JP2002105651A - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JP2002105651A JP2000303392A JP2000303392A JP2002105651A JP 2002105651 A JP2002105651 A JP 2002105651A JP 2000303392 A JP2000303392 A JP 2000303392A JP 2000303392 A JP2000303392 A JP 2000303392A JP 2002105651 A JP2002105651 A JP 2002105651A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理基板の両面を絶縁又はシールドしなく
ても安定した放電を得ることができるプラズマCVD装
置を提供する。 【解決手段】 本発明に係るプラズマCVD装置は、チ
ャンバー1内に配置され、被処理基板2の両面それぞれ
に対向する位置に形成された第1及び第2のアノード1
7,18と、第1及び第2のアノードに接続された第1
及び第2の直流電源4,5と、第1及び第2のアノード
の近傍に配置された第1及び第2のフィラメント15,
16と、第1及び第2のフィラメントに接続された第1
及び第2の交流電源21,22と、第1の直流電源と第
1の交流電源に対して共通に接続された第1のダイオー
ド23と、第2の直流電源と第2の交流電源に対して共
通に接続された第2のダイオード24と、第1及び第2
のダイオードに接続された接地電位12,13と、を具
備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板の両面
にDLC膜を成膜するプラズマCVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマCVD(Chemical Vapor Depos
ition)装置は、熱フィラメントによる直流放電を用い
て、ハードディスクなどの被処理基板に保護膜としての
DLC(Diamond Like Carbon)膜を成膜する装置であ
る。プラズマCVDは、真空中での放電により成膜原料
ガスをプラズマ状態とし、イオン化物質の分子をマイナ
ス電位により加速し、加工対象の被処理基板の表面に付
着させて薄膜を形成する技術である。
【0003】プラズマCVD装置において、フィラメン
トに20〜30A程度の電流を流してフィラメントを赤
熱させ、そのフィラメントの近傍に設置したアノードに
10〜200V程度のプラスの電圧を印加することによ
り、フィラメントから発生した熱電子がアノードに流れ
る。その際、その熱電子と炭化水素系ガスが衝突して発
生するプラズマ中の陽イオンの粒子が被処理基板のバイ
アスによって引き付けられ、被処理基板にDLC膜が成
膜される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハードディ
スクには両面にDLC膜を成膜する必要がある。このた
め、プラズマCVD装置としてはハードディスクの両面
にDLC膜を同時に成膜できるようなものが望ましい。
【0005】そこで、フィラメントによる直流放電を用
いて陽イオンの粒子を発生させる手段をチャンバー内の
両側に備え、チャンバーの中央にハードディスク(被処
理基板)を配置することにより、ハードディスクの両面
にDLC膜を同時に成膜できるようなプラズマCVD装
置が本発明者によって提案されている。このプラズマC
VD装置は、本来、次のように動作させることを考えて
いた。つまり、ハードディスクの各面のチャンバー内で
生成した陽イオンを、被処理基板のバイアスによって引
き付け、基板表面に到達して基板電流となる。そして、
基板内に流入した陽イオンと同量の電子がフィラメント
とアノードに吸収され、安定した放電が持続される。
【0006】しかしながら、上述したプラズマCVD装
置のチャンバー構造では、被処理基板の両面を電気的に
完全に絶縁又はシールドすることは困難であるので、被
処理基板の両面は絶縁又はシールドしていない。このた
め、被処理基板の両面のチャンバーで生成された荷電粒
子の一部が被処理基板の脇を通りぬけて向かい側のフィ
ラメント又はアノードに流入する現象が起こり、系の不
