JPH0378201A - 抵抗体製造用組成物 - Google Patents

抵抗体製造用組成物

Info

Publication number
JPH0378201A
JPH0378201A JP1214230A JP21423089A JPH0378201A JP H0378201 A JPH0378201 A JP H0378201A JP 1214230 A JP1214230 A JP 1214230A JP 21423089 A JP21423089 A JP 21423089A JP H0378201 A JPH0378201 A JP H0378201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boride
tungsten
resistor
glass frit
tungsten compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1214230A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Nishii
西井 重一
Isao Takada
功 高田
Naoki Ishiyama
直希 石山
Hitomi Moriwaki
森脇 仁美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP1214230A priority Critical patent/JPH0378201A/ja
Publication of JPH0378201A publication Critical patent/JPH0378201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、エレクトロニクス分野の抵抗体を製造するた
めに用いる組成物に関し、特に銅伝導体と適合でき且つ
実質的に非酸化性の雰囲気中で焼成可能な抵抗体製造用
組成物に関する。
【従来の技術】
現在のマイクロエレクトロニクス部品の回路形成には、
アルミナ基板等の絶縁基板上に、AuやA g / P
 d等の貴金属系(厚膜)導体と共にRuO2やBit
Ru207等の酸化ルテニウム系(厚膜)抵抗体が空気
中で焼き付けられて用いられている。 一方、最近では
、マイクロエレクトロニクス部品の小型化、高速化、高
精度化、及びコストダウンの要求が強く、貴金属系導体
の代わりに卑金属のCuを導体として用いるCuシステ
ムの実用化が求められている。これは、Cu1)%極め
て導電性が高く、Ag系のようなマイグレーションを起
こさず、ハンダ性にも優れており、価格の低減も期待で
きるためである。 しかし、Cu導体は、酸化を防ぐ意味から、不活性雰囲
気又は還元性雰囲気で焼成する必要がある。ところか、
Cu導体を前述のような酸化ルテニウム系抵抗体と共に
不活性又は還元性雰囲気で焼成する場合、酸化ルテニウ
ム系抵抗体が金属ルテニウムに還元されてしまい、所望
の抵抗体を得ることができない。 酸化ルテニウム系抵抗体を空気中焼成により形成した後
に、600℃程度の不活性雰囲気焼成でCu導体を形成
する二元焼成法によって、金属ルテニウムへの還元を抑
える方法も提案されている。 しかし、この方法にはCu導体と酸化ルテニウム系抵抗
体間の接触不良の問題がある。更に、Cu導体の優れた
導電性を生かすには、このような600℃程度の焼成温
度では低いのであって、 CU粉が1&適な焼結状態に
なる900℃付近で焼成できる抵抗ペーストが要求され
ている。 900℃付近の非酸化性雰囲気焼成が可能で、Cu導体
と共に使うことができる抵抗体としては、これまでに、
l、 a B 6系、T a / T a N系、Sn
