ではSiで構成した陽極10を真空容器1の内部
に設置しかつその外側に加熱ヒータ13を設けて陽極を
最大400℃程度に迄加熱できるようにした。陽極を加
熱することにより、蒸気圧の高いPやAsは電極表面に
付着しても直ちに再蒸発するため、陽極表面は汚れにく
くなり第1図に示した実施例より更に安定した動作が維
持できる。
る。基本的な構造は第1図の実施例と同様であるが、本
実施例ではSiで構成した陽極10を真空容器1の内部
に設置しかつその外側に加熱ヒータ13を設けて陽極を
最大400℃程度に迄加熱できるようにした。陽極を加
熱することにより、蒸気圧の高いPやAsは電極表面に
付着しても直ちに再蒸発するため、陽極表面は汚れにく
くなり第1図に示した実施例より更に安定した動作が維
持できる。
以上2つの実施例では、アークプラズマを発生させるた
めの電子供給源としてタングステンフィラメントからの
熱電子を利用しているが、電子供給源として次に述べる
第3の実施例の如く高周波プラズマあるいはマイクロ波
プラズマを用いても本発明は全く同様に有効である。ま
た陽極材料としてはSi板を用いているが、陽極材料と
してはこれに限らず、Moシリサイド、Wシリサイド等
の金属硅化物材料や、Si膜を表面に堆積したSUSや
Moなどの金属材料を用いても本発明の効果は損なわれ
ることはない。また、原料ガスとしてはPHaガスを用
いたが5例えば半導体へのドーピングに本イオン源を用
いる場合であれば、A s Ha、 BzHe、 B
Fa、 P Fsや(CHa)aAQなどの有機アルミ
ニウムガス、エツチング用としてはCF4などのガスを
用いても本発明は全く同様に有効である。
めの電子供給源としてタングステンフィラメントからの
熱電子を利用しているが、電子供給源として次に述べる
第3の実施例の如く高周波プラズマあるいはマイクロ波
プラズマを用いても本発明は全く同様に有効である。ま
た陽極材料としてはSi板を用いているが、陽極材料と
してはこれに限らず、Moシリサイド、Wシリサイド等
の金属硅化物材料や、Si膜を表面に堆積したSUSや
Moなどの金属材料を用いても本発明の効果は損なわれ
ることはない。また、原料ガスとしてはPHaガスを用
いたが5例えば半導体へのドーピングに本イオン源を用
いる場合であれば、A s Ha、 BzHe、 B
Fa、 P Fsや(CHa)aAQなどの有機アルミ
ニウムガス、エツチング用としてはCF4などのガスを
用いても本発明は全く同様に有効である。
第3図は本発明の第3の実施例のイオン源の概略図であ
る6本実施例では第1あるいは第2の実施例のフィラメ
ントの代わりに真空容器1と気密を保ちつつ絶縁フラン
ジ33を介して取り付けられた放電室36と、高周波電
極34と高周波電極34にマツチングボックス31を介
して接続された高周波電源32と、電子引き出し電極3
5とからなる電子供給源が用いられている。また真空容
器1及び放電室36内へはガス導入口4からF2で希釈
された1%PHaガス41の他にクリーニング用として
F2ガス42が導入できる構造となっている。
る6本実施例では第1あるいは第2の実施例のフィラメ
ントの代わりに真空容器1と気密を保ちつつ絶縁フラン
ジ33を介して取り付けられた放電室36と、高周波電
極34と高周波電極34にマツチングボックス31を介
して接続された高周波電源32と、電子引き出し電極3
5とからなる電子供給源が用いられている。また真空容
器1及び放電室36内へはガス導入口4からF2で希釈
された1%PHaガス41の他にクリーニング用として
F2ガス42が導入できる構造となっている。
PHsの使用により放電が不安定となってきた場合、−
時1%PHaガス41の供給を止めてHzガス42を導
入して放電する。これによりH+イオンあるいはHラジ
カルを発生し、これらにより電極に付着したPを揮発性
のPHsとして除去することができる。本実施例によれ
ば、電極洗浄のために容器を大気にさらす必要がないた
め、装置の保守が簡単になり更に、AsHaなどの特に
危険なガスを用いた場合においては有毒なAsを大気中
に曝すことがなく安全である。
時1%PHaガス41の供給を止めてHzガス42を導
入して放電する。これによりH+イオンあるいはHラジ
カルを発生し、これらにより電極に付着したPを揮発性
のPHsとして除去することができる。本実施例によれ
ば、電極洗浄のために容器を大気にさらす必要がないた
め、装置の保守が簡単になり更に、AsHaなどの特に
危険なガスを用いた場合においては有毒なAsを大気中
に曝すことがなく安全である。
尚1本実施例ではクリーニングガスとしてHzを用いた
が、F2ガスを用いても全く同様な効果が得られる。ま
たクリーニングガスとしてはアルゴン等の不活性ガスを
用いることにより物理的スパッタリング効果により器壁
を洗浄することも可能である。また、原料ガスとしては
PHaを用いたがその他、A s F3. B2H8,
B P’s、 P F8などの半導体用のドーピングガ
スやCF4を用いた場合も本発明は有効である。
が、F2ガスを用いても全く同様な効果が得られる。ま
たクリーニングガスとしてはアルゴン等の不活性ガスを
用いることにより物理的スパッタリング効果により器壁
を洗浄することも可能である。また、原料ガスとしては
PHaを用いたがその他、A s F3. B2H8,
B P’s、 P F8などの半導体用のドーピングガ
スやCF4を用いた場合も本発明は有効である。
また、本実施例では電子供給源として高周波放電によっ
て生じるプラズマを用いたが、電子供給源としてはこれ
に限らず、マイクロ波プラズマや第1および第2の実施
例において用いた高融点金属のフィラメントからの熱電
子を用いても本発明は有効である。但し、フィラメント
を用いる場合にはクリーニングガスとしてF3を用いる
とフィラメントが急速に消耗するためF2を用いること