安定さを増大させることになる。つまり、被処理基板の
両面のプラズマが干渉してしまい、安定したアノード電
流、基板電流が得られないので、安定した放電を得るこ
とができない。その結果、成膜速度や膜質にばらつきが
生じたり、被処理基板の両面に成膜されたDLC膜に膜
厚差が生じてしまう。
【0007】本発明は上記のような事情を考慮してなさ
れたものであり、その目的は、被処理基板の両面を絶縁
又はシールドしなくても安定した放電を得ることができ
るプラズマCVD装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るプラズマCVD装置は、被処理基板の
両面にDLC膜を成膜するプラズマCVD装置であっ
て、被処理基板に成膜処理を施すためのチャンバーと、
このチャンバー内に原料ガスを導入するガス導入部と、
チャンバー内に配置され、被処理基板の一方の主面に対
向する位置に形成された第1のアノードと、第1のアノ
ードに接続された第1の直流電源と、第1のアノードの
近傍に配置された第1のフィラメントと、第1のフィラ
メントに接続された第1の交流電源と、第1の直流電源
と第1の交流電源に対して共通に接続された第1のダイ
オードと、第1のダイオードに接続された接地電位と、
チャンバー内に配置され、被処理基板の他方の主面に対
向する位置に形成された第2のアノードと、第2のアノ
ードに接続された第2の直流電源と、第2のアノードの
近傍に配置された第2のフィラメントと、第2のフィラ
メントに接続された第2の交流電源と、第2の直流電源
と第2の交流電源に対して共通に接続された第2のダイ
オードと、第2のダイオードに接続された接地電位と、
被処理基板に接続された第3の直流電源と、を具備し、
第1のダイオードは、接地電位から第1の直流電源及び
第1の交流電源の側に向けて順方向となるように接続さ
れており、第2のダイオードは、接地電位から第2の直
流電源及び第2の交流電源の側に向けて順方向となるよ
うに接続されていることを特徴とする。
【0009】上記プラズマCVD装置によれば、第1の
直流電源と第1の交流電源に対して共通に第1のダイオ
ードを接続し、第2の直流電源と第2の交流電源に対し
て共通に第2のダイオードを接続している。このため、
成膜時に第1のフィラメントから発生した熱電子が原料
ガスに衝突して発生するプラズマ中の荷電粒子が被処理
基板の脇を通りぬけて第2のフィラメント又は第2のア
ノードに流入するのを抑制できる。これと共に、第2の
フィラメントから発生した熱電子が原料ガスに衝突して
発生するプラズマ中の荷電粒子が被処理基板の脇を通り
ぬけて第1のフィラメント又は第1のアノードに流入す
るのを抑制できる。これにより、安定したアノード電
流、基板電流を得ることができ、安定した放電を得るこ
とができる。
【0010】本発明に係るプラズマCVD装置は、被処
理基板の両面にDLC膜を成膜するプラズマCVD装置
であって、被処理基板に成膜処理を施すためのチャンバ
ーと、このチャンバー内に配置され、被処理基板の一方
の主面に対向する位置に形成された第1の熱電子発生部
と、第1の熱電子発生部に接続された第1のダイオード
と、チャンバー内に配置され、被処理基板の他方の主面
に対向する位置に形成された第2の熱電子発生部と、第
2の熱電子発生部に接続された第2のダイオードと、チ
ャンバー内に原料ガスを導入するガス導入部と、を具備
し、第1のダイオードは、上記原料ガスと第2の熱電子
発生部で発生した熱電子が衝突して発生するプラズマ中
の第2の荷電粒子が第1の熱電子発生部に流入するのを
抑制するものであり、第2のダイオードは、上記原料ガ
スと第1の熱電子発生部で発生した熱電子が衝突して発
生するプラズマ中の第1の荷電粒子が第2の熱電子発生
部に流入するのを抑制するものであることを特徴とす
る。
【0011】また、本発明に係るプラズマCVD装置に
おいて、上記第1の熱電子発生部は、熱電子を発生させ
る第1のフィラメントと、熱電子を引き付ける第1のア
ノードと、からなり、第1のフィラメントは第1の交流
電源に接続され、第1のアノードは第1の直流電源に接
続されており、上記第2の熱電子発生部は、熱電子を発
生させる第2のフィラメントと、熱電子を引き付ける第
2のアノードと、からなり、第2のフィラメントは第2
