JPH037894B2 - - Google Patents

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JPH037894B2
JPH037894B2 JP60045484A JP4548485A JPH037894B2 JP H037894 B2 JPH037894 B2 JP H037894B2 JP 60045484 A JP60045484 A JP 60045484A JP 4548485 A JP4548485 A JP 4548485A JP H037894 B2 JPH037894 B2 JP H037894B2
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JP
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wheel
drive vehicle
wheel drive
wheels
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Takuo Kodama
Koichi Nakao
Makoto Saito
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS61204538A publication Critical patent/JPS61204538A/ja
Publication of JPH037894B2 publication Critical patent/JPH037894B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/0072Wheeled or endless-tracked vehicles the wheels of the vehicle co-operating with rotatable rolls

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両用シヤシダイナモ、特に四輪駆動
車用シヤシダイナモの改良に関する。
[従来の技術] シヤシダイナモは車両の走行状態における動力
特性を模擬計測するために用いられ、例えば四輪
駆動車の動力特性を模擬計測する場合には、四輪
駆動車の前後駆動輪をそれぞれ対応する前輪用ロ
ーラ及び後輪用ローラに接触させ、これら各ロー
ラに車両の走行状態に応じた回転負荷を与える。
このようにして、シヤシダイナモ上において四
輪駆動車の実走行をシユミレートし四輪駆動車の
動力計測を停止状態で良好に行うことができる。
このようなシヤシダイナモにおいて、従来前輪
用ローラ及び後輪用ローラの回転負荷の制御は、
前輪用ローラ及び後輪用ローラの回転負荷の総和
を四輪駆動車の実際の走行状態における走行負荷
と等しくなるように制御し、かつ四輪駆動車の前
輪と後輪との間に差速が発生しないよう両ローラ
の回転数を等しくするようフイードバツク制御し
ていた。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、このような差速0制御を行う従来の
シヤシダイナモは、四輪駆動車の前輪と後輪との
間に差速が発生すると、これを0にするため、前
輪用ローラ又は後輪用ローラから対応する前輪又
は後輪に向け、 (ローラの慣性)×(加速度) の力が働き、差速が0となるよう制御される。
しかし、このように差速を0にするために加わ
る力は、四輪駆動車の実走行時に前輪及び後輪に
加わる力と異なるものであり、従つて、従来の四
輪駆動車用シヤシダイナモでは、四輪駆動車の動
力計測を実走行をシユミレートして必ずしも正確
に行うことができないという問題であつた。
特に、今日四輪駆動車の前輪及び後輪の駆動力
分担比は必ずしも等しくなく、その車両に求めら
れる性能及び使用目的に応じて前輪又は後輪の一
方の駆動力分担比を他方に比べて大きく設定する
ことも多い。
このような四輪駆動車に対し従来のように差速
0制御を行うと、差速を0にする際に車両の前輪
及び後輪に加わる負荷が実走行時と大幅に異な
り、その動力計測を正確に行うことができず、有
効な対策が望まれていた。
発明の目的 本発明は、このような従来の課題に鑑み為され
