JPH037609A - 車両の舵角制御装置 - Google Patents
車両の舵角制御装置Info
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- JPH037609A JPH037609A JP14272889A JP14272889A JPH037609A JP H037609 A JPH037609 A JP H037609A JP 14272889 A JP14272889 A JP 14272889A JP 14272889 A JP14272889 A JP 14272889A JP H037609 A JPH037609 A JP H037609A
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- rotor
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- suspension
- vehicle
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Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims abstract description 41
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims abstract description 23
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 22
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 11
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 5
- 238000013016 damping Methods 0.000 abstract 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、タイロッドから出力されるステアリング装置
の操舵出力に対して発生する車輪の舵角を制御する車両
の舵角制御装置に関する。
の操舵出力に対して発生する車輪の舵角を制御する車両
の舵角制御装置に関する。
(従来の技術)
従来、このような舵角制御装置として特開昭64226
11号公報に開示された装置が知られている。この従来
例は、車速及び舵角に応じてサスペンションアームの車
体側取付位置を車幅方向に変位させるものであり、大舵
角時等に旋回内輪側のサスペンションアームを車幅方向
外方に変位させることにより、車輪の最大舵角を増大さ
せて最小旋回半径を縮小させようとするものである。
11号公報に開示された装置が知られている。この従来
例は、車速及び舵角に応じてサスペンションアームの車
体側取付位置を車幅方向に変位させるものであり、大舵
角時等に旋回内輪側のサスペンションアームを車幅方向
外方に変位させることにより、車輪の最大舵角を増大さ
せて最小旋回半径を縮小させようとするものである。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、上記従来例のものは、サスペンションア
ームの車体側数イ」位置をアクチュエータにより車幅方
向に変位させるものであるため、ザスペンション機構全
体を車幅方向に変位させることになり、アームの車体側
取付位置の変位によりすスペンションのアライメントが
大きく変化し安定したサスペンション性能を確保できな
くなる虞れがある。
ームの車体側数イ」位置をアクチュエータにより車幅方
向に変位させるものであるため、ザスペンション機構全
体を車幅方向に変位させることになり、アームの車体側
取付位置の変位によりすスペンションのアライメントが
大きく変化し安定したサスペンション性能を確保できな
くなる虞れがある。
さらに、」1記従来のものは油圧装置および電子制御装
置を使用してタイロッド出力に対する車輪の舵角を制(
卸するものであったた狛、構j告が複j1([で効果な
ものとなると共に電波障1等で誤作動することも考えら
れ信頼性にも問題のあるものであった。
置を使用してタイロッド出力に対する車輪の舵角を制(
卸するものであったた狛、構j告が複j1([で効果な
ものとなると共に電波障1等で誤作動することも考えら
れ信頼性にも問題のあるものであった。