の交流電源に接続され、第2のアノードは第2の直流電
源に接続されており、第1の荷電粒子を被処理基板の一
方の主面に引き付けると共に第2の荷電粒子を被処理基
板の他方の主面に引き付けることにより、被処理基板の
両面にDLC膜を成膜することが好ましい。
【0012】また、本発明に係るプラズマCVD装置に
おいて、上記第1のダイオードは、第1のフィラメント
と第1のアノードに対して共通に接続されており、上記
第2のダイオードは、第2のフィラメントと第2のアノ
ードに対して共通に接続されていることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の
形態によるプラズマCVD装置の構成を示す概略図であ
る。このプラズマCVD装置は、ハードディスクなどの
被処理基板の両面にDLC膜を成膜する際、放電を安定
化させる回路を含むものである。
【0014】このプラズマCVD装置は、熱フィラメン
トによる直流放電を用いて、被処理基板2にバイアスを
印加し、基板2の両面にDLC保護膜を同時に成膜する
ものであり、イオンプレーティング法又はイオン化蒸着
法と呼ばれる成膜方法を用いている。
【0015】プラズマCVD装置はチャンバー1を有し
ており、このチャンバー内1の中央部には被処理基板2
が配置されている。被処理基板2は第3の直流電源8の
マイナス側に接続されており、第3の直流電源8のプラ
ス側は接地電位11に接続されている。チャンバー1に
は原料ガスである炭化水素系ガスを導入するガス導入部
6,7が設けられている。
【0016】炭化水素系ガスとは、少なくとも炭素と水
素を含むガスであり、例えば、炭素と水素のみを含む化
合物ガス、炭素と水素と酸素を含むガス、炭素、水素、
酸素、珪素、窒素、銅、銀などを含むガス、ベンゼン、
トルエン、アセチレンなどである。
【0017】チャンバー1内には第1及び第2のフィラ
メント15,16が配置されている。第1のフィラメン
ト15は被処理基板2の一方の主面に対向するように位
置しており、第2のフィラメント16は被処理基板2の
他方の主面に対向するように位置している。
【0018】チャンバー1内には第1及び第2のアノー
ド17,18が配置されている。第1のアノード17は
第1のフィラメント15の近傍に位置しており、第2の
アノード18は第2のフィラメント16の近傍に位置し
ている。
【0019】チャンバー1の外部にはフィラメント電源
としての第1及び第2の交流電源21,22が配置され
ている。第1の交流電源21は配線を介して第1のフィ
ラメント15に接続されており、第2の交流電源22は
配線を介して第2のフィラメント16に接続されてい
る。
【0020】また、チャンバー1の外部にはアノード電
源としての第1及び第2の直流電源4,5が配置されて
いる。第1の直流電源4のプラス側は配線を介して第1
のアノード17に接続されており、第1の直流電源4の
マイナス側は配線を介して第1の交流電源21に接続さ
れている。第2の直流電源5のプラス側は配線を介して
第2のアノード18に接続されており、第2の直流電源
5のマイナス側は配線を介して第2の交流電源22に接
続されている。
【0021】第1の直流電源4と第1の交流電源21は
共通のアースラインによって接地電位12に接続されて
いる。この共通のアースラインには第1のダイオード2
3が直列に挿入されている。第1のダイオード23は、
接地電位12から第1の直流電源4及び第1の交流電源
21の側に向けて順方向となるように(即ち矢印31〜
34の方向が順方向となるように)配置されている。
【0022】第2の直流電源5と第2の交流電源22は
共通のアースラインによって接地電位13に接続されて
いる。この共通のアースラインには第2のダイオード2
4が直列に挿入されている。第2のダイオード24は、
接地電位13から第2の直流電源5及び第2の交流電源
22の側に向けて順方向となるように(即ち矢印35〜
38の方向が順方向となるように)配置されている。
【0023】次に、上記プラズマCVD装置の動作につ
いて説明する。まず、ガス導入部6,7から炭化水素系
ガスをチャンバー1内に導入し、チャンバー内を所定の
圧力に制御する。そして、第1及び第2の交流電源2
1,22により第1及び第2のフィラメント15,16
に20〜30A程度の電流を流してフィラメントを赤熱
