JPH0377263B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0377263B2 JPH0377263B2 JP60110997A JP11099785A JPH0377263B2 JP H0377263 B2 JPH0377263 B2 JP H0377263B2 JP 60110997 A JP60110997 A JP 60110997A JP 11099785 A JP11099785 A JP 11099785A JP H0377263 B2 JPH0377263 B2 JP H0377263B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- compact
- doped tungsten
- powder
- density
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
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- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 claims description 4
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- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 7
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Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明はタングステン線又は棒の製品に供する
ドープタングステン圧粉体の製造方法に関するも
のである。
ドープタングステン圧粉体の製造方法に関するも
のである。
<従来の技術>
ドープタングステン圧粉体の製造方法としては
一般に組合わせ式の金型を用いる方法が採用され
ており、最近になつて一部等方圧加圧法の湿式法
が行なわれる様になつて来た。
一般に組合わせ式の金型を用いる方法が採用され
ており、最近になつて一部等方圧加圧法の湿式法
が行なわれる様になつて来た。
<発明が解決しようとする問題点>
組合わせ式の金型を用いてドープタウグステン
圧粉体を製造するには、まず横圧を与えてモール
ドを保持し、次いで上圧をかける方式である。又
圧粉体を取出すには、上圧を抜き横圧を抜くか、
又は上圧と横圧を同時に抜きモールドを分解して
いた。このようにして造つた圧粉体の下部両側部
は粉末とモールド側壁との摩擦で規定の圧力が伝
達されないため、その部分の密度は他よりは小さ
くなり、圧粉体密度にばらつきが生じる。密度の
ばらつきをもつ圧粉体を焼結すると、第4図に示
す様に焼結体は結晶に大小のばらつきがあらわれ
る。加圧力を更に高くすれば、このばらつきはま
すます大となるし、又全体が粗大結晶となり好ま
しくない。
圧粉体を製造するには、まず横圧を与えてモール
ドを保持し、次いで上圧をかける方式である。又
圧粉体を取出すには、上圧を抜き横圧を抜くか、
又は上圧と横圧を同時に抜きモールドを分解して
いた。このようにして造つた圧粉体の下部両側部
は粉末とモールド側壁との摩擦で規定の圧力が伝
達されないため、その部分の密度は他よりは小さ
くなり、圧粉体密度にばらつきが生じる。密度の
ばらつきをもつ圧粉体を焼結すると、第4図に示
す様に焼結体は結晶に大小のばらつきがあらわれ
る。加圧力を更に高くすれば、このばらつきはま
すます大となるし、又全体が粗大結晶となり好ま
しくない。
次に湿式の等方圧加圧法による場合には、上述
した如き加圧の異方性は解除されるものの、湿式
法で細物長尺の圧粉体を製造する場合、ゴム型か
らの圧粉体の取出しが非常に困難であり、圧を高
くして取扱いを容易にすれば、ドープタングステ
ン粉末にはドープ剤を添加しているためインゴツ
ト結晶のばらつきや粗大化現象がますますひどく
なるという問題があり、実際上は直径20mm以下の
細物の長尺物のドープタングステン圧粉体を得る
事は極めて困難であつた。しかるにドープタング
ステン焼結体は、転打加工あるいは線引加工によ
り線又は棒に加工されるため、細い長尺物とする
必要がある。
した如き加圧の異方性は解除されるものの、湿式
法で細物長尺の圧粉体を製造する場合、ゴム型か
らの圧粉体の取出しが非常に困難であり、圧を高
くして取扱いを容易にすれば、ドープタングステ
ン粉末にはドープ剤を添加しているためインゴツ
ト結晶のばらつきや粗大化現象がますますひどく
なるという問題があり、実際上は直径20mm以下の
細物の長尺物のドープタングステン圧粉体を得る
事は極めて困難であつた。しかるにドープタング
ステン焼結体は、転打加工あるいは線引加工によ
り線又は棒に加工されるため、細い長尺物とする
必要がある。
本発明は、上述した金型を用いた方法による場
合の圧粉体密度のばらつき発生という問題を解消
し、かつ湿式の等方圧加圧法による細物の長尺物
の製造の困難性という問題を解決する事を目的と
する。
合の圧粉体密度のばらつき発生という問題を解消
し、かつ湿式の等方圧加圧法による細物の長尺物
の製造の困難性という問題を解決する事を目的と
する。
<問題点を解決するための手段>
本発明で上記目的達成の為に、等方圧加圧法の
乾式法を用いてドープタングステン粉末を加圧成
型し、その際の加圧力を800〜1500Kg/cm2の範囲
となし得られる圧粉体の密度を9.5〜10.5g/cm2
となす方法を採用するものである。
乾式法を用いてドープタングステン粉末を加圧成
型し、その際の加圧力を800〜1500Kg/cm2の範囲
となし得られる圧粉体の密度を9.5〜10.5g/cm2
となす方法を採用するものである。
<実施例並びに作用>
以下本発明を開発するに際して行なつた実験及
びその結果を示し乍ら本発明方法を詳述する。
びその結果を示し乍ら本発明方法を詳述する。
Al2O3、SiO2、K2Oを合計量で1重量%以下含
有せしめたドープタングステン粉末を用い、22φ
×600と10φ×600の圧粉体を等方圧加圧法の
乾式法を用いて製造した。この場合に於ける加圧
力は、700Kg/cm2、800Kg/cm2、1000Kg/cm2、1200
Kg/cm2、1500Kg/cm2、1600Kg/cm2及び2000Kg/cm2
とについて行なつた。この時に得られた圧粉体の
密度は9.0〜10.8g/cm3であつた。
有せしめたドープタングステン粉末を用い、22φ
×600と10φ×600の圧粉体を等方圧加圧法の
乾式法を用いて製造した。この場合に於ける加圧