(課題を解決するだめの手段)
本発明は」1記の点にgみて創案されたもので、車輪を
回転自在に支持すると共に同車輪が操舵可能となるよう
サスペンション機構を介して車体に支持されたナックル
と、同ナックルに設けられるナックルアームとタイロッ
ドの外端との間に設けられ同タイロッドの外端と」1記
ナックルの操舵回動中心線との距離を可変ならしめるナ
ックルアーム長可変機構と、」1記ナックルに回動自在
に枢着さレタロータト、同ロータとサスペンションアー
ムとに両端を枢着され上記サスペンションアーノ・の土
工変位に応じて」1記ロータを」1記ナックルに対して
回動変位させるよう設けられた車高検出リンクと、」1
記ロークと」−記ナックルアーム長可変機構とに連結さ
れ上記ロータの回動変位に応じて」―記ナックルアーム
長可変機構を作動させるコントロールリンクとを備えた
ことを特徴とする車両の舵角制御装置である。
回転自在に支持すると共に同車輪が操舵可能となるよう
サスペンション機構を介して車体に支持されたナックル
と、同ナックルに設けられるナックルアームとタイロッ
ドの外端との間に設けられ同タイロッドの外端と」1記
ナックルの操舵回動中心線との距離を可変ならしめるナ
ックルアーム長可変機構と、」1記ナックルに回動自在
に枢着さレタロータト、同ロータとサスペンションアー
ムとに両端を枢着され上記サスペンションアーノ・の土
工変位に応じて」1記ロータを」1記ナックルに対して
回動変位させるよう設けられた車高検出リンクと、」1
記ロークと」−記ナックルアーム長可変機構とに連結さ
れ上記ロータの回動変位に応じて」―記ナックルアーム
長可変機構を作動させるコントロールリンクとを備えた
ことを特徴とする車両の舵角制御装置である。
(作用)
本発す]によれば、サスペンション機構にストロク変化
が生じるとサスペンションアームの」1下変位が車高検
出リンクによりロータに伝達され、ナックルに回動自在
に枢着されたロータがこれにより回動し、ロータの回動
変位がコントロールリンクによりナックルアーム長可変
機構に伝達されてナックルアーム長可変機構が作動する
しのである13そして、ナックルアーム長可変機構はタ
イロッドの外端と」−記ナックルの操舵回動中心線との
距離を可変ならしめるよう構成されているため、→ノス
ペンションの」1下ストロークに応じて実質的なナック
ルアーム長が変化して、クイロッド出力に対する車輪の
発生舵角が変化するものである。
が生じるとサスペンションアームの」1下変位が車高検
出リンクによりロータに伝達され、ナックルに回動自在
に枢着されたロータがこれにより回動し、ロータの回動
変位がコントロールリンクによりナックルアーム長可変
機構に伝達されてナックルアーム長可変機構が作動する
しのである13そして、ナックルアーム長可変機構はタ
イロッドの外端と」−記ナックルの操舵回動中心線との
距離を可変ならしめるよう構成されているため、→ノス
ペンションの」1下ストロークに応じて実質的なナック
ルアーム長が変化して、クイロッド出力に対する車輪の
発生舵角が変化するものである。
また、タイロッドの外鍋:と上記ナックルの操舵回動中
心線との距離をサスペンションストロータに応じて制御
してタイロッド川1力に対する車輪の舵角を制御するも
のであろた狛、1スペンジElン装置を変位させる必要
がなく、制御状態に応じてづスペンションアライメント
が変化することがないものである13 ところで、一般の車両における車輪の最大舵角は車輪と
シアンフレームとの距離が最も小さくなるサスペンショ
ンストローク領域(一般にサスペンションに大きなスト
ロークが発生すると車輪全体が車幅方向内方に変位する
ため、この領域は最大ストローク域となる場合が多い)
においても車輪がシャシフレームに干渉しない範囲で設
定されている。このため、サスペンションの中立域では
最大舵角を増大できる余裕があるが、中立域において限
界まで最大舵角を大きく設定すると→ノスペンションが
上下に大きくス)・ロータした時に発生ずる車輪の内方
変位により車輪が車体に干渉1−てしまうことになる。
心線との距離をサスペンションストロータに応じて制御
してタイロッド川1力に対する車輪の舵角を制御するも
のであろた狛、1スペンジElン装置を変位させる必要
がなく、制御状態に応じてづスペンションアライメント
が変化することがないものである13 ところで、一般の車両における車輪の最大舵角は車輪と
シアンフレームとの距離が最も小さくなるサスペンショ