たものであり、その目的は、四輪駆動車の前輪及
び後輪の駆動力分担比を考慮して実走行状態を正
確に再現し良好な動力計測を行うことが可能な四
輪駆動車用シヤシダイナモを提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明のシヤシダイナモは、四輪駆動車の前後
駆動輪を当接載置する前輪用ローラ及び後輪用ロ
ーラと、これら各ローラの回転負荷を電気的に制
御する前輪用動力計及び後輪用動力計と、を含
み、四輪駆動車を前記ローラ上において模擬走行
させその動力計測を行う。
本発明の特徴的事項は、前記ローラ上を模擬走
行する4輪駆動車の速度及び加速度を検出する走
行状態検出手段と、4輪駆動車の前後駆動輪の駆
動力分担比を入力する分担比設定手段と、4輪駆
動車の基準慣性負荷を入力する慣性負荷設定手段
と、4輪駆動車の走行速度及び駆動力分担比に基
づき4輪駆動車の前輪及び後輪の各走行抵抗負荷
を演算する第1の負荷演算手段と、入力された基
準慣性負荷、駆動力分担比、予め設定された前輪
用ローラ及び後輪用ローラの各固定慣性負荷に基
づき検出加速度に対応する前輪及び後輪の電気慣
性負荷を演算出力する第2の負荷演算手段と、前
記第1及び第2の負荷演算手段の出力を加算し前
輪用動力計及び後輪用動力計の分担する分担抵抗
負荷を演算する第3の負荷演算手段と、を含み、
前記第3の負荷演算手段から出力される分担抵抗
負荷に基づき前輪及び後輪用の各動力計の回転負
荷を電気的に制御し、実走行に近似した状態で4
輪駆動車の動力計測を行うことにある。
[作用] 以上の構成とすることにより、本発明のシヤシ
ダイナモを用い四輪駆動車の動力計測を行う場合
には、分担比設定手段により四輪駆動車の前後駆
動輪の駆動力分担比を設定するとともに、慣性負
荷設定手段により四輪駆動車の基準慣性負荷をそ
れぞれ設定する。
ここにおいて前記基準慣性負荷は、車両重量そ
のものの値として与えられる。
このようにして、駆動力分担比及び基準慣性負
荷を設定すると、第1の負荷演算手段は、設定さ
れた駆動力分担比に基づき四輪駆動車の定速走行
時における前輪及び後輪の各走行抵抗負荷を演算
出力する。
また、第2の負荷演算手段は、このようにして
設定された駆動力分担比、基準慣性負荷及び予め
設定された前輪用及び後輪用の各ローラの固定慣
性負荷に基づき検出加速度に対応する前輪及び後
輪の電気慣性負荷を演算する。
そして、このようにして演算された前輪及び後
輪の各走行抵抗負荷及び電気慣性負荷は第3の負
荷演算手段でそれぞれ加算されて、前輪用動力計
及び後輪用動力計の分担する分担抵抗負荷として
演算出力され、このようにして出力された分担抵
抗負荷に基づき前輪及び後輪用の各動力計の負荷
制御が行われる。
このようにすることにより、本発明のシヤシダ
イナモは、単に四輪駆動車の前輪及び後輪の駆動
力分担比及び基準慣性負荷を設定するのみで、実
際の走行時に四輪駆動車の前輪及び後輪に加わる
走行負荷をシヤシダイナモ上において再現し、四
輪駆動車の動力計測を正確に行うことが可能とな
る。
[実施例] 次に本発明の好適な実施例を図面に基づき説明
する。
第2図には本発明に係る四輪駆動車用シヤシダ
イナモの好適な実施例が示されており、実施例の
シヤシダイナモは、動的な走行性能試験を行う四
輪駆動車100の前後駆動輪110及び120を
当接載置する前輪用ローラ10a及び後輪用ロー
ラ10bを含み、これら各ローラ10a,10b
に動力計12a,12bの回転軸を直結し、ロー
ラ10a,10bの回転負荷をそれぞれ個別に電
気的に制御している。
そして、四輪駆動車の動力計測を行う場合に
は、四輪駆動車100の前輪110及び後輪12
0を対応する前輪用ローラ10a及び後輪用10
b上に接触させ、四輪駆動車100を駆動輪11
0,120の回転により移動することがないよう
所定の固定手段により固定し、ローラ10a,1
0b上で模擬走行させる。このとき、回転する各
ローラ10a,10bは実際の路面に代え無限端
平坦路として機能し、供試四輪駆動車の動力計
測、すなわち動的な各種走行性能試験を実際の走
行路と同一の条件の下で行うことができる。
実走行に近似した模擬走行状態は、実際の走行
時において四輪駆動車100の前輪110及び後
輪120に加わる負荷と等しい回転負荷を前輪用
