JPH037673Y2 - - Google Patents

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JPH037673Y2
JPH037673Y2 JP9643186U JP9643186U JPH037673Y2 JP H037673 Y2 JPH037673 Y2 JP H037673Y2 JP 9643186 U JP9643186 U JP 9643186U JP 9643186 U JP9643186 U JP 9643186U JP H037673 Y2 JPH037673 Y2 JP H037673Y2
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JP
Japan
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flange
heat insulating
bare
heat
parts
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JP9643186U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は垂直配管フランジ部の保温構造に関す
る。
従来の技術とそ問題点 熱流体輸送配管係のフランジ部は、定期的に行
なわれる保守点検時にボルトナツト再緊締などの
補修作業を必要とすることがある。従つて第4図
に示されるようにこのようなフランジ部1′を含
む配管2′を保温被覆する場合には、フランジ部
1′近傍の配管2′を裸のまま放置し、フランジ部
補修のための作業空間3′を確保している。配管
2′の裸部21′,21′は、熱を放散し熱エネル
ギーの損失を招くので、その周囲を割型の保温筒
4′で囲繞し、熱放散を防止している。
このようなフランジ部の保温構造に於て、第4
図に示されるように配管2′が垂直の場合、フラ
ンジ部1′より上方側の上保温材51′及び保温筒
4′が配管2′の膨脹、収縮等のためにずり落ちる
危険性があり、ずり落ち防止のための対策が必要
となる。従来このようなずり落ち防止対策とし
て、既に種々の試案があるが比較的ずり落ち防止
効果のよいものは、フランジ部1′の保守点検時
の脱着作業性に問題があり、また脱着作業性のよ
いものは、ずり落ち防止効果に問題があるなど、
いずれも一長一短があつた。
本考案は、このような従来の問題点を一掃する
ことを目的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、垂直配管のフランジ部を基準にし
て、これより上方及び下方の配管は、フランジ部
近傍に上裸部及び下裸部を残して、上及び下保温
材によりそれぞれ被覆され、上裸部に上保温材の
下端を受止する支持金物がフランジ部に支承され
て脱着自在に装着され、フランジ部及び上、下裸
部の外周部は、上部が上保温材の下端部外周面上
に重合密着された割型保温筒により囲繞され、保
温筒の下部は、下裸部に向けて環状に突出され、
環状突出部の下面は、下保温材の上端面に重合密
着されていることを特徴とする垂直配管フランジ
部の保温構造に係る。
実施例 以下に本考案の一実施例を添付図面にもとづき
説明すると次の通りである。
本考案による保温構造によれば、垂直配管2の
フランジ部1を基準にして、これより上方及び下
方の配管は、フランジ部1近傍に上、下裸部2
1,22を残して、上、下保温材51,52によ
りそれぞれ被覆され、上、下裸部21,22の周
囲に、フランジ部1の補修のための上、下作業空
間31,32が形成されている。
配管2の上裸部21には、上保温材51の下端
を受止する支持金物6が脱着自在に装着され、該
支持金物6の下端はフランジ部1の上面に当止し
ている。
上、下作業空間31,32の周囲を囲繞するよ
うに、割型の保温筒4が取付けられ、該保温筒4
の上部は、上保温材51の下端部外周面上に重合
密着されている。保温筒4の下部は、下裸部22
に向けて環状に突出され、環状突出部41の下面
は、下保温材52の上端面521に重合密着され
ている。保温筒4は図示のような装着状態のもと
に、常法手段、例えば締付けバンド(図示せず)
の適用により締結固定されている。
第2図に支持金物6の一例が示され、この支持
金物6はバネ性筒状金物61の周側部の割目62
を保有バネに抗して開閉することにより配管裸部
21,22に対し着脱し得るようになつており、
装着時には上端から外方へ突出された放射状配置
の受止片63……により、上保温材51の下端を
受止し、ずり落ち防止し得るような構成になつて
いる。筒状金物61上端の受止片63……は、例
えば第3図に示されるように、多数の縦切目線6
4を入れた筒状金物61の上部を押し開くことに
より容易に形成できる。
本考案による保温構造によれば第1図に示され
るように、上保温材51の下端は支持金物6によ
り、また保温筒4の下端は、その下部環状突出部
41に於て下保温材52の上端面521によりそ
れぞれ受止されているので、ずり落ちの危険性は
なくなり施工当初の装着状態をいつまでも安定確
実に保持できる。
更に保温筒4は、その上部に於ては上保温筒5
1の下端部に、また下端に於ては、下保温材52
の上端面521に、それぞれ重合密着されている
ので、作業空間31,32内は保温筒4をして外
気から完全に遮断されることになり作業空間3
1,32ひいては配管裸部21,22よりの熱放
散を防止できる。
更にフランジ部1の保守点検時には、保温筒4
への締結を解くと、これが割型であるので、簡単
に取り外しできると共に、フランジ部1の補修を
必要とする場合には、支持金物6を上部裸部21
より取り外すことにより、上作業空間31を確保
できる。尚下作業空間32は、保温筒4の取り外
しによつて形成される。保守点検後は、上記とは
逆の手順をとることにより、容易に現状に復する
ことができる。
効 果 このように本考案による保温構造に於ては、ず
り落ち防止効果、保守点検時の脱着作業性及び保
温性のいずれをも満足し得るものであり、この種
保温構造の品質、性能を一層向上し得る特長を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は支持金物の一例を示す斜面図、第3図は支
持金物の受止片形成前の状況を示す斜面図、第4
図は従来の保温構造の一例を示す縦断面図であ
る。 図に於て、1はフランジ部、2は配管、31,
32は作業空間、4は保温筒、51,52は保温
材、6は支持金物である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直配管のフランジ部を基準にして、これより
    上方及び下方の配管は、フランジ部近傍に上裸部
    及び下裸部を残して、上及び下保温材によりそれ
    ぞれ被覆され、上裸部に上保温材の下端を受止す
    る支持金物がフランジ部に支承されて脱着自在に
    装着され、フランジ部及び上、下裸部の外周部
    は、上部が上保温材の下端部外周面上に重合密着
    された割型保温筒により囲繞され、保温筒の下部
    は、下裸部に向けて環状に突出され、環状突出部
    の下面は、下保温材の上端面に重合密着されてい
    ることを特徴とする垂直配管フランジ部の保温構
    造。
JP9643186U 1986-06-24 1986-06-24 Expired JPH037673Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9643186U JPH037673Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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JP9643186U JPH037673Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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Publication Number Publication Date
JPS633597U JPS633597U (ja) 1988-01-11
JPH037673Y2 true JPH037673Y2 (ja) 1991-02-26

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ID=30962169

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JP9643186U Expired JPH037673Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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JPS633597U (ja) 1988-01-11

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