JPH037732Y2 - - Google Patents

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JPH037732Y2
JPH037732Y2 JP6737085U JP6737085U JPH037732Y2 JP H037732 Y2 JPH037732 Y2 JP H037732Y2 JP 6737085 U JP6737085 U JP 6737085U JP 6737085 U JP6737085 U JP 6737085U JP H037732 Y2 JPH037732 Y2 JP H037732Y2
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JP
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ceramic member
ceramic
heating wire
cross
lead wires
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JP6737085U
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  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はセラミツクグロープラグに関し、特に
温度サイクルに対する耐久性を向上させる技術に
関する。
〈従来の技術〉 例えばデイーゼルエンジンにおいて、燃焼室を
加熱することにより圧縮温度を高めて始動を確実
にする方法として、グロープラグを燃焼室へ挿入
するいわゆるグロープラグ方式がある。かかるグ
ロープラグを第4図及び第5図に示す(実開昭58
−56169号公報参照)。
すなわち、図において、セラミツクグロープラ
グ1は棒状のセラミツク部材2の先端部にタング
ステン製の電熱線3を埋設してヒータ部4を構成
したものである。
前記電熱線3の両端には夫々通電用のリード線
5,6が接続される。リード線5は、接続部5a
からセラミツク部材2の軸方向に延設され、セラ
ミツク部材2の他端部において接合キヤツプ7に
接続し、外部リード線8及び中心電極9を介して
電源部に接続される。一方、リード線6は、接続
部6aからセラミツク部材2の軸方向に延設され
てから略直角に方向を転じ、セラミツク部材2の
外周面において保護外筒10に接続され機関本体
に接地されるようにしてある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上記従来のセラミツクグロープ
ラグ1によると、電熱線3を形成するタングステ
ンの加工性が悪いため、例えば第6図に示すよう
に小径の電熱線3を比較的大径のリード線5,6
に巻付けることによつてリード線5,6との接続
を行つている。また、このような巻付けによる接
続は、セラミツク部材2の先端部から等距離の位
置で行われるようにしてあつた。
従つて、セラミツク部材2を電熱線3とリード
線5,6との接続部で軸に直交する方向に断面す
ると(第7図参照)、他の部分に比べ電熱線3や
リード線5,6等の金属部が占める割合が大き
い。すなわち、他断面においてセラミツク部材2
の断面に占める金属部は、2本の電熱線3若しく
は2本のリード線5,6であるが、接続部での断
面では2本のリード線5,6と夫々に巻装された
2本の電熱線3が断面を占めることになる。
ところで、セラミツク部材2はヒータ部4の昇
温特性を向上させ、かつ熱衝撃による割れの発生
を防止するため極力小径に形成されるため、断面
に占める前記金属部(リード線5,6及び電熱線
3)の割合は耐久性に大きく影響する。すなわ
ち、セラミツク部材2の断面における金属部の面
積が大きくなると、金属部の熱膨脹差によつて生
じる応力が大きいため、セラミツク部材2にクラ
ツクが発生する。このため、従来、特にセラミツ
ク部材2の電熱線3とリード線5,6との接続部
5a,6aが埋設される部分に、温度サイクルに
よつてクラツクが発生する惧れがあつた。
本考案は、このような問題点に鑑みなされたも
のであり、温度サイクルによるセラミツク部材の
クラツクの発生を防止することによつて、セラミ
ツクグロープラグの耐久性を向上させることを目
的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 そのため本考案では、電熱線とリード線との接
続部をセラミツク部材の軸方向に夫々ずらして配
設する。すなわち、セラミツク部材を軸に直交す
る方向に断面した時に、同一断面に2つの接続部
が存在しないようにする。
〈作用〉 このように、夫々の接続部をセラミツク部材の
軸方向に夫々ずらして配設することによつて、セ
ラミツク部材断面に占めるリード線や電熱線等の
金属部の面積を減少させることができ、温度サイ
クルによる熱膨脹差によつて生じる応力を低下さ
せることができる。
従つて、温度サイクルによるセラミツク部材の
クラツクの発生を抑止でき、セラミツクグロープ
ラグの耐久性を向上させることができる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。尚、従来例と同一要素には同一符号を付し
て説明を省略する。
第1図に示すセラミツクグロープラグ1におい
て、リード線5,6と電熱線3との接続部5a,
6aを、セラミツク部材2の軸方向にずらして設
ける。このように接続部5a,6aを散在させる
ことにより、以下に示すようにセラミツク部材2
の断面に占めるリード線や電熱線等の金属部の面
積を減少させることができる。
すなわち、第2図は接続部6a付近でセラミツ
ク部材2をその軸に直交する方向に断面したもの
であり、この場合従来例(第7図参照)に比べリ
ード線5の断面積が減少されていることが分か
る。また、第3図は接続部5a付近を第2図と同
様に断面したものであり、この場合はリード線6
に巻付けられる電熱線3の断面積が減少される。
このように本実施例によると、接続部5a,6a
が埋設される部分のセラミツク部材2断面におけ
る電熱線3やリード線5,6等の金属部が占める
割合を減少させることができる。
従つて、かかるセラミツクグロープラグ1によ
ると、ヒータ部4が短時間で加熱されたり、ま
た、燃焼ガスの影響によつて温度変化を繰り返し
ても、セラミツク部材2の断面に占める金属部の
面積が減少されることから、熱膨脹差によつて生
じる応力が低下される。このため、セラミツク部
材2のクラツク発生が抑止され、セラミツクグロ
ープラグ1の耐久性を向上させることができる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によると、電熱線と
リード線との接続部夫々をセラミツク部材の軸方
向にずらして配設したことによつて、セラミツク
部材の断面に占める電熱線やリード線等の金属部
の面積を減少させることができ、温度サイクルに
よる金属部の熱膨脹差によつて生じる応力を減少
させ、セラミツク部材のクラツクの発生を抑止す
ることができる。このため、セラミツクグロープ
ラグの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す要部断面図、第
2図は第1図のZ−Z断面図、第3図は第1図の
Y−Y断面図、第4図は従来例を示す部分断面
図、第5図は同上従来例を示す要部断面図、第6
図は同上従来例の要部拡大図、第7図は第5図の
X−X断面図である。 1……セラミツクグロープラグ、2……セラミ
ツク部材、3……電熱線、4……ヒータ部、5,
6……リード線、5a,6a……接続部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状セラミツク部材の先端部に電熱線を埋設し
    てヒータ部を構成すると共に、前記電熱線の両端
    部に前記セラミツク部材に埋設される通電用のリ
    ード線の両端部を夫々巻付け接続したセラミツク
    グロープラグにおいて、前記電熱線とリード線と
    の接続部夫々を前記セラミツク部材の軸方向にず
    らして配設したことを特徴とするセラミツクグロ
    ープラグ。
JP6737085U 1985-05-09 1985-05-09 Expired JPH037732Y2 (ja)

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JP6737085U JPH037732Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

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JP6737085U JPH037732Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

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JPS61186971U JPS61186971U (ja) 1986-11-21
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WO2012099232A1 (ja) * 2011-01-20 2012-07-26 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えたグロープラグ

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JPS61186971U (ja) 1986-11-21

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