ローラ10a及び後輪用ローラ10bに加えるこ
とにより形成される。
ここにおいて、実際の走行時に四輪駆動車10
0の前輪110及び後輪120に加わる走行負荷
について検討すると、この走行負荷は、走行抵抗
負荷と慣性負荷とを含む。
前記走行抵抗負荷は、車両を所定速度で走行し
た際に発生するころがり抵抗、風損及び勾配抵抗
の総和をもつて表わされ、また前記慣性負荷は車
両を加速又は減速走行した際に加わる負荷であ
る。
第1図には動力計12a及び12bを用いてロ
ーラ10a,10bに四輪駆動車100の実走行
に近似した回転負荷を与える制御回路が示されて
おり、ローラ10a,10b上を模擬走行する四
輪駆動車100の走行速度及び加速度は走行状態
検出手段20にて検出され、その検出速度は四輪
駆動車100の走行抵抗負荷を演算する第1の負
荷演算手段22に供給され、また前記検出加速度
は四輪駆動車100の慣性負荷を演算する第2の
負荷演算手段24に向け供給される。
実施例において、前記走行状態検出手段20
は、各ローラ10a,10bの回転数na,nbを
検出する一対のピツクアツプ26a,26b、検
出回転数na,nbに基づき四輪駆動車100の前
輪110及び後輪120の速度va及びvbをそれ
ぞれ検出する一対の速度検出器28a,28b、
検出速度va及びvbの平均値vを演算する平均値
演算器30及び平均速度vに基づき四輪駆動車1
00の平均加速度αを演算する加速度演算器32
を含む。
そして、平均値演算器30の演算する四輪駆動
車100の平均速度vを第1の負荷演算手段22
に向け供給し、加速度演算器32の演算する平均
加速度αを第2の負荷演算手段24に向け供給し
ている。
本発明の特徴的事項は、これら第1の負荷演算
手段22及び第2の負荷演算手段24により演算
される前輪及び後輪の各走行抵抗負荷及び慣性負
荷を、四輪駆動車100の実際の走行状態と等し
くなるよう演算し、ローラ10a,10bの回転
負荷を制御可能としたことにある。
このため、本発明の装置では、四輪駆動車の前
後駆動輪の駆動力分担比a:bを設定する分担比
設定手段を含み、実施例においてこの分担比設定
手段は、四輪駆動車の前輪110の分担比aのみ
を設定する前輪用分担比設定器34を用いて形成
されている。そして、この分担比設定器34によ
り設定された前輪の分担比aはD/A変換器36
を介して出力され、この分担比aはインバータ4
4を介して(1−a)に変換され後輪用駆動力分
担比bとして出力される。
第1の負荷演算手段22は、四輪駆動車100
の走行速度v及び前記設定分担比a:bに基づき
四輪駆動車100の前輪110及び後輪120の
各走行抵抗負荷Wa及びWbを演算する。
実施例において、この第1の負荷演算手段30
は、平均値演算器30の出力する平均速度vをロ
ードロード設定器38に入力し、ここで四輪駆動
車100が当該速度vで定速走行した際の走行抵
抗負荷W、すなわち車両が速度vで定速走行した
際における車両のころがり抵抗、風損及び勾配抵
抗の総和Wを演算し、その演算値を前輪用走行抵
抗負荷演算器40及び後輪用走行抵抗負荷演算器
42に向けそれぞれ入力している。
前記ロードロード設定器38は、常数項設定方
式、折れ線近似方式又は実数値設定方式等の各種
の方式を採用したものが周知であり、本実施例に
おいては実数値設定方式を採用したものを用いて
いる。
第3図には実施例のロードロード設定器38に
予め設定された速度−走行抵抗負荷の特性データ
が示されており、予め各車速における走行抵抗負
荷をサンプリングして設定しておき、このサンプ
リング間の値は直線補間して折れ線近似してい
る。
そして、ロードロード設定器38は、この第3
図に示すデータに基づき、検出速度に対応したト
ルクを走行抵抗負荷として演算出力している。
また、D/A変換器36を介して出力される設
定器34の前輪側駆動力分担比aは一方の走行抵
抗負荷演算器40に入力されるとともに、インバ
ータ44を介して後輪側駆動力分担比(1−a)
=bに変換された後他方の走行抵抗負荷演算器4
2に入力されている。
そして、前記走行抵抗負荷演算器40は、入力
される信号に基づき前輪側の走行抵抗負荷Wa=
aW/(a+b)を演算し第3の負荷演算手段4
6に入力する。
また、後輪用走行抵抗負荷演算器42は、入力
