JPS6034955Y2 - 乾式冷却部の伝熱管支持構造 - Google Patents

乾式冷却部の伝熱管支持構造

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JPS6034955Y2
JPS6034955Y2 JP17134280U JP17134280U JPS6034955Y2 JP S6034955 Y2 JPS6034955 Y2 JP S6034955Y2 JP 17134280 U JP17134280 U JP 17134280U JP 17134280 U JP17134280 U JP 17134280U JP S6034955 Y2 JPS6034955 Y2 JP S6034955Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
bottom plate
exchanger tube
packing member
hole
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Expired
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JP17134280U
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English (en)
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JPS5794090U (ja
Inventor
義男 秋間
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は乾式冷却部の伝熱管支持構造に係り、特に伝熱
管の上端部を被処理温水槽の底板に弾性を有するシール
パツキン部材を介して着脱自在に支持させると共に下端
部の水平方向の移動を下部支持材で拘束し、温度変化に
よる伝熱管の軸方向への変形を許容した伝熱管支持構造
に関するものである。
〔従来の技術〕
石油化学プラントや発電所等から排出される被処理温水
を冷却用空気との間接熱交換によって冷却するいわゆる
乾式冷却部は、一般に第1図に示すように被処理温水槽
1の底板1aにその上端が接続されて底板1a下に垂下
した多数の伝熱管2によって構成されている。
なお、伝熱管2の外周には多数の冷却フィン3が設けら
れている。
そしてプラント系から排出される被処理温水は給水パイ
プ4を通って被処理温水槽1内に導入され、伝熱管2内
を降下する間に伝熱管2の外周を通過する空気と間接熱
交換をし冷却されるように構成されている。
また、伝熱管2の下端部は下部支持材5に固定されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、伝熱管2の上端と被処理温水槽1の底板1a
及び伝熱管2の下端部と下部支持材5とは溶接等によっ
て固定され、底板1a及び下部支持材5とによって伝熱
管2の重量が支えられている。
また、伝熱管2の長さは一般的に長尺であり数メータに
も及ぶものである。
このため、伝熱管2は外気温度の変化によるその軸方向
への大きな熱変形を底板1aと下部支持材5とによって
拘束され、伝熱管2には大きな熱応力が発生する。
また伝熱管2は底板1aと下部支持材5との間に多数設
けられているため、底板1a乃至下部支持材5には更に
大きな熱応力が発生する。
そして外気温度の変化が著しい場合には伝熱管2にひび
が入ったり、底板1a乃至下部支持材5が破壊されたり
する異常事態が惹起される。
〔考案の目的〕
本考案は上記問題点を有効に解決すべく創案するに至っ
たものであり、その目的は大きな外気温度の変化に対し
ても伝熱管に熱応力を発生させることがなく、また、シ
ールの安全性を確保しつつ、伝熱管の取付乃至交換が簡
便容易な伝熱管支持構造を提供するにある。
〔考案の概要〕
上記目的を遠戚する本考案の構成は、被処理温水槽の底
板と、この下方に設けられた下部支持材とに鉛直方向に
臨んだ貫通孔を設け、底板の貫通孔に、鉛直方向へ順次
縮径されてテーパー状に形成されると共に軸芯部に挿通
孔を有する弾性シールパツキン部材を嵌装し、このパツ
キン部材の挿通孔にその上端部を挿通させて脱落防止部
材により着脱自在に支持すると共に下端部を下部支持材
の貫通孔に摺動自在に挿通させて伝熱管を設け、パツキ
ン部材に伝熱管の自重と被処理温水の荷重とを付与させ
つつ伝熱管を底板下に垂下させてその軸方向への熱変形
を許容するようにしたことを要旨とする。
〔実施例〕
以下本考案の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述す
る。
第2図に示すように被処理温水槽1の水平な底板1a下
には所定の間隙を隔てて板状の下部支持材5が底板1a
と平行に設けられている。
底板1aには多数の第1貫通孔6が設けられ、夫々の第
1貫通孔6の鉛直方向の下部支持材5には第2貫通孔7
が設けられている。
これら貫通孔6,7はそれぞれ鉛直方向に臨んで形成さ
れている。
第1貫通孔6には弾性を有する筒体状のシールパツキン
部材8(例えばゴムシールパツキンなどである)が、そ
の中心軸を第1貫通孔6の中心軸と一致させて嵌入され
ている。
なお、シールパツキン部材8の軸方向の長さは底板1a
の厚さよりも長く形成され、その上端は被処理温水槽1
内に臨み、下端は底板1a下に延出している。
また、この弾性シールパツキン部材8は、その外側面が
鉛直方向に順次縮径されてテーパ状に形成されると共に
その軸芯部に挿通孔20が鉛直方向に形成されている。
従って、シールパツキン部材8の装着後、これに加わる
被処理温水の荷重により接合部が圧着されることになる
シールパツキン部材8とその鉛直方向下方の第2貫通孔
7との間には、上端部がシールパツキン部材8内に嵌入
され下端部が第2貫通孔7を挿通した伝熱管2が設けら
れている。
そして伝熱管2の重量はシールパツキン部材8によって
支持されている。
伝熱管2の上端はシールパツキン部材8の挿通孔20内
に挿通させて上端よりやや上方へ突出して設けられ、そ
の突出部分には水平に割ピン9が貫通されて着脱自在に
支持されると共にこの割ピン9とシールパツキン部材8