させ、第1及び第2の直流電源4,5により第1及び第
2のアノード17,18に10〜200V程度のプラス
の電圧を印加する。これにより、第1のフィラメント1
5から発生した熱電子が第1のアノード17に流れ、第
2のフィラメント16から発生した熱電子が第2のアノ
ード18に流れる。
【0024】その際、その熱電子と炭化水素系ガスが衝
突して発生するプラズマ中の陽イオンの粒子が、第3の
直流電源8によって得られた被処理基板2のマイナス電
位のバイアスにより引き付けられる。即ち、第1のフィ
ラメント15から発生した熱電子が炭化水素系ガスに衝
突して発生する荷電粒子を基板2の一方の主面に引き付
け、第2のフィラメント16から発生した熱電子が炭化
水素系ガスに衝突して発生する荷電粒子を基板2の他方
の主面に引き付ける。これにより、基板2の両面にDL
C膜が成膜される。
【0025】つまり、チャンバー1内において被処理基
板2の各面で生成した陽イオンを、基板2のバイアスに
よって引き付け、基板2の表面に到達して基板電流とな
る。そして、基板内に流入した陽イオンと同量の電子が
フィラメント15,16とアノード17,18に吸収さ
れ、安定した放電が持続される。
【0026】上記実施の形態によれば、第1の直流電源
4と第1の交流電源21の共通のアースラインに第1の
ダイオード23を挿入し、第2の直流電源5と第2の交
流電源22の共通のアースラインに第2のダイオード2
4を挿入している。このため、成膜時に第1のフィラメ
ント15から発生した熱電子が炭化水素系ガスに衝突し
て発生するプラズマ中の荷電粒子が被処理基板2の脇を
通りぬけて第2のフィラメント16又は第2のアノード
18に流入するのを抑制できる。これと共に、第2のフ
ィラメント16から発生した熱電子が炭化水素系ガスに
衝突して発生するプラズマ中の荷電粒子が被処理基板2
の脇を通りぬけて第1のフィラメント15又は第1のア
ノード17に流入するのを抑制できる。つまり、被処理
基板2の両面のプラズマが干渉することを抑制すること
ができる。これにより、安定したアノード電流、基板電
流を得ることができ、安定した放電を得ることができ
る。その結果、成膜速度や膜質のばらつきを抑制でき、
被処理基板2の両面に成膜されたDLC膜に膜厚差が生
じるのを抑制できる。
【0027】尚、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々変更して実施することが可能である。例えば、
DLC膜を成膜する際は、適切な条件を適宜採用するこ
とが可能である。また、被処理基板としてハードディス
ク以外のものを用いることも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1の直流電源と第1の交流電源の共通のアースラインに
第1のダイオードを挿入し、第2の直流電源と第2の交
流電源の共通のアースラインに第2のダイオードを挿入
している。また、他の本発明によれば、原料ガスと第2
の熱電子発生部で発生した熱電子が衝突して発生するプ
ラズマ中の第2の荷電粒子が第1の熱電子発生部に流入
するのを抑制する第1のダイオードと、原料ガスと第1
の熱電子発生部で発生した熱電子が衝突して発生するプ
ラズマ中の第1の荷電粒子が第2の熱電子発生部に流入
するのを抑制する第2のダイオードと、を有している。
したがって、被処理基板の両面を絶縁又はシールドしな
くても安定した放電を得ることができるプラズマCVD
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるプラズマCVD装置
の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1…チャンバー 2…被処理基板(ハードディスク) 4…第1の直流電源(アノード電源) 5…第2の直流電源(アノード電源) 6,7…ガス導入部 8…第3の直流電源 11〜13…接地電位 15…第1のフィラメント 16…第2のフィラメント 17…第1のアノード 18…第2のアノード 21…第1の交流電源(フィラメント電源) 22…第2の交流電源(フィラメント電源) 23…第1のダイオード 24…第2のダイオード 31〜38…矢印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 AA09 BA28 CA02 FA03 KA30 LA20 5D121 AA04 EE05 EE29 5F045 AA08 AA14 AB07 DP09 EH12 EH19