O2系等の抵抗ペーストが提案され、一部実用化の検討
がなされている。しかし、前記空気中焼成用の酸化ルテ
ニウム系抵抗体のような優れた特性のものは得られてい
ない。 更に、これらの非酸化性雰囲気焼成用抵抗ペーストでは
、IOKΩ/口付近を口付体して、低抵抗用(L a 
B 6系やT a / T a N系)と高抵抗用(S
 n O2系)で異なった導電成分の抵抗ペーストを使
い分けなければならず、前記酸化ルテニウム系抵抗体の
ように101・〜106Ω/口の広い抵抗範囲を同種の
導電成分の抵抗ペーストでカバーすることができない問
題点がある。更に、ハイブリッドICで最も使用頻度が
高いIOKΩ/口付近の口付体の特性が実用化レベルに
達していない問題点もある。 本発明者らは、先に特願平01−30956で、上記問
題点を解決するために、金属ホウ化物、タングステン化
合物、ガラスフリット及び有機ビヒクルを構成成分とす
る抵抗体製造用組成物を開示した。この抵抗体製造用組
成物から得られる抵抗体は、広い抵抗範囲をカバーでき
有用であるが、ハイブリッドICで使用頻度が高いIK
Ω/口〜100にΩ/口の抵抗範囲での耐電圧特性の改
良が望まれている。これは、エレクトロニクス部品の軽
薄短小化に伴う電気回路のファインパターン化、及び高
信頼性化の要求に対応するためである。 尚、抵抗体の特性として、抵抗値の変動係数(CV)、
抵抗の温度係数(TCR) 、ノイズ、静電耐圧特性(
ESD)があり、これらの理想的な値は、CV=O%、
TCR=Oppm/’C、ノイズ=<−30dB、ES
C・△R=0%であり、できるだけ理想値に近い値が好
ましいが、実用的な許容値として第1表に示す値が望ま
れている。 第1表
【発明が解決しようとする課題】
実質的に非酸化性雰囲気で焼成可能で、IKΩ/口〜1
00にΩ/口の抵抗範囲で耐電圧特性が優れた抵抗体で
、銅量導体と一緒に使えるものは従来技術では得られて
いない、特に、ハイブリッドIC回路にCuシステムを
広く使用するには、前記特性の改善が要求されている。
【課題を解決するための手段】
ヒ記問題点を解決するために、本発明は;a)希土類ホ
ウ化物、アルカリ土類ホウ化物、周期律表TVa族のホ
ウ化物、及びVa族のホウ化物からなる群から選ばれた
一種以上の金属ホウ化物、b)タングステン酸化物及び
タングステンホウ化物から選ばれた一種以上のタングス
テン化合物、C)二酸化チタン又はチタン酸バリウム、
d)ガラスフリット、及び e)有機ビヒクル、を構成成分とし、 前記タングステン化合物の量は前記ガラスフリットの5
モル%を超え且つ40モル%を超えない址で、又前記タ
ングステン化合物の前記金属ホウ化物に対するモル比が
4〜0.4であり、且つ前記二酸化チタン又はチタン酸
バリウムの量は、前記金属ホウ化物、タングステン化合
物及びガラスフリットの合計量に対して0.5〜5重量
%とすることにより、銅導体と適合でき且つ実質的に非
酸化性の雰囲気中で焼成可能な抵抗体製造用組成物が得
られることを見出だしな。
【作用】
厚膜技術で使われる抵抗ペーストは、−aに、導電粉、
ガラスフリット及び有機ビヒクルを構成成分として、三
本ロールミル等で前記構成成分を混練しペースト化した
後、スクリーン印刷法等でアルミナ基板上に回路パター
ンを形成し、乾燥、焼成して所望の抵抗体とされる。 本発明の抵抗体製造用組成物では、導電粉の構成成分が
、金属ホウ化物およびタングステン化合物、さらに二酸
化チタン又はチタン酸バリウムからなる。 金属ホウ化物としては、L a B s 、Ce B 
6等の希土類ホウ化物、BaB6.5rB4等のアルカ
リ土類ホウ化物、TiB2、ZrB1等の周期律表IV
 a族ノホウ化物、VB2− NbB2等ノva族のホ
ウ化物から選ばれた一種以上の金属ホウ化物か使用でき