ンストローク領域(一般にサスペンションに大きなスト
ロークが発生すると車輪全体が車幅方向内方に変位する
ため、この領域は最大ストローク域となる場合が多い)
においても車輪がシャシフレームに干渉しない範囲で設
定されている。このため、サスペンションの中立域では
最大舵角を増大できる余裕があるが、中立域において限
界まで最大舵角を大きく設定すると→ノスペンションが
上下に大きくス)・ロータした時に発生ずる車輪の内方
変位により車輪が車体に干渉1−てしまうことになる。
このため、本発明をサスペンションの」−下スト口−り
に応じて、実質的なナックルアーム長が長くなるよう使
用すれば、実用域における最小旋回半径を効率良く縮小
できるものである。
に応じて、実質的なナックルアーム長が長くなるよう使
用すれば、実用域における最小旋回半径を効率良く縮小
できるものである。
また、サスペンションの上下ストロークに連動して発生
舵角が変化する点を車両のロール運動に関連させ、車両
の操縦安定性の向」1策として利用することもできる。
舵角が変化する点を車両のロール運動に関連させ、車両
の操縦安定性の向」1策として利用することもできる。
(実施例)
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づき詳細に説明
する。
する。
第1図に示すように、ナックル1は下部アーム部1aを
ポールジヨイント2を介してロワアーム3の外端に支持
されると共に上部アーム部1bをポルl−4,4により
ストラットアセンブリ5の下端に固定されている。ボー
ルジョインl−2の中心は符号Cにより図示されており
、ロワアーム3の内端の車体取付部の中心が符号已によ
り図示されている。また、ストラットアセンブリ5の」
二、:、;iiは車体6に支持されており、このた杓ナ
ックル1はロワアーム3およびストラットアセンブリ5
により車体6に対して上下揺動自在に支持されると共に
図中AC線により形成されるキングピン軸回りに旋回可
能に支持されるものとなっている。
ポールジヨイント2を介してロワアーム3の外端に支持
されると共に上部アーム部1bをポルl−4,4により
ストラットアセンブリ5の下端に固定されている。ボー
ルジョインl−2の中心は符号Cにより図示されており
、ロワアーム3の内端の車体取付部の中心が符号已によ
り図示されている。また、ストラットアセンブリ5の」
二、:、;iiは車体6に支持されており、このた杓ナ
ックル1はロワアーム3およびストラットアセンブリ5
により車体6に対して上下揺動自在に支持されると共に
図中AC線により形成されるキングピン軸回りに旋回可
能に支持されるものとなっている。
ナックル1の中央部には略円筒状に形成されたセンタボ
ス部1cが設けられている。このセンタボス部1cの内
周には、べ了リング12のアウタハウジングが嵌着され
ており、ベアリング12のインナハウジングはホイール
ハブ13の外周に嵌着されている。このため、ナックル
1はベアリンク12を介してホイールハブ13を回転自
在に支持するものとなっている。そして、ホイールハブ
13の中心部にはドライブシャフト14の出力端;が嵌
着されており、ホイールハブ13はこのドライブシャフ
ト14から駆動力を受けて回転するものとなっている。
ス部1cが設けられている。このセンタボス部1cの内
周には、べ了リング12のアウタハウジングが嵌着され
ており、ベアリング12のインナハウジングはホイール
ハブ13の外周に嵌着されている。このため、ナックル
1はベアリンク12を介してホイールハブ13を回転自
在に支持するものとなっている。そして、ホイールハブ
13の中心部にはドライブシャフト14の出力端;が嵌
着されており、ホイールハブ13はこのドライブシャフ
ト14から駆動力を受けて回転するものとなっている。
ホイールハブ1Bに形成される円環フランジ部13aに
はディスクブレーキ装置のブレーキディスク15が図示
しないボルトにより固定されており、またこの円環フラ
ンジ部13aに植設されたハブボルト16とホイールナ
ツト17とにより車輪のホイール17がホイールハブ1
3に固定されている。
はディスクブレーキ装置のブレーキディスク15が図示
しないボルトにより固定されており、またこの円環フラ
ンジ部13aに植設されたハブボルト16とホイールナ
ツト17とにより車輪のホイール17がホイールハブ1
3に固定されている。
ナックル1は、第2,3図に示すように車体後方に延設
されたナックルアーム1dを有している。