信号に基づき後輪側走行抵抗負荷Wb=bW/
(a+b)を演算し第3の負荷演算手段46に向
け入力している。
このようにして、本実施例の第1の負荷演算手
段22は、四輪駆動車100の前輪110及び後
輪野駆動力分担比に基づいた前輪及び後輪の各走
行抵抗負荷Wa及びWbを演算することができる。
前述したように、四輪駆動車100の前輪11
0及び後輪120の走行負荷を求めるためには、
このような走行抵抗負荷Wa及びWb以外に車両
の加減速走行時における慣性負荷も演算すること
が必要である。
ところで、このようなシヤシダイナモでは、ロ
ーラ10a,10b及びこれに直結された動力計
12a,12b自体、機械的な固定慣性負荷があ
るため、これらローラ10a,10bを介して四
輪駆動車100の前輪110及び後輪120に与
えられる慣性負荷はこのような固定慣性負荷と動
力計12a,12bを介して与えられる電気慣性
負荷との合計となる。
このことは、とりもなおさず、一対の動力計1
2a,12bの電気慣性負荷を、実際の走行時に
四輪駆動車100の前輪110及び後輪120に
加わる慣性負荷から前輪用ローラ10a側及び後
輪用ローラ10b側の各固定慣性負荷を減算した
値に制御しなければならないことを意味する。
一般にこのような加減速時における電気慣性負
荷は、車両重量そのものを表す基準慣性負荷から
固定慣性負荷を減算し、この値に車両の加速度を
含む制御関数を乗算することにより求められる。
このため、本発明の装置は、慣性負荷設定器4
8を用い、四輪駆動車100の全重量に対応した
値を基準慣性負荷として設定し、この値をD/A
変換器50を介して第2の負荷演算手段24に入
力している。
第2の負荷演算器手段24は、このようにして
設定された基準慣性負荷及び前記駆動力分担比に
基づき、検出加速度に応じた前輪110及び後輪
120の各電気慣性負荷を自動的に演算出力する
ものである。
実施例において、この第2の負荷演算手段24
は、一対の基準慣性負荷演算器52a,52b、
加算器54a,54b、固定慣性負荷設定器56
a,56b及び電気慣性負荷演算器58a,58
bを含む。
そして、負荷演算器52a,52bは、入力さ
れる基準慣性負荷及び駆動力分担比a、bに基づ
き前輪側基準慣性負荷及び後輪側基準慣性負荷を
演算し、その演算結果を対応する加算器54a,
54bに向けそれぞれ出力する。
また、固定慣性負荷設定器56a,56bに
は、予め前輪用ローラ10a及び後輪用ローラ1
0bの各固定慣性負荷がそれぞれ設定されてお
り、この設定値は対応する減算器54a,54b
に向け出力される。
減算器54a,54bはこのようにして入力さ
れる前輪用及び後輪用の各基準慣性負荷から前輪
用ローラ10a及び後輪用ローラ10bの固定慣
性負荷を減算し、前輪側及び後輪側の各基準電気
慣性負荷を演算出力する。
そして、前輪用及び後輪用の各電気慣性負荷演
算器58a,58bはこのようにして入力される
前輪側及び後輪側の各基準慣性負荷及び検出加速
度に基づき、この検出加速度αにおける前輪側の
電気慣性負荷Ya及びYbを演算し、第3の負荷演
算手段46に向け出力する。
この第3の負荷演算手段46は、第1及び第2
の負荷演算出力22,24の出力を加算し前輪用
動力計12a及び後輪用動力計12bの分担する
分担回転負荷Za及びZbを演算出力するものであ
り、実施例においては演算器40及び58の出力
を加算し前輪用分担回転負荷Zaを出力する前輪
用加算器62と、演算器42及び60の出力を加
算し後輪用分担回転負荷を演算出力する後輪用加
算器64と、からなる。
そして、このようにして求めた各分担回転負荷
Za及びZbをそれぞれ前輪用ローラ10a及び後
輪用ローラ10bの各負荷制御回路70a及び7
0bに供給する。
これら各負荷制御回路70a,70bは、この
ような分担回転負荷Za及びZbの入力に基づき、
対応する動力計12a,12bを制御し分担負荷
Za及びZbに対応する回転負荷を与える。
実施例の負荷制御回路70は、このような負荷
制御を行うため、動力計12の吸収する回転トル
クを検出するロードセル72と、アンプ74を介
して入力されるロードセル72の検出トルクと第
3の負荷演算手段46から入力される分担回転負
荷Zとを照合する照合器76と、を含み、両照合
データが一致するよう、トルク制御回路78によ