る。これらの金属ホウ化物は、通常ボールミル等の粉砕
機を使って微粉化される。 特に、微粉化後のL a B aは、平均径が5〜0゜
1μm、好ましくは、2〜0.1μmの平均径のものが
良い、平均径を5μm以下にする理由は、本発明では、
金属ホウ化物と後述の微細なタングステンホウ化合物と
から実質的に非酸化性の雰囲気中での焼成により生成す
る導電性生成物が重要であり、金属ホウ化物の平均径が
5μmより大きいと均一な導電性生成物を得ることが困
難になることにある。逆に、平均径を0.1μm以上と
する理由は、金属ホウ化物は微細なほど好ましいが、0
.1μmより小さな平均径にするには、極めて長時間の
粉砕時間を要する上、粉砕機からの汚染も無視できなく
なり、実用的でないことにある。 又、池の構成成分のタングステン化合物としては、WO
j 、WO,、W2 B、W、B7等ノタングステン酸
化物やタングステンホウ化物等から選択されたものを使
うことかできる。これらは、非酸化性雰囲気中800〜
950℃の焼成により前記金属ホウ化物と反応して、タ
ングステンホウ化11J (W、B、W2 Bs等)と
タングステンのいずれか一種、又はこれらの混合物から
なる導電物を抵抗体中に生成する。 抵抗体中に導電性生成物を均一に析出させ、安定な導電
パスを形成するためには、タングステン化合物がガラス
フリットの5モル%を超え且つ40モル%を超えない量
が必要である。又、タングステン化合物は、平均径が1
μm以下が良く、中でもW Osの場合は0.1μm以
下の超微粉が好ましい、タングステン化合物の量がガラ
スフリットの5モル%以下であったり、あるいはタング
ステン化合物の平均径が1μmより大きい場合は、いず
れも抵抗体中に均一な導電パスが形成されず、所望の抵
抗体特性を得ることができない、この原因は未反応のタ
ングステン化合物が残存したり、タングステン化合物と
ガラスフリットの反応生成物であるB a W 04等
が生じるためである。又、タングステン化合物がガラス
フリットの40モル%を超える場合も、タングステン化
合物が残存したり、タングステン化合物とガラスフリッ
トか優先的に反応して、B a W O,等の反応生成
物を生じる場合かあり、所定の抵抗体特性を得ることが
できない。 又、本発明におけるタングステン化合物と金属ホウ化物
の合計重量とガラスフリットの重量比は5/95〜60
/40、好ましくは10/90〜50150である。上
記重量比が60/40より大きいと膜強度及び基板との
接着強度が得られず、逆に5/95より小さいと適当な
導電ネットワークが形成されず所望の抵抗特性が得られ
ない。 タングステン化合物の金属ホウ化物に対するモル比は、
4〜0.4の範囲か良く、特に2〜0゜45の範囲が好
ましい、このモル比が4を超えると未反応のタングステ
ン化合物が多く残ったり、ガラス成分との反応によって
、B a W 04等の生成物が増え、導電に寄与する
導電物が少なくなったり、抵抗体の抵抗特性が悪くなる
。又上記モル比が0.4より少ないと、タングステン化
合物と金属ホウ化物の反応によって生成する導電物が少
なく、導電に寄与するのは専ら未反応の金属ホウ化物で
あり、タングステン化合物添加の効果が認められず、高
抵抗側での抵抗特性が悪くなる。 尚、本発明では、前述のように反応によりタングステン
ホウ化物やタングステンが抵抗体中に導電物として生成
されるが、最初からこれらのタングステンホウ化物やタ
ングステンを抵抗ペーストの構成成分とした場合は、導
電粉とガラスとのぬれ性が悪く、又凝集しやすいため、
本発明のような非酸化性雰囲気中焼成によって得られる
均一な導電パスを得ることは困難である。 さらに、本発明の抵抗体製造用組成物は、二酸化チタン
又はチタン酸バリウムを構成成分として含むことを特徴