されたナックルアーム1dを有している。
ナックルアーム1dの先端には第3図に示すように水平
面内において車幅方向に対して角度Tだけ前傾して配置
されたピボット軸22を介して補助リンク24の上端が
枢支されている。そして、図示しないステアリング装置
に応動して車幅方向に変位するタイロッド23の外端が
、補助リンク24の下端にボールジヨイント25を介し
て連結されている。なお、これらのピボット軸22.補
助リンク24およびボールジヨイント25は、ナックル
アーム長可変機構をなすものである。
面内において車幅方向に対して角度Tだけ前傾して配置
されたピボット軸22を介して補助リンク24の上端が
枢支されている。そして、図示しないステアリング装置
に応動して車幅方向に変位するタイロッド23の外端が
、補助リンク24の下端にボールジヨイント25を介し
て連結されている。なお、これらのピボット軸22.補
助リンク24およびボールジヨイント25は、ナックル
アーム長可変機構をなすものである。
また、ナックル1には、下部アーム部1aの基部内側に
突出し車幅方向に対して角度βだけ前傾し且つ角度αだ
け上傾して配置されたロータ軸41が取り付けられてお
り、このロータ軸41にロータ42の後端がベアリング
を介して回動自在に枢着されている。ロータ42の前箱
;には車幅方向内方に突出する形で前後2つのボールジ
ヨイント43.44が取り付けられている。そして、後
方のボールジヨイントにはコントロールアーム26の前
端が固定され、このコントロールアーム26の後端は、
タイロッド外端に接続されたボールジヨイント25のケ
ースに枢着されている。また、ロワアーム3の上面には
ボールジヨイント45が取り付けられており、このボー
ルジヨイント45とロータ42に設けられたボールジヨ
イント43が車高検出リンク46により連結されている
。なお、これらコントロールアーム26.ロータ軸41
0−タ42.ボールジヨイント43 44 45車高検
出リンク4日は作動機構をなすものである。
突出し車幅方向に対して角度βだけ前傾し且つ角度αだ
け上傾して配置されたロータ軸41が取り付けられてお
り、このロータ軸41にロータ42の後端がベアリング
を介して回動自在に枢着されている。ロータ42の前箱
;には車幅方向内方に突出する形で前後2つのボールジ
ヨイント43.44が取り付けられている。そして、後
方のボールジヨイントにはコントロールアーム26の前
端が固定され、このコントロールアーム26の後端は、
タイロッド外端に接続されたボールジヨイント25のケ
ースに枢着されている。また、ロワアーム3の上面には
ボールジヨイント45が取り付けられており、このボー
ルジヨイント45とロータ42に設けられたボールジヨ
イント43が車高検出リンク46により連結されている
。なお、これらコントロールアーム26.ロータ軸41
0−タ42.ボールジヨイント43 44 45車高検
出リンク4日は作動機構をなすものである。
そして上記した車高検出リンク46は、ロヮアム3の上
下変位に応じてロータ42の角度を変化させるよう設げ
られており、ロータ42はその角度位置の変化をコント
ロールアーム26を介して補助リンク24に伝達するこ
とにより補助リンク24の前後方向への振れ角を制御す
るよう設けられている。これにより、ボールジヨイント
25の前後位置が制御され、実質的なナックルアーム長
Rが可変制御されるものとなっている。また、これらの
車高検出リンク46.ロータ42.コントロールアーム
25は、車両の空車状態に対応するロワアーム3の角度
位置において、第2図に示すように側面視にてロータ軸
41とD点および14点が同一直線上に配置されるもの
となっており、このとき前述の実質的なナックルアーム
長Rが最短になるよう配置されている。なお、第1〜3
図中に示した符号り、E、H,Fは、それぞれボールジ
ヨイント25.、43. 44..45の中心位置を示
すもので、また第3図中の符号には、第3図に示した平
面におけるナックル1の操舵回動中心である。
下変位に応じてロータ42の角度を変化させるよう設げ
られており、ロータ42はその角度位置の変化をコント
ロールアーム26を介して補助リンク24に伝達するこ
とにより補助リンク24の前後方向への振れ角を制御す
るよう設けられている。これにより、ボールジヨイント
25の前後位置が制御され、実質的なナックルアーム長
Rが可変制御されるものとなっている。また、これらの