が望ましい。
て生じるプラズマを用いたが、電子供給源としてはこれ
に限らず、マイクロ波プラズマや第1および第2の実施
例において用いた高融点金属のフィラメントからの熱電
子を用いても本発明は有効である。但し、フィラメント
を用いる場合にはクリーニングガスとしてF3を用いる
とフィラメントが急速に消耗するためF2を用いること
が望ましい。
尚1本発明のイオン源は、薄膜トランジスタや薄膜磁気
ベツドなどの薄膜素子の加工用のドーピング装置、ミリ
ング装置などに用いるのに適している。第5図は本発明
のイオン源を用いた半導体用ドーピング装置の概略であ
る。
ベツドなどの薄膜素子の加工用のドーピング装置、ミリ
ング装置などに用いるのに適している。第5図は本発明
のイオン源を用いた半導体用ドーピング装置の概略であ
る。
ドーピング室110と気密を保ちつつ絶縁フランジ12
を介して本発明のイオン源109が取り付けられている
。原料ガスとしてF2が希釈した1%PHsガス41を
導入しアーク放電によりアークプラズマ108を生成す
る。Pを含むイオンビーム8は加速電極5.減速電極6
によりアークプラズマ108から引き出され、ドーピン
グ室110内に設置した基板101に照射される。本発
明のイオン源を用いることにより、長時間にわたり安定
した稼動が可能となるため、生産効率の高いドーピング
装置が実現できる。
を介して本発明のイオン源109が取り付けられている
。原料ガスとしてF2が希釈した1%PHsガス41を
導入しアーク放電によりアークプラズマ108を生成す
る。Pを含むイオンビーム8は加速電極5.減速電極6
によりアークプラズマ108から引き出され、ドーピン
グ室110内に設置した基板101に照射される。本発
明のイオン源を用いることにより、長時間にわたり安定
した稼動が可能となるため、生産効率の高いドーピング
装置が実現できる。
本発明は以上説明したように構成されているので以下に
記載されているような効果がある。
記載されているような効果がある。
即ち、放電のための陽極材料をSi、金属硅化物または
Si膜で表面を覆った金属材料で構成されているため長
時間にわたり安定した動作が可能となる。また、Hzま
たはF2プラズマを発生してこれにより真空容器内のク
リーニングを行なう機構を具備しているため、真空容器
内を大気に曝すことなしにクリーニングできるため、装
置保守の簡略化が可能となり、更に半導体用のドーピン
グガスを用いた時にも安全な取扱いが達成される。
Si膜で表面を覆った金属材料で構成されているため長
時間にわたり安定した動作が可能となる。また、Hzま
たはF2プラズマを発生してこれにより真空容器内のク
リーニングを行なう機構を具備しているため、真空容器
内を大気に曝すことなしにクリーニングできるため、装
置保守の簡略化が可能となり、更に半導体用のドーピン
グガスを用いた時にも安全な取扱いが達成される。
第1図(a)(b)は本発明の第1の実施例イオン源の
概略図で、(a)は縦断面図、(b)はA−A’断面図
、第2図(a)(b)は本発明の第2の実施例のイオン
源の概略図で、(a)は縦断面図、(b)はA−A’断
面図、第3図は本発明の第3の実施例のイオン源の概略
図、第4図は本発明のイオン源を用いた半導体用ドーピ
ング装置の概略図である。 1・・・真空容器、2・・・永久磁石、3・・・タング
ステンフィラメント、4・・・ガス導入口、5・・・加
速電極、6・・・減速電極、8・・・イオンビーム、1
0・・・陽極、11・・・処理室、12・・・絶縁フラ
ンジ、13・・・加熱ヒータ、21,22,23.24
・・・直流電源、31・・・マツチングボックス、32
・・・高周波電源、33・・・絶縁フランジ、34・・
・高周波電極、35・・・電子引出し電極、36・・・
放電室、41・・・1%PHaガス、42・・・H2ガ
ス、101・・・基板、109・・・イオン源、108
・・・アークプラズマ、110・・・ド第2図 (OL) (b) λ (ω) 不3図 不4日
概略図で、(a)は縦断面図、(b)はA−A’断面図
、第2図(a)(b)は本発明の第2の実施例のイオン
源の概略図で、(a)は縦断面図、(b)はA−A’断
面図、第3図は本発明の第3の実施例のイオン源の概略
図、第4図は本発明のイオン源を用いた半導体用ドーピ
ング装置の概略図である。 1・・・真空容器、2・・・永久磁石、3・・・タング
ステンフィラメント、4・・・ガス導入口、5・・・加
速電極、6・・・減速電極、8・・・イオンビーム、1
0・・・陽極、11・・・処理室、12・・・絶縁フラ
ンジ、13・・・加熱ヒータ、21,22,23.24
・・・直流電源、31・・・マツチングボックス、32
・・・高周波電源、33・・・絶縁フランジ、34・・
・高周波電極、35・・・電子引出し電極、36・・・
放電室、41・・・1%PHaガス、42・・・H2ガ
ス、101・・・基板、109・・・イオン源、108
・・・アークプラズマ、110・・・ド第2図 (OL) (b) λ (ω) 不3図 不4日
Claims (11)
- 1.真空容器内に導入した原料ガスを直流放電により電
離させプラズマを発生する機構と上記プラズマからイオ
ンを引き出すための電極とを有するイオン源において、
直流放電のための陽極材料がSi,金属硅化物またはS
i膜で表面を覆つた金属材料のいずれかで構成されてい
ることを特徴とするイオン源。 - 2.真空容器内に導入した原料ガスを直流放電により電
離させプラズマを発生する機構と、上記プラズマからイ
オンを引き出すための電極とを有するイオン源において
、上記真空容器内において水素,フッ素または不活性ガ
スプラズマを発生してこれにより上記真空容器内のクリ
ーニングを行なう機構を具備したことを特徴とするイオ
ン源。 - 3.特許請求の範囲第1項または第2項記載のイオン源
において、真空容器内壁が放電のための陽極であること