力は、700Kg/cm2、800Kg/cm2、1000Kg/cm2、1200
Kg/cm2、1500Kg/cm2、1600Kg/cm2及び2000Kg/cm2
とについて行なつた。この時に得られた圧粉体の
密度は9.0〜10.8g/cm3であつた。
圧力が800Kg/cm2未満では圧粉体密度が9.0g/
cm2以下で圧粉体強度が弱く、長さも100〜200mmが
限度で取扱いができなかつた。加圧力800〜2000
Kg/cm2で製作した圧粉体を溶断電流の90%で圧粉
体を発熱体として焼結した。こうして製作したイ
ンゴツトは、加圧力が1500Kg/cm2を越えるものは
第2図(1600Kg/cm2)や第3図(2000Kg/cm2)示
すように結晶のばらつきや粗大結晶が表われる。
加圧力が800Kg/cm2〜1500Kg/cm2で圧粉体密度が
9.5〜10.5g/cm3の範囲にある圧粉体を焼結して
得られた焼結体では第1図(1000Kg/cm2)に示す
様に均一な結晶であつた。
cm2以下で圧粉体強度が弱く、長さも100〜200mmが
限度で取扱いができなかつた。加圧力800〜2000
Kg/cm2で製作した圧粉体を溶断電流の90%で圧粉
体を発熱体として焼結した。こうして製作したイ
ンゴツトは、加圧力が1500Kg/cm2を越えるものは
第2図(1600Kg/cm2)や第3図(2000Kg/cm2)示
すように結晶のばらつきや粗大結晶が表われる。
加圧力が800Kg/cm2〜1500Kg/cm2で圧粉体密度が
9.5〜10.5g/cm3の範囲にある圧粉体を焼結して
得られた焼結体では第1図(1000Kg/cm2)に示す
様に均一な結晶であつた。
<発明の効果>
以上述べて来た如く本発明方法によれば、等方
圧加圧の乾式法を採用している為に、ドープタン
グステン粉末の成型時の加圧力に異方性が無く、
しかも加圧力を800〜1500Kg/cm2の範囲とする事
で細物の長尺物でも取扱いに十分な強度が得られ
ると共に、焼結後の製品には結晶のばらつきや粗
大化現象が生じる事はない。
圧加圧の乾式法を採用している為に、ドープタン
グステン粉末の成型時の加圧力に異方性が無く、
しかも加圧力を800〜1500Kg/cm2の範囲とする事
で細物の長尺物でも取扱いに十分な強度が得られ
ると共に、焼結後の製品には結晶のばらつきや粗
大化現象が生じる事はない。
従つて細物の長尺物を造る必要のあるドープタ
ングステン圧粉体の製造方法として優れたもので
ある。
ングステン圧粉体の製造方法として優れたもので
ある。
第1図は本発明方法により等方圧加圧法の乾式
法で1000Kg/cm2の加圧力で成型したドープタング
ステン圧粉体から得た焼結体の断面組織写真、第
2図及び第3図は等方圧加圧法の乾式法でそれぞ
れ1600Kg/cm2及び2000Kg/cm2で成型したドープタ
ングステン圧粉体から得た焼結体の断面組織写
真、第4図はドープタングステン粉末を組合わせ
式の金型を用いて成型した圧粉体から得た焼結体
の断面組織写真。
法で1000Kg/cm2の加圧力で成型したドープタング
ステン圧粉体から得た焼結体の断面組織写真、第
2図及び第3図は等方圧加圧法の乾式法でそれぞ
れ1600Kg/cm2及び2000Kg/cm2で成型したドープタ
ングステン圧粉体から得た焼結体の断面組織写
真、第4図はドープタングステン粉末を組合わせ
式の金型を用いて成型した圧粉体から得た焼結体
の断面組織写真。
Claims (1)
- 1 タングステン線又は棒の製品に供するドープ
タングステン粉末を、等方圧加圧法の乾式法によ
り、圧力を800〜1500Kg/cm2となし圧粉体の密度
が9.5〜10.5g/cm3となる如くすることを特徴と
するドープタングステン圧粉体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11099785A JPS61266529A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | ド−プタングステン圧粉体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11099785A JPS61266529A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | ド−プタングステン圧粉体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61266529A JPS61266529A (ja) | 1986-11-26 |
JPH0377263B2 true JPH0377263B2 (ja) | 1991-12-10 |
Family
ID=14549777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11099785A Granted JPS61266529A (ja) | 1985-05-22 | 1985-05-22 | ド−プタングステン圧粉体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61266529A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5019330A (en) * | 1990-08-03 | 1991-05-28 | General Electric Company | Method of forming improved tungsten ingots |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5798601A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-18 | Toshiba Corp | Production of tungsten sintered body |
-
1985
- 1985-05-22 JP JP11099785A patent/JPS61266529A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5798601A (en) * | 1980-12-10 | 1982-06-18 | Toshiba Corp | Production of tungsten sintered body |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61266529A (ja) | 1986-11-26 |
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