車高検出リンク46.ロータ42.コントロールアーム
25は、車両の空車状態に対応するロワアーム3の角度
位置において、第2図に示すように側面視にてロータ軸
41とD点および14点が同一直線上に配置されるもの
となっており、このとき前述の実質的なナックルアーム
長Rが最短になるよう配置されている。なお、第1〜3
図中に示した符号り、E、H,Fは、それぞれボールジ
ヨイント25.、43. 44..45の中心位置を示
すもので、また第3図中の符号には、第3図に示した平
面におけるナックル1の操舵回動中心である。
ディスクブレーキ装置のキャリパ30は、車軸中心に対
して前述した油圧アクチュエータ9及びナックルアーム
1dとは反対側(車体前方側)に位置してナックル1に
取り付けられている。このキャリパ30は、ナックル1
に固定されてブレーキディスク15の内側に位置するサ
ポートブラケット31と、サポートブラケット31の外
周縁部に形成された突起状ボス部31aに螺着されて車
幅方向外方に突出する2つの固定ピン32.32と、こ
れら2つの固定ピン32.32にスライド自在に装着さ
れたキャリパボテ−33と、キャリパボデー33とブレ
ーキディスク15との間に装着されたブレーキパッド3
4.34とを有している。
して前述した油圧アクチュエータ9及びナックルアーム
1dとは反対側(車体前方側)に位置してナックル1に
取り付けられている。このキャリパ30は、ナックル1
に固定されてブレーキディスク15の内側に位置するサ
ポートブラケット31と、サポートブラケット31の外
周縁部に形成された突起状ボス部31aに螺着されて車
幅方向外方に突出する2つの固定ピン32.32と、こ
れら2つの固定ピン32.32にスライド自在に装着さ
れたキャリパボテ−33と、キャリパボデー33とブレ
ーキディスク15との間に装着されたブレーキパッド3
4.34とを有している。
このため、スライダ7のナックル1に対する相対変位に
より発生するブレーキディスク15の車幅方向変位に対
して、キャリパボテ−33は固定ピン32.32に対し
てスライド変位することにより追従するものとなってい
る。さらに、固定ピン32.32の周囲にはキャリパボ
テ−33とサポートブラケット31とに連結される蛇腹
状のベローズ35が設けられ、キャリパボテ−33と固
定ピン32.32との摺動部分に塵埃、泥水等の侵入が
防止されるものとなっている。
より発生するブレーキディスク15の車幅方向変位に対
して、キャリパボテ−33は固定ピン32.32に対し
てスライド変位することにより追従するものとなってい
る。さらに、固定ピン32.32の周囲にはキャリパボ
テ−33とサポートブラケット31とに連結される蛇腹
状のベローズ35が設けられ、キャリパボテ−33と固
定ピン32.32との摺動部分に塵埃、泥水等の侵入が
防止されるものとなっている。
上記実施例の作用を以下に説明する。
まず、図示の状態からサスペンション機構がバンプ方向
(第1図中BM方向)にストロークした場合について説
明すると、第1図中B点を中心にロワアーム3が上方に
回動することにより、ロワアーム3とナックル1の下部
アーム部1aとの成す角度が大きくなり、ポールジヨイ
ント45とロタ軸41との距離が大きくなることになる
。そしてボールジヨイント45とロータ軸41は、車高
検出リンク46.ボールジヨイント43およびロータ4
2を介して接続されているため、ロワアーム3の変位が
ポールジョインl−45、車高検出リンク46およびボ
ールジヨイント43を介してロータ42に伝達されて、
ロータ42はロータ軸41を中心に下方(第2図中bm
方向)に回動変位する。そして、このロータ42の変位
がボールジヨイント44.コントロールリンク26およ
びボールジヨイント25を介して補助リンク24に伝達
され、補助リンク24はピボット軸22を中心に第2図
中右方(車体後方)に回動変位する。このため、補助リ
ンクの下端にボールジヨイント21 2 5介して連結されたタイロッド23の外端も車体後方に
変位するすることになり、ボールジヨイント25の中心
点りの位置により変化する実質的なナックルアーム長さ
Rが長くなる。そして、このナックルアーム長さRが長
くなることにより、タイロッド出力に対して車輪に発生
する舵角が減少することになる。
(第1図中BM方向)にストロークした場合について説
明すると、第1図中B点を中心にロワアーム3が上方に
回動することにより、ロワアーム3とナックル1の下部