を特徴とするイオン源。 - 4.特許請求の範囲第1項または第2項記載のイオン源
において、上記陽極を加熱する機構を具備したことを特
徴とするイオン源。 - 5.特許請求の範囲第1項または第2項記載のイオン源
において、上記プラズマを真空容器内にほぼ均一に保持
する手段として、磁界又は電界の少なくとも一方を用い
たことを特徴とするイオン源。 - 6.特許請求の範囲第5項記載のイオン源において、上
記磁界を発生する手段として、多極磁界を用いたことを
特徴とするイオン源。 - 7.特許請求の範囲第1項または第2項記載のイオン源
において、上記プラズマを発生するために上記真空容器
内に電子を供給する手段として、高融点金属材料に通電
,加熱して放出される熱電子を利用することを特徴とす
るイオン源。 - 8.特許請求の範囲第1項または第2項記載のイオン源
において、上記プラズマを発生するために上記真空容器
内に電子を供給する手段として、高周波放電あるいはマ
イクロ波放電により発生した第2のプラズマから電子を
引き出し、上記真空容器に供給することを特徴とするイ
オン源。 - 9.上記真空容器内に水素,フッ素または不活性ガスプ
ラズマを発生させることにより真空容器内壁に付着した
汚染を除去することを特徴とするイオン源の洗浄方法。 - 10.特許請求の範囲第1項または第2項記載のイオン
源を用いることを特徴とするイオン注入装置及びイオン
ミリング装置。 - 11.特許請求の範囲第1項または第2項記載のイオン
源において、原料ガスとしてPH_3,B_2H_6,
AsH_3,PF_3,BF_3、及び有機アルミニウ
ム系ガス及びこれらの希釈ガスを用いることを特徴とす
るイオン源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1215081A JPH0378954A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | イオン源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1215081A JPH0378954A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | イオン源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0378954A true JPH0378954A (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=16666439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1215081A Pending JPH0378954A (ja) | 1989-08-23 | 1989-08-23 | イオン源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0378954A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10029523A1 (de) * | 2000-06-21 | 2002-01-10 | Messer Griesheim Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen eines PVD- oder CVD-Reaktors sowie von Abgasleitungen desselben |
JP2007043107A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-02-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法 |
JP2007531214A (ja) * | 2004-03-26 | 2007-11-01 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | イオン源 |
JP2010016207A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | プラズマ処理方法及び処理装置 |
-
1989
- 1989-08-23 JP JP1215081A patent/JPH0378954A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10029523A1 (de) * | 2000-06-21 | 2002-01-10 | Messer Griesheim Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Reinigen eines PVD- oder CVD-Reaktors sowie von Abgasleitungen desselben |
JP2007531214A (ja) * | 2004-03-26 | 2007-11-01 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | イオン源 |
JP2007043107A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-02-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置の作製方法 |
JP2010016207A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | プラズマ処理方法及び処理装置 |
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