の上端との間に第1貫通孔6の内径より大きな外径を有
する座金10が設けられ、これら割ピン9と座金10と
により脱落防止部材を構成している。
これにより、伝熱管2の自重を全てシールパツキン部材
8に付与すると共に、この脆弱化によって伝熱管2が第
1貫通孔6から脱落するのを防止している。
伝熱管2の下端部と第2貫通孔7内周との間には弾性を
有するシールリング部材11 (例えばゴムシールリン
グなどである)が介設され、伝熱管2下端部の水平方向
の移動を拘束すると共に伝熱管2の半径方向の熱変形を
許容するように構成されている。
そして、伝熱管2の軸方向の熱変形に対して、これを許
容するように伝熱管2下端部とシールリング部材11と
の間にはわずかの間隙が設けられており、下端部を摺動
自在に支持して伝熱管2の上下方向への伸縮を許容して
いる。
次に上記実施例の作用について述べる。
伝熱管2はシールパツキン部材8のテーパによってシー
ルパツキン部材8と強く圧着されその自重をシールパツ
キン部材8によって完全に支持される。
このとき伝熱管2と第1貫通孔6内周との間にはシール
パツキン部材8が圧縮された状態で介在するため、被処
理温水槽1内の被処理温水はシールパツキン部材8によ
って完全にシールされ外部へ漏れることはない。
すなわち、温水槽内に貯留する温水の水圧と伝熱管2の
自重とにより弾性シールパツキン部材8は鉛直方向に強
く押圧され、このときパツキン部材8の外側面がテーパ
状に成型されていることからパツキン部材8は軸芯部に
向けて縮径し、その結果伝熱管2の外側面とパツキン部
材8の挿通孔20の内面及びパツキン部材8の外側面と
底板1aの貫通孔6の内面とが、それぞれ一層圧着され
て自動的にしまるためこれら接合部を完全にシールでき
るのである。
また、伝熱管2の下端部はシールリング部材11内を挿
通自在に設けられているため伝熱管2のその軸方向の熱
変形が許容される。
特に、シールリング部材11が弾性体なので、熱変形に
よりシールリング部材が拡径して隙間がなくなっても、
軸方向への熱伸縮を充分に許容できる。
また、割ピン9と座金10よりなる脱落防止部材により
、伝熱管9の荷重をシールパツキン部材8の上面で受け
ているので、伝熱管の取付け、交換時には伝熱管とパツ
キン部材とを別々に取付ける必要がなく伝熱管をパツキ
ン部材に懸垂した状態でこれらを一体的に取扱えばよく
、伝熱管の取付け、交換を容易に行なうことができる。
〔考案の効果〕 以上の構成によって明らかな如く本考案によれば次のよ
うな優れた効果を発揮する。
(1)外気温度が大きく変化しても伝熱管、被処理温水
槽の底板及び下部支持材に熱応力が発生せずこれらの熱
疲労を防止できる。
(2)伝熱管をシールパツキン部材へ挿通させた状態で
これを底板に着脱するだけなので伝熱管の取付は及びそ
の交換を迅速且つ容易になし得る。
(3)水圧及び伝熱管の自重により弾性シールパツキン
部材が縮径されて自動的にしまるため、シール性を完全
ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の乾式冷却部の伝熱管支持構造を示す概略
側断面図、第2図は本考案の好適一実施例を示す要部側
断面図である。 図中、1は被処理温水槽、1aは底板、2は伝熱管、5
は下部支持材、6と7は第1貫通孔及び第2貫通孔、8
はシールパツキン部材、11は弾性シールリング部材、
20は挿通孔を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理温水槽の底板下に所定の間隙を隔てて下部支持材
    を設けると共に底板と下部支持材とにそれぞれ鉛直方向
    に臨んだ貫通孔を設け、該底板に形成された貫通孔に、
    鉛直方向に順次縮径されて外側面がテーパ状に形成され
    ると共にその軸芯部に挿通孔を有する弾性シールパツキ
    ン部材を嵌装し、該パツキン部材の挿通孔にその上端部
    を挿通させて脱落防止部材により着脱自在に支持すると
    共に下端部を上記下部支持材の貫通孔に弾性シールリン
    グ部材を介して摺動自在に挿通させて伝熱管を設けて、
    上記パツキン部材に伝熱管の自重と被処理温水の荷重と
    を付与させつつ上記伝熱管を上記底板下に垂下させてそ
    の軸方向への熱変形を許容したことを特徴とする乾式冷
    却部の伝熱管支持構造。
JP17134280U 1980-11-29 1980-11-29 乾式冷却部の伝熱管支持構造 Expired JPS6034955Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17134280U JPS6034955Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29 乾式冷却部の伝熱管支持構造

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JP17134280U JPS6034955Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29 乾式冷却部の伝熱管支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5794090U JPS5794090U (ja) 1982-06-09
JPS6034955Y2 true JPS6034955Y2 (ja) 1985-10-17

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ID=29529700

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JP17134280U Expired JPS6034955Y2 (ja) 1980-11-29 1980-11-29 乾式冷却部の伝熱管支持構造

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JPS5794090U (ja) 1982-06-09

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