り動力計12の電流制御用サイリスタユニツト8
0を制御している。
このとき、動力計12を発電機として制御する
場合にはそこで発電された電力はサイリスタユニ
ツト80を介して電源82側へフイードバツクさ
れる。
本発明のシヤシダイナモは以上の構成からなり
次にその作用を説明する。
まず供試四輪駆動車100の動力計測を行う場
合には、該四輪駆動車100の前輪110及び後
輪120を対応する前輪用ローラ10a及び後輪
用ローラ10b上にそれぞれ当接載置する。
そして、分担比設定器34により、四輪駆動車
100の前輪110の分担比aを設定する。
ここにおいて、このような前記駆動力分担比
a:bはどのような基準に基づき設定するかが問
題となる。従来このような駆動力分担比は、四輪
駆動車の前輪及び後輪の軸重分担比と対応するも
のと考えられていたが、実験によればこの駆動力
分担比a:bは前輪及び後輪の間のセンタデフア
レンシヤルギアの駆動力比と正確に対応すること
が判明した。
このため、本実施例のシヤシダイナモにおいて
は、四輪駆動車のセンタデフアレンシヤルギアに
より与えられる駆動力分担比に基づき前輪110
の分担比aを設定する。
また、これと同時に慣性負荷設定器48によ
り、四輪駆動車の車両重量を基準慣性負荷として
設定する。
そして、四輪駆動車100をその駆動輪110
及び120の回転により車体が移動することがな
いよう所定の固定手段により固定しておき、ロー
ラ10a及び10b上において、模擬走行させ
る。
このようにして模擬走行が開始されると、第1
の負荷演算手段22により、設定された駆動力分
担比a:bに基づき車両の前輪110及び後輪1
20の走行抵抗負荷Wa及びWbが求められ、同
様にして第2の負荷演算手段24により車両の加
速度に対応した前輪110及び後輪120の電気
慣性負荷Ya及びYbが演算される。
そして、このようにして求められた前輪用の走
行抵抗負荷Wa及び電気慣性負荷Yaは前輪用加算
器62にて加算され、前輪用動力計12aの分担
負荷Zaとして出力される。同様にして、演算さ
れた後輪用の走行抵抗負荷Wb及び電気慣性負荷
Ybは後輪用加算器64にて加算され、後輪用動
力計12bの分担負荷Zbとして演算出力される。
本発明においては、このようにして出力される
前輪用及び後輪用の各分担負荷Za及びZbに基づ
き前輪用動力計12a及び後輪用動力計12bの
回転負荷を電気的に制御することにより、ローラ
10a,10b上において四輪駆動車100を実
際の走行路と同一の条件の下で模擬走行させるこ
とができる。
特に、本発明によれば、ローラ10a,10b
に四輪駆動車100の駆動力分担比a:bに応じ
た最適な回転負荷を与え、従来のごとく両回転数
の差速を0制御することがないため、四輪駆動車
が実走行する場合に生じる前輪110及び後輪1
20の差速をも正確に再現し良好な各動力計測を
行うことが可能となる。
また、本実施例のシヤシダイナモにおいては、
設定器34により前輪側の駆動力分担比aのみを
設定するように形成し、後輪側の駆動力分担比b
は前記設定値aに基づき自動的に設定されるよう
形成されているため、駆動力分担比a:bの設定
を簡単かつ正確に行うことが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、四輪駆
動車の前後駆動輪の駆動力分担比を設定し、設定
された分担比に基づき前輪用ローラ及び後輪用ロ
ーラの分担負荷を制御することができるため、前
輪用ローラ及び後輪用ローラ上において四輪駆動
車を実際の走行条件と等しい状態の下で模擬走行
させることができ、特に前輪及び後輪の間に発生
する差速をも忠実に再現することができる。この
結果、本発明によれば前輪及び後輪の駆動力分担
比の異なる各種四輪駆動車の動力計測を正確に行
うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る四輪駆動車用シヤシダイ
ナモの好適な実施例を示す電気回路図、第2図は
本発明のシヤシダイナモの外観説明図、第3図は
ロードロード設定器の速度−走行抵抗負荷の特性
図である。 10a……前輪用ローラ、10b……後輪用ロ
ーラ、12a……前輪用動力計、12b……後輪
用動力計、20……走行状態検出手段、22……
第1の負荷演算手段、24……第2の負荷演算手