としている。二酸化チタン又はチタン酸バリウムの添加
効果は、特に、ハイブリッドICで使用頻度が高いIK
Ω/口〜100にΩ/口の抵抗体の静電耐圧特性(ES
D)や短時間過負荷特性(STOL)等の耐電圧特性の
向上にある。二酸化チタン又はチタン酸バリウムは、前
記金属ホウ化物、タングステン化合物及び後述のガラス
フリットの合計量に対して015〜5重量%、好ましく
は1〜31E量%添加するのが良い。 なぜならば、このような添加量により、抵抗体の耐電圧
特性が著しく向上することが見出だされたからである。 この重量%が0.5重量%より少ないと二酸化チタン又
はチタン酸バリウムの添加効果は十分ではなく、逆に5
重量%より多くても、0.5〜5重量%添加の効果より
顕著な抵抗体特性の向上は見られず、かえって抵抗値の
バラツキ等が大きくなってしまう。 ガラスフリットは、実質的に非酸化性雰囲気中の焼成に
おける軟化、流動、焼結の際に、抵抗体中に導電ネット
ワーク形成を助け、導電物とカラス量による抵抗値調整
の役割と、基板と抵抗体を接着させる役割と、膜強度の
向上の役割を果たしている。 ガラスフリットとして、Bad、CaO5SCaO35
rO5i 02 、B20s 、Z ro□、5nOz
 、Ti12.A1203等の複数の酸化物を構成成分
とするものを使用することができる。 たとえば、BaO等のアルカリ土類酸化物が20〜50
重量%、B2O3が10〜30重量%、S i 02が
20〜30重量%、ZrO2及びZrO2と置換可能な
5no2、Ti 02等4価の金属酸化物が10重量%
以下の金属酸化物を構成成分とするものなどを使うこと
ができる。 カラスフリットは通常の方法によって製造することかで
き、B a COsやMgO等のガラスフリット構成成
分の炭酸塩や酸化物を所望の割合で混合し、加熱溶融し
、急冷後ボールミル等による粉砕により、平均径を5μ
m程度に調整したものを使うことができる。 本発明で使用する有機ビヒクルは特定のものである必要
はなく、抵抗ペーストを製造するのに一般に使用されて
いるもので良い、有機ビヒクルは、溶剤、樹脂及び微藍
の添加剤を構成成分とし、上述の金属ホウ化物、タング
ステン化合物、二酸化チタン又はチタン酸バリウム、及
びガラスフリットを均一に分散させてペースト状にして
、このようにして得られた抵抗ペーストをスクリーン印
刷により基板上に所定の回路パターンを形成し乾燥する
ことができる。 溶剤は、その例として、アルコール類、エステル類、エ
ーテル類、ケトン類等をあげることができ、例えば、テ
ルピネオール、プロピオン酸エチル、ジエチルジブチル
エーテル、メチルエチルゲトン等を使うことができる。 樹脂としては、例えば、エチルセルロース、ニトロセル
ロース等のセルロース系樹脂やブチルメタアクリレート
、メチルメタアクリレート等のアクリル系樹脂等を使う
ことができる。添加剤としては、例えばレシチンやステ
アリン酸等をペーストの粘度調整用等の目的で使うこと
ができる。ビヒクル中の樹脂成分は、通常1〜50重量
%とするのが良い。 有機ビヒクルは、抵抗体製造用組成物全体の約20〜4
0重量%であり、ビヒクルは多すぎても、少なすぎても
スクリーン印刷により適当な抵抗体パターンが得られな
い、ビヒクルは、乾燥及び焼成過程で揮発又は分解する
【実施例1 (実施例1) LaBg(新日本金属(株)製、Fグレード)をエタノ
ール溶媒中で、ジルコニアボール(5市φ)の使用で、
ボールミル粉砕し、BET平均径0.8μmのL a 
B aを使用した。WO3(東京鉄鋼(株)製)は、平
均径0.08μmの超微粉を用いた。T i O2及び
B aT i Osは、関東化学(株)製の一級試薬を
用いた。 ガラスフリットは、BaOが48.1重量%、B20.