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板の両面にDLC膜を成膜する
    プラズマCVD装置であって、 被処理基板に成膜処理を施すためのチャンバーと、 このチャンバー内に原料ガスを導入するガス導入部と、 チャンバー内に配置され、被処理基板の一方の主面に対
    向する位置に形成された第1のアノードと、 第1のアノードに接続された第1の直流電源と、 第1のアノードの近傍に配置された第1のフィラメント
    と、 第1のフィラメントに接続された第1の交流電源と、 第1の直流電源と第1の交流電源に対して共通に接続さ
    れた第1のダイオードと、 第1のダイオードに接続された接地電位と、 チャンバー内に配置され、被処理基板の他方の主面に対
    向する位置に形成された第2のアノードと、 第2のアノードに接続された第2の直流電源と、 第2のアノードの近傍に配置された第2のフィラメント
    と、 第2のフィラメントに接続された第2の交流電源と、 第2の直流電源と第2の交流電源に対して共通に接続さ
    れた第2のダイオードと、 第2のダイオードに接続された接地電位と、 被処理基板に接続された第3の直流電源と、 を具備し、 第1のダイオードは、接地電位から第1の直流電源及び
    第1の交流電源の側に向けて順方向となるように接続さ
    れており、 第2のダイオードは、接地電位から第2の直流電源及び
    第2の交流電源の側に向けて順方向となるように接続さ
    れていることを特徴とするプラズマCVD装置。
  2. 【請求項2】 被処理基板の両面にDLC膜を成膜する
    プラズマCVD装置であって、 被処理基板に成膜処理を施すためのチャンバーと、 このチャンバー内に配置され、被処理基板の一方の主面
    に対向する位置に形成された第1の熱電子発生部と、 第1の熱電子発生部に接続された第1のダイオードと、 チャンバー内に配置され、被処理基板の他方の主面に対
    向する位置に形成された第2の熱電子発生部と、 第2の熱電子発生部に接続された第2のダイオードと、 チャンバー内に原料ガスを導入するガス導入部と、 を具備し、 第1のダイオードは、上記原料ガスと第2の熱電子発生
    部で発生した熱電子が衝突して発生するプラズマ中の第
    2の荷電粒子が第1の熱電子発生部に流入するのを抑制
    するものであり、 第2のダイオードは、上記原料ガスと第1の熱電子発生
    部で発生した熱電子が衝突して発生するプラズマ中の第
    1の荷電粒子が第2の熱電子発生部に流入するのを抑制
    するものであることを特徴とするプラズマCVD装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の熱電子発生部は、熱電子を発
    生させる第1のフィラメントと、熱電子を引き付ける第
    1のアノードと、からなり、第1のフィラメントは第1
    の交流電源に接続され、第1のアノードは第1の直流電
    源に接続されており、 上記第2の熱電子発生部は、熱電子を発生させる第2の
    フィラメントと、熱電子を引き付ける第2のアノード
    と、からなり、第2のフィラメントは第2の交流電源に
    接続され、第2のアノードは第2の直流電源に接続され
    ており、 第1の荷電粒子を被処理基板の一方の主面に引き付ける
    と共に第2の荷電粒子を被処理基板の他方の主面に引き
    付けることにより、被処理基板の両面にDLC膜を成膜
    することを特徴とする請求項2記載のプラズマCVD装
    置。
  4. 【請求項4】 上記第1のダイオードは、第1のフィラ
    メントと第1のアノードに対して共通に接続されてお
    り、上記第2のダイオードは、第2のフィラメントと第
    2のアノードに対して共通に接続されていることを特徴
    とする請求項3記載のプラズマCVD装置。
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