段、34……分担比設定手段、46……第3の負
荷演算手段、48……慣性負荷設定手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 4輪駆動車の前後駆動輪に対応して設けられ
    た前輪用ローラ及び後輪用ローラと、 前記各ローラの回転軸に接続された前輪用動力
    計及び後輪用動力計と、 を含み、前記各動力計の回転負荷を電気的に制御
    することにより4輪駆動車の動力計測を行うシヤ
    シダイナモにおいて、 前記ローラ上を模擬走行する4輪駆動車の速度
    及び加速度を検出する走行状態検出手段と、 4輪駆動車の前後駆動輪の駆動力分担比を入力
    する分担比設定手段と、 4輪駆動車の基準慣性負荷を入力する慣性負荷
    設定手段と、 4輪駆動車の走行速度及び駆動力分担比に基づ
    き4輪駆動車の前輪及び後輪の各走行抵抗負荷を
    演算する第1の負荷演算手段と、 入力された基準慣性負荷、駆動力分担比、予め
    設定された前輪用ローラ及び後輪用ローラの各固
    定慣性負荷に基づき検出加速度に対応する前輪及
    び後輪の電気慣性負荷を演算出力する第2の負荷
    演算手段と、 前記第1及び第2の負荷演算手段の出力を加算
    し前輪用動力計及び後輪用動力計の分担する分担
    抵抗負荷を演算する第3の負荷演算手段と、 を含み、前記第3の負荷演算手段から出力される
    分担抵抗負荷に基づき前輪及び後輪用の各動力計
    の回転負荷を電気的に制御し、実走行に近似した
    状態で4輪駆動車の動力計測を行うことを特徴と
    する4輪駆動車用シヤシダイナモ。
JP60045484A 1985-03-06 1985-03-06 4輪駆動車用シヤシダイナモ Granted JPS61204538A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60045484A JPS61204538A (ja) 1985-03-06 1985-03-06 4輪駆動車用シヤシダイナモ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60045484A JPS61204538A (ja) 1985-03-06 1985-03-06 4輪駆動車用シヤシダイナモ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61204538A JPS61204538A (ja) 1986-09-10
JPH037894B2 true JPH037894B2 (ja) 1991-02-04

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ID=12720668

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JP60045484A Granted JPS61204538A (ja) 1985-03-06 1985-03-06 4輪駆動車用シヤシダイナモ

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JP (1) JPS61204538A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133310A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Toyota Motor Corp 同軸二輪車の耐久試験装置

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JP2011133310A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Toyota Motor Corp 同軸二輪車の耐久試験装置

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JPS61204538A (ja) 1986-09-10

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