が20.8重量%、S i O2が25.5重量%、Z
rO□が5.7重量%の組成で、平均径か約5μmの粉
末の形で用いた。 ビヒクルは、溶剤としてテルピネオール、樹脂としてエ
チルセルロースからなるものを用いた。 ビヒクルを抵抗ペーストの33重量%とし、LaB6 
、WO3、Ti 02又はB a T i Os、及び
ビヒクルを第2表に示した割合で秤量混合しな。 具体的な調合の例を示すと、WO3/LaBa=2.1
 (モル比)、(wo s 十L a B a ) /
力。 ラス=10/90(重量比)、およびT i O2が1
.2%の場合は、WOs : 0.945g、LaB、
:0.395g、ガラスフリット=12.060g、T
iO2二〇、160g、ビヒクル=660gである。こ
のような混合物を三本ロールミルで混練しペーストとし
た。他の調合の場合も、各構成成分の所定重量を秤量混
合して同様に混練しペーストとした。 これらのペース
トを通常の厚膜法にしたがって、前もってCu$f!を
形成しであるアルミナ基板上に膜厚的40μmのパター
ンを形成し、30分間のレベリング後、120″Cで1
0分間乾燥し、窒素雰囲気のベルトコンベア炉で焼成し
て抵抗体を形成した。焼成は最高温度900℃で10分
間保持し、全体で1時間の焼成時間で行った。 抵抗値の変動係数(CV)は、(1)式を用いて算出し
な。 また、抵抗の温度係数(TCR)は、−55℃、25℃
、125℃の各々の抵抗値を測定して、(2)および(
3)式を用いて冷時温度係数(CTCR)と熱時温度係
数(HTCR)を算出した。 電流ノイズは、ノイズメータ(Q u a n −T 
ach社製造)を使用して測定した。 抵抗体の耐電圧特性は、第1図に示したようにIMΩの
抵抗Rと200pFのキャパシタCを有する測定回路の
静電耐圧特性(ESD)測定装置を用いて、100OV
を時間間隔1秒で、スイッチSにより5回印加した前後
の抵抗値の変化を(4)式を用いて算出した。 実施例1の結果を第2表に示す。 (この頁以下余白) Cv= ay Ri=試料試料紙抗値(Ω/口) (2)〜(3)式中、 R−ssニー55℃における抵抗値(Ω/口)R25:
  25℃における抵抗値(Ω/口)RI2S : 1
25℃における抵抗値(Ω/口)X100 (%) ・ ・ ・ (1) (4)式中、 RO:初期抵抗値(Ω/口) Rx:印加後の抵抗1ii(Ω/口) 注1)添加物の重量%は、WO2+S r B6+ガラ
ス量の合計重量に対する値。 滋)本土し噴IC号5卓本上し串交Cす6(比較例1〜
2) 第2表には、タングステン化合物の金属ホウ化物に対す
るモル比が4〜0.4の範囲にないという点では本発明
の特許請求範囲外であるが、実施例1と同様に作成され
た比較例1(*を付す)と、T i O2又はB a 
T i Osの量が本発明の特許請求範囲外であるが、
実施例1と同様に作成された比較例2(**を付す)も
−緒に示されている。 第2表から明らかなように、比較例1は、CV値が大き
く、TCHの値がマイナスに大きすぎて、実用に耐え難
い抵抗体である。また、比較例2は、ESD特性以外の
特性は、空気中焼成用酸化ルテニウム系抵抗体に匹敵す
るものの、ESD特性かやや劣っている。一方、本発明
の抵抗ペーストから得られた抵抗体は、ESD特性も良
好な抵抗体特性を示している。 (実施例2) T i B2 、 Nb B2 、及びW2B5は新日
本金属〈株)製の粉末を、WO2、CeB6 、及び5
rB6は(株)高純度化学研究所製の粉末を原料とし、
これらの粉末を第3表に示す配合で03〜0.8μmの
BET平均径まで粉砕した以外は、実施例1と同様に抵
抗ペーストを製造し、アルミナ基板に回路パターンをス
クリーン印刷した後に、窒素雰囲気焼成により得られた
抵抗体を評価した。その結果を第3表に示す。 (比較例3〜4) 第3表には、タングステン化合物の金属ホウ化物に対す
るモル比か4〜0.4の範囲にないという点では本発明
の特許請求範囲外であるが、実施例2と同様に作成され
た比較例3(本を付す)と、TiO□又はB aT i
 03の量が本発明の特許請求範囲外であるが、実施例
2と同様に作成された比較例4(*本を付す)も−緒に
示されている。 第3表から明らかなように、比較例3は、CV値か太き
(、TCHの値がマイナスに大きすぎて、実用に耐え難
い抵抗体である。また、比較例4は、ESC特性以外の
特性は、空気中焼成用酸化ルテニウム系抵抗体に匹敵す
るものの、ESC特性がやや劣っている。一方、本発明
の抵抗ペーストから得られた抵抗体は、ESD特性も良
好な抵抗体特性を示している。 (実施例3) 第4表に示す配合で用意した粉末を0.3〜0゜8μm
のBET平均径まで粉砕した以外は、実施例1と同様に
調製し測定した結果を第4表に示す。 尚、WO□、5rB6は、(株)高純度化学研究所製の
粉末を使用した。 (比較例5〜6) 第4表には、タングステン化合物の金属ホウ化物に対す
るモル比が4〜0.4の範囲にないという点では本発明
の特許請求範囲外であるが、実施例3と同様に作成され
た比較例5(*を付す)と、T i O2又はBaTi
Osの量が本発明の特許請求範囲外であるが、実施例3
と同様に作成された比較例6(**を付す)も−緒に示
されている。 第4表から明らかなように、比較例5は、CV値が大き
く、TCHの値がマイナスに大きすぎて、実用に耐え難
い抵抗体である。また、比較例6は、ESC特性以外の
特性は、空気中焼成用酸化ルテニウム系抵抗体に匹敵す
るものの、ESD特性がやや劣っている。一方、本発明
の抵抗ペーストから得られた抵抗体は、ESC特性も良
好な抵抗体特性を示している。 【発明の効果】 以上のように、本発明による、タングステン化合物、金
属ホウ化物、二酸化チタン又はチタン酸バリウム、カラ
スフリット及び有機ビヒクルを構成成分とする抵抗体製
造用組成物を、実質的に非酸化性雰囲気中で焼成して得
られる抵抗体は、耐電圧特性が優れており、銅伝導体と