アーム部1aとの成す角度が大きくなり、ポールジヨイ
ント45とロタ軸41との距離が大きくなることになる
。そしてボールジヨイント45とロータ軸41は、車高
検出リンク46.ボールジヨイント43およびロータ4
2を介して接続されているため、ロワアーム3の変位が
ポールジョインl−45、車高検出リンク46およびボ
ールジヨイント43を介してロータ42に伝達されて、
ロータ42はロータ軸41を中心に下方(第2図中bm
方向)に回動変位する。そして、このロータ42の変位
がボールジヨイント44.コントロールリンク26およ
びボールジヨイント25を介して補助リンク24に伝達
され、補助リンク24はピボット軸22を中心に第2図
中右方(車体後方)に回動変位する。このため、補助リ
ンクの下端にボールジヨイント21 2 5介して連結されたタイロッド23の外端も車体後方に
変位するすることになり、ボールジヨイント25の中心
点りの位置により変化する実質的なナックルアーム長さ
Rが長くなる。そして、このナックルアーム長さRが長
くなることにより、タイロッド出力に対して車輪に発生
する舵角が減少することになる。
また、図示の状態からサスペンション機構がリバウンド
方向(第1図中RB方向)にストロークした場合は、ロ
ータ42が第2図中上方(第2図中bm方向)に変位す
るが、この場合のロータ42の変位も補助リンク24を
第2図中右方に回動変位させる力として補助リンク24
に伝達されるものとなる。このため、上記の場合と同様
に実質的なナックルアーム長さRが長くなり、タイロッ
ド出力に対して車輪に発生する舵角が減少することにな
る。
方向(第1図中RB方向)にストロークした場合は、ロ
ータ42が第2図中上方(第2図中bm方向)に変位す
るが、この場合のロータ42の変位も補助リンク24を
第2図中右方に回動変位させる力として補助リンク24
に伝達されるものとなる。このため、上記の場合と同様
に実質的なナックルアーム長さRが長くなり、タイロッ
ド出力に対して車輪に発生する舵角が減少することにな
る。
なお、ピボット軸22の設定角度rは、コントロールア
ーム26によるボールジヨイント25の変位制御をタイ
ロッドの変位に干渉させることなく円滑且つ効率良く行
うために設定したものであり、またロータ軸41の設定
角度α、βは車高検出アーム4日の変位を、円滑且つ効
率良くしかもリンク干渉を発生させることなくコントロ
ールアーム26を介して補助リンク24へ伝達するため
に設定したものである。
ーム26によるボールジヨイント25の変位制御をタイ
ロッドの変位に干渉させることなく円滑且つ効率良く行
うために設定したものであり、またロータ軸41の設定
角度α、βは車高検出アーム4日の変位を、円滑且つ効
率良くしかもリンク干渉を発生させることなくコントロ
ールアーム26を介して補助リンク24へ伝達するため
に設定したものである。
上記実施例によれば、サスペンションの上下ストロータ
の増大に応じて実質的なナックルアーム長Rが増大する
ため、サスペンションの犬ストロータ時の最大舵角が減
少されるものである。このため、サスペンションの中立
域に於ける車輪の最大舵角を、車輪とシャシフレームと
の干渉が発生しない限界まで大きく設定しても、サスペ
ンションの大ストローク時に発生する車輪全体の内方変
位により車輪がシャシフレートに干渉することを有効に
防止することができる。従って、不具合を発生すること
なく効率良く実用域に於ける最大舵角を増大させ車両の
最小旋回半径を減少させることができる効果を奏する。
の増大に応じて実質的なナックルアーム長Rが増大する
ため、サスペンションの犬ストロータ時の最大舵角が減
少されるものである。このため、サスペンションの中立
域に於ける車輪の最大舵角を、車輪とシャシフレームと
の干渉が発生しない限界まで大きく設定しても、サスペ
ンションの大ストローク時に発生する車輪全体の内方変
位により車輪がシャシフレートに干渉することを有効に
防止することができる。従って、不具合を発生すること
なく効率良く実用域に於ける最大舵角を増大させ車両の
最小旋回半径を減少させることができる効果を奏する。
特に、車両の最小旋回半径を減少を求められるのは、車
庫入れ時や狭い路地の走行時であり、このような状況で
サスペンションが大きくストロークすることはないので
、サスペンションの大ストローク時に最大舵角が変化し
ても何ら不具合を発生ずることはないものである。
庫入れ時や狭い路地の走行時であり、このような状況で
