JPH0377388B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0377388B2
JPH0377388B2 JP2089787A JP2089787A JPH0377388B2 JP H0377388 B2 JPH0377388 B2 JP H0377388B2 JP 2089787 A JP2089787 A JP 2089787A JP 2089787 A JP2089787 A JP 2089787A JP H0377388 B2 JPH0377388 B2 JP H0377388B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape memory
shape
memory alloy
heating
alloy
Prior art date
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Expired
Application number
JP2089787A
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English (en)
Other versions
JPS63189673A (ja
Inventor
Minoru Yabuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2089787A priority Critical patent/JPS63189673A/ja
Publication of JPS63189673A publication Critical patent/JPS63189673A/ja
Publication of JPH0377388B2 publication Critical patent/JPH0377388B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Transmission Devices (AREA)
  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は形状記憶合金を利用したアクチユエー
ターの改良に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
Ni−Ti合金などの形状記憶効果を利用したア
クチユエーターは種々のものが公知である。これ
らの多くのものは形状記憶合金自体に二方向特性
を持たせると高、低温側それぞれの形状を正確に
設定できないことから、一方向特性を有する形状
記憶合金を利用している。一方向性形状記憶合金
を使つて二方向の特性を得る方法としては、バイ
アス法と差動式二方向素子がある。これらの方法
としては低温で軟かく高温で硬い性質を利用した
もので例えばバイアス法としては第4図に示すも
のがある。
すなわち形状記憶合金コイル15とコイルばね
16をストツパー17を介して中心軸18に並列
して配置したもので低温のときはコイルばねのバ
イアス力により形状記憶コイルは収縮した形状と
なつているが、形状記憶コイルを加熱して高温に
なるとコイルばねのバイアス力に打勝つて形状記
憶コイルが伸びストツパーを図面上右方に押し、
中心軸が右方に移動する。加熱を止めて低温にな
るとコイルばねのバイアス力が強くなり、形状記
憶コイルを押戻し、ストツパー、中心軸を左方に
移動させる。このような動作を繰り返して中心軸
に二方向の駆動力を付与するものである。
また差動式は第4図のコイルばね16に代え
て、これも形状記憶コイルとし、左右2個の形状
記憶コイルを交互に加熱して上記と同様に二方向
の駆動力を得るものである。しかしこのようなバ
イアス式、差動式においてはいずれも加熱時に記
憶された形状へ復帰する性質を利用しているため
低温になると元の位置に戻つてしまう。移動させ
た位置に維持する場合は記憶形状を維持するに必
要な期間は常にその温度を保持する必要がある。
すなわち上記の第4図のバイアス式においてスト
ツパーを右方に移動し、そのまま一定時間を維持
したい場合は形状記憶コイルに一定時間継続し
て、一定の温度に保持する必要があつた。通常形
状記憶コイルの加熱方法としてはコイルに直接通
電し加熱する方法、熱風による加熱などが考えら
れているが、電流制御装置、タイマーなどの調整
装置、熱風加熱装置などが必要とされ、したがつ
てコスト高となり、また設置場所などの制約もあ
つてこの種の駆動装置の利用面に大きな障害とな
つていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者は上記の問題について検討した結果、
形状記憶合金を加熱して必要とする形状に復帰さ
せて一方向に駆動させ、加熱を止め冷却してもこ
の状態を維持しており、次に他方の形状記憶合金
を加熱すると他の一方向に駆動し、加熱を止め冷
却してもこの状態を維持する。すなわち低温時に
おいても任意の2位置を選択できるアクチユエー
ターを開発したものである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明は複数の形状記憶合金を弓状もしくは円
錐形状に記憶させ、この内の単数または複数の形
状記憶合金を記憶形状と対称形に反転させてシヤ
フトに並列して組合せ、加熱により、その組合せ
た形状記憶合金を反転させ、シヤフトを二方向に
駆動させることを特徴とするアクチユエーターで
ある。
すなわち本発明は第1図に示すようにNi−Ti
合金などからなる形状記憶合金の短冊状の板を、
第1図aに示すように弓状に形状記憶させる。こ
れを第1図bの1のように記憶形状と対称形に反
転させたものを1枚と弓状に形状記憶させたもの
2と並列してストツパー3を介してシヤフト4に
挿通したものである。そして記憶合金板1,2の
上下端は固定具5,5′により固定され、リード
線6,6′により形状記憶合金板は1,2に通電
加熱できるようになつており、形状記憶合金板は
夫々電気的、熱的に絶縁してアクチユエーターと
したものである。この作動について説明すると第
1図bの状態において形状記憶合金1および2が
低温で安定であるときリード線6,6′に通電し
形状記憶合金1を所定の温度に加熱すると第1図
cに示すように形状記憶合金1は記憶された元の
形状に戻る。この際形状記憶合金2はbの記憶形
状からcのように飛び移り座屈して反転し、シヤ
フト4は右方に駆動して加熱を止めて冷却されて