共に使うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の評価に使用した静電耐圧特性測定装
置の概略説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)希土類ホウ化物、アルカリ土類ホウ化物、周期律
    表IVa族のホウ化物、及びVa族のホウ化物からなる群
    から選ばれた一種以上の金属ホウ化物、 (b)タングステン酸化物とタングステンホウ化物から
    選ばれた一種以上のタングステン化合物、(c)二酸化
    チタン又はチタン酸バリウム、(d)ガラスフリット、
    及び (e)有機ビヒクル、を構成成分とし、 前記タングステン化合物の量はガラスフリットの5モル
    %を超え且つ40モル%を超えない量で、又前記タング
    ステン化合物の前記金属ホウ化物に対するモル比が4〜
    0.4であり、且つ前記二酸化チタン又はチタン酸バリ
    ウムの量は、前記金属ホウ化物、タングステン化合物及
    びガラスフリットの合計量に対して0.5〜5重量%で
    あることを特徴とする抵抗体製造用組成物。
JP1214230A 1989-08-22 1989-08-22 抵抗体製造用組成物 Pending JPH0378201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1214230A JPH0378201A (ja) 1989-08-22 1989-08-22 抵抗体製造用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1214230A JPH0378201A (ja) 1989-08-22 1989-08-22 抵抗体製造用組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0378201A true JPH0378201A (ja) 1991-04-03

Family

ID=16652345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1214230A Pending JPH0378201A (ja) 1989-08-22 1989-08-22 抵抗体製造用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0378201A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4476039A (en) Stain-resistant ruthenium oxide-based resistors
EP0633580A1 (en) Power surge resistor pastes
CN115461825A (zh) 厚膜电阻糊、厚膜电阻体和电子部件
EP1632958B1 (en) A thick-film resistor paste, a thick-film resistor manufactured using the thick-film resistor paste and an electronic device comprising the thick-film resistor
US20040043885A1 (en) Thick film compositions containing pyrochlore-related compounds
JPH0378201A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH0378205A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH03201402A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH03201406A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH0378202A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH03201403A (ja) 抵抗体製造用組成物
WO2021221175A1 (ja) 厚膜抵抗ペースト、厚膜抵抗体、及び電子部品
JPH0378207A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH03201405A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH0378206A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH0378203A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH0378204A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH03201401A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH03201407A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH03201404A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH02212334A (ja) 抵抗体製造用組成物
JPH02212333A (ja) 抵抗体製造用組成物
WO2021221172A1 (ja) 厚膜抵抗ペースト、厚膜抵抗体、及び電子部品
JPH02265209A (ja) 抵抗体製造用組成物
JP2023135971A (ja) 厚膜抵抗ペースト、厚膜抵抗体、及び電子部品