サスペンションが大きくストロークすることはないので
、サスペンションの大ストローク時に最大舵角が変化し
ても何ら不具合を発生ずることはないものである。
また、上記実施例は、油圧制御や電子制御を何ら使用す
ることなく、機械的な構成、たけて上記の・作用を実現
できるものであるため、構成が簡単で信頼性に優れると
同時にコストが安価である利点がある。
ることなく、機械的な構成、たけて上記の・作用を実現
できるものであるため、構成が簡単で信頼性に優れると
同時にコストが安価である利点がある。
また、実質的なナックルアーム長さを制御してタイロッ
ド出力に対する車輪の発生舵角を制御するものとしたた
め、制御状態に応じてキャンバ、キャスタ等のサスペン
ションアライメントが変イヒすることがなく、安定した
操縦安定性を確保できると共に、サスペンションアーム
等は従来のものをそのまま使用できるの利点がある。
ド出力に対する車輪の発生舵角を制御するものとしたた
め、制御状態に応じてキャンバ、キャスタ等のサスペン
ションアライメントが変イヒすることがなく、安定した
操縦安定性を確保できると共に、サスペンションアーム
等は従来のものをそのまま使用できるの利点がある。
なお、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、例えばピボット軸22とボールジヨイント25の配
置される場所を相互に入れ換えても同等の機能が発揮さ
れる。
く、例えばピボット軸22とボールジヨイント25の配
置される場所を相互に入れ換えても同等の機能が発揮さ
れる。
また、サスペンションの上下ストロークに連動して発生
舵角が変化する点を車両のロール運動に関連させて適用
すれば、車両の操縦安定性の向」1策として利用するこ
ともできる。
舵角が変化する点を車両のロール運動に関連させて適用
すれば、車両の操縦安定性の向」1策として利用するこ
ともできる。
このほか、本発明の要旨を変えない範囲内で種々の変形
実施が可能であることは言うまでもない。
実施が可能であることは言うまでもない。
(発明の効果)
以上、実施例と共に具体的に説明したように、サスペン
ションアームの上下変位をリンク機構によりナックルア
ーム長可変機構に伝達してナックルアーム長可変機構を
サスペンション機構の上下ストロークに応じて作動させ
ることにより、実質的なナックルアーム長さを変化させ
てタイロッド出力に対する車輪の舵角を制御するもので
あるため、複雑な油圧装置や電子制御装置を必要とする
ことがなく構造が簡単で信頼性に優れ小型で且つ安価で
ある効果を奏すると同時にサスペンションの上下動に応
じた適切な舵角特性の設定を簡単に行うことができ、ま
た制御状態に応じてサスペンショ5 ンアライメントが変化することがなくサスペンションの
性能を安定して確保できる車両の舵角制御装置を提供す
る効果を奏する。
ションアームの上下変位をリンク機構によりナックルア
ーム長可変機構に伝達してナックルアーム長可変機構を
サスペンション機構の上下ストロークに応じて作動させ
ることにより、実質的なナックルアーム長さを変化させ
てタイロッド出力に対する車輪の舵角を制御するもので
あるため、複雑な油圧装置や電子制御装置を必要とする
ことがなく構造が簡単で信頼性に優れ小型で且つ安価で
ある効果を奏すると同時にサスペンションの上下動に応
じた適切な舵角特性の設定を簡単に行うことができ、ま
た制御状態に応じてサスペンショ5 ンアライメントが変化することがなくサスペンションの
性能を安定して確保できる車両の舵角制御装置を提供す
る効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例を示す後面図、第2図は第1
図の■矢視側面図、第3図は第1図の■矢視側面図、第
4図は上記実施例の概略斜視図である。 ■・・・ナックル、ld・・・ナックルアーム。 3・・・ロワアーム、22・・・ピボット軸。 23・・・タイロッド、24・・・補助リンク25.4
3,44,45.・・・ボールジヨイント26・・・コ
ントロールアーム、41・・・ロータ軸。 42・・・ロータ、46・・・車高検出リンク6
図の■矢視側面図、第3図は第1図の■矢視側面図、第
4図は上記実施例の概略斜視図である。 ■・・・ナックル、ld・・・ナックルアーム。 3・・・ロワアーム、22・・・ピボット軸。 23・・・タイロッド、24・・・補助リンク25.4
3,44,45.・・・ボールジヨイント26・・・コ