も、この状態において安定静止する。次にこの状
態のとき形状記憶合金板2を通電加熱すると第1
図dのように形状記憶合金2は記憶された元の形
状に戻り、形状記憶合金1は飛び移り座屈して反
転し、シヤフト4は左方に駆動し、この状態で安
定静止する。上記の作動を繰り返し行うことによ
りシヤフトに二方向の断続、または連続した駆動
を付与することが可能となる。しかして本発明は
形状記憶合金の少なくとも1個を記憶形状から反
転させて組合せてあるため、これが作動時に飛び
移り反転し座屈状態となるため冷却時に安定静止
状態が維持できるものである。
本発明において使用する形状記憶合金の数は2
枚以上の複数枚が使用でき、この内の半数枚を記
憶形状から反転させて組合せたものとした方が作
動時の力のバランス上好ましい。また短冊状でな
く円板を円錐形状にしたものを使用してもよい。
形状記憶合金としてはNi−Ti合金の他これに
Fe、Coなど第3元素を添加したNi−Ti系合金、
およびCu−Al−Ni、Cu−Au−ZnなどのCu系合
金の他通常使用される形状記憶合金が適用でき
る。さらに形状記憶合金の加熱方法としては通電
加熱の他、熱風、ガス炎など通常の加熱方法が利
用できる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例について説明する。
第2図に示すように弓状もしくは円錐形状の
Ni−Ti合金からなる形状記憶合金1,2間に絶
縁シート7を介在させ、この中央に小孔8を設け
シヤフト4を貫通させ、ストツパー3,3′がカ
シメなどにより取付けられている。さらに形状記
憶合金1,2の両端には端子9,9′および10,
10′が絶縁ブロツク11,11′および12,1
2′により圧着されている。絶縁ブロツクはケー
ス13,13′に複数のボルト14により強固に
組込まれている。なお、シヤフト、ストツパーは
絶縁材で製作されているか、もしくは必要な絶縁
処理が施されている。
上記の形状記憶合金の組合せは第2図の1の形
状記憶合金の場合は第1図aに示す形状に記憶し
たものを第1図bの1の如く常温において記憶形
状と対称形に反転させて組込んだものであり、一
方の形状記憶合金2は、この形状に記憶したもの
を組込むものである。
このアクチユエーターは第2図の状態において
常温で安定静止しているものである。しかして、
第2図の形状記憶合金1に端子9,9′により通
電すると形状記憶合金1が加熱されて元の形状に
戻り、第3図に示すように右方に移動する。この
際形状記憶合金2は飛び移り反転し記憶した形状
と逆の方向に座屈すると共にシヤフトは右方に移
動し、この状態で安定静止する。次に第3図の形
状記憶合金2に通電すると、この合金は記憶した
形状に戻り第2図に示すように反転し、この結果
シヤフトは左方へ移動し、安定静止する。このよ
うに形状記憶合金1および2に交互に通電加熱す
ることによりシヤフトを断続または連続させて駆
動することが可能である。
上記において形状記憶合金1を記憶させた形状
から反転させて組合せた例について説明したが、
反転させる合金は1,2いずれでもよく、最初の
加熱は反転させた合金に付与すれば、その合金が
元の形状に戻るため、その力により別の合金が反
転して座屈状態となり、以後交互に加熱すること
により二方向の駆動が得られるものである。
〔効果〕
以上に説明したように本発明によれば複数の形
状記憶合金を交互に加熱することにより形状を反
転させてシヤフトを移動し二方向の往復運動を付
与することができると共に加熱を止めて低温にな
つてもその位置を維持することができる。また必
要な2位置に選択して維持することができるなど
極めて顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアクチユエーターの作動状態
を示す模式図、第2図および第3図は本発明の一
実施例を示す側断面図、第4図は従来のアクチユ
エーターの作動状態を示す模式図である。 1……反転して組合せた形状記憶合金、2……
形状記憶合金、3,3′……ストツパー、4……
シヤフト、5……固定具、6……リード線、7…
…絶縁体、8……小孔、9,9′,10,10′…
…端子、11,11′,12,12′……絶縁ブロ
ツク、13,13……ケース、14……ボルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の形状記憶合金を弓状もしくは円錐形状
    に記憶させ、この内の単数または複数の形状記憶
    合金を記憶形状と対称形に反転させてシヤフトに
    並列して組合せ、加熱によりその組合せた形状記
    憶合金を反転させ、シヤフトを二方向に駆動させ
    ることを特徴とするアクチユエーター。
JP2089787A 1987-01-31 1987-01-31 アクチユエ−タ− Granted JPS63189673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2089787A JPS63189673A (ja) 1987-01-31 1987-01-31 アクチユエ−タ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2089787A JPS63189673A (ja) 1987-01-31 1987-01-31 アクチユエ−タ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189673A JPS63189673A (ja) 1988-08-05
JPH0377388B2 true JPH0377388B2 (ja) 1991-12-10

Family

ID=12040015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2089787A Granted JPS63189673A (ja) 1987-01-31 1987-01-31 アクチユエ−タ−

Country Status (1)

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JP (1) JPS63189673A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63189673A (ja) 1988-08-05

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