JPH037739Y2 - - Google Patents

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JPH037739Y2
JPH037739Y2 JP5935584U JP5935584U JPH037739Y2 JP H037739 Y2 JPH037739 Y2 JP H037739Y2 JP 5935584 U JP5935584 U JP 5935584U JP 5935584 U JP5935584 U JP 5935584U JP H037739 Y2 JPH037739 Y2 JP H037739Y2
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JP
Japan
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ceramic block
inner cylinder
temperature
heat
heat shielding
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JP5935584U
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JPS60176359U (ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスタービン燃焼器における熱遮蔽体
の温度調節構造に関するものである。
ガスタービンにおいてはガス温度を、現在より
遥かに高い1500℃程度に高温化して効率の向上を
図ることが行われている。この場合ガスタービン
燃焼器の金属製内筒壁面を高温から保護して、そ
の機械的強度を維持することが必要であり、これ
が達成されないときには、ガスの高温化による効
率の向上は望み得ない。
そこで本考案者は先に耐熱性のブロツク、例え
ば炭化硅素により作られたセラミツクブロツクに
より、内筒壁面を被覆して効果的に保護できる、
次のような構造を提案した。即ち第1図に示す部
分斜視図のように、冷却空気流通空間1を隔てて
外筒2を配置して構成される、ガスタービン燃焼
器の内筒3の高温曝露壁面の軸方向に、左右上部
に支持用突出部3aを備えた支持体3bを設ける
(支持体3bを別に耐熱性材により作つて固定し
てもよい。)。一方第2図の斜視図に示すセラミツ
クブロツク4、即ちT形支持部4aを裏面中心に
備えて、上記内筒3の支持用突出部3aにより支
持される溝4bが左右端部に形成され、かつ内筒
3との間に第3図の冷却空気流通用空隙5を作る
厚さのセラミツクブロツク4を作る。そしてこれ
を第3図に示す断面図のように、支持用突出部3
aがセラミツクブロツク4の支持溝4b内に入る
ように、内筒3の端部から嵌めこんだのち、例え
ば第3図に示すように内筒3に設けたねじ孔6内
にねじこまれるねじ7により、高耐熱性の断熱パ
ツキン(例えばセラミツクフアイバ)8と、固定
用棒体(例えばセラミツクロツド)9を介して、
セラミツクブロツク4を押上げて固定し、内筒3
を貫通して設けた図示しない連結孔により、冷却
空気流通空間1を流れる冷却空気を、冷却空気流
通空隙5内にも流すようにしたものである。この
構造によれば金属製の内筒3の表面は、冷却空気
により冷却されるセラミツクブロツク4と、空隙
5を介して高温から遮蔽され、内筒3は内外面か
ら冷却空気により冷却される。従つて内筒3はガ
スの高温から保護され、その機械的強度を長期間
に亘つて維持できる。
また、冷却空気流通空間1を流れる冷却空気
は、セラミツクブロツク4の表面を冷却し、セラ
ミツクブロツク4の温度を許容温度以下に保つて
いる。しかしながら、セラミツクブロツク4のガ
ス側表面は高温の燃焼ガスに接触しているため、
セラミツクブロツク4の内部に温度差とそれに伴
なう熱応力が生じ、過度の冷却は熱応力を増大さ
せセラミツクブロツク4の破損を招く可能性があ
る。したがつてセラミツクブロツク4の内部に生
じる温度差をできるだけ小さくし、熱応力を軽減
することが信頼性向上のために重要であり、この
ためにはセラミツクブロツク4表面の冷却を制御
し、セラミツクブロツク4の平均温度を許容温度
の範囲内でできるだけ高くすれば良い。また、セ
ラミツクブロツク4の平均温度を高くすれば、失
火しにくくなるなど、燃焼の安定性も増大するた
め、燃焼性能の向上も同時に期待できる。
一方、金属製の内筒3は充分な冷却をおこなう
必要があり、セラミツクブロツク4の冷却を制御
する際には、内筒3の冷却性能に影響を与えない
方法でなければならず、冷却空気の流量調節によ
る方法は使用できない。
本考案はセラミツクブロツクの温度調節構造の
提供を目的とするもので、次に図面を用いてその
詳細を説明する。
第4図は本考案の一実施例を示す部分断面図で
あつて、本考案の特徴とするところは、セラミツ
クブロツク4の内筒3側の面に温度調節体10を