ントロールアーム、41・・・ロータ軸。 42・・・ロータ、46・・・車高検出リンク6
Claims (1)
- 車輪を回転自在に支持すると共に同車輪が操舵可能とな
るようサスペンション機構を介して車体に支持されたナ
ックルと、同ナックルに設けられるナックルアームとタ
イロッドの外端との間に設けられ同タイロッドの外端と
上記ナックルの操舵回動中心線との距離を可変ならしめ
るナックルアーム長可変機構と、上記ナックルに回動自
在に枢着されたロータと、同ロータとサスペンションア
ームとに両端を枢着され上記サスペンションアームの上
下変位に応じて上記ロータを上記ナックルに対して回動
変位させるよう設けられた車高検出リンクと、上記ロー
タと上記ナックルアーム長可変機構とに連結され上記ロ
ータの回動変位に応じて上記ナックルアーム長可変機構
を作動させるコントロールリンクとを備えたことを特徴
とする車両の舵角制御装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14272889A JPH07102820B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 車両の舵角制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14272889A JPH07102820B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 車両の舵角制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH037609A true JPH037609A (ja) | 1991-01-14 |
JPH07102820B2 JPH07102820B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=15322206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14272889A Expired - Lifetime JPH07102820B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 車両の舵角制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07102820B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04372408A (ja) * | 1991-06-21 | 1992-12-25 | Nissan Motor Co Ltd | 前輪用サスペンション装置 |
WO2017071865A1 (de) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Radaufhängung eines lenkbaren rades eines zweispurigen fahrzeugs |
-
1989
- 1989-06-05 JP JP14272889A patent/JPH07102820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04372408A (ja) * | 1991-06-21 | 1992-12-25 | Nissan Motor Co Ltd | 前輪用サスペンション装置 |
WO2017071865A1 (de) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Radaufhängung eines lenkbaren rades eines zweispurigen fahrzeugs |
CN108137094A (zh) * | 2015-10-29 | 2018-06-08 | 宝马股份公司 | 双轮辙车辆的可转向车轮的车轮悬架 |
CN108137094B (zh) * | 2015-10-29 | 2020-07-14 | 宝马股份公司 | 双轮辙车辆的可转向车轮的车轮悬架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07102820B2 (ja) | 1995-11-08 |
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