設けて、これにより冷却空気流通空隙へ流れる熱
の伝達率を変え、セラミツクブロツク4の温度を
適切な温度に保持すると共に、内部に生じる温度
差を小さくし、これによりセラミツクブロツク4
の熱応力の軽減と燃焼性能の向上がはかれる点に
ある。
即ち第4図のように内筒側の面に断熱材例えば
酸化アルミAO3フアイバ10を例えば仮接着
し、更にこの上に耐熱性支持板例えばセラミツク
11を例えば仮接着したセラミツクブロツク4
を、その左右の支持溝4b内に内筒側の支持用突
出部3aが入るように差込んだのち、内筒3に螺
入されるねじ7により、断熱パツキン8と耐熱性
の固定用棒体9を介して支持板11を押上げて固
定するようにしたものである。
以上本考案を一実施例により説明したが、輻射
シールド板を複数枚第5図のように耐熱性の間隔
材12を間に入れて、冷却空気流通空隙5内に押
込むようにして、前記第4図の部分断面図のよう
にねじ7、断熱材8、固定用棒体9を用いること
なくセラミツクブロツク4の温度保持と固定を行
うようにすることがでる。また温度調節体10と
して第6図の部分断面図のように、波形に折曲げ
た輻射シールド板(例えばステンレス板)を用い
てもよい。また第7図に示す部分断面図のよう
に、波形に折曲げた輻射シールド板10を、冷却
空気流通空隙5内に無理に押しこむようにして、
セラミツクブロツク4の温度の保持と固定を行う
ようにしてもよい。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば熱遮蔽用セラミツクブロツクの内部に生じる温
度差を小さくすることによる熱応力の軽減と共に
平均温度の上昇による燃焼性能の向上を簡単に実
現できるもので、高温ガスタービン燃焼器の実現
に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は従来のセラミツ
クブロツクによる熱遮蔽構造の説明図、第4図は
本考案の一実施例を示す部分断面図、第5図、第
6図および第7図は本考案の変形例を示す部分断
面図である。 1……冷却空気流通空間、2……外筒、3……
内筒、3a……支持用突出部、3b……支持体、
4……セラミツクブロツク、4a……T形支持
部、4b……支持用溝、5……冷却空気流通空
隙、6……ねじ孔、7……ねじ、8……断熱パツ
キン、9……固定用棒体、10……温度調節体、
11……支持板、12……間隔材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右両端の横方向に設けた熱遮蔽用セラミツク
    ブロツクの支持用溝部を、内筒壁面に設けた支持
    体の上部支持用突出部により支承して、熱遮蔽用
    セラミツクブロツクを内筒壁との間に冷却空気流
    通空隙を作るように内筒壁面に固定した構造にお
    いて、上記セラミツクブロツクの内筒側の面に温
    度調節体を設けて、セラミツクブロツク内部の温
    度差を小さくすると共にセラミツクブロツクの平
    均温度を上昇させ燃焼性能を向上させたガスター
    ビン燃焼器における熱遮蔽用セラミツクブロツク
    の温度調節構造。
JP5935584U 1984-04-24 1984-04-24 ガスタ−ビン燃焼器における熱遮蔽用セラミツクブロツクの温度調節構造 Granted JPS60176359U (ja)

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JP5935584U JPS60176359U (ja) 1984-04-24 1984-04-24 ガスタ−ビン燃焼器における熱遮蔽用セラミツクブロツクの温度調節構造

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JP5935584U JPS60176359U (ja) 1984-04-24 1984-04-24 ガスタ−ビン燃焼器における熱遮蔽用セラミツクブロツクの温度調節構造

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JPS60176359U JPS60176359U (ja) 1985-11-22
JPH037739Y2 true JPH037739Y2 (ja) 1991-02-26

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JP5935584U Granted JPS60176359U (ja) 1984-04-24 1984-04-24 ガスタ−ビン燃焼器における熱遮蔽用セラミツクブロツクの温度調節構造

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JPS60176359U (ja) 1985-11-22

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